JPH08263125A - 産業用ロボットにおけるソフトウェア更新方法 - Google Patents

産業用ロボットにおけるソフトウェア更新方法

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JPH08263125A
JPH08263125A JP7087667A JP8766795A JPH08263125A JP H08263125 A JPH08263125 A JP H08263125A JP 7087667 A JP7087667 A JP 7087667A JP 8766795 A JP8766795 A JP 8766795A JP H08263125 A JPH08263125 A JP H08263125A
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業用ロボットのシステムプログラムの交換
に必要とされる作業人員や作業コストを削減する。 【構成】 ロボット制御装置2a〜2nとホストコンピ
ュータ4とを予め通信ネットワーク6で接続しておく。
用途変更に伴う新たなアプリケーションソフトを記憶し
た記憶媒体7を読み込み装置5にセットし、ホストコン
ピュータ4から通信ネットワーク6を介して各々のロボ
ット制御装置2a〜2nに転送し、ロボット制御装置2
a〜2n自身によってフラッシュROM内のアプリケー
ションソフトの書き替えを行わせる。記憶媒体7および
読み込み装置5からなる外部記憶装置を持ち運んで個々
のロボット制御装置2a〜2n毎に接続し直してアプリ
ケーションソフトの書き替え作業を行う必要がなく、し
かも、作業を短時間で終わらせるために外部記憶装置を
多数投入する必要もなく、大規模工場におけるアプリケ
ーションソフトの更新や交換に際して、作業人員や作業
時間が大幅に節約できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用ロボットにおけ
るソフトウェア更新方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用ロボットにおけるソフトウェア
は、メーカーから提供されるシステムプログラムと使用
者もしくは産業用ロボットの取扱会社等により作成され
るユーザプログラムとに大別される。このうち、システ
ムプログラムに関する部分はメーカー出荷時において既
にROMに格納されているので、システムプログラムの
バージョンアップや産業用ロボットの用途変更に伴うシ
ステムプログラムの交換はメーカーもしくは取扱会社等
の側で行わなければならない。システムプログラムを交
換する方法としては、ROMを単品もしくはプリント基
盤ごと差し替えるのが一般的であるが、フラッシュRO
M等の書き換え可能なROMを利用している場合では、
新たなシステムプログラムを格納した外部記憶装置をロ
ボット制御装置に接続してこの書き換え可能なROMに
新たなシステムプログラムを書き込んで使用することも
可能である。一般的にいって、ROMもしくはこれを実
装したプリント基板の差し替えを行う場合ではシステム
プログラムの交換に際し1つのロボット制御装置に対し
て15分から30分の作業時間が必要とされ、また、フ
ラッシュROM等に新たなシステムプログラムを書き込
む場合では、システムプログラムの長さにもよるが、1
つのロボット制御装置に対して30分から3時間の作業
時間が必要とされる。
【0003】ROMを差し替える方法では比較的短時間
のうちに作業を完了させることができるがROMの交換
を必要とするために作業コストが高くなる欠点がある。
また、外部記憶装置を直接ロボット制御装置に接続して
書き替えを行う方法ではROMの交換は必要としない
が、書き込みに相当の時間を要するため、複数のロボッ
ト制御装置に対してシステムプログラムの交換作業を行
うような場合では、必要とされる作業時間が著しく増大
してしまう。いずれの方法を適用するにしても数百台の
ロボット制御装置を擁するような大規模工場において一
括してシステムプログラムを交換するような場合では、
全体として数週間の作業日数が必要となるといったこと
も希ではない。無論、これは1人の作業者または1台の
外部記憶装置によって作業を行う場合のことで、これら
の作業者や外部記憶装置を多数投入すれば短時日のうち
に作業を完了させることも可能となるが、その反面、機
械やマンパワーの投入によって単位時間当たりの作業コ
ストが増大してしまうので、これを実質的な作業コスト
の軽減化に結び付けることはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、前記従来技術の欠点を解消し、産業用ロボットのシ
ステムプログラムの交換、特に、大規模工場におけるシ
ステムプログラムの交換に際し、必要とされる作業人員
や作業コストを大幅に削減することのできる産業用ロボ
ットにおけるソフトウェア更新方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信ネットワ
ーク用のハードウェアを備えたホストコンピュータと複
数のロボット制御装置とを通信ネットワークを介して接
続し、システムプログラムの内ネットワーク通信機能お
よびメモリを書き替える機能を実現するためのシステム
プログラムを含むシステムプログラムを書き替え可能な
ROMに記憶させておき、前記システムプログラムを起
動させ、更新もしくは用途変更に伴う新たなシステムプ
ログラムを前記ホストコンピュータから前記通信ネット
ワークを介して各々のロボット制御装置に転送し、前記
メモリを書き替える機能により自動的に各々のロボット
制御装置のシステムプログラムの書き替えを行わせるよ
うにしたことを特徴とする構成により前記目的を達成し
た。
【0006】また、システムプログラムの内ネットワー
ク通信機能およびメモリを書き替える機能を実現するた
めのシステムプログラムを書き替え不能なROMに記憶
し、他のシステムプログラムを書き替え可能なROMに
記憶しておき、前記システムプログラムを起動させ、更
新もしくは用途変更に伴う新たなシステムプログラムを
前記ホストコンピュータから前記通信ネットワークを介
して各々のロボット制御装置に転送し、前記メモリを書
き替える機能により自動的に各々のロボット制御装置の
システムプログラムの書き替えを行わせることにより同
様の目的を達成した。
【0007】更に、通信用ネットワークとしてイーサネ
ット型LANを適用し、複数のロボット制御装置におけ
るシステムプログラムの書き替えを同時に行わせること
により、システムプログラムの書き替えに必要とされる
作業時間を大幅に短縮した。
【0008】
【作用】システムプログラムの内ネットワーク通信機能
およびメモリを書き替える機能を実現するためのシステ
ムプログラムを含むシステムプログラムを書き替え可能
なROMに記憶させる。または、ネットワーク通信機能
およびメモリを書き替える機能を実現するためのシステ
ムプログラムのみを書き替え不能なROMに記憶させ、
他のシステムプログラムを書き替え可能なROMに記憶
させておく。ロボット制御装置とホストコンピュータと
は通信ネットワークで接続しておく。システムプログラ
ムの交換に際し、システムプログラムを起動させ、更新
もしくは用途変更に伴う新たなシステムプログラムをホ
ストコンピュータから通信ネットワークを介して各々の
ロボット制御装置に転送し、メモリを書き替える機能に
よって、各々のロボット制御装置自身にシステムプログ
ラムの書き替えを行わせる。この結果、外部記憶装置等
を持ち運んでロボット制御装置に接続したり、個々のロ
ボット制御装置毎に外部記憶装置を接続し直したりする
必要がなくなり、特に、大規模工場におけるシステムプ
ログラムの交換に際して、作業人員や作業時間が大幅に
節約される。
【0009】更に、イーサネット型LANを通信用ネッ
トワークとして適用した場合では、更新もしくは用途変
更に伴う新たなシステムプログラムを複数のロボット制
御装置に対し並列的に転送してシステムプログラムの書
き替えを同時に行わせることができるので、多数のロボ
ット制御装置のシステムプログラムを交換するような場
合であっても、実質的な書き込みに必要とされる時間は
極めて短時間で済む。
【0010】
【実施例】図1は多数の産業用ロボットを備えた工場設
備に対して本発明のソフトウェア更新方法を適用した場
合の一実施例を示す概念図である。ロボット本体を駆動
制御するロボット制御装置2a〜2nは各々のロボット
本体1a〜1nに対応して個別に設けられ、その各々が
独立してロボット本体1a〜1nを駆動制御する。ロボ
ット本体1a〜1nの各々はマテリアルハンドリング,
スポット溶接,アーク溶接等に対応することが可能な汎
用性の高い基本動作機能を有するが、その用途変更に際
しては、エンドエフェクタやアタッチメント等の交換お
よびこれに伴うアプリケーションソフト(用途別システ
ムプログラム)の交換が要求される。
【0011】各々のロボット制御装置2a〜2nは各ロ
ボット本体1a〜1nの駆動制御に必要とされる各種の
システムプログラムを備える。即ち、移動や位置決めお
よび姿勢制御等を始めとするロボット本来の基本動作機
能を実現するための汎用システムプログラムや、前述の
マテリアルハンドリング,スポット溶接,アーク溶接等
の用途別機能を実現するためのアプリケーションソフト
等である。ロボット制御装置2a〜2nには、メモリ容
量や製造コストおよび販売戦略等の関係から、ロボット
本体1a〜1nを購入する際にユーザがこれと合わせて
選択したマテリアルハンドリング,スポット溶接,アー
ク溶接等の用途別機能に適したいずれか1つのエンドエ
フェクタやアタッチメント等の動作機能を実現するため
のアプリケーションソフトが格納されるのみで、他のエ
ンドエフェクタやアタッチメント等の駆動に必要とされ
るアプリケーションソフトまでは格納していないのが普
通である。従って、産業用ロボットの用途変更に際して
は、アプリケーションソフトの交換が必要条件となる。
【0012】本実施例においても、用途別機能を実現す
るためのアプリケーションソフトは、ユーザが選択した
エンドエフェクタやアタッチメント等の種別、つまり、
マテリアルハンドリング,スポット溶接,アーク溶接等
の用途別機能に応じて、1種類のアプリケーションソフ
トのみをロボット制御装置2a〜2nに実装するように
している。その格納場所は、ロボット制御装置2a〜2
nのフラッシュROM(書き替え可能なROM)であ
る。
【0013】また、移動や位置決めおよび姿勢制御等を
始めとするロボット本来の基本動作機能を実現するため
の汎用システムプログラムに関しては、ロボット制御装
置2a〜2nのメモリの書き替え不能領域に格納してい
るが、これは、汎用システムプログラム自体が既に成熟
の域に達しており、汎用システムプログラムのバージョ
ンアップ、つまり、移動や位置決めおよび姿勢制御等に
関わる新規機能の追加または機能向上のための改良が、
近い将来、例えば、ロボット制御装置やロボット本体の
耐用年数の期間内もしくはロボット本体のハードウェア
の陳腐化現象が生じる前に必要になるということが想定
できないからである(汎用システムプログラムが発展途
上にあってバージョンアップの可能性が認められるよう
な場合では汎用システムプログラムをフラッシュROM
に格納することがある)。
【0014】更に、本実施例においては、ロボット制御
装置2a〜2nのメモリの書き替え不能領域に、フラッ
シュROM内のデータ(アプリケーションソフト)の書
き換えに必要とされる機能を実現するためのシステムプ
ログラム、および、後述のイーサネット型LANを利用
したネットワーク通信を行うために必要とされる機能を
実現するためのシステムプログラムが格納されている。
これらのシステムプログラムによって行われる処理操作
は実際には一体的であって、例えば、ロボット制御装置
2a〜2nの操作盤に設けられた“書き替えキー”の操
作を検出してフラッシュROMの全データを消去する過
程、データの消去後に通信ネットワーク6を介して更新
データ要求信号を出力する過程、このデータ要求信号に
応じて外部から送られてくるデータをフラッシュROM
に書き込む過程とを有する。また、ロボット制御装置2
a〜2nの各々にはイーサネット型LANの通信ネット
ワーク6と接続するためのハードウェア要素(通信用の
入出力端子群)3a〜3nが設けられている。
【0015】ホストコンピュータ4はイーサネット型L
ANの通信ネットワーク6と接続するためのハードウェ
ア要素(通信用の入出力端子群)4aを備えた通常のパ
ーソナルコンピュータにより構成され、ロボット制御装
置2a〜2nからの更新データ要求信号を受け付けて対
応するロボット制御装置2a〜2nにデータ(アプリケ
ーションソフト)を送出するための機能を備えている。
無論、ホストコンピュータ4の機能は工場内のロボット
の稼働状態を管理するセルコントローラ等によって兼ね
させてもよい。ホストコンピュータ4に接続されたディ
スクドライブ等の読み込み装置5には、マテリアルハン
ドリング,スポット溶接,アーク溶接等の用途別機能に
応じて作成された各種のアプリケーションソフトを記憶
したフロッピーディスク等の記憶媒体7がセットされる
ようになっている。ネットワーク通信を実行するために
必要とされるホストコンピュータ4側の制御プログラム
は、ホストコンピュータ4自体の不揮発性メモリに記憶
させておいても、また、必要に応じて記憶媒体7からホ
ストコンピュータ4のメモリにダウンロードするように
してもよい。後者の場合では、各種のアプリケーション
ソフトに加え、ネットワーク通信用の制御プログラムを
記憶媒体7に記憶させておく必要がある。
【0016】ロボット制御装置2a〜2nとホストコン
ピュータ4とを接続する通信ネットワーク6はイーサネ
ット型LANにより構成されている。
【0017】そこで、ロボット制御装置2a〜2nの用
途変更のためにアプリケーションソフトを交換する場合
には、まず、必要とされるアプリケーションソフトを記
憶した記憶媒体7を読み込み装置5にセットし、ホスト
コンピュータ4を立上げてネットワーク通信用の制御プ
ログラムを起動させる。この段階で、ホストコンピュー
タ4はロボット制御装置2a〜2nからの更新データ要
求信号を待つ待機状態に入る。なお、記憶媒体7に用途
別のアプリケーションソフトを複数種記憶させているよ
うな場合では、ホストコンピュータ4からのキーボード
操作等により予め転送対象となるアプリケーションソフ
トの名称を指定して通信時に開くべきアプリケーション
ソフトのファイルを決めておくようにする。
【0018】次に、作業者はアプリケーションソフトを
交換するロボット制御装置2a〜2nの操作盤に設けら
れた“書き替えキー”を操作する。“書き替えキー”を
操作されたロボット制御装置2a〜2nはフラッシュR
OMのデータ(その時点で記憶されているアプリケーシ
ョンソフト)を消去した後、通信ネットワーク6を介し
てホストコンピュータ4に更新データ要求信号を出力す
る。そして、更新データ要求信号を検出したホストコン
ピュータ4は記憶媒体7に記憶されたアプリケーション
ソフトをそのプログラムの先頭から順次読み出し、通信
ネットワーク6を介して対応するロボット制御装置2a
〜2n(データ要求信号を出力したロボット制御装置2
a〜2n)に出力し、ロボット制御装置2a〜2n自ら
がそのアプリケーションソフトをフラッシュROMに書
き込み、内容を更新する。
【0019】複数のロボット制御装置2a〜2nに同じ
アプリケーションソフトを同時に書き込みたいような場
合には、アプリケーションソフトの更新対象となる複数
のロボット制御装置2a〜2nの“書き替えキー”を全
て先に操作しておき、その後、ホストコンピュータ4か
らのデータ転送を開始させるようにしてもよい。この場
合、データ転送の対象となるのは通信ネットワークの全
チャンネルであるが、“書き替えキー”の操作されてい
ないロボット制御装置2a〜2nの書き替え機能は作動
していないので、これらのロボット制御装置2a〜2n
はアプリケーションソフトの更新を免れる。また、“書
き替えキー”の操作によってロボット制御装置2a〜2
nがフラッシュROMのデータ消去を行ってデータ入力
待ちの待機状態となるようにしておき(更新データ要求
信号の出力は行わない)、アプリケーションソフトの更
新対象となる最後のロボット制御装置2a〜2nの“書
き替えキー”を操作した段階で、この最後のロボット制
御装置2a〜2nからホストコンピュータ4へ更新デー
タ要求信号を出力することで通信網の全チャンネルを介
してホストコンピュータ4からのデータ転送を開始させ
るようにしても、前記と同じ結果が得られる。なお、ロ
ボット制御装置2a〜2nのデータ書き替え機能の起動
やデータ転送開始の指令はホストコンピュータ4もしく
は通信ネットワーク外の他の入力装置から入力するよう
にしてもよい。
【0020】また、更新データ要求信号のあったロボッ
ト制御装置2a〜2nのチャンネルと各ロボット制御装
置2a〜2nが要求するアプリケーションソフトの名称
をホストコンピュータ4の側で記憶するようにすれば、
更新データ要求信号のあった複数のロボット制御装置2
a〜2nに対して所定周期毎に回線を開き、そのロボッ
ト制御装置2a〜2nが要求する種類のアプリケーショ
ンソフトを順次そのプログラムの先頭から所定のデータ
長で転送することにより、機能の異なるアプリケーショ
ンソフトを略並列的に複数のロボット制御装置2a〜2
nに書き込むことも可能である。更に、ロボット制御装
置2a〜2nに受信データの一時記憶に用いるRAMを
設けてホストコンピュータ4からの転送データを一時記
憶するようにし、該RAMに一時記憶したデータをフラ
ッシュRAMへ書き込んでからロボット制御装置2a〜
2nがホストコンピュータ4に対して次のデータの要求
信号を出力するようにしてもよい。適当な方法でデータ
の衝突を回避してロボット制御装置2a〜2nにアプリ
ケーションソフトを略並列的に転送するようにすれば、
全体としての書き込みに必要とされる時間を最高でロボ
ット制御装置1台分にまで短縮することが可能である。
また、このような処理操作は複数のロボット制御装置2
a〜2nに同じアプリケーションソフトを書き込むよう
な場合にも適用することができるので、複数のロボット
制御装置2a〜2nに同じアプリケーションソフトを書
き込むときに必ずしも全てのチャンネルに対してデータ
を送信する必要はない。
【0021】以上、一実施例として、アプリケーション
ソフトのみをフラッシュROMに記憶させた場合につい
て述べたが、汎用システムプログラムをアプリケーショ
ンソフトと共にフラッシュROMに記憶させておけば、
前記と同様の方法で汎用システムプログラムのバージョ
ンアップ等に対処することができる。更に、単一のフラ
ッシュROMの領域を区分して汎用システムプログラム
とアプリケーションソフトを記憶させたり、または、汎
用システムプログラム専用のフラッシュROMとアプリ
ケーションソフト専用のフラッシュROMを個別に設け
たりして、汎用システムプログラムのバージョンアップ
やアプリケーションソフトの交換のいずれか一方を指定
してデータの消去を行ってパージョンアップや用途変更
に対処するように構成することも可能である。また、フ
ラッシュROMの記憶領域の一部に書き込み禁止領域を
設ければ、データの書き換えに必要とされる機能やネッ
トワーク通信を行うために必要とされるシステムプログ
ラムをこの書き込み禁止領域に記憶させても問題はな
い。バージョンアップや用途変更に共に対処するように
構成する場合は、汎用システムプログラムのバージョン
アップやアプリケーションソフトの交換のいずれか一方
を指定するために必要とされる機能は、データの書き換
えに必要とされる機能やネットワーク通信を行うために
必要とされるシステムプログラムと共にロボット制御装
置2a〜2nの書き替え不能領域(フラッシュROMの
書き込み禁止領域を含む)に保存するようにする。
【0022】
【発明の効果】本発明のソフトウェア更新方法は、ロボ
ット制御装置とホストコンピュータとを予め通信ネット
ワークで接続しておき、更新もしくは用途変更に伴う新
たなシステムプログラムをホストコンピュータから通信
ネットワークを介して各々のロボット制御装置に転送
し、ロボット制御装置自身によってシステムプログラム
の書き替えを行わせるようにしたので、外部記憶装置等
を持ち運んでロボット制御装置に接続したり、個々のロ
ボット制御装置毎に外部記憶装置を接続し直してシステ
ムプログラムの書き替え作業を行ったりする必要がな
く、特に、大規模工場におけるシステムプログラムの更
新や交換に際して、作業人員や作業時間が大幅に節約で
きる。
【0023】更に、イーサネット型LANを通信用ネッ
トワークとして適用した場合では、更新もしくは用途変
更に伴う新たなシステムプログラムを複数のロボット制
御装置に対し並列的に転送してシステムプログラムの書
き替えを同時に行わせることができるので、多数のロボ
ット制御装置のシステムプログラムを交換するような場
合であっても、実質的な書き込みに必要とされる時間は
極めて短時間で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソフトウェア更新方法を適用した産業
用ロボット設備の一実施例を示す概念図である。
【符号の説明】
1a〜1n ロボット本体 2a〜2n ロボット制御装置 3a〜3n 通信ネットワークと接続するためのハード
ウェア 4 ホストコンピュータ 4a 通信ネットワークと接続するためのハードウェア 5 読み込み装置 6 通信ネットワーク 7 記憶媒体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワーク用のハードウェアを備
    えたホストコンピュータと複数のロボット制御装置とを
    通信ネットワークを介して接続し、システムプログラム
    の内ネットワーク通信機能およびメモリを書き替える機
    能を実現するためのシステムプログラムを含むシステム
    プログラムを書き替え可能なROMに記憶させておき、
    前記システムプログラムを起動させ、更新もしくは用途
    変更に伴う新たなシステムプログラムを前記ホストコン
    ピュータから前記通信ネットワークを介して各々のロボ
    ット制御装置に転送し、前記メモリを書き替える機能に
    より自動的に各々のロボット制御装置のシステムプログ
    ラムの書き替えを行わせるようにしたことを特徴とする
    産業用ロボットにおけるソフトウェア更新方法。
  2. 【請求項2】 通信ネットワーク用のハードウェアを備
    えたホストコンピュータと複数のロボット制御装置とを
    通信ネットワークを介して接続し、システムプログラム
    の内ネットワーク通信機能およびメモリを書き替える機
    能を実現するためのシステムプログラムを書き替え不能
    なROMに記憶し、他のシステムプログラムを書き替え
    可能なROMに記憶しておき、前記システムプログラム
    を起動させ、更新もしくは用途変更に伴う新たなシステ
    ムプログラムを前記ホストコンピュータから前記通信ネ
    ットワークを介して各々のロボット制御装置に転送し、
    前記メモリを書き替える機能により自動的に各々のロボ
    ット制御装置のシステムプログラムの書き替えを行わせ
    るようにしたことを特徴とする産業用ロボットにおける
    ソフトウェア更新方法。
  3. 【請求項3】 通信用ネットワークとしてイーサネット
    型LANを適用し、複数のロボット制御装置におけるシ
    ステムプログラムの書き替えを同時に行わせるようにし
    た請求項1または請求項2記載の産業用ロボットにおけ
    るソフトウェア更新方法。
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