JPH08261779A - 経路案内装置 - Google Patents

経路案内装置

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JPH08261779A
JPH08261779A JP6838395A JP6838395A JPH08261779A JP H08261779 A JPH08261779 A JP H08261779A JP 6838395 A JP6838395 A JP 6838395A JP 6838395 A JP6838395 A JP 6838395A JP H08261779 A JPH08261779 A JP H08261779A
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Kazuhiko Miyano
和彦 宮野
Atsushi Ichimura
淳 市村
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 事前に経路探索する必要がなく、短時間で事
前に設定した経路の概要を把握する機能を実現する。 【構成】 道路地図データ40は、複数の矩形のユニッ
ト41〜49に分割されて記録される。開始点60から
目的地61までを結ぶ直線を含むユニット44,45,
48に湖62などの道路不存在区域がなければ、直線が
案内経路として設定される。道路不存在区域があるとき
には、ユニット41、ユニット42、ユニット43、ユ
ニット46、ユニット49を通る経路が案内経路として
選択され、ユニットが順番に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両が出発地点から目
的地点まで走行する経路を案内するナビゲーション装置
などの経路案内装置、特に出発点から目的地点までの経
路の概略を迅速に把握することができる経路案内装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ナビゲーション装置では車両
の運転を支援するために、種々の方式で出発地点から目
的地点までの走行経路の案内を行っている。さらに、出
発地点から目的地点までの通過経路を設定可能であった
り、到達時間や通過距離などの観点から最適な経路を探
索する機能を有するものが多い。車両の走行前に設定あ
るいは探索された経路上を、実際に車両が走行中に、間
違えないで走行することができるように案内する機能を
備えるものも多い。
【0003】たとえば、特開昭62−276700号公
報の先行技術は、予め車両出発位置から目的位置の間に
交差点を登録し、車両が登録された交差点を通過する際
に、登録された交差点間を結ぶ直線を走行することが不
適当である場合には方向を変えるように案内する構成が
開示されている。また、特開平2−275309号公報
には、現在位置と目的位置までの間に複数ポイントを設
定可能で、現在位置から次のポイントまたは目的地まで
の間で地図表示の縮尺を切換えながら走行案内する構成
が開示されている。特開平5−223588号公報で
は、車両の現在地をGPS電波を受信して測位し、次の
通過地点あるいは目的地点までの方位や距離を算出して
案内する構成が開示されている。
【0004】以上の各先行技術は、車両が走行している
最中に目的地あるいは途中の通過地点までの案内を行
う。模擬走行案内として、出発地から通過地点を介して
目的地に至る経路を探索し、その経路上を通るようなド
ライブシミュレーションを行う方式も知られている。特
開平6−35401号公報の先行技術は、出発地、現在
地、通過地点および目的地などの地点間を直線的にスク
ロール表示させながら地図データを表示する構成を開示
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭62−2767
00号公報、特開平2−275309号公報、あるいは
特開平5−223588号公報の先行技術は、車両が走
行している現在地と予め設定される通過地点あるいは目
的地点との関係に基づいて経路案内を行う。このような
経路案内が効果的に行われるのには、通過地点などの選
択が重要である。これらの先行技術では、通過地点は予
め選択されていることが前提となり、通過地点自体の選
択に対する支援機能は有していないことになる。
【0006】特開平6−35401号公報の先行技術
は、2地点を結ぶ直線から所定距離範囲を含む複数の地
図データを順次読取り、2つの地点間を自動的かつ連続
的にスクロール表示する。ナビゲーション装置などに使
用される道路地図データは、地球表面上の経線および緯
線方向に延びる直交する境界線で分割されるユニットか
ら構成される。このような矩形ユニットの境界線と、2
地点を結ぶ直線とは必ずしも平行ではなく、一般には傾
斜している。このため2地点間の地図データを順次読取
って連続的にスクロール表示する画像処理は、複数の矩
形ユニットに関連して、かなり処理量が多くなって時間
がかかる。
【0007】車両走行用の集計地点の選択などのような
目的では、軽く短時間見るだけですむ部分と、長時間ゆ
っくり見る必要がある部分とが混在している。全体とし
て短時間で効率よく経路案内を行うためには、スクロー
ル表示などの処理も簡単にして、短時間に多くの情報を
得られるようにすることが望ましい。
【0008】模擬走行案内の機能は、事前に経路探索を
行う必要がある。そのため、探索にある程度の時間を
要し、探索では所望の経路が得られない場合があって
通過地点の変更が必要となる、などの問題がある。
【0009】本発明の目的は、事前に経路探索をする必
要がなく、短時間で予め設定した経路の概要を把握する
ことができる機能を有する経路案内装置を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、道路地図デー
タを複数の矩形ユニットに分割して記録し、異なる矩形
ユニットに存在する地点間の道路地図を地点間を結ぶ案
内用経路に沿って表示する経路案内装置において、案内
用経路上に予め定める関係に従って設定される地点を中
心にして道路地図を表示する地図表示手段を含むことを
特徴とする経路案内装置である。また本発明の前記地図
表示手段は、前記案内用経路に対応する位置を、予め設
定される標識で表示することを特徴とする。また本発明
は、前記案内経路として、前記地点間を結ぶ直線を選択
し、選択された直線を含む隣接矩形ユニット中に道路の
存在しない地域が存在するときには異なる方向に隣接す
る矩形ユニットを通るように案内経路を設定する経路設
定手段を含むことを特徴とする。また本発明は、前記地
点を複数個設定する地点設定手段を含み、前記地図表示
手段は、地点設定手段によって設定された地点が存在す
る矩形ユニットを含む矩形ユニットを順次表示し、各矩
形ユニットを表示する時間を変更する時間変更手段をさ
らに含むことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に従えば、道路地図データは、複数の矩
形ユニットに分割した形で記録されており、異なる矩形
ユニットに存在する地点間を結ぶ案内経路に沿って矩形
ユニット内の道路地図データが表示される。地図表示手
段による道路地図の表示は、案内用経路上に予め定める
関係に従って設定される地点を中心とするように行われ
る。経路探索を行う前に経路の概要を知ることができ
る。所望に近い経路探索を行うために必要な通過地点、
経由地点あるいは中継地点などとして選択すべき地点も
充分に事前調査することができる。
【0012】また本発明に従えば、地図表示手段によっ
て案内用経路に対応する位置を予め設定される標識で表
示するので、その標識に対応する上空から地表を見るよ
うな感覚で経路の事前調査を行うことができる。
【0013】また本発明に従えば、経路設定手段は、案
内経路として地点間を結ぶ直線を選択し、選択された直
線を含む隣接矩形ユニット中に道路の存在しない地域、
たとえば水域、山岳等が存在するとき、異なる方向に隣
接する矩形ユニットを通るように案内経路を設定する。
直線距離が近くても、道路が走行困難な可能性のある地
域を自動的に迂回して案内経路を設定するので、経路探
索を行わないでも実用性の高い案内経路に沿った調査を
行うことができる。
【0014】また本発明に従えば、地点設定手段は複数
個の地点を設定して、地図表示手段によって設定された
地点を含む矩形ユニットを順次表示させ、時間変更手段
によって各矩形ユニットを表示する時間を変更すること
ができる。経路探索を行わないので、案内経路の設定は
簡単に行うことができ、地点設定手段によって案内経路
が通過する必要がある部分を任意に設定することができ
る。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の基本的な電気的
構成を示す。地図記録装置1には道路や交差点の情報を
記録し、現在位置検出装置2によって検出される車両の
現在位置を含む一定の範囲を表示装置3によって画像表
示する。表示装置3は、たとえばカラーLCDやカラー
CRTなどによって、道路地図を表示し、その上に車両
の現在位置を重ねて表示する。
【0016】そのような表示用の画像処理は、マイクロ
コンピュータなどを含んで実現される中央処理回路4が
ROMやRAMを含むメインメモリ5をプログラムメモ
リやワークエリアなどとして利用しながら行う。中央処
理回路4は、表示装置3による表示データを作成し、画
像出力駆動回路6を介して表示装置3による表示を行わ
せる。車両が走行する経路は、操作キー7などを介して
予め中央処理回路4に入力される。本実施例では、表示
装置3による画像表示ばかりではなく、音声出力駆動回
路8を介して音声出力装置9から音声メッセージによる
案内も行われる。たとえば、交差点に接近して交差点の
拡大図が表示される際に音声メッセージも同時に発生さ
せれば、運転者は交差点拡大図が表示装置3に表示され
ていることを見ないでも知ることができる。
【0017】中央処理回路4と地図記録装置1および現
在位置検出装置2との間は、通信バス10を介してデー
タ通信可能である。地図記録装置1内には、道路地図デ
ータや道路情報が記録されているCD−ROMディスク
11が含まれ、異なる地域のデータや最新のデータを記
録したものと交換可能である。CD−ROMディスク1
1内に記録されている道路地図データや道路情報は、で
きるだけ多くの情報が信頼性の高い状態で記録されるよ
うに、予め特定のコード形態に変形されているので、デ
コーダ12によって処理しやすいデータの形に戻し、処
理回路13によって中央処理回路4あるいは現在位置検
出装置2に対して通信バス10から伝送される。
【0018】現在位置検出装置2では、地磁気センサ2
1からの信号をアナログ/デジタル変換(以下「A/
D」と略称する)回路22を介して入力し、ジャイロセ
ンサ23からの信号をA/D回路24を介して受信し、
車輪速センサ25からの信号をパルスカウンタ26で計
数してその出力を入力し、バックギア信号27を入力す
る。地磁気センサ21は、車両の走行方向を地磁気を基
準として検出する。ジャイロセンサ23は、車両の走行
方向の変化を検出する。車輪速センサ25は、車両の車
輪速から車両の速度に対応するデータを入力する。バッ
クギア信号27は、車両が後退しているときに発生され
る。これらの入力信号に従って、基準点、たとえば出発
点からの車両の現在位置が相対的に算出される。このよ
うな推測航法のみでは、絶対的な車両の現在位置を知る
ことができないので、GPSアンテナ28を介して受信
される複数のGPS衛星からの電波を利用して、GPS
レシーバ29が車両の絶対的な現在位置を検出する。処
理回路20は、車両の相対的な現在位置あるいはGPS
から求められる絶対的な現在位置と、記録装置1から読
出される道路地図データとを比較し、マップマッチング
法などによって、より確実な車両の現在位置として、車
両の現在位置が道路上となるように修正を行う場合もあ
る。車両の現在位置は、最終的に処理回路20から通信
バス10を介して中央処理回路4に与えられる。
【0019】交通規制などの道路情報は、VICSなど
の局地的なビーコン放送や、FM多重放送などの広域放
送電波を通じて送信されている。このような道路情報を
道路情報受信装置30によって受信し、道路情報記憶装
置31に記憶する。中央処理装置4は、通信バス10を
介して道路情報記憶装置30内の記憶内容を読出し、後
述するように表示装置3による交差点付近の拡大図表示
の際に併せて表示する。
【0020】図2は、図1の実施例の構成を機能的なブ
ロックとしてまとめて示す。現在位置検出部2は、図1
の現在位置検出装置2によって実現される。経路探索処
理部4a、経路案内処理部4bおよび交差点拡大図表示
部4cは、図1の中央処理回路4によって実現される。
入力装置7aは図1の操作キー7によって実現される。
これらの構成は、一般的なナビゲーション装置の構成と
大略的に一致し、本実施例では、経路案内処理部4bが
経路探索処理部4aで経路を探索する以前に、概略的な
経路案内を行う。
【0021】図3は、図1の実施例の動作を示す。ステ
ップa1から動作を開始するけれども、この時点ではす
でに案内経路上に設ける出発地点、目的地点あるいは通
過地点の設定は終了しているものとする。ステップa2
では、処理に必要な各変数等の初期化を行う。ステップ
a3では、案内経路上にとられる地点データの格納配列
番号を示すパラメータiに0を代入する。地点データ
は、後述する図6のようなデータ構造を有する。
【0022】ステップa4では、地点データのi番目の
地点の座標(xi,yi)を読込む。ステップa5では、
ステップa4で読込んだ地点の座標(xi,yi)を中心
に地図を描画する。ステップa6では、描画後一定時
間、たとえば3秒経過したか否かを判定する。この時間
の値は、ユーザが自由に設定することができる。ステッ
プa6で時間が経過していないと判断されるときには、
ステップa7に移り、次の地点の表示への要請があるか
否かを判断する。要請がなければステップa6に戻る。
【0023】ステップa6で所定時間が経過したと判断
されるとき、あるいはステップa7で次の地点への表示
要請があると判断されるときには、ステップa8に移
り、パラメータiをインクリメントして1だけ増加させ
る。ステップa9では、パラメータの値から1だけ小さ
い値が、目的地を示す地点の番号であるか否かを判断す
る。目的地に到達していないときにはステップa4に戻
り、到達しているときにはステップa10で動作を終了
する。ステップa7の次の地点への表示要請は、図1の
操作キー7のうちの1つを利用して行う。実際の表示画
面を見ながら不要な地点の表示を早く終了させ、全体と
しての表示を迅速に行わせることができる。
【0024】図4は、図1の構成による本発明の他の実
施例の動作を示す。ステップb1からステップb3まで
の動作は、図3のステップa1からステップa3までと
同様である。ステップb4では、i番目の地点(xi
i)とi+1番目の地点(xi+1,yi+1)の座標を読
込む。ステップb5では、2地点間を結ぶ線分Li と方
位diriを求める。パラメータdiriは、地図上に表
示する車両マークの向きを決定するために用いる。ステ
ップb6では、パラメータjに0を代入する。ここで、
jは線分LiをN分割して座標移動するときのカウンタ
を示す。線分Liと分割の方法は後述する図7によって
示す。
【0025】ステップb7では、線分LiをN等分した
j番目の座標(xi,j ,yi,j)を中心に地図を描画す
る。次にステップb8で、パラメータjをインクリメン
トして1だけ増加させる。ステップb9では、j−1の
値がNと等しくなっているか否かを判断する。等しくな
っていないときにはステップb7に戻る。すなわちステ
ップb7からステップb9までは、N等分した地点を順
番に表示しながら地図をスクロールさせることになる。
このときNの値を変えることによって、スクロールの速
度を調整することができる。
【0026】ステップb10では、パラメータiの値を
1つ増やす。ステップb11では、現在表示しているこ
とになる、i−2の値が、目的地であるか否かを判定す
る。目的地であればステップb12で処理を終了し、そ
うでなければステップb4に戻り次の地点の描画処理へ
移る。
【0027】図5は、本発明のさらに他の実施例による
動作を示す。ステップc1からステップc3までは、図
3のステップa1からステップa3までと同様である。
ステップc4からステップc6までは、図4のステップ
b4からステップb6までと同様である。
【0028】ステップc7では、線分LiをN等分した
j番目の座標(xi,j ,yi,j)を算出する。ステップ
c8では、座標(xi,j,yi,j)から、線分Liとユニ
ットの境界との接点(xb,yb)までの長さlen を算出
する。ユニットは、後述する図8に示すように、全体の
地図を矩形に分割した単位である。各ユニット内の道路
地図データ構造は、後述する図9に示される。
【0029】図6は、地点データのデータ構造を示す。
地点番号は0,1,2,…,Mまで用意され、番号0は
開始地点、番号Mは目的地点を表す。途中の番号1,
2,…は経由地点1,経由地点2,…の地点名で表され
る。座標データは開始地点については(x0,y0)、経
由地点1については(x1,y1)、経由地点2について
は(x2,y2)…目的地点については(xM,yM)で表
される。
【0030】図7は、線分Li の分割方法を示す。図7
は8等分の場合を示し、パラメータjが1から8まで、
座標(xi,yi)と座標(xi+1,yi+1)間の線分が分
割される。
【0031】図8は地図のユニット分割の状態を示す。
たとえば全体の道路地図データ40は、ユニット41〜
ユニット49までの9個の矩形ユニットに分割される。
横方向の境界線は、地球表面の緯線に平行であり、縦方
向の境界線は地球表面上の経線に平行である。
【0032】図9は道路地図データのデータ構造の一例
を示す。道路地図データ50は、ヘッダ51、ノードテ
ーブル52、リンクテーブル53および隣接ノードテー
ブル54から構成される。ヘッダ51には、「データ総
サイズ」、「緯度経度」、「ノードテーブルサイズ」、
「ノードテーブルの先頭アドレス」、「リンクテーブル
サイズ」、「リンクテーブルの先頭アドレス」、「隣接
ノードテーブルサイズ」、および「隣接ノードテーブル
の先頭アドレス」が含まれる。ノードテーブル52に
は、ノード1,ノード2,…,ノードnの複数のノード
が含まれ、各ノードには「ノード座標」、「分岐数」、
「接続リンクリスト」、「接続ノードリスト」、「交差
点名称」、「右左折禁止情報」、および「隣接ノードテ
ーブル番号」が含まれる。リンクテーブル53には、リ
ンク1,リンク2、…,リンクmの複数のリンクが含ま
れ、各リンクには「道路種別」、「副員」、「交通規制
(一方通行、速度規制等)」、「トンネル属性」、「高
架属性」、「有料属性」、および「道路名称」が含まれ
る。隣接ノードテーブル54には、隣接ノード1,隣接
ノード2,…,隣接ノードkの複数の隣接ノードが含ま
れ、各隣接ノードには「隣接ユニット番号」および「隣
接ユニット内のノード番号」が含まれる。
【0033】図5のステップc9以下の動作を、図10
と対応付けながら説明する。図10では、開始地点60
および目的地点61の2地点が設定されており、座標
(x0,y0)および座標(x1 ,y1)間のスクロール
となる。図10では、道路不存在区域として湖62が存
在するので、道路地図データ40を構成するユニット4
1〜49相互間には、次のような関係が成立している。 ユニット44,45,47,48には、湖62が存在
し、ユニット間の境界を接続する道路は存在しない。 ユニット41−42,42−43,43−46,46
−49間には道路による接続が存在する。
【0034】P1の地点まで到達すると、線分L0 とユ
ニット41およびユニット44の境界B1との接点まで
の距離len が100m以下なので、ステップc9の条件
が成立せずにステップc10へ移る。ステップc10で
は、から境界B1上に道路の接続点がないので、条件
が成立し、ステップc11に処理が移る。ステップc1
1の処理では、境界B1に接する境界のうちで、目的地
点61が存在する側の境界、すなわちユニット41と4
2との間の境界にはから道路の接続があるので、ステ
ップc12に移る。ステップc12でユニット間を地点
P1から地点P2まで移動し、移動先を新たに地点(x
i,yi)としてステップc5に戻る。図10の地点P2
から地点P3への移動も同様に行う。地点P2およびP
3は、ユニット42,43内で、ユニット41内で地点
41が占める位置にとる。
【0035】次に地点P3から目的地点61への処理を
説明する。この場合、ステップc10の処理で、地点P
3から目的地点61へ向かうユニット43と49との間
の境界には道路の接続があるので、ステップc10の条
件は成立せず、ステップc13に移る。ステップc13
〜ステップc18の処理は、図4のステップb7〜ステ
ップb12の処理と同様である。このようにして図10
のスクロール軌跡63,64として示すように、道路の
存在しないユニットを避けるようなスクロールが可能と
なる。なお、ステップc11でどちらにも道路が接続す
るユニットがないと判定する場合は、単純な直線スクロ
ールを行う。また、道路不存在区域には、湖62ばかり
ではなく、海など他の種類の水域や、山岳なども該当す
る。
【0036】図11は、図1の表示装置3および音声出
力装置9を用いて行われる経路案内の状態を示す。図1
1(1)では、航空機によって表される案内マーク70
と中継地点WP1が表示され、「中継地点まで500
m」の案内表示と、「中継点に近づきました」という音
声案内が行われる。図11(2)では、さらに画像がス
クロールし、「中継地点まで300m」の案内表示と、
「中継点周辺です」という音声案内が行われる。図11
(3)では、「中継地点まで0m」という案内表示が行
われ、案内マーク70が中継地点マークWP1に重な
る。案内マーク70は、上空から見るというイメージを
強調するために、飛行機やヘリコプターを表すことが好
ましい。通常ナビゲーション装置では、車両が走行中の
自車位置を表す車両マークが決められているけれども、
案内マーク70を車両マークとは異なる形態とすること
によって、道路上を走行する場合と混同するおそれを軽
減することができる。音声案内あるいは距離案内は、い
ずれか一方でもよく両者とも行わないこともできる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、事前に経
路探索を行うことなく、異なる矩形ユニットに存在する
地点間の道路地図を地点間を結ぶ案内経路に沿って簡単
に表示することができる。簡単な処理で案内経路に沿っ
た表示を行うことができるので、短時間におおまかな経
路を容易に把握することができる。
【0038】また本発明によれば、案内経路に対応する
位置に予め設定される標識が表示されるので、案内経路
に沿って上空を飛行しながら地上を見るような感覚で、
既存の道路にとらわれずに、経路の把握を行うことがで
きる。
【0039】また本発明によれば、道路が存在する可能
性がある地図のみを表示するので、走行すべき道路の決
定が容易になり、中継地点などの選択においても便宜が
図られる。
【0040】また本発明によれば、地点設定手段によっ
て複数地点を設定することによって、案内経路の通過す
べき地点をある程度限定することができ、各地点毎に表
示する時間を時間変更手段によって変更することができ
る。車両の走行目的あるいは運転者によって、通過地点
や表示時間についての要求が異なるけれども、それらを
適宜設定可能であるので、利用しやすい経路案内装置を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の簡略化した電気的構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の実施例の機能的な構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の一実施例による図1の構成の動作を示
すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施例による図1の構成の動作を
示すフローチャートである。
【図5】本発明のさらに他の実施例による図1の構成の
動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施例に関連する地点データのデータ
構造図である。
【図7】本発明の実施例に関連する線分の分割方法を示
す図である。
【図8】本発明の実施例に関連する地図のユニット分割
状態を示す図である。
【図9】本発明の実施例に関連する道路地図データ構造
図である。
【図10】図5の実施例を説明するための地図データを
示す模式図である。
【図11】本発明の各実施例における経路案内の状態を
説明する図である。
【符号の説明】
1 地図記録装置 2 現在位置検出装置 3 表示装置 4 中央処理装置 5 メインメモリ 7 操作キー 7a 入力装置 9 音声出力装置 10 通信バス 11 CD−ROMディスク 20 処理回路 21 地磁気センサ 23 ジャイロセンサ 25 車輪速センサ 27 バックギア信号 29 GPSレシーバ 40,50 道路地図データ 41〜49 ユニット 60 開始点 61 目的地 62 湖 70 案内マーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路地図データを複数の矩形ユニットに
    分割して記録し、異なる矩形ユニットに存在する地点間
    の道路地図を地点間を結ぶ案内用経路に沿って表示する
    経路案内装置において、 案内用経路上に予め定める関係に従って設定される地点
    を中心にして道路地図を表示する地図表示手段を含むこ
    とを特徴とする経路案内装置。
  2. 【請求項2】 前記地図表示手段は、前記案内用経路に
    対応する位置を、予め設定される標識で表示することを
    特徴とする請求項1記載の経路案内装置。
  3. 【請求項3】 前記案内経路として、前記地点間を結ぶ
    直線を選択し、選択された直線を含む隣接矩形ユニット
    中に道路の存在しない地域が存在するときには異なる方
    向に隣接する矩形ユニットを通るように案内経路を設定
    する経路設定手段を含むことを特徴とする請求項1また
    は2記載の経路案内装置。
  4. 【請求項4】 前記地点を複数個設定する地点設定手段
    を含み、 前記地図表示手段は、地点設定手段によって設定された
    地点が存在する矩形ユニットを含む矩形ユニットを順次
    表示し、 各矩形ユニットを表示する時間を変更する時間変更手段
    をさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の経路案内装置。
JP6838395A 1995-03-27 1995-03-27 経路案内装置 Expired - Lifetime JP3017656B2 (ja)

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JP2001311626A (ja) * 2000-02-24 2001-11-09 Fujitsu Ltd 案内データ処理方法,案内データ処理用プログラムの記録媒体および案内データ処理用プログラム
EP1253571A2 (en) * 2001-04-27 2002-10-30 Pioneer Corporation Navigation terminal device and navigation method

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