JPH08263873A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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Publication number
JPH08263873A
JPH08263873A JP7065654A JP6565495A JPH08263873A JP H08263873 A JPH08263873 A JP H08263873A JP 7065654 A JP7065654 A JP 7065654A JP 6565495 A JP6565495 A JP 6565495A JP H08263873 A JPH08263873 A JP H08263873A
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JP
Japan
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wavelength
light
recording
layer
reflectance
Prior art date
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Pending
Application number
JP7065654A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Yanagimachi
昌俊 柳町
Yoshiteru Taniguchi
義輝 谷口
Hideki Umehara
英樹 梅原
Sumio Hirose
純夫 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP7065654A priority Critical patent/JPH08263873A/ja
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 透明な基板上に色素を含有する記録層、ポ
リマーからなる中間層、反射層積層してなり、記録層の
770〜830nmから選ばれた波長λ1 の光に対する複素屈折
率の実数部をn1 、虚数部をk1 、630 〜690nm から選
ばれた波長の光λ2に対する複素屈折率の実数部をn2、
虚数部をk2とした時、n1 ≧1.8 、0.04≦k1 ≦0.15
、n2 ≧1.1 、0.04≦k2 ≦0.6 であり、基板を通し
て測定した反射率が波長λ1 の光に対して65%以上、且
つ、波長λ2 の光に対した15%以上の光記録媒体。 【効果】 770 〜830nm から選ばれた波長λ1 光で
記録及び再生でき、且つ630 〜690nm から選ばれた波長
λ2 の光でも再生ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透明基板上に色素を含有
する記録層、ポリマーからなる中間層および反射層を有
する光記録媒体で、特に記録可能コンパクトディスク
(CD−R)の規格であるオレンジブック規格を満足し
(770 〜800nm から選ばれた波長の光で記録及び再生が
出来る)、且つ630 〜690nm から選ばれた波長の可視光
レーザー光で再生又は記録及び再生が可能な光記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】色素を記録層とし且つ反射率を大きくす
るため記録層の上に金属の反射層を設け更にこの上に保
護層を設けた単板型の記録可能な光記録媒体は、例えば
Optical Data Storage 1989 Technical Digest Serie
s Vol.1 45(1989)に開示されている。又、このような媒
体の記録層に、シアニン色素や本発明に用いられるフタ
ロシアニン色素を用いた媒体はCD−R媒体として市場
に供されている。これらの媒体は780nm の半導体レーザ
ーで記録することが出来、且つ780nm の半導体レーザー
を搭載している市販のCDプレーヤーやCD−ROMプ
レーヤーで再生できるという特徴を有する。
【0003】しかしながら、これらの媒体は650MB 程度
の容量しか持たず、デジタル動画等のように大容量の情
報を記録するには記録時間が15分以下と短い。又、機
器の小型化が進むなかで、従来の媒体は小型にすると容
量が不足する。現在のCD−R媒体は、780nm 前後の波
長を有する半導体レーザーを用いて記録及び再生を行っ
ていたが、最近630 〜690nm の半導体レーザーが開発さ
れ、より高密度の記録及び又は再生が可能となり、高密
度媒体対応のプレーヤーの開発が検討されている。この
プレーヤーは、基板に成形時にピットを形成しアルミの
反射層を設けてなる70%以上の高反射率を有する再生専
用媒体が再生できるように設計されるが、当然従来の、
例えばCD、CD−ROMやCD−R等の媒体が該高密
度対応プレーヤーで再生できることが望まれている。
【0004】従来のCDやCD−ROM媒体は70%以上
の高反射率を有するので高密度対応プレーヤーで容易に
再生が可能である。しかしながら、現在市場に供されて
いるCD−R媒体は、確かに780nm 前後の光に対する反
射率は65%以上有し、市販のCDやCD−ROMプレー
ヤーで再生できるが、630 〜690nm から選ばれた波長の
光で再生すると、反射率は10%以下と非常に小さい。又
変調度も小さく、且つ記録部の反射率が大きくなる low
tohigh 記録となり、通常のCD等(high to low 記
録)とは極性が逆になり、好ましくない。更に、記録波
形に大きな歪が観察される。このような数々の欠点のた
めに従来のCD−R媒体は、630 〜690nm から選ばれた
レーザーを搭載した高密度対応プレーヤーでは再生する
ことは困難であった。
【0005】その理由は、前記した従来のCD−R媒体
の記録層に用いられている色素は、光学特性の波長依存
性が大きく、膜状態で測定すると600 〜750nm に大きな
吸収を有すると共に、780nm 前後の光に対して反射率が
大きくなるように記録層の膜厚や光学定数(屈折率、消
衰係数)が設計されているために、630 〜690nm での反
射率が小さくなり、変調度も小さいからである。又波形
歪に関しては、その理由は記録ピット部の光路長が630
〜690nm の光に対して不均一であるためと推定される。
【0006】一方、前記したCD−R媒体の記録層と反
射層の間に、ポリマーや無機誘電体からなる中間層を設
けた媒体も多数知られている。例えば、特公平2-776 号
や特開平2 -87339号には、本発明に用いられるフタロシ
アニン色素とは異なるフタロシアニン色素を記録層と
し、本発明と同じ層構成の媒体が開示されている。しか
しながら、この媒体は特定の1つの波長に対する反射率
や記録感度の向上を目的としたものであり、本発明のよ
うにλ1 とλ2 の2つの波長で記録や再生が可能で、且
つCDと同じピットエッジ記録した際に歪のない記録波
形を与え、エラーレートやジッター特性に優れるように
は最適化されておらず、高密度対応プレーヤーでは再生
できない。
【0007】特開平2-132657号には反射層の変形を防止
するために樹脂からなる硬質層を記録層と反射層の間に
設けた媒体が開示されている。しかしながら、該特許に
於ける硬質層は反射層の変形を防止するためであり、そ
の膜厚は50nm程度であり、この程度の膜厚では630 〜69
0nm から選ばれた波長の光で再生を可能とするのに十分
な反射率は得られず、高密度対応プレーヤーでは再生で
きない。
【0008】特開平3-290835号には、記録層とアルミ合
金からなる反射層との間に低分子有機物からなる干渉層
を設けた媒体が開示されている。該媒体は反射層に高価
な金の代わりにアルミ合金を用いて、780nm に於ける反
射率を70%以上得るために干渉層を設けたものであり、
確かに780nm に於ける反射率を70%以上得られるもの
の、630 〜690nm から選ばれた波長の光に対する反射率
は小さく、高密度対応プレーヤーでは再生できない。
【0009】特開平2-87342号には記録層と反射層の間
にエンハンス層を設けた媒体が開示されている。個の媒
体に於けるエンハンス層の役割も、780nm に於ける反射
率を大きくすることであり、エンハンス層としては無機
系誘電体やポリマーが開示さのている。ポリマーとして
は45nmのシリコン樹脂が開示されているが、45nmの膜厚
では780nm に於ける反射率は70%以上得られるが、630
〜690nm から選ばれた波長の光に対する反射率は小さ
く、高密度対応プレーヤーでは再生できない。
【0010】更に、特開平2-113453号には基板上に第1
の干渉膜、相変化記録膜、第2の干渉膜、反射膜及び保
護膜を積層した媒体であって、780nm の波長の光の反射
率が70%以上であり、且つ600nm の波長の光の反射率が
10%以上の媒体が開示されている。しかし、この媒体は
780nm の波長の光に対する反射率を70%以上確保し、市
販CDプレーヤーにより再生可能としているが、実施例
からも明らかなように、780nm の光では記録できない。
記録は780nm よりも100 〜200nm 短い波長の光を用いて
いる。
【0011】一方、本発明に於いては無機系誘電体を中
間層に用いることも考えられるが、このような媒体は記
録感度や変調度が低下し好ましくない。又、成膜にスパ
ッタ等の真空技術を用いるために生産性に劣る。このよ
うに記録層と反射層の間に中間層を設けた従来の媒体で
770 〜830nm から選ばれた波長の光に対する反射率が65
%以上得られ、高感度であり、且つ変調度が大きく、波
形歪がなく、エラーレート及びジッターに優れ、更に63
0 〜690nm から選ばれた光で再生出来る媒体はない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、770 〜
830nm から選ばれた波長の光を用いて記録及び再生が可
能で、且つ630 〜690nm から選ばれた波長の光でも再生
が可能な媒体を開発すべく種々検討を行った結果本発明
を完成した。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明な基板上
に直接又は他の層を介して、レーザー光を吸収する色素
を含有する記録層、ポリマーからなる中間層および反射
層を有し、該記録層の770 〜830nm から選ばれた波長λ
1 の光に対する複素屈折率の実数部をn1 、虚数部をk
1、630 〜690nm から選ばれた波長λ2 の光に対する複
素屈折率の実数部をn2 、虚数部をk2 としたとき、n
1 ≧1.8 、0.04≦k1 ≦0.15、n2 ≧1.1 、0.04≦k2
≦0.6 であり、基板を通して測定した反射率が、波長λ
1 の光に対して65%以上、且つ波長λ2 の光に対して15
%以上であり、波長λ1 のレーザー光により情報の記録
及び再生が可能であり、且つ波長λ2 のレーザー光で再
生が可能な光記録媒体であり、また、前記記録層に用い
る色素が下記式(1)、〔化2〕で表されるフタロシア
ニン色素である前記記載の光記録媒体であり、また、
【0014】
【化2】 [式(1)に於いて、Mは2個の水素、又は金属、金属
酸化物、金属ハロゲン化物を表し、Y1 、Y2 、Y3
4 は酸素又は硫黄を、Z1 、Z2 、Z3 、Z4は4〜
12個の炭素を有する無置換又は置換炭化水素基を、X
1 、X2 、X3 、X4 はハロゲンを、l1 、l2
3 、l4 は1又は2を、m1 、m2 、m3 、m4 は0
〜3の整数を表す。]
【0015】前記中間層の膜厚をdi (nm)、屈折率を
ni としたとき、λ1 及びλ2 の両方の波長に於いて膜
厚と屈折率の積ni ×di が100 〜300 である前記記載
の光記録媒体であり、また、前記反射層が金からなる前
記何れかに記載の光記録媒体であり、また、前記波長λ
2 の光に対する反射率が20%以上である前記何れかに記
載の光記録媒体であり、また、透明な基板上に直接又は
他の層を介して色素を含有する記録層、ポリマーからな
る中間層および反射層を有し、該基板を通して測定した
反射率が770 〜830nmから選ばれた波長λ1 の光に対し
て65%以上、且つ630 〜690nm から選ばれた波長λ2 の
光に対する反射率が15%以上である光記録媒体に、波長
λ1 のレーザー光により記録及び再生し、且つ波長λ2
のレーザー光で再生する記録及び再生方法を要旨とする
ものである。以下、本発明を詳細に説明する。
【0016】本発明の光記録媒体は770 〜830nm から選
ばれた波長の光に対する基板を通して測定した反射率が
65%以上、且つ、630 〜690nm から選ばれた波長の光に
対する反射率が15%以上のものである。現在市場に供さ
れているCDやCD−ROMプレーヤーは通常780nm 前
後の波長の半導体レーザーを搭載し、且つ反射率が65%
以上の媒体に対応するように作られており、本発明の媒
体は市販CDやCD−ROMプレーヤーで再生すること
ができる。一方、630 〜690nm から選ばれた波長のレー
ザーを搭載した高密度対応プレーヤーで再生可能な媒体
の反射率に関しては現在特に制限はないが、CD等のよ
うなピットエッジ(マーク長)記録された媒体から信号
を検出する際には、反射率が10%以下と非常に小さい場
合は実際上信号の検出は不可能となり、再生することは
できない。更に、高密度対応プレーヤーは70%以上の高
反射率を有する再生専用媒体は当然再生できるように設
計されているが、70%以上の反射率を有する媒体と10%
以下の反射率の媒体の両方を再生できるようにするに
は、反射率のダイナミックレンジが広過ぎるために、媒
体の反射率によって回路を切り替えるなどの厄介な手段
を必要とする。このようなことから、630 〜690nm から
選ばれた波長の光に対する反射率は15%以上が好まし
く、20%以上が更に好ましい。
【0017】本発明の媒体は透明な基板上にレーザー光
を吸収する色素を含有する記録層、ポリマーからなる中
間層および反射層を順次積層してなる。本発明の光記録
媒体に用いられる透明な基板としては、信号の記録や読
み出しを行う光の透過率が85%以上で、且つ光学異方性
の小さいものが好ましい。例えば、アクリル系樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂等の公知の樹
脂基板が挙げられる。これらの基板は板状でもフィルム
状でも良く、又その形状は円形でもカード状でも良い。
これらの基板の表面には記録位置を表す案内溝やピット
を有していても良い。このような案内溝やピットは、基
板の成形時に付与するのが好ましいが、基板の上に紫外
線硬化樹脂層を設けて付与することもできる。
【0018】本発明に於いては記録層に色素を含有して
なるが、この記録層の光学特性は反射率、記録感度及び
変調度等の点から重要であり、780 〜830nm から選ばれ
た波長の光λ1 に対して、複素屈折率の実数部n1 が1.
8 以上、虚数部k1 が0.04〜0.15、且つ630 〜690nm か
ら選ばれた波長の光λ2 に対して、複素屈折率の実数部
n2 が1.1 以上、虚数部k2 が0.04〜0.6 が好ましい。
n1 が1.8 未満の場合やk1 が0.15を越える場合はλ1
の光に対する反射率を65%以上とするのが困難になり、
k1 が0.04未満の場合はλ1 の光に対する記録感度が低
下する。又、n2 が1.1 未満の場合やk2 が0.6 を越え
る場合はλ2 の光に対する反射率が15%未満となり好ま
しくない。
【0019】k2 の下限には特に制限はないが、λ2 の
光により記録が行えた方が望ましいので、λ2 の光に対
する記録感度の点から0.04未満は好ましくない。記録層
に用いられる色素は、記録に用いられるλ1 の波長の光
を吸収する色素であり、例えばフタロシアニン系色素、
ポリメチン系色素、シアニン系色素、アゾ色素、ナフト
キノン系色素等が挙げられるが、色素の耐光性や耐久性
の点からフタロシアニン色素が好ましく、更に、前記し
た記録層の光学定数、記録感度、変調度、記録波形の
歪、エラーレートやジッター等の記録特性の点からは前
記式(1)、〔化3〕で表されるフタロシアニン色素が
最も好ましい。
【0020】
【化3】
【0021】前記式(1)で表されるフタロシアニン色
素に於けるMの具体例としては、Cu、Pd、Ni、M
g、Zn、Pb、Cd等の2価の金属、VO等の金属酸
化物やAlCl等の金属のハロゲン化物等が挙げられ
る。一方、Z1 、Z2 、Z3 、Z4 は、炭素数が4〜1
2の無置換又は置換炭化水素基であるが、具体的には、
ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オク
チル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、シクロヘキ
シル基、ジメチルシクロヘキシル基等の飽和炭化水素基
や、ブテニル基、ヘキセニル基、オクテニル基、ドデセ
ニル基、フェニル基、メチルフェニル基、ブチルフェニ
ル基、ヘキシルフェニル基等の不飽和炭化水素基等が挙
げられる。なお、これらの炭化水素基は直鎖状でも分枝
状であっても良い。又、これらの炭化水素基はハロゲ
ン、アミノ基、エーテル基等で置換されていても良い。
アミノ基やエーテル基で置換されている場合でも置換基
中の全ての炭素原子数は4〜12個である。又、X1
2 、X3 、X4 で表されるハロゲンとしてはフッ素、
塩素、臭素、沃素等が挙げられる。
【0022】フタロシアニンを構成するベンゼン環に結
合している前記したX1 〜X4 の置換基及びY1 〜Y4
の置換基の置換位置は特に限定するものではなく、又置
換基の種類及び数は一分子中の4つのベンゼン環で異な
っていても良い。前記したフタロシアニン色素の中で、
反射率及び感度、波形歪、エラーレートやジッター等の
記録特性からはl1 〜l4 は1が好ましい。好ましいフ
タロシアニン色素のより具体例としては、例えば特開平
3-62878 号、特開平3-141582号、特開平3-215466号に記
載されている色素が挙げられる。
【0023】本発明に於いては、基板の上に直接又は無
機系又は有機系の下引き層を介して前記した色素を含有
する記録層を設ける。該記録層を設ける方法は、例えば
スピンコート法、浸漬法、スプレー法、蒸着法等がある
が、スピンコート法が簡便で好ましい。スピンコート法
で成膜する際は基板に対するダメージや中間層の成膜の
容易さ等の点から前記した色素の中でも後記するような
非極性溶媒に可溶な色素が好ましい。スピンコート法で
成膜する際の塗布溶剤としては前記したように基板への
ダメージを考慮すると、溶解度パラメーターが8.5 未満
の非極性溶剤が好ましい。非極性溶剤の具体例として
は、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、メチルシクロヘキ
サン、エチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサ
ン、トリメチルシクロヘキサン、プロピルシクロヘキサ
ン、シクロオクタン等の脂肪族炭化水素系溶剤やジプロ
ピルエーテル、ジブチルエーテル等のエーテル系溶剤が
挙げられる。この際、溶解度パラメーターが8.5 以上
の、例えば、トルエン、キシレン、プロピルベンゼン等
の芳香族炭化水素や酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート
等のエステル系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、エ
チルアルコール、プロピルアルヒール、ブチルアルコー
ル、フルフリルアルコール、エチレングリコールモノエ
チルエーテル、テトラフロロプロパノール等のアルコー
ル系溶剤、クロロホルム、四塩化炭素、メチルクロロホ
ルム等のハロゲン系溶剤やジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル系溶剤を悪影響を及ぼさない範囲で一
部併用しても良い。この非極性の溶剤に対する溶解性の
点からは前記一般式(1)のフタロシアニン色素に於い
て、Z1 、Z2 、Z3 、Z4 で表される基は6〜12個
の炭素数を有する基が好ましい。又、スピンコート法で
記録層を成膜した後、溶剤を乾燥するために加熱しても
良い。
【0024】記録層を成膜する際に必要に応じてバイン
ダーを併用することもできる。好ましいバインダーとし
ては、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ケトン樹
脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリカーボ
ネート、ポリオレフィン等が挙げられる。又、記録特性
などの改善のために他の色素を添加することもできる。
記録層の膜厚は変調度や反射率に影響するが、本発明に
於いては70nm〜300nm 、好ましくは80nm〜250nm であ
る。記録層を基板の上に成膜する際に、基板の耐溶剤性
や反射率、記録感度等を改良するために基板の上に無機
物やポリマーからなる層を設けても良い。
【0025】本発明に於いては、前記した色素を含有す
る記録層の上にポリマーからなる中間層を設ける。中間
層に用いられるポリマーとしては、熱可塑性樹脂や熱硬
化性樹脂が挙げられ、具体例としてはアクリル系樹脂、
酢酸ビニル系樹脂、ビニルピロリドン系樹脂、ビニルア
ルコール系樹脂、ブチラール系樹脂、ホルマール系樹
脂、セルロース系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリシロキ
サン系樹脂、フェノール系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポ
リマミド系樹脂やこれらの共重合系樹脂が挙げられる。
これらの樹脂は2種以上を混合して用いても良い。
【0026】本発明に於いて中間層の膜厚は重要であ
る。中間層に用いるポリマーの屈折率は、本発明に用い
られる波長λ1 〜λ2 の範囲の光に対して波長依存性が
殆どないため、中間層の光路長がλ1 とλ2 の光によっ
て異なり、且つ記録層の屈折率、吸光度が前記したよう
にλ1 とλ2 の光によって異なる。波長λ1 及びλ2 の
光に対して所望の反射率、記録感度、変調度等が得られ
る好ましい中間層の膜厚は、中間層の屈折率によっても
異なるが、通常30〜500nm、好ましくは50〜30
0nmであり、中間層の屈折率をni 、膜厚をdi (nm)
とした時、λ1 及びλ2 の両方の波長の光に対し屈折率
と膜厚の積ni ×di が100 〜300 である。ni ×di
が100 未満の場合はλ2 の光に対する反射率が15%未満
となり、且つ変調ども小さい。ni ×di が300 を越え
る場合はλ1 の光に対する反射率が65%未満になり、且
つ記録感度が大きく低下し好ましくない。
【0027】中間層を成膜する方法は、例えばスピンコ
ート法、浸漬法、スプレー法、蒸着法、スパッタ法等が
挙げられるが、スピンコート法が好ましい。スピンコー
ト法で成膜する際は記録層にダメージを与えない溶剤を
選択しなければならない。好ましい溶剤としては溶解度
パラメーターが9.0 以上の溶剤が挙げられる。好ましい
溶剤の具体例としては、酢酸エチル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテルアセテート等のエステル系溶剤、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノン等のケトン系溶剤、エチルアルコール、プロ
ピルアルコール、ブチルアルコール、フルフリルアルコ
ール、エチレングリコールモノメチルエーテル、テトラ
フロロプロパノール等のアルコール系溶剤、クロロホル
ム、メチルクロロホルム等のハロゲン系溶剤や時お起
算、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤が挙げられ
る。勿論溶解度パラメーターが9.0 未満の溶剤も一部併
用しても良い。塗布した後に溶剤を除去するためや樹脂
を硬化するために加熱しても良い。又、ポリマーの溶解
性の点から、記録層にダメージを与える場合は蒸着やス
パッタ等の真空成膜法が好ましい。中間層を成膜する際
に中間層の光学特性を調整するためや記録感度を改良す
るために色素などを添加することもできる。
【0028】本発明に於いては、前記記録層の上に反射
層を設けるが、反射層としては、金、銀、アルミニウ
ム、銅、白金等の金属やこれらの金属を含有する合金を
用いられるが、反射率や耐久性の点から金が好ましい。
勿論他の金属を小量添加しても良い。他の金属の添加量
は10%以下、好ましくは5 %以下、更に好ましくは2 %
以下である。反射層の膜厚は通常40nm〜300nm 、好まし
くは60nm〜200nm である。反射層を成膜する方法は、例
えば真空蒸着、スパッタ法、イオンプレーティング法等
が挙げられる。
【0029】更に、本発明に於いては、記録層や反射層
を保護するために、反射層の上に保護層を設けることも
できる。保護層としては、紫外線硬化性アクリル樹脂、
紫外線硬化性エポキシ樹脂、シリコーン系ハードコート
樹脂等が用いられる。又、本発明の媒体を2枚張り合わ
せたり、フィルムや樹脂板を張り合わせても良い。又、
基板鏡面側に、表面保護やゴミ等の付着防止のために紫
外線硬化樹脂、無機系薄膜等を成膜しても良い。
【0030】このようにして得られた本発明の光記録媒
体はレーザー光を記録層に集束することにより記録や再
生を行うことが出来る。記録する際の信号としては、例
えばCD等に用いられているEFM 変調信号が本発明の効
果を達成する上で好ましい。本発明の媒体は、770 〜83
0nm 近辺に吸収を有する色素を記録層に使用し、且つ77
0 〜830nm から選ばれた波長の光に対する反射率が65%
以上得られるので、780nm 前後の波長のレーザー光によ
り記録及び再生ができる。又、記録した情報を市販のC
DやCD−ROMプレーヤーで再生することができる。
再生した信号特性はCD−Rの規格であるオレンジブッ
ク規格を十分に満足する。更に、630〜690nm から選ば
れた波長の光に対する反射率が15%以上得られ、次期の
630 〜690nm のレーザーを搭載した高密度対応光ディス
クプレーヤーでも再生可能である。次期の高密度対応プ
レーヤーに用いられる光の波長は630 〜690nm と想定さ
れているが、実用に供せられるレーザーの波長として
は、例えば635nm 、650nm又は680nm 前後である。又、
本発明の媒体は630 〜690nm に吸収を有するので、630
〜690nm から選ばれた波長の光を用いて記録することも
できる。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明の実施の態様はこれにより限定されるもの
ではない。 実施例1 厚さ 1.2mm、直径 120mmのスパイラル状のグル−ブ(深
さ140nm 、幅 0.4μm、ピッチ1.2 μm )を有する射出
成形ポリカーボネート基板のグル−ブを有する面に、ス
パッタにより厚さ30nmの金のハーフミラー層を成膜し
た。次にフタロシアニンを構成する4つのベンゼン環の
それぞれの1つのα位に1-イソプロピル-イソアミルオ
キシ基を有するPd・フタロシアニンに一分子当たり平
均3.5 個の臭素を付加した臭素化フタロシアニン色素の
3.5 重量%ジメチルシクロヘキサン溶液を滴下し、この
樹脂基板を回転し、ハーフミラー層の上に実質的に色素
のみからなる記録層を成膜した。記録層の膜厚は150nm
であった。この記録層の光学定数は、780nm の波長の光
に対して複素屈折率の実数部n1 が2.2 、虚数部k1は
0.08であり、635nm の波長の光に対しては複素屈折率の
実数部n2 が1.2 、虚数部は0.34であった。この記録層
の上に中間層としてビニルピロリドン・酢酸ビニル共重
合樹脂の3%メチルセロソルブ溶液をスピンコートし、
70℃で2時間乾燥した。中間層の膜厚は130nm であっ
た。該ポリマーの屈折率ni は、780nm 及び635nm の波
長の光に対して1.45であり、ni ×di は両方の波長に
対して189 であった。
【0032】次に、この記録層の上に反射層として厚さ
80nmの金薄膜をスパッタ−により成膜した。更にこの反
射層の上に紫外線硬化樹脂(SD-17 、大日本インキ製)
をスピンコ−トし、紫外線を照射して膜厚5 μmの保護
層を成膜して、光記録媒体を製作した。この光記録媒体
をターンテーブルに乗せ、2.8m/sの線速で回転させなが
ら、780nm の発振波長を有する半導体レーザーを搭載し
たドライブ(フィリップス製CDD -521)を用いて、レー
ザービームを基板を通してグルーブ上の記録層に集束す
るように制御しながら、記録レーザーパワーを変化させ
ながらえEFM変調信号を記録した後、同じ装置を用い
てレーザー出力を1mW にして記録した信号の読み出しを
行った。8.2mW のレーザー出力の時が最もエラーレート
が小さく(最適記録パワー)、3 ×10ー3であった。又、
未記録部の反射率は72% 、ジッター24ns、変調度も十分
大きく、きわめて良好な記録、再生ができた。又、再生
波形には殆ど歪は観測されなかった。又この媒体は786n
m の波長のレーザーを搭載した市販CDプレーヤーでト
ラブルなく再生できた。
【0033】次にこの記録した媒体を635nm の半導体レ
ーザーを搭載した高密度対応プレーヤーで信号の再生を
行った。反射率は24%得られ、変調度も大きく、且つ記
録部の反射率が減少するhigh to low 記録であった。
又、エラーレート及びジッター共に小さく、きわめて良
好な再生ができた。
【0034】更に、680nm の半導体レーザーを搭載した
プレーヤーで再生したところ、未記録部の反射率は21
%、high to low 記録で、変調度も大きく、且つ、エラ
ーレート及びジッターは小さくきわめて良好な再生が出
来た。又、この媒体は680nm の光で記録すると、8.4m/s
の線速で記録パワー8.0mW で非常に良好な記録が出来る
ことを確認した。尚、680nm の光に対する記録層の屈折
率は1.20、消衰係数は0.49、中間層のni×di は189
であった。
【0035】実施例2 中間層の膜厚を190nm にする以外は実施例1に準じて媒
体を作り評価した。中間層のni ×di は780nm 及び63
5nm の両方の波長に対して276 である。又、780nm での
最適記録パワーは9.0mW 、反射率は68%、エラーレー
ト、ジッターはそれぞれ2 ×10-3、22ns 、変調度も十分
大きく、きわめて良好な記録、再生ができた。又、再生
波形には殆ど歪は観測されなかった。又、市販CDプレ
ーヤーでも良好に再生できた。更に、635nm で再生した
場合、反射率は28%、high to low記録で、変調度も大
きく、且つ、エラーレート及びジッターは小さくきわめ
て良好な再生が出来た。
【0036】比較例1及び比較例2 中間層の膜厚を60nm(比較例1)、230nm (比較例2)
にする以外は実施例1と同じ方法でそれぞれ媒体を作り
評価した。比較例1の媒体の中間層のni ×di は87、
635nm の波長に於ける反射率は9 %であり、且つlow to
high 記録で、変調度も小さく高密度対応プレーヤーで
は再生できなかった。又、比較例2の媒体は中間層のn
i ×di は334 、780nm の波長に於ける反射率は55%、
最適記録パワーは12mWであった。この媒体は市販CDプ
レーヤーで再生できなかった。
【0037】実施例3 色素としてフタロシアニンを構成する4つのベンゼン環
のそれぞれの1つのα位に1-イソプロピル- イソアミル
オキシ基を有するCu・フタロシアニン色素を、中間層
として、ポリシロキサン樹脂のアルコール溶液を用い
て、膜厚を95nmにする以外は実施例1と同じ方法で媒体
を作り評価した。この媒体の記録層の光学定数は、780n
m の波長の光に対して複素屈折率の実数部n1 が2.0 、
虚数部k1は0.06であり、635nm の波長の光に対しては
複素屈折率の実数部n2 は1.2 、虚数部は0.3 0 であっ
た。又、中間層の屈折率ni は780nm 及び635nm の両方
の波長に対して1.40であり、従ってni ×di は133 で
あった。780nm での最適記録パワーは8.0mW 、反射率は
68%、エラーレート、ジッターはそれぞれ5 ×10-3、26n
s 、変調度も十分大きく、きわめて良好な記録、再生が
できた。又、再生波形には殆ど歪は観測されず、市販C
Dプレーヤーでも良好な再生が出来た。又、635nm で再
生した場合、反射率は30%得られ、high to low 記録
で、変調度も大きく、且つ、エラーレート及びジッター
は小さくきわめて良好な再生が出来た。
【0038】実施例4 色素としてフタロシアニンを構成する4つのベンゼン環
のそれぞれの1つのα位にオクチルチオ基を有するNi
・フタロシアニン色素を用いる以外は実施例1と同じ方
法で媒体を作り、評価した。この媒体の記録層の光学定
数は、780nm の波長の光に対して複素屈折率の実数部n
1 が2.3 、虚数部k1 は0.12であり、635nm の波長の光
に対しては複素屈折率の実数部は1.2 、虚数部は0.30で
あった。780nm での最適記録パワーは7.8mW 、反射率は
66%、エラーレート、ジッターはそれぞれ5 ×10-3、26n
s 、変調度も十分大きく、きわめて良好な記録、再生が
できた。又、再生波形には殆ど歪は観測されず、市販C
Dプレーヤーでも良好な再生が出来た。635nm で再生し
た場合、反射率は26%で、変調度も大きく、且つ、エラ
ーレート及びジッターは小さくきわめて良好な再生が出
来た。
【0039】比較例3 特開閉-282870 号の実施例1に準じて、試料NO.16 に開
示されている媒体を製作し、評価した。この媒体の光学
特性は、780nm の波長の光に対して複素屈折率の実数部
n1 が2.6 、虚数部k1 は0.11であり、680nm の波長の
光に対しては複素屈折率の実数部n2 は1.9 、虚数部は
1.31であり、635nm の波長の光に対しては複素屈折率の
実数部n2 は0.09、虚数部は1.21であった。又、中間層
の屈折率ni は780nm 、680nm 及び635nm の波長に対し
て1.40であり、従ってni ×diは196 であった。780nm
での最適記録パワーは8.8mW 、反射率は71%、エラー
レート、ジッターはそれぞれ5 ×10-3、26ns 、変調度も
十分大きく、きわめて良好な記録、再生ができた。又、
再生波形には殆ど歪は観測されず、市販CDプレーヤー
でも良好な再生が出来た。しかしながら、680nm 及び63
5nm で再生した場合、反射率はそれぞれ8%、9 %と非
常に小さく、且つlow to high 記録で、変調度も小さく
再生は出来なかった。
【0040】
【発明の効果】本発明の実施例及び比較例から明らかな
ように本発明に於いては、基板上に特定のフタロシアニ
ン色素を含有する記録層、ポリマーからなる中間層、反
射層を有してなる光記録媒体に於いて、記録層の光学常
数、及び中間層の膜厚と屈折率の積を最適化し、770 〜
830nm から選ばれた波長λ1 の光に対する反射率が65%
以上、630 〜690nm から選ばれた波長λ2 の光に対する
反射率が15%以上にすることにより、λ1 の波長の光で
記録及び再生が可能(オレンジブック規格を満足)で、
且つλ2 の波長の光を用いて再生が可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/00 105 9464−5D G11B 7/00 Q G11B 7/00 7416−2H B41M 5/26 Y (72)発明者 広瀬 純夫 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な基板上に直接又は他の層を介し
    て、レーザー光を吸収する色素を含有する記録層、ポリ
    マーからなる中間層および反射層を有し、該記録層の77
    0 〜830nm から選ばれた波長λ1 の光に対する複素屈折
    率の実数部をn1 、虚数部をk1 、630 〜690nm から選
    ばれた波長λ2 の光に対する複素屈折率の実数部をn2
    、虚数部をk2 としたとき、n1 ≧1.8 、0.04≦k1
    ≦0.15、n2 ≧1.1 、0.04≦k2 ≦0.6 であり、基板を
    通して測定した反射率が、波長λ1の光に対して65%以
    上、且つ波長λ2 の光に対して15%以上であり、波長λ
    1 のレーザー光により情報の記録及び再生が可能であ
    り、且つ波長λ2 のレーザー光で再生が可能な光記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 前記記録層に用いる色素が下記式
    (1)、〔化1〕で表されるフタロシアニン色素である
    請求項1記載の光記録媒体。 【化1】 [式(1)に於いて、Mは2個の水素、又は金属、金属
    酸化物、金属ハロゲン化物を表し、Y1 、Y2 、Y3
    4 は酸素又は硫黄を、Z1 、Z2 、Z3 、Z4は4〜
    12個の炭素を有する無置換又は置換炭化水素基を、X
    1 、X2 、X3 、X4 はハロゲンを、l1 、l2
    3 、l4 は1又は2を、m1 、m2 、m3 、m4 は0
    〜3の整数を表す。]
  3. 【請求項3】 前記中間層の膜厚をdi (nm)、屈折率
    をni としたとき、λ1 及びλ2 の両方の波長に於いて
    膜厚と屈折率の積ni ×di が100 〜300 である請求項
    1または2記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記反射層が金からなる請求項1〜3の
    何れかに記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記波長λ2 の光に対する反射率が20%
    以上である請求項1〜4の何れかに記載の光記録媒体。
  6. 【請求項6】 透明な基板上に直接又は他の層を介して
    色素を含有する記録層、ポリマーからなる中間層および
    反射層を有し、該基板を通して測定した反射率が770 〜
    830nm から選ばれた波長λ1 の光に対して65%以上、且
    つ630 〜690nm から選ばれた波長λ2 の光に対する反射
    率が15%以上である光記録媒体に、波長λ1 のレーザー
    光により記録及び再生し、且つ波長λ2 のレーザー光で
    再生する記録及び再生方法。
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WO1998050915A1 (fr) * 1997-05-08 1998-11-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Support d'enregistrement optique et procede d'enregistrement / reproduction d'informations l'utilisant

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998050915A1 (fr) * 1997-05-08 1998-11-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Support d'enregistrement optique et procede d'enregistrement / reproduction d'informations l'utilisant
US6338888B1 (en) 1997-05-08 2002-01-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical recording medium and method of information recording/reproduction using the same

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