JPH08261994A - 杭の破損調査法及びその方法に使用される装置 - Google Patents

杭の破損調査法及びその方法に使用される装置

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JPH08261994A
JPH08261994A JP7065830A JP6583095A JPH08261994A JP H08261994 A JPH08261994 A JP H08261994A JP 7065830 A JP7065830 A JP 7065830A JP 6583095 A JP6583095 A JP 6583095A JP H08261994 A JPH08261994 A JP H08261994A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 杭の破損調査において、杭の荷重が地震ある
いは余震により増減することを利用し、もって強制的に
発生したAE波を利用し、AE波を解析することにより
杭の破損箇所の位置や破損度を迅速、正確、簡単に調査
でき、また、複数個の破損箇所と深い所の迅速、正確、
簡単な調査をも可能であり、また中央部の杭の正確、簡
単な調査も可能である杭の破損調査法及びその方法に使
用される装置を提供する。 【構成】 構造物を支える杭に、AEセンサーを複数個
設置する第2ステップP2と、上記杭に加わる荷重の増
減により、破損箇所から発生したAE波を上記AEセン
サーにより計測する第3ステップP3と、上記計測した
AE波に基づいて、杭の破損箇所の位置と破損度を特定
する第4ステップP4 と、から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は杭の破損調査法及びその
方法に使用される装置、特にコンクリート杭の荷重を積
極的に増減させてAE波を強制的に発生させ、該AE波
を解析することによりコンクリート杭の破損箇所の位置
や破損度を調査する方法及びその方法に使用される装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、地面より上方に架設された構
造物に関しては、地震等に遭遇した場合の被害状況が把
握し易い。よって、2度目以降の地震あるいは余震に備
えた調査については行き届いているのが一般的である。
【0003】ところが、この構造物を支えている杭のよ
うに地面から下方に設置され、地中に埋設されている部
分に関しては、構造物に比較して調査が困難であり、且
つ調査費用も高くつく場合が多い。このため、構造物の
傾斜や沈下が明らかに認められる場合や、その構造物の
使用者、居住者の感覚により構造物が傾斜している可能
性がある場合に限り、杭の破損状況が調査されるだけで
あり、一般には杭の調査は直接には行われない場合が多
い。
【0004】しかし、構造物を支える杭が大きな被害を
被っていれば、被害を受けていない杭と異なり、鉛直方
向と水平方向の地震力に対する抵抗度が低下しているこ
とは否めないことである。従って、このような抵抗度が
低下している杭に支えられた構造物も、2度目以降の地
震あるいは余震の際には、転倒する危険が極めて大きい
ものである。
【0005】しかして、従来、杭の破損調査法として
は、第1番目の方法として、杭の周辺を掘削することに
より直接に目視観察を行う目視観察法、また第2番目の
方法としては、杭頭を打撃することにより生じる反射波
を分析する杭頭打撃法があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上記2
つの方法には、次のような課題があった。 (1)第1の直接目視観察法の課題。 この方法は、上述したように、杭の外側の周辺を掘削す
るものであるから、外側のしかも上端部分のみの杭だけ
調査されるに過ぎない。
【0007】特に、中央部の杭を調査するには、大がか
りなアンダーピニングが必要である。そして、この方法
では、前記のように杭の浅い所しか調査できない。 (2)第2の杭頭打撃法の課題。 この方法は、上述したように、杭頭を打撃するものであ
るから、杭の最上部の破損面しか調査できず、また、深
い所の調査は困難である。
【0008】更に、杭とその基礎とを構造的に分離しな
ければならないので、実現性に乏しく、使用条件によっ
ては調査が困難な場合がある。
【0009】しかして、本発明は、杭の破損調査におい
て、杭の荷重が地震あるいは余震により増減することを
利用し、もって強制的に発生したAE波を利用し、該A
E波を解析することにより杭の破損箇所の位置や破損度
を迅速、正確、簡単に調査でき、また、複数個の破損箇
所と深い所の迅速、正確、簡単な調査をも可能であり、
また中央部の杭の正確、簡単な調査も可能である杭の破
損調査法及びその方法に使用される装置を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、構造物10
を支える杭20に、AEセンサー102を複数個設置す
る第2ステップP2と、上記杭20に加わる荷重の増減
により、破損箇所40から発生したAE波50を上記A
Eセンサー102により計測する第3ステップP3と、
上記計測したAE波50に基づいて、杭20の破損箇所
40の位置と破損度を特定する第4ステップP4 と、
から成ることを特徴とする構成により、また、構造物1
0を支える杭20の周辺に、AEセンサー102を複数
個取り付けた取付棒を設置する第2ステップP2と、上
記杭20に加わる荷重の増減により、破損箇所40から
発生したAE波50を上記AEセンサー102により計
測する第3ステップP3と、上記計測したAE波50に
基づいて、杭20の破損箇所40の位置と破損度を特定
する第4ステップP4 と、から成ることを特徴とする
構成により、また、構造物10を支える杭20の上端を
掘削して孔30を削孔する第1ステップP1と、上記孔
30内において、杭20にAEセンサー102を複数個
設置する第2ステップP2と、上記杭20に加わる荷重
の増減により、破損箇所40から発生したAE波50を
上記AEセンサー102により計測する第3ステップP
3と、上記計測したAE波50に基づいて、杭20の破
損箇所40の位置と破損度を特定する第4ステップP4
と、から成ることを特徴とする構成により、また、上記
第3ステップP3において、対外的加振により、杭に対
して振動的な杭軸力や水平力を付加することを特徴とす
る構成により、また、上記対外的加振は自然現象による
対外的加振であること特徴とする構成により、また、上
記自然現象による対外的加振は地震動であること特徴と
する構成により、また、構造物10を支える杭20の荷
重の増減により杭20の破損箇所40からAE波50を
発生させる杭荷重増減AE波発生手段100と、杭20
に設置され、かつ上記杭荷重増減AE波発生手段10に
より杭20に発生したAE波50を検知し、AE信号に
変換する複数個のAEセンサー102と、AE信号を入
力し、杭20の破損箇所40の位置を解析する破損位置
解析手段106と、AE信号を入力し、杭20の破損度
を解析する破損度解析手段108と、上記解析された杭
20の破損箇所40の位置及び破損度を表示する表示手
段110とから成ることを特徴とする構成により、ま
た、上記杭20の荷重の増減は自然現象により行われた
ものであることを特徴とする構成により、また、上記自
然現象は地震動であることを特徴とする構成により、解
決される。
【0011】
【作用】上記本発明の構成によれば、杭の荷重が地震等
自然現象による外力によって増減することにより、杭の
破損箇所からのAE波を発生させ、杭等に設置したAE
センサーによって計測したAE波を分析し、杭の破損箇
所の位置と破損度が判明する。
【0012】即ち、本発明は、AE波が地震等の自然現
象により破損箇所から発生することを利用し、従来の杭
破損調査法では使用されていなかったこのAE波を発生
させ、破損箇所の位置と破損度をより正確に調査するよ
うに作用し、もって次回以降に実際に起こるであろう被
害を未然に防止しようとするものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明を、実施例により添付した各図
を参照して説明する。図1は、本発明に係る杭の破損調
査法の実施例を示すフローチャートである。以下、本発
明を、ステップ順に詳述する。
【0014】先ず、構造物10を支える杭20の周辺部
分に、孔30を削孔する(図1 第1ステップP1)。
ここで、この掘削すべき孔30は、杭20の上端部分が
露出するように削孔するものとする。
【0015】即ち、図2に示すように、構造物10の下
部に配置された杭20につき調査したい場合は、構造物
10の下部に配置された杭20の上端部分が露出する様
孔30を削孔するのである。
【0016】これに対して、構造物10の下部に配置さ
れた杭20につき、その杭30の上端部分の露出が不可
能な場合、例えば図3に示すように、構造物10の下部
に配置された杭20のうち、その中央部に配置された杭
20等について調査したい場合等には、その周辺に、地
面60に対して斜めに、例えば、2つの孔30を削孔す
ること等が考えられる。
【0017】更に、図4に示すように、外側部と中央部
に配置された杭20の両方を同時に調査したい場合等構
造物10の下部に配置された杭20につき、その杭30
の上端部分の露出が不可能あるいは困難な場合には、地
面60に対して垂直に、例えば、3つの孔30を削孔す
ると共に、地面60に対して斜めに、例えば、2つの孔
30を削孔することが考えられる。
【0018】次に、上記孔30内において杭20にある
いはその周辺にAEセンサー102を複数個設置する
(第2ステップ P2)。ここで、上記説明した第1ス
テップP1のように、孔30を削孔することなく、例え
ば構造物10を支える杭20が地表面から露出していれ
ば、杭20の露出部分にAEセンサー102を設置して
も構わないし、また構造物10を支える杭20の周辺、
例えば周辺の地表面上にAEセンサー102を設置して
も構わないものである。
【0019】ただ、地表面上にAEセンサー102を設
置する場合には、該AEセンサー102の検出度合いが
低下するため、検出するAE音は微少音となる。よっ
て、該AE音を増幅することが必要となる。しかして、
上記のように地表面に露出している杭20の部分や、杭
20周辺の地表面にAEセンサー102を設置する場合
には上記第1ステップP1は必要とされないことにな
る。
【0020】ここで、孔30内にAEセンサー102を
複数個設置する場合、AEセンサー102をどのように
設置するか、またその数をいくつにするかについては、
以下の場合分けが判断材料になると考えられる。 (1)AE波の伝播減衰が小さい場合、又は測定範囲が
狭い場合(図1に示す第2ステップP2のYES)。
【0021】この場合は、図5(A)等に示すように、
AEセンサー102を杭20周辺の孔30内に直接に設
置する。また設置するAEセンサー102の数は、後述
するように、破損箇所の位置と破損度の特定の仕方によ
り、例えば、4個等の複数となる。尚、杭20に直接設
置してもよい。
【0022】(2)AE波の伝播減衰が大きい場合、又
は測定範囲が広い場合(図1に示す第2ステップP2の
NO)。この場合は、図6(A)に示すように、AEセ
ンサー102を導波棒A等の両端部に取り付け、この導
波棒A等を孔30内に挿入する。あるいは杭20自体に
AEセンサー102を取り付けても構わない。尚、挿入
する導波棒A等の数は、後述するように、破損箇所の位
置と破損度の特定の仕方(図6(B))により、例え
ば、3本とすることが考えられる。
【0023】さらに、AEセンサー102の設置に際し
ては、前述のように、杭30の周辺に孔30を削孔し、
その中にAEセンサー102を設置することなく、また
導波棒A等を埋設することなく、図8に示すように杭3
0の周辺に中空パイプあるいは中実パイプを埋め込み、
該中空パイプ、中実パイプにAEセンサー102を取り
付けて設置しても構わないものである。
【0024】さらに、該AEセンサー102は縦方向に
取り付けても横方向に取り付けても構わないものであ
る。
【0025】次いで、上記杭20に加わる荷重が地震等
の自然現象による対外的加振により増減することとな
り、この増減により破損箇所40から発生したAE波5
0を上記AEセンサー102により計測する(第3ステ
ップP3)。
【0026】この場合、杭20に荷重を加えるものとし
て、前述したように自然現象による対外的加振が用いら
れるものであり、該自然現象による対外的加振として
は、地震、余震等がある。この様に、外部からの対外的
加振により、杭に対して杭軸力や水平力を付加できる。
【0027】ここでまた、計測するAEセンサー102
は、次のように、場合によって異なる。 (1)AE波の伝播減衰が小さい場合、又は測定範囲が
狭い場合(図1に示す第3ステップP3のYES)。こ
の場合は、孔30に直接設置したAEセンサー102
(図5(A))や杭20に直接設置したAEセンサー1
02による計測でも構わない。
【0028】(2)AE波の伝播減衰が大きい場合、又
は測定範囲が広い場合(図1に示す第3ステップP3の
NO)。この場合は、導波棒に取り付けたAEセンサー
102(図6(A))を用いるか、直接杭20の上端部
にAEセンサー102を取り付けて計測しても構わな
い。
【0029】最後に、上記計測したAE波50に基づい
て、杭20の破損箇所40の位置と破損度を特定する
(第4ステップP4)。この場合、杭20の破損箇所4
0の位置と破損度を特定する方法は、次の場合により異
なる。
【0030】(1)AE波の伝播減衰が小さい場合、又
は測定範囲が狭い場合(図1に示す第4ステップP4
のYES)。この場合は、例えば、AE波50の複数個
のAEセンサー102に対する到達時間差により破損箇
所の3次元位置と破損度を特定する。即ち、図5(B)
に示すように、破損箇所40であるAE音源(3次元座
標で(x、y、z))に対して、複数個のAEセンサー
1021・・・102i(3次元座標で(a1、b1、
c1)・・・(ai、bi、ci))が設けられ、両者
の距離をD1・・・Di、AE波50の到達時間をT1
・・・Ti、AE波50の伝播速度をvとする。
【0031】この場合、AEセンサー102i に関し
て、一般には、次式が成立する。 Di=vTi=√{(x−ai)2+(y−bi)2+(z−ci)2} ・・・(1) 従って、AE波50がAEセンサー102i に到達す
るまでの時間差を、AEセンサー1021を基準とし
て、tiとすれば、上記(1)式より、次式が成立す
る。 v(T1+ti)=√{(x−ai)2+(y−bi)2+(z−ci)2} ・・・(2) 今、この(2)式において、x、y、z、T1が未知で
あるとすると、4個以上のAEセンサー102を設置す
ることにより、破損箇所40の位置(x、y、z)が特
定される。
【0032】また、AE波50の大きさや頻度から、破
損度が特定される。
【0033】(2)AE波の伝播減衰が大きい場合、又
は測定範囲が広い場合(図1に示す第4ステップP4
のNO)。この場合は、例えば、各導波棒A、B、Cの
AE源領域の交点として破損箇所の3次元位置と破損度
を特定する。即ち、図6(B)に示すように、導波棒A
のAE源領域をa、導波棒BのAE源領域をb、導波棒
CのAE源領域をcとすれば、これらの交点として、A
E源、即ち、破損箇所40が特定される。
【0034】また、この場合、孔30内に挿入される導
波棒の数は、3本以上である。更に、AE波の大きさや
頻度から、破損度が特定される。
【0035】図7は、本発明で使用される装置の実施例
を示す図である。同図において、参照符号100は杭荷
重増減AE波発生手段、102はAEセンサー、104
はアンプ、106は破損位置解析手段、108は破損度
解析手段、110は表示手段である。
【0036】上記杭荷重増減AE波発生手段100は、
対外的加振により構造物10を支える杭20の荷重が増
減し、杭20の破損箇所40からAE波50を発生させ
る手段を示すものであり、例えば、自然現象により対外
的加振である地震、余震等が該当する。
【0037】上記AEセンサー102は、埋設された杭
20の上端を掘削し、露出した杭20に直接に、あるい
は杭20の周辺部分に設置され、かつ上記杭荷重増減A
E波発生手段10により杭20に発生したAE波50を
検知し、AE信号に変換する装置であって、複数個設け
られている。
【0038】上記破損位置解析手段106は、AE信号
を入力し、杭20の破損箇所40の位置を解析する手段
である。
【0039】上記破損度解析手段108は、AE信号を
入力し、杭20の破損度を解析する手段である。
【0040】上記表示手段110は、解析された杭20
の破損箇所40の位置及び破損度を表示する手段であっ
て、例えば、CRTで形成されている。
【0041】上記杭荷重増減AE波発生手段100によ
り、杭20の破損箇所40からAE波50が発生する
と、AE波50は、AEセンサー102により検知され
て電気信号であるAE信号S1に変換される。
【0042】上記AE信号S1は、アンプ104に入力
して所定の増幅率により増幅され、増幅AE信号S2が
出力される。この増幅AE信号S2は、破損位置解析手
段106に入力すると共に、破損度解析手段108に入
力し、AE波50の解析がなされ、解析結果はビデオ信
号S3として表示手段110に入力する。
【0043】表示手段110においては、その画面に破
損箇所の位置と破損度が表示される。例えば、図示する
ように、画面に表示された円cの位置が、破損箇所40
の位置を表し、またその円cの大きさが破損度を表して
いる。
【0044】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、対外的
加振、特に自然現象による対外的加振を利用して杭の荷
重を増減させ、もって杭の破損箇所からAE波を強制的
に発生させ、杭あるいはその周辺に設置したAEセンサ
ーによって計測したAE波を分析し、杭の破損箇所の位
置と破損度が判明するように構成したので、破損箇所の
位置と破損度をより正確に、迅速に調査でき、杭の破損
調査において、複数個の破損箇所と深い所でのさらに正
確、迅速な調査が可能であり、また中央部の杭の正確な
調査も可能であるという優れた技術的効果を奏する。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施例を説明する説明図(その1)で
ある。
【図3】本発明の実施例を説明する説明図(その2)で
ある。
【図4】本発明の実施例を説明する説明図(その3)で
ある。
【図5】本発明においてAE波の伝播減衰が小さい場
合、又は測定範囲が狭い場合の一実施例を示す説明図で
ある。
【図6】本発明においてAE波の伝播減衰が大きい場
合、又は測定範囲が広い場合の一実施例を示す説明図で
ある。
【図7】本発明にかかる装置の一構成例を示す説明図で
ある。
【図8】本発明の実施例を説明する説明図(その4)で
ある。
【符号の説明】
10 構造物 20 杭 30 孔 40 破損箇所 50 AE波 60 地面 102 AEセンサー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物10を支える杭20に、AEセン
    サー102を複数個設置する第2ステップP2と、 上記杭20に加わる荷重の増減により、杭20の破損箇
    所40から発生したAE波50を上記AEセンサー10
    2により計測する第3ステップP3と、 上記計測したAE波50に基づいて、杭20の破損箇所
    40の位置と破損度を特定する第4ステップP4と、 から成ることを特徴とする杭の破損調査法。
  2. 【請求項2】 構造物10を支える杭20の周辺に、A
    Eセンサー102を複数個取り付けた取付棒を設置する
    第2ステップP2と、 上記杭20に加わる荷重の増減により、杭20の破損箇
    所40から発生したAE波50を上記AEセンサー10
    2により計測する第3ステップP3と、 上記計測したAE波50に基づいて、杭20の破損箇所
    40の位置と破損度を特定する第4ステップP4と、 から成ることを特徴とする杭の破損調査法。
  3. 【請求項3】 構造物10を支える杭20の上端を掘削
    して孔30を削孔する第1ステップP1と、 上記孔30内において、杭20にAEセンサー102を
    複数個設置する第2ステップP2と、 上記杭20に加わる荷重の増減により、杭20の破損箇
    所40から発生したAE波50を上記AEセンサー10
    2により計測する第3ステップP3と、 上記計測したAE波50に基づいて、杭20の破損箇所
    40の位置と破損度を特定する第4ステップP4と、 から成ることを特徴とする杭の破損調査法。
  4. 【請求項4】 上記第3ステップP3において、対外
    的加振により、杭に対して振動的な杭軸力や水平力を付
    加する請求項1、請求項2または請求項3記載の杭の破
    損調査法。
  5. 【請求項5】 上記対外的加振は自然現象による対外的
    加振であること特徴とする請求項4記載の杭の破損調査
    法。
  6. 【請求項6】 上記自然現象による対外的加振は地震動
    であること特徴とする請求項5記載の杭の破損調査法。
  7. 【請求項7】 対外的加振により、構造物10を支える
    杭20の荷重を増減させ、杭20の破損箇所40からの
    AE波50を発生させる杭荷重増減AE波発生手段10
    0と、 杭20に設置され、かつ上記杭荷重増減AE波発生手段
    10により杭20に発生したAE波50を検知し、AE
    信号に変換する複数個のAEセンサー102と、AE信
    号を入力し、杭20の破損箇所40の位置を解析する破
    損位置解析手段106と、 AE信号を入力し、杭20の破損度を解析する破損度解
    析手段108と、 上記解析された杭20の破損箇所40の位置及び破損度
    を表示する表示手段110とから成ることを特徴とする
    杭の破損調査装置。
  8. 【請求項8】 上記対外的加振は自然現象による対外的
    加振であることを特徴とする請求項7記載の杭の破損調
    査装置。
  9. 【請求項9】 上記自然現象による対外的加振は地震動
    であることを特徴とする請求項8記載の杭の破損調査装
    置。
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