JPH0650461Y2 - 合体用折り畳み式接地台及び接地台合体式流体圧作動型昇降装置 - Google Patents

合体用折り畳み式接地台及び接地台合体式流体圧作動型昇降装置

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JPH0650461Y2
JPH0650461Y2 JP8665690U JP8665690U JPH0650461Y2 JP H0650461 Y2 JPH0650461 Y2 JP H0650461Y2 JP 8665690 U JP8665690 U JP 8665690U JP 8665690 U JP8665690 U JP 8665690U JP H0650461 Y2 JPH0650461 Y2 JP H0650461Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、合体用折り畳み式接地台並びに当該接地台を
複数台合体した流体圧作動型昇降装置に関し、昇降荷重
の変化に容易に対処できるとともに、運搬、取り扱いが
簡便にできるものを提供する。
〈従来技術〉 本考案の対象とする折り畳み式接地台の基本構造は、第
1図又は第22図に示すように、 接地台Dの台本体1に3個以上の腕支持部4を平面視で
放射状に突設し、各腕支持部4に使用姿勢保持用係合部
5と折り畳み姿勢保持用係合部6とを設け、 各腕支持部4に各接地腕2を、使用姿勢保持用係合部5
に係合した接地使用姿勢Aと、折り畳み姿勢保持用係合
部6に係合した跳ね上げ折り畳み姿勢Bとに姿勢切り換
え可能に設けた形式のものである。
この形式の従来技術としては、第22図に示すように、 上向きと横外向きの筒状腕支持部4・4を台本体1の外
側面の4方向(即ち、平面視十字の方向)に各々設け、 上向きの筒状腕支持部4の筒孔を上記折り畳み姿勢保持
用係合部6とし、横外向きの筒状腕支持部4の筒孔を上
記使用姿勢保持用係合部5として、 4本の接地腕2を、横外向きの筒孔5に係合すると接地
使用姿勢Aになり、上向きの筒孔6に係合すると跳ね上
げ折り畳み姿勢Bになるように構成したものがある。
なお、接地台Dの台本体1にはエアシリンダ3を組み付
けて、昇降装置としてある。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来技術では、接地台Dを所定の大きさに設定する
と、これに支持されるエアシリンダ3の能力もある程度
限定されてしまうので、昇降装置で昇降できる荷重の範
囲には上限があって、荷重が重くなると対処できなくな
る。
また、逆に、大荷重用の大型昇降装置を用意すると、小
荷重からの広い範囲の荷重を昇降できるが、装置が大型
で重くなるために、運搬に労力を要するうえに、狭い入
口や階段などを移動する際につかえて、作業場までの持
ち運びに困難を覚える場合が少なくない。
本考案は、従来の接地台を改良して、広い範囲の昇降荷
重に対し充分な対応能力を持つとともに、取り扱い、運
搬を簡便にすることを技術的課題とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を達成するための手段を、実施例を示す図面を
用いて以下に説明する。
即ち、本考案1は、前記基本構造の折り畳み接地台にお
いて、 例えば、第1図から第3図、又は第10図、若しくは第16
図から第21図の各図に示すように、 上記3本以上の接地腕2を合体用接地腕2aと独立安定用
接地腕2bとから構成し、 腕支持部4に合体用接地腕2aと独立安定用接地腕2bとを
互いに交換可能で且つ着脱可能に取り付け、 合体用接地腕2aを接地使用姿勢Aに姿勢固定し、その先
端部10に合体係合部13を設け、合体係合部13を合体部材
14係脱自在に構成し、 独立安定用接地腕2bに接地脚7を設け、合体用接地腕2a
と合体部材14と台本体1との少なくとも一つに接地脚12
を支持可能に構成した、ことを特徴とする、合体折り畳
み式接地台である。
本考案2は、本考案1において、 例えば、第1図から第3図、又は第10図に示すように、 腕支持部4を台本体1に4個設け、台本体1から4本の
接地腕2を十字状に突設したことを特徴とするものであ
る。
本考案3は、本考案1又は2において、 例えば第1図から第3図に示すように、 上記合体部材14が腕支持部4であり、合体用接地腕2aの
合体係合部13を腕支持部4の腕係合部17に係合可能に構
成した、ことを特徴とするものである。
本考案4は、本考案1又は2において、 例えば第10図に示すように、 上記合体部材14が腕支持部4とは別体の構造部材であ
り、合体用接地腕2aの合体係合部13を当該連結部材14の
腕係合部14aに係合した、ことを特徴とするものであ
る。
本考案5は、本考案1又は2において、 例えば、第1図から第3図、又は第10図に示すように、 隣接する接地台D・D…の各合体用接地腕2aを合体部材
14に係合することで複数台の接地台Dを合体し、各接地
台Dの台本体1に昇降駆動用流体圧シリンダ3を支持
し、流体圧シリンダ3のピストンロッド8の上部に荷受
け台11を載せたことを特徴とする接地台合体式流体圧作
動型昇降装置である。
本考案6は、本考案5において、 例えば第1図から第3図に示すように、 接地台Dの合体用接地腕2aを隣接する接地台Dの腕支持
部4(14)に係合して、複数台の接地台Dを合体したこ
とを特徴とするものである。
本考案7は、本考案5において、 例えば第10図に示すように、 隣接する接地台D・Dの合体用接地腕2a同士を連結部材
14を介して連結して、複数台の接地台Dを合体したこと
特徴とするものである。
上記流体圧シリンダ3とは、エアなどを使ったガスシ
リンダ、水、オイルなどを使った液圧シリンダをい
う。
〈作用〉 3本以上の接地腕2から合体用接地腕2aと独立安定用
接地腕2bとから構成する。
腕支持部4に合体用接地腕2aと独立安定用接地腕2bと
を互いに交換可能で且つ着脱可能に取り付ける。
合体用接地腕2aの先端の合体係合部13を合体部材14に
係脱可能に構成する。
本考案は、上記〜を構成要件とするので、隣接する
接地台D・D…の各合体用接地腕2aを係合部材14に係合
して複数台の接地台Dを合体し、各接地台Dの台本体1
に昇降駆動用流体圧シリンダ3を支持すると、接地台D
が集合した昇降装置を容易に構成できる。
即ち、流体圧シリンダ3の支持個数で昇降荷重が決まる
ので、昇降荷重が軽い場合には、合体する接地台Dの台
数を減らし、逆に荷重が重くなると台数を増やすように
して、接地台Dの合体台数を調節すると、昇降荷重に応
じた昇降装置が設定できる。
〈考案の効果〉 (1)接地腕を合体用接地腕と独立安定用接地腕とから
構成し、両種の接地腕を腕支持部に互いに交換可能で且
つ着脱可能に取り付けるとともに、合体用接地腕と合体
部材とで隣接する接地台を合体可能に構成するので、接
地台の合体台数を自在に変化させることにより、昇降荷
重に応じた昇降装置を設定でき、昇降荷重の軽・重に容
易に対処できる。
(2)合体用接地腕の合体係合部は合体部材に係脱自在
に構成されるので、昇降装置は構成要素である接地台に
簡単に分解できる。
従って、重い荷重を昇降するための大型装置を作業場に
設定する場合でも、複数台の接地台に分解した状態で運
搬することにより、持ち運び、取り扱いが容易になるの
で、ユニットとしての大型昇降装置を運搬する従来の場
合のように、一度に多大の労力を要しないうえ、狭い入
口や階段などでつかえるということもない。
(3)集合体としての昇降装置を使用する代わりに、構
成要素(即ち、ユニット)としての接地台を単数で使用
すると、昇降荷重が軽い場合に有効であり、取り扱いも
より簡便になる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて述べる。
第1図から第9図は、実施例1を示している。
第1図は4台の接地台を合体した流体圧作動型昇降装置
の正面図、第2図は同昇降装置の平面図、第3図は同昇
降装置の要部斜視図、第4図は接地腕の接地使用姿勢と
跳ね上げ折り畳み姿勢との切り換え状態を示す接地台の
要部説明図、第5図はピン操作具を腕下降阻止位置に切
り換えた状態の接地台の要部説明図、第6図は第5図の
VI−VI線断面図、第7図はピン操作具の正面図、第8図
は台本体の半断面図、第9図は同台本体の平面図であ
る。
第1図に示すように、上記昇降装置は4台の接地台Dを
合体して成り、当該接地台Dは、四股状の台本体1と、
台本体1の股部に十字の四つ脚状に取り付けられた長尺
四角筒状の接地腕2と、接地腕2の基端寄りに進退駆動
するように外嵌する角筒状のピン操作具47とから構成さ
れる。
上記台本体1は、第8図及び第9図に示すように、有底
の円筒部15と、円筒部15の上寄りの外周に十文字の放射
状に突出した腕支持部4とから構成され、当該腕支持部
4は、底壁4bに二つの側壁4aを対向状に立ち上げて断面
コ字状に形成される。
上記腕支持部4を略扇状に形成し、その上側部にU溝状
の折り畳み姿勢保持用係合部6を、また、その横外部に
クチバシのように突き出した鈎状の使用姿勢保持用係合
部5を各々形成する。
また、第4図に示すように、上記腕支持部4に空けた透
孔17に支点ピン18を嵌入し、当該支点ピン18を中心とし
て接地腕2を腕支持部4に回動自在に枢支し、前記係合
部5・6に接地腕2の係合ピン45(後述する)を係合可
能に構成する。
この場合、上記接地腕2は、台本体1に対して次のよう
に姿勢切り換え可能に構成される(第1図及び第4図参
照)。
係合ピン45を使用姿勢保持用係合部5に係合すると、
台本体1の横外側に放射状に拡がった接地使用姿勢Aに
なる。
係合ピン45を折り畳み姿勢保持用係合部6に係合する
と、台本体1の上方に折り畳んだ跳ね上げ折り畳み姿勢
Bになる。
一方、第1図〜第3図に示すように、本昇降装置は、上
記接地台Dに流体圧シリンダ3(後述する)を支持した
うえで、当該接地台Dを4台集合させて、井桁状に合体
して構成される。
即ち、第2図に示すように、接地台Dから十字状に延び
る4本の接地腕2を、2本の合体用接地腕2aと2本の独
立安定用接地腕2bとから構成する。
また、上記各接地腕2a・2bの先端部に透孔を空け、腕支
持部4の透孔17にこの接地腕の透孔を重ねて前記支点ピ
ン18で貫通支持することにより、腕支持部4に合体用接
地腕2aと独立安定用接地腕2bとを互いに交換可能で着脱
可能に取り付ける。
そこで、第1図〜第3図を用いて、接地台Dの基本的な
合体機構を、隣接する2台の接地台D・D同士を合体す
る場合に例をとって説明する。
まず、合体の基本機構としては、一方の接地台Dの合体
係合部13を、他方の側の合体部材14の腕係合部17に係合
することにより、接地台D同士を合体するのである。
つまり、合体用接地腕2aの先端部10に空けた透孔13を上
記合体係合部とし、腕支持部4の透孔17(第8図参照)
を上記腕支持部として、一方の接地台Dの合体用接地腕
2aの合体係合部13を、他方の接地台Dの腕支持部4(こ
れが、上記合体部材に相当する)の腕支持部17に支点ピ
ン18を介して係合して2台の接地台D・Dを合体する。
この場合、合体用接地腕2aは接地使用姿勢Aに姿勢固定
され、独立安定用接地腕2bは接地使用姿勢Aと跳ね上げ
使用姿勢Bとに姿勢切り換え可能に構成される。
また、上記合体用接地腕2aの中央部にブレーキ付き首振
り型キャスター12を付設し、独立安定用接地腕2bの先端
部にブレーキ付き首振り型キャスター7を付設する。
なお、第1図の仮想線に示すように、独立安定用接地腕
2bの下方に沿うようにして腕支持部4に補助腕50を接地
姿勢に姿勢固定し、補助腕50にキャスター51を取り付け
ると、次の及びの手順により、昇降装置の全体を壁
面Wに接近できるので、壁際の昇降作業が容易になる。
独立安定用接地腕2bを接地使用姿勢Aから跳ね上げ折
り畳み姿勢Bに折り畳む。
補助腕50を壁面Wに向けた状態で接地台Dを近接させ
る。
そこで、4台の接地台Dを合体させて構成する接地台合
体式流体圧作動型昇降装置(即ち、合体式気圧ホイス
ト)の作業手順を説明する。
(1)第4図に示すように、接地台Dの4本の接地腕2
を接地使用姿勢Aに拡き、台本体1の円筒部15にテレス
コープ型ガスシリンダ3を内嵌固定する。
(2)各接地台Dの合体用接地腕2aの合体係合部13を、
隣接する接地台Dの腕支持部4の腕係合部17に係合し
て、第2図に示すように、4台の接地台D・D…を平面
視で井桁状に合体させる。
(3)ガスシリンダ3の各ピストンロッド8の上部に、
複数のパイプで井桁状に連結した荷受け台11を載置する
とともに、ガスボンベ25を手元レバー28を介して各接地
台Dのガスシリンダ3に分岐接続する。
(4)手元レバー28を操作して荷受け台11上のの荷重
(即ち、空調機器などの被昇降体)を昇降操作する。
一方、第10図は本考案の実施例2を示す。
接地台Dの合体機構は、前述したように、合体用接地腕
2aの合体係合部13と合体部材14とから成るが、本実施例
では、合体部材14が腕支持部4とは別体の4角筒状の連
結部材であり、隣接する接地台Dから突設した合体用接
地腕2aの各先端係合部13が、本連結部材14に両側から矢
印K方向に内嵌して、接地台D・D同士が合体するので
ある。
従って、本実施例2では、合体機構は連結部材14の介装
方式なので、現場においては迅速且つ簡便に昇降装置を
合体・分解できる。
本各実施例では、接地台Dは合体可能な機構を備えてお
り、この合体接地台Dを合体することで昇降装置が構成
できるので、昇降装置を構成する接地台Dの合体台数を
変化させることで、昇降荷重の軽重に容易に対処でき
る。
即ち、流体圧シリンダ3の支持個数で昇降荷重が決まる
ので、昇降荷重が軽い場合には、合体する接地台Dの台
数を減らし、逆に荷重が重くなると台数を増やすのであ
る。
例えば、上記実施例では4台を合体させたが、荷重が比
較的軽い場合には、接地台Dを単数で使用したり、或
は、第11図に示すように、2台の接地台Dを合体すれば
良い。
2台を合体させた場合には、各接地台Dから十字状に延
びた4本の接地腕2は、1本の合体用接地腕2aと3本の
独立安定用接地腕2bとから構成される(第11図参照)。
逆に、荷重が比較的重い場合には、第12図に示すように
6台の接地台Dを合体させたり、第13図に示すように9
台の接地台Dを合体させることなどができる。
第12図に示すように、6台を合体させた場合、四隅の接
地台D0の4本の接地腕2は、2本の合体用接地腕2aと2
本の独立安定用接地腕2bとから構成される。また、中間
の接地腕D1では、3本の合体用接地腕2aと1本の独立安
定用接地腕2bとから構成される。
第13図に示すように、9台を合体させた場合、中心に位
置する接地台D2の接地腕2は、4本とも合体用接地腕2a
から構成される。
他方、合体用接地腕Dの合体係合部13は合体部材14に係
脱自在に構成されるので、昇降装置を構成要素である接
地台Dに簡単に分解できる。
従って、重い荷重を昇降する場合でも、複数台の接地台
Dを分解した状態で作業場に運搬することにより、持ち
運び・取り扱いが容易になるので、大荷重用の大型昇降
装置を運搬する場合のように、一度に多大の労力を要し
ないうえ、狭い入口や階段などでつかえるということも
ない。
また、昇降荷重が比較的軽い場合には、上述のように、
集合体としての昇降装置を構成要素(即ち、ユニット)
としての接地台Dに分解したまま、単独で作業をするこ
ともできる。
この場合、接地台Dの接地腕2は、4本ともに独立安定
用接地腕2bで構成される。
次に、この接地腕2(即ち、独立安定用接地腕2b)の姿
勢切り換え機構を第4図〜第7図により詳述する。
上記接地腕2の支点ピン18寄りに基枠19を介してピン案
内棒20を取り付け、ピン案内棒20に大径の姿勢保持用係
合ピン45を直交状に外嵌して、当該係合ピン45を係合用
バネ46で後述のピン係合位置Pに付勢する。
前記ピン操作具47は、第6図及び第7図に示すように、
板金を角筒状に折り曲げるとともに、その下部を屋根型
に盛り上げて形成される。
また、ピン操作具47の両側壁の上端寄りに長孔状のピン
引き出し部48を空け、引き出し部48に前記係合用ピン45
の両端を係合し、ピン操作具47の全体を接地腕2に外嵌
する。
上記ピン操作具47の前下部を後ろ下がり傾斜状に形成し
て、ピン操作具47を台本体1の腕支持部4の底壁4bに乗
り上げ可能に構成する。
次に、接地腕2の跳ね上げ折り畳み姿勢Bから接地使用
姿勢Aに姿勢切り換えする場合の手順を説明する。
(1)第4図に示すように、ピン操作具47を矢印E方向
に引き上げて、ピン操作具47のピン引き出し部48の前端
部48aで係合ピン45を折り畳み姿勢保持用係合部6から
離脱させ、接地腕2を跳ね上げ折り畳み姿勢Bより解除
する。
(2)ピン操作具47を係合用バネ46のバネ力に抗して引
き抜き状に把んだまま、接地腕2を矢印F方向に支点ピ
ン18を中心に回動し、ピン操作具47を外側のピン離脱位
置Rに位置決めする(第4図の仮想線参照)。
(3)ピン操作具47を矢印G方向に押し込んで、ピン引
き出し部48の後端部48bで係合ピン45をピン係合位置P
に位置決めして、台本体1の使用姿勢保持用係合部5に
係合する(第4図の実線参照)。
(4)第5図に示すように、ピン操作具47を接地腕2に
対してさらに矢印H方向に押し込んで腕下降阻止位置T
に位置決めし(この場合、係合ピン45の台本体1に対す
る位置は変わらず)、ピン操作具47の傾斜状の前下部23
を台本体1の底壁4b(この底壁4bが台本体1の受け部41
に相当する)に載せ上げて、4本の接地腕2を放射状に
開いた接地使用姿勢Aを保持固定する。
このとき、第7図に示すように、ピン操作具47のピン引
き出し部48と上記前下部23との間の肉壁で腕下降阻止部
40が構成され、この阻止部40が台本体1の受け部41と係
合ピン45との間に噛み込んで、接地腕2は基枠19→ピン
案内棒20→係合ピン45→ピン引き出し部48の下端縁→ピ
ン操作具47の腕下降阻止部40を通して台本体1の受け部
41で受け止められるので、上述のように、接地腕2が接
地使用姿勢Aから下降することはない。
また、第4図に示すように、係合ピン45のピン上面が接
当する使用姿勢保持用係合部5の係合部上面5aと、ピン
下面が接当する腕下降阻止部40のピン受け上面40a(即
ち、第7図に示すピン引き出し部48の下端縁)と形成さ
れるピン離脱防止用隙間44は、奥部43よりも出入り口42
が狭く形成されており、係合ピン45が一度当該ピン離脱
防止用隙間44に嵌入すると、使用姿勢保持用係合部5か
ら外れることはないので、外力が加わっても係合ピン45
はピン係合位置Pに確実に留め置かれる。
以上のように、接地腕2を跳ね上げ折り畳み姿勢Bから
接地使用姿勢Aに切り換える操作は、(1)から(4)
の手順で行うが、この手順を逆転させると、接地使用姿
勢A→跳ね上げ折り畳み姿勢Bにスムーズに切り換わ
る。
即ち、ピン操作具47を把んで内側の腕下降阻止位置T→
中間のピン係合位置S→外側のピン離脱位置Rに順次引
き出すとともに、接地腕2を跳ね上げながら係合ピン45
を折り畳み姿勢保持用係合部6に係合させる。
上記のように、接地腕2を接地使用姿勢Aと跳ね上げ折
り畳み姿勢Bとに切換えるにあたり、ピン操作具47を省
略して、係合ピン45で直接に切換え操作できるように構
成することも可能である。
なお、本考案では、接地台Dに配置する接地腕2の本数
は3本以上であれば良いので、上記実施例のような十字
状に張り出した4本に限らず、3本、5本、6本…の適
正な本数を採用できる。
また、合体用接地腕2a及び独立安定用接地腕2bに設ける
接地脚7・12は、上記実施例に示すようなキャスター
(車輪)に限らず、第14図に示す固定脚7a(12a)や、
第15図に示す上下調節式の固定脚7b(12b)などで構成
しても良い。
第16図から第21図は、それぞれ、さらに別の変形例を示
し、接地台の合体状態を示す正面視の部分図である。
第16図の変形例では、各接地台Dの腕支持部4・4同士
が合体用接地腕2aで連結される。この合体用接地腕2a
は、断面視でコの字状に形成されており、その側壁がピ
ン18で腕支持部4に連結され、底壁に補助用の接地脚12
が固定される。
第17図の変形例では、合体用接地腕2aが、二枚の腕板61
同士を左右のピン部材62・62で連結して構成される。二
枚の腕板61を腕支持部4に外嵌させて支点ピン18に連結
するとともに、腕支持部4の使用姿勢保持用係合部5に
ピン部材62を係合させるようにしてある。
第18図の変形例では、合体用接地腕2aの両端が、支点ピ
ン18で各腕支持部4に連結されるとともに、その腕支持
部4の折り畳み姿勢保持用係合部6にピン部材63が挿入
される。
第19図の変形例では、腕本体65の両端に筒部材66・66を
固定してなる。各筒部材66が各接地台Dの円筒部15に下
側から外嵌される。
第20図の変形例では、実線図に示すように、補助用の接
地脚12が一方の接地台Dの腕支持部4に固定される。な
お、この接地脚12は、二点鎖線図に示すように、接地台
Dの円筒部15に固定してもよい。
第21図の変形例では、一方の接地台Dの腕支持部4にブ
ラケット69を介して補助用の接地脚12が固定される。
【図面の簡単な説明】
第1図から第21図は本考案の実施例を示している。 第1図から第9図は実施例1を示し、 第1図は4台の接地台を合体した流体圧作動型昇降装置
の正面図、第2図は同昇降装置の平面図、第3図は同昇
降装置の要部斜視図、第4図は接地腕の接地使用姿勢と
はね上げ折り畳み姿勢との切り換え状態を示す接地台の
要部説明図、第5図はピン操作具を腕下降阻止位置に切
り換えた状態の接地台の要部説明図、第6図は第5図の
VI−VI線断面図、第7図はピン操作具の正面図、第8図
は台本体の半断面図、第9図は同台本体の平面図であ
る。 第10図は、実施例2を示し、合体式昇降装置の第1図相
当図である。 第11図から第13図は、それぞれ、変形例を示し、接地台
の合体台数を変化させた昇降装置の概略平面図である。 第14図と第15図は、それぞれ、別の変形例を示し、接地
脚の要部正面図である。 第16図から第21図は、それぞれ、さらに別の変形例を示
し、接地台の合体状態を示す正面視の部分図である。 第22図は従来技術を示す昇降装置の斜視図である。 D……接地台、1……台本体、2……接地腕、2a……合
体用接地腕、2b……独立安定用接地腕、3……流体圧シ
リンダ、4……腕支持部、5……使用姿勢保持用係合
部、6……折り畳み姿勢保持用係合部、7……2bの接地
脚、8……3のピストンロッド、10……2aの先端部、11
……荷受け台、12……2aの接地脚、13……合体係合部、
14……合体部材(連結部材)、14a……14の腕係合部、1
7……4の腕係合部(透孔)、A……2の接地使用姿
勢、B……2の跳ね上げ折り畳み姿勢。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地台Dの台本体1に3個以上の腕支持部
    4を平面視で放射状に突設し、各腕支持部4に使用姿勢
    保持用係合部5と折り畳み姿勢保持用係合部6とを設
    け、 各腕支持部4に各接地腕2を、使用姿勢保持用係合部5
    に係合した接地使用姿勢Aと、折り畳み姿勢保持用係合
    部6に係合した跳ね上げ折り畳み姿勢Bとに姿勢切り換
    え可能に設けた折り畳み式接地台において、 上記3本以上の接地腕2を合体用接地腕2aと独立安定用
    接地腕2bとから構成し、 腕支持部4に合体用接地腕2aと独立安定用接地腕2bとを
    互いに交換可能で且つ着脱可能に取り付け、 合体用接地腕2aを接地使用姿勢Aに姿勢固定し、その先
    端部10に合体係合部13を設け、合体係合部13を合体部材
    14に係脱自在に構成し、 独立安定用接地腕2bに接地脚7を設け、合体用接地腕2a
    と合体部材14と台本体1との少なくとも一つに接地脚12
    を支持可能に構成した、 ことを特徴とする、合体用折り畳み式接地台。
  2. 【請求項2】腕支持部4を台本体1に4個設け、台本体
    1から4本の接地腕2を十字状に突設した、 ことを特徴とする、請求項1に記載の合体用折り畳み式
    接地台。
  3. 【請求項3】上記合体部材14が腕支持部4であり、合体
    用接地腕2aの合体係合部13を腕支持部4の腕係合部17に
    係合可能に構成した、ことを特徴とする、請求項1又は
    2に記載の合体用折り畳み式接地台。
  4. 【請求項4】上記合体部材14が腕支持部4とは別体の連
    結部材であり、合体用接地腕2aの合体係合部13を当該連
    結部材14の腕係合部14aに係合した、ことを特徴とす
    る、請求項1又は2に記載の合体用折り畳み式接地台。
  5. 【請求項5】請求項1又は2に記載の合体用折り畳み式
    接地台において、 隣接する接地台D・D…の各合体用接地腕2aを合体部材
    14に係合することで複数台の接地台Dを合体し、各接地
    台Dの台本体1に昇降駆動用流体圧シリンダ3を支持
    し、流体圧シリンダ3のピストンロッド8の上部に荷受
    け台11を載せた、ことを特徴とする、接地台合体式流体
    圧作動型昇降装置。
  6. 【請求項6】接地台Dの合体用接地腕2aを隣接する接地
    台Dの腕支持部4(14)に係合して、複数台の接地台D
    を合体した、ことを特徴とする、請求項5に記載の接地
    台合体式流体圧作動型昇降装置。
  7. 【請求項7】隣接する接地台D・Dの合体用接地腕2a同
    士を連結部材14を介して連結して、複数台の接地台Dを
    合体した、ことを特徴とする、請求項5に記載の接地台
    合体式流体圧作動型昇降装置。
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