JPH08260712A - 建物ユニットの傘装置およびその保持装置 - Google Patents

建物ユニットの傘装置およびその保持装置

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JPH08260712A
JPH08260712A JP6393495A JP6393495A JPH08260712A JP H08260712 A JPH08260712 A JP H08260712A JP 6393495 A JP6393495 A JP 6393495A JP 6393495 A JP6393495 A JP 6393495A JP H08260712 A JPH08260712 A JP H08260712A
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JP
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umbrella
arm member
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arm
building unit
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JP6393495A
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Hidetada Kawakami
栄忠 河上
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輸送制限に触れずに輸送できるようになり、
かつ、容易に保管できるようになる建物ユニットの傘装
置およびその傘装置の保持装置を提供する。 【構成】 防水シート7が被されかつ上下方向に揺動可
能な傘骨組み部材5を、、本体アーム部材62と延長ア
ーム部材63とで形成する。これらの本体アーム部材6
2と延長アーム部材63とを、本体アーム部材62の先
端に取り付けた結合部材76により分離可能に接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物ユニットの傘装置
およびその傘装置の保管装置に係り、例えば雨天時の現
場におけるユニット式建物の施工や、ユニット式建物の
施工途中の降雨等のクレーンによる建物ユニットの吊り
込み作業に使用できる。
【0002】
【背景技術】ユニット式建物は、予め工場で生産された
複数の建物ユニットを建設現場で組合わせることによっ
て建てられている。一般に、このようなユニット式建物
の雨天時での施工は、建物ユニットをクレーンで吊り込
む際にその建物ユニットが濡れるため困難とされている
が、工期の短縮等の理由から、雨天時でもクレーンでの
吊り込み作業が行えるような装置が必要となってきてい
る。このような装置の1例として、クレーンでの建物ユ
ニットの吊り込み時に、この建物ユニット全体を覆える
ような、例えば、開閉自在の傘装置等が考えられる。そ
して、このような傘装置としては、防水シートを被せた
傘骨組み部材と、この傘骨組み部材を開閉する開閉機構
とを備えたものが考えられ、この場合、傘骨組み部材と
して4本のアーム部材を組み立てるものが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一つの建物
ユニットは、長さ方向の寸法が例えば5m以上、幅方向
が2.5m以上、高さ寸法が2m以上の大きさの箱型と
なっている。従って、このような建物ユニットを覆うた
めの傘装置には、必要最小限度の大きさが求められる一
方で、特に、長大となるアーム部材を含む傘装置を、輸
送制限に触れないで輸送できるようにすることが求めら
れる。また、長大なアーム部材であれば、取扱いが困難
となり、保管が大変であるという問題もある。
【0004】本発明の目的は、輸送制限に触れずに輸送
できるようになり、かつ、容易に保管できるようになる
建物ユニットの傘装置およびその傘装置の保持装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建物ユニッ
トの傘装置は、ユニット式建物を構成する建物ユニット
を吊るための吊り部材に設けられて建物ユニットを覆う
開閉自在な傘を備え、この傘は、防水シートが被される
とともに中心側から放射状に延び、かつ、この中心側の
端部を支点として上下方向に揺動可能な複数の傘骨組み
部材を有し、これらの傘骨組み部材は、それぞれ長手方
向に接続される複数のアーム部材で構成されるととも
に、これらのアーム部材は、互いに分離可能に接続され
ていることを特徴とするものである。
【0006】この建物ユニットの傘装置において、複数
のアーム部材を、それぞれ放射状に延びているアーム部
材のうちの中心側の本体アーム部材と、この本体アーム
部材の先端に分離可能に接続される延長アーム部材とを
含んで構成し、これらの本体アーム部材および延長アー
ム部材を、それらの対向する端部同士を結合する結合部
材によって結合してもよい。そして、結合部材を、本体
アーム部材と延長アーム部材とにおける対向する端部の
いずれか一方に取り付け、他方の端部を差し込んで接続
する筒部材を備えて構成してもよい。
【0007】本発明の建物ユニットの傘装置の保持装置
は、筒部材を取り付けた本体アーム部材を保持する傘装
置の保持装置であって、枠体と、この枠体の上面に立設
されるとともに、本体アーム部材先端の筒部材が着脱自
在となっている突起部材とを備えていることを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】このような本発明では、傘を構成する傘骨組み
部材を構成する複数のアーム部材は分離可能に接続され
るので、輸送時等には、各アーム部材を分離して別々に
輸送でき、これにより、輸送制限に触れずに輸送できる
ようになる。
【0009】この建物ユニットの傘装置において、複数
の傘骨組み部材を形成する本体アーム部材と、延長アー
ム部材とを、これらの対向する端部のいずれか一方に取
り付け、他方の端部を差し込んで接続する筒部材で結合
する場合には、筒部材に他方の端部を差し込めば接続で
きるので、傘骨組み部材の形成が容易となる。
【0010】本発明の建物ユニットの傘装置の保持装置
では、枠体に設けた突起部材に本体アーム部材先端の筒
部材を取り付ければよいので、傘装置を折りたたんだ状
態で保持でき、これにより、保管が容易となるととも
に、輸送制限に触れずに輸送できる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1,2には、本発明の第1実施例の傘装置1
と、この傘装置1によって吊り上げられた建物ユニット
10との側面および平面が示されている。これらの図に
示すように、傘装置1は、開閉自在な傘2と、この傘2
が取り付けられる吊り部材であるチェーンスリング3
と、駆動手段4とを備えて構成されている。
【0012】傘2は、揺動可能となった複数の傘骨組み
部材5と、これらの傘骨組み部材5に連結され傘骨組み
部材5の開閉を行う開閉機構6と、この開閉機構6を駆
動させる駆動手段4と、チェーンスリング3から傘骨組
み部材5にわたって被せられた防水シート7とを備えて
構成されている。
【0013】チェーンスリング3は、吊りリング20と
この吊りリング20に連結された4本のチェーン21で
構成され、吊りリング20をクレーン側のフック8に引
っかけることにより、クレーンに吊り下げられるように
なっている。また、4本のチェーン21の先端には図示
しないフックが取り付けられ、このフックと建物ユニッ
ト10の上面四隅に設けられた吊りボルト11とが係合
できるようになっている。
【0014】前記開閉機構6は、図2,3に示すよう
に、水平枠部材30を備え、この水平枠部材30は、四
角形の枠状に形成されており、短いワイヤ31によって
チェーンスリング3のチェーン21と結合されている。
水平枠部材30には、斜め下方に延出する4本の連結板
37によって、垂直なパイプ部材36が固定され、この
パイプ部材36内には、スライドパイプ38が上下方向
にスライド自在に設けられている。そして、このスライ
ドパイプ38の上部には、その中心から放射状に延びた
リンク部60Aを有するリンクセンター60が形成され
ている。このリンクセンター60は、スライドパイプ3
8の下方への所定量以上の移動を規制するストッパとも
なっている。
【0015】水平枠部材30の下面には、水平枠部材3
0の中心とそのほぼ四隅とを結ぶ延長線上にそれぞれア
ームブラケット61が設けられ、これらのアームブラケ
ット61には、前記4本の傘骨組み部材5が、それぞれ
上記延長線上に放射状に延びて取り付けられている。こ
れらの傘骨組み部材5の延びる方向と、前記リンク部6
0Aの放射状に延びた方向とはほぼ同一となっている。
これらの傘骨組み部材5は、例えば角パイプで形成され
るとともに、中心側一端部がそれぞれアームブラケット
61に両側面を挟み込まれ、かつ、水平ピン34で連結
される本体アーム部材62と、この本体アーム部材62
の先端に分離可能に接続される延長アーム部材63とを
備えて形成されている。
【0016】本体アーム部材62は、図4〜6に示すよ
うに、前記アームブラケット61にピン34を介して取
り付けられる基端アーム74と、その先端側に取り付け
られる先端アーム75とを有するとともに、これらの対
向する端部同士を挟み込む2枚一組の第1の連結プレー
ト64を備えて形成されている。そして、先端アーム7
5の先端には筒部材76が取り付けら、この筒部材76
は、先端アーム75を差し込める大きさとなっている。
また、筒部材76の対向する側面には水平に貫通するピ
ン孔76Aが明けられている。
【0017】前記延長アーム部材63は、筒部材76に
差し込まれる接続アーム77と、この接続アーム77の
先端に折り曲げ可能に取り付けられる補助アーム57と
を備えて構成されている。また、接続アーム77と補助
アーム57とはそれらの対向する端部同士を挟み込んで
配置される第2の連結プレート65を介して連結されて
いる。また、中間アーム63と補助アーム57とは、そ
れら63,57の対向する端部同士を挟み込んで配置さ
れる第2の連結プレート65を介してそれぞれ連結さ
れ、特に、補助アーム57は、中間アーム62に対して
折り曲げ自在となっている。このため、補助アーム57
は、例えば木等の障害物に接触すれば障害物の押圧力に
より折れ曲がり、障害物を通過すればばね付きワイヤの
弾性力により元に戻ることになる。
【0018】接続アーム77の大きさは、前記先端アー
ム75の大きさと同じとなっており、また、接続アーム
77における本体アーム部材62側の一端部には水平に
貫通するピン孔77Aが明けられている。このピン孔7
7Aと前記ピン孔76Aとは、接続アーム77の一端部
を筒部材76に差し込んだとき水平方向に一致するよう
になっている。そして、これらのピン孔77A,76A
にピン78を差し込むことにより、それぞれの本体アー
ム部材62と延長アーム部材63とが接続されるように
なっている。そして、これら62,63が接続されたと
き、全体として傘2に必要な長さの傘骨組み部材5が形
成されることとなる。
【0019】図3に示すように、リンクセンター60の
リンク部60Aには、水平なピン52を介してリンク部
材である連結アーム53の一端部53Aが回動可能に取
り付けられ、この連結アーム53の他端部53Bは、傘
骨組み部材5の第1の連結プレート64の間に挟み込ま
れるとともに、水平なピン54で回動可能に取り付けら
れている。従って、リンクセンター60の上下動、すな
わち、スライドパイプ38の上下動によって連結アーム
53の一端部53Aと他端部53Bとが揺動し、これに
よって、各アーム部材5が揺動可能となっている。ここ
において、水平枠部材30、パイプ部材36、スライド
パイプ38、連結アーム53等を備えて前記開閉機構6
が構成されている。
【0020】前記チェーン21は、基端アーム62と中
間アーム63との間、より詳しくは水平なピン54と中
間アーム63との間に通され、これにより、アーム部材
5は揺動時においてもチェーン21から外れないように
なっている。言い換えれば、アーム部材5はチェーンス
リング3にガイドされた状態となっており、また、開閉
機構6とチェーンスリング3と建物ユニット10とは同
一中心を起点として吊り下げられていることになる。
【0021】図3に示すように、スライドパイプ38の
下端は、連結部材44を介して前記駆動手段4と連結さ
れている。すなわち、駆動手段4は油圧シリンダー40
を備え、この油圧シリンダー40は、スライドパイプ3
8と平行かつ垂直に配置され、上端部は、水平枠部材3
0の上面に立設されたブラケット41に、断面L字形の
上取付部材42を介して固定され、下端部は、下取付部
材43を介してパイプ部材36の下部に固定されてい
る。そして、油圧シリンダー40のロッド40Aの先端
が、上述のように連結部材44によってスライドパイプ
38と連結されている。なお、ブラケット41は、図2
に示すように、水平枠部材30に架けわたした横部材4
5の上に固定されている。
【0022】水平枠部材30の上面には、ベースプレー
ト46を介して圧油供給部47が設けられており、この
圧油供給部47の内部には、図示しないが、油タンクや
油圧切替えバルブ、この油圧切替えバルブを作動させる
作動源等が設けられている。また、圧油供給部47には
受信装置48が取り付けられ、この受信装置48は、図
1に示す発進装置49との間で信号の交換が可能となっ
ており、これにより、圧油供給部47の内部の油圧切替
えバルブ等を作動させ、圧油供給部47から往復用配管
50A,50Bにより油圧シリンダー40に圧油を供給
し、ロッド40Aを伸縮させるようになっている。な
お、符号51は、現場電源と連結されるとともに、圧油
供給部47に電気を供給する電線である。
【0023】ここで、油圧シリンダー40と前記開閉機
構6との関連を説明する。油圧シリンダー40に圧油を
供給してロッド40Aを伸ばせば、それに連れてスライ
ドパイプ38がパイプ部材36内をスライドして下が
る。そうすると、連結アーム53の他端部53Aが起き
上がり、これに連れて傘骨組み部材5の延長アーム部材
63側が起き上がる。言い換えれば、傘2が開くことに
なり、この結果、図1,4で示した状態となる。油圧シ
リンダー40のロッド40Aを縮めて後退させれば、上
述と逆となり、図3で仮想線で示すように傘2は閉じる
こととなる。
【0024】前記防水シート7は、チェーンスリンガ3
の4本のチェーン21と4組の傘骨組み部材5とに所定
か所で固定されて被せられ、上部には開口部7Aが形成
されている。また、下端部は補助アーム57の先端から
垂れ下がった形状となっている。この防水シート7は、
例えばポリ塩化ビニル等の防水性を有する材料で作成さ
れ、透明または青色等に着色したものが使用されてい
る。
【0025】この防水シート7は、延長アーム部材62
の本体アーム部材63への取り付け以前には、例えば図
6,7,10に示すように、水平枠部材30の上部に圧
油供給部47を覆うとともに、丸めて配置しておいても
よく、この場合、本体アーム部材62と延長アーム部材
63とが接続された後、両部材62,63の上面に被せ
られるようになっている。また、チェーンスリンガ3の
上部には、4本のチェーン21に被せられ、上記開口部
7Aへの雨等の侵入を防止する上部防水シート9が設け
られている。
【0026】次に、以上のような傘骨組み部材5の接続
手順を説明する。図6には、傘2を閉じた状態で本体ア
ーム部材62と延長アーム部材63とを接続する方法が
示されている。この例では、トラック100の上の例え
ば保管装置80から、延長アーム部材63を取り外した
状態の傘装置1をクレーンで吊り、この傘装置1を、例
えば荷台100Aの後部上方の所定の高さ位置に移動さ
せた後、延長アーム部材63を地面に立て、接続アーム
77の先端を、本体アーム部材62の筒部材76に差し
込むとともに、ピン78をピン孔77A,76Aに差し
込んで、両者77,76、すなわち、本体アーム部材6
2と延長アーム部材63とを接続する。
【0027】一本の本体アーム部材62と延長アーム部
材63との接続が完了した後、吊り上げた傘装置1の向
きを適宜変えながら、上記と同様の作業により、残りの
本体アーム部材62と延長アーム部材63とを接続す
る。この後、駆動手段4等の上に丸められている防水シ
ート7を骨組み部材5に張り、傘2を駆動手段4によっ
て開くとともに、別のトラックで輸送された前記建物ユ
ニット10を吊り上げ、この建物ユニット10を所定の
位置に配置する。
【0028】図7には、傘装置1を開いた状態で傘骨組
み部材5を接続する方法が示されている。この例では、
まず、駆動手段4によって開いた傘2を地上近傍に位置
させ、その状態で、作業者は、延長アーム部材63を斜
めにして支えながらその先端を本体アーム部材62の筒
部材76に差し込み、次いで、図5に示すようにピン7
8をピン孔77A,76Aに差し込んで両者77,7
6、すなわち、本体アーム部材62と延長アーム部材6
3とを接続する。このようにして、残りの骨組み部材5
を順次形成し、この後、前述のように建物ユニット10
を吊り上げ、かつ、所定の位置に配置する。
【0029】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。 骨組み部材5は、本体アーム部材62と延長アーム部
材63とを分離可能に接続して形成されるので、骨組み
部材5全体として長くても、分離してトラックに積載で
きるので、輸送制限に触れずに輸送できる。 本体アーム部材62と延長アーム部材63との接続に
あたり、本体アーム部材62に取り付けられた筒部材7
6に延長アーム部材63の接続アーム77の先端を差し
込み、ピン78をピン孔76A,77Aに差し込めばよ
いので、両者77,76の接続、すなわち本体アーム部
材62と延長アーム部材63との接続が容易に行える。
【0030】チェーン21は傘骨組み部材5の内部を
通っており、建物ユニット10と傘2とがチェーンスリ
ンガ3の同一中心線下に吊り下げられているため、傘2
と建物ユニット10との位置関係がずれず、これによ
り、建物ユニット10を雨から保護できる。
【0031】図6,7には、本発明の第2実施例が示さ
れている。この実施例は、前記第1実施例の傘装置1の
傘骨組み部材5の本体アーム部材62を、保持装置80
に固定して保管できるようにしたものである。すなわ
ち、保持装置80は、四角枠状に組まれたベース部材8
1と、このベース部材81の四隅上面にベースプレート
82を介して立設された突起部材83とで形成されてい
る。また、保持装置80の大きさは、傘2を閉じたとき
前記本体アーム部材62の筒部材76の先端の延長上に
取付部材83が位置するような大きさとなっている。
【0032】また、突起部材83の上部側面には、前記
接続アーム77の前記ピン孔77Aと同一のピン孔83
Aが明けられており、本体アーム部材62を備えた傘2
をクレーンで吊って降ろし、本体アーム部材62の筒部
材76に突起部材83を差し込むとともに、ピン孔77
A,83Aにピン78を差し込むことにより、傘2を固
定できるようになっている。そして、このような保持装
置80は例えばトラックに取り付けられ、傘装置1を輸
送する際等に利用される。
【0033】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。 保持装置80の突起部材83は、傘2を閉じたときの
接続アーム77の先端の筒部材76を差し込めるため、
下部がばらばらの状態の接続アーム77を固定でき、こ
れにより、傘装置1の保管が容易となる他、輸送も容易
となる。 保持装置80は枠状に組まれており、上面四隅に4個
の突起部材83が取り付けられている形状なので、取扱
いやすい。
【0034】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば次に示すような変形例を含むものである。例えば、前
記第1実施例で、筒部材76を本体アーム部材62の先
端アーム75の先端に取り付けたが、これに限らず、延
長アーム部材63の端部に筒部材76を取り付けてもよ
い。この場合、先端アーム75の先端側に水平な貫通孔
を明ければよい。このようにしても、本体アーム部材6
2と延長アーム部材63とを結合できる。
【0035】また、前記第1実施例で、本体アーム部材
62と延長アーム部材63とを接続する傘骨組み部材5
は、油圧シリンダー40等の駆動手段4により開閉され
る傘装置1に利用されていたが、これに限らず、例えば
図10に示すように、錘部材85によって開閉する傘装
置1’にも利用できるものである。この傘装置1’で
は、スライド部材38の下部に錘部材85を着脱可能に
取り付け、錘部材85を取り付けたとき傘2が開かれ、
錘部材85を取り外したとき傘2が閉じられるようにな
っている。このような傘装置1’であっても、傘骨組み
部材5は本体アーム部材62と延長アーム部材63とに
分離されており、延長アーム部材63の重量は軽いた
め、取扱いやすく、これにより、接続が容易である。
【0036】さらに、前記各実施例で、本体アーム部材
62と延長アーム部材63とを構成する各アーム74,
75,77および57を、角パイプ状部材で形成した
が、これに限らず、例えば丸パイプ状部材で形成しても
よい、この場合、結合部材76も丸パイプ状部材で形成
すればよい。、
【0037】また、前記実施例では、傘骨組み部材5は
本体アーム部材62と延長アーム部材63の2分割とな
っていたが、これに限らず、例えば3分割でもよい、こ
のようにすれば、本体アーム部材62等の重量が軽くな
るため、取扱いが容易となるが、接続箇所が増えるた
め、作業は面倒となる。
【0038】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の傘装置
によれば、傘を構成する傘骨組み部材を構成する複数の
アーム部材は分離可能に接続されるので、輸送時等に
は、各アーム部材を分離して別々に輸送でき、これによ
り、輸送制限に触れずに輸送できるようになる。
【0039】本発明の建物ユニットの傘装置の保持装置
によれば、枠体に設けた突起部材に本体アーム部材先端
の筒部材を取り付ければよいので、傘装置を折りたたん
だ状態で保持でき、これにより、保管が容易となるとと
もに、輸送制限に触れずに輸送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る傘装置と建物ユニッ
トとの関係を示す図である。
【図2】図1におけるIIーII線矢視図である。
【図3】本実施例の傘装置の要部を示す側面図である。
【図4】本実施例の傘装置の要部を示す斜視図である。
【図5】本実施例の傘装置における骨組み部材を分離し
た状態を示す斜視図である。
【図6】本実施例の傘装置における骨組み部材の接続状
態の一例を示す図である。
【図7】本実施例の傘装置における骨組み部材の接続状
態の他の例を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る傘装置の保持装置を
示す斜視図である。
【図9】第2実施例の保持装置に傘装置の一部を固定し
た状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の別実施例に係る錘部材を利用した傘
装置の骨組み部材の接続状態を示す図である。
【符号の説明】
1 建物ユニットの傘装置 2 傘 3 吊り部材であるチェーンスリング 4 駆動手段 5 傘骨組み部材 6 開閉機構 7 防水シート 10 建物ユニット 21 吊り部材を構成するチェーン 36 パイプ部材 38 スライドパイプ 62 本体アーム部材 63 延長アーム部材 76 結合部材である筒部材 80 保持装置 83 突起部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット式建物を構成する建物ユニット
    を吊るための吊り部材に設けられて前記建物ユニットを
    覆う開閉自在な傘を備え、この傘は、防水シートが被さ
    れるとともに中心側から放射状に延び、かつ、この中心
    側の端部を支点として上下方向に揺動可能な複数の傘骨
    組み部材を有し、これらの傘骨組み部材は、それぞれ長
    手方向に接続される複数のアーム部材で構成されるとと
    もに、これらのアーム部材は、互いに分離可能に接続さ
    れていることを特徴とする建物ユニットの傘装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建物ユニットの傘装置
    において、前記複数のアーム部材は、それぞれ前記中心
    側の本体アーム部材と、この本体アーム部材の先端に分
    離可能に接続される延長アーム部材とを含んで構成さ
    れ、これらの本体アーム部材および延長アーム部材は、
    対向する端部同士を結合する結合部材によって結合され
    ることを特徴とする建物ユニットの傘装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の建物ユニットの傘装置
    において、前記結合部材は、前記本体アーム部材と前記
    延長アーム部材とにおける対向する端部のいずれか一方
    に取り付けられるとともに、他方の端部が差し込まれて
    接続される筒部材を備えていることを特徴とする建物ユ
    ニットの傘装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の前記筒部材を取り付け
    た前記本体アーム部材を保持する傘装置の保持装置であ
    って、枠体と、この枠体の上面に立設されるとともに、
    前記本体アーム部材先端の前記筒部材が着脱自在となっ
    ている突起部材とを備えていることを特徴とする建物ユ
    ニットの傘装置の保持装置。
JP6393495A 1995-03-23 1995-03-23 建物ユニットの傘装置およびその保持装置 Withdrawn JPH08260712A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008144497A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Toyota Motor Corp 建物施工用シート

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JP2008144497A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Toyota Motor Corp 建物施工用シート

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