JPH08263679A - 図形処理方法及び図形処理システム - Google Patents

図形処理方法及び図形処理システム

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JPH08263679A
JPH08263679A JP6126895A JP6126895A JPH08263679A JP H08263679 A JPH08263679 A JP H08263679A JP 6126895 A JP6126895 A JP 6126895A JP 6126895 A JP6126895 A JP 6126895A JP H08263679 A JPH08263679 A JP H08263679A
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JP
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polygon
graphic processing
vertices
polygons
divided
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JP6126895A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ito
芳雄 伊藤
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Priority to JP6126895A priority Critical patent/JPH08263679A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多角形を制限値以下の頂点数を持つ複数の多角
形に自動的に分割でき、人手による作業ミスを解消し、
図形処理時間の短縮を図る。 【構成】ステップ21で入力ファイル5から多角形デー
タを入力する。ステップ22で入力多角形の頂点数をカ
ウントする。ステップ23で多角形の頂点数が制限値よ
り多いかどうかを判断し、少なければステップ27で多
角形を中間ファイル6に出力する。多角形の頂点数が制
限値より多いと、ステップ24で多角形分割処理を行
う。各分割多角形の頂点数がまだ制限値を越えているか
どうかを確認するために、ステップ25で分割多角形の
頂点数をカウントする。頂点数が制限値より多い分割多
角形があれば、ステップ24でその分割多角形の分割処
理を行い、頂点数が制限値以下になるまで多角形分割処
理を繰り返す。制限値以下の頂点数になった分割多角形
をステップ27で出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の図形処理システ
ム間で図形処理する多角形の頂点数に制限がある場合
に、多角形を所定数以下の頂点を持つ複数の多角形にな
るように分割する図形処理方法及び図形処理システムに
関する。
【0002】図形処理システムは、計算機支援設計(C
AD)装置を使用したマニュアルレイアウト設計や、自
動配置配線装置で図形を作成してディスプレイや磁気デ
ィスク装置等の出力装置に出力する。
【0003】このような図形処理システムにおいて、あ
る図形処理システムによって処理された多角形のデータ
を、別の図形処理システムに入力して図形処理を移行す
る場合、各図形処理システムの処理条件や制限が異なる
ことがある。本発明は、図形処理を移行する複数の図形
処理システム間で多角形の頂点数に制限がある場合に、
制限値以下の頂点数を持つ複数の多角形に分割する図形
処理方法に関する。
【0004】
【従来の技術】従来の図形処理を行うシステムにおいて
は、第1の図形処理システムで図形処理した図形データ
を、第2の図形処理システムに入力して図形処理を行う
ことがある。このように、図形処理を移行するときに、
第2の図形処理システムで図形処理する多角形の頂点数
に制限がある場合は、第1の図形処理システムで制限値
以上の頂点数を持つ多角形を、制限値以下の頂点数を持
つ複数の多角形に分割する必要がある。従来の多角形の
分割処理は、担当者が介入して人手で制限値以下の頂点
数を持つ複数の多角形に分割していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述のように
多角形を制限値以下の頂点数を持つ複数の多角形に分割
する場合に、頂点数を意識しながら担当者の手で多角形
を分割をしなければならず、分割作業に時間を要すると
ともに、人手による作業ミスが発生するおそれがあっ
た。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、人手を介さず自動的に
制限値以下の頂点数を持つ複数の多角形に分割でき、人
手による作業ミスを解消し、図形処理時間の短縮を図る
ことができる図形処理方法及び図形処理システムを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、プロセッシングユニットと、多
角形のデータを記憶したデータベースとを備えた図形処
理装置を用い、データベースに記憶された多角形のデー
タを入力し、入力した多角形のうち、制限値以上の頂点
数を持つ多角形を、制限値以下の頂点数を持つ複数の多
角形に分割する。
【0008】請求項2の発明は、制限値以上の頂点数を
持つ分割対象多角形の頂点の二次元座標値の最大値と最
小値とから求められる中間値を算出する。この後、当該
中間値を通る分割線を引いて複数の多角形に分割する。
【0009】請求項3の発明は、制限値以上の頂点数を
持つ分割対象多角形の頂点の二次元座標値の最大値と最
小値とから求められるフレームをその分割対象多角形に
かける。そして、フレームの内外の図形を抽出すること
によって、複数の多角形に分割する。
【0010】請求項4の発明は、複数のフレームを分割
対象多角形にかけて、複数のフレーム内外の図形を抽出
することによって、複数の多角形に分割する。請求項5
の発明は、制限値以上の頂点数を持つ分割対象多角形の
頂点の二次元座標値の最大値と最小値とからその分割対
象多角形の幅と高さを求める。求めた幅と高さの大小に
基づいて分割対象多角形の形状に応じたフレームの形状
を決定し、分割対象多角形に単数または複数のフレーム
をかける。そして、フレーム内外の図形抽出処理を行
い、複数の多角形に分割する。
【0011】請求項6の発明は、多角形のデータを記憶
したデータベースと、データベースから多角形のデータ
を入力し、所定の図形処理を行うための第1の図形処理
システムと、第1の図形処理システムによって処理され
た多角形のうち、制限値以上の頂点数を持つ多角形を、
制限値以下の頂点数を持つ複数の多角形に分割するため
の多角形分割処理部と、第1の図形処理システム及び多
角形分割処理部によって図形処理された多角形のデータ
の図形処理を行うための第2の図形処理システムと設け
た。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、人手による多角形分
割の作業が不要になり、人手による作業ミスが解消さ
れ、図形処理が高速化される。
【0013】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の作用に加えて、多角形の中間値を通る分割線を作成す
ると新たな多角形の線分が作成されて、多角形が分割さ
れる。
【0014】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
の作用に加えて、フレーム内外の図形抽出を行うことに
よって多角形が分割される。請求項4の発明によれば、
請求項1の発明の作用に加えて、多角形に複数のフレー
ムをかけることによって、多角形分割を繰り返す回数が
減り、図形処理が高速化される。
【0015】請求項5の発明によれば、請求項1の発明
の作用に加えて、多角形に複数のフレームをかけること
によって、多角形分割を繰り返す回数が減り、図形処理
が高速化される。また、多角形の高さと幅とに基づいて
フレームの形状を変形させることによって、分割された
複数の多角形の形状が比較的に分かり易くなる。
【0016】請求項6の発明によれば、第1の図形処理
システムによってデータベースから多角形のデータが入
力され、所定の図形処理が行われる。第1の図形処理シ
ステムによって処理された多角形のうち、制限値以上の
頂点数を持つ多角形が、多角形分割処理部によって制限
値以下の頂点数を持つ複数の多角形に分割される。そし
て、第1の図形処理システム及び多角形分割処理部によ
って図形処理された多角形のデータの図形処理が第2の
図形処理システムによって行われる。従って、人手によ
る多角形分割の作業が不要になり、人手による作業ミス
が解消され、図形処理が高速化される。
【0017】
【実施例】
[第1実施例]以下、本発明を具体化した一実施例を図
1〜図5に従って説明する。
【0018】図3はCAD装置よりなる図形処理システ
ム1を示し、図形処理システム1は第1及び第2の図形
処理システム2,4を備える。第1図形処理システム2
が取り扱える多角形のデータには頂点数の制限はなく、
第2図形処理システム4が取り扱える多角形のデータに
は頂点数の制限がある。
【0019】第1図形処理システム2にはデータベース
としての入力ファイル5及び中間ファイル6が接続され
ている。入力ファイル5には第1図形処理システム2が
図形処理すべき多角形のデータが記憶されている。中間
ファイル6には第1図形処理システム2が図形処理した
処理済の多角形のデータが記憶される。
【0020】第2図形処理システム4には中間ファイル
6が入力ファイルとして接続されるとともに、出力ファ
イル7が接続されている。出力ファイル7には第2図形
処理システム4が図形処理した多角形のデータが記憶さ
れる。
【0021】第1図形処理システム2は多角形分割処理
部3を備える。第1図形処理システム2は入力ファイル
5から多角形のデータを入力し、所定の図形処理を行っ
た後、中間ファイル6に処理済の多角形のデータを出力
する。このとき、第2図形処理システム4が取り扱える
多角形のデータの頂点数に制限があるため、多角形分割
処理部3はその制限値以上の頂点数を持つ多角形を、制
限値以下の頂点数を持つ複数の多角形に分割する。
【0022】図4は第1図形処理システム2の概略構成
を示す。第1図形処理システム2は、プロセッシングユ
ニットとしての中央処理装置(以下、CPUという)1
1、主記憶としての半導体メモリ12、前記入力ファイ
ル5及び中間ファイル6を構成する磁気ディスク装置1
3、キーボード14、及びディスプレイ15を備える。
CPU11、半導体メモリ12、磁気ディスク装置1
3、キーボード14、ディスプレイ15はバス16によ
って互いに接続されている。
【0023】半導体メモリ12にはCPU11が実行す
るプログラムとその実行に必要な各種データが予め記憶
されるとともに、当該プログラムデータに基づくCPU
11の処理結果等が一時記憶される。キーボード14は
半導体メモリ12のプログラムの実行時に必要なデータ
を入力したり、磁気ディスク装置13やディスプレイ1
5に処理結果等の出力命令を入力するために用いられ
る。また、半導体メモリ12には磁気ディスク装置13
の入力ファイル5から例えば図5(a)に示すような多
角形33のデータが読み込まれて格納されている。
【0024】CPU11は半導体メモリ12に記憶され
た所定のプログラムデータに基づいて動作し、入力ファ
イル5から多角形のデータを半導体メモリ12に入力し
て所定の図形処理を行う。CPU11は図形処理の後、
図1に示す処理フローに基づいて処理済の多角形のデー
タを、制限値以下の頂点数を持つ複数の多角形のデータ
に分割し、その分割多角形のデータを中間ファイル6に
出力する。
【0025】次に、CPU11が実行する多角形の分割
処理を図1に従って説明する。まず、ステップ21で入
力ファイル5から多角形のデータを入力して、ステップ
22で入力した多角形の頂点数をカウントする。ステッ
プ23では多角形の頂点数が制限値より多いか少ないか
を判断し、少なければ分割する必要はなく、ステップ2
7で多角形を中間ファイル6に出力する。逆にステップ
23で多角形の頂点数が制限値より多いと判断した場合
は、ステップ24に進み、多角形分割処理を行う。
【0026】分割後の複数の多角形(以下、分割多角形
という)の頂点数がまだ制限値を越えているかどうかを
確認するために、ステップ25で各分割多角形の頂点数
をカウントする。複数の分割多角形のなかに頂点数が制
限値より多い多角形があれば、再度、ステップ24で多
角形分割処理を行い、頂点数が制限値以下になるまで多
角形分割処理を繰り返す。制限値以下の頂点数になった
分割多角形をステップ27で中間ファイル6に出力す
る。
【0027】図2は前記ステップ24の多角形分割処理
の一例を示す。図5(a)に示す多角形33が図1のス
テップ23で頂点数が制限値より多いと判定されたとす
る。ステップ31で多角形33のデータを分割対象多角
形のデータとして入力し、ステップ32で分割線を作成
し、図5(b)に示すように、複数の分割線DL1,D
L2,DL3によって多角形33を4等分し、多角形3
3a,33b,33c,33d,33eに分割する。分
割線の作成は、例えば多角形の頂点の二次元座標値の一
方の座標の最小値を基準として、その最小値に所定値を
加算することによって各分割線を作成する。
【0028】そして、これらの分割多角形33a,33
b,33c,33d,33eの頂点数が制限値以下であ
ればよいが、多角形33を構成する頂点が一箇所に偏っ
ている場合、複数の分割多角形33a,33b,33
c,33d,33eの中にまだ頂点数が制限値を越えて
いる場合が考えられる。図5(b)の分割多角形33c
がまだ頂点数が制限値より多いとすると、図5(c)に
示すように分割多角形33cをさらに分割し、分割多角
形33f,33gが生成される。
【0029】なお、図5(b)では多角形33を縦分割
しているが、これに限らず、多角形を通る横の分割線を
作成する横分割処理を行ってもよい。このように本実施
例では、複数の分割多角形の中より、まだ頂点数が制限
値より多い分割多角形をピックアップして再度分割する
ことによって、分割多角形の数を最小、あるいはできる
限り最小とすることができる。
【0030】以上のことから、第1図形処理システム2
に図1の処理フローを組み入れれば、人手による多角形
分割の作業が不要になり、人手による作業ミスを解消で
き、図形処理の高速化を図ることができる。
【0031】[第2実施例]図6は頂点数の制限値に基
づく多角形分割処理の第2実施例を示す。ステップ41
で分割対象多角形データを入力し、ステップ42で分割
対象多角形の頂点の二次元座標値の最大値と最小値とか
ら求められる中間値を算出する。そして、ステップ43
において、ステップ42で算出した中間値を通る分割線
を作成する。
【0032】例えば、図7(a)に示す多角形44が図
1のステップ23で頂点数が制限値より多いと判定され
たとする。ステップ41で多角形44のデータを分割対
象多角形データとして入力し、ステップ42で多角形4
4の中間値を算出する。そして、ステップ43におい
て、図7(b)に示すように多角形44の中間値を通る
分割線DL4を作成し、図7(c)に示すように複数の
多角形44a,44b,44cに分割する。
【0033】なお、図7(b)では多角形44を縦分割
しているが、これに限らず、多角形の中間の値を通る横
の分割線を作成する横分割処理を行ってもよい。この場
合、頂点の座標値の最大値と最小値とから横長の多角形
か縦長の多角形かを判断し、横長の多角形であれば縦分
割、縦長の多角形であれば横分割としてもよい。
【0034】このように本実施例の多角形分割方法は、
第1実施例の多角形分割方法と同様の効果があるととも
に、多角形の中間値を通る分割線を作成すると新たな多
角形の線分が作成できるので、多角形を分割することが
できる。
【0035】[第3実施例]図8は頂点数の制限値に基
づく多角形分割処理の第3実施例を示す。ステップ51
で分割対象多角形データを入力し、ステップ52でフレ
ームを作成する。フレームの作成方法として、分割対象
多角形の頂点の座標値の最大値と最小値とから定められ
る中間の位置を分割するように、単数の長方形または正
方形のフレームを作成する。ステップ53において、ス
テップ52で作成したフレームを分割対象多角形にかけ
る。その結果、分割対象多角形がフレームによって2等
分される。そして、フレーム内外の図形を抽出すること
によって多角形を分割する。
【0036】例えば、図9(a)に示す多角形54が図
1のステップ23で頂点数が制限値より多いと判定され
たとする。ステップ51で多角形54を分割対象多角形
データとして入力し、ステップ52で図9(b)に示す
ようにフレーム55を作成する。そして、ステップ53
でフレーム55を多角形54にかけてフレーム55内外
の図形を抽出すると、フレーム55内の図形は図9
(c)の多角形54aに、フレーム55外の図形は図9
(d)の多角形54b,54cに分割される。
【0037】なお、図9(b)では多角形54を縦分割
しているが、これに限らず、横分割を行ってもよく、頂
点の座標値の最大値と最小値とから横長の多角形か縦長
の多角形かを判断し、横長の多角形であれば縦分割、縦
長の多角形であれば横分割をしてもよい。
【0038】このように本実施例の多角形分割方法は、
第2実施例の多角形分割方法と同様の効果があり、フレ
ーム内外の図形抽出を行うことによって多角形を分割す
ることができる。
【0039】[第4実施例]図10は頂点数の制限値に
基づく多角形分割処理の第4実施例を示す。ステップ6
1で分割対象多角形データを入力し、ステップ62で分
割対象多角形の頂点数に基づいてフレーム数を決定す
る。ステップ63においてステップ62で決定した数の
フレームを作成し、ステップ64で複数のフレームを分
割対象多角形にかけて複数のフレーム内外の図形を抽出
して多角形を分割する。
【0040】例えば、図11(a)に示す多角形65が
図1のステップ23で頂点数が制限値より非常に多いと
判定されたとする。ステップ61で多角形65を分割対
象多角形データとして入力し、ステップ62で多角形6
5の頂点数に基づいてフレーム数を例えば3に決定す
る。これは、単数のフレームでは頂点数が制限値以下に
なるまで何度も多角形分割を繰り返さなければならない
ような多角形を、複数のフレームをかけて一度に分割で
きるようにするためである。ステップ63で図11
(b)に示すように複数のフレーム66を作成する。そ
して、ステップ64で複数のフレーム66を多角形65
にかけてフレーム66内外の図形抽出を行う。フレーム
66内の図形は図11(c)に示すように多角形65
a,65b,65c,65dに、フレーム66外の図形
は図11(d)に示すように多角形65e,65fに分
割される。
【0041】なお、図11(b)では多角形65を複数
の縦縞状のフレーム66によって縦分割しているが、こ
れに限らず、複数の横縞状のフレームによって横分割を
行ってもよく、分割対象多角形が横長か縦長かを判断
し、横長の多角形であれば縦分割、縦長の多角形であれ
ば横分割をしてもよい。
【0042】このように本実施例の多角形分割方法は、
第3実施例と同様の効果があるとともに、複数のフレー
ムによって多角形を均等に分割できる。また、分割対象
多角形に複数のフレームをかけることによって、頂点数
が制限値以下になるまで多角形分割を繰り返す回数を減
らして図形処理の高速化を図ることができる。
【0043】[第5実施例]図12は頂点数の制限値に
基づく多角形分割処理の第5実施例を示す。本実施例の
多角形分割処理は第4実施例と同様に複数のフレームを
発生するようにしたものである。
【0044】ステップ71で分割対象多角形データを入
力し、ステップ72で多角形を接した状態で含む矩形領
域の幅と高さとを、多角形の幅と高さとして求める。ス
テップ73で幅と高さとの大小を判断する。
【0045】ステップ73で幅<高さであると判定する
と、ステップ74で分割対象多角形の頂点数に基づいて
横縞のフレーム数を決定し、ステップ75で横縞フレー
ムを作成する。そして、ステップ80で横縞フレームを
分割対象多角形にかけてフレーム内外の図形を抽出して
多角形を分割する。
【0046】ステップ73で幅=高さであると判定する
と、ステップ76で分割対象多角形の頂点数に基づいて
千鳥格子のフレーム数を決定する。千鳥格子フレーム数
は最低2個で分割対象多角形を十字に分割することにな
り、分割対象多角形は最低4個の多角形に分割される。
なお、制限値に近い頂点数を持つ分割対象多角形を十字
に分割すると、頂点数の少ない多角形数が増加するの
で、例外として単数または少数のフレームで縦分割ある
いは横分割を行う。分割された多角形数を最小、あるい
はできる限り最小にすることができるからである。ステ
ップ77で千鳥格子のフレームを作成する。そして、ス
テップ80で千鳥格子フレームを分割対象多角形にかけ
てフレーム内外の図形を抽出して多角形を分割する。
【0047】ステップ73で幅>高さであると判定する
と、ステップ78で分割対象多角形の頂点数に基づいて
縦縞のフレーム数を決定し、ステップ79で縦縞フレー
ムを作成する。そして、ステップ80で縦縞フレームを
分割対象多角形にかけてフレーム内外の図形を抽出して
多角形を分割する。
【0048】図11,図13,図14は図12の処理フ
ローに従って多角形を分割する例を示す。図11(a)
に示す多角形65の頂点数が図1のステップ23で制限
値より非常に多いと判定されたとする。ステップ71で
多角形65を分割対象多角形データとして入力し、ステ
ップ72で多角形65の幅と高さとを求める。多角形6
5は幅>高さであるので、ステップ78で多角形65の
頂点数に基づいて縦縞フレーム数を例えば3に決定す
る。ステップ79で図11(b)に示すように複数の縦
縞フレーム66を作成する。そして、ステップ80で複
数の縦縞フレーム66を多角形65にかけて、フレーム
66内外の図形抽出を行う。縦縞フレーム66内の図形
は図11(c)に示すように複数の多角形65a,65
b,65c,65dに、縦縞フレーム66外の図形は図
11(d)に示すように多角形65e,65fに分割さ
れる。
【0049】図13(a)に示す多角形81が頂点数が
図1のステップ23で制限値より非常に多いと判定され
たとする。多角形81は幅<高さであるので、ステップ
74で多角形81の頂点数に基づいて横縞フレーム数を
例えば2に決定する。ステップ75で図13(b)に示
すように複数の横縞フレーム82を作成する。そして、
ステップ80で複数の横縞フレーム82を多角形81に
かけて、フレーム82内外の図形抽出を行う。横縞フレ
ーム82内の図形は図13(c)に示すように複数の多
角形81a,81bに、横縞フレーム82外の図形は図
13(d)に示すように複数の多角形81c,81d,
81eに分割される。
【0050】図14(a)に示す多角形83が頂点数が
図1のステップ23で制限値より非常に多いと判定され
たとする。多角形83は幅=高さであるので、ステップ
76で多角形83の頂点数に基づいて千鳥格子フレーム
数を例えば5に決定する。ステップ77で図14(b)
に示すように複数の千鳥格子フレーム84を作成する。
そして、ステップ80で複数の千鳥格子フレーム84を
多角形83にかけて、フレーム84内外の図形を抽出す
る。千鳥格子フレーム84内の図形は図14(c)に示
すように複数の多角形83a,83b,83c,83
d,83eに、千鳥格子フレーム84外の図形は図14
(d)に示すように複数の多角形83f,83g,83
h,83iに分割される。
【0051】このように本実施例の多角形分割方法は、
頂点数が制限値を越えている分割対象多角形の幅、高さ
の大小に基づいて、フレーム形状を決定してフレーム内
外の図形抽出処理を行って分割する。このようにして分
割多角形がすべて一定以下の頂点数になるまで分割処理
を繰り返す。
【0052】従って、本実施例の多角形分割方法は、第
4実施例の多角形分割方法と同様の効果があるととも
に、分割対象多角形の高さと幅とに基づいてフレームの
形状を変形させることによって、分割された複数の多角
形の形状が比較的に分かりやすく、また分割多角形の数
を最小、あるいはできる限り最小にすることができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、人手による多角形分割の作業が不要になり、人
手による作業ミスを解消できるとともに、図形処理を高
速化することができる。
【0054】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、多角形の中間値を通る分割線によって
多角形を分割することができる。請求項3の発明によれ
ば、請求項1の発明の効果に加えて、フレーム内外の図
形抽出を行うことによって多角形を分割することができ
る。
【0055】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、多角形に複数のフレームをかけること
によって、多角形分割を繰り返す回数を減らすことがで
き、図形処理を高速化することができる。
【0056】請求項5の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、多角形に複数のフレームをかけること
によって、多角形分割を繰り返す回数を減らすことがで
き、図形処理を高速化することができる。また、多角形
の高さと幅とに基づいてフレームの形状を変形させるこ
とによって、分割された複数の多角形の形状が比較的に
分かり易くなる。
【0057】請求項6の発明によれば、人手による多角
形分割の作業が不要になり、人手による作業ミスを解消
できるとともに、図形処理を高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の図形処理方法を示すフローチャー
【図2】第1実施例の多角形分割処理を示すフローチャ
ート
【図3】本発明を実施するための図形処理システムの概
略図
【図4】第1図形処理システムのブロック図
【図5】多角形分割処理を示す説明図
【図6】第2実施例の多角形分割処理を示すフローチャ
ート
【図7】多角形分割処理を示す説明図
【図8】第3実施例の多角形分割処理を示すフローチャ
ート
【図9】多角形分割処理を示す説明図
【図10】第4実施例の多角形分割処理を示すフローチ
ャート
【図11】多角形分割処理を示す説明図
【図12】第5実施例の多角形分割処理を示すフローチ
ャート
【図13】多角形分割処理を示す説明図
【図14】多角形分割処理を示す説明図
【符号の説明】
2 第1の図形処理システム 3 多角形分割処理部 4 第2の図形処理システム 5 データベースとしての入力ファイル 11 プロセッシングユニットとしての中央処理装置
(CPU) 12 半導体メモリ 13 データベースとしての磁気ディスク装置 14 キーボード 15 ディスプレイ 16 バス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッシングユニットと、多角形のデ
    ータを記憶したデータベースとを備えた図形処理装置を
    用い、データベースに記憶された多角形のデータを入力
    し、入力した多角形のうち、制限値以上の頂点数を持つ
    多角形を、制限値以下の頂点数を持つ複数の多角形に分
    割するようにした図形処理方法。
  2. 【請求項2】 制限値以上の頂点数を持つ多角形の頂点
    の二次元座標値の最大値と最小値とから求められる中間
    値を算出した後、当該中間値を通る分割線を引いて複数
    の多角形に分割する請求項1に記載の図形処理方法。
  3. 【請求項3】 制限値以上の頂点数を持つ多角形の頂点
    の二次元座標値の最大値と最小値とから求められるフレ
    ームをその多角形にかけて、フレームの内外の図形を抽
    出することによって、複数の多角形に分割する請求項1
    に記載の図形処理方法。
  4. 【請求項4】 複数のフレームを分割対象多角形にかけ
    て、複数のフレーム内外の図形を抽出することによっ
    て、複数の多角形に分割する請求項1に記載の図形処理
    方法。
  5. 【請求項5】 制限値以上の頂点数を持つ多角形の頂点
    の二次元座標値の最大値と最小値とからその分割対象多
    角形の幅と高さを求め、その求めた幅と高さの大小に基
    づいてその分割対象多角形の形状に応じたフレームの形
    状を決定し、分割対象多角形に単数または複数のフレー
    ムをかけて、フレーム内外の図形抽出処理を行い、複数
    の多角形に分割する請求項1に記載の図形処理方法。
  6. 【請求項6】 多角形のデータを記憶したデータベース
    と、 前記データベースから多角形のデータを入力し、所定の
    図形処理を行うための第1の図形処理システムと、 前記第1の図形処理システムによって処理された多角形
    のうち、制限値以上の頂点数を持つ多角形を、制限値以
    下の頂点数を持つ複数の多角形に分割するための多角形
    分割処理部と、 前記第1の図形処理システム及び多角形分割処理部によ
    って図形処理された多角形のデータの図形処理を行うた
    めの第2の図形処理システムとを備える図形処理システ
    ム。
JP6126895A 1995-03-20 1995-03-20 図形処理方法及び図形処理システム Withdrawn JPH08263679A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100826740B1 (ko) * 2005-07-12 2008-04-30 가부시키가이샤 소니 컴퓨터 엔터테인먼트 멀티그래픽프로세서시스템, 그래픽프로세서 및묘화처리방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100826740B1 (ko) * 2005-07-12 2008-04-30 가부시키가이샤 소니 컴퓨터 엔터테인먼트 멀티그래픽프로세서시스템, 그래픽프로세서 및묘화처리방법

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