JPH08261668A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH08261668A
JPH08261668A JP6812995A JP6812995A JPH08261668A JP H08261668 A JPH08261668 A JP H08261668A JP 6812995 A JP6812995 A JP 6812995A JP 6812995 A JP6812995 A JP 6812995A JP H08261668 A JPH08261668 A JP H08261668A
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tube
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝熱面積の確保と小型化が容易な熱交換器を
提供する。 【構成】 第1熱媒体の流路を構成する熱交換ユニット
1を一対のケース11で挟み込むことにより、各ヘッダ
パイプ2の外側に空間S1を形成し、且つ少なくとも隣
接するチューブ3間にこれと連通した通路S2を形成し
て、これら一対の外側空間S1と複数のチューブ間通路
S2によって第2熱媒体用の流路を構成している。隣接
するチューブ3の隙間を利用して該チューブ3と平行な
第2熱媒体用の通路S2を形成しているので、熱交換器
自体を小型化しても十分な伝熱面積を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1熱媒体と第2熱媒
体とを非接触状態で相互に熱交換させる熱交換器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】2つの熱媒体、例えば冷媒と水とを非接
触状態で相互に熱交換させる熱交換器として二重管式の
ものがある。この二重管式の熱交換器は、内管内に水を
流通させ、内管と外管との間に冷媒を流通させることに
より、冷媒と水の相互の熱交換を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の二重管式熱交換
器で伝熱面積を大きくするには二重管部分の全長を長く
するしか方法がなく、成形加工上の理由から銅材が一般
的に使用されていることも相俟って、熱交換器自体が大
型化し重くなり易く、これにより設置場所に制約を受け
る問題点がある。大型化の問題は二重管部分を折り曲げ
ることで多少なり改善できるが、逆に折り曲げによる管
潰れによって流通抵抗が増して性能低下を招来する問題
点がある。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、伝熱面積の確保と小型化
が容易な熱交換器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、第1熱媒体と第2熱媒体とを非
接触状態で相互に熱交換させる熱交換器において、互い
が平行な一対のヘッダパイプと該ヘッダパイプに両端を
接続された互いが平行な複数のチューブから成り、一対
のパイプ内空間と複数のチューブ内通路によって第1熱
媒体用の流路を構成する熱交換ユニットと、前記熱交換
ユニットを挟んで結合された一対のケースから成り、結
合状態で前記パイプまたはチューブの外側にパイプ内空
間に沿う一対の空間を形成すると共に、各チューブの幅
方向側縁にその内面を当接して少なくとも隣接するチュ
ーブ間に該外側空間と連通した通路を形成し、一対の外
側空間と複数のチューブ間通路によって第2熱媒体用の
流路を構成するケーシングとを具備した、ことを特徴と
している。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の熱交換
器において、第1熱媒体用の流路が蛇行するように少な
くとも一方のパイプ内空間に仕切り壁を設けると共に、
第2熱媒体用の流路がこれと同様に蛇行するように少な
くとも一方の外側空間に仕切り壁を設けた、ことを特徴
としている。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の熱交換器において、チューブ内通路における第1熱媒
体の流通方向とチューブ間通路における第2熱媒体の流
通方向とが相対向するように、熱交換ユニットに第1熱
媒体用の入口及び出口を設けケーシングに第2熱媒体用
の入口及び出口を設けた、ことを特徴としている。
【0008】請求項4の発明は、請求項1乃至3何れか
1項記載の熱交換器において、第2熱媒体用の流路を構
成する一方の外側空間に対応して注ぎ口を設け、ばね付
勢下でこれを閉塞可能な弁を備えたキャップを該注ぎ口
に設けた、ことを特徴としている。
【0009】請求項5の発明は、請求項1乃至4何れか
1項記載の熱交換器において、第2熱媒体のオーバーフ
ロー分を回収するための通路を注ぎ口に設けた、ことを
特徴としている。
【0010】請求項6の発明は、請求項1乃至5何れか
1項記載の熱交換器において、熱交換器構成部品のうち
少なくともケーシングを樹脂にて形成した、ことを特徴
としている。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、第1熱媒体の流路を構成
する熱交換ユニットを一対のケースで挟み込むことによ
り、熱交換ユニットのパイプまたはチューブの外側にパ
イプ内空間に沿う一対の空間を形成し、且つ少なくとも
隣接するチューブ間にこれと連通した通路を形成して、
これら一対の外側空間と複数のチューブ間通路によって
第2熱媒体用の流路を構成している。隣接するチューブ
の隙間を利用して該チューブと平行な第2熱媒体用の通
路を形成しているので、熱交換器自体を小型化しても十
分な伝熱面積を確保できる。
【0012】請求項2の発明では、パイプ内空間に設け
た仕切り壁と外側空間に設けた仕切り壁によって第1熱
媒体と第2熱媒体の流路を同じように蛇行させることが
できるので、小さなスペースで大きな流路長さを確保で
きる。他の作用は請求項1の発明と同様である。
【0013】請求項3の発明では、チューブ内通路にお
ける第1熱媒体の流通方向と、チューブ間通路における
第2熱媒体の流通方向とが相対向するように各々の入口
及び出口を決めてあるので、第1熱媒体と第2熱媒体と
を高効率で熱交換できる。他の作用は請求項1,2の発
明と同様である。
【0014】請求項4の発明では、第2熱媒体の補給を
注ぎ口を通じて行うことができ、また第2熱媒体のの流
路におけるガス抜きをガス圧による弁開放によって自動
的に行うことができる。他の作用効果は請求項1乃至3
の発明と同様である。
【0015】請求項5の発明は、第2熱媒体のオーバー
フロー分を注ぎ口に設けた通路を通じて回収することが
できる。他の作用は請求項1乃至4の発明と同様であ
る。
【0016】請求項6の発明は、ケーシングを樹脂によ
り形成することで、熱交換器自体の軽量化が図れる。他
の作用は請求項1乃至5の発明と同様である。
【0017】
【実施例】
[第1の実施例]図1乃至図9は本発明の第1の実施例
を示すもので、図1は熱交換器の斜視図、図2は図1に
示した熱交換器の分解斜視図、図3は熱交換ユニットの
一部破断側面図、図4(a)は図3のA−A線断面図、
図4(b)は仕切り壁構造の変形例を示す部分断面図、
図5はチューブの部分斜視図、図6(a)は図1のB−
B線断面図、図6(b)は仕切り壁構造の変形例を示す
部分断面図、図7は図1のC−C線断面図、図8は図7
のD−D線断面図、図9は第1熱媒体と第2熱媒体の流
れを示す図である。
【0018】本実施例の熱交換器は、図2に示すよう
に、主として熱交換ユニット1とこれを囲むケーシング
(一対のケース11)とから構成されている。この熱交
換器は構成部品全てがアルミニウムまたはその合金製で
あり、部品相互の接続箇所はろう付けされている。
【0019】熱交換ユニット1は、図3にも示すよう
に、互いが平行な一対のヘッダパイプ2と、該ヘッダパ
イプ2に両端を接続された互いが平行な複数(図中は8
本)のチューブ3と、入口管4及び出口管5とから成
る。
【0020】ヘッダパイプ2は円形パイプの上下端を蓋
板2aによって閉じられ、上下方向にチューブ接続用の
孔2bを等間隔で有している。また、一方のヘッダパイ
プ2の上下位置には入口管接続用の孔2cと出口管接続
用の孔2dが夫々設けられている。さらに、一方のヘッ
ダパイプ2内にはパイプ内空間を上下に区画する仕切り
壁6が設けられている。
【0021】この仕切り壁6は、図4(a)に示すよう
に、ヘッダパイプ2の所定位置にパイプ内径と一致した
幅の孔2eを形成し、該孔2eにパイプ内径と一致した
先端曲率を有する壁板P1を挿入することにより形成さ
れている。ちなみに、上記の仕切り壁6は、図4(b)
に示すように、ヘッダパイプ2として仕切り壁形成部分
で上下分割されたものを使用し、両分割パイプ材の間に
パイプ内径に一致した中心肉厚部を有する壁板P2を介
装することでも形成できる。
【0022】チューブ3は、図5にも示すような偏平形
状を成しており、独立した複数(図中は7本)の通路3
aを内部に並設されている。このチューブ3はその両端
を各ヘッダパイプ2の側面孔2bに挿入して接続されて
いる。
【0023】入口管4及び出口管5は一端部に雄ねじ部
4a,5aを夫々有している。この入口管4及び出口管
5は他端部をヘッダパイプ2の側面孔2c,2dに夫々
挿入し接続されている。
【0024】上記の熱交換ユニット1は、一対のヘッダ
パイプ2内の空間と複数のチューブ3内の通路によって
第1の熱媒体、例えば冷媒用の流路を構成する。図3に
破線矢印で示すように、入口管4に流入した冷媒は、一
方のヘッダパイプ2内の上側空間から上5本のチューブ
3内に流れ込み、これらチューブ3を通じて他方のヘッ
ダパイプ2内に流れ込む。他方のヘッダパイプ2内に流
れ込んだ冷媒は、下3本のチューブ3内に流れ込み、こ
れらチューブ3を通じて上記一方のヘッダパイプ2内の
下側空間に流れ込んで出口管5から流出する。
【0025】一方、ケーシングを構成する一対のケース
11は、図2に示すように、上記熱交換ユニット1の入
口管4及び出口管5を除く部分よりも大きな開口寸法
と、熱交換ユニット1の幅方向の約1/2を受容可能な
深さ寸法を有している。
【0026】各ケース11の入口管4及び出口管5側の
側面には、入口管4及び出口管5の基部外径に一致する
曲率を備えたU字形の切欠き11aが夫々対応する位置
関係にて形成されている。
【0027】また、各ケース11内には、ヘッダパイプ
2に対応する2つの凹部11bとチューブ3に対応する
凹部11cとが傾斜面11dを介して連続的に形成され
ている。ヘッダパイプ2に対応する2つの凹部11bの
深さはヘッダパイプ外径の1/2よりも大きく、チュー
ブ3に対応する凹部11cの深さはチューブ幅の1/2
にほぼ一致している。
【0028】さらに、ヘッダパイプ2に対応する一方の
凹部11b内には、図6(a)に示すように、ヘッダパ
イプ外径の1/2に一致したパイプ保持溝12aをその
中央に有する仕切り壁12が、上記仕切り壁6の位置と
対応してケース11と一体或いは別体に設けられてい
る。ケース双方の仕切り壁12は、ケース結合によりヘ
ッダパイプ2を挟んで当接して該ヘッダパイプ2の外側
に形成される空間S1を上下に区画するためのものであ
り、凹部11bの端縁から傾斜面11dと凹部11cの
境界まで及んで設けられている。ちなみに、上記の仕切
り壁12は、図6(b)に示すように、凹部11bの端
縁から凹部11c内に若干入り込む位置まで及ぶもので
あってもよい。
【0029】さらにまた、一方(図2の手前側)のケー
ス11には、仕切り壁12を有する凹部11bに対応し
て入口管接続用の孔11eと出口管接続用の孔11fが
夫々形成され、各孔11e,11dには入口管13と出
口管14の端部が夫々挿入して接続されている。
【0030】本実施例ではケース11の相互結合に嵌合
を利用していることから、一方(図2の手前側)のケー
ス11の開口寸法は他方のケース11(図2の奥側)よ
りも大きく形成されており、ケース結合時に図6(a)
及び図7に示すような嵌合しろが確保できるようになっ
ている。
【0031】上記一対のケース11は、互いの切欠き1
1aに入口管4及び出口管5の基部が入り込むように、
且つ仕切り壁12のパイプ保持溝12aにヘッダパイプ
2が入り込むように熱交換ユニット1を挟んで互いを嵌
合させ、嵌合部分をろう付けすることによって結合され
る。
【0032】両ケース11が結合された状態では、図6
(a)及び図7に示すように、各ヘッダパイプ2の外側
には、ケース双方の凹部11bと傾斜面11dによって
環状の空間S1が形成され、入口管13及び出口管14
が連通する一方の外側空間S1はケース双方の仕切り壁
12によって上下に区画される。また、ケース双方の凹
部11cが各チューブ3の幅方向側縁に当接し、これに
より隣接するチューブ間及びその上下位置にチューブ3
と同方向に延びる断面略矩形状の通路S2が形成され
る。各ヘッダパイプ2の外側に形成された空間S1がチ
ューブ3の接続端部を包含しているため、チューブ間及
びその上下位置に形成された通路S2の長手方向両端は
各外側空間S1と夫々連通する。
【0033】上記のケーシング(一対のケース11)
は、熱交換ユニット1との協働によってヘッダパイプ2
の外側に形成された一対の空間S1とチューブ間及びそ
の上下位置に形成された複数の通路S2によって第2の
熱媒体、例えば水用の流路を構成する。図7及び図9に
実線矢印で示すように、入口管13に流入した水は、一
方のヘッダパイプ周囲空間S1の下側空間から下4本の
チューブ間通路S2内に流れ込み、これら通路S2を通
じて他方のヘッダパイプ周囲空間S1内に流れ込む。他
方のヘッダパイプ周囲空間S1に流れ込んだ水は、上5
本のチューブ間通路S2内に流れ込み、これら通路S2
を通じて上記一方のヘッダパイプ周囲空間S1の上側空
間に流れ込んで出口管14から流出する。
【0034】本実施例の熱交換器によれば、隣接するチ
ューブ3の隙間を利用して該チューブ3と平行な第2熱
媒体用の通路を形成しているので、熱交換器自体を小型
化しても十分な伝熱面積を確保することができ、これに
より伝熱面積の確保と小型化が容易な熱交換器を提供で
きる。
【0035】また、構成部品全てがアルミ製であるため
熱交換器自体が極めて軽量であり、しかも部品相互の結
合をろう付けによって一括で行えるのでその組み付け作
業が簡略化できる。
【0036】さらに、ヘッダパイプ2内に設けた仕切り
壁6とパイプ周囲空間S1に設けた仕切り壁12によっ
て第1熱媒体と第2熱媒体の流路を同じように蛇行させ
ることができるので、小さなスペースで大きな流路長さ
を確保して熱交換性能を高めることができると共に、チ
ューブ3の数と各仕切り壁6,12を増加するだけで流
路形態を簡単に変更できしかも伝熱面積を拡大できる。
【0037】さらにまた、チューブ内通路における第1
熱媒体の流通方向と、チューブ間通路S2における第2
熱媒体の流通方向とが相対向するように各々の入口及び
出口を決めてあるので、第1熱媒体と第2熱媒体とを高
効率で熱交換して、性能向上に貢献できる。
【0038】尚、各チューブ3の幅方向側縁とケース双
方の凹部11cとの当接箇所はろう付け等によって密着
させるようにしてもよいが、上下の通路を完全に分離独
立化しなくても上記と同様の熱交換作用を得ることがで
きる。
【0039】[第2の実施例]図10及び図11は本発
明の第2の実施例を示すもので、図10は熱交換器の斜
視図、図11は図10のE−E線断面図である。
【0040】本実施例の熱交換器は、ケーシングの所定
位置に第2熱媒体用の注ぎ口21を設けた点と、該注ぎ
口21に開閉キャップ22を設けた点で、上記第1の実
施例と構成を相違する。他の構成は第1の実施例と同じ
であるので同一符号を用いその説明を省略する。
【0041】注ぎ口21はアルミ製で、図11に示すよ
うに、上下位置に鍔21a,21bを有する円筒形を成
している。各ケース11の一方のヘッダパイプ2の上面
に対向する部分には、注ぎ口21の下端部外径に一致す
る曲率を備えたU字形の切欠き11gが夫々設けられて
おり、注ぎ口21は、両ケース11を嵌合した状態で双
方の切欠き11gにより形成される円形孔にその下端部
を挿入しろう付けによって接続されている。また、注ぎ
口21の側面には第2熱媒体のオーバーフロー分を回収
するためのオーバーフロー管21cが連設されている。
さらに、上側鍔21aには後述する開閉キャップ22の
係合突起22eが挿入可能な切欠き21dが形成されて
いる。
【0042】開閉キャップ22は、上下動可能な弁22
aと、これを下方に付勢するコイルばね22bと、ガス
ケット22cと、キャップ本体22dとから構成されて
おり、キャップ本体22dの下面には係合突起22eが
設けられている。
【0043】注ぎ口21に開閉キャップ22を取り付け
る場合には、弁22aを注ぎ口21内に挿入し、該弁2
2aを注ぎ口21の内面段差21eに圧接させた状態で
キャップ本体22dをコイルばね22bの付勢力に抗し
て押し込みながら、係合突起22eを注ぎ口21の切欠
き21dに挿入してキャップ本体22dを回転させれば
よく、キャップ本体22dを回転した後に手を離せば、
キャップ本体22dはコイルばね22bの付勢力によっ
て上昇して係合突起22bが注ぎ口21の上側鍔21a
に圧接して固定される。弁22をコイルばね22の付勢
力によって圧接させて注ぎ口21を閉塞するキャップ構
造であるため、第2熱媒体の流路におけるガス抜きをガ
ス圧による弁開放によって自動的に行うことができる。
また、第2熱媒体のオーバーフロー分をオーバーフロー
管21cを通じて回収することができる。
【0044】一方、第2熱媒体の補給等を行うに際して
開閉キャップ22を外す場合には、コイルばね22bの
付勢力に抗してキャップ本体22dを回転させて係合突
起22eを切欠き21dに合わせ、開閉キャップ22を
持ち上げればよい。
【0045】本実施例の熱交換器によれば、注ぎ口21
を用いて第2熱媒体の補給を簡単に行えると共に、第2
熱媒体の流路におけるガス抜きと第2熱媒体のオーバー
フロー分の回収を自動的に行うことができ、これにより
熱交換器の故障回避と熱交換器に対するメンテナンスを
軽減できる。他の作用効果は第1の実施例のものと同様
である。
【0046】[第3の実施例]図12は本発明の第3の
実施例を示す熱交換器の斜視図である。
【0047】本実施例の熱交換器は、熱交換器自体を横
型にした点と、注ぎ口21を第2熱媒体の入口管13と
出口管14の間に設けた点で、上記第2の実施例と構成
を相違する。他の構成は第2の実施例と同じであるので
同一符号を用いその説明を省略する。
【0048】本実施例の熱交換器によれば、熱交換器を
設置する際に縦型のスペースが確保できない場合に有利
である。また、一方のケース11のみに注ぎ口用の取付
孔を形成すればよいので加工がその分簡略化できる。他
の作用効果は第2の実施例のものと同様である。
【0049】[第4の実施例]図13及び図14は本発
明の第4の実施例を示すもので、図13は熱交換器の斜
視図、図14(a)は図13のF−F線断面図、図14
(b)は仕切り壁構造の変形例を示す部分断面図であ
る。
【0050】本実施例の熱交換器は、熱交換ユニット1
のヘッダパイプ2の上下面及び側面一部をケーシングを
構成する一対のケース31から露出させた点で、上記第
1の実施例と構成を相違する。他の構成は第1の実施例
と同じであるので同一符号を用いその説明を省略する。
【0051】各ケース31の高さ寸法は熱交換ユニット
1におけるヘッダパイプ2の高さと一致しており、ケー
ス31の長手寸法は熱交換ユニット1におけるヘッダパ
イプ2の中心間距離よりも僅かに大きく、その上下面端
部には約1/4円形の切欠き31aが形成されている。
【0052】本実施例ではケース31の相互結合に第1
の実施例のような嵌合を利用しておらず、一対のケース
31は、互いの切欠き31aにヘッダパイプ2が入り込
むように熱交換ユニット1を挟んで互いを当接させ、ヘ
ッダパイプ2との当接部分及び相互の当接部分をろう付
けすることによって結合される。
【0053】ケース双方の凹部31bと傾斜面31dに
よってヘッダパイプ2の外側に空間S1が形成されるこ
と、一方の外側空間S1が仕切り壁32によって上下に
区画されること、また深さの小さな凹部31cによって
隣接するチューブ間及びその上下位置にチューブ3と同
方向に延びる通路S2が形成されることは第1の実施例
と同様である。ちなみに、上記の仕切り壁32は、図1
4(b)に示すように、凹部11bの端縁から凹部11
c内に若干入り込む位置まで及ぶものであってもよい。
【0054】上記のケーシング(一対のケース31)
は、第1の実施例と同様に、熱交換ユニット1との協働
によってヘッダパイプ2の外側に形成された一対の空間
S1とチューブ間及びその上下位置に形成された複数の
通路S2によって第2の熱媒体の流路を構成する。
【0055】本実施例の熱交換器によれば、ヘッダパイ
プ2の上下面及び側面一部をケース31から露出させて
いるので、ヘッダパイプ2を完全に隠蔽した第1の実施
例のものと比べてケース外形を小さくすることができ
る。他の作用効果は第1の実施例のものと同様である。
【0056】[第5の実施例]図15は本発明の第5実
施例を示す熱交換器の部分断面図である。
【0057】本実施例の熱交換器は、第4実施例と同様
に、熱交換ユニット1のヘッダパイプ2の上下面及び側
面一部をケーシングを構成する一対のケース41から露
出させた点で、上記第1の実施例と構成を相違する。他
の構成は第1の実施例と同じであるので同一符号を用い
てその説明を省略する。
【0058】各ケース41は熱交換ユニット1を挟んで
その両端部に形成した湾曲部をヘッダパイプ2の外面に
当接し、また高さ方向の上下端を最上下位置のチューブ
或いはその外側位置で相互に当接し、これら当接部分を
ろう付けによって結合されている。この結合状態では、
各ケース41はその一面41aを各チューブ3の幅方向
側縁に当接し、これにより隣接するチューブ間に該チュ
ーブ3と同方向に延びる第2熱媒体用の通路S2が形成
される。また、各ケース41のチューブ当接面端部に設
けた凹部41bによって、チューブ3の外側位置に第2
熱媒体用の空間S1が形成される。図示を省略したが、
チューブ外側に形成される一方の空間S1は仕切る壁に
よって上下に区画されており、該空間S1に対応して第
2熱媒体用の入口管43と出口管が設けられている。
【0059】上記のケーシング(一対のケース41)
は、第1の実施例と同様に、熱交換ユニット1との協働
によってチューブ外側に形成された一対の空間S1とチ
ューブ間に形成された複数の通路S2によって第2の熱
媒体の流路を構成する。
【0060】本実施例の熱交換器によれば、第2熱媒体
用の空間S1をチューブ3の外側位置に形成してあるの
で、ヘッダパイプ2の外側位置に同空間S1を形成した
ものに比べて熱交換器の幅寸法を小さくすることができ
る。他の作用効果は第1の実施例のものと同様である。
【0061】[第6の実施例]図16は本発明の第6の
実施例を示す熱交換器の部分断面図である。
【0062】本実施例の熱交換器は、ケーシングを構成
する一対のケース51を樹脂により形成した点と、両ケ
ース51の相互結合にシール材52及びばね性金属片5
3を用いた点で、上記第1の実施例と構成を相違する。
他の構成は第1の実施例と同じであるので同一符号を用
いその説明を省略する。
【0063】シール材52は各ケース51の開口縁に設
けた溝に配置されており、両ケース51はシール材52
を挟んで組み合わされた後、その周縁鍔51aの外側を
ばね性金属片53により挟持されて結合される。
【0064】本実施例の熱交換器によれば、ケーシング
を構成する一対のケース51を樹脂により形成してある
ので、さらなる軽量化と部品コストの低減が図れる。ま
た、一対のケースを透明或いは半透明にすれば、第2熱
媒体の流通状態を外部から確認することもできる。他の
作用効果は第1の実施例のものと同様である。
【0065】[本発明品の応用例]図17と図18には
本発明品の応用例を夫々示してある。
【0066】図17は本発明品をヒートポンプ式の車両
用空気調和装置の凝縮器として使用した例を示すもの
で、同図において、61は電動圧縮機、62は本発明に
よる水冷媒熱交換器、63はそのリザーブタンク、64
はヒータコア、65は室外熱交換器、66は室内熱交換
器、67,68は膨張弁、69〜72は電磁弁、73,
74は逆止弁、75は受液器、76は電磁ポンプ、77
は空調ダクト、78はブロアファン、79は吸気切替ダ
ンパ、80はエアミックスダンパである。
【0067】暖房運転時、圧縮機61から吐出した冷媒
は、図中破線矢印で示すように、電磁弁69を介して水
冷媒熱交換器62に流れ込み、逆止弁73,受液器75
及び膨張弁67を介して室外熱交換器65に流れ込み、
電磁弁71を介して圧縮機61に戻る。水冷媒熱交換器
62では冷媒と水との間で熱交換が行われ、加温された
水(温水)は、図中実線矢印で示すように、電磁ポンプ
76によってヒータコア64に送り込まれ、該ヒータコ
ア64の放熱を利用して車室内の暖房が行われる。
【0068】一方、図18は本発明品をヒートポンプ式
の車両用空気調和装置の蒸発器として使用した例を示す
もので、同図において、81は電動圧縮機、82は本発
明による水冷媒熱交換器、83はそのリザーブタンク、
84は室内凝縮器、85は室外熱交換器、86は室内熱
交換器、87〜89は膨張弁、90〜93は電磁弁、9
4,95は逆止弁、96は受液器、97は熱源であると
ころのトラクションモータ、98はトラクションモータ
97の周囲に配置された水循環容器、99は電磁ポン
プ、100は空調ダクト、101はブロアファン、10
2は吸気切替ダンパ、103はエアミックスダンパであ
る。
【0069】暖房運転時、圧縮機81から吐出した冷媒
は、図中破線矢印で示すように、電磁弁90を介して室
内凝縮器84に流れ込み、該室内凝縮器84の放熱を利
用して車室内の暖房が行われる。室内凝縮器84を通過
した冷媒は、逆止弁94及び受液器96を介して分流さ
れ、一方の分流は膨張弁87を介して室外熱交換器85
に流れ込み、他方の分流は膨張弁88を介して水冷媒熱
交換器82に流れ込み、夫々電磁弁92を介して圧縮機
81に戻る。トラクションモータ97の排熱は水循環容
器98内の水に伝えられ、加温された水(温水)は、図
中実線矢印で示すように、電磁ポンプ99によって水冷
媒熱交換器82に送り込まれ、温水と冷媒との間で熱交
換が行われる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、隣接するチューブの隙間を利用して該チューブ
と平行な第2熱媒体用の通路を形成しているので、熱交
換器自体を小型化しても十分な伝熱面積を確保すること
ができ、これにより伝熱面積の確保と小型化が容易な熱
交換器を提供できる。
【0071】請求項2の発明によれば、パイプ内空間に
設けた仕切り壁と外側空間に設けた仕切り壁によって第
1熱媒体と第2熱媒体の流路を同じように蛇行させるこ
とができるので、小さなスペースで大きな流路長さを確
保して熱交換性能を高めることができると共に、チュー
ブの数と各仕切り壁を増加するだけで流路形態を簡単に
変更できしかも伝熱面積を拡大できる。他の効果は請求
項1の発明と同様である。
【0072】請求項3の発明によれば、チューブ内通路
における第1熱媒体の流通方向と、チューブ間通路にお
ける第2熱媒体の流通方向とが相対向するように各々の
入口及び出口を決めてあるので、第1熱媒体と第2熱媒
体とを高効率で熱交換して、性能向上に貢献できる。他
の効果は請求項1,2の発明と同様である。
【0073】請求項4の発明によれば、注ぎ口を用いて
第2熱媒体の補給を簡単に行えると共に、第2熱媒体の
流路におけるガス抜きを自動的に行って熱交換器の故障
を回避できる。他の効果は請求項1乃至3の発明と同様
である。
【0074】請求項5の発明によれば、第2熱媒体のオ
ーバーフロー分の回収を自動的に行って熱交換器に対す
るメンテナンスを軽減できる。他の効果は請求項1乃至
4の発明と同様である。
【0075】請求項6の発明によれば、熱交換器の軽量
化と部品コストの低減を図ることができる。他の効果は
請求項1乃至5の発明と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す熱交換器の斜視図
【図2】図1に示した熱交換器の分解斜視図
【図3】熱交換ユニットの一部破断側面図
【図4】図3のA−A線断面図及び仕切り壁構造の変形
例を示す部分断面図
【図5】チューブの部分斜視図
【図6】図1のB−B線断面図及び仕切り壁構造の変形
例を示す部分断面図
【図7】図1のC−C線断面図
【図8】図7のD−D線断面図
【図9】第1熱媒体と第2熱媒体の流れを示す図
【図10】本発明の第2の実施例を示す熱交換器の斜視
【図11】図10のE−E線断面図
【図12】本発明の第3の実施例を示す熱交換器の斜視
【図13】本発明の第4の実施例を示す熱交換器の斜視
【図14】図13のF−F線断面図及び仕切り壁構造の
変形例を示す部分断面図
【図15】本発明の第5の実施例を示す熱交換器の部分
断面図
【図16】本発明の第6の実施例を示す熱交換器の部分
断面図
【図17】本発明品の応用例を示す空調回路図
【図18】本発明品の応用例を示す空調回路図
【符号の説明】
1…熱交換ユニット、2…ヘッダパイプ、3…チュー
ブ、4…入口管、5…出口管、6…仕切り壁、11…ケ
ース、12…仕切り壁、13…入口管、14…出口管、
S1…パイプ周囲空間、S2…チューブ間通路、21…
注ぎ口、21c…オーバーフロー管、22…開閉キャッ
プ、22a…弁、22b…コイルばね、31…ケース,
41…ケース、51…ケース。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1熱媒体と第2熱媒体とを非接触状態
    で相互に熱交換させる熱交換器において、 互いが平行な一対のヘッダパイプと該ヘッダパイプに両
    端を接続された互いが平行な複数のチューブから成り、
    一対のパイプ内空間と複数のチューブ内通路によって第
    1熱媒体用の流路を構成する熱交換ユニットと、 前記熱交換ユニットを挟んで結合された一対のケースか
    ら成り、結合状態で前記パイプまたはチューブの外側に
    パイプ内空間に沿う一対の空間を形成すると共に、各チ
    ューブの幅方向側縁にその内面を当接して少なくとも隣
    接するチューブ間に該外側空間と連通した通路を形成
    し、一対の外側空間と複数のチューブ間通路によって第
    2熱媒体用の流路を構成するケーシングとを具備した、
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 第1熱媒体用の流路が蛇行するように少
    なくとも一方のパイプ内空間に仕切り壁を設けると共
    に、第2熱媒体用の流路がこれと同様に蛇行するように
    少なくとも一方の外側空間に仕切り壁を設けた、 ことを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 チューブ内通路における第1熱媒体の流
    通方向とチューブ間通路における第2熱媒体の流通方向
    とが相対向するように、熱交換ユニットに第1熱媒体用
    の入口及び出口を設け、ケーシングに第2熱媒体用の入
    口及び出口を設けた、 ことを特徴とする請求項1または2記載の熱交換器。
  4. 【請求項4】 第2熱媒体用の流路を構成する一方の外
    側空間に対応して注ぎ口を設け、ばね付勢下でこれを閉
    塞可能な弁を備えたキャップを該注ぎ口に設けた、 ことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の熱交
    換器。
  5. 【請求項5】 第2熱媒体のオーバーフロー分を回収す
    るための通路を注ぎ口に設けた、 ことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の熱交
    換器。
  6. 【請求項6】 熱交換器構成部品のうち少なくともケー
    シングを樹脂にて形成した、 ことを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の熱交
    換器。
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