JPH08260481A - フーチング基礎用コンクリート型枠およびそれを用いた基礎の施工工法 - Google Patents

フーチング基礎用コンクリート型枠およびそれを用いた基礎の施工工法

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JPH08260481A
JPH08260481A JP6245095A JP6245095A JPH08260481A JP H08260481 A JPH08260481 A JP H08260481A JP 6245095 A JP6245095 A JP 6245095A JP 6245095 A JP6245095 A JP 6245095A JP H08260481 A JPH08260481 A JP H08260481A
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JP
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footing
foundation
formwork
concrete
separator
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JP6245095A
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Tamotsu Kawai
合 保 河
Masao Ando
藤 正 夫 安
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な作業で、異業種の熟練工がその場にい
なくても構築していくことができ、断熱性能を具備し、
高い基礎を施工する場合にも容易に構築できるフーチン
グ基礎用コンクリート型枠およびそれを用いた基礎の施
工工法を提供する。 【構成】 フーチング用内型枠20aおよび外型枠20
bを合成樹脂から形成し、これら一対の型枠20a、2
0b間に、横筋22および縦筋21等が連結された鉄筋
材23を収容するとともに、前記一対の型枠20a、2
0b間にフーチング部構築用セパレータ24を取り付け
し、さらに前記鉄筋材23に布基礎部構築用セパレータ
25を取付けしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフーチング基礎用コンク
リート型枠およびそれを用いた基礎の施工工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般木造建築物の基礎としては、例えば
図4に示したように、ランマで突き固められた割りぐり
石1の上に捨てコンクリート2を打設し、さらにフーチ
ング3用のコンクリートを打設し、さらにフーチング3
上に布基礎4を立設させ、この布基礎4に挿通されたア
ンカーボルト5で土台6を固定するようにしたものが知
られている。
【0003】このような基礎を施工する場合、地域によ
っては、冬期時に大地が80〜100cm以上も凍結す
る場合がある。ところが、このように大地が凍結する
と、基礎が不均衡に持ち上げられ、建物の狂いや破損の
原因ともなる。そこで、住宅の基礎を施工する場合に
は、捨てコンクリート2の上面レベルを霜柱よりも低い
位置に配置しなければならない。したがって、寒冷地な
どでは、基礎の高さが温暖な地域に比べて高くなるのが
現状である。また、寒冷地などでは、基礎用型枠に断熱
材を取付けて、この断熱材により、基礎部分の断熱性を
向上させるようにしたものがある。
【0004】一方、近年では、コンパネ等の木材の有効
利用が図られている。そこで、今日では型枠自体をパネ
ル状の合成樹脂によって形成し、これにより、型枠自体
に予め断熱性能を具備させたものが盛んに使用されてい
る。
【0005】ところで、フーチング付きの基礎を構築す
る場合には、先ず、図5に示したように、コンパネある
いはパネル状の合成樹脂などからなるフーチング用内型
枠7およびフーチング用外型枠8を対向配置し、これら
の型枠7、8で打設空間を形成し、さらにこの打設空間
内にセパレータ9を挿通し、これにより型枠7、8間が
外方に拡がらないように規制している。
【0006】そして、この打設空間内には縦横の所定の
鉄筋10が配筋され、その後コンクリートが打設されて
いる。このようにして、フーチング部3が構築された
ら、その上に布基礎用の内型枠11と外型枠12とを立
設し、これらの型枠11、12で布基礎構築用の型枠が
構成される。そして、これらの型枠も、例えば上下位置
に配置された布基礎部構築用セパレータ13、13で外
方に幅が拡がるのを規制している。
【0007】こうして、対向する一対の布基礎用の型枠
11、12がセパレータ13、13で連結されたら、内
部の打設空間14内に所定の鉄筋15が配筋され、縦横
のバタが配置された後、コンクリートが打設される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、住宅の基礎
を施工する場合、このような一連の基礎工事は、鳶職に
よるものと、型枠大工および鉄筋工などによるものとに
分類され、いづれも熟練した作業者の手が必要になって
いる。
【0009】すなわち、根切り、ランマによる突き固め
等の土木作業は鳶職によるもので、型枠工事および配筋
工事などは型枠大工、鉄筋工などの別々の熟練した作業
者の手によってなされている。しかも、これらは特別な
技術が必要であり、例えば鉄筋工が型枠大工の仕事を行
なったり、逆に型枠大工が鉄筋工の仕事を行なったりす
ることはできないのが通常である。
【0010】しかも、今日の建設業界では、型枠大工、
鉄筋工などのように特に熟練した作業者が年々少なくな
っているのが現状である。したがって、現場によって
は、これらの作業者の手が不足し、必要なときに専門職
の作業者が現場にいないことが間々ある。したがって、
代わりの作業者では作業を行なうことができないことか
ら工期が遅れてしまうなどの問題があった。
【0011】また、従来のコンクリート型枠では、コン
クリート打設空間内に所定の鉄筋10、15等を配筋す
る場合に、縦横方向に多数の鉄筋10、15を配筋する
必要があることから、セパレータ9、13等によって配
筋の作業性が著しく低下していた。特に、寒冷地で布基
礎部分の高さが高い場合には、その作業は困難を極めて
いた。
【0012】本発明は、このような実情に鑑み、簡単な
作業で基礎を施工することができ、鉄筋工あるいは型枠
大工等の異業種の熟練工がその場にいなくても建築物の
基礎を簡単に構築していくことができ、断熱性能を具備
し、例え高い基礎を施工する場合にも容易に構築するこ
とができるフーチング基礎用コンクリート型枠およびそ
れを用いた基礎の施工工法を提供することを目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るフーチング基礎用コンクリート型枠は、
フーチング部のコンクリートの打設幅を設定する一対の
フーチング用内型枠およびフーチング用外型枠を合成樹
脂から形成し、これら一対のフーチング用内型枠および
フーチング用外型枠間に、横筋および縦筋等が連結され
た鉄筋材を予め収容するとともに、これら鉄筋材を前記
フーチング用内型枠および前記フーチング用外型枠に支
持させ、さらに前記一対のフーチング用内型枠および前
記フーチング用外型枠間にフーチング部構築用セパレー
タを取り付けし、さらに前記鉄筋材に布基礎部構築用セ
パレータを取付けしたことを特徴としている。
【0014】ここで、前記鉄筋材は折り畳み自在に形成
されていても良い。さらに、前記フーチング部構築用セ
パレータは、前記フーチング用内型枠および前記フーチ
ング用外型枠に着脱自在に取付けられていてもよい。
【0015】また上記目的を達成するための本発明に係
る基礎の施工工法は、合成樹脂からなる一対のフーチン
グ用内型枠およびフーチング用外型枠間に、縦筋および
横筋等が連結された鉄筋材とフーチング部構築用セパレ
ータとを取り付けし、さらに前記鉄筋材に布基礎部構築
用セパレータを取り付けたフーチング基礎用コンクリー
ト型枠を、現場の所定位置に配置し、次いで、一対のフ
ーチング用内型枠およびフーチング用外型枠間にコンク
リートを打設し、しかる後、前記布基礎部構築用セパレ
ータに布基礎用内型枠および布基礎用外型枠を取り付け
するとともに、これら布基礎用内型枠および布基礎用外
型枠間にコンクリートを打設して前記フーチング部の上
部に布基礎部を構築するようにしたことを特徴としてい
る。
【0016】
【作用】上記構成による本発明によれば、予めフーチン
グ部および布基礎部に埋設される鉄筋が配筋され収容さ
れているとともに、フーチング部構築用および布基礎部
構築用のセパレータが予め組付けられて一体化されてい
るので、これらを工場から運搬して現場に据え付けれ
ば、現場で鉄筋を配筋する作業を略省略化することがで
きる。これにより、型枠大工、鉄筋工などの熟練した作
業者が現場にいなくても簡単にフーチング基礎用コンク
リート型枠を設置することが可能になる。したがって、
作業効率が一段と改善され、しかもコスト的にも安価に
なる。
【0017】また、鉄筋材として縦横の鉄筋等が予め連
結されたものを用いているので、これらの鉄筋材を型枠
内に組み込むときの作業が簡略化される。さらに、鉄筋
材として折り畳み自在に形成されているものを使用すれ
ば、現場搬入時の全体の姿勢を小さくすることができ
る。
【0018】また、フーチング部構築用セパレータをフ
ーチング用内型枠およびフーチング用外型枠間に着脱自
在に取り付けるようにすれば、現場作業でそのセパレー
タを設置することができる。
【0019】また、上記工法によれば、フーチング部に
コンクリートが打設され固まった後に、布基礎部構築用
セパレータに木材あるいは発泡体からなる布基礎部構築
用型枠を簡単に取り付けすることができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
について説明する。図1は、本発明の一実施例によるフ
ーチング基礎用コンクリート型枠17を示したものであ
る。
【0021】本実施例では、建築物の基礎を形成する型
枠が、互いに対向して配置される一対のフーチング用内
型枠20aおよびフーチング用外型枠20bと、縦筋2
1および横筋22等からなる鉄筋材23と、フーチング
部構築用セパレータ24と、布基礎部構築用セパレータ
25とからなっている。
【0022】本実施例のフーチング用内型枠20aおよ
びフーチング用外型枠20bは、例えば、発泡押出ポリ
スチレンなどの合成樹脂発泡体から形成されている。具
体的には鐘淵化学工業(株)からKパネルの名称で市販
されているものが採用されている。
【0023】フーチング部構築用セパレータ24は、公
知のものを採用しても良いし、あるいは上記型枠20
a、20bと同様の材質で、すなわち発泡ポリスチレン
等から形成したもので代用しても良い。
【0024】なお、フーチング用型枠20a、20bの
底部および上部に、他の連結具を差し渡して型枠間の連
結を補強することもできる。このようなフーチング部構
築用セパレータ24を型枠間に取付ければ、一対の型枠
20a、20b間に形成されるコンクリートの打設空間
内にコンクリートを流し込んだときに、これら型枠20
a、20bが外方に膨出して形を崩してしまうことはな
く、固化するまで幅を一定に維持することができる。
【0025】また、このフーチング部構築用セパレータ
24は、フーチング用内型枠20aおよびフーチング用
外型枠20bに着脱自在に装着されるものであっても良
い。このように、フーチング部構築用セパレータ24が
着脱自在である場合には、このセパレータ24を、予め
工場内で型枠に組付けておくこともできれば、現場搬入
後に型枠に組付けることもできる。
【0026】一方、鉄筋材23は、縦方向に延びる縦筋
21が後に構築されるフーチング部の高さより十分高く
なっており、これにより布基礎部を構築するときの縦筋
として兼用できるようになっている。
【0027】実施例の鉄筋材23は、縦横の鉄筋が予め
連結されたものが使用されている。この鉄筋材23を、
連結する場合、縦筋21および横筋22を、結束線ある
いは溶接等により連結すると良い。しかし、鉄筋材23
を、折り畳み自在のものとして構成することもできる。
折り畳み自在の鉄筋材23は、例えば図2に示したよう
に、フーチング部内に埋設される鉄筋ユニットAと、布
基礎部内に埋設される鉄筋ユニットBとからなってお
り、これらの鉄筋ユニットA、Bは、バネ材を備えたバ
ンド27で互いに連結されている。
【0028】このように連結された鉄筋材23のうち、
例えば鉄筋ユニットBを矢印C方向に倒せば、この鉄筋
ユニットBと鉄筋ユニットAとを略重ね合わすことがで
き、これにより2つの鉄筋ユニットA、Bからなる鉄筋
材23の幅を小さくすることが可能になる。このような
鉄筋材23を用いる場合、該鉄筋材23の鉄筋ユニット
Bに、図1に示した布基礎部構築用セパレータ25が取
付けられる。なお、このセパレータ25の中央部には、
予めスリットが形成されており、このスリットを介して
鉄筋材23を着脱自在に取り付けることが可能になる。
また、セパレータ25の両端部には、それぞれ板材が具
備されている。この板材には、後に布基礎を構築するた
めの一対の内型枠および外型枠が取付けられる。
【0029】一方、折り畳み式の鉄筋材23を使用する
場合には、前記フーチング用内型枠20aおよびフーチ
ング用外型枠20bに鉄筋材23の一部を取り付けるた
めのブラケット等を取り付けておくこともでき、このブ
ラケットを介して鉄筋材23を取り付けることもでき
る。また、鉄筋材23の取り付けに際しては、後述する
フーチング部構築用セパレータ24を利用して、これに
支持させることもできる。
【0030】なお、鉄筋材23をフーチング用型枠20
a、20b内に収容する場合には、これらの鉄筋材23
はコンクリート型枠20a、20bに若干離反した状態
で設置される。また、鉄筋材23は、打設されるコンク
リート内に完全に埋設されなければならない。そのため
に、鉄筋材23の下端を若干浮かせるように、その下面
にスペーサ等を介在させると良い。
【0031】本実施例によるコンクリート型枠17は、
上記のように形成されているが、以下にコンクリート型
枠17を使用したときの基礎の施工工法の一例について
説明する。
【0032】フーチング部構築用セパレータ24をフー
チング用内型枠20aおよび外型枠20bに予め取付け
ておく場合には、先ず最初に、鉄筋材23とフーチング
部構築用セパレータ24とを組付ける。
【0033】この場合、鉄筋材23は折り畳み式であっ
ても良く、縦横の鉄筋を溶接等で固定したものであって
も良い。このような鉄筋材23が取り付けられたセパレ
ータ24はフーチング用内型枠20aとフーチング用外
型枠20b内に収容され、これらの型枠間に支持され
る。
【0034】以下、図3を参照しながら、コンクリート
型枠17を実際に建築現場等で使用する場合について説
明する。先ず、建設現場等には、このように予め組み込
まれたフーチング基礎用コンクリート型枠17を、必要
に応じた数だけ配送する。そして、これらのコンクリー
ト型枠17は、基礎を構築するために掘られた溝状の孔
40内に直線的に並べられる。図3に示したように例え
ば、2個のコンクリート型枠17を並べた場合には、隣
接するコンクリート型枠17、17間の鉄筋材23、2
3同士を連結する必要があるが、その場合、鉄筋材23
の突出した端部同士が互いにラップしあうので、このラ
ップした部分を結束線あるいは溶接等によって連結すれ
ば良い。
【0035】その後、必要に応じて縦横のバタが配置さ
れ、周囲が固定される。こうして、コンクリートを打設
するための準備が終了したら、フーチング用内型枠20
aとフーチング用外型枠20bとの間に、所定量のコン
クリートを打設し、ここにフーチング部を構築する。
【0036】フーチング部を構築したら、縦横のバタを
取り除き、周囲を埋め戻す。そして、上方に位置する布
基礎部構築用セパレータ25に図示しない布基礎用内型
枠および外型枠を取り付ける。
【0037】この一対の布基礎用内型枠および外型枠は
合成樹脂であっても良く、コンパネ等の木質系のもので
あっても良い。その後、必要に応じて縦横のバタを配置
し、さらに布基礎構築用の打設空間にコンクリートを打
設すれば、フーチング部を備えた建築物の基礎が構築さ
れる。
【0038】このように、本実施例によれば、複数個の
コンクリート型枠17を現場に搬入し、これらを幅方向
に並べて配置すれば、フーチング用あるいは布基礎用と
して鉄筋を配筋したりセパレータを取り付けたりする作
業を略省略することができる。
【0039】従来ならば、型枠大工によりフーチング用
の型枠と布基礎用の型枠とを立て起こし、さらにこれら
の幅間隔をセパレータで規定し、加えて狭い空間内に鉄
筋工が縦横の鉄筋を配筋する作業が必要であったが、こ
れらの作業を略省力することができる。
【0040】また、寒冷地などで基礎の高さが深い場合
にも同様に、作業を簡単に行なうことができる。このよ
うに、本発明によれば、狭い空間内に配筋する必要がな
くなり、しかも型枠大工の仕事を少なくすることができ
るので、工事費が安くなるばかりか、作業効率が一段と
向上する。また、簡単な作業で基礎を構築することがで
きるので、熟練した作業者が現場にいない場合でも作業
を行なっていくことができる。
【0041】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明は上記実施例に何ら限定されない。例えば、フーチ
ング用あるいは布基礎用の内型枠および外型枠は、発泡
合成樹脂ではなく、未発泡の合成樹脂であっても良い。
さらに、フーチング用セパレータと鉄筋材とを工場内で
型枠内に一体に組付けるのではなく、現場において型枠
内に組付けすることもできる。この場合には、フーチン
グ部構築用セパレータも現場近くで組付ければ良い。
【0042】さらに、このような断熱パネルからなるフ
ーチング用内型枠20aおよび外型枠20bは、押出成
形で形成することができるので、長尺ものもコーナもの
も容易に形成することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフー
チング基礎用コンクリート型枠によれば、フーチング用
内型枠およびフーチング用外型枠間に鉄筋材とセパレー
タとが組込まれて一体化されているので、現場での作業
が簡単で、特に狭い場所での配筋作業や、型枠工事を少
なくすることができる。また、熟練した工事者がいない
場合であっても、簡単に施工していくことが可能なた
め、工期の短縮化にも寄与し、コスト的にも安価であ
る。
【0044】また、鉄筋材を折り畳み自在に形成すれ
ば、搬送する姿勢を小さくすることができる。さらに、
フーチング部構築用セパレータをフーチング用内型枠お
よびフーチング用外型枠に着脱自在に取り付けるように
すれば、現場作業でセパレータと鉄筋材とを組付けるこ
とも可能になる。
【0045】また、上記フーチング基礎用コンクリート
型枠を用いた基礎の施工工法によれば、フーチング部を
コンクリートで構築すると、布基礎を構築する部分は露
出しているので、寒冷地のように基礎の高さが高い場合
であっても布基礎構築用の型枠を取り付けたり、連結部
を配筋したりする作業が極めて簡単になり、さらには型
枠間を連結する配筋作業も簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例によるフーチング基礎
用コンクリート型枠の斜視図である。
【図2】図2は図1で採用される鉄筋材の他の例を示す
斜視図である。
【図3】図3は同実施例によるフーチング基礎用型枠を
並べて、フーチング部にコンクリートを打設したときの
姿勢を示す斜視図である。
【図4】図4は従来のフーチング基礎の一例を示す斜視
図である。
【図5】図5は従来のフーチング基礎の施工工法を示す
断面図である。
【符号の説明】
20a フーチング用内型枠 20b フーチング用外型枠 21 縦筋 22 横筋 23 鉄筋材 24 フーチング部構築用セパレ
ータ 25 布基礎部構築用セパレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フーチング部のコンクリートの打設幅を設
    定する一対のフーチング用内型枠およびフーチング用外
    型枠を合成樹脂から形成し、これら一対のフーチング用
    内型枠およびフーチング用外型枠間に、横筋および縦筋
    等が連結された鉄筋材を予め収容するとともに、これら
    鉄筋材を前記フーチング用内型枠および前記フーチング
    用外型枠間に支持させ、さらに前記一対のフーチング用
    内型枠および前記フーチング用外型枠間にフーチング部
    構築用セパレータを取り付けし、さらに前記鉄筋材に布
    基礎部構築用セパレータを取付けしたことを特徴とする
    フーチング基礎用コンクリート型枠。
  2. 【請求項2】前記鉄筋材は折り畳み自在に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のフーチング基礎用
    コンクリート型枠。
  3. 【請求項3】前記フーチング部構築用セパレータは、前
    記フーチング用内型枠および前記フーチング用外型枠に
    着脱自在に取付けられていることを特徴とする請求項1
    に記載のフーチング基礎用コンクリート型枠。
  4. 【請求項4】合成樹脂からなる一対のフーチング用内型
    枠およびフーチング用外型枠間に、縦筋および横筋等が
    連結された鉄筋材とフーチング部構築用セパレータとを
    取り付けし、さらに前記鉄筋材に布基礎部構築用セパレ
    ータを取り付けたフーチング基礎用コンクリート型枠
    を、現場の所定位置に配置し、次いで、一対のフーチン
    グ用内型枠およびフーチング用外型枠間にコンクリート
    を打設し、しかる後、前記布基礎部構築用セパレータに
    布基礎用内型枠および布基礎用外型枠を取り付けすると
    ともに、これら布基礎用内型枠および布基礎用外型枠間
    にコンクリートを打設して前記フーチング部の上部に布
    基礎部を構築するようにしたことを特徴とするフーチン
    グ基礎用コンクリート型枠を用いた基礎の施工工法。
JP6245095A 1995-03-22 1995-03-22 フーチング基礎用コンクリート型枠およびそれを用いた基礎の施工工法 Pending JPH08260481A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101521556B1 (ko) * 2013-10-02 2015-05-19 (주)천마엔지니어링 벽체부재를 이용한 지중벽체의 시공방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101521556B1 (ko) * 2013-10-02 2015-05-19 (주)천마엔지니어링 벽체부재를 이용한 지중벽체의 시공방법

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