JPH08261123A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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JPH08261123A
JPH08261123A JP6136695A JP6136695A JPH08261123A JP H08261123 A JPH08261123 A JP H08261123A JP 6136695 A JP6136695 A JP 6136695A JP 6136695 A JP6136695 A JP 6136695A JP H08261123 A JPH08261123 A JP H08261123A
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JP
Japan
Prior art keywords
ignition timing
map
speed range
maps
internal combustion
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Pending
Application number
JP6136695A
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English (en)
Inventor
Tateshi Shimizu
立志 清水
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータの記憶容量の範囲内で数多くの
点火時期のマップを決定できると共に、点火時期のマッ
プを容易に変更できる内燃機関の点火時期制御装置を提
供する。 【構成】 点火時期制御装置10は、そのCPUのマス
クROMに内燃機関の全回転数域を低回転数域と高回転
数域の2つに分割した各回転数域のそれぞれに対応し
て、内燃機関回転数に対する点火時期のマップを複数例
えば3つずつ記憶する。また、前記点火時期制御装置1
0では、選択端子10aからの選択信号の入力により記
憶された点火時期のマップを回転数域毎に1つ選択して
全回転数域での点火時期のマップを設定するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関(エンジン)
の回転数に対応した点火時期のマップにより点火時期を
制御する点火時期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に内燃機関のスパークプラグの点火
時期はイグナイターで決定している。電子進角制御にお
いては、このイグナイター内での点火時期の制御は予
め、制御用のコンピュータ(CPU)のメモリー内にマ
ップ(例えばマスクで設定するマスクROM内に記憶さ
れる)として記憶されている点火時期にもとづき行われ
る(例えば特開昭61−167169号公報、特開昭6
2−147049号公報参照)。
【0003】従来は、前記内燃機関の全回転数域(全回
転域ともいう)に対応した点火時期のマップ(制御カー
ブ等)を設定するためのマスクについて、図9の(a)
〜(d)に示すような様々のパターンのものを複数(数
種類〜数十種類)予め決定しておき、そして、車両の生
産時に前記複数のマスクから一つのマスクを生産仕様と
して選択して、その選択マスクでメモリーに点火時期マ
ップを記憶させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
技術では全回転数域での点火時期を決定して複数のマス
クを作り、その中から使用するマスクを生産時に決定す
るので、一つの点火時期のマスクで低回転数域から高回
転数域までの全回転数域について点火時期が設定されて
しまう。したがって、生産時に低回転数域では例えば図
9の(a)のマスクが適切であるが高回転数域では図9
の(c)のマスクが適切であるということになった場合
には、それらのいずれのマスクも要求される点火時期の
マスクと異なるため選定が困難であるので、やむをえず
に例えばその(c)のマスクを選定して、ROM内にマ
ップを設定していた。すなわち、一度決定された点火時
期のマスクは要求されるものに変更できにくいという問
題点がある。
【0005】これに対して、ある程度の数のマスクで前
記コンピュータ(メモリー)に記憶しておくという方法
が考えられる。しかしながら、この方法においては、メ
モリーの容量には制約があり、記憶できるマスクの数も
限られ、また、通常は、マスクの決定時期が生産の3カ
月前となり、マスクの選択時期が生産の1カ月前と時期
が異なるため、前記のように要求される点火時期のマス
クが、決定したマスクと異なるものになった場合に要求
される点火時期のマスクが設定できないという問題が生
じる。なお、前記公報(特開昭61−167169号、
特開昭62−147049号)では、点火時期をフィー
ドバック等で補足しているものであって、前記問題点を
解消できない。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたものであって、コンピュータの記憶容量の範
囲内で数多くの点火時期のマップを決定できると共に、
点火時期のマップを容易に変更できる内燃機関の点火時
期制御装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
課題を解決するため、内燃機関の回転数に対応した点火
時期のマップにより点火時期を制御する装置において、
内燃機関の全回転数域を複数に分割した各回転数域のう
ちの少なくとも1つの回転数域に対応して、点火時期の
マップを2以上記憶するメモリー手段と、記憶された点
火時期のマップを回転数域毎に選択して全回転数域での
点火時期のマップを設定する手段とを備えたことを特徴
とする内燃機関の点火時期制御装置。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、複数に分割した内燃
機関の回転数域のうちの少なくとも1つの回転数域に対
応して、点火時期のマップをメモリーに2以上記憶し、
記憶された点火時期のマップを回転数域毎に選択して全
回転数域での点火時期のマップを設定する。したがっ
て、例えば内燃機関のマスク設定時に全回転数域を低回
転数域と高回転数域とに分割してそれぞれ複数の点火時
期のマップを記憶し、生産仕様を決定するときに記憶さ
れたマップから各回転数域で最も要求に適するマップを
選択して設定し、その選択されたマップ同士の集合によ
り全回転数域で要求に適した点火時期のマップを決定で
きるものである。
【0009】よって、各回転数域のマップを組み合わせ
て、数多くの全回転数域のマップを選択し設定できる。
例えば、低回転数域で3つのマップ、高回転数域で3つ
のマップを記憶しておけば、マップの組み合わせは9つ
になり、これは、全回転数域で9つのマップを記憶して
いることと同じになる。もちろん、回転数域の分割は低
・中・高の各回転数域に分割する等必要に応じていくつ
にも行うことができ、それにより、マップの組み合わせ
の数も増える。
【0010】また、選択に必要とされる全回転数域のマ
ップをそのまま記憶すると記憶容量を多く必要にする
が、本発明では組み合わせに必要になるマップが分割さ
れた回転数域についてのもののため、比較的記憶容量が
少なくて済み、しかも、必要になる全回転数域のマップ
を極めて効率よく設定できるため(分割回転数域のマッ
プを前記例のように低・高の回転数域で3つずつ記憶す
る記憶容量は結局全回転数域のマップを3つ記憶するメ
モリー容量とほぼ同じである、この記憶容量で9つのマ
ップを選択し設定できる)、記憶容量が少なくてすみ、
またメモリー容量の範囲内で従来よりも多くの全回転数
域マップを設定できる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1〜図9は本発明の実施例に係る内燃機
関の点火時期制御装置の説明図である。図1は前記点火
時期制御装置10が例えばイグナイター装置として構成
された説明図である。図1に示すように、点火時期制御
装置10は、内燃機関の回転数に対応した点火時期のマ
ップにより点火時期を制御するコンピュータ(中央処理
ユニット、CPU)を有していて、制御信号により内燃
機関の各気筒の点火プラグ12に点火信号を出力するも
のである。なお、図1で符号10aはマップの選択端
子、14は内燃機関の回転軸に取り付けられて回転信号
を出力するジェネレイター、16はキースイッチ(メイ
ンスイッチ)、18はバッテリー、20は点火コイルで
ある。また、点火時期制御装置10は変速機のギアポジ
ションへ出力し、かつ、回転数計(タコメーター)に回
転数信号を出力する。
【0012】前記点火時期制御装置10は、そのCPU
のマスクROM(メモリー手段に相当)に内燃機関の全
回転数域を低回転数域と高回転数域の2つに分割した各
回転数域のそれぞれに対応して、例えば、図3の(a)
〜(c)、(d)〜(f)に示すような、内燃機関回転
数に対する点火時期のマップ(点火時期カーブ)を3つ
ずつ記憶する。また、前記点火時期制御装置10では、
選択端子10aからの選択信号の入力により記憶された
点火時期のマップを回転数域毎に1つ選択して全回転数
域での点火時期のマップを選択して設定するものであ
る。
【0013】実施例の点火時期の決定の手順を図2にし
たがって説明する。まず、CPUのROMのマスク決定
時には、全回転数域を3500〜4000rpmを境に
低回転数域と高回転数域との2つに分割する。低回転数
域について3つ(例えば図3の(a)〜(c))の点火
時期マスクを決定し、高回転数域について3つ(例えば
図3の(d)〜(f))の点火時期マスクを決定する
(ステップ1)。これら決定されたマスクでROMに各
マップを記憶する(ステップ2)。
【0014】生産時には、前記ROMに記憶された各マ
ップから、低回転数域について一つのマップを選択し
て、また、高回転数域について一つのマップを選択し
て、それらマップを繋いで、全回転数域のマップを設定
する(ステップ3)。例えば、低回転数域については図
3(b)のマップを選択し、高回転数域については
(e)のマップを選択して、それらマップ同士を接続点
で繋げば、全回転域について図4のマップを設定でき
る。
【0015】ここで、本発明により例えば図5〜図8に
示すマップ例を設定する場合について説明する。4サイ
クル内燃機関例において、アイドリングの安定性(主に
低回転数域の点火時期)、加速時ノッキング(主に低回
転数域の点火時期)、排ガスレベル(主に低回転数域の
点火時期)、出力性能(全回転数域もしくは高回転数域
の点火時期)により図5〜図8に示す9本のマップを設
定する場合について説明する。これらのマップの中から
生産時の仕様を決定する。
【0016】ここで、図5のA、Bのマップ(マスク)
と、図6のC、Dのマップ(マスク)の違いは、750
0rpm以上での点火時期が22°と21°とであって
1°違いであり、また、低回転数域(この場合3500
rpm)でAとCのマップ、BとDのマップがそれぞれ
同一である。従来は、これらの共通する部分を有するマ
ップであっても、全回転数域についてA〜Dの4種類の
マップを必要にしていた。また、図7のEとFのマップ
は前記A、B、C、Dのマップと比較して、4000r
pm以上の点火時期が異なるだけである。また、図8の
はイニシャル7°の排ガス用レベルを考慮したマップで
あって、GとHとIのマップはそれぞれ6000rpm
以下の点火時期が異なるだけである。
【0017】これらA〜Iのマップのうちから生産時に
選択しようとすると、従来は全回転数域についてのマス
クを9種類決定し設定する必要があった。これに対し
て、本発明によれば、A〜Fの6種類の全回転数域のマ
ップをア〜オの分割された回転数域の5種類のマップか
ら選択して設定でき、また、G〜Iのマップを6000
rpm以下のマップが3種類と6000rpm以上(超
える)のマップが1種類あれば選択して設定できる。
【0018】以上から各分割された回転数域のマップは
回転数域がある範囲のものであり、それ自体が、全回転
数域のマップを記憶するのに比べて記憶容量を多く必要
としないため、ROMの記憶容量が少なくて済み、数多
くのマップ(マスク)を設定できることがわかる。
【0019】なお、前記実施例では、内燃機関の全回転
数域を2つに分割して(低回転数域、高回転数域)いた
が、本発明の実施範囲はこれに限定されず、分割数は3
以上でもよいものである。また、分割された回転数域の
うちのすべてについて、複数のマップ(マスク)を決定
してもあるいは、いずれか一つに複数のマップ(マス
ク)を決定してもよいものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、コン
ピュータの記憶容量の範囲内で数多くの点火時期のマッ
プを決定できると共に、点火時期のマップの変更に容易
に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る内燃機関の点火時期制御
装置の構成説明図である。
【図2】実施例のマスクおよびマップの設定手順の説明
図である。
【図3】(a)〜(f)はそれぞれ、分割された回転数
域に対する点火時期のマップ(点火時期カーブ)の例の
説明図であって、(a)〜(c)は低回転数域について
のもの、(d)〜(f)は高回転数域についてのもので
ある。
【図4】選択後に全回転数域について接続した点火時期
のマップの例の説明図である。
【図5】本発明の点火時期のマップの一例の説明図であ
る。
【図6】本発明の点火時期のマップの他の例の説明図で
ある。
【図7】本発明の点火時期のマップの他の例の説明図で
ある。
【図8】本発明の点火時期のマップの他の例の説明図で
ある。
【図9】(a)〜(d)はそれぞれ、従来の全回転数域
の点火時期のマップの例の説明図である。
【符号の説明】
10 点火時期制御装置 10a 選択端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の回転数に対応した点火時期の
    マップにより点火時期を制御する装置において、 内燃機関の全回転数域を複数に分割した各回転数域のう
    ちの少なくとも1つの回転数域に対応して、点火時期の
    マップを2以上記憶するメモリー手段と、 記憶された点火時期のマップを回転数域毎に選択して全
    回転数域での点火時期のマップを設定する手段とを備え
    たことを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
JP6136695A 1995-03-20 1995-03-20 内燃機関の点火時期制御装置 Pending JPH08261123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6136695A JPH08261123A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 内燃機関の点火時期制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6136695A JPH08261123A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 内燃機関の点火時期制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08261123A true JPH08261123A (ja) 1996-10-08

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ID=13169104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6136695A Pending JPH08261123A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 内燃機関の点火時期制御装置

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