JPH08261304A - ロックアップクラッチ付トルクコンバータ - Google Patents

ロックアップクラッチ付トルクコンバータ

Info

Publication number
JPH08261304A
JPH08261304A JP6788295A JP6788295A JPH08261304A JP H08261304 A JPH08261304 A JP H08261304A JP 6788295 A JP6788295 A JP 6788295A JP 6788295 A JP6788295 A JP 6788295A JP H08261304 A JPH08261304 A JP H08261304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
torque converter
lock
clutch
baffle plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6788295A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Niikura
靖博 新倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP6788295A priority Critical patent/JPH08261304A/ja
Publication of JPH08261304A publication Critical patent/JPH08261304A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0294Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members

Landscapes

  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロックアップクラッチ付トルクコンバータに
おいて、ロックアップ応答性を向上して、燃費を向上す
ると共に、締結時のショックを緩和することを目的とす
る。 【構成】 タービン4とロックアップクラッチ13のピ
ストン14とにより挟まれた空間(トルクコンバータ室
18)の作動油が、タービン4の回転方向に相対的に流
れるのを防止するバッフルプレート(回転流れ邪魔板)
20を設けることにより、作動油がタービン回転数に近
い回転となるようにして、運転条件に応じたクラッチ隙
間量を得、ロックアップ応答時間の短縮を図って、燃費
向上、締結時のショックを緩和するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンと変速機とを
機械的に直結するロックアップクラッチを備えたトルク
コンバータに関し、特に、ロックアップの応答性を向上
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は、一般にエンジンからのト
ルクを増大する目的からトルクコンバータを動力伝達系
に備えている。そして、通常のトルクコンバータは、図
5に示すように、エンジン駆動されるポンプ1のインペ
ラ2でトルクコンバータ内の作動油(以下、オイル)を
廻し、このオイルによりステータ3による反力下でター
ビン4のブレード5をトルク増大させつつ回転させる
(トルクコンバータ状態)のものである。従って、トル
クコンバータは作動中ポンプインペラ2とタービンブレ
ード5との間でスリップを避けられず、トルクコンバー
タを動力伝達系に備える自動変速機は、操作が容易な反
面、動力伝達効率が悪いことから燃費が悪いという欠点
を持つ。
【0003】このため、従来から、エンジンのトルク変
動が問題とならない比較的高車速域で、図5に示したポ
ンプ1とタービン4を直結し(ロックアップ状態)、こ
れにより、両者間のスリップをなくす所謂直結クラッチ
付トルクコンバータ(ロックアップクラッチ付トルクコ
ンバータ)が提案されている(特開昭56−12785
5号公報及び自動車工学全書9巻「動力伝達装置」第2
15頁図3.125(山海堂発行)等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のロックアップクラッチ付トルクコンバータに
おいては、次のような問題点があった。即ち、タービン
4のシェル6においては、通常穴の開いているものが多
い。これは、図6に示すように、タービンシェル6の差
込溝としてのスリット溝7にタービンブレード5の差込
片としての爪8を差し込むと、その隙間(スリット溝7
のサイド部や両端部)に穴9が開いてしまった場合や、
或いは、タービン4内部の圧力低下によるタービンシェ
ル6の変形を逃げるために、積極的に穴を開ける場合等
であり、かかる穴が以下のような悪影響を与える。
【0005】即ち、タービン4の内径に近い図5のC位
置に前記穴9が開いている場合、タービン4内部が低圧
のため、領域10にあるオイルは、穴9に向かって流れ
る。ところが、静止座標から見れば、領域10にあるオ
イルは略タービン回転数(数千rpm)で回転してお
り、穴9に向かう流れと一緒になると、オイルは何回も
渦を巻いて穴9に流れ込むようになると考えられる。
【0006】つまり、領域10のオイルは、タービン回
転数より速く回転していると考えられる。すると、以下
に説明するメカニズムで、ロックアップ開始前のロック
アップクラッチ隙間が大きくなり、ロックアップ応答性
が悪化するという問題がある。図7(A)において、ア
ンロックアップ時は、オイルはコンバータカバー11側
からロックアップクラッチ13の隙間12を通ってター
ビン4側に流れており、ロックアップクラッチ13のピ
ストン14の外周部において圧力Poはコンバータカバ
ー11側とタービン4側で等しいので、そこを基準にオ
イルの回転数で決まる遠心圧がピストン14に働く。先
ず、コンバータカバー11側に生じる圧力は、コンバー
タカバー11とピストン14間のオイルが、コンバータ
カバーの回転数N1 (エンジン回転数に等しい)とピス
トン14の回転数N2 の平均の回転数で回転していると
見積り、(N1 +N2 )/2の回転数で遠心圧を生じる
と、図7(A)のハッチング部の圧力Aでピストン14
を押すと考えられる。
【0007】一方、ピストン14を押し付ける力は、ピ
ストン14のタービン4側のオイルが、タービン4の回
転数N2 で回転していると、PoからN2 回転による遠
心圧を差し引いたBの圧力分布となるはずである。ドラ
イブ時は、N1 >N2 であるから、(N1 +N2 )/2
>N2 となり、コンバータカバー11側に生じる圧力A
がタービン4側に生じる圧力Bよりも小さくなる(回転
数が高い方が圧力は小さい)。
【0008】従って、ピストン14はコンバータカバー
11側に押されるが、図7(B)に示すように、ピスト
ン14が押されてロックアップクラッチ13の隙間12
が小さくなると、コンバータカバー11の内径側からの
流れ(流量Q)が絞られるので、オリフィス効果でコン
バータカバー11側の圧力が図7(B)のΔPだけ高く
なって、ロックアップクラッチ13の隙間量δはA+C
=Bでバランスする位置に落ちつくはずである。
【0009】以上の理論は、ピストン14とタービン4
の間のオイルがタービン回転数N2で回転した場合であ
るが、コンバータカバー11の回転数N1 に引きずられ
て、ピストン14とタービン4の間のオイル(主に外周
側)が回転すると、N2 よりも回転数が高くなり、前述
の理論で押し付け力が低下することになる。即ち、隙間
量δが大きくなり、ロックアップに移行する際、リリー
ス室の油圧を抜いて(Qの向きを逆にする)も、移動距
離が大きいため、ロックアップ応答時間が多くかかるこ
とになる。
【0010】ロックアップ応答性が悪いと、燃費向上の
効果が薄れること、締結時にショックを生じ易いこと、
等の不具合を生じることになる。そこで、本発明は以上
のような従来の問題点に鑑み、ロックアップクラッチ付
トルクコンバータにおいて、タービンとロックアップク
ラッチのピストンとに挟まれた空間の作動油が回転方向
に相対的に流れるのを防止する手段を設けることによ
り、ロックアップ応答性を向上して、燃費を向上すると
共に、締結時のショックを緩和することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、エンジン駆動されるトルクコンバータのポン
プインペラでトルクコンバータ内の作動油を廻し、この
作動油によりステータによる反力下でタービンのトルク
を増大させつつ回転させる構成であって、前記トルクコ
ンバータのポンプにタービを直結するロックアップクラ
ッチを備えたトルクコンバータにおいて、前記タービン
とロックアップクラッチのピストンとにより挟まれた空
間の作動油が、タービン回転方向に相対的に流れるのを
防止するバッフルプレートを設けるようにした。
【0012】請求項2記載の発明は、前記バッフルプレ
ートを、タービンシェルの外壁に固定するようにした。
請求項3記載の発明は、前記ロックアップクラッチのピ
ストンをダンパ装置を介してタービンブレードに結合す
る構成において、前記バッフルプレートを、ダンパ装置
に固定された構成若しくはダンパ装置の構成部品の一部
である構成とした。
【0013】請求項4記載の発明は、タービンブレード
とタービンシェルとの組み付けに際して、タービンブレ
ードの差込片をタービンシェルの差込溝に差し込んで折
り曲げるようにし、前記バッフルプレートを、前記差込
片のうち、差込溝に差し込んだ後に折り曲げない少なく
とも1つの差込片から構成した。
【0014】請求項5記載の発明は、タービンブレード
とタービンシェルとの組み付けに際して、タービンブレ
ードの差込片をタービンシェルの差込溝に差し込んで折
り曲げるようにし、前記バッフルプレートを、前記差込
片のうち、差込溝に差し込んだ後に一度折り曲げてから
立て起こした少なくとも1つの差込片から構成した。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明において、トルクコンバー
タは、ドライブ状態では、ポンプの回転数がタービンの
回転数より速く回転しており、従来では、タービンとロ
ックアップクラッチのピストンとにより挟まれた領域の
作動油は、タービンの回転数より速い回転数で回転して
いた。このため、ピストンのクラッチ隙間量がタービン
回転数で回転していた場合の隙間量と比較して、大きな
隙間量となっていた。
【0016】これに対して、本発明のバッフルプレート
を設けた構成では、作動油はタービン回転数に近い回転
をすると考えられ、運転条件に応じたクラッチ隙間量が
得られ、これは従来のクラッチ隙間量よりも小さいた
め、ロックアップ応答時間が短縮されることになる。こ
のようにロックアップ応答性を良好になる結果、燃費向
上の効果が高まり、締結時にショックを生じ難い等の利
点を奏することになる。
【0017】又、かかる効果に加え、ロックアップ応答
性が改善されれば、ロックアップデューティ変化に対す
る滑り回転数(エンジン回転数とタービン回転数の差)
の遅れが小さくなるから、ロックアップショックを和ら
げるためにデューティを緩やかに変化させる場合に、制
御が行い易く、結果としてロックアップショックの改善
を図れるという効果がある。
【0018】請求項2記載の発明において、バッフルプ
レートは、タービンの内径側から外径側まで全てをカバ
ーするように設けることができ、上記の作用・効果がよ
り発揮される。請求項3記載の発明において、ダンパ装
置はピストンと一体に移動するから、タービンに最も接
近したときに、タービンとは接触しないような大きさに
設計すれば、上記と同様の作用・効果が得られる。
【0019】請求項4記載の発明において、バッフルプ
レートは部分的に設けられるが、タービン回転方向への
相対的な作動油流れを邪魔することができ、上記と同様
の作用・効果が得られる。請求項5記載の発明におい
て、強度の問題からタービンブレードの全ての爪をター
ビンシェルのスリット溝に差し込んで折り曲げる必要の
ある場合有効である。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、ロックアップクラッチ付トルクコンバー
タの構成を示している。この図において、エンジン駆動
されるポンプ1のインペラ2により、トルクコンバータ
内の作動油(以下、オイル)が廻され、このオイルによ
りステータ3による反力下でタービン4のトルクが増大
されつつ回転される。そして、前記ポンプ1にタービン
ブ4を直結、即ち、エンジンと変速機とを機械的に直結
するロックアップクラッチ13が設けられている。
【0021】このロックアップクラッチ13は、次のよ
うに構成される。即ち、ハブ15上にロックアップクラ
ッチ13のピストン14が摺動自在に嵌合され、このピ
ストン14はコンバータカバー11内に収納される。こ
のコンバータカバー11の端壁に対向するピストン14
の面には環状のクラッチフェーシング16が設けられ、
このクラッチフェーシング16がコンバータカバー11
の端壁に接するとき、ピストン14の両端にロックアッ
プ室17とトルクコンバータ室18とが画成されるよう
に構成される。
【0022】前記ピストン14は、ダンパ装置としての
トーショナルダンパ19を介してタービンブレード5に
結合される。このトーショナルダンパ19は、ドライブ
フレート19A、トーショナルスプリング19B等の各
構成部品から構成される。かかる構成のロックアップク
ラッチ付トルクコンバータにおいて、前記タービン4と
ロックアップクラッチ13のピストン14とにより挟ま
れた空間(トルクコンバータ室18)のオイルが、ター
ビン4の回転方向に相対的に流れるのを防止するバッフ
ルプレート(回転流れ邪魔板)20が設けられており、
本実施例において、バッフルプレート20は、タービン
シェル6の外壁に固定されている。
【0023】次に、このようにバッフルプレート20を
設けたことによる作用・効果について説明する。トルク
コンバータは、ドライブ状態では、ポンプ1の回転数が
タービン4の回転数より速く回転しており、従来では、
タービン4とロックアップクラッチ13のピストン14
とにより挟まれた領域のオイルは、前述したように、タ
ービン4の回転数より速い回転数で回転していた。この
ため、前述した理論から、ピストン14のクラッチ隙間
量δがタービン回転数で回転していた場合の隙間量と比
較して、大きな隙間量となっていた。
【0024】これに対して、上述のバッフルプレート2
0を設けた構成では、単一のバッフルプレート20の場
合は、1回転以上は回転できず、2個のバッフルプレー
トであれば、180度の角度の回転、n個ならば360
/nの角度回転するのみで、オイルはタービン回転数に
近い回転をすると考えられ、運転条件に応じたクラッチ
隙間量δ(前述の理論に基づいた)が得られ、これは従
来のクラッチ隙間量よりも小さいため、ロックアップ応
答時間が短縮されることになる。
【0025】このようにロックアップ応答性を良好にな
る結果、燃費向上の効果が高まり、締結時にショックを
生じ難い等の利点を奏することになる。又、かかる効果
に加え、ロックアップ応答性が改善されれば、ロックア
ップデューティ変化に対する滑り回転数(エンジン回転
数とタービン回転数の差)の遅れが小さくなるから、ロ
ックアップショックを和らげるためにデューティを緩や
かに変化させる場合に、制御が行い易く、結果としてロ
ックアップショックの改善を図れるという効果がある。
【0026】かかる実施例のバッフルプレート20は、
タービン4の内径側から外径側まで全てをカバーするよ
うに設けているが、部分的に設けてもタービンシェル6
の穴に向かうタービン回転方向のオイル流れを邪魔する
ことができれば、上記と同様の作用・効果が得られる。
このような考えから得られたバッフルプレートの他の実
施例を図2に示す。
【0027】このバッフルプレートは、タービンブレー
ド5とタービンシェル6との組み付けに際して、タービ
ンブレード5の差込片としての爪8をタービンシェル6
の差込溝としてのスリット溝7に差し込んで折り曲げる
ように構成において、前記爪8のうち、スリット溝7に
差し込んだ後に折り曲げない少なくとも1つの爪8Aか
ら構成される。
【0028】かかるバッフルプレートを設けるに当たっ
ては、タービンブレード5とタービンシェル6との組み
付けの耐久性を当然損なうことがないように、上下に位
置する爪8Aから構成するのが好ましく、タービンブレ
ード5の板厚を厚くして、強度を確保しておくのが好ま
しく、これにより、図1の実施例のバッフルプレート2
0ほどの効果はないが、タービン4とロックアップクラ
ッチ13のピストン14とにより挟まれた空間のオイル
が、タービン回転方向に相対的に流れるのを防止する効
果は十分に得られる。
【0029】又、強度の問題からタービンブレード5の
全ての爪8をタービンシェル6のスリット溝7に差し込
んで折り曲げる必要のある場合には、図3に示すよう
に、爪8Bをスリット溝7に差し込んだ後に一度折り曲
げてから再度立て起こすようにすれば、何ら問題はな
い。図4はバッフルプレートの更に他の実施例を示して
いる。
【0030】この実施例は、バッフルプレート22を、
前記トーショナルダンパ19に固定するようにしたもの
であり、トーショナルダンパ19におけるドライブプレ
ート19Aをピストン14に結合する内側のホルダ部材
23の外面に固定取付したものである。前記ホルダ部材
23は、ピストン14と一体に移動するから、タービン
4に最も接近したときに、タービン4とは接触しないよ
うな大きさに設計して、上記の他のバッフルプレートと
同様の作用・効果が得るようにする。
【0031】尚、トーショナルダンパ19自体の構成部
品によりバッフルプレートを構成するようにしても良
い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、作動油はタービン回転数に近い回転をする
と考えられ、運転条件に応じたクラッチ隙間量が得ら
れ、これは従来のクラッチ隙間量よりも小さいため、ロ
ックアップ応答時間が短縮されることになり、ロックア
ップ応答性を良好になる結果、燃費向上の効果が高ま
り、締結時にショックを生じ難い等の利点を奏すること
ができると共に、ロックアップショックの改善を図れる
という効果がある。
【0033】請求項2記載の発明によれば、バッフルプ
レートは、タービンの内径側から外径側まで全てをカバ
ーするように設けることができ、上記の作用・効果がよ
り発揮される。請求項3記載の発明によれば、ダンパ装
置はピストンと一体に移動するから、タービンに最も接
近したときに、タービンとは接触しないような大きさに
設計すれば、上記と同様の作用・効果が得られる。
【0034】請求項4記載の発明によれば、バッフルプ
レートは部分的に設けられるが、タービン回転方向への
相対的な作動油流れを邪魔することができ、上記と同様
の作用・効果が得られる。請求項5記載の発明によれ
ば、強度の問題からタービンブレードの全ての爪をター
ビンシェルのスリット溝に差し込んで折り曲げる必要の
ある場合有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1及び2記載の発明の一実施例を示す
縦断面図
【図2】 請求項4記載の発明の一実施例を示す縦断面
【図3】 請求項5記載の発明の一実施例を示す図で、
(A)は正面図、(B)は(A)中B矢視図
【図4】 請求項3記載の発明の一実施例を示す縦断面
【図5】 従来例を示す縦断面図
【図6】 図5中C矢視図
【図7】 ロックアップクラッチ隙間の理論を説明する
【符号の説明】
1 ポンプ 2 ポンプインペラ 3 ステータ 4 タービン 5 タービンブレード 6 タービンシェル 7 スリット溝 8A 爪 11 コンバータカバー 13 ロックアップクラッチ 14 ピストン 19 トーショナルダンパ 20 バッフルプレート 22 バッフルプレート 23 ホルダ部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン駆動されるトルクコンバータのポ
    ンプインペラでトルクコンバータ内の作動油を廻し、こ
    の作動油によりステータによる反力下でタービンのトル
    クを増大させつつ回転させる構成であって、前記トルク
    コンバータのポンプにタービを直結するロックアップク
    ラッチを備えたトルクコンバータにおいて、 前記タービンとロックアップクラッチのピストンとによ
    り挟まれた空間の作動油が、タービン回転方向に相対的
    に流れるのを防止するバッフルプレートを設けたことを
    特徴とするロックアップクラッチ付トルクコンバータ。
  2. 【請求項2】前記バッフルプレートは、タービンシェル
    の外壁に固定されたことを特徴とする請求項1記載のロ
    ックアップクラッチ付トルクコンバータ。
  3. 【請求項3】前記ロックアップクラッチのピストンをダ
    ンパ装置を介してタービンブレードに結合する構成にお
    いて、前記バッフルプレートを、ダンパ装置に固定され
    た構成若しくはダンパ装置の構成部品の一部である構成
    としたことを特徴とする請求項1記載のロックアップク
    ラッチ付トルクコンバータ。
  4. 【請求項4】タービンブレードとタービンシェルとの組
    み付けに際して、タービンブレードの差込片をタービン
    シェルの差込溝に差し込んで折り曲げるようにし、前記
    バッフルプレートを、前記差込片のうち、差込溝に差し
    込んだ後に折り曲げない少なくとも1つの差込片から構
    成したことを特徴とする請求項1記載のロックアップク
    ラッチ付トルクコンバータ。
  5. 【請求項5】タービンブレードとタービンシェルとの組
    み付けに際して、タービンブレードの差込片をタービン
    シェルの差込溝に差し込んで折り曲げるようにし、前記
    バッフルプレートを、前記差込片のうち、差込溝に差し
    込んだ後に一度折り曲げてから立て起こした少なくとも
    1つの差込片から構成したことを特徴とする請求項1記
    載のロックアップクラッチ付トルクコンバータ。
JP6788295A 1995-03-27 1995-03-27 ロックアップクラッチ付トルクコンバータ Pending JPH08261304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6788295A JPH08261304A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 ロックアップクラッチ付トルクコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6788295A JPH08261304A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 ロックアップクラッチ付トルクコンバータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08261304A true JPH08261304A (ja) 1996-10-11

Family

ID=13357723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6788295A Pending JPH08261304A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 ロックアップクラッチ付トルクコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08261304A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190054795A (ko) * 2017-11-14 2019-05-22 주식회사 카펙발레오 차량용 토크 컨버터

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190054795A (ko) * 2017-11-14 2019-05-22 주식회사 카펙발레오 차량용 토크 컨버터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4000152B2 (ja) クラッチ装置
JP2594388B2 (ja) トルクコンバータ
JPH0756328B2 (ja) トルクコンバータ用ロックアップ装置
JP2009047272A (ja) ロックアップクラッチ付き流体伝動装置
US5718114A (en) One-way clutch mechanism of torque converter
JP2002147563A (ja) トルクコンバータ
JP3844708B2 (ja) ピストン連結機構及びそれを備えた流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
KR19990023569A (ko) 토크컨버터
JPH0979345A (ja) トルクコンバータの直結クラッチ
EP1298350B1 (en) Torque converter
KR100284230B1 (ko) 토크컨버터
JPH08261304A (ja) ロックアップクラッチ付トルクコンバータ
JP3155286B2 (ja) トルクコンバータ
JP2005036958A (ja) 流体伝動装置
EP1298352B1 (en) Torque converter
US5279118A (en) Fluid coupling
JP3525517B2 (ja) ロックアップ機構付きトルクコンバータ
JP2000234661A (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
EP1582771B1 (en) Fluid transmission apparatus with a lockup clutch
JPH0637568U (ja) 自動変速機の動力伝達装置
JPH08261307A (ja) ロックアップクラッチ付トルクコンバータ
JP4561070B2 (ja) ロックアップ機構付き流体伝達装置
JP2836387B2 (ja) ロックアップクラッチ付き流体伝動装置
JP4285308B2 (ja) 自動車用トルクコンバータ
JPH04151056A (ja) 直結クラッチ付流体伝動装置