JPH08260436A - 防護柵用継ぎ手 - Google Patents

防護柵用継ぎ手

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Publication number
JPH08260436A
JPH08260436A JP9015995A JP9015995A JPH08260436A JP H08260436 A JPH08260436 A JP H08260436A JP 9015995 A JP9015995 A JP 9015995A JP 9015995 A JP9015995 A JP 9015995A JP H08260436 A JPH08260436 A JP H08260436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower member
pedestal
bracket
column
fixing bolt
Prior art date
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Pending
Application number
JP9015995A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Mori
明彦 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Light Steel Co Ltd filed Critical Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
Priority to JP9015995A priority Critical patent/JPH08260436A/ja
Publication of JPH08260436A publication Critical patent/JPH08260436A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Fencing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 横棧の位置決めおよび固定が短時間で行え、
横棧を連結するためのインナースリーブを不要にでき、
優れた外観が得られ、道路の傾斜に容易に対応できる。 【構成】 支柱14と密着する湾曲した一側面を有する台
座17と、支柱14および台座17に挿通される固定ボルト16
と、固定ボルト16により台座17を介して支柱14に固定さ
れる、横棧端部の挿入口23を有するブラケット18とから
なる。ブラケット18は、台座17の他側面に固定ボルト16
を中心として回転可能に嵌合する下部部材21と、下部部
材21とその上部において噛合する上部部材22とからな
る。下部部材21は、その内面に横棧端部に形成された孔
15A 内に挿入される突起25を有し、下部部材21と上部部
材22とによって形成される挿入口23は、ブラケット18の
下部において、下部部材21側から上部部材22側にねじ込
まれる締付けねじ26によって、前記噛合部を支点として
縮径する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、防護柵用継ぎ手、特
に、横棧の位置決めおよび固定が短時間で行え、横棧を
連結するためのインナースリーブを不要にでき、しか
も、外面から突出するボルト頭部の数を減少させること
によって優れた外観が得られ、更に、道路の傾斜に容易
に対応できる防護柵用継ぎ手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の防護柵用継ぎ手を図面を参照しな
がら説明する。図9は、従来の防護柵用継ぎ手によって
支柱に横棧を固定した状態を示す正面図、図10は、図
9のA−A線断面図である。
【0003】図9および図10において、1は、支柱、
2は、従来の防護柵用継ぎ手Aによって支柱1に固定さ
れる横棧である。従来の防護柵用継ぎ手Aは、円板状台
座3と、ブラケット4とからなっている。台座3の一方
の側面は、支柱1の側面に密着するように湾曲してお
り、他方の側面は、平面状に形成されている。そして、
中央部には、貫通孔5が形成されている。
【0004】ブラケット4の縦断面図中央部には、イン
ナースリーブ6によって互いに連結された横棧2の連結
部が挿入される挿入孔7が形成され、挿入孔7の正面中
央下部には、ボルト12用の貫通ねじ孔8が形成されて
いる。ブラケット4の台座3側の一方の側面は、平面状
に形成され、そして、前記一方の側面には、ねじ孔9が
形成されている。
【0005】なお、横棧2とインナースリーブ6とは、
片側2本のボルト10をインナースリーブ6内に予め溶
接されているナット13に螺合させることによって互い
に連結されている。
【0006】このように構成されている従来の防護柵用
継ぎ手Aによれば、次のようにして、支柱1に横棧2が
固定される。即ち、支柱1に形成された貫通孔(図示せ
ず)および台座3の貫通孔5にボルト11を通し、ボル
ト11のねじ部先端をブラケット4のねじ孔9にねじ込
むことによって、ブラケット4を台座3を介して支柱1
に固定する。次いで、インナースリーブ6をブラケット
4の挿入孔7内に通し、挿入孔7の両側から突出したイ
ンナースリーブ6の両端部をそれぞれ横棧2内に挿入
し、計4本のボルト10によって両者を固定する。そし
て、ボルト12を締めれば、横棧2の連結部は、ブラケ
ット4に固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の防護柵用継ぎ手Aは、以下のような問題点を有
していた。 横棧2を支柱1に固定するには、固定インナースリ
ーブ6をブラケット4の挿入孔7内に通し、挿入孔7の
両側から突出したインナースリーブ6の両端部をそれぞ
れ横棧2内に挿入し、複数本のボルト10によって両者
を固定する必要があるので、横棧2の固定に時間と手間
がかかっていた。 ブラケット4は、横棧2の固定機能を有さないの
で、横棧2を連結するためのインナースリーブ6が不可
欠であった。 インナースリーブ6と横棧2とをボルト10によっ
て固定する際のボルト孔の位置決めが簡単に行えなかっ
た。 横棧2の端部下面から複数本のボルト10の頭部が
突出するので、外観が悪かった。 ブラケット4と台座3とは、互いに平面で接触する
ので、継ぎ手の組立の際のブラケット4の位置決めがや
りにくかった。
【0008】従って、この発明の目的は、横棧の位置決
めおよび固定が短時間で行え、横棧を連結するためのイ
ンナースリーブを不要にでき、しかも、外面から突出す
るボルト頭部の数を減少させることによって優れた外観
が得られ、更に、道路の傾斜に容易に対応できる防護柵
用継ぎ手を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、横棧の端部
を支柱に固定するための防護柵用継ぎ手において、前記
支柱と密着する湾曲した一側面を有する台座と、前記支
柱および前記台座に挿通される固定ボルトと、前記固定
ボルトにより前記台座を介して前記支柱に固定される、
前記横棧端部の挿入口を有するブラケットとからなり、
前記ブラケットは、前記台座の他側面に前記固定ボルト
を中心として回転可能に嵌合する下部部材と、前記下部
部材とその上部において噛合する上部部材とからなり、
前記下部部材および前記上部部材の何れか一方は、その
内面に、前記横棧端部に形成された孔内に挿入される突
起を有し、前記下部部材と前記上部部材とによって形成
される前記挿入口は、前記ブラケットの下部において、
前記下部部材側から前記上部部材側にねじ込まれる締付
けねじによって、前記噛合部を支点として縮径すること
に特徴を有するものである。
【0010】この発明の別の特徴は、前記突起は、前記
下部部材の内面に形成されていることにある。
【0011】この発明の更に別の特徴は、前記上部部材
の上部の肉厚は、他の部分よりも薄く形成されているこ
とにある。
【作用】
【0012】横棧の端部挿入口を有するブラケットを噛
合可能な上部部材および下部部材によって構成し、何れ
か一方の部材の内面に、横棧に形成された孔に入り込む
突起を形成することによって、横棧の位置決めおよび固
定が短時間で行える。締付けボルトによって前記挿入口
に形成されたスリットの幅を狭めて、前記挿入口の内径
を縮径させることによって、ブラケットに横棧の固定機
能を持たせれば、横棧を連結するためのインナースリー
ブが不要となる。インナースリーブが不要となることに
よって、継ぎ手外面から突出するボルト頭部の数が減少
するので、優れた外観が得られる。更に、ブラケットに
形成した突部を台座に形成した凹陥部内に嵌め込むこと
によって、ブラケットの位置決めが容易に行え且つ道路
の傾斜に容易に対応できる。
【0013】
【実施例】次に、この発明の防護柵用継ぎ手の一実施態
様を、図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は、この発明の防護柵用継ぎ手によっ
て支柱に横棧を固定した状態を示す部分断面図、図2
は、図1のA−A線断面図、図3は、この発明の防護柵
用継ぎ手の台座を示す正面図、図4は、図3のA−A線
断面図、図5は、この発明の防護柵用継ぎ手の下部部材
を示す側面図、図6は、図5のA矢視図、図7は、この
発明の防護柵用継ぎ手の上部部材を示す側面図、図8
は、図7のA矢視図である。
【0015】図1から図8において、Bは、この発明の
防護柵用継ぎ手、14は、支柱、15は、支柱14に、
この発明の防護柵用継ぎ手Bによって固定される横棧で
ある。この発明の防護柵用継ぎ手Bは、支柱14に密着
する円板状台座17と、支柱14および台座17に挿通
される固定ボルト16と、固定ボルト16によって台座
17を介して支柱14に固定されるブラケット18とか
ら構成されている。
【0016】図3および図4に示すように、台座17の
一側面は、支柱14に密着するように凹んだ湾曲状に形
成され、他側面には、後述する下部部材の円板状突部が
回転可能に嵌合する凹陥部19が形成され、中央部に
は、固定ボルト16の挿通孔20が形成されている。
【0017】ブラケット18は、台座17の他側面に固
定される下部部材21と、下部部材21とその上部にお
いて噛合する上部部材22とから構成されている。この
噛合部は、上部部材22に形成された突条22Aと、突
条22Aが嵌め込まれる、下部部材21に形成された溝
21Aとによって構成され、突条22Aを溝21Aに嵌
合させて、下部部材21と上部部材22とを連結させる
ことにより、横棧15の端部挿入口23が形成される。
下部部材21と上部部材22とを連結させた後におい
て、両部材21、22間にスリット(S)が形成され
る。なお、前記噛合部は、蟻溝嵌合であってもよい。
【0018】図5および図6に示すように、下部部材2
1は、固定ボルト16によって台座17を介して支柱1
4に固定される。21Bは、固定ボルト16のねじ孔で
ある。下部部材21は、上述した溝21Aの他、一側面
中央部に、台座17の凹陥部19内に回転可能に嵌合す
る円板状突部24を有し、両端内面下部に、横棧15の
端部に形成されたバカ孔15A内に挿入される突起25
を有し、両端下部に、上部部材側にねじ込まれる締付け
ねじ26の挿通孔21Cをそれぞれ有している。締付け
ねじ26は、挿入口23のスリット(S)幅を狭めて、
挿入口23の内径を、前記噛合部を支点として縮径させ
るためのものである。
【0019】図7および図8に示すように、上部部材2
2は、上述した突条22Aの他、締付けねじ26がねじ
込まれるねじ孔22Bが下部に形成されている。上部部
材22の上部の肉厚は、他の部分よりも薄く形成されて
いて、締付けねじ26による挿入口23の縮径を容易に
している。
【0020】このように構成されている、この発明の防
護柵用継ぎ手Bによれば、次のようにして、支柱14に
横棧15が固定される。即ち、固定ボルト16によって
下部部材21を台座17を介して支柱14に固定する。
次に、横棧15の端部を、そのバカ孔15A内に下部部
材21の突起25が入り込むように支持する。バカ孔1
5A内に下部部材21の突起25を入れることによって
横棧15の落下および位置決めが容易に行える。このよ
うにして、横棧15を下部部材21上に載せたら、上部
部材22を下部部材21に嵌合させる。そして、締付け
ねじ26を締め付ける。これによって、ブラケット18
の挿入口23のスリット幅(S)が狭まって、挿入口2
3の内径が縮径される結果、横棧15の端部がブラケッ
ト18に固定される。横棧15は、ブラケット18の挿
入口23全体で固定されるので、支柱14に強固に固定
される。
【0021】横棧15の支柱14への取付け角度を変え
るには、固定ボルト16を本締めする前に、ブラケット
18を固定ボルト16を中心として所定角度だけ回転さ
せればよい。
【0022】なお、突起25は、上部部材22の内面に
設けても良い。また、ブラケット18の材質は、金属に
限らず、合成樹脂、硬質ゴム等であっても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下のような効果がもたらされる。 横棧の端部挿入口を有するブラケットを歯合可能な
上部部材および下部部材によって構成し、それぞれの部
材の内面下部に横棧の孔に入り込む突起を形成すること
によって、横棧の位置決めおよび固定が短時間で行え
る。 締付けボルトによって前記挿入口に形成されたスリ
ットの幅を狭めて、前記挿入口の内径を縮径させること
によって、ブラケットに横棧の固定機能を持たせれば、
横棧を連結するためのインナースリーブが不要となる。 インナースリーブが不要となることによって、継ぎ
手外面から突出するボルト頭部の数が減少するので、優
れた外観が得られると共に部材数が減少するのでコスト
が低減する。 ブラケットに形成した突部を台座に形成した凹陥部
内に嵌め込むことによって、ブラケットの位置決めが容
易に行え且つ道路の傾斜に容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の防護柵用継ぎ手によって支柱に横棧
を固定した状態を示す部分断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】この発明の防護柵用継ぎ手の台座を示す正面図
である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】この発明の防護柵用継ぎ手の下部部材を示す側
面図である。
【図6】図5のA矢視図である。
【図7】この発明の防護柵用継ぎ手の上部部材を示す側
面図である。
【図8】図7のA矢視図である。
【図9】従来の防護柵用継ぎ手によって支柱に横棧を固
定した状態を示す正面図である。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【符号の説明】
A 従来の防護柵用継ぎ手 1 支柱 2 横棧 3 台座 4 ブラケット 5 貫通孔 6 インナースリーブ 7 挿入孔 8 貫通孔 9 ねじ孔 10 ボルト 11 ボルト 12 ボルト 13 ナット B この発明の防護柵用継ぎ手 14 支柱 15 横棧 15A バカ孔 16 固定ボルト 17 台座 18 ブラケット 19 凹陥部 20 挿通孔 21 下部部材 21A 溝 21B ねじ孔 21C 挿通孔 22 上部部材 22A 突条 22B ねじ孔 23 挿入口 24 突部 25 突起 26 締付けねじ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横棧の端部を支柱に固定するための防護
    柵用継ぎ手において、前記支柱と密着する湾曲した一側
    面を有する台座と、前記支柱および前記台座に挿通され
    る固定ボルトと、前記固定ボルトにより前記台座を介し
    て前記支柱に固定される、前記横棧端部の挿入口を有す
    るブラケットとからなり、前記ブラケットは、前記台座
    の他側面に前記固定ボルトを中心として回転可能に嵌合
    する下部部材と、前記下部部材とその上部において噛合
    する上部部材とからなり、前記下部部材および前記上部
    部材の何れか一方は、その内面に、前記横棧端部に形成
    された孔内に挿入される突起を有し、前記下部部材と前
    記上部部材とによって形成される前記挿入口は、前記ブ
    ラケットの下部において、前記下部部材側から前記上部
    部材側にねじ込まれる締付けねじによって、前記噛合部
    を支点として縮径することを特徴とする防護柵用継ぎ
    手。
  2. 【請求項2】 前記突起は、前記下部部材の内面に形成
    されていることを特徴とする、請求項1記載の防護柵用
    継ぎ手。
  3. 【請求項3】 前記上部部材の上部の肉厚は、他の部分
    よりも薄く形成されていることを特徴とする、請求項1
    または2記載の防護柵用継ぎ手。
JP9015995A 1995-03-23 1995-03-23 防護柵用継ぎ手 Pending JPH08260436A (ja)

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