JPH0826178A - 浮体構造物の海上接合方法 - Google Patents

浮体構造物の海上接合方法

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JPH0826178A
JPH0826178A JP6161255A JP16125594A JPH0826178A JP H0826178 A JPH0826178 A JP H0826178A JP 6161255 A JP6161255 A JP 6161255A JP 16125594 A JP16125594 A JP 16125594A JP H0826178 A JPH0826178 A JP H0826178A
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JP
Japan
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plate
joining
floating body
water
shell
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Withdrawn
Application number
JP6161255A
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English (en)
Inventor
Hisao Matsushita
久雄 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣接する浮体構造物の船底外板同士を海上に
て高精度で、効率的に溶接できる浮体構造物の海上接合
方法を提供する。 【構成】 隣接する浮体構造物10a,10b を接近させて浮
体構造物の船底外板11下面にガイド部材12を介して取付
けた止水枠13a,13b の継手部14a,14b を係合させ、次
に、継手部同士を水中溶接すると共に、隣接する浮体構
造物間を止水板20で閉塞させ、次に、止水枠を介して連
結させた浮体構造物間の水を排水し、次に、隣接する船
底外板間に、裏当材31をセットした船底外板接合用外板
30をセッテングし、次に、船底外板と船底外板接合用外
板を大気中で溶接して接合させ、しかる後に、止水枠及
び裏当材を撤去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浮体構造物の海上接合
方法、特に、隣接する浮体構造物の船底外板同士を海上
で溶接する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、長さ4,500メートル、幅
1,000メートル、高さ4〜5メートルの浮体構造物
を建造する場合、係る超大型の浮体構造物をドック内で
建造することは、不可能である。そこで、例えば、長さ
300メートル、幅60メートル、高さ4〜5メートル
の大型の浮体構造物をドック内で建造した後、これらの
浮体構造物を海上に浮かべて互いに接合することによっ
て、上記の如き、超大型の浮体構造物を建造することが
提案されている。その際、隣接する浮体構造物の船底外
板同士を海上で高精度で、かつ、効率的に溶接すること
が必要になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、係る要望に
応えるために創案したものであって、その目的とすると
ころは、隣接する浮体構造物の船底外板同士を海上にて
高精度で、かつ、効率的に溶接することができる浮体構
造物の海上接合方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の浮体
構造物の海上接合方法は、隣接する浮体構造物を接近さ
せて浮体構造物の船底外板下面にガイド部材を介して取
り付けた止水枠の継手部同士を係合させ、次いで、前記
継手部同士を水中溶接して接合させると共に隣接する浮
体構造物間を止水板で閉塞させ、次いで、止水枠を介し
て連結させた浮体構造物間の水を排水し、次いで、隣接
する船底外板間に、裏当材をセットした船底外板接合用
外板をセッテングし、次いで、船底外板と船底外板接合
用外板を大気中で溶接して接合させ、しかる後に、止水
枠及び裏当材を撤去することを特徴とするものである。
【0005】
【作用】隣接する浮体構造物を接近させ、浮体構造物の
船底外板下面にガイド部材を介して取り付けた止水枠の
継手部同士を係合させた後、継手部同士を水中溶接して
接合させる。次に、隣接する浮体構造物間を止水板で閉
塞させた後、止水枠を介して連結させた浮体構造物間の
水を排水する。次に、隣接する船底外板間に、裏当材を
セットした船底外板接合用外板をセッテングした後、船
底外板と船底外板接合用外板を大気中で溶接して接合さ
せる。しかる後に、止水枠及び裏当材を撤去する。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。図1のように、接合させる2つの浮体
構造物10a,10bのうち、左側の浮体構造物10a
の船底外板11の下面に、予め、横断面L形のガイド部
材12を介して横断面L形の止水枠13aを着脱自在に
取り付ける一方、右側の浮体構造物10bの船底外板1
1の下面にも、左側の浮体構造物10aと同様に、横断
面L形のガイド部材12を介して横断面L形の止水枠1
3bを着脱自在に取り付ける。
【0007】止水枠13a,13bとガイド部材12と
の結合は、それらのフランジ15に装着したボルト・ナ
ット等の連結具16によって行なうようになっている。
右側の止水枠10bは、左側の止水枠10aより、若
干、大きめに形成し、左側の止水枠10aの継手部14
aの下面17が、右側の止水枠10bの継手部14bの
上面18に接するようになっている。こうすることで、
2つの船底外板11間の位置合わせ精度を確保すること
ができる。浮体構造物10a,10bは、夫々、中空の
直方体状に形成されている。
【0008】次いで、隣接する2つの浮体構造物10
a,10bを互いに矢印の方向(図1参照)に接近させ
て、図2のように、止水枠13aの継手部14aと止水
枠13bの継手部14bとを重ね合わせた後、重合した
継手部14a,14b同士を水中溶接機1によって水中
溶接し、互いに接合させる。次いで、図3のように、隣
接する浮体構造物10a,10b間を止水板20で液密
状に閉塞する。
【0009】次いで、止水枠13a,13bを介して連
結された2つの浮体構造物10a,10b間の海水を排
水した後、両側に裏当材31をセットした船底外板接合
用外板30を、図4のように、斜めに傾斜させながら左
右の船底外板11の隙間19を通って船底外板11の下
方に入り込ませる。次いで、図5のように、左右両側の
船底外板11間に船底外板接合用外板30をセッテング
した後、自動溶接機2を用いて船底外板11と船底外板
接合用外板30を大気中で片面自動溶接して互いに接合
させる。
【0010】上記のセッテング時に、船底外板11の寸
法調整が必要な場合は、現場にて、開先処理を行なう。
また、終始端の溶接割れは、除去し、ティグ溶接(TI
GW)にて補修溶接する。更に、溶接部検査装置(U
T)40によって発見された溶接欠陥は、上記と同様
に、ティグ溶接(TIGW)にて補修溶接する。
【0011】なお、裏当材31の高さ調整は、図6のよ
うに、裏当材31の下に入れるスペーサ32で行なう。
裏当材31は、市販されているセラミックス製の裏当材
を使用したが、これに限らず、溶接後、除去できるもの
であればよい。しかる後に、ボルト・ナット等の連結具
16を外して止水枠13a,13bをガイド部材12か
ら取り外すと共に、裏当材31を支持している支持部材
33を水中切断して裏当材31を撤去するガイド部材1
2のフランジ15は、図示しない水中検査ロボットのガ
イドとして使用する。
【0012】以上の説明では、止水枠13aの継手部1
4aと止水枠13bの継手部14bとを重ね合わせる場
合について説明したが、これに限らず継手部14a,1
4b同士を互いに突き合わせるようにしても差し支えな
い。なお、浮体構造物10a,10bの甲板外板(図示
せず)は、甲板外板接合用外板によって接合する。
【0013】
【発明の効果】上記のように、本発明は、隣接する浮体
構造物を接近させて浮体構造物の船底外板下面にガイド
部材を介して取り付けた止水枠の継手部同士を係合さ
せ、次いで、前記継手部同士を水中溶接して接合させる
と共に隣接する浮体構造物間を止水板で閉塞させ、次い
で、止水枠を介して連結させた浮体構造物間の水を排水
し、次いで、隣接する船底外板間に、裏当材をセットし
た船底外板接合用外板をセッテングし、次いで、船底外
板と船底外板接合用外板を大気中で溶接して接合させ、
しかる後に、止水枠及び裏当材を撤去するので、隣接す
る浮体構造物の船底外板同士を海上にて高精度で、か
つ、効率的に溶接することが可能になった。
【0014】即ち、 (1) 船底外板セッテイング時の水平方向の位置修正が容
易になる。 (2) 水中での作業をできるだけ少なくできる。 (3) 船底外板の溶接の位置合わせが容易になる。 (4) 船底外板の溶接が信頼性のある大気中溶接で行なえ
る。
【0015】(5) 船底外板のセッテイング誤差等による
溶接部の修正を現場で行なえる。 (6) 船底外板の片面自動溶接の裏当材が容易にセッテイ
ングできる。 (7) 船底外板の溶接部の非破壊検査が大気中でできる。 (8) 船底外板の溶接部の検査が外部からもできる。 (9) 船底外板の溶接部の隙間腐食の心配がない。 (10) 船底に取り付けたガイドのフランジが船底検査用
ガイドとして流用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】隣接する浮体構造物を矢印方向に接近させる様
子を示す説明図である。
【図2】止水枠の継手部を溶接する様子を示す説明図で
ある。
【図3】隣接する浮体構造物間を止水板で閉塞させた様
子を示す説明図である。
【図4】船底外板接合用外板をセッテングする様子を示
す説明図である。
【図5】船底外板接合用外板と船底外板を溶接する様子
を示す説明図である。
【図6】裏当材をセットした船底外板接合用外板の斜視
図である。
【図7】裏当材や止水枠を取り外した様子を示す説明図
である。
【符号の説明】
10a,10b 浮体構造物 11 船底外板 12 ガイド部材 13a,13b
止水枠 14a,14b 継手部 20 止水板 31 裏当材 30 船底外板接
合用外板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する浮体構造物を接近させて浮体構
    造物の船底外板下面にガイド部材を介して取り付けた止
    水枠の継手部同士を係合させ、次いで、前記継手部同士
    を水中溶接して接合させると共に隣接する浮体構造物間
    を止水板で閉塞させ、次いで、止水枠を介して連結させ
    た浮体構造物間の水を排水し、次いで、隣接する船底外
    板間に、裏当材をセットした船底外板接合用外板をセッ
    テングし、次いで、船底外板と船底外板接合用外板を大
    気中で溶接して接合させ、しかる後に、止水枠及び裏当
    材を撤去することを特徴とする浮体構造物の海上接合方
    法。
  2. 【請求項2】 止水枠をガイド部材に着脱自在に取り付
    けた請求項1記載の浮体構造物の海上接合方法。
  3. 【請求項3】 対向する継手部同士を重合させた請求項
    1記載の浮体構造物の海上接合方法。
JP6161255A 1994-07-13 1994-07-13 浮体構造物の海上接合方法 Withdrawn JPH0826178A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008513730A (ja) * 2003-09-23 2008-05-01 ハイドロ−ケベック 水中の物体の位置をリアルタイムで決定するための方法および装置
JP2011219095A (ja) * 2005-06-27 2011-11-04 Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering Co Ltd 船舶の付加浮力進水工法及びその装置

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