JP6846246B2 - 可搬式作業台 - Google Patents

可搬式作業台 Download PDF

Info

Publication number
JP6846246B2
JP6846246B2 JP2017050741A JP2017050741A JP6846246B2 JP 6846246 B2 JP6846246 B2 JP 6846246B2 JP 2017050741 A JP2017050741 A JP 2017050741A JP 2017050741 A JP2017050741 A JP 2017050741A JP 6846246 B2 JP6846246 B2 JP 6846246B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
posture
top plate
connecting shaft
split top
side member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017050741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018154977A (ja
Inventor
直人 中島
直人 中島
雅明 西岡
雅明 西岡
若槻 忠治
忠治 若槻
邦彰 澤近
邦彰 澤近
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Alinco Inc
Original Assignee
Takenaka Corp
Alinco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp, Alinco Inc filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP2017050741A priority Critical patent/JP6846246B2/ja
Publication of JP2018154977A publication Critical patent/JP2018154977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6846246B2 publication Critical patent/JP6846246B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Movable Scaffolding (AREA)

Description

本発明は、建物の天井工事やその他の工事等の高所作業を行うための作業台に関し、特に折畳み可能とした可搬式作業台に関する。
従来、桁方向に離間して配置された一対の主脚の間に作業天板を架設して成る可搬式作業台が公知である。
可搬式作業台は、作業台の運搬を可能にするため、作業天板の下側に主脚を回動することにより折畳み可能に構成している。
近年、高所作業時の作業者の安全のため、主脚から上向きに手掛かり棒を設けた可搬式作業台が提供されており、この場合、手掛かり棒は、主脚に重なるように折畳み可能とされており、主脚に重ねた状態で作業天板の下側に回動することにより折畳まれる。
特開2012−92618号公報 特開2011−169069号公報
従来技術のように主脚を作業天板の下側に回動することにより折畳む形式の可搬式作業台の場合、折畳んだ状態で作業台の高さ方向の嵩が低くされるので、複数の作業台を上下に積層することにより、運搬・保管することができる利点がある。
しかしながら、作業天板が広い面積とされている場合は、高さ方向に折畳んでも面積が小さくならないので、保管場所として広い床面積を必要とする問題がある。しかも、従来技術の場合、折畳み姿勢と展開姿勢の間で姿勢変更させるたびに、作業天板を持ち上げて主脚を回動しなければならないので、重労働が強いられる。
このため、高さ方向の嵩を低くするように折畳み可能とした従来技術とは別に、作業台を横方向(桁方向)に偏平となるように折畳むことにより、起立状態で運搬・保管を可能とする可搬式作業台の提供が望まれる。
本発明は、上記に鑑み、作業天板を桁方向に分割された分割天板により構成し、分割天板を山折れ状態に屈折させた折畳み姿勢と、分割天板を水平状態に展開させた展開姿勢の間で姿勢変更自在とした可搬式作業台を提供するものであり、その際、分割天板に側部材を並設することにより、折畳み姿勢と展開姿勢の間の姿勢変更を円滑かつ簡単容易に行うことが可能であり、しかも、展開姿勢時における分割天板の剛性を高め、更には、側部材を分割天板の側縁に添う幅木として利用することにより、高所作業の安全性に寄与できるようにした可搬式作業台を提供するものである。
そこで、上記課題を解決するために本発明が手段として構成したところは、相互に直交するX方向の桁方向とY方向の妻方向に関して、桁方向に離間して配置された一対の主脚の間の中間位置で桁方向に分割された分割天板と側部材を上下に配置し、桁方向に対向する分割天板と側部材を山折れ方向に屈折した折畳み姿勢と水平方向に展開した展開姿勢との間で姿勢変更自在とされた可搬式作業台であり、前記分割天板及び側部材は、それぞれの基端部を下側支軸及び上側支軸を介して前記主脚に枢結されると共に、それぞれの桁方向に対向する先端部を下側連結軸及び上側連結軸を介して枢結されており、前記下側支軸と下側連結軸と上側支軸と上側連結軸は、相互に桁方向及び上下方向に各軸を結ぶ線が平行四辺形を成すように配置されて成る点にある。
この際、前記主脚の下端部にキャスタを設け、前記下側連結軸と上側連結軸を相互に連結する操作グリップを設けることが好ましい。
本発明の好ましい実施形態において、前記主脚は、妻方向に間隔をあけて配置された一対の脚柱から上向きに手掛かり棒を延設しており、前記手掛かり棒に屈折自在な吊持手段を設け、前記展開姿勢としたとき、前記吊持手段により、前記手掛かり棒に臨む側部材と分割天板の少なくとも一方を吊持するように構成している。
本発明によれば、作業台は、横方向(桁方向)に偏平となるように折畳まれた折畳み姿勢P2とすることが可能である。
特に、分割天板2の下側支軸21及び下側連結軸23と側部材3の上側支軸27及び上側連結軸28による4本の軸を結ぶ線により平行四辺形SQを形成しているので、展開姿勢P1から主脚1、1を近接させると共に分割天板2及び側部材3を山折れ方向に屈折させながら折畳み姿勢P2にする場合と、折畳み姿勢P2から主脚1、1を離間させると共に分割天板2及び側部材3を水平方向に展開させながら展開姿勢P1にする場合の何れの場合においても、分割天板2の両側に側部材3、3を一体化した状態で、円滑かつ簡単容易に行うことができる。
この際、展開姿勢P1とした状態で、側部材3により、分割天板2の弱軸強度(曲げ・剪断・撓み)や面剛性を補強できるように構成しておけば、大荷重にも好適に耐える剛性を確保することが可能になる。
そして、上述の平行四辺形SQに関して、分割天板2の下側連結軸23と側部材3の上側連結軸27は、両軸を結ぶ線を鉛直方向としているので、この鉛直線に沿って、両軸23、27を連結する操作グリップ29を設ければ、該操作グリップ29により分割天板2と側部材3を同時に持ち上げ又は降ろすことが可能であり、その際、展開姿勢P1と折畳み姿勢P2の間で姿勢変更を行う間、操作グリップ29は、姿勢を変えることなく、常に鉛直姿勢を保持するので、作業者による作業が頗る容易である。
更に、側部材3は、分割天板2の両側縁に添う起立壁を形成するように構成すれば、仮設足場の足場板等に関して知られているような幅木と同様の機能を備えることが可能であり、高所作業の安全性に寄与することができる。この場合、幅木としての側部材3は、分割天板2の外側面に沿って配置することが好ましく、これにより、姿勢変更の際、分割天板2の両側縁が側部材3、3の内側面に進入させられるので、屈折及び展開は、分割天板2の両側に側部材3、3を一体化した状態で、横揺れのない円滑な動作が確保され、各軸に対する負荷を軽減することができる。
本発明の1実施形態に係る可搬式作業台を展開姿勢とした状態を示す斜視図である。 展開姿勢とした可搬式作業台を示しており、(A)は正面図、(B)は側面図である。 可搬式作業台の分割天板と側部材を示す斜視図である。 作業台の右側に設けられた分割天板と側部材を示す正面図である。 展開姿勢とした作業台における分割天板と側部材の状態を示す正面図である。 折畳み時の初期状態における分割天板と側部材の状態を示す正面図である。 折畳み中における分割天板と側部材の状態を示す正面図である。 折畳み姿勢とした分割天板と側部材の状態を示す正面図である。 作業台を展開姿勢から折畳み姿勢とする際に手摺を手掛かり棒から離脱させる方法を示す斜視図である。 手掛かり棒から離脱させた手摺を主脚の脚柱に重ねる方法を示す斜視図である。 図10の一部を拡大して示しており、(A)は手摺と主脚の関係を示す斜視図、(B)は吊持手段を示す斜視図である。 折畳み中の作業台を示す斜視図である。 折畳み姿勢とした作業台を示す斜視図である。 分割天板の下側連結軸と幅木の上側連結軸の変形実施形態を示しており、(A)は展開姿勢とした状態を示す正面図、(B)は折畳み中の状態を示す正面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
(全体構成)
図1及び図2は、展開姿勢とした作業台を示している。作業台は、相互に直交するX方向の桁方向とY方向の妻方向に関して、一対の主脚1、1を桁方向Xに離間して配置し、該主脚1、1の間に、桁方向Xの中間で分割された分割天板2、2を架設することにより作業床を形成し、各分割天板2の両側の桁側縁の外側に沿って側部材3を配置している。図示実施形態の場合、2枚の分割天板2と、各分割天板2の両側に沿わされた合計4枚の側部材3が配置されている。
本発明において、前記側部材3は、図示のように分割天板2の側縁に起立壁を形成する幅木を構成することが好ましい。この場合、側部材3は、仮設足場の足場板等に関して既知の幅木としての機能を備えることが可能であり、高所作業の安全性に寄与することができる。しかしながら、本発明における側部材3は、必ずしも幅木として利用可能なものに限定されるものではなく、図示のような平板状の形態以外に、ビーム状その他の形態としても良く、分割天板2から離間させる等、種々の配置構成を採用しても良い。
作業台は、図1に示すように、前記主脚1、1を離間させると共に分割天板2と側部材3を水平方向に展開させた展開姿勢P1と、図12に示すように、前記主脚1、1を近接させると共に分割天板2と側部材3を山折れ方向に屈折させた折畳み姿勢P2を可能としており、両姿勢の間で姿勢変更自在に構成されている。
主脚1は、妻方向Yに間隔をあけて配置された脚柱4、4を複数本の横桟5で連結した梯子状のフレームを形成し、作業者が作業床に乗降する際の便宜に供すると共に、前記脚柱4、4から上向きに手掛かり棒6を延設している。
前記脚柱4、4の下端にはキャスタ7が設けられており、図示実施形態の場合、脚柱4を構成する伸縮脚4aの下端にキャスタ7を設けている。従って、作業台は、図1に鎖線で示すように、伸縮脚4aを介して作業床の高さを調整することが可能であり、しかも、展開姿勢P1と折畳み姿勢P2の何れの姿勢としたときにも、キャスタ7を介して床面上を走行させることができる。
伸縮脚4aは脚柱4に伸縮自在に挿入されており、図2(B)に示すように、下段の横桟5に背合わせ状態で設けられた一対の係脱ロック手段8により、収縮位置と所望の伸長位置で伸縮不能にロックされる。
前記手掛かり棒6、6は、屈折自在な吊持手段9を設けており、図1に示すように、作業台を展開姿勢P1としたとき、該手掛かり棒6に臨む側部材3及び分割天板2の少なくとも一方を吊持し、図12に示すように、作業台を折畳み姿勢P2に向けて姿勢変更すると際に山折れ方向に屈折させられる。図示実施形態の場合、図11(B)に示すように、吊持手段9の下端部を側部材3に設けた枢結金具10に枢着することにより、該側部材3を吊持すると共に、該枢結金具10から延設された支持手段11により分割天板2の底面を支持するように構成することが好ましい。
一対の主脚1、1に立設された4本の手掛かり棒6のうち、桁方向Xに対向する一対の手掛かり棒6、6には、手摺12が架設される。手摺12は、主材12aに伸縮材2bを伸縮自在に組み合わせることにより構成され、主材12aの基端部を一方の手掛かり棒6の上端部に枢結金具13を介して枢結し、伸縮材2bの先端部を他方の手掛かり棒6の上端部に係脱金具14を介して係脱自在に係止固定される。
従って、手摺12は、作業台を展開姿勢P1とした状態で、作業床の上方空間を桁側から囲み、作業者が作業床から転落することを防止する。その一方において、手摺12は、作業台を折畳み姿勢P2とする際に、図9に示すように、伸縮材2bを伸長方向に移動させると前記係脱金具14の係止が解除され、枢結金具13を介して回動自在とされる。そこで、伸縮材2bを主材12aに対して収縮させながら、図10に矢印で示すように、手掛かり棒6及び脚柱4に沿って重ね合わせることが可能であり、脚柱4に設けたピン等の被係止手段に前記係脱金具14を係止することにより固定される。
図9に示すように、手摺12を一対の手掛かり棒6、6に架設したとき、手掛かり棒6に回動自在に設けたアーム部材15の先端を伸縮材2bに係止固定し、これにより該伸縮材2bを固定支持するように構成することが好ましい。アーム部材15は、作業台を折畳み姿勢P2とする際、前記伸縮材2bから離脱させられ、手掛かり棒6の側面に重ねた状態で係止固定されるように構成している。
前記アーム部材15は、図13に示すように、作業台を折畳み姿勢P2としたとき、相互に近接させられた一対の主脚1、1の手掛かり棒6、6を係脱自在に連結する折畳み保持手段16として兼用される。尚、図例の構成の場合、アーム部材15の下方に位置して、同様に構成された保持アーム17が脚柱4の側部に枢着されており、該保持アーム17は、作業台を展開姿勢P1としたときは、脚柱4の側部に沿って係止固定されているが、作業台を折畳み姿勢P2としたとき、相互に近接させられた一対の主脚1、1の脚柱4、4を係脱自在に連結する。
(分割天板と側部材の構成)
分割天板2と側部材3の構成を図3ないし図8に基づいて説明する。以下、説明の便宜上、図面の左側に示される主脚1、分割天板2、側部材3は、それぞれ符号1L、2L、3Lとして説明し、図面の右側に示される主脚1、分割天板2、側部材3は、それぞれ符号1R、2R、3Rとして説明する。尚、左側と右側を区別しないときは、単に主脚1、分割天板2、側部材3と称する場合がある。
(分割天板)
分割天板2は、基端部の妻方向の両側に支持ブラケット18を固設しており、先端部の妻方向の両側に連結ブラケット19を固設すると共に、該妻方向の中央部に中央ブラケット20(図2(B)参照)を設けている。
分割天板2の支持ブラケット18は、主脚1の脚柱4の内側面に重ねられ、軸支孔21aを介して下側支軸21により回動自在に枢支される。支持ブラケット18は、下側に延長ブラケット18aを備え、分割天板2を水平姿勢とした状態で、該延長ブラケット18aに形成した切欠き部を脚柱4に設けたピン等のストッパに係止させ、分割天板2が水平姿勢から下向き回動することを阻止する。
左右の分割天板2L、2Rに設けられた連結ブラケット19及び中央ブラケット20は、該分割天板2L、2Rの突き合わせられた先端部に位置して相互に重ね合わせられる。連結ブラケット19は、軸支孔23aを介して下側連結軸23により回動自在に枢結され、中央ブラケット20は、軸支孔を介して中央連結軸24(図2(B)参照)により回動自在に枢結される。この際、下側連結軸23と中央連結軸24は、相互に同軸上に配置されている。
(側部材)
側部材3は、基端部に枢支ブラケット25を固設し、先端部の下側に枢結ブラケット26を固設している。図示実施形態の場合、上述のような幅木を構成するため、分割天板2の両側縁に沿って配置された一対の側部材3、3の内法幅Wは、その幅内に分割天板2を遊動自在に嵌入するように構成されている。
側部材3の枢支ブラケット25は、分割天板2の支持ブラケット18の直上に位置して主脚1の脚柱4の内側面に重ねられ、軸支孔27aを介して上側支軸27により回動自在に枢支される。図示実施形態の場合、側部材3は、桁方向に反転させた姿勢として、左側主脚1Lに枢支される左側側部材3Lと、右側主脚1Rに枢支される右側側部材3Rを兼用可能に構成されており、このため、枢支ブラケット25は、図3に示すように、上下に位置する一対の軸支孔27aを設けている。
左右の側部材3L、3Rに設けられた枢結ブラケット26は、分割天板2の連結ブラケット19の直上に位置して、側部材3L、3Rの突き合わせられた先端部に位置して相互に重ね合わせられ、軸支孔28aを介して上側連結軸28により回動自在に枢結される。
(分割天板と側部材の相互関係)
図示左側の左側分割天板2L及び左側側部材3Lと、図示右側の右側分割天板2R及び右側側部材3Rは、それぞれ、図4に鎖線で示すように、分割天板2の下側支軸21と下側連結軸23を結ぶ線と、側部材3の上側支軸27と上側連結軸28を結ぶ線と、分割天板2の下側支軸21と側部材3の上側支軸27を結ぶ線と、分割天板2の下側連結軸23と側部材3の上側連結軸28を結ぶ線により、平行四辺形SQが構成されるように配置されている。
この際、下側連結軸23と上側連結軸28を結ぶ線は、鉛直方向に配置されていることが好ましく、図3に示すように、側部材3の外側面に臨んで、両軸23、28を相互に連結する操作グリップ29が設けられている。
図3に示すように、左右の側部材3L、3Rは、作業台を展開姿勢P1としたとき、つまり、側部材3L、3Rを水平姿勢としたとき、対向する先端部を相互に係脱自在に連結する連結手段30を設けている。図示実施形態の場合、連結手段30は、門形に形成されたロッド31により構成され、該ロッド31の一端部に垂設した縦軸部32を一方の側部材3の頂部に摺動自在かつ回動自在に挿入し、常時はスプリング33により挿入方向に弾発付勢しており、該ロッド31の他端部に下向きの係止片34を形成している。
図3のうち左側の側部材3Lに設けたロッド31について説明すると、図示鎖線で示すように、ロッド31は、スプリング33に抗して引き上げると、縦軸部32を介して回動自在とされ、係止片34を右側の側部材3Rに設けた連結孔35に挿入することにより、左右の側部材3L、3Rを連結する。ロッド31を反転回動し、図示実線で示すように、係止片34を左側の側部材3Lに設けた休止孔36に挿入すると、左右の側部材3L、3Rの連結を解除した状態で、ロッド31を固定保持する。
(展開姿勢と折畳み姿勢)
作業台を図1に示す展開姿勢P1から図13に示す折畳み姿勢P2とするように姿勢変更する際、上述のようにして、アーム部材15を手摺12から離脱させて手掛かり棒6に沿って保持させると共に、手摺12を手掛かり棒6から離脱させて主脚1に沿って保持させる。また、前記連結手段30による連結を解除することにより、左右の側部材3L、3Rを連結から解放する。
図5に示す展開姿勢P1から、作業者が操作グリップ29を握持することにより上向きに持ち上げると、順次、図6及び図7に示すように、左右の分割天板2L、2Rと左右の側部材3L、3Rが山折れ方向に屈折させられながら、左右の主脚1L、1Rを引き寄せることにより相互に近接させるので、作業台を横方向(桁方向)に偏平となるように折畳み、図8に示す折畳み姿勢P2とすることができる。
図5ないし図8から明らかなように、山折れ方向の屈折は、上述の平行四辺形SQを次第に偏平とさせるように変形することにより行われ、好ましくは、分割天板2の両側縁が幅Wとされた側部材3、3の内側面に進入させられる。このため、屈折の動作は、分割天板2の両側に側部材3、3が一体化された状態で行われるので、横揺れのない円滑な動作が確保され、従って、下側支軸21及び上側支軸27に対して大きな負荷がかかることもない。
しかも、上述の平行四辺形SQは、下側連結軸23と上側連結軸27を結ぶ線を鉛直方向とするように形成され、この鉛直線に沿って操作グリップ29が設けられている。従って、展開姿勢P1から折畳み姿勢P2に至るまでの間、操作グリップ29は、姿勢を変えることなく、常に鉛直姿勢を保持しており、作業者による操作グリップ29の持ち上げ作業を容易とする。
折畳み姿勢P2とされた作業台は、図13に示すように、アーム部材15により構成された折畳み保持手段16と、保持アーム17により、左右の主脚1L、1Rを近接状態で連結保持される。尚、折畳み状態を保持するための手段は、本発明の主目的ではないので、任意に構成すれば良い。
作業台を使用するため、折畳み姿勢P2から展開姿勢P1に向けて姿勢変更する場合は、上記と反対の手順により、主脚1、1を離間させると共に分割天板2及び側部材3を水平方向に展開させれば良く、この際、作業者は、操作グリップ29を保持することにより、分割天板2及び側部材3をゆっくりと降ろすように配慮することが好ましい。
(変形実施形態)
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態の場合、左右の分割天板2L、2Rの連結ブラケット19を1本の下側連結軸23により枢結し、左右の側部材3L、3Rの枢結ブラケット26を1本の上側連結軸28により枢結しているが、図14に示すように、継手部材37を介在させた構成としても良い。この場合、左側の分割天板2Lの連結ブラケット19Lと側部材3Lの枢結ブラケット26Lは、前記継手部材37に対して下側連結軸23Lと上側連結軸28Lにより枢結されており、右側の分割天板2Rの連結ブラケット19Rと側部材3Rの枢結ブラケット26Rは、前記継手部材37に対して下側連結軸23Rと上側連結軸28Rにより枢結されており、このような構成とした場合でも、上述の平行四辺形SQを構成する上下の軸26、19を結ぶ線は、常に鉛直方向の姿勢を保持するので、展開姿勢P1と折畳み姿勢P2の間での姿勢変更を可能とする。
このような継手手段37を設ける場合、該継手手段37により操作グリップ29を形成することができるので、操作グリップ29を握りやすくする等、設計の自由度が広がる等の利点がある。
1 主脚
2 分割天板
3 側部材
4 脚柱
4a 伸縮脚
5 横桟
6 手掛かり棒
7 キャスタ
8 係脱ロック手段
9 吊持手段
10 枢結金具
11 支持手段
12 手摺
12a 主材
12b 伸縮材
13 枢結金具
14 係脱金具
15 アーム部材
16 折畳み保持手段
17 保持アーム
18 支持ブラケット
18a 延長ブラケット
19 連結ブラケット
20 中央ブラケット
21 下側支軸
21a 軸支孔
22 ストッパ
23 下側連結軸
23a 軸支孔
24 中央連結軸
25 枢支ブラケット
26 枢結ブラケット
27 上側支軸
27a 軸支孔
28 上側連結軸
28a 軸支孔
29 操作グリップ
30 連結手段
31 ロッド
32 縦軸部
33 スプリング
34 係止片
35 連結孔
36 休止孔
37 継手手段

Claims (3)

  1. 相互に直交するX方向の桁方向とY方向の妻方向に関して、桁方向に離間して配置された一対の主脚(1)(1)の間の中間位置で桁方向に分割された分割天板(2)(2)と側部材(3)(3)を上下に配置し、桁方向に対向する分割天板(2)(2)と側部材(3)(3)を山折れ方向に屈折した折畳み姿勢(P2)と水平方向に展開した展開姿勢(P1)との間で姿勢変更自在とされた可搬式作業台であり、
    前記分割天板(2)及び側部材(3)は、それぞれの基端部を下側支軸(21)及び上側支軸(27)を介して前記主脚(1)に枢結されると共に、それぞれの桁方向に対向する先端部を下側連結軸(23)及び上側連結軸(28)を介して枢結されており、
    前記下側支軸(21)と下側連結軸(23)と上側支軸(27)と上側連結軸(28)は、相互に桁方向及び上下方向に各軸を結ぶ線が平行四辺形(SQ)を成すように配置されて成ることを特徴とする可搬式作業台。
  2. 前記主脚(1)の下端部にキャスタ(7)を設け、
    前記下側連結軸(23)と上側連結軸(28)を相互に連結する操作グリップ(29)を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の可搬式作業台。
  3. 前記主脚(1)は、妻方向に間隔をあけて配置された一対の脚柱(4)から上向きに手掛かり棒(6)を延設しており、
    前記手掛かり棒(6)に屈折自在な吊持手段(9)を設け、前記展開姿勢(P1)としたとき、前記吊持手段(9)により、前記手掛かり棒(6)に臨む側部材(3)と分割天板(2)の少なくとも一方を吊持するように構成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の可搬式作業台。
JP2017050741A 2017-03-16 2017-03-16 可搬式作業台 Active JP6846246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017050741A JP6846246B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 可搬式作業台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017050741A JP6846246B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 可搬式作業台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018154977A JP2018154977A (ja) 2018-10-04
JP6846246B2 true JP6846246B2 (ja) 2021-03-24

Family

ID=63717201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017050741A Active JP6846246B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 可搬式作業台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6846246B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0625471B2 (ja) * 1989-09-28 1994-04-06 株式会社竹中工務店 折り畳み足場
JPH042846U (ja) * 1990-04-24 1992-01-10
JP3148886B2 (ja) * 1997-04-09 2001-03-26 ダイヤ精工株式会社 作業足場台
ITCR20130008A1 (it) * 2013-03-01 2014-09-02 Franco Montani Trabattello ripiegabile con scala incorporata
CN203669325U (zh) * 2014-01-20 2014-06-25 浙江迈尔工具有限公司 高度可调和面板折叠式新型脚手架
EP3299542A1 (en) * 2016-09-22 2018-03-28 Alfredo Sallustio Folding scaffold

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018154977A (ja) 2018-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2183993B1 (en) Foldable table
JP2507917Y2 (ja) 折りたたみ作業床
KR20040004565A (ko) 비계용 인간 보호 장치
CN210857930U (zh) 一种工程建筑施工架
JP2015105544A (ja) 折畳み式高所作業台
JP6846246B2 (ja) 可搬式作業台
JP6378550B2 (ja) 足場装置
JP2529662B2 (ja) 折り畳み式建築作業足場台
JP4043972B2 (ja) 折畳式作業台およびこれに用いる補助手摺
JPS6026761A (ja) 伸縮自在な歩廊
JP5128925B2 (ja) 作業台
JP5407726B2 (ja) 足場支持台、足場、足場設置方法
JP2010037769A (ja) 連結式昇降移動足場
KR101816700B1 (ko) 현수 비계용 발판연설 장치 및 방법
CN204850393U (zh) 折叠式脚手架
JP4480183B2 (ja) 折り畳み式作業足場
JP5305432B2 (ja) 移動足場
JP6497835B2 (ja) 作業足場台
KR102312871B1 (ko) 사다리 장치
KR101552245B1 (ko) 작업 반경 확장형 고소작업대
WO2024065964A1 (zh) 一种智能建造集成平台及基于该平台的厂房建造方法
JPH0650461Y2 (ja) 合体用折り畳み式接地台及び接地台合体式流体圧作動型昇降装置
JP3208718U (ja) 折畳式ユニットハウス
JPS642028Y2 (ja)
JPH07180344A (ja) 折り畳み式建築作業足場台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6846246

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250