JPH082638Y2 - 装飾時計の電磁駆動構造 - Google Patents

装飾時計の電磁駆動構造

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JPH082638Y2
JPH082638Y2 JP1988059554U JP5955488U JPH082638Y2 JP H082638 Y2 JPH082638 Y2 JP H082638Y2 JP 1988059554 U JP1988059554 U JP 1988059554U JP 5955488 U JP5955488 U JP 5955488U JP H082638 Y2 JPH082638 Y2 JP H082638Y2
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JP
Japan
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coil
magnet
drive coil
board
drive
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JP1988059554U
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JPH01163891U (ja
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実 稲毛
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Rhythm Watch Co Ltd
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Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、装飾時計の打鈴装置に関するもので、よ
り詳細には、打鈴装置を作動させる電磁駆動構造に関す
る。
(従来の技術) 時計の打鈴機構は、実公昭61-42144号公報にみられる
ように、一端に打玉を有する撞木を備えた撞木板と、上
記打玉にて打鈴される発音体と、撞木板に打鈴のための
蓄勢力を与えるカム体と、撞木板を回転駆動させる駆動
源とからなり、撞木板は付勢ばねによって打鈴方向に付
勢され、同撞木板の回転範囲はストッパによって規制さ
れていた。
撞木板は通常、モータ駆動にて回転されるカム突起
を、撞木板のレバーに当接することによって揺動駆動さ
れている。
また、揺動駆動させるための駆動装置としては、振り
子装置において一般的に用いられている電磁駆動方式が
ある。この駆動装置は、第6図に示すように、揺動自在
に軸支された揺動板Cに磁石Aを固定し、該磁石Aと対
峙可能に駆動コイルBが設けられている。駆動コイルB
に生起された電磁力によって磁石Aを反発又は吸引し、
これにより揺動板Cを揺動駆動する。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記電磁駆動方式は、磁石AがコイルBの巻
端部に臨む位置に配されているため、すなわち磁石がコ
イルの軸線の延長戦を横切る方向に移動するので、磁石
を取付けている揺動板Cの回転角度範囲がコイルの巻芯
部分から最外殻部分までの短い範囲に制限され、そのた
めに人形等装飾体に撞木を持たせて発音体を打つような
商品展開を行なおうとした場合、つまり揺動板Cの回転
角度範囲を大きくしようとする場合は、撞木板と撞木と
の間に回転角度増幅手段として例えば輪列等を介在させ
る必要があり、装置が複雑になると共に部品点数が多く
なりコスト高になるという問題があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は、電磁駆動にて打鈴機構を作動させるために
なされたもので、回転軸の下部に磁石付き撞木板を固着
し且つ上部に撞木を有する装飾体を固着し、前記磁石を
電磁駆動する駆動コイルを設けてなる装飾時計におい
て、前記駆動コイルは、コイル巻芯線の方向を水平方向
に設け、更に、前記撞木板の回転面が前記駆動コイルの
巻芯線と平行に設けられると共に、前記撞木板の前記磁
石が、前記駆動コイルのコイル周側面に対向して配設さ
れ、前記駆動コイルの励磁により前記磁石が駆動コイル
の長手方向に沿って駆動しこれに伴ない前記撞木板が回
転する装飾時計の電磁駆動構造である。
(作用) 本考案においては、撞木板の回転面が駆動コイルの巻
芯線と平行に設けられており、しかも撞木板に固着した
磁石が、駆動コイルのコイル周側面に対向して配設され
ているので、すなわち撞木板の回転に伴なう磁石の回転
軌跡が駆動コイルの巻芯線の方向に沿っているので、駆
動コイルの励磁により前記磁石が駆動コイルの長手方向
に沿って駆動し、従って撞木板が回転付勢させられる。
撞木板が回転すると、一方で、撞木が回転しリン等の発
音体を打鈴し、他方で、その回転軸に伝達され、上部に
ある装飾体を駆動する。
(実施例) 以下、本考案を例示図面に基いて説明する。
第1図は装飾時計の電磁駆動構造を示す横断面図、第
2図は同縦断面図であって、人形等装飾体1は、上板2
に回転可能に立設された回転軸3の突出先端部に取付け
られており、第1,2図では図示しないが、該装飾体1に
撞木(第3図,4図に符号4で示す)が取付けられ、該撞
木4の近傍に発音体(第3,4図に符号5で示す)が比較
的大きな隙間をおいて配設されている。
そして、上記回転軸3の下部には、後述する駆動コイ
ル7によって回転動作せしめられる磁石9付き撞木板6
が固着されると共にストッパ10a,10bに衝接して復元弾
性力を蓄えるコイルバネ8が巻装されている。
具体的には、回転軸3にコイルバネ8を巻回して該コ
イルバネ8の両方の自由端部8a,8bを後方(磁石9の存
在する側と逆の側、以下同じ)へ突出させ、前記コイル
バネ8の自由端部8a,8bの中途部を、撞木板6の後壁に
形成した係止溝6aにそれぞれ係合させ、上記コイルバネ
8が撞木板6と動向回転される構成となしてあり、更に
上記コイルバネ8の突出先端位置において、時計体の上
板2に円柱状のストッパ10a,10bを突設し、コイルバネ
8の自由端部8a,8bを適宜衝接せしめて復帰弾性力を蓄
勢する構成としてある。
従って、駆動コイル7に通電した際、磁石9を有する
撞木板6が第1図の仮想線に示す方向に回転し、すなわ
ち装飾体1の撞木4が発音体5から離れる方向に回転
し、この結果、コイルバネ8の一方の自由端部8aが一方
のストッパ10aに圧接されて該自由端部8aに復元弾性力
が蓄勢され、駆動コイル7への通電を停止した際、上記
復元弾性力により撞木板6が逆転せしめられ、撞木4が
発音体5を打つ。そしてこの打鈴時に上記自由端部8aが
他方のストッパ10bに圧接されてバネ特有のゆるやかな
ストップ状態が得られる。
上記実施例においては、一方の自由端部8aが一対のス
トッパ10a,10b間を移動する構成とされているが、例え
ば第3図に示すように、両ストッパ10a,10b間に両自由
端部8a,8bを存在させる構成としてもよく、或いは、第
4図に示すように、一方の自由端部8aを一対のストッパ
10a,10bで挾持せしめ、同図仮想線で示すように自由端
部8aを撓ませて蓄勢する構成となしてもよい。
上記したように、コイルバネ8を直接ストッパ材8a,8
bに衝接させる構成とすると、コイルバネ8やストッパ1
0a,10bに耐摩耗加工を施す必要がないため安価に製作が
でき、弾性力に富むストッパ手段であるため、駆動力の
弱い電磁駆動による回転手段であっても、撞木4と発音
体5の距離を可及的大きく設定でき、ストップ時におい
て装飾体1と回転軸3、或いは回転軸3と撞木板6の接
続部に急激な衝撃がかからず故障頻度の減少が図れるこ
とになる。
そして、本考案は、上記撞木板6の回転角度範囲を大
きくして装飾体1の打鈴動作を大きくするようになされ
ている。
すなわち、回転軸3の下部に固着された撞木板6は、
磁石9の取付けられている先端部を駆動コイル7の下面
に臨ませ、以て撞木板6の回転面が駆動コイル7の巻芯
線に平行になるようになしてある。更に、本考案は、第
5図に示すように、上記コイルの巻芯線を円弧状となし
て、駆動コイル7と磁石9との対峙範囲を長く設定する
ことも可能である。
このように、本考案においては、駆動コイル7はコイ
ル巻芯線の方向を水平方向に設け、更に、撞木板6の回
転面が前記駆動コイルの巻芯線と平行に設けられると共
に、撞木板6の磁石9が、駆動コイル7のコイル周側面
に対向して配設され、この駆動コイル7の励磁により、
磁石9が駆動コイルの長手方向に沿って駆動し、これに
伴ない撞木板6が回転するようになされている。そして
撞木板6が回転すると、撞木4が回転しリン等の発音体
5を打鈴し、他方で、その回転は回転軸3に伝達され、
上部にある装飾体1を駆動する。
なお、上記実施例では上記撞木板6の配設位置を駆動
コイル7の下面に設定することによって、スペースの有
効活用を図っている。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は、撞木板の回転面が駆
動コイルの巻芯線に平行になるように設定したので、コ
イルに対する磁石の移動範囲を大きくとることができ、
このために、ギヤ等の増幅手段を必要とすることなく装
飾体の動作を大きくなすことができる。更に、本考案
は、前記撞木板の回転面が前記駆動コイルの巻芯線と平
行に設けられると共に、前記撞木板の前記磁石が、前記
駆動コイルのコイル周側面に対向して配設されるので、
スペースを無駄なく有効に使うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は装飾時計の電磁駆動構造を示し、第1図は横断面
図、第2図は縦断面図、第3図(イ)(ロ)(ハ)は他
の実施例で説明する作動図、第4図及び第5図は更に他
の実施例の平面図、第6図は従来の電磁駆動構造を示す
平面図である。 1……装飾体、3……回転軸 4……撞木、5……発音体 6……撞木板、7……駆動コイル 8……コイルバネ、8a,8b……自由端部 10a,10b……ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸の下部に磁石付きの撞木板を固着し
    且つ上部に撞木を有する装飾体を固着し、更に前記磁石
    を電磁駆動する駆動コイルを設けてなる装飾時計におい
    て、前記駆動コイルは、コイル巻芯線の方向を水平方向
    に設け、更に、前記撞木板の回転面が前記駆動コイルの
    巻芯線と平行に設けられると共に、前記撞木板の前記磁
    石が、前記駆動コイルのコイル周側面に対向して配設さ
    れ、前記駆動コイルの励磁により前記磁石が駆動コイル
    の長手方向に沿って駆動しこれに伴ない前記撞木板が回
    転することを特徴とする装飾時計の電磁駆動構造。
JP1988059554U 1988-05-02 1988-05-02 装飾時計の電磁駆動構造 Expired - Lifetime JPH082638Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01163891U JPH01163891U (ja) 1989-11-15
JPH082638Y2 true JPH082638Y2 (ja) 1996-01-29

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JP1988059554U Expired - Lifetime JPH082638Y2 (ja) 1988-05-02 1988-05-02 装飾時計の電磁駆動構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4951267U (ja) * 1972-08-09 1974-05-07
JPS6231900Y2 (ja) * 1981-02-26 1987-08-15
JPS6089791A (ja) * 1983-10-24 1985-05-20 Seikosha Co Ltd アラ−ム腕時計
JPS6142144U (ja) * 1984-08-20 1986-03-18 株式会社東芝 ラジオ受信機用キヤビネツト

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