JPH0826380A - 基板用カセットにおけるサイドレール及び基板用カセット - Google Patents

基板用カセットにおけるサイドレール及び基板用カセット

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JPH0826380A
JPH0826380A JP12566695A JP12566695A JPH0826380A JP H0826380 A JPH0826380 A JP H0826380A JP 12566695 A JP12566695 A JP 12566695A JP 12566695 A JP12566695 A JP 12566695A JP H0826380 A JPH0826380 A JP H0826380A
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rib
substrate cassette
groove
partition
substrate
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Toshio Ishikawa
俊雄 石川
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    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】形状の歪み、寸法誤差がなく、円滑に基板を
出し入れできる基板用カセットにおけるサイドレール及
び基板用カセットを提供することにある。 【構 成】基板用カセットにおけるサイドレール1は、
複数の基板を隔離して収容するため側壁面に形成したリ
ブ22及びリブ間に形成した仕切り溝23を備えた仕切
板20と、リブ22を被覆するリブ被覆部12及びリブ
被覆部間に形成され仕切り溝23を被覆する溝被覆部1
3を備えた仕切板被覆用のカバー部材10を含んで構成
され、方形状に形成した基板用カセットを構成している
側壁を閉塞する。基板用カセット2は、窓部43a,4
3bを備えた相対向する側壁41a,41bと、側壁4
1a,41bを結合する端壁等の結合手段65と、側壁
41a,41bの窓部43a,43bを閉塞するサイド
レールを具備して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハー、磁気
ディスク、液晶表示用ガラス基板等の基板を収容する、
基板用カセットにおけるサイドレール(基板用カセット
を構成する側壁又はこの側壁の一部をいい、カバー単体
又はカバーユニットを構成する場合の両者を含む。)及
び基板用カセットに関するものであり、特に基板を収容
するカセットにおける基板との接触部の交換を可能とし
た、基板用カセットにおけるサイドレール及び基板用カ
セットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】(発明の背景)一般に基板の加工工程
は、シリコンウエハーを例にとると、各種薬液による洗
浄、薄膜の剥離、感光剤の除去等を行うウエット工程
と、各種薄膜の形成、パターンの描画、感光剤の塗布等
を行うドライ工程とに大別される。基板用カセットは、
一般にウエハーバスケット、ウエハーキャリヤーと称呼
され、ウエット工程用としてはテトラフルオロエチレン
−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PF
A)等のフッ素樹脂を用いたもの、又ドライ工程用とし
てはポリプロピレン等の樹脂を用いたものが知られてい
る。
【0003】(従来技術)基板を基板用カセットに収納
しオーブン等で一括熱処理をするため、あるいはフォト
マスク、液品表示用のガラス基板を収納するため、金属
板、プラスチック板を機械加工することにより又は射出
成形法により、相対向するサイドレール(側壁)を製作
し、このサイドレール(側壁)を2枚対向させ、結合手
段(端壁あるいは固定棒)で固定組立を図り基板用カセ
ットを形成したものや(実開昭61−193081
号)、カセット全体を樹脂で射出成形法により一体成形
したもの(特開昭52−13770号)が提案されてい
る。
【0004】通例この種のカセットは、上述の通り相対
向するサイドレール(側壁)を固定棒(結合手段)で固
定し、この固定棒側を下にして(ウエハーが水平になる
ようにして)各種ドライ工程用の機器にセットし基板の
出し入れを行っている。機器に適合する為の要件とし
て、カセットの主要寸法はSEMI−STANDARD
として規定され、広く一般的に使用されている。SEM
I−STANDARDは、ドライ工程における各種機器
への適合を主目的に規定されているが、現在一般的に使
用されているカセットは、ウエット処理との共用を主目
的に設計、製作され、これをそのままドライ工程用に転
用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
基板用カセットは、主にウエット処理との共用を目的に
設計製作され、ドライ処理を主目的として設計製作され
ていない。このため、次に述べる乃至の問題点が指
摘されている。 カセット全体を樹脂で射出成形法により一体成形をし
たものにあっては、樹脂収縮の不安定さに起因する形状
の歪み、寸法の誤差が生じ易い。このため、装置にセッ
トされた時の位置精度が不安定であるとともにカセット
内に収納された基板の水平度、間隔の寸法安定性を得る
ことが難しく、カセットより基板をフォーク等を用い機
械的に出し入れする際の不具合が生じる。この点、基板
の寸法が大きくなる程、これを収納するカセット寸法も
大きくなるので、射出成形法を用いた樹脂カセットで
は、寸法、形状に比例して不安定さが増大する。また、
大型基板を収納しかつ基板が水平になるように装置にセ
ットした時には、樹脂の弾性により基板の数が少量の場
合と多量の場合とで基板の総重量が異なるため、カセッ
ト下部にかかる加重に変化が生じ、カセット底部より各
基板迄の距離に誤差が生じて装置トラブルを惹起し易
い。 この問題を回避するため、カセットのサイドレール
(側壁の一部)をアルミニウム等の金属によって形成し
たものが用いられているが、基板との接触により発生す
る微細金属粉による基板への汚染が基板上に作成される
電子素子等に悪影響を与えるため使用範囲が限定され
る。更に、カセットの側壁表面にフッソ樹脂等の樹脂を
コーティングしたものも提案されているが、経時的に発
生するコーティング樹脂の微細な剥離、あるいはコーテ
ィング溶液に含まれる不純物及び揮発成分の基板への影
響を払拭出来ない。 又、カセットのサイドレール全体を樹脂で製作した場
合、樹脂中に含まれる特に有機系成分の気体(アウター
ガス)の発生が起こり、かつ発生するアウターガスの総
量も多いため、例えば表面上にLSIを製造するシリコ
ンウエハーの場合には、ウエハー表面を親水性より疎水
性に変質させたり、シリコン表面に形成された酸化膜に
影響を与え、絶縁特性の劣化を引き起こしたりする(こ
の点、一部の工程においては、カセットを減圧下でセッ
トし基板の出し入れを行うが、この場合には、アウタ−
ガスの総量は増大し、基板に対し悪影響を与える)。 更に、カセットのサイドレール(側壁)全体を樹脂で
製作した場合には、静電気の帯電電圧が多くなり、静電
気の放電によっては基板上の薄膜が破壊し、浮遊する微
小粒子(パ−ティクル)を吸着する等の悪影響を基板に
与える。帯電静電気量を減少させる為に、樹脂中に界面
活性剤等の帯電防止剤あるいはカ−ボン粉末、カ−ボン
繊維、セラミックス等の導電性物質を混入するが、界面
活性剤は気化成分の基板への付着を誘発したり、導電性
物質には、これらに含まれる金属不純物の基板への影響
が生じる。 一般的に、パ−ティクルと呼ばれる微細粉末は、基板
上に形成される回路を遮断したり表面に形成される薄膜
に欠陥を与えたりして製品歩留りを減少させる。単位体
積あたりのパ−ティクル数は、粒径の小さいもの程絶対
量が多く、樹脂の基板との摩擦による表面の摩耗に起因
するパ−ティクルの発生量は樹脂カセットの使用頻度に
比例し増大する。この問題を回避する為には、極力不純
物が少なく耐摩耗特性の良い樹脂を使用し、短期間でカ
セットを交換することが望ましい。しかしながら、これ
等の樹脂は一般的に高価であり、短期間での交換は大幅
なコストアップの要因となるので、現実性に乏しい。ま
た、これ等の樹脂は一般的に射出成形が難しく、特にカ
セットのような複雑な形状の物を成形する場合、高精度
の寸法、形状の安定化が難しい。
【0006】本発明は、このような従来の問題点を解消
するためになされたものであり、形状の歪み、寸法誤差
がなく、円滑に基板を出し入れできる基板用カセットに
おけるサイドレール及び基板用カセットを提供すること
にある。
【0007】本発明の他の目的は、基板との接触によっ
て発生するパーティクルが少なくかつ重金属による基板
への汚染を回避できる素材を自由に選別使用することが
可能な基板用カセットきおけるサイドレール及び基板用
カセットを提供することにある。
【0008】本発明のもう一つ他の目的は、アウターガ
スの発生を少量に抑え、基板への悪影響を防止できる基
板用カセットにおけるサイドレール及び基板用カセット
を提供することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、静電気の帯電電
圧を少なくし、周辺装置への静電気による悪影響(例え
ば、装置の誤動作)を防止できる基板用カセットにおけ
るサイドレール及び基板用カセットを提供することにあ
る。
【0010】本発明の更にもう一つ他の目的は、樹脂と
基板との摩擦による微細な樹脂粉末の発生を極力抑え、
安価に製造できる基板用カセットにおけるサイドレール
及び基板用カセットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る基板用カセ
ットにおけるサイドレールは、方形状に形成した基板用
カセットを構成している側壁を閉塞するサイドレールで
あって、複数の基板を隔離して収容するため側壁面に形
成したリブと、該リブ間に形成した仕切り溝を備えた仕
切板と、前記リブを被覆するリブ被覆部と、該リブ被覆
部間に形成され前記仕切り溝を被覆する溝被覆部を備え
た前記仕切板被覆用のカバー部材を含んで構成されてい
る。
【0012】また基板用カセットにおけるサイドレール
は、相対向する側壁と、該側壁を結合する端壁等の結合
手段を備え、前記側壁と結合手段とで方形状に形成した
基板用カセットの前記側壁に設けた窓部を閉塞するサイ
ドレールとして形成し、このサイドレールが、複数の基
板を隔離して収容するため側壁面に形成したリブと、該
リブ間に形成した仕切り溝を備えた仕切板と、前記リブ
を被覆するリブ被覆部と、該リブ被覆部間に形成され前
記仕切り溝を被覆する溝被覆部を備え、前記リブ被覆部
と溝被覆部が樹脂部材により一体的に形成されている前
記仕切板被覆用のカバー部材とを含み、前記仕切板とカ
バー部材とでカバーユニットを構成すると効果的であ
る。
【0013】上記仕切板とカバー部材は、着脱自在に形
成するとよい。
【0014】上記仕切板とカバー部材は、上端部に配設
する固定手段により取付け固定されていることが好まし
い。
【0015】基板用カセットにおけるサイドレールは、
複数の基板を隔離して収容するためのリブと、該リブ間
に形成した仕切り溝を備えた側壁を有する基板用カセッ
トの内側壁面に被着するサイドレールとして形成し、前
記リブを被覆するリブ被覆部と、該リブ被覆部間に形成
され前記仕切り溝を被覆する溝被覆部を備えたカバー単
体として構成してもよい。
【0016】また、基板用カセットにおけるサイドレー
ルは、相対向する側壁と、該側壁を結合する端壁等の結
合手段と、複数の基板を隔離して収容するため前記側壁
に形成したリブと、該リブ間に形成した仕切り溝を備
え、前記側壁と結合手段とで方形状に形成される基板用
カセットに被着するサイドレールとして形成し、このサ
イドレールが、前記リブを被覆するリブ被覆部と、該リ
ブ被覆部間に形成され前記仕切り溝を被覆する溝被覆部
を備え、前記リブ被覆部と溝被覆部を樹脂部材により一
体成形し、前記側壁に被着して基板用カセットの内側壁
面を形成するカバー単体として構成してもよい。
【0017】また、基板用カセットにおけるサイドレー
ルは、耐摩耗性、耐熱性を考慮し、複数の基板を隔離し
て収容するため側壁面に形成したリブと、該リブ間に形
成した仕切り溝を備え、前記リブを平板部の一側面より
突設して形成し、前記仕切り溝を前記リブに連設して形
成するとよい。
【0018】更に、基板用カセットにおけるサイドレー
ルは、複数の基板を隔離して収容するため側壁面に形成
したリブと、該リブ間に形成した仕切り溝を備え、前記
リブが平板部の一側面より突設して形成されるととも
に、前記仕切り溝が前記リブに連設して形成され、かつ
その両側に基板用カセットの窓部に形成されたガイドに
より案内される耳部が形成されていると効果的である。
【0019】そして、上記耳部には、取付ビスが挿通す
る取付孔を形成するとともに、この取付孔に連通してO
リングを収容する凹所を形成し、かつ上記取付孔を囲成
して段部をそれぞれ形成するとよい。
【0020】本発明に係る基板用カセットは、窓部を備
えた相対向する側壁と、該側壁を結合する端壁等の結合
手段と、前記側壁の窓部を閉塞するサイドレールを具備
し、前記サイドレールが、複数の基板を隔離して収容す
るため前記側壁に形成したリブと、該リブ間に形成した
仕切り溝を備えた仕切板と、前記リブを被覆するリブ被
覆部と、該リブ被覆部間に形成され前記仕切り溝を被覆
する溝被覆部を備えた前記仕切板被覆用のカバー部材を
含んで構成されている。
【0021】本発明に係る基板用カセットは、窓部が形
成された相対向する側壁と、該側壁を結合する端壁等の
結合手段と、前記側壁の窓部を閉塞するサイドレールを
具備し、前記側壁が、前記サイドレールを取付ける前記
窓部が形成された枠体を含んで構成され、この枠体の内
側であって前記窓部の左右両側には、前記サイドレール
の着設を案内するガイドが上下方向に走行して形成さ
れ、前記サイドレールが、複数の基板を隔離して収容す
るため側壁面に形成したリブと、該リブ間に形成した仕
切り溝を備え、前記リブが平板部の一側面より突設して
形成されるとともに、前記仕切り溝が前記リブに連設し
て形成され、かつその両側に前記枠体に形成された前記
ガイドにより案内される耳部が形成されていてもよい。
【0022】また、上記ガイドには、上記サイドレール
を取付ける有底のねじ孔が螺刻して形成されているとよ
い。
【0023】
【作 用】基板用カセットにおけるサイドレールが、方
形状に形成した基板用カセットを構成している側壁を閉
塞するため、複数の基板を隔離して収容するため側壁面
に形成したリブ及びリブ間に形成した仕切り溝を備えた
仕切板と、リブを被覆するリブ被覆部及びリブ被覆部間
に形成され仕切り溝を被覆する溝被覆部を備えた仕切板
被覆用のカバー部材を有するときには、カバー部材の基
体側に帯電した静電気は仕切板に放電され、しかもカバ
ー部材に生じるそりは仕切板により強制される。また基
板用カセットにおけるサイドレールが、複数の基板を隔
離して収容するためのリブと、リブ間に形成した仕切り
溝を備えた側壁を有する基板用カセットの内側壁面に被
着するため、リブを被覆するリブ被覆部と、リブ被覆部
間に形成され仕切り溝を被覆する溝被覆部を備えたカバ
ー単体として構成されるときには、サイドレールの素材
を選別使用し、基板との接触によって発生するパーティ
クルが少なくかつ重金属による基板への汚染が回避され
る。又、カバー単体のみを樹脂で製作することによりア
ウターガスの発生を少量に抑えられる。また、基板用カ
セットが、窓部を備えた相対向する側壁と、側壁を結合
する端壁等の結合手段と、側壁の窓部を閉塞するサイド
レールを具備し、サイドレールが、複数の基板を隔離し
て収容するため側壁に形成したリブ及びリブ間に形成し
た仕切り溝を備えた仕切板と、リブを被覆するリブ被覆
部及びリブ被覆部間に形成され仕切り溝を被覆する溝被
覆部を備えた仕切板被覆用のカバー部材とを含んで構成
されるときには、サイドレールのみを加工性の優れた素
材を選別して製作することにより、カセット全体の形状
は安定化する。そして、サイドレールの耳部に穿設した
取付孔に連続して形成された、Oリング収容用の凹所を
具備し、サイドレールを基板用カセットの側壁に取付け
るときにこの凹所に収容されるOリングによってサイド
レールと取付ビスの隙間が封じられる。更に、取付ビス
によってサイドレールをカセットの側壁に取付けるとき
に、サイドレールの耳部に形成された段部が側壁に接触
しサイドレールの耳部全面が基板用カセットの側壁に接
触しないため、前記サイドレールと側壁との間に隙間が
生じる。また側壁と結合手段は真空中でのろう付によっ
て固着されいるため結合部分には隙間が生じない。
【0024】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
を詳細に説明する。図1は本発明に係る基板用カセット
におけるサイドレールの構成要素を示す分解斜視図、図
2は本発明に係る基板用カセットを示し、図1に示すサ
イドレールを組み込んで構成した基板用カセットの斜視
図、図11は図1に示すサイドレールの構成要素である
カバー部材の要部拡大斜視図、図12は図1に示すサイ
ドレールの構成要素である仕切板の要部拡大斜視図、図
13は図1に示すサイドレールの構成要素である仕切板
にカバー部材を被覆した状態を示す要部拡大斜視図、図
14は図1に示すサイドレールの構成要素であるカバー
部材の正面図である。
【0025】(基板用カセットにおけるサイドレールの
説明)先ず、本発明に係る基板用カセットにおけるサイ
ドレールを図面に基づいて説明する。上図において、サ
イドレール1は、カバー部材10と仕切板20を備え、
このカバー部材10と仕切板20とでカバーユニット3
を構成し、方形状に形成された基板用カセット2の側壁
41a,41bを閉塞する。
【0026】このうち、前記仕切板20は、複数の基板
80,80,・・・・(図9,図10参照)を隔離して収容
するため側壁面に形成されたリブ22と、このリブ22
間に形成された仕切り溝23を備えている。前記リブ2
2は仕切板20の平板部21の一側面より突設して形成
され、又前記仕切り溝23は前記リブ22に連設して形
成されている。実施例では、この仕切板20はアルミニ
ウム材により形成されている。又前記リブ22の上方は
前記カバー部材10への装着が容易となるよう傾斜面2
2aとして形成されている。前記平板部21の上端面の
左右両側には後述する取付ビス33a,33b用の雌ね
じ部25a,25bが形成され、又前記平板部21の両
側端面の中央には、基板用カセット2の側壁41a,4
1bに前記仕切板20を取付けるために用いる取付ビス
46a(図2参照)が挿通する貫通孔24が穿設してあ
る(図1,図18乃至図20参照)。尚、前記仕切板2
0の材質は、アルミニウム材に限らず、樹脂又は剛性の
ある金属であればよいこと勿論である。材質を選定する
ことにより、仕切板20を精度よく簡単に製作できる。
【0027】一方、前記カバー部材10は、前記リブ2
2を被覆するリブ被覆部12と、このリブ被覆部12間
に形成され前記仕切り溝23を被覆する溝被覆部13を
備えている。前記リブ被覆部12はカバー部材10の基
体11の一側面より突設して形成され、又前記溝被覆部
13は前記リブ被覆部12間に連設して形成されてい
る。前記リブ被覆部12と溝被覆部13は樹脂部材によ
り一体的に形成されている。又前記リブ被覆部12の上
方は前記仕切板20の傾斜面22aに対応した形状の傾
斜面12aとして形成されている。前記基体11の上端
面の左右両側における前記仕切板20の雌ねじ部25
a,25bに対応した位置に切欠15a,15bが形成
され、又前記基体11の両側端面の中央における前記仕
切板20の貫通孔24に対応した位置にビス取付孔14
が穿設してある。なお、前記カバー部材10の厚さは0.
8 〜 1.2mm、好ましくは1.0mm 程度で均一な厚さに形成
するとよい。また、前記カバー部材10に用いる樹脂と
しては、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキ
ルビニルエーテル共重合体(PFA),ポリエーテルエ
ーテルケトン(PEEK)が適当である(図14乃至図
17参照)。
【0028】又前記カバー部材10と仕切板20の上端
部には、前記カバー部材10と前記仕切板20とを一体
的に取付け固定する固定手段30が配備される。前記固
定手段30は、前記仕切板20と前記カバー部材10の
各上端部に配設した取付孔32a,32bを有する押え
板31と、該押え板31の取付孔32a,32bに挿通
し、前記仕切板20と前記カバー部材10とを固定する
取付ビス33a,33bより構成されている。
【0029】かくして、前記カバー部材10と仕切板2
0は、着脱自在に形成され、前記カバー部材10を前記
仕切板20に被覆し、前記カバー部材10と仕切板20
の上端部に配設した前記固定手段30により一体的に取
付け固定することにより、前記カバー部材10にそりが
生じる場合があってもそりは前記仕切板20により強制
される。また、サイドレール1に基板を収容していると
きには、カバー部材10が仕切板20から分離すること
はなく、前記固定手段30を取り外すことで前記カバー
部材10を交換できる。
【0030】本実施例によれば、基板用カセットにおけ
るサイドレール1が、複数の基板を隔離するためのリブ
22及びこのリブ22間に形成された仕切り溝23を備
えた仕切板20と、リブ22を被覆するリブ被覆部12
及び仕切り溝23を被覆する溝被覆部13を備えたカバ
ー部材10を含んで構成されるので、カバー部材10の
基体11側に帯電した静電気は仕切板20に放電され、
周辺装置への静電気による悪影響を防止できる。
【0031】又前記カバー部材10と仕切板20は、後
述のように樹脂部材により一体的に形成してもよく、こ
の場合にはカバーユニット3の製作は一層容易に行なえ
る。
【0032】尚、固定手段は、図21及び図22に示す
ように、カバー部材210の頂面に形成された下向き凸
の凸条215と、仕切板220の頂面に形成され前記カ
バー部材210の凸条215に嵌入して凹凸結合する凹
溝225と、前記カバー部材210の凸条215と前記
仕切板220の凹溝225とを凹凸結合したときに形成
される前記カバー部材210の下向き凸の凸条215に
嵌入する棒状部材250とで構成してもよい。符号21
1は基体、212はリブ被覆部、213は溝被覆部、2
14はビス取付孔、222はリブ、223は仕切り溝、
224は貫通孔である。この例によれば、仕切板220
の凹溝225にカバー部材210の凸条215を嵌入
し、前記凸条215に棒状部材250を嵌入するワンタ
ッチの作業でカバー部材210を前記仕切板220に固
定できる。
【0033】次に、基板用カセットにおけるサイドレー
ルの他の例を図23及び図24に示す。図23は基板用
カセットにおけるサイドレールの構成を示す分解斜視
図、図24は図23に示すサイドレールを組み込んだ状
態の基板用カセットの斜視図である。先ず、サイドレー
ル101を組み込んで構成した基板用カセット102に
ついて説明すると、基板用カセット102は、相対向す
る側壁141a,141bと、該側壁141a,141
bを結合する端壁等の結合手段160,165と、複数
の基板を隔離して収容するため前記側壁141a,14
1bに形成され前記側壁141a,141bの一部を構
成するリブ142と、該リブ間に形成された仕切り溝1
43とを備えてなり、前記側壁141a,141bと前
記結合手段160,165とで方形状に形成されてい
る。そして、基板用カセット102に組み込むサイドレ
ール101は、前記リブ142を被覆するリブ被覆部1
12と、このリブ被覆部112間に形成され前記仕切り
溝143を被覆する溝被覆部113とを備え、カバー単
体110を構成して、前記基板用カセット102の前記
側壁141a,141bに被着する。
【0034】カバー単体110として構成された前記サ
イドレール101は、図1に示すカバー部材10と同形
状を有しており、基体111の一面に前記リブ被覆部1
12が突設され、該リブ被覆部112間に連設して前記
溝被覆部113が形成され、前記リブ被覆部112と溝
被覆部113を樹脂部材により一体的に形成して構成さ
れている。又前記リブ被覆部112の上面は前記側壁1
41a,141bに形成したリブ142の傾斜面に対応
した傾斜面112aとして形成され、基体111の上端
面の左右両側には前記基板用カセット102の頂面に設
けた雌ねじ部に対応した切欠115a,115bが形成
されている。かくして、前記サイドレール1を構成する
カバー単体110は、前記基板用カセット102の側壁
141a,141bの内側壁面に被着され、両者は固定
手段130により一体的に取付け固定される。前記固定
手段130を取り外すことでカバー単体110を基板用
カセット102から取り外すことができる。尚、前記固
定手段130は、図1に示すものと同様のものであり、
前記基板用カセット102と前記カバー単体110の各
上端部に配設された取付孔132a,132bを有する
押え板131と、該押え板131の取付孔132a,1
32bに挿通し、前記基板用カセット102と前記カバ
ー単体110とを固定する取付ビス133a,133b
より構成される。符号147はピン、148はピン止
孔、149はストッパ、150bはストッパ保持部、1
51は脚片、152は切欠である。
【0035】本実施例によれば、基板用カセットにおけ
るサイドレール101が、リブ142を被覆するリブ被
覆部112とリブ被覆部112間に形成され仕切り溝1
43を被覆する溝被覆部113とを備えたカバー単体1
10として構成されるので、カバー単体110の素材を
選別使用し、基板との接触によって発生するパーティク
ルが少なくかつ重金属による基板への汚染を回避でき
る。また、カバー単体110のみを樹脂で製作すること
によりアウターガスの発生を少量に押えられ、基板への
悪影響を防止できる。
【0036】(基板用カセットの説明)次に、本発明に
係る基板用カセットについて説明する。基板用カセット
2は上述のサイドレール1を主要部として構成され、窓
部43a,43bを備えた相対向する側壁41a,41
bと、該側壁41a,41bを結合する端壁等の結合手
段60,65を備えてなり、前記窓部43a,43bは
前記サイドレール1により閉塞される。
【0037】前記側壁41a,41bは、前記サイドレ
ール1を取付ける前記窓部43a,43bを備えた枠体
42a,42bを含んで構成されている。又前記枠体4
2a,42bは、その上半部に上方が開放した窓部43
a,43bを備えており、前記枠体42a,42bにお
ける窓部43a,43bを囲成する部位には前記サイド
レールを嵌込む取付段部44a,44bが形成されてい
る。又この取付段部44a,44bの両側端の中央には
前記サイドレール1取付け用の取付孔45a,45bが
穿設されている(図6参照)。前記サイドレール1を前
記側壁41a,41bに取付ける場合には、一体化した
前記カバー部材10と仕切板20を前記窓部43a,4
3bに嵌込み、取付ビス46a(図2及び図3参照)を
仕切板20に設けた貫通孔24及びカバー部材10に設
けたビス取付孔14に挿通し、更に前記窓部43a,4
3bに設けた取付孔45a,45bで螺合し固定する。
又前記サイドレール1は、取付ビス46aの螺合を解く
ことにより、枠体42a,42bから取り外すことがで
きる。又前記枠体42a,42bにおける前記窓部43
a,43bの下方の内側面側には、基板80を収容した
際に基板80を所定位置に止める棒状のストッパ49を
保持するためストッパ保持部50a,50bが形成され
ている(図7,図9参照)。そして前記枠体42aの頂
面には基板用カセット2を積み重ねたときに寄与するピ
ン47が、また枠体42bの頂面にはピン止孔48が形
成されている。更に前記枠体42a,42bは、底面に
カセット位置決め用の切欠52が形成された脚片51を
備えている。このような構成とすることで、基板用カセ
ット2をセットする場合にステージの所定位置に精度よ
くセットでき、また収納された基板80は高精度で等間
隔に配列できる。なお、前記枠体42a,42bは、樹
脂又は剛性のある金属により形成できるため、枠体42
a,42bを精度よく簡単に製作できる。
【0038】前記結合手段60,65は、相対向する側
壁41a,41bの一端側を固定する端壁60と、前記
側壁41a,41bの他端側を固定する固定棒65とよ
り構成される。前記端壁60は、上端側61を断面コ字
形に折り曲げ形成した平板に複数の取付ビス用貫通孔6
2を穿設して形成される(図8参照)。
【0039】本実施例によれば、基板用カセット2は、
側壁141a,141bの窓部43a,43bを閉塞す
るサイドレール1を具備し、このサイドレール1が、複
数の基板を隔離するためのリブ22及びこのリブ22間
に形成された仕切り溝23を備えた仕切板20と、リブ
22を被覆するリブ被覆部12及び仕切り溝23を被覆
する溝被覆部13を備えたカバー部材10を含んで構成
されるので、サイドレール1のみを加工性の優れた素材
を選別して製作することにより、基板用カセット2全体
の形状寸法の安定化が図れ、円滑に基板の出し入れを行
なえる基板用カセットを提供できる。また、基板用カセ
ット2が大型化した場合にも形状の歪み、寸法誤差のな
いものを提供できる。
【0040】続いて、基板用カセットにおけるサイドレ
ールのもう一つ他の例と、このサイドレールを組み込ん
で構成した基板用カセットを図25乃至図35に示す。
【0041】図25に示す実施例では、サイドレール3
01は、耐摩耗性、耐熱性を考慮し、カバー部材と仕切
板を樹脂部材により一体成形しており、このサイドレー
ル301が図28に示す基板用カセット302の側壁3
41a,341bを閉塞している。
【0042】サイドレールを樹脂部材により一体成形す
る場合,素材としては、耐摩耗性の点からはポリエーテ
ルエーテルケトン(PEEK)をアロイ化しさらにカー
ボンファイバー等によって表面抵抗をおとし静電気の耐
電を極力排除し、かつ耐熱性の高い樹脂を用いることが
好ましく、半導体の処理工程、例えば拡散、CVD、イ
オンインプランテーション後の熱いウエハーの挿入若し
くはフォトレジストのベーキングの工程等の諸々のプロ
セスに、このサイドレールを一貫してそのまま用いるこ
とが可能となる。
【0043】前記サイドレール301は、複数の基板を
隔離して収容するため側壁面に形成したリブ322と、
このリブ322間に形成した仕切り溝323を備えてい
る。前記リブ322は平板部321の一側面より突設し
て形成され、前記仕切り溝323は前記リブ322に連
設して形成されている。
【0044】又前記サイドレール301の左右両側に
は、後述の基板用カセット302に形成されたガイド3
44a,344bにより案内され装着される耳部310
a,310bが形成されている。この耳部310a,3
10bの図25における上下方向には、取付ビス346
a,346b(図30参照)が挿通する取付孔315
a,315bと、この取付孔315a,315bに連通
してOリング347a,347b(図27及び図30参
照)を収容する凹所333,334が形成されている。
又前記取付孔315a,315bを囲成して段部314
a,314bがそれぞれ形成されている。この段部31
4a,314bは、取付ビス346a,346bにより
サイドレール301を基板用カセット302の側壁に取
付けるときに、前記サイドレール301と基板用カセッ
ト302の側壁との間に若干の隙間を生じさせて前記サ
イドレール301の耳部310a,310b全面が基板
用カセット302の側壁に接触することを回避し、かつ
後述のように側壁341a,341bと結合手段36
0,365は真空中でのろう付によって固定されている
ので結合部分に隙間をなくして、カセットをスピンドラ
イによって乾燥させる際の水抜けを容易にするととも
に、赤外線を利用しての乾燥を短時間で行えるように配
慮している。
【0045】次に図28に、図25に示すサイドレール
301を組み込んで構成した基板用カセットを示す。こ
の基板用カセット302は、前述の実施例と同様に、窓
部343a,343bが形成された相対向する側壁34
1a,341bと、該側壁341a,341bを結合す
る端壁等の結合手段360,365を具備しており、前
記窓部343a,343bは前記サイドレール301に
よって閉塞される(図28乃至図30参照)。
【0046】前記側壁341a,341bは、前記サイ
ドレール301を取付ける前記窓部343a,343b
が形成された枠体342a,342bを含んで構成さ
れ、この枠体342a,342bの内側であって前記窓
部343a,343bの左右両側には、前記サイドレー
ル301の着設を案内するガイド344a,344bが
上下方向に走行して形成されている。又このガイド34
4a,344bには前記サイドレール301を取付ける
有底のねじ孔345a,345bが螺刻して形成してあ
る(図32参照;ねじ孔345bはねじ孔345aと同
位置に形成されているが図面上は隠れてあらわれな
い)。
【0047】前記サイドレール301を前記側壁341
a,341bに取付ける場合、サイドレール301を前
記窓部343a,343bの上方開口部303よりガイ
ド344a,344bに沿って挿入し(図31参照)、
取付ビス346a,346bをOリング347a,34
7bを介してサイドレール301に設けた凹所333.
334に挿通し、前記窓部343a,343bに設けた
有底のねじ孔345a,345bで螺合し固定する。
【0048】前記枠体342a(342b)の頂面に
は、基板洗浄装置の挟持手段(図示せず)によって挟持
されるフランジ348a(348b)が形成されてい
る。又前記枠体342a(342b)の前記窓部343
a(343b)より下方はやや内側に折曲され、その途
中に、基板用カセット302に収容した基板を所定位置
に止めるストッパ351を取付ける有底の取付孔356
a,356bが螺刻して形成されている(図30及び図
32参照;取付孔356aは取付穴356bと同位置に
形成されているが隠れて図面上はあらわれない)。そし
て前記枠体342a(342b)の底部は、前記枠体の
ガイド344a(344b)の走行面と平行に形成さ
れ、その底面にカセット位置決め用の切欠350を設け
た脚片349a(349b)を形成している。
【0049】このような形状をした前記枠体342a,
342bは、押出成形によって得られる長尺部材を所定
長に裁断することにより容易に形成される。この場合、
前記枠体342a,342bをアルミニウムで形成する
ことにより基板用カセットを精度よく形成できしかも軽
量化を図ることができる。
【0050】前記ストッパ351は、複数の基板を等間
隔に収容するための欠所354を備えた樹脂性の棒状部
材と、両端に貫通孔353を備えた芯材352とから形
成されている(図33参照)。このストッパ351は、
取付ビス355a,355bを前記貫通孔353に挿通
し、有底の前記取付孔356a,356bに取付けられ
る。
【0051】又前記結合手段360,365は、相対向
する側壁341a,341bの一端側を固定する端壁3
60と、前記側壁341a,341bの他端側を固定す
る固定板365とより構成されている。この端壁360
と前記固定板365は、前記枠体342a,342bと
同様に、押出成形によって得られるアルミニウム製の長
尺部材を所定長に裁断することにより容易に形成され
る。
【0052】前記端壁360の内側面側には、前記側壁
341a,341bを固定するため断面略L字形の突片
361a,361bが形成され、また外側面側には作業
ロボットの操作手により掴まれる掴持部362a,36
2bが形成されている(図28、図29及び図34参
照)。
【0053】前記固定板365の外側面中央には位置決
め用の凸条部366が形成されている(図28、図30
及び図35参照)。
【0054】尚、前記枠体342a,342bと前記結
合手段360,365との結合を強固にするため、前記
枠体342a,342bの内壁面には、前記端壁360
の突片361a,361bの先端が嵌入する第1の凹陥
部363a,363bと前記固定板365の両端部が嵌
入する第2の凹陥部367a,367bがそれぞれ形成
されている(図30及び図32参照)。
【0055】かくして、基板用カセット302を製作す
る場合、枠体342、端壁360、固定板365の3つ
の型を用意すればよく、前記端壁360の突片361
a,361bを前記側壁341a,341bの第1の凹
陥部363a,363bに嵌入するとともに、前記固定
板365の両端を前記側壁341a,341bの第2の
凹陥部367a,367bに嵌入し、それぞれの結合部
分を真空中でろう付け(例えばニッケルろう付け)する
ことにより、側壁341a,341bは結合手段36
0,365に固定される。このように、側壁341a,
341bと結合手段360,365とを、真空ろう付け
によって固定することにより結合部分には隙間がなく、
このためカセットを分解することなく自動カセット洗浄
機による純水洗浄が可能となる(イオンが存在しない D
e Ionized Water (D.I.水)による洗浄が可能とな
る)。
【0056】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で次の効果を奏する。 本発明に係る基板用カセットにおけるサイドレール
は、複数の基板を隔離するためのリブ及びこのリブ間に
形成された仕切り溝を備えた仕切板と、リブを被覆する
リブ被覆部及び仕切り溝を被覆する溝被覆部を備えたカ
バー部材を含んで構成されているため、カバー部材の基
体側に帯電した静電気は仕切板に放電され、周辺装置へ
の静電気による悪影響を防止することができる。また、
カバー部材にそりが生じる場合にもそりは仕切板に強制
され、基板を精度よく収容できる 。 又本発明に係る基板用カセットにおけるサイドレール
は、リブを被覆するリブ被覆部とリブ被覆部間に形成さ
れ仕切り溝を被覆する溝被覆部を備えたカバー単体とし
て構成できるため、サイドレールの素材を選別使用し基
板との接触によって発生するパーティクルが少なくかつ
重金属による基板への汚染を回避できるサイドレールを
提供できる。また、カバー単体のみを樹脂で製作できる
ためアウターガスの発生が少量に押えられ、基板への悪
影響を防止できる。 更に本発明に係る基板用カセットは、側壁の窓部を閉
塞するサイドレールを具備し、このサイドレールが、複
数の基板を隔離するためのリブとこのリブ間に形成され
た仕切り溝とを備えた仕切板と、リブを被覆するリブ被
覆部と仕切り溝を被覆する溝被覆部とを備えたカバー部
材を含んで構成できるため、サイドレールのみを加工性
の優れた素材を選別して製作し、カセット全体の形状寸
法の安定化が図れるので、円滑に基板の出し入れが行な
える基板用カセットを提供できる。また、カセットが大
型化する場合にも、形状の歪み・寸法誤差のない基板用
カセットを提供できる。 サイドレールの耳部に穿設した取付孔に連続して形成
された、Oリング収容用の凹所を具備し、サイドレール
を基板用カセットの側壁に取付けるときにこの凹所に収
容されるOリングによってサイドレールと取付ビスの隙
間が封じられ、取付ビスが挿通する取付孔への浸水が阻
止されるので、カセットを分解することなく純水による
洗浄が可能となる。 取付ビスによってサイドレールをカセットの側壁に取
付けるときに、サイドレールの耳部に形成された段部が
側壁に接触しサイドレールの耳部全面が基板用カセット
の側壁に接触しない構成に形成され、前記サイドレール
と側壁との間に隙間が生じるため、かつ側壁と結合手段
は真空中でのろう付によって固着されているので結合部
分に隙間がないため、カセットをスピンドライによって
乾燥させる際に水抜けが容易に行われ、赤外乾燥を利用
しての乾燥も短時間で済ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明に係る基板用カセットにおけるサイド
レールの構成要素を示す分解斜視図である。
【図 2】本発明に係る基板用カセットを示し、図1に
示すサイドレールを組み込んで構成した基板用カセット
の斜視図である。
【図 3】本発明に係る基板用カセットの構成要素を示
す分解斜視図である。
【図 4】図2に示す基板用カセットの一方のサイドレ
ールを取り外した状態を示す斜視図である。
【図 5】図2に示す基板用カセットからサイドレール
を取り外した状態を示す斜視図である。
【図 6】基板用カセットを構成している側壁を外側か
らみた側壁の正面図である。
【図 7】基板用カセットを構成している側壁を内側か
らみた側壁の正面図である。
【図 8】基板用カセットの構成要素である端壁を示す
斜視図である。
【図 9】基板用カセットの側面図である。
【図10】基板用カセットの平面図である。
【図11】図1に示すサイドレールの構成要素であるカ
バー部材の要部拡大斜視図である。
【図12】図1に示すサイドレールの構成要素である仕
切板の要部拡大斜視図である。
【図13】図1に示すサイドレールの構成要素である仕
切板にカバー部材を被覆した状態を示す要部拡大斜視図
である。
【図14】図1に示すサイドレールの構成要素であるカ
バー部材の正面図である。
【図15】カバー部材の平面図である。
【図16】図14におけるA−A線断面図である。
【図17】図14におけるB−B線断面図である。
【図18】サイドレールの構成要素である仕切板の正面
図である。
【図19】仕切板の平面図である。
【図20】仕切板の左側面図である。
【図21】サイドレールの固定手段の変形例を示す分解
斜視図である。
【図22】図21におけるC−C線断面図である。
【図23】本発明に係る基板用カセットにおけるサイド
レールの他の例を示す分解斜視図である。
【図24】図23に示すサイドレールを一方の側壁の組
み込んで構成して基板用カセットの斜視図である。
【図25】本発明に係る基板用カセットにおけるサイド
レールのもう一つ他の例を示す斜視図である。
【図26】図25に示すサイドレールの裏面側を示す斜
視図である。
【図27】図25に示すサイドレールの要部断面拡大略
図である。
【図28】本発明に係る基板用カセットの他の例を示
し、図25に示すサイドレールを組み込んで構成した基
板用カセットの斜視図である。
【図29】図28に示す基板用カセットを端壁側から見
た斜視図である。
【図30】図28に示す基板用カセットの構成要素を示
す分解斜視図である。
【図31】基板用カセットに形成されるサイドレール挿
入用の開口部の要部拡大斜視図である。
【図32】基板用カセットの構成要素である枠体を示す
斜視図である。
【図33】基板用カセットの構成要素であるストッパを
示す斜視図である。
【図34】基板用カセットの構成要素である端壁を示す
斜視図である。
【図35】基板用カセットの構成要素である固定板を示
す斜視図である。
【符合の説明】
1 サイドレール 2 基板用カセット 3 カバーユニット 10 カバー部材 11 基体 12 リブ被覆部 13 溝被覆部 14 ビス取付孔 20 仕切板 21 平板部 22 リブ 23 仕切り溝 24 貫通孔 30 固定手段 31 押え板 32a ビス取付孔 32b ビス取付孔 33a 取付ビス 33b 取付ビス 41a 側壁 41b 側壁 42a 枠体 42b 枠体 43a 窓部 43b 窓部 45a 取付孔 45b 取付孔 51 脚片 52 切欠 60 端壁 65 固定棒 80 基板 101 サイドレール 102 基板用カセット 110 カバー単体 111 平板部 112 リブ被覆部 113 溝被覆部 130 固定手段 131 押え板 141a 側壁 141b 側壁 210 カバー部材 215 凸条 220 仕切板 225 凹溝 250 棒状部材 301 サイドレール 302 基板用カセット 310a 耳部 310b 耳部 314a 段部 314b 段部 315a 取付孔 315b 取付孔 322 リブ 323 仕切り溝 333 凹所 334 凹所 341a 側壁 341b 側壁 342a 枠体 342b 枠体 343a 窓部 343b 窓部 344a ガイド 344b ガイド 345a ねじ孔 345b ねじ孔 346a 取付ビス 346b 取付ビス 347a Oリング 347b Oリング 348a フランジ 348b フランジ 349a 脚片 349b 脚片 350 切欠 351 ストッパ 352 芯材 353 貫通孔 355a 取付ビス 355b 取付ビス 356a 取付孔 356b 取付孔 360 端壁 361a 突片 361b 突片 362a 掴持部 362b 掴持部 363a 第1の凹陥部 363b 第1の凹陥部 365 固定板 366 凸条部 367a 第2の凹陥部 367b 第2の凹陥部

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形状に形成した基板用カセットを構成し
    ている側壁を閉塞するサイドレールであって、 複数の基板を隔離して収容するため側壁面に形成したリ
    ブと、該リブ間に形成した仕切り溝を備えた仕切板と、 前記リブを被覆するリブ被覆部と、該リブ被覆部間に形
    成され前記仕切り溝を被覆する溝被覆部を備えた前記仕
    切板被覆用のカバー部材を含んで構成されている基板用
    カセットにおけるサイドレール。
  2. 【請求項2】相対向する側壁と、該側壁を結合する端壁
    等の結合手段を備え、前記側壁と結合手段とで方形状に
    形成した基板用カセットの前記側壁に設けた窓部を閉塞
    するサイドレールであって、 前記サイドレールが、 複数の基板を隔離して収容するため側壁面に形成したリ
    ブと、該リブ間に形成した仕切り溝を備えた仕切板と、 前記リブを被覆するリブ被覆部と、該リブ被覆部間に形
    成され前記仕切り溝を被覆する溝被覆部を備え、前記リ
    ブ被覆部と溝被覆部が樹脂部材により一体的に形成され
    ている前記仕切板被覆用のカバー部材とを含み、 前記仕切板とカバー部材とでカバーユニットを構成して
    いる基板用カセットにおけるサイドレール。
  3. 【請求項3】前記仕切板とカバー部材が、着脱自在に形
    成されている請求項1又は2記載の基板用カセットにお
    けるサイドレール。
  4. 【請求項4】前記仕切板とカバー部材が、樹脂部材によ
    り一体成形されている請求項1又は2記載の基板用カセ
    ットにおけるサイドレール。
  5. 【請求項5】前記仕切板とカバー部材が、上端部に配設
    した固定手段により一体的に取付け固定されている請求
    項1乃至3いずれか一項記載の基板用カセットにおける
    サイドレール。
  6. 【請求項6】前記固定手段が、 前記仕切板と前記カバー部材の各上端部に配設した取付
    孔を有する押え板と、 該押え板の取付孔に挿通し、前記仕切板と前記カバー部
    材とを固定する取付ビスとから構成されている請求項5
    記載の基板用カセットにおけるサイドレール。
  7. 【請求項7】前記固定手段が、 前記カバー部材の頂面に形成された下向き凸の凸条と、 前記仕切板の頂面に形成され前記カバー部材の凸条に嵌
    入して凹凸結合する凹溝と、 前記カバー部材の凸条と前記仕切板の凹溝とを凹凸結合
    したときに形成される前記カバー部材の下向き凸の凸条
    に嵌入する棒状部材とから構成されている請求項5記載
    の基板用カセットにおけるサイドレール。
  8. 【請求項8】前記仕切板が、樹脂又は剛性のある金属に
    より形成されている請求項1、2、3、5、6、7いず
    れか一項記載の基板用カセットにおけるサイドレール。
  9. 【請求項9】複数の基板を隔離して収容するためのリブ
    と、該リブ間に形成した仕切り溝を備えた側壁を有する
    基板用カセットの内側壁面に被着するサイドレールであ
    って、 前記リブを被覆するリブ被覆部と、 該リブ被覆部間に形成され前記仕切り溝を被覆する溝被
    覆部を備え、 カバー単体を構成している基板用カセットにおけるサイ
    ドレール。
  10. 【請求項10】相対向する側壁と、該側壁を結合する端
    壁等の結合手段と、複数の基板を隔離して収容するため
    前記側壁に形成したリブと、該リブ間に形成した仕切り
    溝を備え、前記側壁と結合手段とで方形状に形成される
    基板用カセットに被着するサイドレールであって、 前記サイドレールが、 前記リブを被覆するリブ被覆部と、 該リブ被覆部間に形成され前記仕切り溝を被覆する溝被
    覆部を備え、 前記リブ被覆部と溝被覆部を樹脂部材により一体成形
    し、前記側壁に被着して基板用カセットの内側壁面を形
    成する基板用カセットにおけるサイドレール。
  11. 【請求項11】相対向する側壁と、該側壁を結合する端
    壁等の結合手段と、複数の基板を隔離して収容するため
    前記側壁に形成したリブと、該リブ間に形成した仕切り
    溝を備え、前記側壁と結合手段とで方形状に形成される
    基板用カセットの前記側壁に被着するサイドレールであ
    って、 前記サイドレールが、 前記リブを被覆するリブ被覆部と、 該リブ被覆部間に形成され前記仕切り溝を被覆する溝被
    覆部を備え、 前記リブ被覆部と溝被覆部とを樹脂部材により一体的に
    形成し、前記リブと仕切り溝を備え前記側壁の一部を構
    成する仕切板を被覆するカバー単体を構成している基板
    用カセットにおけるサイドレール。
  12. 【請求項12】窓部を備えた相対向する側壁と、 該側壁を結合する端壁等の結合手段と、 前記側壁の窓部を閉塞するサイドレールを具備し、 前記サイドレールが、 複数の基板を隔離して収容するため前記側壁に形成した
    リブと、該リブ間に形成した仕切り溝を備えた仕切板
    と、 前記リブを被覆するリブ被覆部と、該リブ被覆部間に形
    成され前記仕切り溝を被覆する溝被覆部を備えた前記仕
    切板被覆用のカバー部材とを含んで構成されている基板
    用カセット。
  13. 【請求項13】窓部を備えた相対向する側壁と、 該側壁を結合する端壁等の結合手段と、 前記側壁の窓部を閉塞するサイドレールを具備し、 前記サイドレールが、 複数の基板を隔離して収容するため前記側壁に形成した
    リブと、該リブ間に形成した仕切り溝を備えた仕切板
    と、 前記リブを被覆するリブ被覆部と、該リブ被覆部間に形
    成され前記仕切り溝を被覆する溝被覆部を備え、前記リ
    ブ被覆部と溝被覆部を樹脂部材により一体的に形成した
    前記仕切板被覆用のカバー部材を含んで構成されている
    基板用カセット。
  14. 【請求項14】前記側壁が、前記サイドレールを取付け
    る窓部を備えた枠体を含んで構成されている請求項12
    又は13記載の基板用カセット。
  15. 【請求項15】前記枠体が、底面にカセット位置決め用
    の切欠が形成された脚片を備えている請求項12乃至1
    4いずれか一項記載の基板用カセット。
  16. 【請求項16】前記枠体が、樹脂又は剛性のある金属に
    より形成されている請求項14又は15記載の基板用カ
    セット。
  17. 【請求項17】方形状に形成した基板用カセットを構成
    している側壁を閉塞するサイドレールであって、 複数の基板を隔離して収容するため側壁面に形成したリ
    ブと、該リブ間に形成した仕切り溝を備え、前記リブが
    平板部の一側面より突設して形成され、前記仕切り溝が
    前記リブに連設して形成されている基板用カセットにお
    けるサイドレール。
  18. 【請求項18】窓部が形成された相対向する側壁と、該
    側壁を結合する端壁等の結合手段を備え、前記側壁と結
    合手段とで方形状に形成した基板用カセットの前記窓部
    を閉塞するサイドレールであって、 前記サイドレールが、 複数の基板を隔離して収容するため側壁面に形成したリ
    ブと、該リブ間に形成した仕切り溝を備え、前記リブが
    平板部の一側面より突設して形成されるとともに、前記
    仕切り溝が前記リブに連設して形成され、かつその両側
    に基板用カセットの前記窓部に形成されたガイドにより
    案内される耳部が形成されている基板用カセットにおけ
    るサイドレール。
  19. 【請求項19】前記耳部には、取付ビスが挿通する取付
    孔が形成されているとともに、該取付孔に連通してOリ
    ングを収容する凹所が形成され、かつ前記取付孔を囲成
    して段部がそれぞれ形成されている請求項18記載の基
    板用カセットにおけるサイドレール。
  20. 【請求項20】窓部が形成された相対向する側壁と、 該側壁を結合する端壁等の結合手段と、 前記側壁の窓部を閉塞するサイドレールを具備し、 前記側壁が、前記サイドレールを取付ける前記窓部が形
    成された枠体を含んで構成され、この枠体の内側であっ
    て前記窓部の左右両側には、前記サイドレールの着設を
    案内するガイドが上下方向に走行して形成され、 前記サイドレールが、複数の基板を隔離して収容するた
    め側壁面に形成したリブと、該リブ間に形成した仕切り
    溝を備え、前記リブが平板部の一側面より突設して形成
    されるとともに、前記仕切り溝が前記リブに連設して形
    成され、かつその両側に前記枠体に形成された前記ガイ
    ドにより案内される耳部が形成されている基板用カセッ
    ト。
  21. 【請求項21】窓部が形成された相対向する側壁と、 該側壁を結合する端壁等の結合手段と、 前記側壁の窓部を閉塞するサイドレールと収容する基板
    を所定位置に止めるストッパを具備し、 前記側壁が、前記サイドレールを取付ける前記窓部が形
    成された枠体を含んで構成され、この枠体の内側であっ
    て前記窓部の左右両側には、前記サイドレールの着設を
    案内するガイドが上下方向に走行して形成され、 前記サイドレールが、複数の基板を隔離して収容するた
    め側壁面に形成したリブと、該リブ間に形成した仕切り
    溝を備え、前記リブが平板部の一側面より突設して形成
    されるとともに、前記仕切り溝が前記リブに連設して形
    成され、かつその両側に前記枠体に形成された前記ガイ
    ドにより案内される耳部が形成されている基板用カセッ
    ト。
  22. 【請求項22】前記ガイドには、前記サイドレールを取
    付ける有底のねじ孔が螺刻して形成されている請求項2
    0記載の基板用カセット。
  23. 【請求項23】前記枠体の頂面にはフランジが形成さ
    れ、前記枠体の前記窓部より下方はやや内側に折曲さ
    れ、その途中に前記ストッパを取付ける有底の取付孔が
    螺刻して形成され、そして前記枠体の底部は、前記枠体
    のガイドの走行面と平行に形成され、その底面にカセッ
    ト位置決め用の切欠を設けた脚片を形成している請求項
    21記載の基板用カセット。
  24. 【請求項24】前記結合手段が、相対向する側壁の一端
    側を固定する端壁と、前記側壁の他端側を固定する固定
    板とより構成され、前記端壁の内側面側には、前記側壁
    を固定するため断面略L字形の突片が形成され、また前
    記端壁面の外側面側には掴持部が形成されている請求項
    20記載の基板用カセット。
  25. 【請求項25】前記枠体の内壁面には、前記端壁の突片
    の先端が嵌入する第1の凹陥部と前記固定板の両端部が
    嵌入する第2の凹陥部がそれぞれ形成されている請求項
    24記載の基板用カセット。
  26. 【請求項26】前記枠体と前記端壁と前記固定板が、押
    出成形によって得られるアルミニウム製の長尺部材を所
    定長に裁断することにより形成されるている請求項24
    記載の基板用カセット。
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