JPH08261718A - 干渉計を用いた測定装置及び方法 - Google Patents
干渉計を用いた測定装置及び方法Info
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- JPH08261718A JPH08261718A JP7315291A JP31529195A JPH08261718A JP H08261718 A JPH08261718 A JP H08261718A JP 7315291 A JP7315291 A JP 7315291A JP 31529195 A JP31529195 A JP 31529195A JP H08261718 A JPH08261718 A JP H08261718A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 干渉計を用いた測定装置および方法におい
て、環境の影響から干渉計のレーザ・ビームを隔離する
こと。 【構成】 物体までの距離の測定に使用する干渉計に、
レーザー・シースが設けられる。シースが、測定ビーム
の路の実質的な部分を封入し、測定距離に対する環境の
影響を緩和する、(たとえば真空またはヘリウムなどの
ガスの)制御された環境を提供する。シースは可変長
で、対象側のシース端を対象から近距離に維持するた
め、従動部に反応する。
て、環境の影響から干渉計のレーザ・ビームを隔離する
こと。 【構成】 物体までの距離の測定に使用する干渉計に、
レーザー・シースが設けられる。シースが、測定ビーム
の路の実質的な部分を封入し、測定距離に対する環境の
影響を緩和する、(たとえば真空またはヘリウムなどの
ガスの)制御された環境を提供する。シースは可変長
で、対象側のシース端を対象から近距離に維持するた
め、従動部に反応する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ干渉計を用
いた測定方法と装置に係り、特に環境の影響から干渉計
のレーザ・ビームを隔離する方法を改良した、半導体製
造システムのウェーハの位置決めに有用なものである。
いた測定方法と装置に係り、特に環境の影響から干渉計
のレーザ・ビームを隔離する方法を改良した、半導体製
造システムのウェーハの位置決めに有用なものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、半導体ウェーハ100を位置決
めするための典型的な先行技術の配置構成を単純化した
概略透視図である。ウェーハ100は、制御可能な位置
決め装置115をX方向に操作することによって移動可
能なベッド110と、制御可能な位置決め装置125を
Y方向に操作することによって移動可能なベッド120
とを有するXYステージ105上のチャックに取り付け
られる。位置決め装置およびベッドは、固定プラットフ
ォーム130に取り付けられる。図示された配置構成で
は、ステージ105を使用して、ステップ・アンド・リ
ピート・ウェーハ露光装置内にある光源135、レチク
ル140および投影レンズ・アセンブリ145が生成す
る光学像に対してウェーハ100の位置を決定する。X
およびY方向それぞれにおけるウェーハ100の位置
は、光源150、ビーム・スプリッタ155、干渉計1
60および165、および鏡体170および175を有
するレーザ干渉計システムによって測定される。ビーム
・スプリッタ155によって分割されたレーザ・ビーム
180が、干渉計160および165に供給される。次
に、干渉計160は、ビームを基準レーザ・ビーム(図
示せず)と、X方向にウェーハ100の位置を測定する
ために鏡体170に与えられる測定レーザ・ビーム18
5とに分割する。干渉計165は、ビームを、基準レー
ザ・ビーム(図示せず)と、Y方向にウェーハ100の
位置を測定するために鏡体175に与えられる測定レー
ザ・ビーム190とに分割する。測定された位置は、位
置決め装置115および125を制御して閉鎖ループ制
御システム内でウェーハを位置決めするステージ制御回
路(図示せず)にフィードバックされる。
めするための典型的な先行技術の配置構成を単純化した
概略透視図である。ウェーハ100は、制御可能な位置
決め装置115をX方向に操作することによって移動可
能なベッド110と、制御可能な位置決め装置125を
Y方向に操作することによって移動可能なベッド120
とを有するXYステージ105上のチャックに取り付け
られる。位置決め装置およびベッドは、固定プラットフ
ォーム130に取り付けられる。図示された配置構成で
は、ステージ105を使用して、ステップ・アンド・リ
ピート・ウェーハ露光装置内にある光源135、レチク
ル140および投影レンズ・アセンブリ145が生成す
る光学像に対してウェーハ100の位置を決定する。X
およびY方向それぞれにおけるウェーハ100の位置
は、光源150、ビーム・スプリッタ155、干渉計1
60および165、および鏡体170および175を有
するレーザ干渉計システムによって測定される。ビーム
・スプリッタ155によって分割されたレーザ・ビーム
180が、干渉計160および165に供給される。次
に、干渉計160は、ビームを基準レーザ・ビーム(図
示せず)と、X方向にウェーハ100の位置を測定する
ために鏡体170に与えられる測定レーザ・ビーム18
5とに分割する。干渉計165は、ビームを、基準レー
ザ・ビーム(図示せず)と、Y方向にウェーハ100の
位置を測定するために鏡体175に与えられる測定レー
ザ・ビーム190とに分割する。測定された位置は、位
置決め装置115および125を制御して閉鎖ループ制
御システム内でウェーハを位置決めするステージ制御回
路(図示せず)にフィードバックされる。
【0003】この一般的タイプの既知のシステムは、ス
テージ、ウェーハおよび光学システムが大気に囲まれて
いるが、通常は、空調環境により塵および気温が制御さ
れる。それでも、気温はレーザ・ビーム測定の長さにわ
たって短い期間に十分変化し、ウェーハ位置測定に有意
の誤差を招く。このような変化は、たとえば位置決め装
置115および125、光源135、および/またはレ
ーザ光源150などの、熱を発生するコンポーネントか
ら生じることがある。
テージ、ウェーハおよび光学システムが大気に囲まれて
いるが、通常は、空調環境により塵および気温が制御さ
れる。それでも、気温はレーザ・ビーム測定の長さにわ
たって短い期間に十分変化し、ウェーハ位置測定に有意
の誤差を招く。このような変化は、たとえば位置決め装
置115および125、光源135、および/またはレ
ーザ光源150などの、熱を発生するコンポーネントか
ら生じることがある。
【0004】図2は、位置測定における環境変化の影響
を示す。干渉計160と鏡体170との間の距離Lは、
X方向に位置合わせした測定用レーザ・ビーム185を
使用して測定する。干渉計160は、距離を直接測定す
るのではなく、距離L、およびビーム185が通過する
空気の屈折率ηとに次式によって関連づけられた光路長
OPLを測定する。
を示す。干渉計160と鏡体170との間の距離Lは、
X方向に位置合わせした測定用レーザ・ビーム185を
使用して測定する。干渉計160は、距離を直接測定す
るのではなく、距離L、およびビーム185が通過する
空気の屈折率ηとに次式によって関連づけられた光路長
OPLを測定する。
【数1】
【0005】屈折率に何らかの変化があると、直接OP
Lに影響を与え、それに伴いウェーハ100の見かけの
位置に影響を与える。微分干渉計を使用する状況では、
測定ビームと比較できる環境に基準ビームを配置できる
なら、多少の補償が可能である。これは大規模な環境の
変化を補償することができるが、局所的な変化は適切に
補償しない。たとえば、420mmの路長の見かけの距
離Lを1nm以内まで測定するには、測定レーザ・ビー
ムが通過する空気の温度および圧力は、それぞれ0.0
02°Kおよび0.006mmHg以内に維持しなけれ
ばならないことが計算されている。このような公差は、
既存のテクノロジーでは達成不可能と考えられる。
Lに影響を与え、それに伴いウェーハ100の見かけの
位置に影響を与える。微分干渉計を使用する状況では、
測定ビームと比較できる環境に基準ビームを配置できる
なら、多少の補償が可能である。これは大規模な環境の
変化を補償することができるが、局所的な変化は適切に
補償しない。たとえば、420mmの路長の見かけの距
離Lを1nm以内まで測定するには、測定レーザ・ビー
ムが通過する空気の温度および圧力は、それぞれ0.0
02°Kおよび0.006mmHg以内に維持しなけれ
ばならないことが計算されている。このような公差は、
既存のテクノロジーでは達成不可能と考えられる。
【0006】米国特許第4,814,625号は、XおよびY方
向のレーザ干渉計システムの測定路に沿って、制御され
た温度でステージに向かって空気の流れを吹きつけるた
めに空調装置を設けた、図1に類似した半導体ウェーハ
露光システムについて述べている。このようなシステム
は、測定精度に影響を与えるような気温の変化を制限し
ようとする。米国特許第5,141,318 号は、半導体製造シ
ステム内でウェーハを位置決めするためのレーザ干渉計
測定装置、および方法について述べている。温度制御し
た空気が、測定レーザ・ビームの長さにわたって均一な
空気の層流を吹きつける通気口を通過する。
向のレーザ干渉計システムの測定路に沿って、制御され
た温度でステージに向かって空気の流れを吹きつけるた
めに空調装置を設けた、図1に類似した半導体ウェーハ
露光システムについて述べている。このようなシステム
は、測定精度に影響を与えるような気温の変化を制限し
ようとする。米国特許第5,141,318 号は、半導体製造シ
ステム内でウェーハを位置決めするためのレーザ干渉計
測定装置、および方法について述べている。温度制御し
た空気が、測定レーザ・ビームの長さにわたって均一な
空気の層流を吹きつける通気口を通過する。
【0007】実際には、この2つの特許のシステムに
は、少なくとも2つの大きな欠点がある。第1に、実際
のウェーハ・ステッパ装置では、ステージ近傍の空間が
制限されているため、実行が困難である。第2に、測定
精度の改良は、次世代の半導体プロセスに予想されるニ
ーズには不適切と考えられる。このような配置構成は、
測定精度に対する気温および圧力の影響をある程度緩和
することができるが、環境の変動から、より効果的に隔
離する必要がある。
は、少なくとも2つの大きな欠点がある。第1に、実際
のウェーハ・ステッパ装置では、ステージ近傍の空間が
制限されているため、実行が困難である。第2に、測定
精度の改良は、次世代の半導体プロセスに予想されるニ
ーズには不適切と考えられる。このような配置構成は、
測定精度に対する気温および圧力の影響をある程度緩和
することができるが、環境の変動から、より効果的に隔
離する必要がある。
【0008】ステージを使用してウェーハを位置決め
し、電子光学系およびステージおよびウェーハがすべて
真空チャンバ内に封入されている電子ビーム描画システ
ムが知られている。電子ビーム・システムの操作には真
空環境が必要であるが、それは、半導体製造システムに
とっては非現実的であり、不都合でさえある。ウェーハ
・ステッパ・システムにとって十分に大きい真空システ
ムを構築し、維持することは、費用がかかり複雑であ
る。真空ポンプ、シール、ハウジング要素などは、初期
費用を増加させ、高価な製造スペースを占有することに
なる。システムの保守は、システムの操作中および干渉
があるごとに真空の密閉を保証しなければならないこと
によって阻害される。新しいウェーハが導入されるたび
に真空が失われないよう、エア・ロックが必要となり、
達成可能な生産速度を制限する可能性がある。屈折率が
変化し、複雑な光学露光システムを完全に設計しなおさ
なければならなくなる。
し、電子光学系およびステージおよびウェーハがすべて
真空チャンバ内に封入されている電子ビーム描画システ
ムが知られている。電子ビーム・システムの操作には真
空環境が必要であるが、それは、半導体製造システムに
とっては非現実的であり、不都合でさえある。ウェーハ
・ステッパ・システムにとって十分に大きい真空システ
ムを構築し、維持することは、費用がかかり複雑であ
る。真空ポンプ、シール、ハウジング要素などは、初期
費用を増加させ、高価な製造スペースを占有することに
なる。システムの保守は、システムの操作中および干渉
があるごとに真空の密閉を保証しなければならないこと
によって阻害される。新しいウェーハが導入されるたび
に真空が失われないよう、エア・ロックが必要となり、
達成可能な生産速度を制限する可能性がある。屈折率が
変化し、複雑な光学露光システムを完全に設計しなおさ
なければならなくなる。
【0009】他にも不都合があるものの、真空環境は、
測定レーザ・ビームに対する環境の影響を緩和すること
により、干渉系の測定精度を改善するという利点があ
る。
測定レーザ・ビームに対する環境の影響を緩和すること
により、干渉系の測定精度を改善するという利点があ
る。
【0010】
【発明の要約】本発明の好ましい実施例によると、物体
までの距離の測定に使用する干渉計に、レーザー・シー
スが設けられる。シースが、測定ビームの路の実質的な
部分を封入し、測定距離に対する環境の影響を緩和す
る、(たとえば真空またはヘリウムなどのガスの)制御
された環境を提供する。シースは可変長で、対象側のシ
ース端を対象から近距離に維持するため、従動部に反応
する。環境制御装置は、シース内の環境を制御する。補
正装置は、ビーム路に沿って検出された環境特性に合わ
せて干渉計の測定距離信号を補償し、干渉計と(ステー
ジの鏡体などの)反射面との間の距離を指示する補正信
号を生成する。この装置および方法を使用して、ステッ
プ・アンド・リピート・ウェーハ露光システム、および
精密な距離測定を要する他の用途においてステージ位置
を測定し、制御することができる。
までの距離の測定に使用する干渉計に、レーザー・シー
スが設けられる。シースが、測定ビームの路の実質的な
部分を封入し、測定距離に対する環境の影響を緩和す
る、(たとえば真空またはヘリウムなどのガスの)制御
された環境を提供する。シースは可変長で、対象側のシ
ース端を対象から近距離に維持するため、従動部に反応
する。環境制御装置は、シース内の環境を制御する。補
正装置は、ビーム路に沿って検出された環境特性に合わ
せて干渉計の測定距離信号を補償し、干渉計と(ステー
ジの鏡体などの)反射面との間の距離を指示する補正信
号を生成する。この装置および方法を使用して、ステッ
プ・アンド・リピート・ウェーハ露光システム、および
精密な距離測定を要する他の用途においてステージ位置
を測定し、制御することができる。
【0011】ある実施例では、シースはビーム路の一部
を封入するハウジングを備え、ハウジングは壁および壁
を通るビーム用開口部を有し、シース部分は、ビーム用
開口部を通って延びて、ビーム路におおむね平行な方向
で壁に対して移動するよう支持された細長い中空の部材
を備える。シース部は、ビーム用開口部において空気誘
導式軸受によって支持される。反射面側のシース部の端
は、測定ビームが制御された環境と反射面との間を通過
できるようにする窓によって覆われる。従動部は、シー
ス部をビーム路に沿ってずらすことによって、シース部
の有効長を変化させ、窓を反射面から実質的に一定の距
離に維持する。ギャップ・センサが、窓と反射面との間
の距離を測定し、温度センサがギャップ領域の気温を測
定し、圧力センサが、制御環境内の圧力を検出する。補
正装置は、ギャップ・センサ、温度センサおよび圧力セ
ンサに反応し、空隙の長さ、空隙の温度、制御環境内の
圧力、および窓の屈折率に応じて、測定距離信号を補償
する。
を封入するハウジングを備え、ハウジングは壁および壁
を通るビーム用開口部を有し、シース部分は、ビーム用
開口部を通って延びて、ビーム路におおむね平行な方向
で壁に対して移動するよう支持された細長い中空の部材
を備える。シース部は、ビーム用開口部において空気誘
導式軸受によって支持される。反射面側のシース部の端
は、測定ビームが制御された環境と反射面との間を通過
できるようにする窓によって覆われる。従動部は、シー
ス部をビーム路に沿ってずらすことによって、シース部
の有効長を変化させ、窓を反射面から実質的に一定の距
離に維持する。ギャップ・センサが、窓と反射面との間
の距離を測定し、温度センサがギャップ領域の気温を測
定し、圧力センサが、制御環境内の圧力を検出する。補
正装置は、ギャップ・センサ、温度センサおよび圧力セ
ンサに反応し、空隙の長さ、空隙の温度、制御環境内の
圧力、および窓の屈折率に応じて、測定距離信号を補償
する。
【0012】別の実施例では、シース部を反射面から実
質的に固定した間隔で維持するため、細長い中空部材の
反射面側の端に、軸受を取り付ける。この実施例では、
窓は必要とされない。軸受は、復元力を持って反射面方
向に偏った面と、加圧ガスを放出して面と反射面との間
の分離を維持するための少なくとも1つのオリフィスと
を有する先端部を備える。シース内が真空環境の場合、
システムの減圧能力は、シースに入るガスを排気するの
に十分である。
質的に固定した間隔で維持するため、細長い中空部材の
反射面側の端に、軸受を取り付ける。この実施例では、
窓は必要とされない。軸受は、復元力を持って反射面方
向に偏った面と、加圧ガスを放出して面と反射面との間
の分離を維持するための少なくとも1つのオリフィスと
を有する先端部を備える。シース内が真空環境の場合、
システムの減圧能力は、シースに入るガスを排気するの
に十分である。
【0013】さらに別の実施例では、シース部は、細長
い中空部材の伸縮式のアセンブリを備え、アセンブリ
は、伸縮運動のためにビーム路とほぼ平行の方向に支持
される。さらに別の実施例では、シース部は、可変長の
蛇腹を有して、ビーム路とほぼ平行の方向に伸張および
収縮するよう支持された細長い中空部材を備える。本発
明の以上の特徴およびその他の特徴を、図面を参照しな
がら以下で説明する。図では、同様のコンポーネントは
同様の参照番号で示す。
い中空部材の伸縮式のアセンブリを備え、アセンブリ
は、伸縮運動のためにビーム路とほぼ平行の方向に支持
される。さらに別の実施例では、シース部は、可変長の
蛇腹を有して、ビーム路とほぼ平行の方向に伸張および
収縮するよう支持された細長い中空部材を備える。本発
明の以上の特徴およびその他の特徴を、図面を参照しな
がら以下で説明する。図では、同様のコンポーネントは
同様の参照番号で示す。
【0014】
【実施例】図3は、ウェーハ100の見かけの位置に対
する環境変化の影響を回避するため、図2の配置構成の
理想的な変形を示す。シース300が測定レーザ・ビー
ム185を囲み、真空ポンプ305によって排気が行な
われる。たとえば、420mmの光路の見かけの距離
を、真空中で1nm以内まで測定するには、測定レーザ
・ビームが通過する空気の温度および圧力を、それぞれ
±1.54°Kおよび±0.00618mmHgの公差
で感知しなければならない。このような公差は、たとえ
ば≦1.2mmHgの真空環境では簡単に達成すること
ができる。排気能力が流入速度をはるかに上回る場合
は、シース内の残留ガスを補償するのに光路長を補正す
る必要がないほど低い絶対圧力を達成することができる
はずである。
する環境変化の影響を回避するため、図2の配置構成の
理想的な変形を示す。シース300が測定レーザ・ビー
ム185を囲み、真空ポンプ305によって排気が行な
われる。たとえば、420mmの光路の見かけの距離
を、真空中で1nm以内まで測定するには、測定レーザ
・ビームが通過する空気の温度および圧力を、それぞれ
±1.54°Kおよび±0.00618mmHgの公差
で感知しなければならない。このような公差は、たとえ
ば≦1.2mmHgの真空環境では簡単に達成すること
ができる。排気能力が流入速度をはるかに上回る場合
は、シース内の残留ガスを補償するのに光路長を補正す
る必要がないほど低い絶対圧力を達成することができる
はずである。
【0015】図3の配置構成は、XおよびY方向に自由
に移動できなければならないステージの位置を測定する
には、実際的ではない。というのは、鏡体170が、真
空を損なったり測定レーザ・ビーム300を妨害したり
せずに、XおよびY方向で、干渉計160に対して自由
に移動しなければならないからである。図4は、図3の
配置構成に対して理想的な変形を示す。これは、測定ビ
ーム185を囲むレーザ・シース400が、固定シース
部405と、ウェーハ100がX方向で位置決めされる
につれてステージのベッド110とともに移動する可動
シース部410と、真空を損なわずに可動シース部がX
方向に移動できるようにする摺動シール415と、ベッ
ド120がY方向に移動するにつれて、鏡体170がシ
ース部410に対して摺動できるようにする摺動シール
420とで構成される。
に移動できなければならないステージの位置を測定する
には、実際的ではない。というのは、鏡体170が、真
空を損なったり測定レーザ・ビーム300を妨害したり
せずに、XおよびY方向で、干渉計160に対して自由
に移動しなければならないからである。図4は、図3の
配置構成に対して理想的な変形を示す。これは、測定ビ
ーム185を囲むレーザ・シース400が、固定シース
部405と、ウェーハ100がX方向で位置決めされる
につれてステージのベッド110とともに移動する可動
シース部410と、真空を損なわずに可動シース部がX
方向に移動できるようにする摺動シール415と、ベッ
ド120がY方向に移動するにつれて、鏡体170がシ
ース部410に対して摺動できるようにする摺動シール
420とで構成される。
【0016】図4の配置構成も理想的ではない。という
のは、可動シース部410またはシール420が(また
はその他の何物も)、精密ステージのいずれかの部分に
接触するのは、望ましくないからである。特に、このよ
うな接触は、ステージの位置決めに影響を与え、ステー
ジの位置決めモータに継続的に負荷をかける力を与える
ことがある。ステージの位置に影響を及ぼす可能性がな
く、ステージの駆動モータに負荷をかけないで、ステー
ジの位置を測定することが好ましい。
のは、可動シース部410またはシール420が(また
はその他の何物も)、精密ステージのいずれかの部分に
接触するのは、望ましくないからである。特に、このよ
うな接触は、ステージの位置決めに影響を与え、ステー
ジの位置決めモータに継続的に負荷をかける力を与える
ことがある。ステージの位置に影響を及ぼす可能性がな
く、ステージの駆動モータに負荷をかけないで、ステー
ジの位置を測定することが好ましい。
【0017】図5は、ステージに力をかけないでステー
ジの位置を測定するために修正した配置構成を示す。測
定ビーム185を囲むレーザ・シース500は、固定シ
ース部505と、ウェーハ100がX方向で移動するに
つれてステージのベッド110とともに移動する可動シ
ース部510と、真空を損なわずに可動シース部510
がX方向に移動できるようにする摺動シール515と、
鏡体170に到達するために測定ビーム185が通る窓
520とで構成される。可動シース部510は、ステー
ジ従動部モータ525によってX方向に位置決めされ
る。ステージ従動部モータ525は、可動シース部51
0に取り付けられたネジ付き従動部ナット535を移動
するために、回転ネジ530を動かす。ステージ従動部
モータ525は、ステージ従動部制御エレクトロニクス
545から線540を介して受信した制御信号によって
操作される。窓520に隣接して取り付けられた近接セ
ンサ550は、可動シース部510がX方向でステージ
のベッド110の移動に従っても、ステージの鏡体17
0と窓520との間のギャップが維持されるよう、線5
55を介してステージ従動部制御エレクトロニクス54
5にギャップ距離信号を供給する。真空ポンプ(図示せ
ず)が、シース500内の真空状態を維持する。
ジの位置を測定するために修正した配置構成を示す。測
定ビーム185を囲むレーザ・シース500は、固定シ
ース部505と、ウェーハ100がX方向で移動するに
つれてステージのベッド110とともに移動する可動シ
ース部510と、真空を損なわずに可動シース部510
がX方向に移動できるようにする摺動シール515と、
鏡体170に到達するために測定ビーム185が通る窓
520とで構成される。可動シース部510は、ステー
ジ従動部モータ525によってX方向に位置決めされ
る。ステージ従動部モータ525は、可動シース部51
0に取り付けられたネジ付き従動部ナット535を移動
するために、回転ネジ530を動かす。ステージ従動部
モータ525は、ステージ従動部制御エレクトロニクス
545から線540を介して受信した制御信号によって
操作される。窓520に隣接して取り付けられた近接セ
ンサ550は、可動シース部510がX方向でステージ
のベッド110の移動に従っても、ステージの鏡体17
0と窓520との間のギャップが維持されるよう、線5
55を介してステージ従動部制御エレクトロニクス54
5にギャップ距離信号を供給する。真空ポンプ(図示せ
ず)が、シース500内の真空状態を維持する。
【0018】干渉計160の干渉計測定エレクトロニク
ス560は、線565を介して測定距離補正エレクトロ
ニクス570に、未加工の測定距離信号(干渉計160
と鏡体170との間の光路長を表す)を供給する。測定
距離補正エレクトロニクス570は、圧力センサ575
からの圧力信号、温度センサからのギャップ気温信号、
および近接センサ550からのギャップ距離信号も受信
する。測定距離エレクトロニクス570は、窓520、
窓520と鏡体170との間の空隙、およびシース50
0内の圧力の影響に合わせて未加工の測定距離信号を補
正し、補正した距離測定信号を、システムのステージ制
御エレクトロニクス585およびシステム制御エレクト
ロニクス590に供給する。システム制御エレクトロニ
クス590は、X軸のステージ・モータを制御するため
に、ステージ制御信号をシステム・ステージ制御エレク
トロニクス585に供給する。
ス560は、線565を介して測定距離補正エレクトロ
ニクス570に、未加工の測定距離信号(干渉計160
と鏡体170との間の光路長を表す)を供給する。測定
距離補正エレクトロニクス570は、圧力センサ575
からの圧力信号、温度センサからのギャップ気温信号、
および近接センサ550からのギャップ距離信号も受信
する。測定距離エレクトロニクス570は、窓520、
窓520と鏡体170との間の空隙、およびシース50
0内の圧力の影響に合わせて未加工の測定距離信号を補
正し、補正した距離測定信号を、システムのステージ制
御エレクトロニクス585およびシステム制御エレクト
ロニクス590に供給する。システム制御エレクトロニ
クス590は、X軸のステージ・モータを制御するため
に、ステージ制御信号をシステム・ステージ制御エレク
トロニクス585に供給する。
【0019】図6は、図5の配置構成における測定レー
ザ・ビーム185の通路を概略的に示す。距離LVは、
シース内の干渉計160から窓520までの測定路長を
表し、距離LWは窓520を通る測定路長を表し、距離
LAは空隙を通る測定路長を表す。干渉計160から鏡
体170までの光路長は、次のように表すことができ
る。
ザ・ビーム185の通路を概略的に示す。距離LVは、
シース内の干渉計160から窓520までの測定路長を
表し、距離LWは窓520を通る測定路長を表し、距離
LAは空隙を通る測定路長を表す。干渉計160から鏡
体170までの光路長は、次のように表すことができ
る。
【数2】 ここで、ηVはシース内の真空環境の屈折率、ηWは窓材
の屈折率、ηAは空隙の屈折率である。
の屈折率、ηAは空隙の屈折率である。
【0020】図7は、空隙路長が量ΔLだけ変化した場
合の影響を概略的に示す。これは、ステージ従動部が鏡
体170の動作に完全には従わない場合に生じる。光路
長は、次のように表すことができる
合の影響を概略的に示す。これは、ステージ従動部が鏡
体170の動作に完全には従わない場合に生じる。光路
長は、次のように表すことができる
【数3】 または
【数4】
【0021】距離ΔLおよび屈折率ηAおよびηVが正確
に分かっていれば、空隙路長の変化の影響を補償するこ
とができる。距離ΔLは、近接センサ550で求め、近
接センサは誘導式センサでも静電容量式センサでもよ
い。たとえば、コロラド州コロラドスプリングスのKama
n Instrumentation CorporationのシリーズSMU−9
000のセンサなどの適切な位置センサを使用すれば、
距離ΔLは約3.4μm以内まで求めることができる、
と考えられる。屈折率ηAは、主として周囲温度の変化
とともに変動し、温度センサ580からの出力信号を使
用して補償される。屈折率ηVは、主としてシース50
0内の圧力の変化とともに変動し、圧力センサ575か
らの出力信号を使用して補償される。
に分かっていれば、空隙路長の変化の影響を補償するこ
とができる。距離ΔLは、近接センサ550で求め、近
接センサは誘導式センサでも静電容量式センサでもよ
い。たとえば、コロラド州コロラドスプリングスのKama
n Instrumentation CorporationのシリーズSMU−9
000のセンサなどの適切な位置センサを使用すれば、
距離ΔLは約3.4μm以内まで求めることができる、
と考えられる。屈折率ηAは、主として周囲温度の変化
とともに変動し、温度センサ580からの出力信号を使
用して補償される。屈折率ηVは、主としてシース50
0内の圧力の変化とともに変動し、圧力センサ575か
らの出力信号を使用して補償される。
【0022】図8は、描画システムに取り付けた状態
の、図5の配置構成の変形を示す。ウェーハ100は、
投影レンズ・アセンブリ145からの像に対して位置づ
けされる。干渉計700は測定レンズ・ビーム185を
発し、干渉計710は、レンズ・アセンブリ145のハ
ウジングに取り付けられた鏡体715に向けて基準レー
ザ・ビーム705を発する。シース720は、可動シー
ス部510とハウジング725と固定シース部730と
を備える。可動シース部510は、測定レーザ・ビーム
185の路を窓520まで封入する。固体シース部73
0は、基準レーザ・ビーム705の路を窓735まで封
入する。固定シース部730は、窓735と鏡体715
との間に空隙745が確保されるよう、ブラケット74
0によって適切な位置に支持される。基準レーザ・ビー
ム705が、測定レーザ・ビーム185と実質的に同じ
光路の影響を受けるよう、空隙745は、窓520と鏡
体170との間の名目空隙と等しく設定される。干渉計
700と鏡体170との間の見かけの距離は、両ビーム
の光路に影響を及ぼす変動からは、影響を受けない。鏡
体715と鏡体170との間の距離lは、ステージ・ベ
ッド110の動作とともに変動する。システムは、ステ
ージ・ベッド110が移動範囲の中心にある時に、距離
lがほぼゼロになるよう設計することが望ましい。スプ
リッタ155からのビームは、鏡体750、窓755、
およびスプリッタ760を介して干渉計に供給される。
の、図5の配置構成の変形を示す。ウェーハ100は、
投影レンズ・アセンブリ145からの像に対して位置づ
けされる。干渉計700は測定レンズ・ビーム185を
発し、干渉計710は、レンズ・アセンブリ145のハ
ウジングに取り付けられた鏡体715に向けて基準レー
ザ・ビーム705を発する。シース720は、可動シー
ス部510とハウジング725と固定シース部730と
を備える。可動シース部510は、測定レーザ・ビーム
185の路を窓520まで封入する。固体シース部73
0は、基準レーザ・ビーム705の路を窓735まで封
入する。固定シース部730は、窓735と鏡体715
との間に空隙745が確保されるよう、ブラケット74
0によって適切な位置に支持される。基準レーザ・ビー
ム705が、測定レーザ・ビーム185と実質的に同じ
光路の影響を受けるよう、空隙745は、窓520と鏡
体170との間の名目空隙と等しく設定される。干渉計
700と鏡体170との間の見かけの距離は、両ビーム
の光路に影響を及ぼす変動からは、影響を受けない。鏡
体715と鏡体170との間の距離lは、ステージ・ベ
ッド110の動作とともに変動する。システムは、ステ
ージ・ベッド110が移動範囲の中心にある時に、距離
lがほぼゼロになるよう設計することが望ましい。スプ
リッタ155からのビームは、鏡体750、窓755、
およびスプリッタ760を介して干渉計に供給される。
【0023】図9は、1対の図8のような干渉計システ
ムを、XYステージを有するウェーハ露光システムに取
り付けた様子を示す。X軸のシース720に加えて、Y
軸のシース800は、可動シース部810、ハウジング
815、および固定シース部820を備える。可動シー
ス部810は、Y軸測定ビーム190の路の大部分を封
入する。固定シース部820は、基準ビーム705と同
等のY軸基準ビーム(図示せず)の大部分を封入する。
ムを、XYステージを有するウェーハ露光システムに取
り付けた様子を示す。X軸のシース720に加えて、Y
軸のシース800は、可動シース部810、ハウジング
815、および固定シース部820を備える。可動シー
ス部810は、Y軸測定ビーム190の路の大部分を封
入する。固定シース部820は、基準ビーム705と同
等のY軸基準ビーム(図示せず)の大部分を封入する。
【0024】本発明によるレーザ・シースは、図1に示
した種類の、従来からあるステージ・システムに有用な
ばかりではない。これは、たとえば1994年4月1日
に出願された「電子機械的位置合わせおよび隔離の方法
および装置」と題する米国特許出願第08/221,372号で開
示した種類のガイドなしXYステージにも有用で、これ
は参照により本明細書に組み込まれる。
した種類の、従来からあるステージ・システムに有用な
ばかりではない。これは、たとえば1994年4月1日
に出願された「電子機械的位置合わせおよび隔離の方法
および装置」と題する米国特許出願第08/221,372号で開
示した種類のガイドなしXYステージにも有用で、これ
は参照により本明細書に組み込まれる。
【0025】図10は、ガイドなしステージの一部の拡
大透視図である。ステージ900がウェーハ902を運
搬する。従動部アセンブリ904が、ステージ900を
囲む。組み立てられた図11の透視図で分かるように、
ステージ900は、空気軸受プレート906の上方で、
空気/真空軸受によって提供された空気のクッション上
に支持される。空気軸受プレート906は、ベース90
8に支持される。ステージ900は、ステージをX−Y
面で移動させるのに使用するリニア・ドライブ・モータ
の磁気ドライブ・コイルを保持し、コイル910は、ス
テージ900をX方向に移動させるためのリニア・ドラ
イブ・モータ2個のうち一方の一部を形成し、コイル9
12および914は、ステージ900をY方向に移動さ
せるためのリニア・ドライブ・モータの一部を形成す
る。ステージ900は、XおよびY方向の位置とZ軸を
中心とする回転方向θとを、レーザ干渉計で求めるため
の鏡体916および918も保持する。
大透視図である。ステージ900がウェーハ902を運
搬する。従動部アセンブリ904が、ステージ900を
囲む。組み立てられた図11の透視図で分かるように、
ステージ900は、空気軸受プレート906の上方で、
空気/真空軸受によって提供された空気のクッション上
に支持される。空気軸受プレート906は、ベース90
8に支持される。ステージ900は、ステージをX−Y
面で移動させるのに使用するリニア・ドライブ・モータ
の磁気ドライブ・コイルを保持し、コイル910は、ス
テージ900をX方向に移動させるためのリニア・ドラ
イブ・モータ2個のうち一方の一部を形成し、コイル9
12および914は、ステージ900をY方向に移動さ
せるためのリニア・ドライブ・モータの一部を形成す
る。ステージ900は、XおよびY方向の位置とZ軸を
中心とする回転方向θとを、レーザ干渉計で求めるため
の鏡体916および918も保持する。
【0026】ステージ900のすぐ後に、X従動部およ
びY従動部が従う。Y従動部は、間隔をあけた1対のア
ーム944および946に接続されたクロス部材942
を含む。アーム944は、ステージ900のコイル(図
示せず)と共同して第1リニア・モータを形成するドラ
イブ・トラック948を有する。アーム946は、コイ
ル910と共同して第2リニア・モータを形成するドラ
イブ・トラック(図示せず)を有する。X従動部は、間
隔をあけた1対のアーム952および954に接続され
たクロス部材950を含む。アーム952は、コイル9
12と共同して第3リニア・モータを形成するドライブ
・トラック(図示せず)を有する。アーム954は、コ
イル914と共同して第4リニア・モータを形成するド
ライブ・トラック956を有する。
びY従動部が従う。Y従動部は、間隔をあけた1対のア
ーム944および946に接続されたクロス部材942
を含む。アーム944は、ステージ900のコイル(図
示せず)と共同して第1リニア・モータを形成するドラ
イブ・トラック948を有する。アーム946は、コイ
ル910と共同して第2リニア・モータを形成するドラ
イブ・トラック(図示せず)を有する。X従動部は、間
隔をあけた1対のアーム952および954に接続され
たクロス部材950を含む。アーム952は、コイル9
12と共同して第3リニア・モータを形成するドライブ
・トラック(図示せず)を有する。アーム954は、コ
イル914と共同して第4リニア・モータを形成するド
ライブ・トラック956を有する。
【0027】X従動部およびY従動部は、反応フレーム
上に支持される。ベース908とは無関係に、反応フレ
ームを支持することができる。アーム946および94
4の端958および960は、反応フレームのレール9
62上に載り、アーム944および946の端963お
よび964は、反応フレームの対向するレール(図示せ
ず)上に載る。ドライブ機構(図示せず)が、Y従動部
をY方向に移動させる。アーム952および954の端
965および966は、反応フレームのレール967お
よび968上に載り、端970および972は、反応フ
レームの対向するレール(図示せず)上に載る。Xおよ
びY従動部の移動に使用するドライブ機構は、おおまか
な位置決めに使用され、したがって、打込みネジまたは
ローラ・ガイドを使用したドライブ・モータなどの非精
密装置でもよい。リニア・ドライブ・モータがステージ
900を移動させ、XおよびY従動部は、ステージ90
0と接触せずに、ステージ900から短距離の位置を維
持する。ステージ900のリニア・モータ・コイルは、
従動部のドライブ・トラックの内側に載るが、従動部に
も他の何物にも物理的に接触しない。たとえば、従動部
アーム946内にある(しかし接触していない)コイル
920を示す図19の詳細図を参照のこと。
上に支持される。ベース908とは無関係に、反応フレ
ームを支持することができる。アーム946および94
4の端958および960は、反応フレームのレール9
62上に載り、アーム944および946の端963お
よび964は、反応フレームの対向するレール(図示せ
ず)上に載る。ドライブ機構(図示せず)が、Y従動部
をY方向に移動させる。アーム952および954の端
965および966は、反応フレームのレール967お
よび968上に載り、端970および972は、反応フ
レームの対向するレール(図示せず)上に載る。Xおよ
びY従動部の移動に使用するドライブ機構は、おおまか
な位置決めに使用され、したがって、打込みネジまたは
ローラ・ガイドを使用したドライブ・モータなどの非精
密装置でもよい。リニア・ドライブ・モータがステージ
900を移動させ、XおよびY従動部は、ステージ90
0と接触せずに、ステージ900から短距離の位置を維
持する。ステージ900のリニア・モータ・コイルは、
従動部のドライブ・トラックの内側に載るが、従動部に
も他の何物にも物理的に接触しない。たとえば、従動部
アーム946内にある(しかし接触していない)コイル
920を示す図19の詳細図を参照のこと。
【0028】図12ないし15は、ステージ900が動
き回るにつれ、XおよびY従動部の操作を示す一連の透
視図である。図12ないし図13では、ステージ900
がX方向に移動するにつれ、X従動部1010がそのす
ぐ後に従って、X方向に移動する。図13ないし図14
では、ステージ900がY方向に移動するにつれ、Y従
動部1020がそのすぐ後に従って、Y方向に移動す
る。図12ないし図15では、ステージ900が、Xお
よびY方向で一方の極端な位置から対向する極端な位置
へ移動する。ステージの位置に関係なく、XおよびY従
動部は非常に近接して従う。
き回るにつれ、XおよびY従動部の操作を示す一連の透
視図である。図12ないし図13では、ステージ900
がX方向に移動するにつれ、X従動部1010がそのす
ぐ後に従って、X方向に移動する。図13ないし図14
では、ステージ900がY方向に移動するにつれ、Y従
動部1020がそのすぐ後に従って、Y方向に移動す
る。図12ないし図15では、ステージ900が、Xお
よびY方向で一方の極端な位置から対向する極端な位置
へ移動する。ステージの位置に関係なく、XおよびY従
動部は非常に近接して従う。
【0029】図16ないし17は、本発明に従ってシー
ス付きの干渉計を追加したようなガイドなしステージを
示す。ウェーハ露光システム内の光源1100、レチク
ル1102および投影レンズ・アセンブリ1104によ
って生成された光学像に対してウェーハ902の位置を
決めるため、ステージ900の動作を制御する。光源1
106はレーザ・ビーム1108を生成し、これはスプ
リッタ1110によってビーム1112と1114とに
分割される。
ス付きの干渉計を追加したようなガイドなしステージを
示す。ウェーハ露光システム内の光源1100、レチク
ル1102および投影レンズ・アセンブリ1104によ
って生成された光学像に対してウェーハ902の位置を
決めるため、ステージ900の動作を制御する。光源1
106はレーザ・ビーム1108を生成し、これはスプ
リッタ1110によってビーム1112と1114とに
分割される。
【0030】ビーム1112は、鏡体1116を介し
て、ステージ900の鏡体918に向かうY軸の測定レ
ーザ・ビームと、レンズ・アセンブリ1104上の鏡体
に向かう基準レーザ・ビームとを有するY軸干渉システ
ム1118に供給される。ハウジング1120、可動シ
ース部1122および固定シース部1124を有するレ
ーザ・シース・アセンブリが設けてある。図17に示す
ように、可動シース部1122は、空隙1128によっ
て鏡体918から間隔があいた窓1126まで、Y軸測
定レーザ・ビームの路を封入する。可動シース部112
2は、取付けブロック1130によってY従動部のアー
ム946に取り付けられ、Y従動部が移動するにつれて
可動シース部1122が伸張および収縮するよう、摺動
シールを通してハウジング1120に入る。可動シース
部1122は、Y従動部アーム946によって保持され
ているので、別個のステージ従動部モータを必要としな
い。従動部のエラー(Y従動部がステージ900に従う
距離の変化)によって、空隙1128に変動が生じるこ
とがある。このような変動は小さく、上述したように簡
単に補償される。固定シース部1124は、空隙113
6によってレンズ・アセンブリ1104上の鏡体113
4から間隔があいた窓1132まで、X軸基準レーザ・
ビームの路を封入する。ハウジング1120、シース部
1124およびレンズ・アセンブリ1104は固定され
ている。したがって、空隙1136は一定に維持され、
Y軸基準レーザ・ビームが、Y軸測定レーザ・ビームと
実質的に同じ光路の影響を受けるよう、空隙1136は
名目空隙1128と等しく設定される。
て、ステージ900の鏡体918に向かうY軸の測定レ
ーザ・ビームと、レンズ・アセンブリ1104上の鏡体
に向かう基準レーザ・ビームとを有するY軸干渉システ
ム1118に供給される。ハウジング1120、可動シ
ース部1122および固定シース部1124を有するレ
ーザ・シース・アセンブリが設けてある。図17に示す
ように、可動シース部1122は、空隙1128によっ
て鏡体918から間隔があいた窓1126まで、Y軸測
定レーザ・ビームの路を封入する。可動シース部112
2は、取付けブロック1130によってY従動部のアー
ム946に取り付けられ、Y従動部が移動するにつれて
可動シース部1122が伸張および収縮するよう、摺動
シールを通してハウジング1120に入る。可動シース
部1122は、Y従動部アーム946によって保持され
ているので、別個のステージ従動部モータを必要としな
い。従動部のエラー(Y従動部がステージ900に従う
距離の変化)によって、空隙1128に変動が生じるこ
とがある。このような変動は小さく、上述したように簡
単に補償される。固定シース部1124は、空隙113
6によってレンズ・アセンブリ1104上の鏡体113
4から間隔があいた窓1132まで、X軸基準レーザ・
ビームの路を封入する。ハウジング1120、シース部
1124およびレンズ・アセンブリ1104は固定され
ている。したがって、空隙1136は一定に維持され、
Y軸基準レーザ・ビームが、Y軸測定レーザ・ビームと
実質的に同じ光路の影響を受けるよう、空隙1136は
名目空隙1128と等しく設定される。
【0031】ステージ900の位置および偏揺れ角(回
転)を求めるため、X軸に沿って間隔をあけた二重干渉
計を有するX軸干渉計システム1172に、鏡体117
0を介してビーム1114が供給される。第1のX軸基
準レーザ・ビームが鏡体916に向けられ、第1のX軸
測定レーザ・ビームが、レンズ・アセンブリ1104上
の鏡体1174に向けられる。第2のX軸基準レーザ・
ビームが鏡体916に向けられ、第2のX軸測定レーザ
・ビームが、レンズ・アセンブリ1104上の鏡体(図
示せず)に向けられる。X軸レーザ・シースは、ハウジ
ング1176、可動シース部1178、固定シース部1
180、可動シース部1182および固定シース部11
84を含む。
転)を求めるため、X軸に沿って間隔をあけた二重干渉
計を有するX軸干渉計システム1172に、鏡体117
0を介してビーム1114が供給される。第1のX軸基
準レーザ・ビームが鏡体916に向けられ、第1のX軸
測定レーザ・ビームが、レンズ・アセンブリ1104上
の鏡体1174に向けられる。第2のX軸基準レーザ・
ビームが鏡体916に向けられ、第2のX軸測定レーザ
・ビームが、レンズ・アセンブリ1104上の鏡体(図
示せず)に向けられる。X軸レーザ・シースは、ハウジ
ング1176、可動シース部1178、固定シース部1
180、可動シース部1182および固定シース部11
84を含む。
【0032】可動シース部1178は、空隙(図示せ
ず)によって鏡体916から間隔があいた窓1186ま
で、X軸測定レーザ・ビームの路を封入する。可動シー
ス部1178は、取付けブロック1188によってX従
動部のアーム954に取り付けられ、X従動部が移動す
るにつれて可動シース部1178が伸張および収縮する
よう、摺動シール1190を通してハウジング1176
に入る。可動シース部1182は、空隙(図示せず)に
よって鏡体916から間隔があいた窓1192まで、第
2のX軸測定レーザ・ビームの路を封入する。可動シー
ス部1182は、取付けブロック1194によってX従
動部のアーム954に取り付けられ、X従動部が移動す
るにつれて可動シース部1182が伸張および収縮する
よう、摺動シール1196を通してハウジング1176
に入る。可動シース部1178および1182は、X従
動部アーム954によって保持されているので、別個の
ステージ従動部モータを必要としない。鏡体916と窓
1186および1192との間の空隙の変動は小さく、
その変動を引き起こすのは、X従動部のエラー(X従動
部がステージ900に従う距離の変化)だけである。固
定シース部1180は、空隙(図示せず)によって鏡体
1174から間隔があいた窓1198まで、X軸基準レ
ーザ・ビームの路を封入する。ハウジング1176、シ
ース部1180およびアセンブリ1104は固定されて
いる。したがって、窓1198と鏡体1174との間の
空隙は一定に維持され、X軸基準レーザ・ビームが、X
軸測定レーザ・ビームと実質的に同じ光路の影響を受け
るよう、その空隙は、窓1186と鏡体916との間の
名目空隙と等しく設定される。第2のY軸干渉計を、図
16ないし17のシステムに簡単に追加することがで
き、校正および不良救済に有用である。
ず)によって鏡体916から間隔があいた窓1186ま
で、X軸測定レーザ・ビームの路を封入する。可動シー
ス部1178は、取付けブロック1188によってX従
動部のアーム954に取り付けられ、X従動部が移動す
るにつれて可動シース部1178が伸張および収縮する
よう、摺動シール1190を通してハウジング1176
に入る。可動シース部1182は、空隙(図示せず)に
よって鏡体916から間隔があいた窓1192まで、第
2のX軸測定レーザ・ビームの路を封入する。可動シー
ス部1182は、取付けブロック1194によってX従
動部のアーム954に取り付けられ、X従動部が移動す
るにつれて可動シース部1182が伸張および収縮する
よう、摺動シール1196を通してハウジング1176
に入る。可動シース部1178および1182は、X従
動部アーム954によって保持されているので、別個の
ステージ従動部モータを必要としない。鏡体916と窓
1186および1192との間の空隙の変動は小さく、
その変動を引き起こすのは、X従動部のエラー(X従動
部がステージ900に従う距離の変化)だけである。固
定シース部1180は、空隙(図示せず)によって鏡体
1174から間隔があいた窓1198まで、X軸基準レ
ーザ・ビームの路を封入する。ハウジング1176、シ
ース部1180およびアセンブリ1104は固定されて
いる。したがって、窓1198と鏡体1174との間の
空隙は一定に維持され、X軸基準レーザ・ビームが、X
軸測定レーザ・ビームと実質的に同じ光路の影響を受け
るよう、その空隙は、窓1186と鏡体916との間の
名目空隙と等しく設定される。第2のY軸干渉計を、図
16ないし17のシステムに簡単に追加することがで
き、校正および不良救済に有用である。
【0033】単純化のため、図5および8および上記の
説明は、ステージの鏡体へ1往復する測定ビームを有す
る干渉計を示唆する。しかし、測定ビームが干渉計から
2往復するレーザ干渉計を使用することが好ましい。そ
れによって、測定の精度が上昇する。ステージの鏡体の
所与の変位によって、2倍の数の干渉縞が発生するから
である。心合わせ不良の誤差に対する感度も、はるかに
低い。ビームは楕円で描かれているが、円形でもよい。
この種の干渉計システムの一例が、米国カリフォルニア
州Mountain ViewにあるHewlett-Packard Companyから市
販されているHP5527Bレーザ干渉計位置決めシス
テムである。シース部1122、1178および118
2の各々、およびシース部1124、1180および1
184の各々の内径が、ビーム2本に十分なほど大きい
などのように、シース内部の断面寸法が、複数のビーム
に対応するほど十分に大きい場合は、図16ないし17
の配置構成に、このような干渉計を使用することができ
る。
説明は、ステージの鏡体へ1往復する測定ビームを有す
る干渉計を示唆する。しかし、測定ビームが干渉計から
2往復するレーザ干渉計を使用することが好ましい。そ
れによって、測定の精度が上昇する。ステージの鏡体の
所与の変位によって、2倍の数の干渉縞が発生するから
である。心合わせ不良の誤差に対する感度も、はるかに
低い。ビームは楕円で描かれているが、円形でもよい。
この種の干渉計システムの一例が、米国カリフォルニア
州Mountain ViewにあるHewlett-Packard Companyから市
販されているHP5527Bレーザ干渉計位置決めシス
テムである。シース部1122、1178および118
2の各々、およびシース部1124、1180および1
184の各々の内径が、ビーム2本に十分なほど大きい
などのように、シース内部の断面寸法が、複数のビーム
に対応するほど十分に大きい場合は、図16ないし17
の配置構成に、このような干渉計を使用することができ
る。
【0034】図18ないし21は、図16ないし17に
似ているが、4本の測定ビームの各々、および4本の基
準ビームの各々に対して、1本の軸で別個のシース部を
有するように修正されたシステム(たとえば、高精度で
偏揺れ角および位置を測定するよう、2個のY軸干渉計
の各々に、2本の測定ビームおよび2本の基準ビームが
ある)を示す。図18は、追加的な構造要素を示す部分
切断立面図で、ベース908が、支持アーム1350な
どの複数の支持アームによって、慣性ブリッジ1352
から吊される。慣性ブリッジ1352は、絶縁パッド
(図示せず)上に支持され、投影レンズ・アセンブリ1
104を保持する。空気軸受プレート906が、取付け
具1354および取付け具1356などの複数の取付け
具によってベース908上に支持され、取付け具は、空
気軸受プレート906とステージ900との仰角と傾き
とを設定するため、z方向に調節可能である。ステージ
900は、下面に開口部(図示せず)があり、加圧空気
がこれを通って放出され、ステージ900を空気軸受プ
レート906の上方で、空気のクッション上に支持す
る。図18は、重要なレーザ・シースの要素も示す。真
空ポンプ1300は、管1302によってハウジング1
120’に接続される。圧力センサ1304が、ハウジ
ング1120’内の圧力をモニタし、流入背圧制御装置
1306が、ハウジング1120’内の圧力を一定に維
持する。干渉計1308は、2個のY軸干渉計のうちの
1個である。干渉計1308の1本の測定ビーム131
0および1本の基準ビーム1312を、図18ないし1
9に示す。測定ビーム1310は、支持ブロック136
0によってY従動部のアーム946に取り付けられた可
動シース部1122’を通る。Y従動部が、図18ない
し19の右端の位置にあるので、可動シース部112
2’は十分に収縮している。基準ビーム1312は固定
シース部1124’内を通り、窓アセンブリ1132’
および空隙1136’を通って、レンズ・アセンブリ1
104上の鏡体1134’に至る。
似ているが、4本の測定ビームの各々、および4本の基
準ビームの各々に対して、1本の軸で別個のシース部を
有するように修正されたシステム(たとえば、高精度で
偏揺れ角および位置を測定するよう、2個のY軸干渉計
の各々に、2本の測定ビームおよび2本の基準ビームが
ある)を示す。図18は、追加的な構造要素を示す部分
切断立面図で、ベース908が、支持アーム1350な
どの複数の支持アームによって、慣性ブリッジ1352
から吊される。慣性ブリッジ1352は、絶縁パッド
(図示せず)上に支持され、投影レンズ・アセンブリ1
104を保持する。空気軸受プレート906が、取付け
具1354および取付け具1356などの複数の取付け
具によってベース908上に支持され、取付け具は、空
気軸受プレート906とステージ900との仰角と傾き
とを設定するため、z方向に調節可能である。ステージ
900は、下面に開口部(図示せず)があり、加圧空気
がこれを通って放出され、ステージ900を空気軸受プ
レート906の上方で、空気のクッション上に支持す
る。図18は、重要なレーザ・シースの要素も示す。真
空ポンプ1300は、管1302によってハウジング1
120’に接続される。圧力センサ1304が、ハウジ
ング1120’内の圧力をモニタし、流入背圧制御装置
1306が、ハウジング1120’内の圧力を一定に維
持する。干渉計1308は、2個のY軸干渉計のうちの
1個である。干渉計1308の1本の測定ビーム131
0および1本の基準ビーム1312を、図18ないし1
9に示す。測定ビーム1310は、支持ブロック136
0によってY従動部のアーム946に取り付けられた可
動シース部1122’を通る。Y従動部が、図18ない
し19の右端の位置にあるので、可動シース部112
2’は十分に収縮している。基準ビーム1312は固定
シース部1124’内を通り、窓アセンブリ1132’
および空隙1136’を通って、レンズ・アセンブリ1
104上の鏡体1134’に至る。
【0035】図19の拡大した断面図でより明瞭に分か
るように、固定シース部1124’は、シール1405
で、ハウジング1120’の開口部1400に取り付け
られる。可動シース部1122’は、ハウジング112
0’の壁を通ってシース部1122’が軸方向に自由に
移動できるようにする軸受アセンブリ1410内に取り
付けられる。窓1126’は、ブロック1360に取り
付けられ、アーム946が移動するにつれ、ブロック1
360と共に移動する。可動シース部1122’の窓側
の端1415は、(成形ウレタンのような)撓み継手1
420によって、ブロック1360に取り付けられたニ
ップル1425に連結され、これによって可動シース部
1122’は、軸受1410内で心合わせできる。図1
9には、空隙1128’を測定する近接センサ1430
および1435も図示されている。
るように、固定シース部1124’は、シール1405
で、ハウジング1120’の開口部1400に取り付け
られる。可動シース部1122’は、ハウジング112
0’の壁を通ってシース部1122’が軸方向に自由に
移動できるようにする軸受アセンブリ1410内に取り
付けられる。窓1126’は、ブロック1360に取り
付けられ、アーム946が移動するにつれ、ブロック1
360と共に移動する。可動シース部1122’の窓側
の端1415は、(成形ウレタンのような)撓み継手1
420によって、ブロック1360に取り付けられたニ
ップル1425に連結され、これによって可動シース部
1122’は、軸受1410内で心合わせできる。図1
9には、空隙1128’を測定する近接センサ1430
および1435も図示されている。
【0036】図20は、図19の線XV−XVに沿って
切り取った断面図で、4本の測定ビーム1500、15
02、1310および1504と、個々の固定シース部
に収容された4本の基準ビーム1506、1508、1
312および1510と、3個の近接センサ1430、
1435および1530と、2個の空隙温度センサ15
35および1540とを有するブロック1360の垂直
面を示す。複数の近接センサおよび温度センサによっ
て、測定ビームごとに空隙の距離および温度を精密に求
めることができる。
切り取った断面図で、4本の測定ビーム1500、15
02、1310および1504と、個々の固定シース部
に収容された4本の基準ビーム1506、1508、1
312および1510と、3個の近接センサ1430、
1435および1530と、2個の空隙温度センサ15
35および1540とを有するブロック1360の垂直
面を示す。複数の近接センサおよび温度センサによっ
て、測定ビームごとに空隙の距離および温度を精密に求
めることができる。
【0037】図21は、図19の線XVI−XVIに沿
って切り取った断面図で、ハウジング1120’の垂直
面を示す。軸受1410が、ハウジング1120’の壁
内で可動シース部1122’を支持する。同様に、軸受
け1600、1605および1610が、測定ビーム1
500、1502および1504の個々の可動シース部
を支持する。軸受1410、1600、1605および
1610は、空気軸受で、軸受1410の圧力入口16
20と通気口1615のような圧力入口と通気口とを各
々が有することが好ましい。
って切り取った断面図で、ハウジング1120’の垂直
面を示す。軸受1410が、ハウジング1120’の壁
内で可動シース部1122’を支持する。同様に、軸受
け1600、1605および1610が、測定ビーム1
500、1502および1504の個々の可動シース部
を支持する。軸受1410、1600、1605および
1610は、空気軸受で、軸受1410の圧力入口16
20と通気口1615のような圧力入口と通気口とを各
々が有することが好ましい。
【0038】図22は、図23の線XVII−XVII
を通って切り取った拡大断面立面図である。図23は、
図16のように図21のように切り取った拡大端面図の
軸受1410を示すが、可動シース部1122’は削除
されている。軸受1600、1605および1610は
同一の構造である。軸受1410は、軸受け1410が
可動シース部1122’の軸と心合わせするのを可能に
する(たとえばDevconのような)フレキシブル・シール
材1700で、ハウジング1120’の壁の開口部に取
り付けられる。空気が、加圧されて入口部1620に供
給され、マニホルド1780および穴1755、176
0、1765および1770を通って、軸受1410と
可動シース部1122’との間の環状スペースに入る。
空気は、環状溝1725、1730および1735と、
縦溝1740、1745および1750と、穴171
0、1715および1720とを介して通気口1615
に戻る。可動シース部1122’が所定の位置にある
と、可動シース部1122’の外面と軸受1410の内
面との間に空気が流れ、軸受1410内の自由軸動作に
よって支持を提供する。空気の流れは、図22および2
3の矢印で表される。気流の大部分は、通気口1615
を介して回収され、ハウジング1120’に流入する少
量の空気は、真空ポンプの能力と比較して無視できる。
を通って切り取った拡大断面立面図である。図23は、
図16のように図21のように切り取った拡大端面図の
軸受1410を示すが、可動シース部1122’は削除
されている。軸受1600、1605および1610は
同一の構造である。軸受1410は、軸受け1410が
可動シース部1122’の軸と心合わせするのを可能に
する(たとえばDevconのような)フレキシブル・シール
材1700で、ハウジング1120’の壁の開口部に取
り付けられる。空気が、加圧されて入口部1620に供
給され、マニホルド1780および穴1755、176
0、1765および1770を通って、軸受1410と
可動シース部1122’との間の環状スペースに入る。
空気は、環状溝1725、1730および1735と、
縦溝1740、1745および1750と、穴171
0、1715および1720とを介して通気口1615
に戻る。可動シース部1122’が所定の位置にある
と、可動シース部1122’の外面と軸受1410の内
面との間に空気が流れ、軸受1410内の自由軸動作に
よって支持を提供する。空気の流れは、図22および2
3の矢印で表される。気流の大部分は、通気口1615
を介して回収され、ハウジング1120’に流入する少
量の空気は、真空ポンプの能力と比較して無視できる。
【0039】測定レーザ・ビームの路をおおむね制御環
境内に維持するのに、本発明の範囲の精神内で、他の配
置構成を使用することができる。図24は、干渉計19
05の測定ビーム1900が、ハウジング1910と、
レーザ窓1920および近接センサ1925および温度
センサ1930を保持する管1915と、管1915を
ハウジング1910に接続する被支持蛇腹アセンブリ1
935とを備えるシース内に封入された例を示す。蛇腹
アセンブリ1935は、蛇腹1940と、好ましくは伸
縮して可動管1915内に入る支持管1945とを含
む。モータ1950は、ネジ1955を駆動してブロッ
ク1960を移動させ、シースを伸張および収縮させ
る。図の単純化のため、干渉計1905は内部に基準ビ
ームを有するタイプである。図24のシースの配置構成
は、上述した実施例の摺動管の配置構成で代用すること
もできる。
境内に維持するのに、本発明の範囲の精神内で、他の配
置構成を使用することができる。図24は、干渉計19
05の測定ビーム1900が、ハウジング1910と、
レーザ窓1920および近接センサ1925および温度
センサ1930を保持する管1915と、管1915を
ハウジング1910に接続する被支持蛇腹アセンブリ1
935とを備えるシース内に封入された例を示す。蛇腹
アセンブリ1935は、蛇腹1940と、好ましくは伸
縮して可動管1915内に入る支持管1945とを含
む。モータ1950は、ネジ1955を駆動してブロッ
ク1960を移動させ、シースを伸張および収縮させ
る。図の単純化のため、干渉計1905は内部に基準ビ
ームを有するタイプである。図24のシースの配置構成
は、上述した実施例の摺動管の配置構成で代用すること
もできる。
【0040】上述した実施例では、シースのステージ側
の端に窓が設けられ、ステージとの接触を避けながら、
シース内の環境を維持する。図25は、鏡体918に隣
接する空気のクッション上に浮遊する真空/空気軸受チ
ップ2000で、可動シース部1122’をステージ側
の端に取り付ける、本発明による一変形である。軸受端
2005は、測定ビーム1310が通過する中央の穴2
010と、環状溝2025に空気を供給する加圧空気の
入口2015と、環状溝2030から空気を抜き取る通
気出口2020とを有する。溝2025からの気流が、
面2035を鏡体918に接触しないようにする空気軸
受を生成する。軸受端2005は、管端2050に取り
付けられたニップル2045上のフレキシブル隔膜20
40によって支持される。隔膜2040は、軸受端20
05とニップル2045との間の真空密閉を維持しなが
ら、軸受端2005がコイルのバネ2055によって、
復元力を持ちながら鏡体918方向に偏ることができる
ようにする。近接センサ2060は、ステージ従動部が
センサ2060を鏡体918から一定距離に維持できる
よう、(たとえば図5のような)制御エレクトロニクス
に信号を供給する。バネ2055の力と入口2015へ
の空気の圧力と出口2020への通気とは均衡がとれ、
それによって軸受端2005が、鏡体918から近い距
離で、空気軸受として浮遊する。この配置構成には、他
の実施例にある空隙および窓の補償を必要としない、と
いう利点がある。溝2025から流れる空気が多少、可
動シース部1122’内に流入するが、真空ポンプの能
力と比較すると、その量は無視することができ、測定ビ
ーム1310の光路長に物理的な影響を及ぼさない。
の端に窓が設けられ、ステージとの接触を避けながら、
シース内の環境を維持する。図25は、鏡体918に隣
接する空気のクッション上に浮遊する真空/空気軸受チ
ップ2000で、可動シース部1122’をステージ側
の端に取り付ける、本発明による一変形である。軸受端
2005は、測定ビーム1310が通過する中央の穴2
010と、環状溝2025に空気を供給する加圧空気の
入口2015と、環状溝2030から空気を抜き取る通
気出口2020とを有する。溝2025からの気流が、
面2035を鏡体918に接触しないようにする空気軸
受を生成する。軸受端2005は、管端2050に取り
付けられたニップル2045上のフレキシブル隔膜20
40によって支持される。隔膜2040は、軸受端20
05とニップル2045との間の真空密閉を維持しなが
ら、軸受端2005がコイルのバネ2055によって、
復元力を持ちながら鏡体918方向に偏ることができる
ようにする。近接センサ2060は、ステージ従動部が
センサ2060を鏡体918から一定距離に維持できる
よう、(たとえば図5のような)制御エレクトロニクス
に信号を供給する。バネ2055の力と入口2015へ
の空気の圧力と出口2020への通気とは均衡がとれ、
それによって軸受端2005が、鏡体918から近い距
離で、空気軸受として浮遊する。この配置構成には、他
の実施例にある空隙および窓の補償を必要としない、と
いう利点がある。溝2025から流れる空気が多少、可
動シース部1122’内に流入するが、真空ポンプの能
力と比較すると、その量は無視することができ、測定ビ
ーム1310の光路長に物理的な影響を及ぼさない。
【0041】設備によっては、ステージの移動距離を制
限せずにシステムの全体的な「設置面積」を削減するこ
とが望ましい場合がある。図26は、図5の実施例のよ
うに、ステージの鏡体170に対する単軸シース500
の水平方向の範囲を示す。システムの水平方向の範囲
は、図27に示すように収縮し、図28に示すように伸
張することができる複数の管を有する伸縮シース・アセ
ンブリで、単体シース部510を代用することによっ
て、削減することができる。第1の管2200は、ハウ
ジング2215の壁2210に取り付けられた空気誘導
式軸受2205内に、自由軸の動作をするよう支持され
る。第2の管2220は、第1の管2200のステージ
側の端で、空気誘導式軸受2225内に、自由軸で動作
をするよう支持される。第1従動部のモータ2245、
ネジ2250および支持部2255が、第1の管220
0の駆動システムを形成する。第2従動部のモータ22
30、ネジ2235および支持部2240が、第2の管
2220の駆動システムを形成する。モータ2230お
よび2245は、近接センサ2260の出力に応じて制
御され、伸縮シース・アセンブリのステージ側の端を、
ステージの鏡体170から固定距離に維持する。
限せずにシステムの全体的な「設置面積」を削減するこ
とが望ましい場合がある。図26は、図5の実施例のよ
うに、ステージの鏡体170に対する単軸シース500
の水平方向の範囲を示す。システムの水平方向の範囲
は、図27に示すように収縮し、図28に示すように伸
張することができる複数の管を有する伸縮シース・アセ
ンブリで、単体シース部510を代用することによっ
て、削減することができる。第1の管2200は、ハウ
ジング2215の壁2210に取り付けられた空気誘導
式軸受2205内に、自由軸の動作をするよう支持され
る。第2の管2220は、第1の管2200のステージ
側の端で、空気誘導式軸受2225内に、自由軸で動作
をするよう支持される。第1従動部のモータ2245、
ネジ2250および支持部2255が、第1の管220
0の駆動システムを形成する。第2従動部のモータ22
30、ネジ2235および支持部2240が、第2の管
2220の駆動システムを形成する。モータ2230お
よび2245は、近接センサ2260の出力に応じて制
御され、伸縮シース・アセンブリのステージ側の端を、
ステージの鏡体170から固定距離に維持する。
【0042】他の変形も可能である。レーザ干渉計の測
定路のほぼ全部の測定部分を、共通の環境内に封入しな
がら、保護されたこの環境の外側にあるステージの位置
を測定できるようにすることが、本発明の目的である。
上述の実施例は、真空中に路を封入したが、よく制御さ
れたガス雰囲気のように、他の環境で代用することもで
きる。たとえば、図29は、測定路の大部分をヘリウム
ガスを充填したシース内に封入した、図18の配置構成
の変形版である。
定路のほぼ全部の測定部分を、共通の環境内に封入しな
がら、保護されたこの環境の外側にあるステージの位置
を測定できるようにすることが、本発明の目的である。
上述の実施例は、真空中に路を封入したが、よく制御さ
れたガス雰囲気のように、他の環境で代用することもで
きる。たとえば、図29は、測定路の大部分をヘリウム
ガスを充填したシース内に封入した、図18の配置構成
の変形版である。
【0043】ヘリウム環境には、空気環境と比較して幾
つか利点がある。ヘリウムは、真空に対する屈折率が空
気と比較して8分の1で、温度、圧力および湿度の変動
など、環境に関連した誤差による障害が少なくなる。さ
らに、ヘリウムの方が熱伝導率が高いので、熱勾配およ
び温度の変動がはるかに小さくなると予想される。ガス
環境も、真空環境に対して幾つかの利点がある。シース
環境と大気環境との間の差圧によって生じる機械的力が
減少し、したがって窓1132’のような要素の設計要
件も減少する。ガス環境は、光学系によって生じる熱の
伝達も助ける。
つか利点がある。ヘリウムは、真空に対する屈折率が空
気と比較して8分の1で、温度、圧力および湿度の変動
など、環境に関連した誤差による障害が少なくなる。さ
らに、ヘリウムの方が熱伝導率が高いので、熱勾配およ
び温度の変動がはるかに小さくなると予想される。ガス
環境も、真空環境に対して幾つかの利点がある。シース
環境と大気環境との間の差圧によって生じる機械的力が
減少し、したがって窓1132’のような要素の設計要
件も減少する。ガス環境は、光学系によって生じる熱の
伝達も助ける。
【0044】本明細書で述べた真空シースのシステムを
ガス・シースのシステムに変更すると、幾つか問題が生
じる。まず、測定路にわたって、そして望ましくはシー
ス全体を通して、ガス濃度(温度、圧力、湿度およびガ
ス組成の均質性)を、十分均等に維持することが望まし
い。これは、シース内でガスを再循環させるシステム
と、局所圧力バッファなどの補償装置と、シース内のガ
スの圧力を維持する加重体積モニタとを備えることで実
行できる。第2に、ガスを汚染するような空気の流入を
最小限に抑えるためにガスの圧力を大気圧より高く維持
しながら、シースからのガス漏れを最小限に抑えるため
に、大気圧をわずかしか上回らないようにすることが好
ましい。たとえば、シース圧力を大気より1psi程度
だけ高くすることができる。シースの超過圧力と漏れと
は、(図22の空気軸受シールのような)摺動シールで
特に重要である。ガスの供給源で漏れに対応することが
できる。第3に、たとえば測定補正エレクトロニクスに
補償信号を送る波長追跡装置などを使用して、ガス環境
の特性をモニタすることが好ましい。
ガス・シースのシステムに変更すると、幾つか問題が生
じる。まず、測定路にわたって、そして望ましくはシー
ス全体を通して、ガス濃度(温度、圧力、湿度およびガ
ス組成の均質性)を、十分均等に維持することが望まし
い。これは、シース内でガスを再循環させるシステム
と、局所圧力バッファなどの補償装置と、シース内のガ
スの圧力を維持する加重体積モニタとを備えることで実
行できる。第2に、ガスを汚染するような空気の流入を
最小限に抑えるためにガスの圧力を大気圧より高く維持
しながら、シースからのガス漏れを最小限に抑えるため
に、大気圧をわずかしか上回らないようにすることが好
ましい。たとえば、シース圧力を大気より1psi程度
だけ高くすることができる。シースの超過圧力と漏れと
は、(図22の空気軸受シールのような)摺動シールで
特に重要である。ガスの供給源で漏れに対応することが
できる。第3に、たとえば測定補正エレクトロニクスに
補償信号を送る波長追跡装置などを使用して、ガス環境
の特性をモニタすることが好ましい。
【0045】図29を参照すると、ヘリウム・チャンバ
2400が、低圧循環ファン2402、波長追跡装置2
404、および圧力/体積制御装置2406を封入して
いる。波長追跡装置2404は、Hewlett-Packard Co.
から市販されているモデルHP10717Aの追跡装置
のように、さらに補正信号を測定距離補正エレクトロニ
クス570に供給する任意の適切なユニットでよい。圧
力/体積制御装置2406は、いずれの適切なデザイン
でもよいが、図29に概略的に図示したように、加重ダ
イアフラム・アセンブリ2408、体積レベル検出器2
410、および大気への通気口2412を含む。検出器
2410は、制御可能な弁2414を制御して、チャン
バに補給する必要がある都度、ヘリウム供給容器241
6からチャンバ2400にガスが入るようにする。
2400が、低圧循環ファン2402、波長追跡装置2
404、および圧力/体積制御装置2406を封入して
いる。波長追跡装置2404は、Hewlett-Packard Co.
から市販されているモデルHP10717Aの追跡装置
のように、さらに補正信号を測定距離補正エレクトロニ
クス570に供給する任意の適切なユニットでよい。圧
力/体積制御装置2406は、いずれの適切なデザイン
でもよいが、図29に概略的に図示したように、加重ダ
イアフラム・アセンブリ2408、体積レベル検出器2
410、および大気への通気口2412を含む。検出器
2410は、制御可能な弁2414を制御して、チャン
バに補給する必要がある都度、ヘリウム供給容器241
6からチャンバ2400にガスが入るようにする。
【0046】中央の可撓管が、ファン2402からステ
ージの干渉計シースのハウジングへ、そしてそのハウジ
ングから元のチャンバ2400へと、ガスを運ぶ。図示
のように、可撓管2418は、ヘリウムをファン240
2からハウジング1120’に運び、可撓管2420
は、ヘリウムを(たとえば図24の図示されていないX
軸シースなどの)他のシースのハウジングへと運ぶ。管
2422は、中を管2418が通り、ハウジング112
0’からチャンバ2400へというヘリウムの帰路を提
供するほど、十分に大きい直径ではない。同様に管24
24は、中を管2420が通り、他のシースのハウジン
グからのヘリウムに対して、帰路を提供する。管241
8は、チャンバ1120’内で分岐し、再循環管242
6を介して固定シース部1124’の遠方端にヘリウム
を供給するので、固定シース部1124’内のヘリウム
は、基準ビーム路に沿って連続的にリフレッシュされ
る。測定ビーム路に沿ってもヘリウムの流れが維持され
るよう、チャンバ1120’内で管2418を分岐し、
可動シース部1122’内を通る再循環管または通路
(図示せず)を介して、可動シース部1122’の遠方
端にヘリウムを供給することも好ましい。可動シース部
1122’と可動シース部1122’の遠方端にガスを
分配する再循環管または通路(図示せず)は、測定ビー
ムと干渉しないよう設計される。シースの容積は、可動
シース部1122’がステージ900の動作とともに伸
張および収縮するにつれて変化する。測定された光路長
に影響を及ぼし得る圧力変動を最小限に抑えるため、ダ
イアフラム2430の上面が大気圧、すなわち通気口2
412が曝されるのと同じ圧力に曝されるようにした、
バネ付きダイアフラム2430と大気へ通じる通気口2
432を有する局所容積バッファ2428で、この容積
変化を補償する。
ージの干渉計シースのハウジングへ、そしてそのハウジ
ングから元のチャンバ2400へと、ガスを運ぶ。図示
のように、可撓管2418は、ヘリウムをファン240
2からハウジング1120’に運び、可撓管2420
は、ヘリウムを(たとえば図24の図示されていないX
軸シースなどの)他のシースのハウジングへと運ぶ。管
2422は、中を管2418が通り、ハウジング112
0’からチャンバ2400へというヘリウムの帰路を提
供するほど、十分に大きい直径ではない。同様に管24
24は、中を管2420が通り、他のシースのハウジン
グからのヘリウムに対して、帰路を提供する。管241
8は、チャンバ1120’内で分岐し、再循環管242
6を介して固定シース部1124’の遠方端にヘリウム
を供給するので、固定シース部1124’内のヘリウム
は、基準ビーム路に沿って連続的にリフレッシュされ
る。測定ビーム路に沿ってもヘリウムの流れが維持され
るよう、チャンバ1120’内で管2418を分岐し、
可動シース部1122’内を通る再循環管または通路
(図示せず)を介して、可動シース部1122’の遠方
端にヘリウムを供給することも好ましい。可動シース部
1122’と可動シース部1122’の遠方端にガスを
分配する再循環管または通路(図示せず)は、測定ビー
ムと干渉しないよう設計される。シースの容積は、可動
シース部1122’がステージ900の動作とともに伸
張および収縮するにつれて変化する。測定された光路長
に影響を及ぼし得る圧力変動を最小限に抑えるため、ダ
イアフラム2430の上面が大気圧、すなわち通気口2
412が曝されるのと同じ圧力に曝されるようにした、
バネ付きダイアフラム2430と大気へ通じる通気口2
432を有する局所容積バッファ2428で、この容積
変化を補償する。
【0047】システム内の全レーザ干渉計測定路に対し
て同じ環境(温度、圧力、湿度)を維持すると、距離測
定の精度および安定性が改善される。システムの全干渉
計に対して、制御された同じ環境があれば、干渉計間の
相対測定誤差も小さくすることができる。このようなシ
ステムでは、レーザ干渉計付近の空気の処理の設計は、
レーザ測定の問題によって制約されない。測定路が封入
されているからである。したがって、乱流、温度の変
動、湿度などの外部の原因は、干渉計の測定機能を妨害
しない。
て同じ環境(温度、圧力、湿度)を維持すると、距離測
定の精度および安定性が改善される。システムの全干渉
計に対して、制御された同じ環境があれば、干渉計間の
相対測定誤差も小さくすることができる。このようなシ
ステムでは、レーザ干渉計付近の空気の処理の設計は、
レーザ測定の問題によって制約されない。測定路が封入
されているからである。したがって、乱流、温度の変
動、湿度などの外部の原因は、干渉計の測定機能を妨害
しない。
【0048】本明細書で述べた実施例は、本発明の概念
を2つの異なったタイプのステージ構造に適用する。す
なわち(たとえば図8のように)可動シース部の位置決
めのために、従動部を追加した従来のステージと、(た
とえば図16のように)可動シース部を取り付けられる
従動部を既に有するガイドなしステージである。本発明
によるレーザ・シースは、他のステージ構造にも適用す
ることができる。たとえば、X方向にステージ従動部が
あり、Y方向には従動部がないようなステージにも適用
できる。このような「混合」ステージ構造の場合は、X
軸干渉計のレーザ・シースが、(たとえば図16のよう
に)既存のステージ従動部に可動シース部を取り付ける
ことができる。Y軸の干渉計のレーザ・シースの可動シ
ース部をステージから一定距離に維持するため、(たと
えば図9のように)従動部を追加することができる。
を2つの異なったタイプのステージ構造に適用する。す
なわち(たとえば図8のように)可動シース部の位置決
めのために、従動部を追加した従来のステージと、(た
とえば図16のように)可動シース部を取り付けられる
従動部を既に有するガイドなしステージである。本発明
によるレーザ・シースは、他のステージ構造にも適用す
ることができる。たとえば、X方向にステージ従動部が
あり、Y方向には従動部がないようなステージにも適用
できる。このような「混合」ステージ構造の場合は、X
軸干渉計のレーザ・シースが、(たとえば図16のよう
に)既存のステージ従動部に可動シース部を取り付ける
ことができる。Y軸の干渉計のレーザ・シースの可動シ
ース部をステージから一定距離に維持するため、(たと
えば図9のように)従動部を追加することができる。
【0049】本発明の好ましい実施例に関する以上の記
述は、例示のために示したものにすぎず、特許請求の範
囲で規定される本発明を限定するものではない。本発明
の精神および範囲の中で、好ましい実施例に様々な変更
を加えることができるのを、当業者なら理解するであろ
う。
述は、例示のために示したものにすぎず、特許請求の範
囲で規定される本発明を限定するものではない。本発明
の精神および範囲の中で、好ましい実施例に様々な変更
を加えることができるのを、当業者なら理解するであろ
う。
【図1】半導体ウェーハ100を位置決めするための、
典型的な先行技術の配置構成の概略透視図である。
典型的な先行技術の配置構成の概略透視図である。
【図2】先行技術のシステムにおいて、位置の測定にお
ける環境変化の影響を示す。
ける環境変化の影響を示す。
【図3】本発明による図2の配置構成の変更を示す概略
図である。
図である。
【図4】本発明による図2の配置構成のさらなる変更を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図5】本発明により、ステージの位置を測定、制御す
るための配置構成を概略的に示す部分切断立面図であ
る。
るための配置構成を概略的に示す部分切断立面図であ
る。
【図6】本発明の好ましい実施例で、光路長と測定距離
との関係を示す。
との関係を示す。
【図7】本発明の好ましい実施例で、光路長と測定距離
との関係を示す。
との関係を示す。
【図8】本発明により、描画システムに取り付けられ
た、図5の配置構成の変形版の部分切断立面図である。
た、図5の配置構成の変形版の部分切断立面図である。
【図9】本発明による1対の干渉計システムを有するウ
ェーハ露光装置の透視図である。
ェーハ露光装置の透視図である。
【図10】ガイドなしステージの部品の部分拡大透視図
である。
である。
【図11】ガイドなしステージを組み立てた透視図であ
る。
る。
【図12】図11のステージの操作位置を示す透視図で
ある。
ある。
【図13】図11のステージの操作位置を示す透視図で
ある。
ある。
【図14】図11のステージの操作位置を示す透視図で
ある。
ある。
【図15】図11のステージの操作位置を示す透視図で
ある。
ある。
【図16】本発明による干渉計システムを有するガイド
なしステージの透視図である。
なしステージの透視図である。
【図17】図16の一部の詳細を示した拡大図である。
【図18】本発明による変形干渉計システムを有する、
さらに別のガイドなしステージの部分切断立面図であ
る。
さらに別のガイドなしステージの部分切断立面図であ
る。
【図19】図18の一部の詳細を示した拡大図である。
【図20】図19の線XV−XVに沿って切断した断面
図である。
図である。
【図21】図19の線XVI−XVIに沿って切断した
断面図である。
断面図である。
【図22】図23の線XVII−XVIIに沿って切断
し、本発明による空気誘導式軸受の内部構造を示す拡大
断面図である。
し、本発明による空気誘導式軸受の内部構造を示す拡大
断面図である。
【図23】隠れ線が内部構造を示す、本発明による空気
誘導式軸受の端面図である。
誘導式軸受の端面図である。
【図24】本発明により、制御ステージの位置を測定す
るさらに別の配置構成の部分切断立面図である。
るさらに別の配置構成の部分切断立面図である。
【図25】本発明によるさらに別の真空シース実施例の
断面図である。
断面図である。
【図26】軸に沿ったシステムの水平方向の範囲を示
す、図5に類似した本発明の実施例の部分切断立面図で
ある。
す、図5に類似した本発明の実施例の部分切断立面図で
ある。
【図27】システムの設置面積が減少するよう変形し、
収縮したレーザ・シースを示す、本発明の実施例の部分
切断立面図である。
収縮したレーザ・シースを示す、本発明の実施例の部分
切断立面図である。
【図28】レーザ・シースが伸張位置にある、図27の
実施例の部分切断立面図である。
実施例の部分切断立面図である。
【図29】本発明により、ガスを充填したレーザ・シー
スを有するガイドなしステージの部分切断立面図であ
る。
スを有するガイドなしステージの部分切断立面図であ
る。
100 ウェーハ 105 ステージ 110 ベッド 115 位置決め装置 120 ベッド 125 位置決め装置 130 プラットフォーム 135 光源 140 レチクル 145 投影レンズ・アセンブリ 150 レーザ光源 155 ビーム・スプリッタ 160 干渉計 165 干渉計 170 鏡体 175 鏡体 180 レーザ・ビーム 185 測定レーザ・ビーム 190 測定レーザ・ビーム 300 レーザ・ビーム 305 真空ポンプ 400 レーザ・シース 410 可動シース部 415 摺動シール 420 摺動シール 425 真空ポンプ 500 レーザ・シース 505 固定シース部 510 可動シース部 515 摺動シール 520 窓 525 ステージ従動部モータ 530 回転ネジ 535 ナット 545 ステージ従動部制御エレクトロニクス 550 近接センサ 560 干渉計測定エレクトロニクス 570 測定距離補正エレクトロニクス 575 圧力センサ 580 温度センサ 585 システム・ステージ制御エレクトロニクス 590 システム制御エレクトロニクス 700 干渉計 705 基準レーザ・ビーム 710 干渉計 715 鏡体 720 シース 725 ハウジング 730 固定シース部 735 窓 740 ブラケット 745 空隙 750 鏡体 755 窓 760 スプリッタ 800 Y軸シース 810 可動シース部 815 ハウジング 820 固定シース部 900 ステージ 902 ウェーハ 904 従動部アセンブリ 906 空気軸受プレート 908 ベース 910 コイル 912 コイル 914 コイル 916 鏡体 918 鏡体 920 コイル 942 クロス部材 944 アーム 946 アーム 948 ドライブ・トラック 950 クロス部材 952 アーム 954 アーム 962 レール 967 レール 968 レール 1010 従動部 1020 従動部 1100 光源 1102 レチクル 1104 投影レンズ・アセンブリ 1106 光源 1108 レーザ・ビーム 1110 スプリッタ 1112 ビーム 1114 ビーム 1116 鏡体 1118 Y軸干渉計システム 1120 ハウジング 1120’ ハウジング 1122 可動シース部 1122’ 可動シース部 1124 固定シース部 1124’ 固定シース部 1126 窓 1128 空隙 1128’ 空隙 1130 取付けブロック 1132 窓 1132’ 窓アセンブリ 1134 鏡体 1134’ 鏡体 1136 空隙 1136’ 空隙 1170 鏡体 1172 X軸干渉計システム 1174 鏡体 1176 ハウジング 1178 可動シース部 1180 固定シース部 1182 可動シース部 1184 固定シース部 1186 窓 1188 取付けブロック 1190 摺動シール 1192 窓 1194 取付けブロック 1196 摺動シール 1198 窓 1300 真空ポンプ 1302 管 1304 圧力センサ 1306 流入背圧制御装置 1308 干渉計 1310 測定ビーム 1312 基準ビーム 1350 支持アーム 1352 慣性ブリッジ 1354 取付け部 1356 取付け部 1360 ブロック 1400 口 1405 シール 1410 軸受 1415 端 1420 撓み継手 1425 ニップル 1430 近接センサ 1435 近接センサ 1500 測定ビーム 1502 測定ビーム 1504 測定ビーム 1506 基準ビーム 1508 基準ビーム 1510 基準ビーム 1512 固定シース部 1514 固定シース部 1516 固定シース部 1530 近接センサ 1535 空隙温度センサ 1540 空隙温度センサ 1600 軸受 1605 軸受 1610 軸受 1615 通気口 1620 入口 1700 固定シール材 1725 環状溝 1730 環状溝 1735 環状溝 1740 縦溝 1745 縦溝 1750 縦溝 1780 マニホルド 1900 測定ビーム 1905 干渉計 1910 ハウジング 1915 管 1920 窓 1925 近接センサ 1930 温度センサ 1935 蛇腹アセンブリ 1940 蛇腹 1945 管 1950 モータ 1955 ネジ 1960 ブロック 2000 チップ 2005 軸受端 2010 穴 2015 入口 2020 出口 2025 環状通路 2030 面 2040 ダイアフラム 2045 ニップル 2050 管端 2055 コイル・ネジ 2060 近接センサ 2200 第1管 2205 空気誘導式軸受 2210 壁 2215 ハウジング 2220 第2管 2225 空気誘導式軸受 2230 第2従動部モータ 2235 ネジ 2240 支持部 2245 第1従動部モータ 2250 ネジ 2255 支持部 2260 近接センサ 2400 ヘリウム・チャンバ 2402 ファン 2404 波長追跡装置 2406 制御装置 2408 ダイアフラム・アセンブリ 2410 検出器 2412 通気口 2414 弁 2416 ヘリウム供給容器 2418 可撓管 2420 管 2422 管 2424 管 2426 管 2428 局所体積バッファ 2430 ダイアフラム 2432 通気口
Claims (33)
- 【請求項1】 a.反射面を有する可動物体と、 b.測定ビームをビーム路に沿って反射面に向け、レー
ザ干渉計と反射面間の光路長を表す測定距離信号を生成
するレーザ干渉計と、 c.ビーム路に沿って測定ビームを封入して、測定ビー
ムのための制御された環境の体積を規定すると共に反射
面がレーザ干渉計に対して位置を変更しても、ビーム路
の少なくとも一部が依然として封入された状態であるよ
うに、シースが、反射面の位置変化につれて有効長が変
化するシースとを備えたことを特徴とする位置測定装
置。 - 【請求項2】 さらに、 d.シース内の環境を制御する環境制御装置を備える請
求項1記載の装置。 - 【請求項3】 シース部の有効長が従動部に応じて変動
し、装置がさらに、反射面の動作に従う従動部を備える
請求項1記載の装置。 - 【請求項4】 ビーム路の環境特性を検出し、検出され
た環境特性に応じて測定距離信号を補償して、レーザ干
渉計と反射面間の実際の距離を示す補正信号を生成する
補正装置を備える請求項1記載の装置。 - 【請求項5】 シースが、ビーム路の一部を封入するハ
ウジングを備え、ハウジングが、壁と壁を通るビーム用
開口部とを有し、シース部が、ビーム用開口部を通って
延びてビーム路にほぼ平行な方向で壁に対して移動する
ように支持されている細長い中空の部材を備える請求項
1記載の装置。 - 【請求項6】 さらに、ビーム用開口部内でシース部を
支える空気誘導式軸受を備える請求項5記載の装置。 - 【請求項7】 シース部が、ビーム路の一部を封入する
ハウジングを備え、ハウジングが、壁と壁を通るビーム
用開口部とを有し、シース部が、ビーム用開口部を通っ
て延びてビーム路にほぼ平行な方向で壁に対して移動す
るように支持されている細長い中空の部材を備え、シー
ス部がさらに、細長い中空部材の反射面側の端を覆う窓
を備え、窓によって、測定ビームが制御された環境と反
射面間を通過できる請求項4記載の装置。 - 【請求項8】 従動部が、ビーム路に沿ってシース部を
変位させることによってシース部の有効長を変化させ、
窓を反射面からほぼ一定の距離に維持する請求項7記載
の装置。 - 【請求項9】 さらに、窓と反射面間の距離を測定する
ギャップ・センサを備え、補正装置が、ギャップ・セン
サに反応して、窓と反射面間の測定距離に応じて測定距
離信号を補償する請求項7記載の装置。 - 【請求項10】 さらに、窓と反射面間のギャップ領域
で大気温度を検出する温度センサを含み、補正装置が、
温度センサに反応して、検出された大気温度に応じて測
定距離信号を補償する請求項9記載の装置。 - 【請求項11】 さらに、制御された環境内の圧力を検
出する圧力センサを含み、補正装置が、圧力センサに反
応して、検出された圧力に応じて測定距離信号を補償す
る請求項7記載の装置。 - 【請求項12】 窓が、制御された環境の屈折率とは異
なる屈折率を有し、補正装置が、窓の光路長に合わせて
測定距離信号を補償する請求項7記載の装置。 - 【請求項13】 細長い中空部材の反射面側の端に、シ
ース部を反射面からほぼ固定した間隔で維持するための
軸受を取り付けた請求項1記載の装置。 - 【請求項14】 軸受が、反復力を持って反射面に偏っ
た面を有するチップ端を備え、加圧ガスを排出するため
の少なくとも1本の通路を有して面と反射面間の分離を
確保する請求項13記載の装置。 - 【請求項15】 シースが、ビーム路の一部を封入する
ハウジングを備え、ハウジングが、壁と壁を通るビーム
とを有し、シース部が細長い中空部材の伸縮するアセン
ブリを備え、アセンブリがビーム用開口部を通って延び
て、ビーム路におおむね平行の方向で壁に対して移動す
るように取り付けられた請求項1記載の装置。 - 【請求項16】 シースが、ビーム路の一部を封入する
ハウジングを備え、ハウジングが、壁と壁を通るビーム
用開口部とを有し、シース部が可変長の蛇腹を有する細
長い中空部材を備え、シース部が開口部に取り付けられ
て、ビーム路におおむね平行の方向で壁に対して伸張お
よび収縮する請求項1記載の装置。 - 【請求項17】 可動物体が、ステージ・アセンブリの
ステージを備え、従動部が、ステージの動作に従う可動
従動部を備え、前記端と反射面間の間隔が既定の限度以
内に維持されるよう、シース部の反射面側の端が、従動
部と一緒に移動するよう取り付けられた請求項1記載の
装置。 - 【請求項18】 環境制御装置が、シースから空気を抜
く真空ポンプと、シース内の圧力を既定限度以内に維持
する圧力制御装置とを備える請求項1記載の装置。 - 【請求項19】 シースがガスで充填された請求項1記
載の装置。 - 【請求項20】 シースがヘリウムで充填された請求項
1記載の装置。 - 【請求項21】 さらに、シース内のガスを再循環させ
てシース内にほぼ均質のガス密度を維持するための手段
を備える請求項19記載の装置。 - 【請求項22】 さらに、シース内でほぼ一定のガス圧
力を維持するための手段を備える請求項19記載の装
置。 - 【請求項23】 さらに、ガスの光学特性をモニタし
て、前記補正装置に補正信号を供給するための波長追跡
装置を備える請求項19記載の装置。 - 【請求項24】 a.相互に直角なXおよびY軸に沿っ
て移動するステージを備え、ステージがX軸鏡体とY軸
鏡体とを有し、さらに b.X軸測定ビームをX軸ビーム路に沿ってX軸鏡体に
向け、第1レーザ干渉計とX軸鏡体間の光路長を示す第
1測定距離信号を生成する第1レーザ干渉計と、 c.X軸ビーム路のほぼ全体に沿ってX軸測定ビームを
封入し、X軸測定ビームについて制御された環境の体積
を規定するシースとを備え、シースが、X軸鏡体の位置
変化とともに従動部システムに反応して変動する有効長
を有するX軸シース部を含み、さらに d.Y軸測定ビームをY軸ビーム路に沿ってY軸鏡体に
向け、第2レーザ干渉計とY軸鏡体間の光路長を示す第
2測定距離信号を生成する第2レーザ干渉計と、 e.Y軸ビーム路のほぼ全体に沿ってY軸測定ビームを
封入し、Y軸測定ビームについて制御された環境の体積
を規定するシースとを備え、シースが、Y軸鏡体の位置
変化とともに従動部システムに反応して変動する有効長
を有するY軸シース部を含み、さらに f.X軸鏡体が第1レーザ干渉計に対する位置を変更し
ても、X軸ビーム路のほぼ全部が封入されたままになる
ように、X軸シース部の有効長を変動させるX軸の従動
部と、 g.Y軸鏡体が第2レーザ干渉計に対する位置を変更し
ても、Y軸ビーム路のほぼ全部が封入されたままになる
ように、Y軸シース部の有効長を変動させるY軸従動部
とを備える、XYステージの位置を測定する装置。 - 【請求項25】 さらに、 h.シース内の環境を制御する環境制御システムを備え
る請求項24記載の装置。 - 【請求項26】 X軸ビーム路の環境特性を検出し、検
出された環境特性に応じて第1測定距離信号を補償し
て、第1レーザ干渉計とX軸鏡体間の実際の距離を示す
第1補正信号を生成する補正システムを備える請求項2
4記載の装置。 - 【請求項27】 Y軸ビーム路の環境特性を検出し、検
出された環境特性に応じて第2測定距離信号を補償し
て、第2レーザ干渉計とY軸鏡体間の実際の距離を示す
第2補正信号を生成する補正システムを備える請求項2
5記載の装置。 - 【請求項28】 X軸従動部システムが、ステージの移
動に従いながらステージと接触しないままでいる従動部
を備え、X軸シース部のX軸鏡体側の端が、X軸シース
の端がX軸鏡体からほぼ一定の間隔を維持するよう、従
動部とともに移動するよう取り付けられている請求項2
4記載の装置。 - 【請求項29】 Y軸従動部システムが、ステージの移
動に従いながらステージと接触しないままでいる従動部
を備え、Y軸シース部のY軸鏡体側の端が、Y軸シース
の端がY軸鏡体からほぼ一定の間隔を維持するよう、従
動部とともに移動するよう取り付けられている請求項2
9記載の装置。 - 【請求項30】 反射面を有する可動物体の位置を測定
する方法において、 a.干渉計からの測定ビームを、ビーム路に沿って反射
面に向け、干渉計と反射面間の光路長を示す測定距離信
号を生成するステップと、 b.測定ビームを、ビーム路のほぼ全体に渡ってシース
内に封入し、測定ビームについて制御された環境を規定
するステップと、 c.反射面が干渉計に対して位置変更しても、ビーム路
の有意の部分が封入されたままになるよう、シース部の
有効長を変動させるステップとを備えたことを特徴とす
る方法。 - 【請求項31】 さらに、 d.シース内の環境を制御するステップを備える請求項
30記載の方法。 - 【請求項32】 さらに、 d.ビーム路の環境特性を検出するステップと、 e.検出された環境特性に応じて測定距離信号を補償
し、干渉計と反射面間の実際の距離を示す補正信号を生
成するステップとを備える請求項30記載の方法。 - 【請求項33】 さらに、 e.ビーム路の環境特性を検出するステップと、 f.検出された環境特性に応じて測定距離信号を補償
し、干渉計と反射面間の実際の距離を示す補正信号を生
成するステップとを備える請求項31記載の方法。
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