JPH11162838A - 半導体製造装置およびチャンバ - Google Patents

半導体製造装置およびチャンバ

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JPH11162838A
JPH11162838A JP9342299A JP34229997A JPH11162838A JP H11162838 A JPH11162838 A JP H11162838A JP 9342299 A JP9342299 A JP 9342299A JP 34229997 A JP34229997 A JP 34229997A JP H11162838 A JPH11162838 A JP H11162838A
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JP
Japan
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chamber
wafer
semiconductor manufacturing
manufacturing apparatus
main body
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JP9342299A
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Hirosuke Fujita
浩裕 藤田
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Original Assignee
Nikon Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体を収納するチャンバを有する半導体
製造装置において、チャンバと装置本体との間での静電
放電を効果的に抑制することができる半導体製造装置お
よびチャンバを提供すること。 【解決手段】 装置本体102と、当該装置本体102
を収納するチャンバ1とを有する半導体製造装置100
であって、装置本体102とチャンバ1との隙間に、少
なくとも1以上の絶縁部材が配置してある。絶縁部材と
しては、フッ素樹脂などのプラスチックで構成してある
絶縁板118、絶縁キャップ118a,118bなどが
例示される。また、ボルト114やビス114a自体を
絶縁部材で構成しても良い。特に周縁露光装置120と
チャンバ1との隙間に、このような絶縁部材を装着する
ことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置お
よびチャンバに係り、さらに詳しくは、装置本体を収納
するチャンバを有する半導体製造装置において、チャン
バと装置本体との間での静電放電を効果的に抑制するこ
とができる半導体製造装置およびチャンバに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子を製造するためのフォトリソ
グラフィ工程で使用される露光装置などの半導体製造装
置の装置本体は、クリーンルーム内に設置されるが、特
に清浄な環境が要求されるため、エンバイロメンタルチ
ャンバなどのチャンバ内に設置される。エンバイロメン
タルチャンバ内には、空調装置が備えられ、チャンバ内
の温度制御を行うと共に、HEPAフィルタ(High Eff
iciency particle Air Filter)などのフィルタにより
空気の清浄化が図られる。
【0003】また、チャンバは、外部から装置本体へ入
り込むノイズを防止すると共に、装置本体自体が発生す
るノイズを外部へ放射することを防止する機能を有する
ものもある。外部からのノイズとしては、電源ラインや
信号ラインあるいはグランドラインを伝わる伝導ノイズ
と、電磁界や静電気などの輻射ノイズとがある。このよ
うなノイズ対策としては、チャンバおよび装置本体をグ
ランドに接地接続したり、チャンバのシールド特性を向
上させるなどの対策が有効であり、ほとんどの場合に
は、ノイズを遮断することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、静電気のよ
うな輻射ノイズにおいては、電力は大きくないが電圧が
高い場合が多く、雷と同じような放電経路をとり絶縁性
の低いところを伝わって放電する。しかも従来では、装
置本体とチャンバとの間には、何も絶縁物がないか、ま
たは金属部や金属突起部が露出している構造であること
が多かった。このため、外部から静電気などの高電圧の
外乱ノイズがチャンバに与えられた場合、チャンバの裏
側の金属部が電極となり、そこから装置本体に対して放
電が発生し、これが装置本体に伝わり、装置の故障やエ
ラーなどを引き起こすおそれがあった。また、故障した
場合に、外乱ノイズの原因を特定することが困難であっ
た。
【0005】特に、チャンバには、装置本体により処理
されるウエハなどを出し入れする開閉扉が装着され、扉
を開閉したり、メンテナンス時には扉を取り外すなどの
構造とする必要があり、この部分でのグランドへの接地
接続が不完全となり易いという課題を有していた。その
ため、この部分に蓄積される静電気が、グランドに逃げ
ずに、装置本体側の金属部または電子回路部へ放電する
おそれがあった。多くのノイズ対策の場合、電子回路部
を含めたグランド接地やシールドの強化を行うことで、
ノイズ耐性を高めているが、直接電子回路部に放電した
り、一度金属部に放電し電子回路部へ流れ込む場合に
は、これらの対策では効果がない。
【0006】このような不都合を解消するために、装置
本体とチャンバとの間の隙間を十分に広くすることも考
えられるが、チャンバを大きくすることは、設置面積が
大きくなり、省スペースの要請に反して好ましくない。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、装置本体を収納するチャンバを有する半導体製造装
置において、チャンバと装置本体との間での静電放電を
効果的に抑制することができる半導体製造装置およびチ
ャンバを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】一実施例を表す図面に対
応つけて説明すると、上記目的を達成するための請求項
1記載の本半導体製造装置は、装置本体(102)と、
当該装置本体を収納するチャンバ(1)とを有する半導
体製造装置(100)であって、前記装置本体とチャン
バとの隙間に、少なくとも1以上の絶縁部材(118)
が配置してあることを特徴とする。
【0009】絶縁部材(118)を配置することで、装
置本体(102)とチャンバ(1)との隙間が小さい場
合でも、その部分に静電放電が発生することを効果的に
防止することができる。
【0010】請求項2記載の半導体製造装置は、前記チ
ャンバ(1)を構成する材質として、電磁波をシールド
する材質を含んでいる。電磁波をシールドする材質とし
ては、金属が好ましく用いられるが、導電性繊維や導電
性粒子を含む合成樹脂などであっても良い。
【0011】請求項3記載の半導体製造装置は、前記装
置本体として、マスク(64A)(レチクルを含む概念
で用いる)のパターンを基板(11)に露光する露光部
(10,63)を有する露光装置に適用している。露光
装置としては、特に限定されず、g線(436nm)、
i線(365nm)、KrFエキシマレーザ(248n
m)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2レー
ザ(157nm)を露光用光源として用いる露光装置に
限らず、X線露光装置や電子線(EB)露光装置なども
含む。なお、EB露光装置の場合には、マスクがない場
合もあり得ると共に、チャンバ内を真空状態にすること
が好ましい。また、露光方式の分類による露光装置のタ
イプも特に限定されず、いわゆるステップ・アンド・リ
ピート方式の露光装置でも、いわゆるステップ・アンド
・スキャン方式の露光装置でも良い。
【0012】請求項4記載の半導体製造装置は、前記露
光装置が、前記基板の周縁部を露光する周縁露光装置
(120)を具備しており、当該周縁露光装置と前記チ
ャンバとの間に、前記絶縁部材(118)が配置してあ
る。これは、周縁露光装置とチャンバとの間が、特に隙
間が小さく成りやすいからであり、請求項4記載の半導
体製造装置により効果的に静電放電を抑制することがで
きる。
【0013】請求項5記載の半導体製造装置は、前記露
光装置が、前記基板を搬送する基板ローダ部(12)
と、前記マスクを搬送するマスクローダ部(65)とを
有しており、前記基板ローダ部および/または前記マス
クローダ部と前記チャンバとの間に、前記絶縁部材(1
18)が配置してある。前記基板ローダ部(12)およ
び/または前記マスクローダ部(65)と前記チャンバ
(1)との間が、特に隙間が小さく成りやすいからであ
り、請求項5記載の半導体製造装置により効果的に静電
放電を抑制することができる。
【0014】請求項6記載の半導体製造装置は、前記チ
ャンバの内壁面から内側に向けて突出する突起(11
4,116)および/または装置本体の外部から外側に
向けて突出する突起を、前記絶縁部材(118)により
構成してある。このような突起が金属などの導電性部材
で構成してある場合において、特に静電放電が生じやす
いが、この突起を絶縁部材により構成することで、効果
的に静電放電を抑制することができる。
【0015】請求項7記載の半導体製造装置は、前記チ
ャンバの内壁面から内側に向けて突出する突起(11
4、116)および/または装置本体の外部から外側に
向けて突出する突起を、前記絶縁部材により覆うよう
に、前記絶縁部材(118a、118b)が配置してあ
る。このような突起が金属などの導電性部材で構成して
ある場合において、特に静電放電が生じやすいが、この
突起を絶縁部材(118a、118b)で覆うことで、
効果的に静電放電を抑制することができる。
【0016】請求項8記載の半導体製造装置は、前記絶
縁部材(118)がプラスチックで構成してある。金属
に比べてプラスチックは、絶縁性が高いことから、効果
的に静電放電を抑制することができる。プラスチックと
しては、特に限定されないが、テフロンなどのフッ素樹
脂、ポリエチレン、ポリスチレンなどが、内部抵抗、表
面抵抗および絶縁破壊強さのいずれの点でも高いので好
ましい。また、プラスチック以外に、ガラスやセラミッ
クなどであっても良い。本発明において、絶縁部材の形
状は特に限定されず、板状、ブロック状、または突起自
体を絶縁部材で構成したり、突起を覆うカバー形状など
であっても良い。また、絶縁部材は、金属などの部材の
表面にコーティングなどの方法で成膜した単なる絶縁層
であっても良い。
【0017】請求項9記載の半導体製造装置は、装置本
体を、複数の系(12、63、65)に分割し、各系毎
に、チャンバ(31、32、33)内に収納している。
このため、それぞれのチャンバ内において、前記絶縁部
材(118)を配置することができる。装置本体を、複
数の系に分割する利点としては、各系毎にチャンバ内の
雰囲気のクリーン度や温度を変えたりすることができる
ことである。
【0018】請求項10記載の半導体製造装置は、前記
チャンバ(1)がグランドに接地接続(108)してあ
る。また、請求項11記載の半導体製造装置は、装置本
体がグランドに接地接続(110)してある。これら請
求項10および11に記載の半導体装置では、ノイズに
対するシールド効果が向上する。
【0019】請求項12記載のチャンバは、半導体製造
装置本体を収納するチャンバ(1)であって、前記チャ
ンバの内壁面から内側に向けて突出する突起(114、
116)を、絶縁部材(118)により構成してあるこ
とを特徴とする。請求項13記載のチャンバは、半導体
製造装置本体を収納するチャンバ(1)であって、前記
チャンバの内壁面から内側に向けて突出する突起(11
4、116)を、絶縁部材(118a、118b)によ
り覆っていることを特徴とする。請求項12および13
記載のチャンバを用いることで、チャンバ(1)と装置
本体(102)との間での静電放電を効果的に抑制する
ことができる。
【0020】前記チャンバ(1)としては、特に限定さ
れないが、たとえば内部にHEPAフィルタおよび/ま
たはケミカルフィルタなどのフィルタを持つ空調装置が
内蔵してあるエンバイロメンタルチャンバである。
【0021】なお、本発明では、装置本体(102)と
しては、露光装置に限定されず、CVD装置などの装置
本体をチャンバにより覆う場合にも適用することができ
る。また、本発明に係る半導体製造装置は、必ずしも純
粋な意味での半導体を製造するものに限定されず、ウエ
ハやガラス基板などの基板の表面に微細なパターンやマ
イクロデバイスなどを製造するもの全てを意味するもの
とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
【0023】第1実施形態 図1に示すように、本発明の1実施形態に係る半導体製
造装置100は、装置本体102と、該装置本体102
を収納するチャンバ1とを有する。本実施形態では、装
置本体102は、ステップ・アンド・リピート方式の縮
小投影露光装置である。
【0024】本実施形態では、チャンバ1は、ステンレ
ス、鋼鉄、アルミニウム、銅、真鍮などの金属で構成し
てあり、電磁シールドの機能を有する。チャンバ1の厚
みは、チャンバの大きさなどにもよるが、5〜20mm
程度が好ましい。
【0025】チャンバ1には、開閉扉104が開閉自在
に装着してある扉枠ユニット106が、ボルトやビスな
どで取り外し自在に装着してある。取り外し自在とする
のは、メンテナンスの容易性のためである。開閉扉10
4も金属などの電磁シールド材で構成することが好まし
いが、必ずしも電磁シールド材で構成する必要はない。
本実施形態では、開閉扉104を透明アクリル板などの
透明な合成樹脂で構成してある。開閉扉を透明にするの
は、開閉扉を開けない状態で、内部を観察できるように
するためである。なお、透明な開閉扉の表面に、透明導
電膜などを成膜し、透明な開閉扉にも、電磁シールド効
果を持たせても良い。
【0026】本実施形態では、チャンバ1にもアース線
108を接続すると共に、装置本体102にもアース線
110を接続し、グランドに接地接続してある。
【0027】このような半導体製造装置100におい
て、チャンバ1の内面に、ビスやボルト114の頭部、
あるいは扉枠ユニット106に装着された磁性材料のマ
グネットチャック部116などの突起が形成されること
がある。マグネットチャック部116は、開閉扉104
が閉じた状態で、磁力により扉104が不用意に開くこ
とを防止するためのものである。
【0028】また、制限された大きさのチャンバ1内に
配置される装置本体102の配置例によっては、チャン
バ1の内面に形成された突起との隙間tが10mm以下
程度に小さくなる部分が存在することがある。また、隙
間tが小さくなる部分に、装置本体102のための電気
回路基板112が配置されることがある。
【0029】このような場合に、本実施形態に係る半導
体製造装置100では、フッ素樹脂などの絶縁部材で構
成してある絶縁板118が、ボルト114の頭部やマグ
ネットチャック116などのように、チャンバ1の内壁
面から内側に向けて突出する突起と、装置本体102と
の間に配置してある。また、装置本体102の電気回路
基板112とチャンバ1の内壁面との間にも、同様な絶
縁板118が装着してある。
【0030】これら絶縁板118は、装置本体102に
対して取り付けても良いし、チャンバ1の内壁面に取り
付けても良い。ただし、これらの絶縁板118の取付に
際しては、金属などで構成してあるビスやボルトなどは
使わずに、合成樹脂製または絶縁被覆ししてあるボルト
やビスを用いて取り付ける。あるいは接着剤や凹凸嵌合
などを用いて、これらを取り付ける。
【0031】絶縁板118の大きさは、特に限定され
ず、チャンバ1の内壁面から内側に向けて突出する突起
の一部または全てを覆う程度の大きさである。また、電
気回路基板112に取り付けられる絶縁板118の大き
さは、電気回路基板112よりも同等以上の大きさであ
る。また、絶縁板118の厚みは、特に限定されず、静
電放電を防止できる程度の厚みであり、好ましくは0.
5〜5mm程度である。
【0032】なお、図1に示す実施形態では、チャンバ
1の内壁面から内側に向けて突出する突起のみを例示し
たが、装置本体102の外部から外側に向けて突出する
突起がある場合も同様に、絶縁板118を介在させる。
【0033】また、絶縁板118を介在させると共に、
あるいはその代わりに、図2に示すように、ボルト11
4やビスの頭部を、絶縁部材で構成してある絶縁キャッ
プ118aで覆うと共に、マグネットチャック116
を、絶縁部材で構成してある絶縁キャップ118bで覆
うことが好ましい。また、絶縁板118や絶縁キャップ
118a,118bなどの絶縁部材を装着することが困
難な突起部分には、その突起を構成するビスやボルトな
どの部材自体を絶縁部材で構成する。またはビスやボル
トを絶縁被覆しても良い。
【0034】次に、チャンバ1の内部に装着される装置
本体102としての縮小投影露光装置の概略について、
図3および図4に基づき説明する。
【0035】図3,4に示す例では、チャンバ1の内部
に、空調装置2が具備してあり、空調装置2から通気管
3および塵除去用のHEPAフィルタを持つ吹き出し装
置4を介して、清浄な空気がチャンバ1の内部にサイド
フローとして吹き出されるようになっている。また、チ
ャンバ1内のHEPAフィルタを持つ吹き出し装置4と
反対側の側面には、排気装置5が配置してあり、排気装
置5に連結してある通気管6を介して、チャンバ1内を
流通した空気が空調装置2へと戻されるようになってい
る。
【0036】チャンバ1の床7上には、防振台8が設置
してあり、この防振台8上に露光対象のウエハ11A載
置されるウエハステージ10が設置してある。ウエハス
テージ10は、ベース上でY方向に移動するYステージ
9Yと、X方向に移動するXステージ9Xと、ウエハを
保持するウエハホルダー9Tとを有する。ウエハステー
ジ10の側面部で、防振台8の上には、ウエハローダ系
(ウエハローダ部)12が配置してある。
【0037】ウエハローダ系12は、ウエハ11Aの外
周の一部に形成された切欠部(オリエンテーションフラ
ット部またはノッチ部)が、ウエハステージ10に対し
て所定の位置関係となるように、ウエハステージ10上
にウエハ11Aを設置(ロード)する。
【0038】ウエハローダ系12は、基本的に、X方向
に延びる横スライダ本体13と、その上にY方向に延び
る縦スライダ本体18とを有する。横スライダ本体13
の側面部の二つの設置台21A,21B上に、それぞれ
プロセスウエハ用の保管棚22A,22Bが載置してあ
り、これら保管棚22A,22B内にこれから露光され
るウエハ、または既に露光されたウエハが保管してあ
る。
【0039】横スライダ本体13の上には、保管棚22
A内のウエハを取り出すためのランダムアクセス部(進
退自在なウエハ吸着アーム)14Aと、保管棚22B内
のウエハを取り出すためのランダムアクセス部(進退自
在なウエハ吸着アーム)14Bと、ウエハ受け渡し部1
5と、位置決め台16とが装着してある。位置決め台1
6内には、ターンテーブル17が設置してある。
【0040】横スライダ本体13の手前(図3の下方
向)側には、そのエッジ部に沿ってX方向に移動自在に
搬送アーム20が装着してある。また、縦スライダ本体
18には、その左側エッジ部に沿って移動自在に搬送ア
ーム19A,19Bが装着してある。ランダムアクセス
部14Aまたは14Bで取り出されたウエハは、搬送ア
ーム20によりターンテーブル17上に搬送されるよう
になっている。
【0041】図4は、図3中のウエハローダ系12の構
成を示す。図4に示すように、位置決め台16(ターン
テーブル17を含む)上に位置補正部25が配置してあ
る。位置補正部25からターンテーブル上で回転してい
るウエハの外周部に接触するようにピン(図示省略)が
突き出してあり、このピンが回転するウエハの周縁に接
触することによりウエハの中心位置および切欠部の位置
が検出可能になっている。この検出結果に基づき、ウエ
ハの中心および切欠部の位置が所定の位置となるように
補正する。なお、ウエハの中心および切欠部の位置の検
出は、光学的な非接触センサにより行っても良い。
【0042】ターンテーブル上で中心位置と切欠の位置
が所定の位置に補正されたウエハ、搬送アーム19Aに
よりウエハステージ10側に搬送される。なお、図4に
おいて、A部は、コータ・ディベロッパーとのウエハの
受け渡しを行うインライン受け渡しユニットを、横スラ
イダ本体13の左端に装着した状態を示す。インライン
受け渡しユニットとは、フォトレジストを塗布するコー
タなどから露光装置にウエハを搬入する装置、または露
光装置から現像装置(ディベロッパー)などへ露光済み
のウエハを搬出する搬出装置のことを言う。また、図4
中のB部は、ウエハローダ系12に増設用のランダムア
クセス部14Cと、ウエハの保管棚を備えた設置台21
Cとを装着した状態を示し、C部は、インライン受け渡
しユニットを、横スライダ本体13の右端に備えた状態
を示す。
【0043】図3に示すように、第1のインライン受け
渡しユニット23は、アーム23aおよびスライド軸2
3bを有し、第2のインライン受け渡しユニット24
は、アーム23a、スライド軸24bおよび回転部24
cを有する。インライン受け渡しユニット23のアーム
23aがコータ・ディベロッパー(図示省略)から受け
取ったウエハ11Bが、位置P1で搬送アーム20に渡
される。同様に、インライン受け渡しユニット24のア
ーム24aがコータ・ディベロッパーから受け取ったウ
エハ11Bは、位置P2および位置P3を経て搬送アー
ム20に渡される。あるいは逆に、インライン受け渡し
ユニット23および24からコータディベロッパーに対
してウエハが渡される。
【0044】なお、図3および4には図示省略してある
が、チャンバ1の内部には、ウエハステージ10の上
に、投影レンズ系が配置してあり、投影レンズ系の上部
には、レチクルが載置されるレチクルホルダが装着して
ある。レチクルホルダに保持されたレチクルに露光用光
が照射され、レチクルに形成してあるパターンが、投影
レンズ系を通してウエハステージ10の上に保持してあ
るウエハ11A上に縮小投影して露光されるようになっ
ている。レチクルホルダに保持されるレチクルは、異な
るパターンを露光するために交換可能とする必要があ
り、図3および4に示すウエハローダ系と同様なレチク
ルローダ系(レチクルローダ部)が、チャンバ1の内部
でウエハローダ系の上部に装着してある。投影レンズ系
およびレチクルローダ系の詳細な説明は、後述する第3
実施形態で行うので、この実施形態では省略する。
【0045】図3に示す半導体製造装置100において
は、空調装置2とチャンバ1の内壁との間、吹き出し装
置4または排気装置5とチャンバ1の内壁との間、ウエ
ハローダ系12とチャンバ1の内壁との間、および図示
省略してあるレチクルローダ系とチャンバ1の内壁との
間において、隙間が小さくなる。特にウエハローダ系ま
たはレチクルローダ系では、これらの制御を行う回路基
板がチャンバ1の内壁の近くに装着されることがあり、
チャンバ1に蓄積された静電気が回路基板側に放電する
ことを有効に防止する必要がある。
【0046】本実施形態では、このように装置本体10
2とチャンバ1の内壁との隙間が小さくなる部分や特に
静電放電を防止したい部分において、図1に示すよう
に、絶縁板118が、ボルト114の頭部やマグネット
チャック116などのようにチャンバ1の内壁面から内
側に向けて突出する突起と、装置本体102との間に配
置してある。また、装置本体102の電気回路基板11
2とチャンバ1の内壁面との間にも、同様な絶縁板11
8が装着してある。
【0047】さらに、絶縁板118を介在させると共
に、あるいはその代わりに、図2に示すように、ボルト
114やビスの頭部を、絶縁部材で構成してある絶縁キ
ャップ118aで覆うと共に、マグネットチャック11
6を、絶縁部材で構成してある絶縁キャップ118bで
覆う。また、絶縁板118や絶縁キャップ118a,1
18bなどの絶縁部材を装着することが困難な突起部分
には、その突起を構成するビスやボルトなどの部材自体
を絶縁部材で構成する。
【0048】本実施形態に係る半導体製造装置100で
は、このような構造を採用することにより、装置本体1
02とチャンバ1との隙間が小さい場合でも、その部分
に静電放電が発生することを効果的に防止することがで
きる。したがって、静電放電が原因で装置の故障やエラ
ーなどを引き起こすおそれがほとんどなくなる。
【0049】第2実施形態 図5に示すように、本実施形態に係る半導体製造装置1
00aは、縮小投影露光装置から成る装置本体102a
に、オプションとしてウエハの周縁部を露光する周縁露
光装置120が具備してあるものである。
【0050】周縁露光装置120は、レチクルに形成さ
れたパターンが投影露光されないウエハ周縁部分におけ
るレジスト剥離を防止するために、パターンの投影露光
前のウエハの周縁部分のみを選択的に露光する装置であ
る。周縁露光装置120による周縁露光を行うことで、
ウエハの周縁部分での剥離がなくなり、剥がれたレジス
トが後工程の半導体集積回路製造工程で悪影響を与える
ことがなくなる。
【0051】周縁露光装置120としては、特に限定さ
れず、ウエハを回転させる駆動部と、ウエハの周縁部分
のみに露光用光を出射する出射装置と、ウエハの周縁部
分に照射される露光用光の照射量と照射範囲が周方向で
均一に成るように、前記駆動部および/または出射装置
を制御する制御装置とを有するものであることが好まし
い。
【0052】このような周縁露光装置120は、図5お
よび図6に示すように、チャンバ1aの内壁面の近くに
配置されることがあり、しかも、周縁露光装置120の
ための信号処理基板112aが、チャンバ1aの内壁面
の近くに配置されることがある。しかも、周縁露光装置
120が近くに位置するチャンバ1aの部分には、開閉
扉104が装着された扉枠ユニット106が取り付けら
れ、ビス114aの頭部やマグネットチャック116な
どのような突起がチャンバ1aの内壁面に形成されるこ
とがある。
【0053】そこで、本実施形態では、フッ素樹脂など
の絶縁部材で構成してある絶縁板118が、ビス114
aの頭部やマグネットチャック116などのように、チ
ャンバ1の内壁面から内側に向けて突出する突起と、装
置本体102aの一部である周縁露光装置120との間
に配置してある。また、周縁露光装置120の信号処理
基板112aとチャンバ1aの内壁面との間にも、同様
な絶縁板118が装着してある。
【0054】これら絶縁板118は、周縁露光装置12
0に対して取り付けても良いし、チャンバ1aの内壁面
に取り付けても良い。ただし、これらの絶縁板118の
取付に際しては、金属などで構成してあるビスやボルト
などは使わずに、合成樹脂製のボルトやビスを用いて取
り付ける。あるいは接着剤や凹凸嵌合などを用いて、こ
れらを取り付ける。
【0055】なお、図5,6に示す実施形態では、チャ
ンバ1aの内壁面から内側に向けて突出する突起のみを
例示したが、周縁露光装置120の外部から外側に向け
て突出する突起がある場合も同様に、絶縁板118を介
在させる。
【0056】また、絶縁板118を介在させると共に、
あるいはその代わりに、図6に示すように、ビス114
aの頭部を、絶縁部材で構成してある絶縁キャップ(図
示省略)で覆うと共に、マグネットチャック116を、
絶縁部材で構成してある絶縁キャップ118bで覆うこ
とが好ましい。また、絶縁板118や絶縁キャップ11
8bなどの絶縁部材を装着することが困難な突起部分に
は、その突起を構成するビス114aやボルトなどの部
材自体を絶縁部材で構成する。
【0057】本実施形態に係る半導体製造装置100a
では、このような構造を採用することにより、装置本体
102aの一部となる周縁露光装置120とチャンバ1
aとの隙間が小さい場合でも、その部分に静電放電が発
生することを効果的に防止することができる。したがっ
て、静電放電が原因で装置の故障やエラーなどを引き起
こすおそれがほとんどなくなる。
【0058】第3実施形態 図7に示すように、本実施形態に係る半導体製造装置1
00bでは、装置本体としての縮小投影露光装置が、複
数の系に分割してあり、各系毎に、独立チャンバ内に収
納してあり、各独立チャンバ毎に前記第1実施形態また
は前記第2実施形態と同様な静電放電防止対策を採用し
ている。
【0059】図7に示すように、第1の独立チャンバ3
1内には、3つの互いに独立に動作する空調ユニットよ
りなる空調装置34を設置してある。空調装置34内の
第1の空調ユニットで温度調整された空気は、図7に示
す第1の配管35Aおよび図8に示す第2の独立チャン
バ32の天井に設置された塵除去用のHEPAフィルタ
59Aを介してその独立チャンバ32内に吹き出す。独
立チャンバ32の床には、図8に示すように、リターン
60Aが装着してあるので、独立チャンバ32内に吹き
出した清浄な空気は、図8に示すリターン60Aおよび
図7に示す第1の配管36Aを介してその第1の空調ユ
ニットに戻るようになっている。
【0060】また、空調装置34内の第2のおよび第3
の空調ユニットで温度調整された空気は、それぞれ第2
の配管35Bおよび第3の配管35Cを介して、図8に
示す第3の独立チャンバ32の下部チャンバ33Aの天
井に設置されたHEPAフィルタ59C、および上部チ
ャンバ33Bの天井に設置されたHEPAフィルタ59
Bに導かれる。そして、HEPAフィルタ59Cから下
部チャンバ33Aにダウンフローしてリターン60Cに
達した空気、およびHEPAフィルタ59Bから上部チ
ャンバ33Bにダウンフローしてリターン60Bに達し
た空気は、それぞれ第2の配管36Bおよび第3の配管
36Cを介して第2および第3の空調ユニットに戻るよ
うになっている。
【0061】なお、図示していないが、露光装置本体お
よびウエハローダ系等を設置する独立チャンバ32、3
3A、33B内に存在するイオン(例えばNH4 + 、S
4 2-)、二酸化硫黄(SO2 )等の進入を防止するケ
ミカルフィルタをHEPAフィルタ59A〜59Cと一
緒に設けることが好ましい。これにより、硫酸アンモニ
ウム((NH4 2 SO4 )等が生成されることがなく
なり、これが照明光学系を構成する光学素子に付着して
その反射率または透過率を低下させる現象、およびレジ
ストパターンの断面形状がT字状なる現象の発生を防止
できる。このケミカルフィルタは、3つのHEPAフィ
ルタ59A〜59Cの各々に対応して設ければよい。た
だし、少なくとも照明光学系のためのHEPAフィルタ
59Aにはケミカルフィルタを設けるようにして、他の
HEPAフィルタ59B、59Cにはケミカルフィルタ
を設けないようにしてもよい。
【0062】図8に示すように、第2の独立チャンバ3
2内には露光装置本体の光学系を設置する。すなわち、
独立チャンバ32の床上には防振パッド37aおよび3
7bを介して防振台37を設置し、防振台37上にウエ
ハステージ10を設置し、露光時にはウエハステージ1
0上にフォトレジストが塗布されたウエハ11Aをロー
ドする。防振台37上にコラム62を装着し、コラム6
2の中段に投影光学系63を固定し、コラム62の上端
部のレチクルホルダ上に、レチクル64Aを載置する。
【0063】図7に示すように、ウエハステージ10
は、ベース9B、Yステージ9Y、Xステージ9X、お
よびウエハホルダ9Tなどから構成され、ウエハホルダ
9T上に露光対象のウエハ11Aが真空吸着により保持
される。 ウエハ11Aの円形の外周の一部にオリエン
テーションフラット(またはノッチ)と呼ばれる切欠き
部が形成してあり、この切欠き部が所定の方向を向くよ
うに、かつウエハ11Aの中心がウエハホルダ9Tに対
して所定の位置関係になるように、ウエハホルダ9T上
にウエハ11Aをロードする。本実施形態では、そのウ
エハホルダ9T上への搬入(ロード)、およびそのウエ
ハホルダ9Tからのウエハ搬出(アンロード)を行うた
めのウエハローダ系38を、第3の独立チャンバ33の
下部チャンバ33A(図8参照)内の床上に設置する。
【0064】ウエハローダ系38のガイド部を、X方向
に延びた横スライダ本体39、およびY方向に延びた縦
スライダ本体48より構成し、横スライダ本体39上に
X方向に摺動自在にスカラー型ロボットハンド47を配
置する。スカラー型ロボットハンド47は、横スライダ
本体39に沿ってX方向に移動するX軸移動部41、こ
のX軸移動部41上でXY平面に垂直なZ方向に伸縮す
るZ軸移動部42、このZ軸移動部42の中心42aを
軸として回転するθ軸回転部43、このθ軸回転部43
の先端に回転自在に設けられたR軸回転部44、このR
軸回転部44の先端に回転自在に設けられたハンド部4
5より構成し、ハンド部45の先端部に真空吸着部46
を取り付ける。θ軸回転部43中心42aを軸として回
転することにより、ハンド部45はθ方向に回転し、R
軸回転44部およびハンド部45の回転角を組み合わせ
ることにより、ハンド部45の中心42aから半径方向
(R方向)への位置を調整できる。
【0065】また、横スライダ本体39の側面部に設置
された設置台21Aおよび54上にそれぞれウエハを保
管するための保管棚22Aおよび55を固定し、さらに
ウエハを一次的に載置するための仮置き台56Aおよび
56Bを設置する。仮置き台56Aおよび56B上に
は、ウエハ載置用の複数個(図7では4個)のピンを装
着する。保管棚22Aおよび55の近傍、並びに仮置き
台56Aおよび56Bの近傍の独立チャンバ33の側面
には、それぞれ外部から保管棚等を交換するための開口
33dおよび33eを設ける。これら開口には、図示省
略してある開閉扉が装着された扉枠ユニットが装着され
る。スカラー型ロボットハンド47のハンド部45を独
立チャンバ33左側面の開口33cから突き出すことに
より、外部装置(外部のフォトレジストのコータ、また
は現像装置等)に対するウエハ11Dの受け渡しを行う
ことができ、別の位置Q1でもウエハ11Eの受け渡し
を行うことができる。さらに、スカラー型ロボットハン
ド47を位置Q7に移動させて、独立チャンバ33の右
側面の開口33fからハンド部を突き出すことにより、
外部装置とウエハ11Fの受け渡しを行うことができ、
別の位置Q8でもウエハ11Gの受け渡しを行うことが
できる。同様に、スカラー型ロボットハンド47を位置
Q3、Q5またはQ6に移動させることにより、それぞ
れの保管棚55、仮置き台56Aまたは仮置き台56B
に対するウエハの受け渡しを行うことができる。
【0066】また、縦スライダ本体48は、独立チャン
バ32の側面の開口32aおよび独立チャンバ33の下
部33A側面の開口33bを通して独立チャンバ32内
に突き出しており、縦スライダ本体48の側面に長手方
向に摺動自在に、ウエハの接触部がコの字型の2個のス
ライダ49Aおよび49Bが取り付けてある。これらの
2個のスライダ49Aおよび49Bは、それぞれの真空
吸着によりウエハを保持した状態で、独立チャンバ32
内と下部チャンバ33A内との間を独立に移動する。そ
して、スカラー型ロボットハンド47は例えば保管棚5
5からウエハを取り出した後、位置Q4において、上下
動可能なターンテーブル52を介してスライダ49Aま
たは49Bにウエハを渡す。その後、スライダ49Aま
たは49Bから露光後のウエハを同様にターンテーブル
52の上下動を介して受け取ったスカラー型ロボットハ
ンド47は、そのウエハを例えば保管棚55に戻す。
【0067】また、スカラー型ロボットハンド47のハ
ンド部45、スライダ49A、スライダ49Bのように
ウエハと接触する部分は、表面が緻密な導電性セラミッ
クなどで形成する。ただし、そのウエハとの接触部の表
面に緻密な導電性セラミックをコーティング等により被
着してもよい。
【0068】横スライダ本体39と縦スライダ本体48
とが交差する領域付近、すなわち位置Q4の近傍に、セ
ンサ台50を設置し、このセンサ台50にウエハの中心
位置を検出するための中心位置センサ(後述)が配置し
てある。センサ台50の上側に調節台51を配置し、調
節台51の上部にXY方面に垂直な軸を中心として回転
する導電性セラミック製のターンテーブル52を設け、
この調節台51上でかつターンテーブル52とセンサ台
50との間の位置に、ウエハの外周部の直線状の切欠き
部(オリエンテーションフラット)の位置を検出するた
めの切欠き検出センサの投光部53、および1次元CC
D等からなるラインセンサ75(図8参照)が配置して
ある。投光部53は、ウエハ上のフォトレジストに対し
て非感光性のスリット状の光ビームをラインセンサ75
に照射し、ラインセンサ75は、そのスリット状の光ビ
ームの内の遮光された部分の長さを検出し、検出結果を
図示省略してある制御系に出力する。
【0069】図9は、図7中のIX部の拡大図であり、こ
の図9において、スカラー型ロボットハンド47からタ
ーンテーブル52上にウエハ11Jを渡すときに、ウエ
ハ11Jは、まずセンサ台50の中を通過する。図9の
X−X線に沿う断面図である図10に示すように、センサ
台50の上部に4個の投光部76A〜76Dを設置し、
センサ台50の下部には投光部に対向するように4個の
受光部78A〜78Dを設置しておき、ウエハ11J
を、それらの投光部76A〜76Dと受光部78A〜7
8Dとの間を通過させる。投光部76A〜76Dから
は、ウエハ上のフォトレジストに対して非感光性のビー
ム状の照明光が射出される。
【0070】この場合、図9に示すように、ウエハ11
Jはほぼ円形であるため、ウエハ11Jのターンテーブ
ル52方向への位置と、図10の受光部78A〜78D
のそれぞれでウエハ11Jにより光が遮光されてから再
び光が受光されるまでのタイミングとの関係から、不図
示の制御系によりウエハ11の中心位置を求める。そし
て、スカラー型ロボットハンド47は、ウエハ11Jの
中心位置がターンテーブル52の回転中心に合致するよ
うに、ターンテーブル52上にウエハ11Jを載置す
る。この際にウエハ11Jの裏面にスライダ49Aを移
動させておく。また、前記中心位置情報に基づいて、ス
カラー型ロボットハンド47のR軸の制御およびθ軸
(あるいはX軸)の制御を行うことにより、ウエハ11
Jは中心が合致するようにターンテーブル52上に載置
される。ターンテーブル52上でウエハ11Jは真空吸
着される。このような位置決め方式により、ほぼ±0.
2mm程度の精度でターンテーブル52の中心に対して
ウエハの中心に対してウエハの中心が位置決めされる。
【0071】その状態でターンテーブル52を回転させ
ると、ウエハ11Jの周縁部が切欠き検出センサの投光
部53とラインセンサ75(図8参照)との間で回転
し、ウエハ11J切欠き部(オリエンテーションフラッ
トまたはノッチ)がラインセンサ75上を通過する際に
遮光部の長さが減少することから、不図示の制御系がそ
のウエハ11Jの切欠き部の位置を検出する。この検出
結果に応じて、ウエハ11Jの切欠き部が、例えば横ス
ライダ本体39に対向する位置でターンテーブル52の
回転を停止させる。その後、ターンテーブル52による
ウエハ11Jの吸着を解除し、ターンテーブル52が下
降して、スライダ49Aの上面にウエハ11Jを真空吸
着して、そのスライダ49Aを縦スライダ本体48に沿
って図7の独立チャンバ32側に移動させ、不図示のウ
エハ受渡し手段によりそのスライダ49Aからウエハホ
ルダ9T上にウエハ11Jを移す。この際に、ウエハ1
1Jの中心および切欠き部の位置が正確に所定の状態に
なってウエハ11Jがウエハホルダ9Tの上に載置され
る。
【0072】さらに、ウエハホルダ9T上には一般に同
心円状の凸部があり、これらの同心円状の凸部上にウエ
ハ11J載置される。そこで、スカラー型ロボットハン
ド47、およびスライダ49A、49Bにおけるそのウ
エハ11Jとの接触部は、そのウエハホルダ9T上での
接触部と異ならしめることが望ましい。すなわち、スカ
ラー型ロボットハンド47、およびスライダ49A、4
9Bと接触するウエハ裏面の位置と、ウエハホルダ9T
の凸部と接触するウエハ裏面の位置とを異ならしめる。
このとき、ウエハホルダ9Tの凸部の形状に応じて、ス
カラー型ロボットハンド47、およびスライダ49A、
49Bのウエハとの接触部の位置、面積を決めればよ
い。これにより、ウエハホルダ9T上でウエハの平面度
を良好に維持できる。これはウエハの裏面にスカラー型
ロボットハンド47、およびスライダ49A、49Bと
の接触によって異物が付着しても、その異物がウエハホ
ルダ9Tの凸部とウエハとの間に挟み込まれることがな
いためである。
【0073】なお、図8のラインセンサ75の代わり
に、シリンドリカルレンズと1個の受光素子(例えばフ
ォトダイオード)とを組み合わせたアナログセンサを使
用してもよい。このアナログセンサを使用すると、ウエ
ハに遮光部の長さに応じてその受光素子の受光量が変化
することから、その遮光部の長さを検出できる。また、
ウエハの円周方向の2箇所に、投光部53とアナログセ
ンサとの組合わせを2組配置し、2個のアナログセンサ
の出力信号のバランスが取れるようにサーボ方式でター
ンテーブル52の回転位置を固定することによって、ウ
エハ11Jの切欠き部(オリエンテーションフラットま
たはノッチ)の位置決めを行ってもよい。
【0074】図9に示すように、調整台51の上方に
は、レチクルを照明するための露光光の一部を分離して
得られた光を導く光ガイド77を配置してある。図13
は、図9のXIII−XIII線に沿う断面図であり、この図1
3に示すように、光ガイド77の射出端77aをコの字
型の移動台85の上端部に取り付け、移動台85の下端
部にその射出端77aに対向するように1次元CCDよ
りなるラインセンサ84を固定し、移動台85の底面に
固定されたスライダ85aを、調整台51に固定された
支持台86の上のガイド部に設置する。支持台86には
駆動モータ87を固定し、移動台85の側面部にスライ
ダ85aの摺動方向と平行に送りねじ88を螺合し、駆
動モータ87の回転軸カップリング89を介してその送
りねじ88を結合する。移動台85の移動方向は、ター
ンテーブル52を中心とした半径方向であり、駆動モー
タ87を駆動することにより移動台85をその半径方向
に沿って移動させることができる。
【0075】そして、いわゆる周縁露光時には、光ガイ
ド77の射出端77aから、ターンテーブル52上に吸
着されているウエハ11Jの周縁部に、ウエハ11J上
に塗布されたフォトレジストを感光させるスリット状の
露光光を照射し、ラインセンサ84では、その露光光の
遮光部の長さを検出し、この検出結果を不図示の制御系
に供給する。周縁露光とは、ウエハ11Jの周縁部から
の発塵を防止するために、ウエハ11Jの周縁部のフォ
トレジストのみを感光させることを言う。この場合、本
実施形態では、ターンテーブル52の回転中心とウエハ
11Jの中心とがほぼ正確に合致しているため、移動台
85の位置を調整して射出端77aから露光光を射出さ
せることにより、ウエハ11Jの周縁露光の幅を所望の
値に正確に設定できる。また、ウエハの切欠き位置が既
知ため、ターンテーブル52にエンコーダ付モータまた
はステッピンッグモータを採用して、ウエハ11Jの切
欠き部が射出端77aとラインセンサ84との間に達し
たときには、周縁露光の幅が一定になるように移動台8
5の位置を調整することにより、ウエハ11Jの切欠き
部でも一定の幅で周縁露光を行うことができる。
【0076】図8に示すように、独立チャンバ33の上
部のチャンバ33B内のリターン60B上にはレチクル
ローダ系65が設置してある。レチクルローダ系65の
ガイド部は独立チャンバ32の開口32bおよび上部チ
ャンバ33Bの開口33gを通して独立チャンバ32内
に突き出た縦スライダ本体72より構成され、縦スライ
ダ本体72に沿って摺動自在に2つのスライダ73Aお
よび73Bが取り付けてある。そして、縦スライダ本体
72の支持台の近傍に、ベース66と、このベース66
上でXY平面に垂直なZ方向に伸縮するZ軸移動部67
と、このZ軸移動部67の中心を軸として回転するθ軸
回転部68と、このθ軸回転部68の先端に回転自在に
設けられたR軸回転部69と、このR軸回転部69の先
端に回転自在に設けられたハンド部70よりなるスカラ
ー型ロボットハンドとを設置する。
【0077】また、そのレチクル用のスカラー型ロボッ
トハンドの近傍にレチクル用保管棚74を設置し、保管
棚74からそのスカラー型ロボットハンドのハンド部7
0で真空吸着によりレチクルを取り出し、このように取
り出したレチクルを縦スライダ本体のスライダ73Aま
たは73Bに渡す。その後、スライダ73Aまたは73
Bは、レチクルを真空吸着により保持した状態で、縦ス
ライダ本体72に沿って独立チャンバ32内に移動し、
不図示のレチクル受渡し手段を介して露光装置本体のコ
ラム62上のレチクルホルダ上にそのレチクルを設置す
る。また、レチクルを交換する際には、そのレチクルホ
ルダから取り出されたレチクルが、スライダ73Aまた
は73B、およびレチクル用のスカラー型ロボットハン
ドのハンドを介して保管棚74に戻される。このように
レチクルの搬送時にもスカラー型ロボットハンドのハン
ドが使用されているため、レチクルローダ系65が簡略
化されている。
【0078】さらに図8において、第2の独立チャンバ
32、第3の独立チャンバ33の下部チャンバ33A、
および上部チャンバ33B内にはそれぞれ真空ポンプ6
1A、61Cおよび61Bが設置してある。真空ポンプ
61Aは、独立チャンバ32内の露光用光学系でのウエ
ハに対する真空吸着用の負圧を供給し、真空ポンプ61
Cは、チャンバ33A内のウエハローダ系38でのウエ
ハに対する真空吸着用の負圧を供給し、真空ポンプ61
Bは、チャンバ33B内のレチクルローダ系65でのレ
チクルに対する真空吸着用の負圧を供給する。このよう
に、本実施形態では、露光装置本体での真空吸着、ウエ
ハローダ系38での真空吸着、およびレチクルローダ6
5での真空吸着が独立に行われるため、互いにウエハの
吸着または離説時の影響が伝わらない利点がある。ま
た、独立チャンバ32内の露光用光学系のウエハホルダ
9T上に吸着されたウエハにレチクルパターンを露光し
ている間に、ウエハローダ系38、またレチクルローダ
系65で真空吸着のオンまたはオフを行っても、ウエハ
ホルダ9T側では、圧力変動がないため、ウエハが位置
ずれしないという利点もある。
【0079】次に、図7中の保管棚55の構成につき図
11および図12を参照して詳細に説明する。図11
は、図7の矢視XI方向から見た図であり、この図11に
示すように、保管棚55は、導電性材料からなる箱体で
あり、前後が抜けた構造となっている。また、その箱体
の天板と底板79N との間に、順に導電性材料からなる
仕切り板791 ,792 ,・・・がその箱体と一体に装
置されている。これにより、保管棚55内にはN枚のウ
エハを格納でき、N枚の一例は1以上の整数nを用い
て、(25×n+1)枚、すなわち、26枚、51枚、
76枚等である。あるいはn=0の場合は、N枚は1枚
である。
【0080】また、保管棚55は、設置台54上にねじ
止めにより固定し、保管棚55内の仕切り板791 上に
は、3個の導電性セラミックスのピン80A、81A、
82Aが植設してある。同様に、他の仕切り板792
793 ,・・・および底板79N 上にもそれぞれ3個の
導電性セラミック製のピンを植設する。例えば1ロット
のウエハへの露光を行う際には、791 ,792 ,・・
・および底板79N 上にはそれぞれウエハ111 、11
2 ・・・、11N が設置されている。そして、例えばウ
エハ111 を保管棚55から搬出する際には、図11の
XII−XII線に沿う断面図である図12に示すように、ス
カラー型ロボットハンド47のハンド部45がウエハ1
1 の裏面と仕切り板791 との間に差し込んで、その
ウエハ111 を取り出す。
【0081】この場合、本実施形態では、通常の露光時
の1ロットのウエハの枚数は25×n枚であるため、本
実施形態の保管棚55にはさらに1枚多いウエハを保管
できる。ただし、余分に保管できる枚数を複数枚にして
もよい。その余分に保管できる部分には、例えばウエハ
ホルダ9T(図7参照)上の平面度計測用に高平面精度
の基準ウエハ、装置の自己計測用のマスタウエハ、また
はウエハの接触部清掃用のウエハ等を保管する。本実施
形態では、このように余分に収納できる空間を保管棚5
5の一部に確保しているが、例えば図7の仮置き台56
A、56Bのような独立した台を用いてもよい。
【0082】次に、本実施形態の保管棚55は、前後が
抜けているため、前後からの検査用の光を通過させるこ
とができる。そこで、図7に示すように、チャンバ内側
面に保管棚55挟むように投光器57および受光器58
を配置する。そして、保管棚55内にウエハが無いとき
には、投光器57から射出された光ビームが保管55内
を通過して受光器58で受光され、ウエハがあるときに
はその光ビームが遮光されるようにする。これにより、
保管棚55内のウエハの有無をチェックできる。さらに
保管棚55の後方に壁があっても透明体であれば本機能
は達成できる。
【0083】なお、図11に示すように、設置台54上
にはねじ止めにより保管棚55を固定しているが、開閉
自在なロック機構によりその保管棚55を固定してもよ
い。このようにロック機構を持つことにより、設置台5
5上には従来のプロセスウエハ用の保管棚22(図7参
照)をも固定できる。また、上述した実施形態では、図
9に示すように、ウエハ11Jの中心位置、および切欠
き部(オリエンテーションフラツトまたはノッチ)の位
置をそれぞれ、センサ台50中の検出器、および投光部
53を含む切欠きセンサにより検出していた。しかしな
がら、図14に示すように、調整台51の上方の4箇所
にスリット状の光ビームを下方に照射する投光部90A
〜90Dを固定し、これらの投光部90A〜90Dに対
向し、かつウエハ11Jの周縁部を挟むようにラインセ
ンサを配置してもよい。この場合、ウエハ11Jのエッ
ジ部が各ラインセンサ上で所定位置にくるように、サー
ボ方式でスカラー型ロボットハンドのハンド部45の位
置をR方向、θ方向、あるいはX方向に駆動して位置決
めすることにより、ウエハ11Jの中心位置を概略にタ
ーンテーブル52の中心位置に位置決めできる。
【0084】また、それら4組の投光部およびラインセ
ンサの組合せの例えば投光部90Aと、これと対向する
ラインセンサとを用いることにより、ウエハ11Jの切
欠き部(オリエンテーションフラットまたはノッチ)の
検出を行うこともできる。この場合、ウエハ11J上の
切欠き部がどの方向を向いても、ラインセンサが4個設
けてあるため、ウエハ11Jを最大で90゜程度回転す
るだけでその切欠き部の位置を検出できる。なお、投光
部およびラインセンサの組合わせは2組以上あれば同様
の位置決めが可能である。
【0085】本実施形態に係る半導体製造装置100b
でも、各独立チャンバ31,32,33の内壁と、各独
立チャンバ内に収納される装置本体を構成する各系の装
置部分との隙間が小さい場合がある。このような場合に
おいて、本実施形態でも、前記第1実施形態および第2
実施形態と同様にして、ビスやボルトの頭部やマグネッ
トチャックなどのように、チャンバの内壁面から内側に
向けて突出する突起と、装置部分との間に、絶縁板が配
置してある。
【0086】また、絶縁板を介在させると共に、あるい
はその代わりに、ビスやボルトなどの突起を、絶縁部材
で構成してある絶縁キャップで覆う。また、絶縁板や絶
縁キャップなどの絶縁部材を装着することが困難な突起
部分には、その突起を構成するビスやボルトなどの部材
自体を絶縁部材で構成する。
【0087】本実施形態に係る半導体製造装置100b
では、このような構造を採用することにより、装置本体
を構成する各系毎の装置部分と各独立チャンバ31,3
2,33との隙間が小さい場合でも、その部分に静電放
電が発生することを効果的に防止することができる。し
たがって、静電放電が原因で装置の故障やエラーなどを
引き起こすおそれがほとんどなくなる。
【0088】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0089】たとえば、チャンバの中に収納される装置
本体としては、縮小投影露光装置に限らず、角形のガラ
スプレートに液晶表示素子パターンを露光する液晶露光
装置、あるいは露光装置以外の半導体製造装置であって
も良い。
【0090】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
半導体製造装置およびチャンバによれば、チャンバと装
置本体との間での静電放電を効果的に抑制することがで
きる。したがって、静電放電が原因で装置の故障やエラ
ーなどを引き起こすおそれがほとんどなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1実施形態に係る半導体製
造装置の概略断面図である。
【図2】 図2は図1に示すチャンバの内壁面に形成さ
れた突起の一例を示す要部断面図である。
【図3】 図3は図1に示す装置本体の一例を詳細に示
す平面図である。
【図4】 図4は図3に示すウエハローダ系の概略斜視
図である。
【図5】 図5は本発明の第2実施形態に係る半導体製
造装置の概略断面図である。
【図6】 図6は図5に示すチャンバと周縁露光装置と
の隙間を示す要部断面図である。
【図7】 図7は本発明の第3実施形態に係る半導体製
造装置の平面側断面図である。
【図8】 図8は図7に示すVIII−VIII線に沿う断面図
である。
【図9】 図9は図7に示すIX部の詳細を示す要部平面
図である。
【図10】 図10は図9に示すX−X線に沿う矢視図で
ある。
【図11】 図11は図7に示す保管棚のXI方向からの
矢視図である。
【図12】 図12は図11に示すXII−XII線に沿う要
部断面図である。
【図13】 図13は図9に示すXIII−XIII線に沿う要
部断面図である。
【図14】 図14は図7に示す調整台付近のセンサの
他の例を示す拡大平面図である。
【符号の説明】
1… チャンバ 31,32,33… 独立チャンバ 100,100a,100b… 半導体製造装置 102,102a… 装置本体 104… 開閉扉 106… 扉枠ユニット 108,110… アース線 112… 電気回路基板 112a… 信号処理基板 114… ボルト 114a… ビス 116… マグネットチャック 118… 絶縁板 118a,118b… 絶縁キャップ 120… 周縁露光装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、当該装置本体を収納するチ
    ャンバとを有する半導体製造装置であって、 前記装置本体とチャンバとの隙間に、少なくとも1以上
    の絶縁部材が配置してある半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 前記チャンバが、電磁波をシールドする
    材質を含んでいる請求項1に記載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記装置本体が、マスクのパターンを基
    板に露光する露光部を有する露光装置である請求項1ま
    たは2に記載の半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 前記露光装置には、前記基板の周縁部を
    露光する周縁露光装置が具備してあり、当該周縁露光装
    置と前記チャンバとの間に、前記絶縁部材が配置してあ
    る請求項3に記載の半導体製造装置。
  5. 【請求項5】 前記露光装置は、前記基板を搬送する基
    板ローダ部と、前記マスクを搬送するマスクローダ部と
    を有しており、前記基板ローダ部および/または前記マ
    スクローダ部と前記チャンバとの間に、前記絶縁部材が
    配置してある請求項3に記載の半導体製造装置。
  6. 【請求項6】 前記チャンバの内壁面から内側に向けて
    突出する突起および/または装置本体の外部から外側に
    向けて突出する突起を、前記絶縁部材により構成してあ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の半
    導体製造装置。
  7. 【請求項7】 前記チャンバの内壁面から内側に向けて
    突出する突起および/または装置本体の外部から外側に
    向けて突出する突起を、前記絶縁部材により覆うよう
    に、前記絶縁部材が配置してあることを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載の半導体製造装置。
  8. 【請求項8】 前記絶縁部材が、プラスチックで構成し
    てある請求項1〜7のいずれかに記載の半導体製造装
    置。
  9. 【請求項9】 前記装置本体が、複数の系に分割してあ
    り、各系毎に、前記チャンバに収納してある請求項1〜
    8のいずれかに記載の半導体製造装置。
  10. 【請求項10】 前記チャンバがグランドに接地接続し
    てある請求項1〜9のいずれかに記載の半導体製造装
    置。
  11. 【請求項11】 前記装置本体がグランドに接地接続し
    てある請求項1〜10のいずれかに記載の半導体製造装
    置。
  12. 【請求項12】 半導体製造装置本体を収納するチャン
    バであって、前記チャンバの内壁面から内側に向けて突
    出する突起を、絶縁部材により構成してあることを特徴
    とするチャンバ。
  13. 【請求項13】 半導体製造装置本体を収納するチャン
    バであって、前記チャンバの内壁面から内側に向けて突
    出する突起を、絶縁部材により覆っていることを特徴と
    するチャンバ。
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WO2004008611A1 (ja) * 2002-07-10 2004-01-22 Nikon Corporation モータ、ロボット、基板ローダ及び露光装置
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