JPH0826229A - カプセル剤のバンドシール検出方法及びバンドシール検出装置 - Google Patents

カプセル剤のバンドシール検出方法及びバンドシール検出装置

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JPH0826229A
JPH0826229A JP18896294A JP18896294A JPH0826229A JP H0826229 A JPH0826229 A JP H0826229A JP 18896294 A JP18896294 A JP 18896294A JP 18896294 A JP18896294 A JP 18896294A JP H0826229 A JPH0826229 A JP H0826229A
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window
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将雄 榎本
Yoshihiro Furuya
喜弘 古家
Taiichi Mizuta
泰一 水田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カプセル剤のバンドシール検査を自動的に行
うことができ、かつ高い信頼性が得られると共に、バン
ドシールの有無だけでなく欠けや位置ずれ等の不良をも
良好に検出することが可能なバンドシール検出方法及び
装置を得る。 【構成】 カプセル剤をその径方向に沿って連続的に搬
送し、所定の搬送位置でこのカプセル剤に所定光度の光
を照射すると共に、該カプセル剤をその長手方向に沿っ
て1次元カメラにより撮影し、その像を電圧信号に変換
してカプセル剤の長手方向に沿った電圧変化を示す波形
を得、該波形のバンドシール部分を含む所定範囲をウィ
ンドウ12として切り出すと共に、該ウィンドウ12内
に検査しきい値13を設定して、ウィンドウ12内の電
圧波形とこのしきい値13との関係からバンドシールを
検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カプセルのボディーと
キャップとの間をバンドシールしたカプセル剤のバンド
シールを自動的に検出する方法及び装置に関し、更に詳
述すると、バンドシールの有無、幅、位置ずれ等を検出
してバンドシールの不良検査を行うことができ、しかも
非常に精度の高い検査を自動的に行うことができるカプ
セル剤のバンドシール検出方法及びカプセル剤のバンド
シール検出装置に関する。
【従来の技術】
【0002】従来より、液状薬剤や酸化分解性の薬剤な
どをカプセルに充填してカプセル剤とする際、カプセル
のボディーとキャップとの間を帯状にシールする所謂バ
ンドシールを施すことが行われている。
【0003】このようなカプセル剤、例えば主剤が酸化
分解性物質であるカプセル剤において、バンドシールの
欠落,欠け,位置ずれ等の不良は充填薬剤の変質を招
き、致命的欠陥となる。このため、このようなバンドシ
ールを施したカプセル剤については、通常の検査の他に
バンドシールの不良を検査することが行われている。
【0004】従来、バンドシールの検査は、バンドシー
ル機からバンドシールが施されて排出されてきたカプセ
ル剤を検査員が目視により検査しているのが現状であ
る。即ち、通常のバンドシール機はバンドシール済みの
カプセル剤を整列させた状態でコンベア状の搬送機構に
より排出するが、この整列状態で排出されてくるカプセ
ル剤のバンドシールを検査員が目視により検査してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな目視による検査は、検査員にとって過酷な作業を課
すものであり、このため数人の検査員が交替制で検査を
行うこととなり、多大な人件費を要する。また、バンド
シールの有無を検査するのが精一杯で、バンドシールの
欠けや位置ずれなどの不良を検査をすることはほとんど
不可能であるばかりでなく、バンドシールの有無につい
ても必ずしも十分な信頼性が得られないものである。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、カプセル剤のバンドシール検査を自動的に行うこと
ができ、かつ高い信頼性が得られると共に、バンドシー
ルの有無だけでなく欠けや位置ずれ等の不良をも良好に
検出することが可能なカプセル剤のバンドシール検出方
法及びカプセル剤のバンドシール検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
目的を達成するため、カプセルのボディーとキャップと
の間をバンドシールしたカプセル剤の上記バンドシール
を検出するバンドシール検出方法であって、多数のカプ
セル剤をその径方向に沿って連続的に搬送し、所定の搬
送位置でこのカプセル剤に所定光度の光を照射すると共
に、該カプセル剤をその長手方向に沿って1次元カメラ
により撮影し、その像を電圧信号に変換してカプセル剤
の長手方向に沿った明度変化を示す電圧波形を得、該波
形のバンドシール部分を含む所定範囲をウィンドウとし
て切り出すと共に、該ウィンドウ内に検査しきい値を設
定して、ウィンドウ内の電圧波形とこのしきい値との関
係からバンドシールを検出することを特徴とするカプセ
ル剤のバンドシール検出方法を提供する。
【0008】即ち、上記本発明のバンドシール検出方法
は、まずカプセルシール機によりバンドシールを施した
多数のカプセル剤をその径方向に沿って連続的に搬送
し、所定の搬送位置でこのカプセル剤に所定光度の光を
照射すると共に、該カプセル剤をその長手方向に沿って
1次元カメラで撮影し、該カプセル剤の像を電圧信号に
変換してカプセル剤の長手方向に沿った明度変化を示す
電圧波形を得る。
【0009】この場合、バンドシールを施したカプセル
剤は、通常バンドシールの有無を目視によっても容易に
識別し得るようにカプセルのボディー及びキャップとバ
ンドシールとでその色調を変えることが行われており、
例えばカプセルのボディーを白、キャップを水色等の淡
色とし、バンドシールを紺や黒の濃色とすることが行わ
れている。従って、このようなカプセル剤を上記のよう
に1次元カメラで撮影し、その像を電圧信号に変換して
カプセル剤の長手方向に沿った明度変化を示す電圧波形
を得ると、淡色のカプセルボディー及びキャップ部分は
明度が高いので高電圧値を示すと共に、濃色のバンドシ
ール部分は明度が低いので低電圧値を示し、バンドシー
ル部分が負のピークとして現れる。なお、通常このよう
な組み合わせは行われないが、逆に濃色のボディー及び
キャップのカプセルに淡色のバンドシールを施した場合
には、明度が低い濃色のカプセルボディー及びキャップ
部分は電圧値が低く、明度が高い淡色のバンドシール部
分は電圧値が高くなり、バンドシール部分が正のピーク
として現れる。
【0010】次いで、このようにして得られた電圧波形
のバンドシール部分(上記正又は負のピーク部分)を含
む所定範囲をウィンドウとして切り出し、このウィンド
ウ内に設定した検査しきい値とこのウィンドウ内の電圧
波形との関係からバンドシールを検出する。即ち、ウィ
ンドウ内にカプセルボディー及びキャップの電圧値とバ
ンドシールの電圧値との間に検査しきい値を設定し、電
圧波形がこの検査しきい値を横切るか否かによりバンド
シールの有無を検出するものである。またこの場合、バ
ンドシールを表すピーク波形が検査しきい値を横切る幅
によりバンドシールの幅を検出してバンドシールの欠け
等を検査することができ、更にこのピーク波形が検査し
きい値を横切る位置によりバンドシールの位置ずれも検
出することができるものである。なお、上記ウィンドウ
の設定は、カプセル両端部などの陰影等により本来の明
度が得られない部分やカプセルボディー及びキャップに
記載されたマーク,記号などを検査対象から除くための
ものであり、これにより誤検出の発生を確実に防止する
ことができるものである。
【0011】このように、本発明のバンドシール検出方
法によれば、多数のカプセル剤を搬送しながら自動的に
信頼性の高いバンドシールの検査を行うことができ、し
かもバンドシールの有無だけではなく、バンドシールの
欠けや位置ずれ等の不良をも検出することが可能なもの
である。
【0012】また、本発明は、上記検出方法によりバン
ドシールの検出を行う装置として、カプセルのボディー
とキャップとの間をバンドシールしたカプセル剤の上記
バンドシールを検出するバンドシール検出装置であっ
て、カプセル剤をカプセルポケット内に収容して該カプ
セル剤の径方向に沿って搬送する搬送手段と、所定搬送
位置にあるカプセル剤に光を照射する照明装置と、上記
所定搬送位置にあるカプセル剤を該カプセル剤の長手方
向に沿って撮影し、カプセル剤の像を電圧信号として取
り出す1次元カメラと、該1次元カメラにより取り出し
た電圧信号をカプセル剤の長手方向に沿った明度変化を
示す電圧波形に変換する波形変換手段と、得られた波形
のバンドシール部分を含む所定範囲をウィンドウとして
切り出すウィンドウ設定手段と、上記ウィンドウ内に検
査しきい値を設定する検査しきい値設定手段と、ウィン
ドウ内の電圧波形と上記検査しきい値との関係からバン
ドシールの検出判定を行う判定手段とを具備してなるこ
とを特徴とするカプセル剤のバンドシール検出装置を提
供する。
【0013】即ち、上記本発明のカプセル剤のバンドシ
ール検出装置は、上記本発明のバンドシール検出方法に
従ってカプセル剤のバンドシールを検出するもので、カ
プセル剤を搬送手段のカプセルポケット内に収容して該
カプセル剤を一定姿勢に保持すると共に、この状態で該
カプセル剤をその径方向に沿って搬送し、このカプセル
剤が所定の搬送位置に搬送されてきた際に、上記照明装
置により該カプセル剤に所定光度の光を照射すると共
に、該カプセル剤をその長手方向に沿って上記1次元カ
メラで撮影してカプセル剤の像を電圧信号として取り出
し、上記波形変換手段によりこの電圧信号をカプセル剤
の長手方向に沿った明度変化を示す電圧波形に変換し、
得られた電圧波形のバンドシール部分を含む所定範囲を
上記ウィンドウ設定手段によりウィンドウとして切り出
すと共に、上記検査しきい値設定手段より該ウィンドウ
内に検査しきい値を設定し、上記判定手段によりウィン
ドウ内の電圧波形と検査しきい値との関係からバンドシ
ールの有無、欠け、位置ずれ等のシール不良を判定する
ものである。なお、上記波形変換手段、ウィンドウ設定
手段、検査しきい値設定手段及び判定手段は、コンピュ
ータ内にコンピュータプログラムとして構成し、上記1
次元カメラからの電圧信号を該コンピュータに入力し
て、これら手段による処理を行うようにすることができ
る。
【0014】このように、本発明のカプセル剤のバンド
シール検出装置によれば、上記本発明のバンドシール検
出方法に従って、多数のカプセル剤を搬送機構で搬送し
ながら、自動的に信頼性の高いバンドシールの検査を行
うことができ、しかもバンドシールの有無だけではな
く、バンドシールの欠けや位置ずれ等の不良をも検出す
ることが可能なものである。
【0015】以下、本発明につき図面を参照して更に詳
しく説明する。本発明のバンドシール検出方法の検査対
象となるカプセル剤は、図5に示したように、ボディー
1aとキャップ1bとからなるカプセルに薬剤を充填
し、ボディー1aとキャップ1bとの間をバンドシール
2により帯状にシールしたものであり、通常はカプセル
のボディー1a及びキャップ1bが白や水色等の淡色で
バンドシール2が紺や黒等の濃色になっているものが用
いられるが、これとは逆にボディー1a及びキャップ1
bが濃色でバンドシール2が淡色になっていてもよく、
要するにボディー1a及びキャップ1bの色彩とバンド
シール2の色彩との間に明確な明度の差があればよい。
また、カプセル剤1には、カプセルのボディー1a及び
キャップ1bにマーク1cや識別記号1dが記載された
ものもあるが、このようなカプセル剤も検査対象とする
ことができる。なお、説明の便宜上、以下の説明におい
ては特に説明のない限り、白地に水色の数字1dが記さ
れているボディー1aと、水色又は白色の地に少し濃い
めの水色でマーク1cが記されキャップ1bとからなる
カプセルに紺色のバンドシール2を施したカプセル剤、
即ち淡色のボディー1a及びキャップ1bに濃色のバン
ドシール2を施したカプセル剤を検査対象として説明す
る。
【0016】本発明のカプセル剤のバンドシール検出方
法は、上記バンドシール2を施したカプセル剤1のバン
ドシール2を自動的に検出するもので、まずバンドシー
ル機によりバンドシール2を施した多数の上記カプセル
剤1をその径方向に沿って連続的に搬送し、所定の搬送
位置でこのカプセル剤1に所定光度の光を照射すると共
に、該カプセル剤1をその長手方向に沿って1次元カメ
ラで撮影し、該カプセル剤1の像を電圧信号に変換して
カプセル剤1の長手方向に沿った明度変化を示す電圧波
形を得る。
【0017】具体的には、例えば図1に示した装置を構
成し、多数のカプセル剤1を搬送しながら、1次元カメ
ラ3でこのカプセル剤1を撮影し、電圧波形を得ること
ができる。即ち、図1は本発明のバンドシール検出方法
を実施するための装置の一例を示すもので、基台4上を
コンベアベルトのように移動する多数の長板状スラット
5に図2に示したように凹状のカプセルポケット6を形
成し、該カプセルポケット6内に上記カプセル剤1が収
容され、スラット5が基台4上を移動することにより、
カプセル剤1が一定姿勢を保持したままその径方向に沿
って搬送されるようになっている。そして、所定の搬送
位置において、搬送中のカプセル剤1にその上方に配設
された照明装置7から所定光度の光が照射されると共
に、上方に配設された1次元カメラ3で該カプセル剤1
を撮影し、その像を電圧信号として取り出す。
【0018】ここで、カプセル剤1は図2に示したよう
に、複数個(図では8個)のカプセル剤1をその長手方
向に沿って1列に並べ、各カプセル列ごとにカプセル剤
1の径方向に沿って搬送することができ、これにより一
度に複数個(図では8個)ずつバンドシールの検出を行
うことができる。即ち、図では上記長板状スラット5の
長さ方向に沿って8個のカプセルポケット6を連設して
これらカプセルポケット6内にカプセル剤1を収容し、
スラット5がその幅方向に沿って図2中矢印10方向に
移動することにより、8個のカプセル剤1からなるカプ
セル列がカプセル剤1の径方向に沿って搬送されるよう
になっている。
【0019】また、特に制限されるものではないが、搬
送中のカプセル剤1を少なくとも検査位置においてカプ
セル剤1の周方向に沿って回転させることが好ましく、
これによりカプセル剤1の全周に亘ってバンドシール2
の検出を行うことができる。カプセル剤1を回転させる
方法としては、図3に示したように、上記カプセルポケ
ット6をスラット5を貫通する貫通穴状に形成し、スラ
ット5が移動することにより、カプセルポケット6内に
保持されたカプセル剤1が基台4上を転がりながら搬送
されるようにすることができ、これにより1次元カメラ
3による撮影ライン8aをカプセル剤1が移動すること
によりカプセル剤1の径方向に移動させると共に、カプ
セル剤1が回転することにより該カプセル剤1を一周さ
せることができる。
【0020】ここで、上記スラット5に形成された全カ
プセルポケット6は、図2に示されているように、カプ
セル剤1に相応した略長楕円形状に形成されているが、
その軸線9aをスラット5の進行方向10と直交する線
9bから一方向に少し傾けて形成されており、これによ
り基台4上を転がりながら移動する全てのカプセル剤1
がカプセルポケット1の一端側(図では上側)に接した
状態で移動するようになっている。これにより、検査位
置に搬送されてくる全てのカプセル剤1はそれぞれスラ
ット5の端部から所定の距離を保った状態となる。な
お、各カプセルポケット6には、その長さ方向中間部の
両側部に外側に膨らんだ膨出部6a,6aを有してお
り、この膨出部6a,6aに指を差し込んでカプセル剤
1を取り出すことができるようになっている。
【0021】このようにして、搬送されてきたカプセル
剤1を1次元カメラ3で該カプセル剤1の長手方向に沿
って撮影するが、このとき照明装置7から該カプセル剤
1に所定光度の光を照射してカプセルボディー1a及び
キャップ1bとバンドシール2との間に明確な明度差が
得られるようにする。この場合、カプセル剤1の表面や
背景に鏡明反射が生じることがあり、このような鏡明部
はその明度が実際のカプセル剤1及び背景の明度よりも
著しく高いためノイズとなり誤検査の要因となり得る。
そこで、図1に示したように、照明装置7の光源部と1
次元カメラ3のレンズ3aとにそれぞれ偏光フィルタ1
0a,10bを配設し、カプセル剤1に該偏光フィルタ
10aを通した光を照射すると共に、このカプセル剤1
を偏光フィルタ10bを通して1次元カメラ3で撮影す
ることが好ましく、これにより鏡明反射を除去すること
ができる。即ち、光源から照射される光にはもともと偏
光性はないが、偏光フィルタ10aを一枚通ることによ
りその光は直線偏光を施された光となり、この光がカプ
セル剤の表面に照射されると鏡面反射以外の光は偏光の
ない(少ない)光となって反射される。そして、偏光の
向きを照明の偏光の向きと一致させた偏光フィルタ10
bを通してこのカプセル剤を1次元カメラ3で撮影する
と、偏光の向きが一致している光は偏光フィルタ10b
を通らないので、その結果鏡明部が除去されることにな
る。
【0022】また、上記1次元カメラ3は、カプセル剤
1の長手方向に沿って該カプセル剤1を撮影するように
設置され、図1のように複数(図では8個)のカプセル
剤1をその長手方向に沿って1列に並べた場合には、こ
のカプセル列の長さ方向に沿ってカプセル列の全てのカ
プセル剤1を撮影するようにする。具体的には、図2に
示したように、スラット5及び基台4(より具体的に
は、スラット5を駆動するチェーンのカバー)にカメラ
位置決めマーク11,11,11を設け、これらのマー
ク11がカメラ3の撮影ラインと一致するようにカメラ
3を設置することにより、カプセル列の全てのカプセル
剤1を一度に撮影することができる。
【0023】更に、カプセル剤1を撮影する1次元カメ
ラ3は、図1のように1台でもよいが2台又はそれ以上
のカメラを設置してカプセル剤1を時間差で撮影しても
よい。即ち、上述したように、カプセル剤1を回転させ
ながら撮影することにより、カプセル剤1の全周に亘っ
てバンドシール検査を行うことができるが、この場合1
台の1次元カメラでカプセル剤1の全周を撮影すること
が困難な場合には、第2の1次元カメラを設置し、図3
に示されているように、この第2の1次元カメラの撮影
ライン8bを第1の1次元カメラの撮影ライン8aより
も後方に設定して、カプセル剤1が撮影ライン8aを通
過した後に第2の撮影ライン8bを通過することによ
り、撮影ライン8aで撮影できなかった箇所をこの第2
の撮影ライン8bで撮影するようにすることができる。
【0024】このようにして、カプセル剤1を1次元カ
メラ3で撮影することにより、カプセル剤1の長手方向
に沿った線上の像が電圧信号として取り出される。この
場合、複数個のカプセル剤1を1列に並べたカプセル列
を撮影した場合には、カプセル列の長さ方向に沿った線
上の像が電圧信号として取り出されるものである。
【0025】そして、このようにして得られた電圧信号
を波形に変換してカプセル剤1の長手方向に沿った明度
変化を示す電圧波形を得る。この場合、上記カプセル列
を撮影して得られた電圧信号からは、該カプセル列の長
さ方向に沿った明度変化を示す電圧波形が得られる。得
られた電圧波形は、図6に示したように、カプセル剤の
淡色のカプセルボディー1a及びキャップ1b部分は明
度が高いので高電圧値を示すと共に、濃色のバンドシー
ル2部分は明度が低いので低電圧値を示し、バンドシー
ル部分が負のピークとして現れる。
【0026】即ち、図6は8個のカプセル剤1を白色紙
上にカプセル剤1の長手方向に沿って1列に並べ、その
カプセル列を該列の長さ方向に沿って1次元カメラで撮
影し、その像から得られた電圧波形をカプセル列と対比
させて示したもので、各カプセル剤1に対応した位置に
カプセルボディー1a(水色)、キャップ1b(白色)
及びバンドシール2(紺色)の明度を表す電圧波形が現
れ、バンドシール2部分が負のピークとして現れている
ことが分かる。ここで、この図6に示した波形は、白色
紙上にカプセル剤を並べたものであるが、上記図1の装
置では金属製の上記スラット5上にカプセル剤1が並べ
られるので背景が金属であり、フィルタ処理することに
よりこの背景が黒色となり、カプセル剤を示す波形がよ
り明確に現れる。つまり、図6の波形は最悪の条件での
波形であり、このような条件でも良好な波形が得られる
ものである。なお、上記カプセル剤1とは逆に濃色のボ
ディー及びキャップのカプセルに淡色のバンドシールを
施した場合には、明度が低い濃色のカプセルボディー及
びキャップ部分は電圧値が低く、明度が高い淡色のバン
ドシール部分は電圧値が高くなり、バンドシール部分が
正のピークとして現れる。
【0027】次に、本発明のバンドシール検出方法は、
このようにして得られた電圧波形のバンドシール部分を
含む所定範囲をウィンドウとして切り出し、このウィン
ドウ内に設定した検査しきい値とこのウィンドウ内の電
圧波形との関係からバンドシールの検出を行う。即ち、
図7に示したように、電圧波形のバンドシール部分を含
む所定範囲にウィンドウ12を設定すると共に、該ウィ
ンドウ12内に検査しきい値13を設け、該検査しきい
値13とウィンドウ12内の電圧波形との関係からバン
ドシールの検出を行う。具体的には、上記ウィンドウ1
2内で電圧波形が上記検査しきい値13を横切るか否か
によりバンドシールの有無を検出する(横切ればバンド
シール有り、横切らなければバンドシール無し)。ま
た、図7に示したように、検査しきい値13を横切るバ
ンドシールのピーク波形を2値化し、その幅によりバン
ドシールの幅を検出してバンドシールの欠け等を検査す
ることができ、更にこのピーク波形が検査しきい値13
を横切る位置によりバンドシールの位置ずれを検出する
こともできる。この場合、上記ウィンドウ12の設定に
より、陰影等により本来の明度が得られないカプセル両
端部などの部分やカプセルボディー1a,キャップ1b
に記載されたマーク1c,記号1dなどが検査対象から
除かれ、これにより誤検出の発生が確実に防止される。
なお、図7には特に図示していないが、ウィンドウ12
及び検査しきい値13はカプセル列の全カプセル剤に対
してそれぞれ設定されるものである。
【0028】ここで、上記ウィンドウ12の設定は次の
ように行なうことができる。即ち、図1の装置の場合、
カプセル剤1が全て方向規制され、キャップ1bとボデ
ィー1dの向きが全て一定であると共に(通常バンドシ
ール機から排出されたカプセル剤は、このように方向規
制されている)、上述したように全てのカプセル剤1は
それぞれスラット5の端部から所定の距離を保った状態
となるので、各カプセル剤1のスラット端部からの距離
に応じて、バンドシール2部分に相応した位置にウィン
ドウ12を設定すればよい。また、カプセル剤1の向き
がアトランダムな場合には、検査位置に搬送されてきた
カプセル剤ごとに得られた電圧波形からカプセル剤の両
端部を導きだし、その端部からの距離によりバンドシー
ル部分にウィンドウを自動設定するようにすればよい。
【0029】また、上記ウィンドウ12の幅は、電圧波
形に現れる正常なバンドシール2のピーク幅より広く、
かつカプセル剤1の両端部やマーク1c及び記号1dを
除去し得る幅であればよく、バンドシールの幅等により
適宜設定することができる。更に詳述すれば、バンドシ
ールの有無を検出するだけであれば、上記カプセル剤1
の両端部及びマーク1c,記号1dを除去し得る限り、
カプセルポケット6内におけるカプセル剤1のばらつき
等を許容するように、比較的幅広くすることが好まし
い。一方、ウィンドウ12の幅をバンドシール2の幅ぎ
りぎりに設定して、このウィンドウ12内でバンドシー
ル2のピークが検査しきい値13を横切るか否かを厳格
に検出することにより、バンドシールの有無検査と同時
にバンドシールの幅及び位置を検査することもできる。
【0030】次に、上記検査しきい値13は、カプセル
ボディー1a及びキャップ1bの電圧値とバンドシール
2の電圧値との間に設定される。この場合、検査しきい
値13の設定は、予め所定の電圧値を検査しきい値13
としてウィンドウ12内に設定しておくこともできる
が、カプセル列の各カプセル剤ごと、及び検査位置に搬
送されてきた各カプセル剤ごとにそれぞれ自動設定する
ことが好ましい。即ち、上記照明装置7の光源はスラッ
ト5の中央部上方からスラット5上のカプセル列に光を
照射するので、スラット5の中央部が明るく両端部が比
較的暗くなる。このため、図6に示されているように、
得られる電圧波形は中央部の電圧値が高く両端部が低く
なり、単一の検査しきい値では誤検査が生じるおそれが
ある。また、搬送されてくるカプセル剤によっても得ら
れる電圧値が異なる場合があり、更には光源の劣化等に
より照射される光の光度が低下して電圧値が変動するこ
ともあり、この点からも単一の検査しきい値では誤検査
が生じるおそれがある。従って、上述のように、カプセ
ル列の各カプセル剤ごと、及び検査位置に搬送されてき
た各カプセル剤ごとにそれぞれ適切な検査しきい値を自
動設定することが好ましい。
【0031】上記検査しきい値13を自動設定する方法
としては、検査位置に搬送されてきたカプセル剤1ごと
に、またカプセル列の各カプセル剤1ごとに得られた電
圧波形の上記ウィンドウ12内における最高電圧値(カ
プセルボディー及びキャップが淡色でバンドシールが濃
色の場合)又は最小電圧値(カプセルボディー及びキャ
ップが濃色でバンドシールが淡色の場合)に対する所定
パーセントの電圧値を検査しきい値13として自動的に
設定する方法が好適に用いられる。即ち、例えばカプセ
ルボディー1a及びキャップ1bが淡色でバンドシール
2が濃色のカプセル剤1の場合、ウィンドウ12内の最
高電圧値は明度が最も高いカプセルのボディー1a又は
キャップ1b部分となり、この最高電圧値に対するバン
ドシール2部分の電圧低下割合は、カプセルボディー1
a又はキャップ1bとバンドシール2の色調が一定であ
る限り、カプセル剤1に照射される光が変化しても一定
である。よって、図7に示したように、このウィンドウ
12内の最大電圧値(最大明度)に対する所定パーセン
ト(以下、THRという)を検査しきい値とすることに
より、カプセル列の各カプセル剤ごと、及び検査位置に
搬送されてきた各カプセル剤ごとにそれぞれ適切な検査
しきい値13を自動設定することができる。なお、カプ
セルボディー1a及びキャップ1bが濃色でバンドシー
ル2が淡色である場合には、バンドシール3は正のピー
クとなりカプセルボディー1a又はキャップ1b部分は
ウィンドウ12内の最小電圧値として現れる。従ってこ
の場合には、上記THRは最小電圧値(最小明度)に対
する所定パーセント(100%を超える値)となる。
【0032】上記のように、ウィンドウ12を設定し、
該ウィンドウ12内に検査しきい値13を設定して該検
査しきい値13とウィンドウ12内の波形との関係から
バンドシールの検出を行うが、この場合カプセル剤1は
連続的に検査位置に搬送され、多数のカプセル剤(又は
多数のカプセル列)に対して連続的に検査が行われるも
のである。このとき、一のカプセル剤(又はカプセル
列)の検査を行った後、次のカプセル剤(又は次のカプ
セル列)の検査を行う前に、検査位置を上記スラット5
の上面や縁部が通過し、これらが1次元カメラ3により
撮影され、カプセル剤と同様に検査されると、これが不
良カプセルと判断されてしまう。このため、これらの部
分を検査対象から除外する必要があり、その方法として
は、適宜なセンサーでカプセル剤が検査位置に搬送され
たことを検知し、カプセル剤が検査位置にあるときのみ
検査が行われるようにする方法が好適に採用される。具
体的には、図1に示したように光電スイッチ14を設置
し、この光電スイッチ14によりスラット5に設けたマ
ークやスラット5の端部を検知してトリガ信号を発信さ
せ、該トリガ信号により検査の開始及び停止を行えばよ
い。
【0033】また、通常はスラット5のカプセルポケッ
ト6に抜けが生じて空のカプセルポケット6が検査位置
に来ることは考えにくいが、何らかの理由により空のカ
プセルポケット6が検査位置を通過する場合もあり、こ
の場合にも不良カプセル剤として検出され誤検査となっ
てしまう。従って、このような空のカプセルポケットも
検査対象から除去することが好ましく、その方法として
は図7に示したように、上記ウィンドウ12内に上記検
査しきい値13とは別にカプセル抜けを検出するための
カプセル抜けしきい値15を設定し、このカプセル抜け
しきい値15とウィンドウ12内の波形との関係からカ
プセル剤の搬送不良(具体的には空のカプセルポケット
6)を検知して検査対象から除外する方法が好適に採用
される。
【0034】上記カプセル抜けの検出方法について更に
詳述すると、金属製のスラット5はフィルタを介するこ
とにより、ほとんど黒色として認識され、カプセル剤1
の波形に比べて得られる電圧値が遥かに低く、ウィンド
ウ12内におけるカプセル剤1の高電圧値部分とこの空
のカプセルポケットの低電圧値との間にカプセル抜けし
きい値15を設定し、ウィンドウ12内の波形に該カプ
セル抜けしきい値15より高い電圧値が存在すればカプ
セル剤有り、存在しなければカプセル剤無しと識別す
る。
【0035】即ち、図8はカプセルポケット6にカプセ
ル剤1が収容されていないスラット5の電圧波形(実
線)とカプセル剤1が収容されたスラット5の電圧波形
(破線)とを重ねて示したものであるが、このようにカ
プセル剤1が収容された場合と、収容されていない場合
とで得られる波形の電圧値が大きく異なる。そこで、図
9に示したように、ウィンドウ12内におけるカプセル
有り波形(破線)の最高電圧値とカプセル無し波形(実
線)の最高電圧値との間にカプセル抜けしきい値15を
設定し、ウィンドウ12内の波形にこのカプセル抜けし
きい値15より高い電圧値が存在するか否かによりカプ
セル抜けを検知し、空のカプセルポケットを検査対象か
ら除外するものである。
【0036】なお、カプセル剤の抜けが、極まれにしか
発生しない場合には、必ずしもカプセル抜けの検出を行
う必要はない。即ち、バンドシール不良が検出された場
合には、後述するように、搬送装置を停止してそのカプ
セル剤を除くか、又は自動的にカプセルポケット5から
不良のカプセル剤を取り除く処置が採られるが、たとえ
搬送装置を停止する手段を採用し、カプセル抜けが生じ
てそれが不良カプセル剤と判断され、装置が停止された
としても、それが極まれであれば検査効率上さしたる問
題となることはない。
【0037】また、本発明のバンドシール検出方法は、
上述した方法により、上記検査しきい値13をカプセル
剤ごとに自動設定する方法を採ることにより、カプセル
剤に照射される光の照度の変化には良好に対応すること
ができるが、上記照明装置7の光源や偏光フィルタ10
aが劣化してその照度が大幅に低下した場合には、バン
ドシールの検出が困難になる場合がある。そこで、光源
や偏光フィルタの劣化状況を検知する手段を設け、正常
なバンドシール検出が困難になった場合に検査を停止す
ることが好ましい。光源の劣化を検出する方法として
は、特に制限されるものではないが、カプセル剤1と共
に1次元カメラにより撮影される検査位置の固定部(例
えば、スラット5を駆動するチェーンのカバー等)にマ
ークなどを設け、この部分にカプセル剤1と同様にウィ
ンドウを設定してその明度を電圧値として得ると共に、
該ウィンドウ内に光源劣化しきい値を設けて、その電圧
値(明度)が光源劣化しきい値よりも低下した場合に、
光源劣化と判断するようにすることができる。
【0038】ここで、上記1次元カメラ3で取り出した
電圧信号を電圧波形に変換する手段、該波形の検査部分
にウィンドウ12を設定する手段、ウィンドウ12内に
検査しきい値13を設定する手段、光電スイッチ14か
らのトリガ信号により検査の開始,停止を制御する手
段、ウィンドウ12内の電圧波形と検査しきい値13と
からバンドシールの検出を行う手段、ウィンドウ12内
にカプセル抜けしきい値15を設定する手段、ウィンド
ウ12内の電圧波形とカプセル抜けしきい値15とから
カプセル抜けを検出する手段及び光源劣化を検知するた
めのウィンドウ,光源劣化しきい値の設定,光源劣化の
判断を行う手段等は、コンピュータを用いて該コンピュ
ータ内にコンピュータプログラムとして設定することが
できる。またこの場合、コンピュータにより判定したバ
ンドシールの検出結果は電気信号として出力することが
でき、バンドシールの不良を検出した場合には、この信
号によりシーケンサ等の制御装置を介して搬送装置及び
バンドシール機を停止し、不良カプセルを手作業により
除去したり、不良カプセル剤の除去装置を構成して該除
去装置にコンピュータから信号を発信し、自動的に不良
カプセル剤を除去するようにすることもできる。
【0039】上記図1の装置によりコンピュータを用い
てバンドシール検出を行う場合のブロック図を示すと図
4の通りである。即ち、1次元カメラ3によりカプセル
剤(又はカプセル列)を撮影して取り出した電圧信号が
1次元カメラ入力用ボード16を介してコンピュータ1
7に入力され、該電圧信号がカプセル剤の長手方向に沿
った明度変化を示す電圧波形に変換されると共に、光電
スイッチ14からのトリガ信号がI/Oボードを介して
コンピュータ17に入力され、このトリガ信号によりバ
ンドシール検出がスタートする。検出がスタートする
と、コンピュータ17により電圧波形のバンドシール部
分を含む所定の範囲がウィンドウ12として切り出され
ると共に、該ウィンドウ12内に検査しきい値13が自
動的に設定され、バンドシールの検出が行われる。ま
た、これと同時にカプセル抜けしきい値15が設定さ
れ、カプセル抜けの検出が行われ、カプセル抜けが生じ
ていたらそのカプセルポケットについての検査をキャン
セルする。そして、検査結果をコンピュータ17のディ
スプレイに表示すると共に、バンドシール不良を検出し
た場合には、それを電気信号としてI/Oボード18を
介して発信し、この信号により搬送装置及びバンドシー
ル機を停止して不良カプセルを手作業で除去するか、又
は不良カプセル除去装置により不良カプセル剤を自動除
去するものである。なお、不良カプセル除去装置として
は、検査位置よりも後方において、吸引パイプをスラッ
ト5の上方に配設し、該吸引パイプでカプセルポケット
6から不良カプセル剤を吸引除去する方法が好適に採用
される。
【0040】
【実施例】以下、実施例を示し本発明をより具体的に説
明する。図10に示したバンドシール検出装置を構成
し、カプセル剤のバンドシールの有無検査を行った。図
10に示した装置は、2台の1次元カメラ3a,3b及
び該カメラ3a,3bに対応した2個の光電スイッチ1
4a,14bを用いて、それぞれのカメラ3a,3bで
回転しながら搬送されてくるカプセル剤1を周方向に沿
って半周ずつ撮影するように構成したもので、その他は
上述した図1の装置と同一である。また、この装置は搬
送機構としてバンドシール機のカプセル剤搬送機構をそ
のまま使用しており、各スラット5がカプセル剤1を保
持した状態でバンドシール機から排出された後、上記2
台の1次元カメラ3a,3bの下を通過するようになっ
ている。なお、図中参照符号19,19は、カプセル剤
1がスラット5のカプセルポケット6から浮き出してい
ることを検出する浮き検出用光電スイッチであり、カプ
セル剤1がカプセルポケット6から浮き出していると、
バンドシール機の構造上バンドシール不良となることが
分かっており、この浮き検出用光電スイッチ19,19
は、このバンドシール不良を検出するものである。
【0041】このバンドシール検出装置のブロック図を
示すと、図11の通りである。即ち、2台のコンピュー
タ17a,17bを用い、一方の1次元カメラ3aから
の電圧信号を1次元カメラ用入力ボード16aを介して
第1コンピュータ17aに入力し、他方の1次元カメラ
3bからの電圧信号を1次元カメラ用入力ボード16b
を介して第2コンピュータ17bに入力すると共に、そ
れぞれのカメラ3a,3bによる検査位置に対応した光
電スイッチ14a,14bからのトリガ信号がそれぞれ
I/Oボード18a,18bを介して第1コンピュータ
17a,第2コンピュータ17bに入力されるようにな
っている。また、一方の1次元カメラ3aの電圧信号に
対する第1コンピュータ17aによる検出結果はI/O
ボード18a,18bを介して第2コンピュータ17b
に入力され、第2コンピュータ17bでは他方の1次元
カメラ3bの電圧信号に対する検査判定を行うと共に、
その検査結果と上記第1コンピュータ17aからの検査
結果とから総合判定を行い、その結果をI/Oボード1
8bを介してプログラマブルコントローラ20に入力
し、その判定結果に応じて該プログラマブルコントロー
ラ20が停止信号をバンドシールシーケンサ21に発信
し、バンドシールシーケンサ21がバンドシール機を停
止させる(これにより、スラットの移動も停止する)。
また、上記浮き検出用光電スイッチ19,19からの信
号が直接プログラマブルコントローラ20に入力される
と共に、上記光電スイッチ14a,14bからのトリガ
信号も直接プログラマブルコントローラ20に入力さ
れ、このトリガ信号ごとにカプセル剤の浮き出し検査が
行われ、カプセル剤の浮き出しが検出された場合、上記
第2コンピュータ17bからの総合判断結果に拘らず、
プログラマブルコントローラ20が停止信号をバンドシ
ールシーケンサ21に発信し、バンドシールシーケンサ
21がバンドシール機を停止させるようになっている。
【0042】上記第1コンピュータ17a、第2コンピ
ュータ17b及びプログラマブルコントローラ20にお
ける検査アルゴリズムは、図12に示した通りである。
即ち、第1コンピュータ17aでは、光電スイッチ14
aからのトリガ信号によりトリガ判定を行い該トリガ判
定後、検査を開始すると、一方の1次元カメラ3aから
の電圧信号が入力され、該電圧信号を信号処理(波形変
換、ウィンドウ設定、検査しきい値設定、バンドシール
検出)してバンドシールの検出を行い、その結果を第2
コンピュータ17bに出力する。一方、第2コンピュー
タ17bでも同様に、光電スイッチ14bからのトリガ
信号入力、トリガ判定、他方の1次元カメラ3bから電
圧信号入力、信号処理によるバンドシール検出を順次行
い、その結果と上記第1コンピュータ17bの判定結果
とから総合判定を行い、総合判定結果をプログラマブル
コントローラ20に出力すると共に、CTR(ディスプ
レイ)に表示する。そして、プログラマブルコントロー
ラ20では、カプセル浮き検出用光電スイッチ19,1
9からの信号と、上記第2コンピュータ17bから入力
された総合判定結果とから、光電スイッチ14a及び1
4bからのトリガ信号ごとにバンドシール機停止判定を
行い、上記総合判定及び浮き検出信号のいずれかに不良
が有った場合、ディレイを介してタイミングを遅らせた
後、バンドシール機停止信号をバンドシール機シーケン
サ21に出力するようになっている。
【0043】なお、図12の検査アルゴリズムには、特
に図示していないが、この検査システムでは、上述した
方法により、検査しきい値の自動設定、カプセル抜けの
検出、及び光源劣化の検出を行うようになっている。
【0044】このバンドシール検出装置を用い、白色ボ
ディーと白色又は青色のキャップとからなるカプセルに
紺色のバンドシールを施したカプセル剤について下記の
実験を行い、検査しきい値、カプセル抜けしきい値、光
源劣化しきい値の設定値を求めた。
【0045】カプセル抜けしきい値の設定 図9に示した波形からカプセル抜けの波形の電圧値は、
カプセル有りの場合の約30%程度であることが分か
る。そこで、カプセル有りを100%、カプセル無しを
30%としてカプセル抜けしきい値15をその中間の6
5%に設定し、空運転(カプセル無し)、良品カプセル
(白キャップ)のみでの運転、バンドシール不良カプセ
ル(白キャップ)のみでの運転及びバンドシール不良カ
プセル(青キャップ)のみでの運転を行い、バンドシー
ルの検出実験(バンドシールの有無検査)を行った。な
おこの場合、図7に示したウィンドウ12の幅はバンド
シール幅の約2倍に設定すると共に、検査しきい値13
は電圧波形上のカプセルキャップ1bに記載されたマー
ク1c(図5参照)の電圧値とバンドシール2(図5参
照)の電圧値との間に設定した。結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】表1の結果から明らかなように、空運転に
おいてバンドシール不良として検出されたものはなく、
空のカプセルポケットは全て検査対象から除外されたこ
とが分かる。よって、カプセル抜けしきい値をカプセル
有り時の電圧値の65%に設定することにより、確実に
カプセル抜けを検出できることが確認された。従って、
カプセル抜けしきい値は、ウィンドウ内におけるカプセ
ル有り時の最高電圧値に対して65%の電圧値に設定し
た。
【0048】検査しきい値の設定 上記カプセル抜けしきい値の設定時と同様の条件で、バ
ンドシールの有無検査について大量実験を行ったとこ
ろ、無駄ばね(良品を不良と判定)が生じたため、検査
しきい値を変えて更に大量実験を行った。即ち、図7に
おけるウィンドウ12内の最大電圧値(最大明度)に対
する40%,45%,50%(THR)の電圧値を検査
しきい値13として自動設定するようにコンピュータに
プログラムし、バンドシールの検出を行った。結果を表
2に示す。
【0049】
【表2】
【0050】表2の結果から、THRを50%として検
査しきい値を自動設定することにより、無駄ばね率0
%,検出率100%の検査が可能であることが確認され
た。従って、検査しきい値のTHRは、50%に設定し
た。
【0051】光源劣化しきい値の設定 スラット5を駆動するためのチェーンのカバー上に光源
劣化検出用のマーク(白色)を貼り付け、このマーク上
の明度が89/256階調となるように照明装置を設定
し、THR50%の検査しきい値で上記と同様の条件に
よりバンドシール検出を行った。次に、マーク上の明度
を56/256階調に落として明度が63%に劣化した
条件で同様に実験を行った。結果を表3に示す。なお、
両実験時の各ウィンドウ内における最大明度(白色の標
準片をおいて測定)を表3に併記する。
【0052】
【表3】
【0053】表3の結果から、マーク上における明度が
89/256階調から56/256階調に63%劣化し
ても検査精度は変化しないことが確認された。よって、
光源劣化しきい値を63%設定した。
【0054】上記各実験により得られた結果から設定し
た各設定値をまとめると下記表4の通りである。なお、
表4中XS,XLは各ウィンドウ及び光源劣化検出用マ
ークの両端部のポイント数(1次元カメラによる撮影範
囲の端部からの距離)を表し、MAX及びMINはそれ
ぞれシール幅の最大画素及び最小画素である。
【0055】
【表4】
【0056】白色ボディーと白色又は青色のキャップと
からなるカプセルに紺色のバンドシールを施したカプセ
ル剤を製造するに当たり、その製造ラインにおけるバン
ドシール機の搬送ラインに上記図10のバンドシール検
出装置を構成し、表4に示した設定値で6日間に亘って
バンドシールの有無検査を行った。その結果、無駄ばね
率0.008%,不良検出率100%の結果が得られ
た。また不良発生時には、バンドシール機が確実に停止
し、停止したバンドシール機のスラット5から手作業に
より不良カプセル剤を取り除くことができた。更に、再
びラインを稼働させることにより、良好にカプセル剤の
製造及びバンドシール検査を再開させることができた。
なお、6日間でのカプセル剤の検査数は白キャップのカ
プセル剤が20万個、水色キャップのカプセル剤が20
0万個で、不良カプセル剤の検出数は、白キャップのカ
プセル剤が2個、水色キャップのカプセル剤が2個であ
った。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカプセル
剤のバンドシール検出方法によれば、多数のカプセル剤
を搬送しながら自動的に信頼性の高いバンドシールの検
査を行うことができ、しかもバンドシールの有無だけで
はなく、バンドシールの欠けや位置ずれ等の不良をも検
出することが可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカプセル剤のバンドシール検出方法を
実施するための装置の一例を示す概略斜視図である。
【図2】同装置を構成するスラットを示す部分平面図で
ある。
【図3】同装置のカプセル剤搬送機構を示す概略断面図
であり、カプセル剤が(A)〜(C)に順次搬送されて
いく様子を示すものである。
【図4】同装置によるバンドシール検出システムを示す
概略ブロック図である。
【図5】バンドシールを施したカプセル剤の一例を示す
平面図である。
【図6】8個のカプセル剤を白色紙上にカプセル剤の長
手方向に沿って1列に並べたカプセル列を該列の長さ方
向に沿って1次元カメラで撮影し、その像から得られた
電圧波形を示すグラフとカプセル列とを対比させて示し
た説明図である。
【図7】本発明のバンドシール検出方法において、得ら
れた電圧波形に設定されたウィンドウ及び検査しきい値
を説明する説明図である。
【図8】カプセルポケットにカプセルがある場合の電圧
波形と、ない場合の電圧波形とを併記したグラフであ
る。
【図9】本発明のバンドシール検出方法において、得ら
れた電圧波形に設定されたカプセル抜けしきい値を説明
する説明図である。
【図10】実施例において、本発明のバンドシール検出
方法を実施するために構成したバンドシール検出装置を
示す概略斜視図である。
【図11】同検出装置によるバンドシール検出システム
を示すブロック図である。
【図12】同検出装置によるバンドシール検出のアルゴ
リズムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カプセル剤 2 バンドシール 3 1次元カメラ 4 基台 5 スラット 6 カプセルポケット 7 照明装置 10a,10b 偏光レンズ 12 ウィンドウ 13 検査しきい値 14 光電スイッチ 15 カプセル抜けしきい値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古家 喜弘 大阪府阪南市鳥取1200 (72)発明者 水田 泰一 兵庫県宝塚市青葉台2丁目14−7

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カプセルのボディーとキャップとの間を
    バンドシールしたカプセル剤の上記バンドシールを検出
    するバンドシール検出方法であって、多数のカプセル剤
    をその径方向に沿って連続的に搬送し、所定の搬送位置
    でこのカプセル剤に所定光度の光を照射すると共に、該
    カプセル剤をその長手方向に沿って1次元カメラにより
    撮影し、その像を電圧信号に変換してカプセル剤の長手
    方向に沿った明度変化を示す電圧波形を得、該波形のバ
    ンドシール部分を含む所定範囲をウィンドウとして切り
    出すと共に、該ウィンドウ内に検査しきい値を設定し
    て、ウィンドウ内の電圧波形とこのしきい値との関係か
    らバンドシールを検出することを特徴とするカプセル剤
    のバンドシール検出方法。
  2. 【請求項2】 複数のカプセル剤を該カプセル剤の長手
    方向に沿って1列に並べ、該カプセル列をカプセル剤の
    径方向に沿って搬送すると共に、検査位置に搬送されて
    きたカプセル列の全カプセル剤を1次元カメラにより一
    度に撮影してカプセル列全体の長さ方向に沿った明度変
    化を示す電圧波形を得、得られた電圧波形に対して各カ
    プセル剤ごとにウィンドウを設定する請求項1記載のカ
    プセル剤のバンドシール検出方法。
  3. 【請求項3】 検査位置に搬送されてきた各カプセル剤
    ごとにウィンドウ内の最大又は最小電圧値に対する所定
    パーセントの電圧値を検査しきい値として自動設定する
    請求項1又は2記載のカプセル剤のバンドシール検出方
    法。
  4. 【請求項4】 カプセル剤を周方向に沿って回転させな
    がら搬送し、カプセル剤の全周に亘ってバンドシールの
    検出を行う請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカプ
    セル剤のバンドシール検出方法。
  5. 【請求項5】 ウィンドウ内の電圧波形が検査しきい値
    を横切るか否かによりバンドシールの有無を検出すると
    共に、検査しきい値を横切る正又は負のピーク幅により
    バンドシールの幅を検出し、かつ該ピークが検査しきい
    値を横切る位置によりバンドシールのずれを検出する請
    求項1乃至4のいずれか1項に記載のカプセル剤のバン
    ドシール検出方法。
  6. 【請求項6】 ウィンドウ内に検査しきい値とは別にカ
    プセル抜けしきい値を設定し、このカプセル抜けしきい
    値とウィンドウ内の電圧波形との関係からカプセル剤の
    搬送不良を認識して検査対象から除外する請求項1乃至
    5のいずれか1項に記載のカプセル剤のバンドシール検
    出方法。
  7. 【請求項7】 カプセル剤に偏光フィルタを通した光を
    照射すると共に、このカプセル剤を偏光フィルタを介し
    て1次元カメラで撮影することにより、カプセル表面及
    び背景の鏡明反射を除去するようにした請求項1乃至6
    のいずれか1項に記載のカプセル剤のバンドシール検出
    方法。
  8. 【請求項8】 カプセルのボディーとキャップとの間を
    バンドシールしたカプセル剤の上記バンドシールを検出
    するバンドシール検出装置であって、カプセル剤をカプ
    セルポケット内に収容して該カプセル剤の径方向に沿っ
    て搬送する搬送手段と、所定搬送位置にあるカプセル剤
    に光を照射する照明装置と、上記所定搬送位置にあるカ
    プセル剤を該カプセル剤の長手方向に沿って撮影し、カ
    プセル剤の像を電圧信号として取り出す1次元カメラ
    と、該1次元カメラにより取り出した電圧信号をカプセ
    ル剤の長手方向に沿った明度変化を示す電圧波形に変換
    する波形変換手段と、得られた波形のバンドシール部分
    を含む所定範囲をウィンドウとして切り出すウィンドウ
    設定手段と、上記ウィンドウ内に検査しきい値を設定す
    る検査しきい値設定手段と、ウィンドウ内の電圧波形と
    上記検査しきい値との関係からバンドシールの検出判定
    を行う判定手段とを具備してなることを特徴とするカプ
    セル剤のバンドシール検出装置。
  9. 【請求項9】 ウィンドウ内に検査しきい値とは別にカ
    プセル抜けしきい値を設定するカプセル抜けしきい値設
    定手段と、上記カプセル抜けしきい値とウィンドウ内の
    電圧波形との関係から空のカプセルポケットを認識して
    検査対象から除外するカプセル抜け判定手段とを具備し
    た請求項8記載のカプセル剤のバンドシール検出装置。
  10. 【請求項10】 搬送手段が、基台上を一方向にスライ
    ド移動する多数の板状スラットに貫通穴状のカプセルポ
    ケットを形成してなり、該カプセルポケット内にカプセ
    ル剤を収容した状態でスラットが移動することにより、
    カプセル剤が基台上を転がりながら一方向に搬送される
    ものである請求項8又は9記載のカプセル剤のバンドシ
    ール検出装置。
  11. 【請求項11】 照明装置の光源に偏光フィルタを設置
    し、該偏光フィルタを通した光をカプセル剤に照射する
    と共に、1次元カメラにも偏光フィルタを設置し、該偏
    光フィルタを介してカプセル剤を撮影することにより、
    カプセル表面及び背景の鏡明反射を除去するようにした
    請求項8乃至10のいずれか1項に記載のカプセル剤の
    バンドシール検出装置。
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