JPH08261829A - 印刷物評価装置 - Google Patents

印刷物評価装置

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JPH08261829A
JPH08261829A JP7069295A JP6929595A JPH08261829A JP H08261829 A JPH08261829 A JP H08261829A JP 7069295 A JP7069295 A JP 7069295A JP 6929595 A JP6929595 A JP 6929595A JP H08261829 A JPH08261829 A JP H08261829A
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雅男 茂木
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隆 小湊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は多面付け印刷物の各面が基準面と同じ
状態に仕上がっているかを評価するために、各面の対応
する点の印刷状態を測定する印刷物評価装置において、
各面の測定点を簡単な構成で正確に指定することを目的
とする。 【構成】基準面Dにおける基準点の座標と測定点の座標
とを入力し、絵柄面の配列における四隅のうちのいずれ
か3つの面A、B、Cの面の基準点の座標を入力し、こ
れらの3面の基準点の座標と絵柄の配列規則とに基づい
て残りの面における基準点の座標を求め、基準面におけ
る基準点に対する測定点の相対座標と当該面の基準点の
座標とに基づいて基準面以外の残りの面における測定点
の座標を求め、基準面と他の面との測定点の印刷状態を
比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1枚の印刷物に同じ絵柄
が複数ある多面付け印刷物の色、または濃度を測定し、
印刷物を評価する印刷物評価装置に関する。各枚の印刷
物の各面における前記測定点に対応する点の印刷状態を
測定し、前記基準面の測定点の印刷状態の測定結果と比
較する手段とを具備することを特徴とする印刷物評価装
置。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷物が顧客の指定する所定の
色、または濃度に仕上がっているか否かの判断は、専門
の検査者により目視で行なわれていた。この判断は主観
的であり、検査者により目視基準が異なるので、客観的
な判断ができなかった。このため、大量に印刷された印
刷物中に色、濃度のバラツキが生じることが避けられ
ず、このバラツキが大きい場合には、顧客から苦情が寄
せられ、印刷のやり直しという事態にもなる。
【0003】そこで、計測器を利用して客観的に色、濃
度を評価することが考えられている。一般的には、濃度
計、測色計等の測定器を目視により手動で印刷物にあて
て、各点の濃度、色等を測定する。測定点の位置決めは
測定器のアパーチャにある十字交差線(トンボ)等を使
用して行なっている。しかし、このように検査者が手動
で測定点を指定する方法では、多面付けの印刷物の各面
において同じ点を正確に指定することができない。その
ため、印刷物のベタ部、あるいは平網部等、多少位置が
ずれても測定結果に差が出ない部分は問題が無いが、人
物、洋服、車等グラデーションがかかり僅かの位置のず
れでも測定結果に大きな差が出る部分では、位置精度が
出ず、測定データにばらつきが生じる欠点がある。
【0004】これを回避するために、X−Yステージを
使用して予め測定点を座標入力してから測定を行なう方
法が考えられる。しかし、この方法を多面付け印刷物の
各面の印刷の評価に適用し、各面の同じ点を測定するに
は、全部の点の座標入力を行なわなければならない。こ
のため、X−Yステージの原点から各測定点までの距離
を採寸しなければならない。これは、非常に手間がかか
るし、グラデーション部等では正確に測定点を採寸する
ことができない。したがって、本方法は比較的簡単に採
寸を行なうことができるチャート測定のみに有効であ
り、絵柄を測定するのには、適当な方法ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
多面付け印刷物の各面の測定点どうしを比較して印刷物
の仕上がり状態を評価する際に、測定点の位置精度が悪
いという欠点があった。本発明は上述した事情に対処す
べくなされたもので、その目的は、多面付け印刷物にお
いて各面の同じ位置にある対応する点を簡単な構成で精
度良く指定でき、面間で対応する点どうしの印刷状態を
正しく比較することができる印刷物評価装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1枚の印刷物
中に同一の絵柄が規則的に複数面に配列されている多面
付け印刷物用の印刷物評価装置において、複数面のいず
れかの基準面における基準点の座標と測定点の座標とを
入力する手段と、基準面の測定点の印刷状態を測定する
手段と、基準面の基準点の座標と絵柄の配列規則とに基
づいて基準面以外の残りの面における基準点の座標を求
める手段と、基準面における基準点に対する測定点の相
対座標と当該面の基準点の座標とに基づいて基準面以外
の残りの面における測定点の座標を求める手段と、基準
面以外の残りの面における測定点の印刷状態を測定し、
基準面の測定点の印刷状態の測定結果と比較する手段と
を具備することを特徴とするものである。
【0007】また、本発明は1枚の印刷物中に同一の絵
柄が規則的に複数面に配列されている多面付け印刷物用
の印刷物評価装置において、1枚の基準印刷物の前記複
数面のいずれかの基準面における基準点の座標と測定点
の座標とを入力する手段と、基準面の測定点の印刷状態
を測定する手段と、基準面の基準点の座標と絵柄の配列
規則とに基づいて基準面以外の残りの面における基準点
の座標を求める手段と、基準面における基準点に対する
測定点の相対座標と当該面の基準点の座標とに基づいて
基準面以外の残りの面における測定点の座標を求める手
段と、各枚の印刷物の各面における測定点の印刷状態を
測定し、基準面の測定点の印刷状態の測定結果と比較す
る手段とを具備することを特徴とするものである。
【0008】ここで、基準点の座標を求める手段は、絵
柄面の配列の対角線上の両端の2つの面における基準点
の座標を入力する手段と、この2つの絵柄面の基準点の
座標と絵柄の配列規則とに基づいて残りの面における基
準点の座標を求める手段とを具備することを特徴とする
ものである。
【0009】また、基準点の座標を求める手段は、絵柄
面の配列の4隅のうちの3つの隅の面における基準点の
座標を入力する手段と、この3つの絵柄面の基準点の座
標と絵柄の配列規則とに基づいて残りの面における基準
点の座標を求める手段とを具備することを特徴とするも
のである。さらに、基準点は絵柄面の4隅の1つである
ことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明による印刷物評価装置によれば、多面付
け印刷物のいずれか1つの基準面において基準点の座標
と評価のための測定点の座標を入力し、残りの面におけ
る基準点の座標は基準面の基準点の座標と絵柄の配列規
則とに基づいて求め、残りの面における測定点の座標は
測定点の基準点に対する相対座標と各面の基準点の座標
とに応じて求めることができる。このため、簡単な構成
で多面付け印刷物において各面の同じ位置にある対応す
る点の印刷状態を精度良く測定することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による印刷物評
価装置の第1実施例を説明する。図1は第1実施例の全
体構成を示す概略図である。下端が手前側となるように
鉛直面に対して多少傾けられ、多面付け印刷物10を載
置するための原稿台12が設けられている。原稿台12
の下端、左右端には印刷物10を位置決めするための、
当て部材14、16が設けられている。図示していない
が、印刷物10はエアー吸着により原稿台12に吸い寄
せられ、固定される。
【0012】原稿台12上にはX方向、Y方向に自在に
移動可能なX−Yアーム18が設けられ、アーム18に
は刺激値直読式の色彩計、または分光測色式の分光測色
計等の測色計20が取り付けられる。アーム18は制御
信号に応じて自動的に移動可能であるとともに、手動に
よっても移動可能である。このため、測色計20は印刷
物10上の任意の位置の色を測定可能である。測色計2
0は印刷物10の色を各種の表色系で数値表現された色
彩値として出力する。
【0013】アーム18には測色計20以外にも印刷物
上に測定点の位置を印すためのボールペン24、測定
点、基準点等の指定のための入力ボタン26も取り付け
られる。原稿台12の横には種々の操作キーからなる操
作パネル28が設けられる。
【0014】以上の要素から構成される本体30とは別
にコントローラとしてのパーソナルコンピュータ32が
別途設けられる。パーソナルコンピュータ32はモニタ
34、キーボード36、プリンタ38も含む。
【0015】次に、本実施例の動作を説明する。一般に
印刷においては、実際の印刷を行なう前に基準サンプル
を印刷し、これを基準として実際の印刷の色を調整す
る。ここで、印刷物は1枚の印刷物中に同一の絵柄が規
則的に複数面に配列されている多面付け印刷物であるの
で、その中のある絵柄面を基準としてこの基準絵柄面と
他の印刷物の各面の対応する点の測色値を比較する。基
準サンプルとしては、顧客の校閲済みの校正刷り、顧客
の立会いの下に実際の印刷を行い顧客の承認を得た印刷
物、あるいは熟練した検査者が確認した印刷物等があ
る。そして、基準サンプルが定まると、それを原稿台1
2上に載置する。印刷物10は当て部材14、16に当
接するように載置し、その後、エアー吸引を開始し、原
稿台12に固定させる。用紙に対する絵柄の印刷位置が
一定であれば、この当て部材14、16との当接によ
り、原稿台12に対する印刷物の位置が決まる。
【0016】この後、基準サンプル内の基準絵柄面内の
指定点の色を測定するために、指定点の座標を入力す
る。ここで、本発明では多面付け印刷物が対象となって
いるので、基準サンプルの基準絵柄面と各サンプルの各
面とを比較・評価するため、基準絵柄面以外の残りの面
における測定点の座標も必要である。
【0017】しかしながら、従来技術において説明した
ように、全部の面において同一の測定点の座標を逐一入
力するのは不可能であるので、本発明では、測定点の座
標はX−Yアーム18の座標系で表わすのではなく、各
面において4隅のいずれか等の位置精度が高い基準点を
原点とする座標系で表わすことにより、各面での測定点
の入力を不要としている。すなわち、各面における同一
の点(基準点)の座標と、基準面における基準点に対す
る測定点の相対的な座標とが分かれば、各点の測定点の
座標が求められる。ここで、4隅のいずれか等の各面の
基準点の座標は逐一入力しても良いが、多面付け印刷物
においては、面の配列は所定の規則に従っているので、
ある面についてのみ基準点の座標を入力すれば、残りの
面についての基準点の座標は面の配列の規則に従って演
算により求めることもできる。なお、印刷の際の用紙の
ねじれの影響を考慮すると、数面について基準点を入力
する方がよい。
【0018】そのため、本実施例では、図2に示すよう
に、4×4の絵柄面の配列の四隅の内の3つの隅、ここ
では左下、右下、右上の3つの面A,B,Cの左下隅の
角(図中、○印)を基準点として座標入力する。絵柄の
隅の角の点は検査者が正しく座標入力することができ、
位置精度が高い点である。さらに、本実施例では、基準
面Dの基準点も入力する。なお、X方向の配列数が1の
場合(基準面Dと面B、Cが同一列にある場合)は、A
面の基準点は入力する必要がない。同様に、Y方向の配
列数が1の場合(基準面Dと面A、Bが同一行にある場
合)は、C面の基準点は入力する必要がない。このよう
な複数の面の基準点と配列の規則から他の面の基準点の
座標を知ることができる。この後、基準面Dにおける測
定点(図中、×印)の座標を入力すれば、各面の基準点
に対する相対的な測定点の座標を得ることができる。
【0019】なお、図3に示すような絵柄面がX、Y方
向に整列されていない多面付け印刷物の場合は、全部の
面の基準点を入力することが好ましい。測定点の指定は
印刷物全面にわたって複数の点を均等に指定してもよい
し、特に慎重に色を合わせたい箇所(女性の肌等)に重
点的に指定してもよい。測定点の指定は測色計20に設
けられている図示しないアパーチャにある十字交差線
(トンボ)の交点を測定点に合わせ、入力ボタン26を
押すことにより行なう。これらの入力が終了したら、基
準サンプルの測定を行なう。すなわち、測定点の座標に
応じてX−Yアーム18が移動し、各点の測色値が入力
される。測定値は測定点の座標とともにパーソナルコン
ピュータ32に入力される。また、基準サンプルの基準
面上にボールペン24によって測定点が印されるととも
に、モニタ34上に印刷物上の測定点の位置が表示され
る。測定点は何番目の点であるかを示す序数として表示
される。なお、測色計20としてはハンディタイプで分
光測色が可能なものが使用される。
【0020】色を数値で表わす表色系としては次のよう
な種々のものがある。国際照明委員会(CIE)が規定
したL* a* b* 表色系(CIELAB系とも称す
る)、L* C* h表色系、ハンターLab表色系、XY
Z(Yxy)表色系、色相(H)、明度(V)、彩度
(C)からなるマンセル表色系がある。どの表色系を用
いてもよいが、CIELab系が人間の見た目と良く合
うし、最もポピュラーであるので、ここではこれを使用
する。すなわち、各指定点のL* 値、a* 値、b* 値が
各指定点の色彩値の標準値としてパーソナルコンピュー
タ32に入力される。CIELab系では、明度をL*
、色相と彩度を示す色度をa* 、b* で表わす。a*
、b* は色の方向を示し、a* は赤方向、−a* は緑
方向、b* は黄方向、−b* は青方向を示す。数値が大
きくなるに従って色が鮮やかになり、中心になるに従っ
てくすんだ色になる。なお、彩度は(a* 2 +b* 2
1/2 である。
【0021】実際の印刷が開始され、安定した色の印刷
物が得られるようになると、印刷物の抜取り検査を行な
う。抜取り検査は、例えば1000部に1枚行なう。測
定は原稿台に印刷物をセットし、基準サンプルの場合と
同様に数面の基準点の座標を入力する。これにより、各
面の基準点の座標を求め、各面の測定点の座標を求め
る。この後、基準サンプル測定と同様に各面の測定点を
測定する。測定データはパーソナルコンピュータ32に
入力される。各面の各測定点の色彩値と基準面の標準値
との色差が所定の許容値以下であるか否かが判定され、
判定結果に応じて色の評価が行なわれる。色差は次のよ
うに定義される。
【0022】 色差(ΔE)=(ΔL* 2 +Δa* 2 +Δb* 21/2 ここで、ΔL*は基準印刷物と評価対象印刷物との明度
差、Δa* 、Δb* は基準印刷物と評価対象印刷物との
色度差である。
【0023】このように測色計20で測定した色差を用
いて色評価することにより、実際の印刷物の色がどのく
らい基準の色と離れているのかが、定量的に把握でき
る。なお、許容値は全ての色に対して一定の値でなくて
もよい。一般に、人間の目は全ての色に対して均等な感
度を有するのではないので、同じ数値だけ色差が異なっ
ても、色によって感じ方が異なる。すなわち、肌色、グ
レー等は僅かな色差も認識されるが、純色系の色、例え
ば黄色等は色差がかなり変わっても人間の目にとっては
殆ど認識されない。このため、色によって色評価の基準
となる許容値を異ならせると人間の評価基準に合った判
定を行なうことができる。例えば、CIELAB空間の
L* =50のa* b* 面上を彩度方向、色相方向に複数
の領域に分割し、各領域毎に色差の許容値を決め、色が
僅かに違うだけでも人間の目に違和感を感じる色(グレ
ー、肌色等)は厳しく判定し、そうでない色(純色系)
は緩く判定するように構成する。
【0024】以上説明したように、本実施例によれば、
多面付け印刷物のいずれか1つの基準面において4隅の
いずれか一隅等の位置精度が高い基準点の座標と評価の
ための測定点の座標を入力し、残りの面における基準点
の座標はいくつかの面の基準点の座標と絵柄の配列規則
とに基づいて求め、残りの面における測定点の座標は測
定点の基準点に対する相対座標と各面の基準点の座標と
に応じて求めるので、簡単な構成で多面付け印刷物にお
いて各面の同じ位置にある対応する点の印刷状態を精度
良く測定することができる。
【0025】本発明は上述した実施例に限定されず、種
々変形して実施可能である。例えば、上述の説明は基準
サンプルの基準面と各印刷物の各面との比較評価を行な
う例に関するが、各サンプル毎の基準面と残りの面との
比較評価を行なう場合にも適用可能である。また、評価
は色差に基づいて行なったが、明度、彩度、色相毎に比
較してもよい。印刷物の各面の基準点としては四隅の点
を使用したが、絵柄面毎に余白部にトンボマークを印刷
しておいて、これを基準点として使用してもよい。さら
に、基準点を入力する面は隅の面に限らず、所定の任意
の面でもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
面付け印刷物の各面が基準面と同じ状態に仕上がってい
るかを客観的に評価するために各面の対応する点の印刷
状態を測定する印刷物評価装置において、簡単な構成で
精度良く各面の測定点を指定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷物評価装置の第1実施例の構
成を示すブロック図。
【図2】多面付け印刷物の一例を示す図。
【図3】多面付け印刷物の他の例を示す図。
【符号の説明】
10…印刷物、12…原稿台、14,16…当て部材、
18…X−Yアーム、20…測色計、24…ボールペ
ン、26…入力ボタン、28…操作パネル、30…本
体、32…パーソナルコンピュータ。
フロントページの続き (72)発明者 小湊 隆 神奈川県愛甲郡愛川町中津4021番地 厚木 エンジニアリング株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の印刷物中に同一の絵柄が規則的に
    複数面に配列されている多面付け印刷物用の印刷物評価
    装置において、 前記複数面のいずれかの基準面における基準点の座標と
    測定点の座標とを入力する手段と、 前記基準面の測定点の印刷状態を測定する手段と、 前記基準面の基準点の座標と絵柄の配列規則とに基づい
    て前記基準面以外の残りの面における基準点の座標を求
    める手段と、 前記基準面における基準点に対する測定点の相対座標と
    当該面の基準点に対応する点の座標とに基づいて前記基
    準面以外の残りの面における測定点の座標を求める手段
    と、 前記基準面以外の残りの面における前記測定点の印刷状
    態を測定し、前記基準面の測定点の印刷状態の測定結果
    と比較する手段とを具備することを特徴とする印刷物評
    価装置。
  2. 【請求項2】 1枚の印刷物中に同一の絵柄が規則的に
    複数面に配列されている多面付け印刷物用の印刷物評価
    装置において、 1枚の基準印刷物の前記複数面のいずれかの基準面にお
    ける基準点の座標と測定点の座標とを入力する手段と、 前記基準面の測定点の印刷状態を測定する手段と、 前記基準面の基準点の座標と絵柄の配列規則とに基づい
    て前記基準面以外の残りの面における基準点の座標を求
    める手段と、 前記基準面における基準点に対する測定点の相対座標と
    当該面の基準点の座標とに基づいて前記基準面以外の残
    りの面における測定点の座標を求める手段と、 各枚の印刷物の各面における前記測定点の印刷状態を測
    定し、前記基準面の測定点の印刷状態の測定結果と比較
    する手段とを具備することを特徴とする印刷物評価装
    置。
  3. 【請求項3】 前記多面付け印刷物は同一の絵柄が縦横
    に規則的に配列されており、 前記基準点の座標を求める手段は、 絵柄面の配列の対角線上の両端の2つの面における基準
    点の座標を入力する手段と、 前記入力手段により入力された2つの絵柄面の基準点の
    座標と絵柄の配列規則とに基づいて残りの面における基
    準点の座標を求める手段とを具備することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の印刷物評価装置。
  4. 【請求項4】 前記多面付け印刷物は同一の絵柄が縦横
    に規則的に配列されており、 前記基準点の座標を求める手段は、 絵柄面の配列の4隅のうちの3つの隅の面における基準
    点の座標を入力する手段と、 前記入力手段により入力された3つの絵柄面の基準点の
    座標と絵柄の配列規則とに基づいて残りの面における基
    準点の座標を求める手段とを具備することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の印刷物評価装置。
  5. 【請求項5】 前記基準点は絵柄面の四隅の1つである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項
    に記載の印刷物評価装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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