JP4291300B2 - 挿入機器、この挿入機器を備えたリソグラフィ装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は挿入機器、リソグラフィ装置、及び、デバイス製造方法に関する。特に、本発明は対象物を調整された環境内に挿入するように構成した挿入機器に関する。
リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造において使用することができる。このような場合に、パターン形成機器はICの個別の層に対応した所望の回路パターンを作成するために使用することができ、このパターンは、放射線感応性材料(レジスト)の層でコーティングされている基板(シリコン・ウェハ)上の(例えば、1つ又は複数のダイを含む)目標部分上に画像形成することができる。
一般に、単一の基板は連続的に露光される隣接した目標部分のネットワークを含む。既知のリソグラフィ装置は、1回の露光動作において目標部分上にパターン全体を露光することにより各目標部分が照射される所謂「ステッパ」、及び、各目標部分が、与えられた方向(「走査」方向)における投影ビームを介してパターンを走査する一方、これに同期して、この方向に平行又は非平行に基板を走査することにより照射される所謂スキャナを含む。
従来技術のリソグラフィ装置において、目標部分上への回路パターンの画像形成は、調整された環境内例えば(例えば、真空などの)減圧された作業室内などで行われる。基板上に画像を投影するために、基板は調整された環境内に定置する必要がある。調整された環境への基板の挿入は条件調整可能な内部を含む調整可能な容器を使用することにより行われる。すなわち、容器内部は容器内の圧力を調整する、及び/又は、容器内に存在する粒子の数を制御する能力を備えて構成することができる。条件調整可能な容器は挿入機器の一部とすることができる。挿入機器並びに条件調整可能な容器は、調整された環境に基板を挿入するために採用することができるだけでなく、調整された環境から基板を取り除くためにも採用できることに注意されたい。同様に、条件調整可能な容器又は挿入機器は、例えばパターン形成機器などの基板以外の他の対象物に対しても採用することができる。
条件調整可能な容器は、典型的に、調整された環境と外部(例えば、大気環境など)の間に置かれ、かつ、中間作業室として機能する。中間作業室の内部(すなわち、容器の内部)の条件は変えることができる。対象物をリソグラフィ装置の調整された環境内に搭載すべきである時、対象物は容器内の第1のゲートを介して先ず中間作業室内に搭載され、これにより、中間作業室は大気条件及び/又は埃粒子に曝される。第1のゲートの閉鎖の後、容器の内部は、条件がリソグラフィ装置の調整された環境における条件と実質的に等しくなるように調整される。続いて、リソグラフィ装置の条件調整された環境を持つ容器の内部に接続する容器内の第2のゲートは開放されることができ、対象物は容器からリソグラフィ装置に転送することができる。
大気環境から調整された環境に対象物を転送するためには、基板を大気環境から第1のゲートを介して容器内に転送するためのロボット・アームを大気環境内に位置決めすることができる。容器内において、対象物はパッド上などに位置する。従って、容器の第1のゲートを閉鎖した後、容器内の環境条件は、この環境条件が調整された環境の環境条件に相当するように変更することができる。
続いて、条件調整可能な容器内のロボット・アームは対象物を前記パッドなどから第2のゲートを介して調整された環境に転送する。ロボット・アームには、対象物を搬送するための対象物支持パッドが接続されている。従って、ロボット・アームの軌跡は第2のゲートを介して対象物支持パッド及び、従って、その上の対象物を搬送するように設定される。第1又は第2のゲートを介して対象物支持パッドを移動するには前記ロボット・アーム軌跡に沿った高度に正確な移動が必要である。従って、ゲートを介した転送及び対象物の正確な位置決めを確実にするために、ロボット・アーム及び対象物支持パッドの軌跡のいかなる妨害も最小に抑えることが要求される。
第1のゲート及び第2のゲートは同じゲートとすることができる。しかし、第1の環境から第2の環境に対象物を転送するためには、条件調整可能な容器の外部の環境が第1から第2の環境に変更される必要がある一方、対象物は条件調整可能な容器内にある。例えば、条件調整可能な容器のゲートは第1及び第2の環境に関して再位置決めすることができる一方、内部に対象物を有する容器の内部は条件調整されている。
一般に、ロボット・アームを制御するロボットは容器の外部に装着されており、容器壁の開口部を介して容器内部のロボット・アーム及び対象物支持パッドを位置決めする。容器の生産中に、ロボットは容器壁に取り付けられ、ロボット・アーム軌跡は容器に関して、特に、上記に述べたように、対象物を転送するためにロボット・アームが進行しているゲートに関して設定されている。
条件調整可能な容器及びロボットを含む挿入機器の生産後は、容器を開かずにロボット・アーム及び対象物支持パッドの軌跡を調整することは最早不可能となる。しかし、もし軌跡が妨害されたなら、容器は軌跡を再設定するために開かれる必要がある。容器を開くことは、例えば気密容器構造の創出などの条件調整された内部を創出するように設計されている複雑な構造のために、困難である可能性がある。調整の後、内部は再条件調整される必要のある可能性があり、調整手順を困難にするだけでなく、時間がかかり、かつ、高価にもする。
容器壁は、容器内部の圧力が低減された時などに変形を受ける可能性があるため、ロボットが容器の外部に装着されていることより、ロボット並びにロボット・アーム及びその軌跡の向き及び位置は容器壁の変形により妨害を受ける可能性がある。一般に、ロボット・アーム軌跡の妨害を最小に抑えるために、ロボットは容器壁の中央に位置している。容器壁は容器内部の低減された圧力のためにへこむ。中央において、容器壁は自身の向きを保ち、従って、容器壁が容器内部の低減された圧力のために変形しても、ロボット・アームの向きは変化しない。
しかし、容器壁の中央にロボットを位置決めすることは、容器の設計を制限する。容器のサイズを低減するため、それにより、必要とする空間をより小さくするために、ロボットを容器壁に関して非対称に、すなわち、中央にではなく位置決めすることが有利であると見出されている。
本発明の原理は、本明細書に具体化され、かつ、広範に説明されているように、容器内の条件が変えられてもロボット・アームの軌跡が妨害されないように、条件調整可能な容器内にロボット・アームを設ける。加えて、ロボット・アームは、容器内の条件が変えられてもロボットの軌跡が妨害されずに、条件調整可能な容器壁に関して非対称に位置決めすることができる。
この目的のために、1つの実施例によれば挿入機器が提供され、この機器は、容器壁及び条件調整可能な内部を有する容器、容器内への及び容器からの対象物の転送を可能にするように構成された、容器壁内に位置されたゲート、内部でロボット・アームの少なくとも1部が容器内部に延長している、ロボット・アームを有する挿入ロボット、並びに、容器内部に延長しているロボット・アームの部分に結合された対象物支持パッドを含み、対象物支持パッドは対象物を所定の軌跡に沿ってゲートを介して搬送するように構成され、ロボット・アームは根本的に少なくとも1つの自由度において容器壁から動的に結合解除される。
ロボット・アーム及び容器壁が根本的に少なくとも1つの自由度において動的に結合解除されるため、ロボット・アーム及び容器壁は静的に結合することができても、容器壁はロボット・アームの向きを実質的には変えずに変形することができる。従って、ロボット・アームの移動の軌跡は、少なくとも1つの自由度において容器壁の変形によっては実質的に変わらない。ロボット・アームの向きが少なくとも1つの自由度においていかなる変形によっても変わらないため、ロボット・アームは位置決めすることができ、かつ、根本的に容器壁のいかなる位置にも静的に結合することができる。従って、ロボット・アームは、ロボット・アーム及び容器壁が根本的に動的に結合解除される方向を考慮して、容器壁に関して非対称的に位置決めすることができる。
本発明の実施例において、ロボット・アーム及び容器壁は、ロボット・アームの向きが容器壁の向きとは実質的に独立しているように柔軟に結合されている。
本発明による挿入機器において、ロボット・アームは、直接的に又は間接的に、容器壁に柔軟に結合されている。適した柔軟な結合を使用して、動的ではなく静的な結合を作成して、容器壁は、ロボット・アーム及びロボット・アームの移動の軌跡を妨害せずに、例えば容器内の低減された圧力などにより変形することができる。このような結合は、低周波振動及び/又は容器壁の変形がロボット・アームに伝達されないように、特に同振動及び/又は変形を吸収し、従って、柔軟な結合は根本的に少なくとも1つの自由度において動的に結合解除をもたらす。適した柔軟な結合を創出する結合手段は、例えばバネ、空気取付け台などとすることができる。上述したように、ロボット・アームに対する容器壁の影響がなければ、ロボット・アームは容器に関していかなる位置にも位置決めすることができる。
ロボット及び容器は、ロボット・アーム及び対象物支持パッドが容器内に位置決めされるように互いを基準として位置決めされる必要がある。ロボット自体は、以下に説明し、かつ、示すように容器の内部又は外部に位置決めすることができる。
条件調整可能な容器は、条件調整可能な内部を有するために、特に同容器の内部に低減された圧力を有するために、気密にする必要がある。気密容器、及び、少なくともロボット・アームに関しての容器の位置決めという要件の結果、容器とロボット・アームが機械的に結合されることを防止することは事実上不可能である。しかし、もしこの結合が柔軟な手段を使用することにより達成され、そのため、柔軟な結合を作成したなら、容器壁は、ロボット・アームの向きに影響を及ぼさずに変形することができる。
本発明の実施例において、挿入ロボットのロボット・アームは容器壁の開口部を介して容器内に延長し、開口部はシールにより封止されている。シールは柔軟かつ気密な、例えば蛇腹などである。ロボット・アームと容器の堅固な結合を防止するために、ロボット及び容器はフレームに別個に取り付けられる一方、1つのフレームに容器及びロボットを取り付けることが両者を互いを基準として所定の位置に維持する。
さらなる実施例において、挿入ロボット及び条件調整可能な容器はフレームに取り付けることができる。容器は、バネ及び/又は空気取付け台などを例えば含む柔軟な取付け用組立体を使用してフレーム上に取り付けることができる。例えば容器内部の圧力が低減された時などに、もし容器が変形すれば、柔軟な取付け用組立体は、フレーム内のいかなる張力及びフレームのいかなる変形も発生することを防止する。従って、上述の変形及び/又は振動によって容器壁の向きが変化しても、ロボット及びロボットのロボット・アームの向きは影響を受けない。
ロボットが容器の外部に位置していると、ロボット・アームは少なくとも部分的には容器内部に位置している。そこに向けて、ロボット・アームは開口部を介して容器内に延長している。内部環境が条件調整されることを可能にするために、容器は上述したように気密にすべきである。開口部の周辺とロボット・アーム又はロボット筐体の間に配置されたシールは、容器が気密であることを確実にする。万一、シールがロボット筐体に装着されていても、ロボット筐体は、いかなる気体も外部環境からロボット及び開口部を介して容器内に流入することを防止するために、同じく気密であることを必要とすることがある。さらに、容器とロボット・アームの堅固な結合を防止するために、シールは柔軟であるべきである。柔軟かつ気密なシールは、蛇腹などの柔軟かつ気密なチューブ状部材から構成することができる。
上記に述べたように、シールは容器の壁及びロボット・アームに装着することができる。このような場合、柔軟なシールは所定の距離にわたりロボット・アームと共に移動することができ、従って、堅固な機械的結合を作成せずに、単純かつ費用効果の大きい気密構造をもたらす。
本発明の他の実施例において、ロボットの筐体は容器に堅固に結合することができ、ロボット・アームの向きは、変形及び振動などの小さな向きの変化に対してはロボット筐体の向きとは独立とすることができる。ロボット筐体が容器壁に装着されていれば、ロボット筐体は容器壁に堅固に装着されている。しかし、ロボット・アームは容器に堅固だが柔軟に結合されるべきである。従って、ロボット・アームはロボット筐体に堅固には結合されるべきではない。この実施例においては、特別な種類のロボットを使用することができるか、又は、特別な種類のロボット筐体を使用することができる。ロボット・アームの向きは、ロボット筐体の向きの小さな変化に対しては実質的に不変の例えばジャイロ安定装置などにより制御することができる。ジャイロ安定装置は擬似柔軟結合を作成する。なぜなら、ジャイロ安定装置により確立された結合は堅固にすることができるが、ロボット・アームの向きはジャイロ安定装置により制御され、従って、特に低周波妨害に対しての容器壁の向きの小さな変化には不変である。この実施例において、もし筐体が少なくとも部分的に容器壁の外部に設置されていれば、ロボット筐体は、空気漏れを防止するために気密にするべきである。この実施例において、ロボットは条件調整可能な容器の内部に位置決めすることも同様にできることに注意されたい。後者の実施例において、ロボット筐体は気密にする必要はない。
本発明のさらなる態様によれば、調整された環境内に又は同環境外に基板又はパターン形成機器を転送するように構成された挿入機器を含むリソグラフィ装置が提供され、挿入機器は、放射線のビーム上に所望のパターンを与えるパターン形成機器を支持するように構成された支持構造体、基板を保持するように構成された基板ホルダ、及び、調整された環境内に及び/又は同環境外に基板又はパターン形成機器を転送するように構成された挿入機器を含む。挿入機器は条件調整可能である内部を規定する容器壁を有する容器、容器壁内に位置するゲートであって、容器内への又は容器外への対象物の転送を可能にするように構成されたゲート、ロボット・アームの少なくとも一部が容器内部に延長しているロボット・アームを有する挿入ロボット、及び、容器内部に延長しているロボット・アームの一部に結合された対象物支持パッドであって、ゲートを介して所定の軌跡に沿って対象物を搬送するように構成された対象物支持パッドを含み、ロボット・アームは根本的に少なくとも1つの自由度において容器壁から動的に結合解除される。
本発明によるリソグラフィ装置の1つの実施例において、対象物支持パッドは、基板又はパターン形成機器を、例えば蛇腹などの気密通路を介してそれぞれ容器と基板テーブル又はパターン形成機器支持構造体の間で搬送する。このような構成は挿入機器と基板テーブル及び可能にリソグラフィ装置の他の部分を支持するフレームとの間の堅固な結合を防止する。
本発明の他の実施例において、調整された環境内に又は同環境から基板又はパターン形成機器を挿入する又は取り除くために、挿入機器には、実質的に並行する第1の基板又は第1のパターン形成機器の搭載と第2の基板又は第2のパターン形成機器の取出しに対する別個の搭載位置及び別個の取出し位置が設けられている。基板又はパターン形成機器を搭載及び取出しするための別個の位置を設けることは装置の処理量を改善する。例えば、1つの基板は入力されるために搭載位置に位置決めすることができる一方、他の基板は処理されつつある。他の基板が取出し位置に出力されるや否や、ロボットは搭載位置に位置された第1の基板を即座に回収することができる。従って、このような構成は、出力基板が、次の基板の入力が可能となる前に、搭載/取出し位置において先ず取り出され、かつ、処理されるべき次の基板により置き換えられなければならない状況と比較すると、リソグラフィ装置の無駄な時間を短縮する。
上述の実施例において、搭載位置は、外部環境から基板又はパターン形成機器を受け取るための外部環境への搭載ゲートを有する条件調整可能な搭載作業室内に所在することができ、取出し位置は、外部環境に基板又はパターン形成機器を引き渡すための外部環境への取出しゲートを有する条件調整可能な取出し作業室内に所在することができ、搭載作業室及び取出し作業室は、各々、搭載作業室又は取出し作業室と容器の間で基板又はパターン形成機器を転送するための容器への転送ゲートを有する。
他の実施例において、対象物支持パッドには、所定の対象物位置に対象物を位置決めするためのドッキング・システムの少なくとも一部が設けられる。さらなる好ましい実施例において、ドッキング・システムは第1及び第2の部分を含み、第1及び第2の部分は、第1及び第2の部分が所定の形で噛み合うと互いを基準として正確に位置決めされ、第1の部分は対象物支持パッド上に設けられ、第2の部分は、対象物支持パッドが所定の対象物位置に到達すると所定の形で第1及び第2の部分が噛み合うように、所定の対象物位置に関して正確に位置決めされる。従って、ドッキング・システムは、所定の対象物位置に関した対象物支持パッドの単純かつ正確な位置決めを可能にする。
温度変化の影響を最小に抑えるために、ドッキング・システムの部分の少なくとも1つはドッキング・フレーム上に取り付けられ、ドッキング・フレームは複数の板バネを使用して基礎フレーム上に取り付けられている。板バネの各々は線の方向に曲がるように位置決めされており、線は対象物の所定の位置の中心を横切る個々の板バネに対応する。対象物の所定の位置の中心に関したドッキング・フレームのこのような構成は温度変化に不感応である一方、ドッキング・フレームの基礎フレームが構築されている材料は温度変化により膨張/収縮することができる。好ましくは、ドッキング・フレームはインバー(invar)などの小さな熱膨張係数を有する材料から構築される。
有利に、ドッキング・システムの部分の1つはV字型の区間及び直線区間を含むドッキング板であり、他の部分は3つのキュー(cue:突き棒)を含むドッキング機器である。キューの1つはドッキング板の直線区間のエッジと噛み合うように構成され、他の2つのキューはV字型区間の個々のエッジに噛み合うように構成されている。説明したようにドッキング・システムの2つの部分に噛み合うことは、互いに関して2つの部分をあいまいでなく、かつ、正確に1つの平面内に、従って、x位置に、y位置に、かつ、Rxy方向(回転)に位置決めする。
本発明のさらなる態様によれば、デバイス製造方法が提供され、方法は基板を設ける段階、放射線のビーム上に所望のパターンを与えるパターン形成機器を支持するように構成された支持構造体を設ける段階、第1の設定された環境上の条件を有する第1の環境と挿入機器の条件調整可能な容器の間で基板又はパターン形成機器を転送する段階を含み、条件調整可能な容器は位置決めされたゲートをその上に有する壁を含み、挿入機器は条件調整可能な容器内に少なくとも部分的に延長しているロボット・アームを含み、ロボット・アームは、根本的に少なくとも1つの自由度において容器壁から動的に結合解除され、条件調整可能な容器内に延長しているロボット・アームの部分に結合された対象物支持パッドを介して基板又はパターン形成機器を搬送し、第2の設定された環境上の条件に基づき条件調整可能な容器の内部環境を調整し、かつ、対象物支持パッドを介して容器内部環境からゲートを介して第2の環境内へ基板又はパターン形成機器を搬送する。
挿入機器は基板又はパターン形成機器に関連して説明した。他の対象物も、挿入機器を使用して大気環境などの第1の環境から調整された環境などの第2の環境に搬送できることに注意されたい。さらに、上記に説明したように、挿入機器は、同様に、1つの環境から対象物を取り除くため、及び、例えば大気環境などの他の環境に対象物を搬送するためにも使用することができる。
本文では、ICの製造におけるリソグラフィ装置の使用について特定の言及を行うが、本明細書において説明しているリソグラフィ装置は、集積光システム、磁気領域メモリに対する誘導及び検出パターン、液晶表示装置(LCD)、薄膜磁気ヘッドの製造などの他に適用可能であることを理解されたい。当業者は、このような代案適用例の状況において、本明細書における用語「ウェハ」又は「ダイ」のいずれの使用も、それぞれ、より一般的な用語「基板」又は「目標部分」との同義語として考えられることを理解されよう。本明細書において言及している基板は、例えばトラック(典型的に基板にレジストの層を塗布し、かつ、露光されたレジストを現像する手段)又は方法若しくは検査手段において、露光の前又は後に処理することができる。適用される場合、本明細書における開示はそのような、及び、他の基板処理手段に適用することができる。さらに、基板は、例えば多層ICを作成するなどのために2回以上処理することができ、そのため、本明細書において使用している用語「基板」は処理された複数の層を既に含む基板も指すことができる。
本明細書において使用している用語「放射線」及び「ビーム」は、(例えば、365、248,193、157、又は、126nmの波長を有する)紫外(UV)放射線、及び、(例えば、5から20nmまでの波長を有する)極紫外(EUV)放射線、並びに、イオン・ビーム又は電子ビームなどの粒子ビームを含む全てのタイプの電磁放射線を包含する。
本明細書において使用している用語「パターン成形機器」は、基板の目標部分内にパターンを作成するなどのために、投影ビームの断面において投影ビームにパターンを与えるために使用することができる手段を指すとして広範に解釈されたい。投影ビームに与えられたパターンは基板の目標部分において所望のパターンに正確に相当しないことがあることに注意されたい。一般に、投影ビームに与えられたパターンは、目標部分に作成されつつある集積回路などのデバイスにおける特定の機能層に相当する。
パターン形成機器は透過性又は反射性とすることができる。パターン形成機器の例は、マスク、プログラム可能なミラー・アレイ、及び、プログラム可能なLCDパネルを含む。マスクはリソグラフィにおいてはよく知られており、二値、交番移相、及び、減衰移相などのマスク・タイプ並びに様々な混成マスク・タイプを含む。プログラム可能なミラー・アレイの例は小さなミラーのマトリクス配列を採用し、ミラーの各々は、入来放射線ビームを異なる方向に反射するために個別に傾けることができ、このようにして、反射ビームはパターン形成される。パターン形成機器の各例において、支持構造体は、例えば必要に応じて固定又は可動とすることができ、かつ、例えば投影システムに関して、パターン形成機器が所望の位置にあることを確実にできるフレーム又はテーブルとすることができる。本明細書における用語「レチクル」又は「マスク」のいずれの使用も、より一般的な用語「パターン形成機器」と同義語と考えることができる。
本明細書において使用している用語「投影システム」は、例えばここで使用されている露光放射線に対して、又は、浸液の使用若しくは真空の使用などの他の要因に対して適切である屈折光学系、反射光学系、及び、反射屈折光学系を含む様々なタイプの投影システムを包含するとして広範に解釈されたい。本明細書における用語「レンズ」のいずれの使用も、より一般的な用語「投影システム」と同義語として考えることができる。
照射システムも、放射線の投影ビームを差し向け、整形し、又は、制御するための屈折、反射、及び、屈折反射の光学的構成部分を含む様々なタイプの光学的構成部分を包含することができ、そのような構成部分も、以下、まとめて、又は、単独で「レンズ」と呼ぶことができる。
リソグラフィ装置は、2つ(二連ステージ)、又は、それ以上の基板テーブル(及び/又は、2つ以上のマスク・テーブル)を有するタイプのものとすることができる。このような「多重ステージ」装置においては、追加のテーブルを並行して使用することができるか、又は、1つ又は複数の他のテーブルが露光のために使用されている間に準備用工程を1つ又は複数のテーブル上で実行することができる。
リソグラフィ装置は、投影システムの最終要素と基板の間の空間を満たすために、例えば水などの比較的大きな屈折率を有する液体に基板が浸されている形式のものとすることもできる。浸液は、例えばマスクと投影システムの第1の要素の間などのリソグラフィ装置における他の空間にも適用することができる。液浸技術は投影システムの開口数を増大させるために当技術分野においてはよく知られている。
対応する参照記号が対応する部分を示す添付の概略図面を参照して、実施例のみの方法により、本発明の実施例を以下に説明する。
リソグラフィ装置
図1は本発明の特定の実施例によるリソグラフィ装置の概略を示す。装置は、
(例えば、UV又はEUV放射線などの)放射線の投影ビームPBを供給するための照射システム(照射器)ILと、
(例えば、マスクなどの)パターン形成機器MAを支持するため、かつ、品目PLに関してパターン形成機器を正確に位置決めするための第1の位置決め機構PMに接続された(例えば、マスク・テーブル/ホルダなどの)第1の支持構造体MTと、
(例えば、レジストがコーティングされたウェハなどの)基板Wを保持するため、かつ、品目PLに関して基板を正確に位置決めするための第2の位置決め機構PWに接続された(例えば、ウェハ・テーブル/ホルダなどの)基板テーブルWTと、
基板Wの(例えば、1つ又は複数のダイを含む)目標部分C上にパターン形成機器MAにより投影ビームPBに与えられたパターンを画像形成するための(例えば、反射保護レンズなどの)投影システムPLと、を含む。
同図に示すように、装置は(例えば、反射性マスク、又は、上記に言及した形式のプログラム可能なミラー・アレイを採用した)反射性タイプのものである。代案として、装置は(例えば、透過性マスクを採用した)透過性タイプのものとすることができる。
照射器ILは放射線光源SOから放射線のビームを受光する。光源及びリソグラフィ装置は、例えば光源がプラズマ放電光源である時などは別個の実体とすることができる。このような場合、光源はリソグラフィ装置の一部を形成するとは考えられず、放射線ビームは、例えば適した集光ミラー及び/又はスペクトル純度フィルタなどを含む放射線集光器の支援を得て、光源SOから照射器ILに全体的に通過される。他の場合において、光源は、例えば光源が水銀ランプである時などは装置の一体化された部分とすることができる。光源SO及び照射器ILは放射線システムと呼ぶことができる。
照射器ILはビームの角度上の強度分布を調整するための調整機構を含むことができる。一般に、少なくとも照射器の瞳面内の強度分布の(それぞれ、一般にσ外部及びσ内部と呼ばれている)外部及び/又は内部の放射状の範囲を調整することができる。照射器は、断面内に所望の均一性及び強度分布を有する、投影ビームPBと呼ばれる放射線の条件調整されたビームを提供する。
投影ビームPBはマスク・テーブルMT上に保持されたマスクMA上に入射する。マスクMAにより反射され、投影ビームPBはレンズPLを通過し、レンズPLは基板Wの目標部分C上にビームを合焦する。第2の位置決め機構PW及び(例えば、干渉計機器などの)位置センサIF2の支援を得て、基板テーブルWTは、例えばビームPBの経路内に異なった目標部分Cを位置決めするなどのために、正確に移動させることができる。同様に、第1の位置決め機構PM及び位置センサIF1は、例えばマスク・ライブラリからの機械的検索の後、又は、走査中などに、ビームPBの経路に関してマスクMAを正確に位置決めするために使用することができる。一般に、対象物テーブルMT及びWTの移動は、位置決め機構PM及びPWの一部を形成する長ストローク・モジュール及び短ストローク・モジュールの支援を得て実現される。しかし、(スキャナに対立するものとしての)ステッパの場合、マスク・テーブルMTは短ストローク作動器のみに接続することができるか、又は、固定することができる。マスクMA及び基板Wは、マスク位置合わせマークM1、M2及び基板位置合わせマークP1、P2を使用して位置合わせすることができる。
示された装置は以下の好ましいモードで使用することができる。
ステップ・モード:マスク・テーブルMT及び基板テーブルWTは根本的に静止に保たれる一方、投影ビームに与えられるパターン全体は1回の露光動作(すなわち、単一の静止露光)において目標部分C上に投影される。続いて、基板テーブルWTはX及び/又はY方向にずらされ、そのため、異なった目標部分Cを露光することができる。ステップ・モードにおいては、露光フィールドの最大サイズが単一の静止露光において画像形成される目標部分Cのサイズを制限する。
走査モード:マスク・テーブルMT及び基板テーブルWTが同期して走査される間に、投影ビームに与えられたパターンが目標部分C上に投影される(すなわち、単一の動的露光)。マスク・テーブルMTを基準とした基板テーブルWTの速度及び方向は投影システムPLの(縮小)拡大及び画像反転の特性により決定される。走査モードにおいて、露光フィールドの最大サイズは単一の動的露光における目標部分の(非走査方向における)幅を制限するのに対し、走査運動の長さは目標部分の(走査方向における)高さを決定する。
他のモード:マスク・テーブルMTは根本的に静止に保たれ、プログラム可能なパターン形成機器を保持し、基板テーブルWTは移動又は走査される間に投影ビームに与えられたパターンは目標部分C上に投影される。このモードにおいて、パルス化された放射線光源が一般に採用され、プログラム可能なパターン形成機器は基板テーブルWTの各移動の後に、又は、走査中の連続した放射線パルスの間に、必要に応じて更新される。この動作モードは、上記に言及した形式のプログラム可能なミラー・アレイなどのプログラム可能なパターン形成機器を利用するマスクレス・リソグラフィに直ちに適用することができる。
上記に説明した使用モード又は完全に異なった使用モードに対する組み合わせ及び/又は変形も採用することができる。
従来の容器
図2は容器2の内部の低減された圧力により変形された従来技術の条件調整可能な容器2の概略を示す。変形されていない時の容器2の形状はダッシュ線及び参照番号2Bにより示される一方、変形された容器2の形状は参照番号2Aにより実線内に示されている。ロボット8は容器2の壁に装着され、ロボット・アーム10はロボット8から容器2内に延長している。対象物支持パッド12はロボット・アーム10に接続されている。ロボット・アーム10は軸6Aに沿って、かつ、その周囲で可動とすることができ、対象物支持パッド12は軸6Bに沿って可動とすることができる。ロボット・アーム10及びパッド12は、容器2の内部から側壁の開口部を介して容器2の外部の位置に対象物を転送することができる。
ロボット8を容器2の側面の近くに位置決めすることは有利である。ロボット8を中央に位置決めすることは、より長いロボット・アーム10を必要とする。短いロボット・アーム10はより安定であり、かつ、より費用効果が大きい。同様に、短いロボット・アーム10は容器2の一般に小さな設計を可能にする。容器が通常はクリーンルーム、すなわち、低い粒子濃度を有する調整された環境内に位置しているため、小さな容器2は、前記クリーンルームにおける専有空間によって費用をより少なくする。
容器2内部の低減された圧力に比較して、より高い大気圧により、容器2は、その原形2Bと比較して、2Aにより示されるように変形される。このように、容器2の壁はへこむ。壁の中央において、このことは、容器2が変形されてもいなくても、容器2の壁に垂直である第1の軸4Aから見ることができるように壁の向きを変えない。壁における他の全ての位置において、壁の向きは変化している。例えば、軸6Aは、第2の軸4Bに関して軸6Bがそうであるように、第1の軸4Aに関して傾いている。
しかし、パッド12は、容器内部の圧力が大気圧の時、及び、同圧力が低減された時の双方で水平に移動することが必要であるとすることができる。従って、ロボット・アーム10が容器壁のいかなる変形によっても妨害されないことは有利である。
従来の容器
図3は条件調整可能な容器2、並びに、ロボット・アーム10及びパッド12が接続されたロボット8を示す。パッド12は軸6Bに沿って可動とすることができ、ロボット・アーム10は軸6Aの周囲で可動とすることができる。容器2及びロボット8の双方はフレーム14上に取り付けられている。しかし、容器2は、1つ又は複数のバネ16を使用してフレーム14上に取り付けられているため、フレーム14を妨害せずに自由に変形する。バネ16により提供された柔軟な結合のおかげで、容器2は根本的にフレーム14から動的に結合解除される。結合は、容器2の変形をフレーム14から隔離することができるいかなる種類の柔軟な接続ともすることができる。
容器2の気密閉鎖を確実にするために、柔軟かつ気密なシールが蛇腹配列18により形成されている。蛇腹18は、1つの側面において容器2に、及び、他の側面においてロボット8に接続されている。ロボット8は、又は、少なくともロボット8の筐体においては、ロボットから容器2内への空気流を防止するために気密とするべきであり、低減された圧力環境を妨害する。
図3に示す実施例において、ロボット・アーム10及びロボット・アーム10に接続されているパッド12の向きは容器2内の圧力とは独立に設定することができる。ロボット・アーム10の向きは、フレーム14を基準としてフレーム14の向き及びロボット8の向きにのみ依存する。従って、ロボット・アーム10の向きは、挿入機器が据付けられる時に1回設定することができる。容器2が変形すると、変形は蛇腹18により補償され、ロボット・アーム10の向きの妨害はない。
図4において、容器2及びロボット8はフレーム14上に取り付けられており、容器2は1つ又は複数のバネ16の支援を得ている。ロボット・アーム10に接続された対象物支持パッド12は、実質的に水平な軸6Bに沿って可動である。図3に示すように容器2とロボット8の間に位置する蛇腹の代わりに、図4においては、蛇腹18が容器2とロボット・アーム10の間に位置している。蛇腹18は柔軟であり、かつ、ロボット・アーム10と共に移動することができる。このような構成はロボット8及びロボット8の筐体に設計上の制限をほとんど課さない。
万一、対象物が基板であり、基板支持パッド12がリソグラフィ装置20内に位置しているなら、条件調整された環境はリソグラフィ装置20内に創出することができる。パッド12は基板を挿入機器から通路22を介してリソグラフィ装置に転送、及び、逆に戻すことができる。通路22は、好ましくは、挿入機器とリソグラフィ装置20の間の堅固な機械的結合を防止するために柔軟である。
図5Aはロボット8が容器2内部又は容器2に接続された気密筐体24内部に位置決めされた実施例の概略を示す。柔軟な取付け組立体26は、ロボット8及びロボット・アーム10が容器2を基準として自由に、又は、制御可能に移動することを可能にする。ロボット・アーム10の向きは、この向きを、容器2及び容器2の壁の向きとは独立に軸6Aに沿って垂直に保つために、(図示しない)作動器により制御することができる。向きのこのような制御はジャイロ安定装置により提供することができる。
図5Bはロボット8が容器2に装着されている実施例の概略を示す。ロボット8には容器2に接続された気密筐体24が設けられている。ロボット筐体24内部の柔軟な取付け組立体26は、ロボット・アーム10が容器2を基準として自由に、又は、制御可能に移動することを可能にする。ロボット・アーム10の向きは、ロボット筐体24、容器2、及び、容器壁の向きとは独立に軸6Aに沿って垂直に保つために、(図示しない)作動器により制御することができる。向きのこのような制御はジャイロ安定装置により提供することができる。
図6は、調整された環境を有さないリソグラフィ装置と組み合わせて従来技術において使用されている、リソグラフィ基板のための搭載機器40を示す。従って、搭載機器40は基板を調整された環境20内に搬送するようには構成されていない。しかし、新しい、かつ、今後のリソグラフィ装置と組み合わせて搭載機器40を再使用することは有利である。なぜなら、搭載機器40などの再使用システムの要素が開発費用を削減するからである。基板を調整された環境20を有するリソグラフィ装置内に搬送するために搭載機器40を使用するために、追加の挿入機器42が搭載機器40と調整された環境20の間に導入されている。
搭載機器40はロボット・アーム10を備えた(図示しない)2つのロボットを含む。1つのロボットは基板を挿入機器42内に搭載することが意図され、他のロボットはリソグラフィに関して処理された基板を挿入機器42から取り除くことを意図されている。これを行なうために、1つのロボットは搭載パッド28を含み、他のロボットは取出しパッド38を含む。物理的には、双方のパッド28及び38とも、及び/又は、両者の個々のロボットは同一であるが、これらは同一である必要はない。
基板は搭載ゲート43を介して挿入機器42内に搭載され、かつ、中間作業室48、すなわち、条件調整可能な容器の内部の搭載位置30に位置決めされる。中間作業室48の内部で、環境は条件調整することができ、転送ゲート44Aは、例えば低減された圧力などの条件調整された環境を有する容器2への通路を形成することができる。基板支持パッド32を有する第3のロボット・アーム10は搭載位置30から基板を取り除くことができ、かつ、蛇腹22および装置壁20Aを通じた開口部を介してリソグラフィ装置内に基板を転送することができる。しかし、蛇腹22は、挿入機器42と調整された環境20を内部に有するリソグラフィ装置との間の他のいずれかの適した通路形成機器により置き換えることができる。
基板は、基板を処理することができるか、又は、処理されるために基板をリソグラフィ装置内部の他のいずれかの位置に転送することができる基板テーブル34に位置決めされる。基板を処理した後、基板は、装置壁20Aに通じた開口部の前にある基板テーブル34上に位置決めされる。基板支持パッド32は、基板テーブル34から中間作業室49における取出し位置36に基板を転送するために使用することができる。取出し位置36は、搭載位置30と同じ位置とすることができるか、又は、図6に示すように別個の位置36とすることができる。同じことは、中間作業室49にもあてはまり、そのため、1つの中間作業室48とすることができるか、又は、例示しているように2つの中間作業室48及び49とすることができる。基板は、取出しパッド38を有するロボットにより挿入機器42から取り出すことができる。
ここで、挿入機器42の機能性をより詳細に説明する。搭載パッド28上に位置された基板は搭載パッド28に関して知られている位置及び向きを有することができる。特に、搭載機器40は既に開発されている装置と組み合わせて使用されているため、搭載機器40は基板を正確に受け取り、かつ、供給するために開発されている。基板の知られている位置及び向きを使用できるようにするためには、基板は搭載位置30に正確に位置されなければならない。これを行なうためには、挿入機器42、特に挿入機器42の中間作業室48には第1のドッキング要素46Aが設けられ、搭載パッド28には第1の相補的ドッキング要素45Aが設けられている。ドッキング要素46A及び相補的ドッキング要素45Aは一緒に、図7に関してより詳細に説明されているものなどのドッキング・システムを形成する。
搭載位置30上の中間作業室48内に基板を位置決めした後、搭載パッド28は中間作業室48から取り除かれる。続いて、基板が中間作業室48に導入されたゲート43が閉鎖され、中間作業室48内の環境は容器2内に存在するものと同じ条件調整された環境を得るために条件調整される。リソグラフィ装置の内部の調整された環境20と等しいこの条件調整された環境は低減された圧力を有することができ、及び/又は、低粒子濃度を有することができ、及び/又は、高圧、特定の気体混合物などの他の特徴を有することができる。
中間作業室48内の環境が容器2の内部の条件と等しい時、中間作業室48と容器2の間のゲート44Aは、容器2の内部の条件を妨害せずに開放することができる。基板支持パッド32を備えたロボット・アーム10を有するロボットがゲート44Aにより形成された開口部を介して中間作業室48に進入し、かつ、基板を容器2に持っていく。基板の位置及び向きの情報の喪失を防止するために、基板支持パッド32は基板を取る前にドッキングされる。従って、基板支持パッド32に関した基板の位置及び向きは知られている。ドッキングのために、中間作業室48には第2のドッキング要素46Bが設けられ、基板支持パッド32には第2の相補状ドッキング要素45Bが設けられている。ドッキング要素46B及び相補状ドッキング要素45Bは一緒に、図7に関連してより詳細に説明しているものなどのドッキング・システムを形成する。この第2のドッキング・システム45B、46Bは第1のドッキング・システム45A、46Aと同一とすることができるが、同様に他の形態を取ることもできる。
基板を中間作業室48から容器2に持っていった後、基板支持パッド32を駆動しているロボットは基板をリソグラフィ装置の調整された環境20内に導入する。これを行なうために、装置壁20Aに通じた開口部、及び、容器2への通路を形成する気密で、好ましくは柔軟なシール22が設けられている。再び、基板の位置及び向きの情報の喪失を防止するために、基板支持パッド32は、基板をリソグラフィ装置内に定置する前にドッキングされる。従って、リソグラフィ装置に関した基板の位置及び向きは知られている。
ドッキングするために、基板を受け取るリソグラフィ装置内部の支持構造体34には、図7に関して詳細に説明しているものなどの第3のドッキング要素46Cが設けられている。この第3のドッキング要素46Cは第1及び/又は第2のドッキング要素46A、46Bと同一とすることができるが、同様に他の形態を取ることもできる。有利に、第3のドッキング要素46Cは第2の相補状ドッキング要素45Bと一緒にドッキング・システムを形成し、従って、相補状ドッキング要素45Bは第2及び第3のドッキング要素46B及び46Cと組み合わせて使用することができる。このような場合、1つのみの相補状ドッキング要素45Bが、各ドッキング要素46B及び46Cに対して、2つの別個の相補状ドッキング要素45Bの代わりに基板支持パッド32上に取り付けられる必要がある。
第3のドッキング要素46Cは他のドッキング要素46A及び46Bとは異なっていてよい。なぜなら、ドッキング要素46Cは支持構造体34に装着することができるからである。支持構造体34は可動ステージとすることができ、かつ、従って、軽量ドッキング要素46Cが有利に設けられている。他のドッキング要素46A及び46Bの重量はさほど重要ではない。なぜなら、両要素は挿入機器42の非可動部分に取り付けられているからである。さらに、容器2及び調整された環境20は実質的に継続的に同じ条件下に置くことができるため、両者は熱的により安定である。この熱的安定性により、ドッキング要素46Cの許容誤差は他のドッキング要素46A及び46Bの許容誤差より大きくすることができる。
基板を支持構造体34上に位置決めした後、基板支持パッド32は容器2内に後退させることができる。基板はリソグラフィ装置において処理される。この処理は、基板が基板支持パッド32により位置決めされた位置において行なうことができるか、又は、基板はリソグラフィ装置内部の他のいかなる位置へも搬送することができる。根本的に、処理した後、基板は、基板支持パッド32が基板を再び取るか、又は、受け取ることができ、かつ、基板を容器2内に持っていくことができる位置に位置決めされる。
上記に述べたように、基板は、今、基板が挿入機器42に進入したのと同じ軌跡に沿って搬送することができるが、逆方向においてである。このような構成は挿入機器42の処理量を制限する。なぜなら、処理された基板は、処理すべき新しい基板を挿入する前に取り除かれる必要がある。従って、図6に示すような挿入機器42には、処理された基板を取り出すことができる第2の中間作業室49が設けられる一方、実質的に同時に処理すべき他の基板が第1の中間作業室48内に供給される。
対応する転送ゲート44Bを閉鎖した後、取出しパッド38は、第2の中間作業室49から取出しゲート47を介して搭載機器40に基板を持っていくことができる。
図7は、例えばキャリヤなどとドッキングするためのドッキング板52及びドッキング機器54を含むドッキング・システム50を示す。キャリヤは、位置及び/又は向きがキャリヤに関して正確に知られている基板を担持することができる。このようなキャリヤは、例えば図6に示すような搭載パッド28、取出しパッド38、又は、基板支持パッド32を備えたロボットなどの基板を1つの位置から他の位置に転送するための基板支持パッドを有するロボットとすることができる。
基板の位置及び向きの情報の喪失を防止するために、キャリヤはドッキングを使用して正確に位置決めすることができる。同様に、基板の位置はロボットのいかなる位置誤差とも独立している。キャリヤはドッキングにより正確に位置決めされる。なぜなら、キャリヤの位置は、ドッキング板52又はドッキング機器54に関して、ドッキング・システム50の2つの部分52、54のどちらの1つがキャリヤ上に位置決めされるかに依存して、正確に知られているからである。基板の位置がキャリヤに関して正確に知られているために、ドッキング・システム50に関した基板の位置は正確に知られている。そのため、キャリヤが基板を放出した後、基板の位置は、ロボットの、ロボットによる移動におけるいかなる誤差とも独立してドッキング・システム50に関して正確に知られている。
知られているドッキング・システムの設計は潤滑給油を必要とするベアリングを含む。しかし、潤滑給油は、可能な汚染のために、例えば低減された圧力又は低減された粒子濃度を有する環境などの調整された環境においては使用することができない。調整された環境の汚染は清掃、すなわち、修理の高い費用をもたらす。なぜなら、条件調整された環境が修理の間は外部の条件に露出され、その後に条件調整されることが必要となるからである。潤滑給油を必要としないセラミック製ベアリングは利用可能でないか、又は、必要とされる許容誤差レベルにおいては入手が少なくとも非常に困難であり、かつ、損傷に敏感である。図7に示すドッキング・システム50は潤滑給油を必要とせず、市販の要素及び材料のみを含み、かつ、ドッキングのための必要許容誤差を満足し、並びに、従って、条件調整された環境において有利に使用することができる。
図7に示すドッキング・システムはV字型区間56及び直線区間58を有するドッキング板52を含む。しかし、以下に説明するように、直線区間58は省くことができ、ドッキング板52の正確なエッジを代わりに使用することができる。ドッキング機器54は基礎板62に固定されて接続された3つのキュー60Aから60Cを含む。ドッキング・システム50の2つの部分、すなわち、ドッキング板52及びドッキング機器54は、互いを基準として位置決めされる必要のある2つの構築物上に取り付けることができる。
前記2つの部分を正確に噛み合わせることは2つの部分を、及び、従って、2つの部分が取り付けられた構築物を、3つの自由度、x及びy位置、並びに、回転(向き)Rxyにおいて互いを基準として位置決めする。他のいずれの方向においてもドッキング部分52、54の位置及び向きの制限はない。これを行なうために、キューの先端61Aから61Cは球体状となっている。
上述の方向において、互いを基準として2つのドッキング部分52,54を正確に位置決めするために、V字型区間56の先端の角度の二等分線(すなわち、角度を2つの等しい角度に分割する前記角度を通る線)は直線区間58のエッジに垂直とするべきである。万一、直線区間58が省かれ、かつ、ドッキング板52のエッジが使用されたなら、二等分線は前記エッジに垂直とするべきである。
キュー60Aから60CはV字型区間56及び直線区間58のエッジに対応して位置決めされ、かつ、向きを決められる。このことは、キュー60が、キュー60の噛み合う必要のあるエッジに垂直に延長していることを意味し、例えば図7に示すように、キュー60A及び60BはV字型区間56の対応するエッジに垂直に延長し、キュー60Cは直線区間58に垂直に延長している。
V字型区間56が2つの対応するキュー先端61A及び61Bに噛み合うと、V字型区間56の位置が決定される。しかし、ドッキング板52は未知の向き(回転)を有することがある。直線区間58がそれの対応するキュー先端61Cと噛み合うと、ドッキング板52の向きも決定され、従って、2つのドッキング部分52、54の位置及び向きが互いを基準として知られる。
上述したように、図7に示すドッキング・システム50は図6に示すような転送又は挿入機器において有利に採用することができる。図6には3つのドッキング要素46A、46B、及び、46Cが示されている。これらのドッキング要素46Aから46Cは、図7に示すように2つのドッキング部分のいずれか1つ52又は54とすることができる。続いて、他の相補状部分54又は52は、それぞれ搭載パッド28又は対象物支持パッド32上に取り付けることができる。例えば、搭載機器40から搭載位置30に基板を転送するため、及び、搭載位置30に基板を正確に位置決めするために、対象物支持パッド28には、(図6に示す相補状ドッキング要素45Aを形成する)ドッキング板52が設けられている。ドッキング要素46A(図6)はドッキング機器54により形成されている。基板を搭載位置30に転送するために搭載パッド28が中間作業室48に進入すると、搭載パッド28上のドッキング板52はドッキング機器54と噛み合う。従って、搭載パッド28は中間作業室48、及び、従って、搭載位置30に関して正確に位置決めされる。続いて、基板は搭載位置30に放置することができ、搭載パッド28は中間作業室48から撤退することができる。
ドッキング・システム50に対して使用されている材料は、使用中に最小の汚染及び/又は磨耗しか予想されないように選択することができる。しかし、これらの材料は、図6に示す挿入機器42などのそれらの材料が装着されているシステムとは異なった特徴を有することがある。例えば、熱膨張係数が異なることがあり、このことは、システムの温度が変化した時に位置決めの正確さの劣化をもたらすことがある。温度変化により搭載位置30とドッキング要素46Aの間の距離が変化する。小さな熱膨張係数を有する材料の中間作業室42を製造することは非常に高価となる。
従って、システムが位置決めされる環境を、温度に関して条件調整することが知られている。しかし、環境の温度を所定のレベルに保つことも高価となる。
少なくともシステムを所定の温度に保つために温度制御された空気流を使用することも知られており、これは追加のハードウェアを必要とし、かつ、相当する費用をもたらし、かつ、設計上の制約を課す。
温度変化の影響による基板位置に関するドッキング誤差を低減するために、ドッキング部分52、54の各々又は1つは、インバーなどの小さな熱膨張係数を有する好ましくは材料の個別のフレーム上に取り付けることができる。続いて、フレームは、図8A及び8Bに関連して説明するように特定的に位置決めされ、かつ、向きを決定された板バネを使用して位置決めするために、構築物上に取り付けられる。
図8Aは、位置決めされる基板の位置決め中心66Cを有する基板位置66に関したドッキング・フレーム64及び板バネ68A、68Bおよび68Cの相対的な位置及び向きの概略を示す。ドッキング・フレーム64は小さな熱膨張係数を有する。ドッキング板52はドッキング・フレーム64に装着されているが、図7に関連して示し、かつ、説明しているように、これはドッキング機器とすることもできる。向きのダッシュ点線70A、70Bおよび70Cはそれぞれ板バネ68A、68Bおよび68Cの向きを示し、かつ、それを行なうために、各板バネに垂直となっている。図8Bはドッキング・フレーム64が板バネ68Aから68Cを使用して基礎フレームBFにどのように接続され、かつ、フレームBFによりどのように支持されているかを示す。
図6、7、8Aおよび8Bを参照すると、基礎フレームBF及び小さな熱膨張係数を有するドッキング・フレーム64と共に図8Aに示す構築物は、図6に示す搬送及び挿入機器に有利に採用することができる。基板位置66は、例えば搭載位置30とすることができ、ドッキング板52はドッキング要素46Aとすることができる。中間作業室48の内部の環境条件の急速な変化により、基礎フレームBFは加熱されることがあり、かつ、膨張することがある。残念ながら、このことは位置決め誤差を引き起こす。なぜなら、ドッキング板52(すなわち、図6のドッキング要素46A)の相対位置は、搭載位置30に関して変化するからである。従って、搭載位置30とドッキング要素46Aの間の相対位置が、上記に述べたように、温度変化により影響を受けないことが有利である。これを行なうために、図8A及び8Bにおいて、ドッキング板52は、板バネ68Aから68Cを使用して基礎フレームBF上に取り付けられているドッキング・フレーム64上に取り付けられている。以下、構築物がどのようにして設計され、かつ、いかなる温度変化にもかかわらず前記相対位置を保つためにどのように機能しているかを説明する。
板バネ68Aから68Cは、対応する向きの線70Aから70Cが基板位置66の中心66Cにおいて横切るように位置決めされ、かつ、向きを決定されている。キャリヤが基板を基板位置66に位置決めすると、キャリヤはドッキング板52を使用して先ずドッキングする。ドッキング板52によりドッキングすることにより、キャリヤの、従って、基板の位置は、上記に説明したように正確に知られる。しかし、基板の実際の位置は示した基板位置66とは異なることがある。示した基板位置66は、他のキャリヤが図6に示し、かつ、同図に関して説明したように、基板を持っていけることを確実にするための意図された位置に過ぎない。従って、キャリヤは、基板が基板位置66に実質的に位置決めされるようにドッキングされる。しかし、キャリヤ上の基板の位置は前記キャリヤに関して正確に知られているが、キャリヤを基準として正確には位置決めされていない。従って、基板の位置は基板位置66に関して異なるとすることができるが、差は中心66Cに関して正確に知られている。これを行なうために、ドッキング板52の位置は中心66Cに関して正確に知られており、それにより、前記中心66Cに関してキャリヤの正確な位置決めを可能にする。
(基板支持パッド32などの)他のキャリヤをドッキングするための(例えば、図6のドッキング要素46Bなどの)他のドッキング板の位置も中心66Cに関して正確に知られており、従って、基板の位置は、基板位置66に位置決めされた時に、前記他のドッキング板に関してやはり正確に知られている。
図8Aを参照すると、板バネ68Aから68Cはそれぞれ向きの線70Aから70Cの方向にのみ曲がることができる。他の全ての方向は板バネ68により固定されている。システムの温度が変化すると、ドッキング・フレーム64及び基礎フレームBFは異なって延長する(述べたように、異なった材料を使用することが仮定され、かつ、好ましい)。以下、システムは、基礎フレームBFが温度の上昇により膨張したのに対して、ドッキング・フレーム64は膨張していないと仮定して説明する。現実には、ドッキング・フレーム64も膨張するが、基礎フレームBFとは異なって、多分、基礎フレームBFよりは小さく膨張する。
基礎フレームBFの膨張により、板バネ68は、個々の向きの線70に沿って基礎フレームBFの膨張の方向にドッキング・フレーム64に力をかける。板バネ68A及び68Bは、x及びy方向の双方に力の成分を有するドッキング・フレーム64から外側への力をかける。板バネ68Aのx方向における力の成分は板バネ68Bによりかけられている力のx成分に逆平行である。従って、x方向のこれらの力は互いに打ち消し合い、x方向においてはドッキング・フレーム64及びドッキング板52の移動をもたらさない。
板バネ68A及び68Bによりかけられている力のy成分は平行かつ加算される。しかし、板バネ68Cによりかけられている力は板バネ68A及び68Bの前記y成分に逆平行である。適した板バネ68Cを選択することがx方向における力の打ち消しももたらし、x方向においてはドッキング・フレーム64及びドッキング板52の移動をもたらさない。x及びy方向における移動がないため、ドッキング板52は自身の位置に実質的に留まり、かつ、実質的に回転もしない。従って、基板の正確に知られている位置及び向きは保証される。
本発明の特定の実施例を上記に説明したが、本発明は説明された如く以外にも実施できることが理解されよう。このように、説明は本発明を限定することは意図されていない。本明細書にあるレベルの詳細が与えられれば、実施例の修正及び改変が可能であるとの理解と共に、本発明の構成、動作、及び、挙動が説明されている。従って、上述の詳細な説明は、いかなる形でも、本発明を限定することは意味せず、又は、そのように意図されてもいず、むしろ、本発明の範囲は従属する特許請求の範囲により定義されている。
本発明の実施例によるリソグラフィ装置を示す図である。 容器内部の低減された圧力により傾いたロボット・アームを持つ従来技術の挿入機器を示す図である。 ロボット・アームが容器から結合解除されている本発明による挿入機器の実施例の概略を示す図である。 本発明によるリソグラフィ装置の実施例の概略を示す図である。 ロボットが容器内部に位置決めされた本発明の実施例の概略を示す図である。 ロボットが容器壁に装着され、ロボット・アームがロボット筐体内に柔軟に位置決めされた本発明の実施例の概略を示す図である。 入力及び出力の位置が設けられた本発明による挿入機器の概略上面図である。 図6の挿入機器において使用されているドッキング・システムの概略を示す図である。 図7のドッキング機器を取り付けるための取付け構成の概略上面図である。 図8Aに示す取付け構成の概略側面図である。
符号の説明
BF 基礎フレーム
C 目標部分
IF2 位置センサ
IL 照射システム
M1、M2 マスク位置合わせマーク
MA マスク
MT 第1の支持構造体
P1、P2 基板位置合わせマーク
PB 投影ビーム
PL 投影システム
PM 位置決め機構
SO 放射線光源
W 基板
WT 基板テーブル
2 容器
2A 変形された容器
2B 変形されていない容器
4A、4B、6A、6B 軸
8 ロボット
10 ロボット・アーム
12、32 対象物支持パッド
14 フレーム
16 バネ
18 蛇腹配列
20 リソグラフィ装置
22 通路
24 筐体
26 取付け組立体
28 搭載パッド
30 搭載位置
34 支持構造体
38 取出しパッド
40 搭載機器
42 挿入機器
43 搭載ゲート
45、46 ドッキング要素
48、49 中間作業室
50 ドッキング・システム
52 ドッキング板
54 ドッキング機器
56 V字型区間
58 直線区間
60 キュー
61 キュー先端
62 基礎板
64 ドッキング・フレーム
66 基板位置

Claims (17)

  1. 条件調整可能な内部を規定する容器壁を有する容器の内へ及び/又は外へ対象物を挿入するように構成された挿入機器であって、
    前記容器壁内に位置決めされたゲートであって、前記容器内への及び/又は前記容器外への前記対象物の転送を可能にするように構成されたゲートと、
    ロボット・アームを有する挿入ロボットであって、前記ロボット・アームは自身の少なくとも一部が前記容器内に延長している挿入ロボットと、
    前記容器内に延長している前記ロボット・アームの前記一部に結合された対象物支持パッドであって、前記ゲートを介して所定の軌跡に沿って前記対象物を搬送するように構成された対象物支持パッドと
    前記対象物を前記容器内及び/又は前記容器外の所定の対象物位置に位置決めするためのドッキング・システムと、を備え、
    前記容器壁の変形によって前記ロボット・アームの軌跡が変化しないように、前記ロボット・アームが前記容器壁に対して移動可能に結合されており
    前記ドッキング・システムは、前記所定の対象物位置に設けられたドッキング要素と、前記対象物支持パッド上に設けられた相補的ドッキング要素と、を有し、前記ドッキング要素及び前記相補的ドッキング要素の一方は、V字型区間及び直線区間を有するドッキング板であり、他方は、基礎板に固定されて接続された3つのキューを含むドッキング機器であり、前記対象物支持パッドが前記所定の対象物位置に到達すると、前記キューの1つは前記ドッキング板の前記直線区間のエッジに噛み合い、他の2つのキューは前記V字型区間の各エッジに噛み合い、これにより、前記対象物が前記所定の対象物位置に位置決めされる、
    挿入機器。
  2. 前記ロボット・アームの移動の方向における前記ロボット・アームの向きが前記容器の向きとは独立している、
    請求項1に記載の挿入機器。
  3. 前記ロボット・アームは前記容器壁の開口部を介して前記容器内に延長しており、前記開口部は柔軟かつ気密なシールにより封止されている、
    請求項1に記載の挿入機器。
  4. 前記挿入ロボット及び前記容器は柔軟な取付け組立体を使用してフレーム上に取り付けられている、
    請求項3に記載の挿入機器。
  5. 前記シールは蛇腹の配列である、
    請求項3に記載の挿入機器。
  6. 前記封止は前記容器壁及び前記ロボット・アームに装着されている、
    請求項3に記載の挿入機器。
  7. 前記ロボットは、前記容器壁及びロボット筐体に装着されたシールを備えた気密な前記ロボット筐体を有する、
    請求項3に記載の挿入機器。
  8. 前記ロボットは、前記ロボット・アームと、前記容器壁に装着された気密なロボット筐体と、を有し、
    前記ロボット・アームは、前記ロボット筐体に移動可能に結合されている、
    請求項1に記載の挿入機器。
  9. 前記容器壁の向きの変化が前記対象物支持パッドの所定の軌跡に影響を及ぼさないように、前記ロボット・アームの向きを前記容器の向きとは独立に保つジャイロ安定装置を有する、
    請求項8に記載の挿入機器。
  10. 前記ドッキング・システムの前記ドッキング板又は前記ドッキング機器は、複数の板バネを使用してドッキング・フレーム上に取り付けられている、
    請求項に記載の挿入機器。
  11. 前記板バネの各々は、前記板バネに垂直な線の方向において曲がるように位置決めされており、各線は前記個々の板バネに対応して前記所定の対象物位置の中心において横切る、
    請求項10に記載の挿入機器。
  12. 放射線のビームに所望のパターンを与えるパターン形成機器を支持するように構成された支持構造体と、
    基板を支持するように構成された基板ホルダと、
    調整された環境の内へ及び/又は外へ基板又はパターン形成機器を転送するように構成された挿入機器であって、
    条件調整可能な内部を規定する容器壁を有する容器、
    前記容器壁に位置決めされたゲートであって、該容器内への及び/又は外への前記対象物の転送を可能にするように構成されたゲート、
    ロボット・アームを有する挿入ロボットであって、前記ロボット・アームの少なくとも一部は前記容器内部に延長している挿入ロボット、そして、
    前記容器内部に延長している前記ロボット・アームの前記一部に結合された対象物支持パッドであって、前記ゲートを介して所定の軌跡に沿って前記対象物を搬送するように構成された対象物支持パッドを含む挿入機器と
    前記対象物を前記容器内及び/又は前記容器外の所定の対象物位置に位置決めするためのドッキング・システムと、を備え、
    前記容器壁の変形によって前記ロボット・アームの軌跡が変化しないように、前記ロボット・アームが前記容器壁に対して移動可能に結合されており、
    前記ドッキング・システムは、前記所定の対象物位置に設けられたドッキング要素と、前記対象物支持パッド上に設けられた相補的ドッキング要素と、を有し、前記ドッキング要素及び前記相補的ドッキング要素の一方は、V字型区間及び直線区間を有するドッキング板であり、他方は、基礎板に固定されて接続された3つのキューを含むドッキング機器であり、前記対象物支持パッドが前記所定の対象物位置に到達すると、前記キューの1つは前記ドッキング板の前記直線区間のエッジに噛み合い、他の2つのキューは前記V字型区間の各エッジに噛み合い、これにより、前記対象物が前記所定の対象物位置に位置決めされる、
    リソグラフィ装置。
  13. 前記対象物支持パッドは、前記容器と前記基板ホルダの間で基板を搬送するか、又は、気密通路を介して前記容器と前記支持構造体の間で前記パターン形成機器を搬送する
    請求項12に記載のリソグラフィ装置。
  14. 前記通路は蛇腹装置により形成されている
    請求項13に記載のリソグラフィ装置。
  15. 前記挿入機器には、実質的に並列な第1の基板又は第1のパターン形成機器の搭載及び第2の基板又は第2のパターン形成機器の取出しのための搭載位置及び取出し位置が設けられている、
    請求項12に記載のリソグラフィ装置。
  16. 前記搭載位置が位置する条件調整可能な搭載作業室であって、外部環境から前記基板又は前記パターン形成機器を受け取るために外部環境と接触する搭載ゲートを有する条件調整可能な搭載作業室と、
    前記取出し位置が位置する条件調整可能な取出し作業室であって、前記外部環境に前記基板又は前記パターン形成機器を引き渡すために前記外部環境と接触する取出しゲートを有する条件調整可能な取出し作業室とをさらに備え
    前記条件調整可能な搭載及び取出し作業室は、各々、前記搭載又は取出し作業室と前記容器の間で前記基板又は前記パターン形成機器を転送するための前記容器への転送ゲートを有する
    請求項15に記載のリソグラフィ装置。
  17. 基板を供給する段階と、
    放射線のビーム上に所望のパターンを与えるパターン形成機器を支持するように構成された支持構造体を供給する段階と、
    第1の組の環境条件を有する第1の環境と挿入機器の条件調整可能な容器の間で前記基板又は前記パターン形成機器を転送する段階であって、前記条件調整可能な容器はゲートが位置決めされた壁を含み、前記挿入機器は前記条件調整可能な容器内に少なくとも部分的に延長しているロボット・アームを含み、前記壁の変形によって前記ロボット・アームの軌跡が変化しないように、前記ロボット・アームが前記壁に対して移動可能に結合されている段階と、
    前記条件調整可能な容器内に延長している前記ロボット・アームの前記部分に結合されている対象物支持パッドを介して前記基板又は前記パターン形成機器を搬送する段階と、
    第2の組の環境条件に基づき前記条件調整可能な容器の内部環境を条件調整する段階と、
    前記対象物支持パッドを介して前記容器内部環境から前記第2の環境内に前記ゲートを介して前記基板又は前記パターン形成機器を転送する段階と、
    ドッキング・システムを用いて、前記基板又は前記パターン形成機器を前記容器内及び/又は前記容器外の所定の対象物位置に位置決めする段階と、を備え、
    前記ドッキング・システムは、前記所定の対象物位置に設けられたドッキング要素と、前記対象物支持パッド上に設けられた相補的ドッキング要素と、を有し、前記ドッキング要素及び前記相補的ドッキング要素の一方は、V字型区間及び直線区間を有するドッキング板であり、他方は、基礎板に固定されて接続された3つのキューを含むドッキング機器であり、前記対象物支持パッドが前記所定の対象物位置に到達すると、前記キューの1つは前記ドッキング板の前記直線区間のエッジに噛み合い、他の2つのキューは前記V字型区間の各エッジに噛み合い、これにより、前記基板又は前記パターン形成機器が前記所定の対象物位置に位置決めされる、
    デバイス製造方法。
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