JPH0826014A - チルト装置つきコンテナ積み下し車 - Google Patents

チルト装置つきコンテナ積み下し車

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JPH0826014A
JPH0826014A JP6180456A JP18045694A JPH0826014A JP H0826014 A JPH0826014 A JP H0826014A JP 6180456 A JP6180456 A JP 6180456A JP 18045694 A JP18045694 A JP 18045694A JP H0826014 A JPH0826014 A JP H0826014A
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JP
Japan
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container
tilting
switch
cylinder
frame
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JP6180456A
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Kiyoshi Ooya
紀世士 大宅
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CHIKARA KOGYO KK
OOYA SEKKEI KAIHATSU KK
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CHIKARA KOGYO KK
OOYA SEKKEI KAIHATSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コンテナ積み下しのスイッチ操作の簡略化お
よびスイッチ誤動作による破損を解消する。 【構成】 チルト装置つきコンテナ積み下し車において
コンテナ脱着スイッチの脱信号により、チルト用シリン
ダ15をロック離脱方向へ駆動させたとき、コンテナの
ロック装置からの完全離脱を検知器により検知し、傾動
用シリンダ9を傾動フレーム傾斜方向へ自動的に駆動さ
せ、またコンテナ脱着スイッチの着信号により、傾動用
シリンダ9を傾動フレーム倒伏方向へ駆動させたとき、
コンテナのロック装置との係止可能位置への移動を検知
器により検知し、該検知信号によりチルト用シリンダ1
4をロック係止方向へ自動的に駆動させる連動制御回路
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、コンテナを車台に積
み下しする積み下し作動、および車台に積んだコンテナ
を直接傾斜させるダンプ作動を行う荷役車であって、上
記コンテナ積み下し作動においてコンテナをコンテナ保
持用ロック装置に係脱させるため該コンテナを適宜前後
動させるチルト装置を備えたコンテナ積み下し車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車台上に、リヤフレームとミドル
フレームを屈曲自在に連結してなる傾動フレームを該リ
ヤフレーム後端部において起伏自在に軸支し、上記ミド
ルフレームに傾動用油圧シリンダを連結すると共に、上
記リヤフレームにコンテナを積み位置に保持すべきロッ
ク装置を設け、また上記ミドルフレームの先端部にコン
テナと係脱すべきフックアームを揺動自在に支持すると
共に、該フックアームに、上記コンテナをロック装置と
係脱させるべく前後動させるチルト用油圧シリンダを連
結し、そして上記傾動用シリンダおよびチルト用シリン
ダに圧力油を給排すべき油圧回路に、上記傾動用シリン
ダへの油圧を切換えるソレイドバルブに切換信号を送る
傾動スイッチ、およびそれと別個に上記チルト用シリン
ダへの油圧を切換えるソレイドバルブに切換信号を送る
コンテナ脱着スイッチを電気的に接続し、コンテナ積み
下し操作の場合は、傾動スイッチおよび脱着スイッチを
適宜時間をおいて押し、ダンプ操作の場合は、直接傾動
スイッチを押すようにしたチルト装置つきコンテナ積み
下し車が広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題およびその解決手段】し
かし、上記の従来車では、コンテナ積み下し操作におい
て傾動スイッチとチルトスイッチの2スイッチを押さな
ければならない操作上の不便があり、しかもコンテナ下
し操作において、上記脱着スイッチを押してコンテナを
ロック装置から離脱させるべくチルト用シリンダにより
コンテナを後方へ移動させた際、該コンテナがロック装
置から完全に離脱する前に、誤って上記傾動スイッチを
押して傾動用シリンダにより傾動フレームを屈曲傾斜さ
せ、それによりロック装置を破損してしまうことがしば
しばあった。本願第1発明は、コンテナ積み下し操作の
簡略化およびロック装置の破損を招くコンテナ下し操作
の誤作動を解消することを課題とする。
【0004】上記課題を解決する手段として、本願第1
発明は、車台上に、リヤフレームとミドルフレームを屈
曲自在に連結してなる傾動フレームをリヤフレーム後端
部で起伏揺動自在に軸支し、上記ミドルフレームに傾動
用シリンダを連結すると共に、上記リヤフレームにコン
テナを積み位置に保持すべきロック装置を設け、上記ミ
ドルフレームの先端部にコンテナと係脱自在のフック部
材を取りつけると共に、該フック部材に、上記コンテナ
をロック装置に係脱させるように移動させるべきチルト
用シリンダを設け、上記傾動用シリンダおよびチルト用
シリンダに圧力油を給排すべき油圧回路を備えた構成に
おいて、上記傾動用シリンダを傾動フレーム傾斜および
倒伏方向へ切換駆動させる信号を送るダンプスイッチ
と、コンテナ脱およびコンテナ着の信号を切換送信する
コンテナ脱着スイッチとを有し、上記コンテナ脱着スイ
ッチの脱信号により、上記チルト用シリンダをロック離
脱方向へ駆動させたとき、コンテナの上記ロック装置か
らの完全離脱を検知器により検知し、該検知信号により
上記傾動用シリンダを傾動フレーム傾斜方向へ自動的に
駆動させ、また上記コンテナ脱着スイッチの着信号によ
り、上記傾動用シリンダを傾動フレーム倒伏方向へ駆動
させたとき、コンテナの上記ロック装置との係止可能位
置への移動を検知器により検知し、該検知信号により上
記チルト用シリンダをロック係止方向へ自動的に駆動さ
せる連動制御回路を備えた、チルト装置つきコンテナ積
み下し車を提案する。
【0005】しかし、上記第1発明のチルト装置つきコ
ンテナ積み下し車において、必要によっては上記の連動
回路を解除し、従来どおりコンテナの積み下しにおいて
チルト用シリンダと傾動用シリンダを個別に駆動させて
使用したい場合がある。
【0006】上記の要請に応えるため、本願第2発明
は、上記第1発明において、連動断続スイッチを有し、
該連動断続スイッチの連動遮断信号により、上記連動制
御回路におけるコンテナ下し操作時の上記コンテナのロ
ック完全離脱を検知した信号が上記傾動用シリンダ駆動
に送信されるのを遮断すると共に、コンテナ積み操作時
の上記コンテナのロック可能位置への移動を検知した信
号が上記チルト用シリンダ駆動に送信されるのを遮断
し、また上記連動断続スイッチの連動継続信号により、
上記連動制御回路を元の連動制御に復させる連動断続回
路を付加した、チルト装置つきコンテナ積み下し車。上
記第1、第2発明における上記「フック部材」および
「フック部材を移動させるべきチルト用シリンダ」から
なるチルト装置には、ミドルフレームの先端部にフック
部材を揺動自在に取りつけ、該フック部材をチルト用シ
リンダにより揺動させるもの、上記ミドルフレームの先
端部にフック部材を直線移動自在に取りつけ、該フック
部材をチルト用シリンダにより直線移動させるもの、そ
の他種々の構造のものを含む。以下図面を参照して本願
発明の実施例について説明する。
【0007】
【実施例】図1〜5において、自動車(1)の車台
(2)上に2本のベースフレーム(3)、(3)を前後
方向に向けて敷設し(図7参照)、該ベースフレーム
(3)、(3)の後端部に、2本の縦材(4a)、(4
a)を横桟で連結してなるリヤフレーム(4)と、2本
の縦材(5a)、(5a)を横桟で連結してなるミドル
フレーム(5)とを軸(6)により屈曲自在に連結して
なる傾動フレーム(7)をそのリヤフレーム(4)後端
部において軸(8)により起伏揺動自在に軸支し、上記
ミドルフレーム(5)には、上記ベースフレーム
(3)、(3)の前部に一端を軸支された傾動用油圧シ
リンダ(9)のピストンロッド(10)を連結すると共
に、上記リヤフレーム(4)にコンテナ(C)を保持す
べきコンテナロック装置を設け、また上記ミドルフレー
ム(5)の先端部に、チルト装置として、L字状に屈曲
するアームであって先端にフック(12)を有するフッ
クアーム(11)の基端部を軸(13)により揺動自在
に軸支すると共に、上記ミドルフレーム(5)の先端部
に一端を軸支されたチルト用油圧シリンダ(14)のピ
ストンロッド(15)を該フックアーム(11)のフッ
クがわ部に連結してある。
【0008】上記コンテナ(C)は、下面に2本のレー
ル(16)、(16)を前後方向に向けて敷設し、前側
面上部に上記フック(12)が係脱される係止環(2
7)を突設したものである。(17)、(17)は上記
リヤフレーム(4)後端部の左右に軸支されたフランジ
つき案内コロで、上記コンテナの積み下し作業時に上記
レール(16)、(16)を案内する。
【0009】コンテナロック装置は、本例では2装置備
えており、第1ロック装置(A)は、図7、8に示すよ
うにリヤフレーム(4)の先端部からベースフレーム
(3)、(3)上に張り出す張り出し部(18)、(1
8)上に、後方へカギ形に屈曲するフック(19)、
(19)を突設すると共に、上記コンテナ(C)のレー
ル(16)、(16)外側面に、該コンテナが車台上の
正位置に積まれたときに該フック(19)、(19)の
最奥部に係止しうる位置に、係止ピン(20)、(2
0)を水平に突設し、一方上記張り出し部(18)、
(18)の後面にブラケット(21)、(21)を突設
し、該ブラケットにロックレバー(22)、(22)の
中間部をピン(23)、(23)により上下揺動自在に
支持し、該ロックレバー(22)、(22)は、リヤフ
レーム(4)が車台(2)上に水平に倒伏しているとき
は、図8のようにその後端部をベースフレーム(3)、
(3)上面で押し上げられて前端部を上記フック(1
9)内に係止する係止ピン(20)よりも下に位置させ
ているが、リヤフレーム(4)が起ち上ったときは、上
記ベースフレーム(3)、(3)の押し上げから開放さ
れてその前端部を上記フック(19)、(19)の先端
部下面に接して係止ピン(20)、(20)のフック
(19)、(19)からの離脱を阻止するロック位置に
揺動可能となる。(24)、(24)は上記ロックレバ
ー(22)、(22)をロック位置へ常時弾発するバネ
である。
【0010】第2ロック装置(B)は、図7、9に示す
ようにリヤフレーム(4)の先端部上に門形の係止枠
(25)、(25)を突設すると共に、上記コンテナ
(C)の下面に、該コンテナが車台上の正位置に積まれ
たときに該係止枠(25)、(25)内に係止しうる位
置に、前方へカギ形に屈曲するフック(26)、(2
6)を突設したものである。
【0011】次に、上記チルト用シリンダ(14)およ
び傾動用シリンダ(9)の油圧回路およびその電気的連
動制御回路について説明する。油圧回路は図6に示すよ
うに、オイルパン(28)に接続された圧力油供給管
(29)が油圧ポンプ(30)を介してチルト用シリン
ダ(14)のためのソレノイド切換バルブ(31)およ
び傾動用シリンダ(9)のためのソレノイド切換バルブ
(32)に順次接続されると共に、各切換バルブ(3
1)、(32)からの戻り管(33)がオイルパン(2
8)に接続され、また切換バルブ(31)とチルト用シ
リンダ(14)のヘッド側スペースおよびロッド側スペ
ースをそれぞれ管(34)、(35)で接続し、切換バ
ルブ(32)と傾動用シリンダ(9)のヘッド側スペー
スおよびロッド側スペースをそれぞれ管(36)、(3
7)で接続してある。(38)はパイロットチェックバ
ルブ、(39)はカウンターバランスバルブ、(55)
はリリーフバルブ、(56)はフィルターである。
【0012】連動制御回路は次のようである。図6に示
すようにコンテナ脱接点およびコンテナ着接点の2接点
を有する単極双投型コンテナ脱着スイッチ(40)と、
傾斜接点および倒伏接点の2接点を有する単極双投型ダ
ンプスイッチ(41)をそれぞれ電源(42)に接続
し、一方、図10に示すように、各検知器として上記ベ
ースフレーム(3)の先端部にコンテナ積みこみを検知
するリミットスイッチ(LS1)を取りつけ、該スイッ
チは、常時はOFFとなっているが、上記ミドルフレー
ム(5)が倒伏し、フックアーム(11)が前方のチル
ト作動前の位置にあるときは、上記フックアーム(1
1)に押されてONとなる位置関係にあり、また上記ミ
ドルフレーム(5)の先端から若干基部寄りにコンテナ
のロック離脱を検知するリミットスイッチ(LS2)を
取りつけ、該スイッチは、常時はOFFとなっている
が、コンテナを上記ロック装置から離脱させるべくフッ
クアーム(11)が揺動して最終位置に至ったときに該
フックアーム(11)に押されてONとなる位置関係に
あり、さらに上記ベースフレーム(3)の前部にミドル
フレーム(5)の倒伏を検知するリミットスイッチ(L
3)、(LS4)(特にリミットスイッチ(LS4)は
コンテナのロック可能を検知する)をそれぞれ取りつ
け、両者は常時はOFFとなっているが、上記ミドルフ
レーム(5)が倒伏しているときに該ミドルフレームに
押されてONとなる位置関係にある。
【0013】上記コンテナ脱着スイッチ(40)の一方
の脱接点に接続した導線(43)を、上記リミットスイ
ッチ(LS3)を介して、上記ソレノイドバルブ(3
1)の左側ソレノイドの励磁コイル(44)に接続する
と共に、該導線(43)から分岐した導線(45)を上
記リミットスイッチ(LS2)を介して上記ソレノイド
バルブ(32)の左側ソレノイドの励磁コイル(46)
に接続し、また他方の着接点に接続した導線(47)を
上記ソレノイドバルブ(32)の右側ソレノイドの励磁
コイル(48)に接続すると共に、該導線(47)から
分岐した導線(49)を上記リミットスイッチ(L
4)を介して上記ソレノイドバルブ(31)の右側ソ
レノイドの励磁コイル(50)に接続してある。
【0014】また、上記ダンプスイッチ(41)の傾斜
接点に接続した導線(51)は上記ソレノイドバルブ
(32)の左側ソレノイド励磁コイル(46)に、また
倒伏接点に接続した導線(52)は上記ソレノイドバル
ブ(32)の右側ソレノイド励磁コイル(48)にそれ
ぞれ接続してある。
【0015】なお、コンテナ積みこみを表示するランプ
(53)が上記リミットスイッチ(LS1)を介して電
源(42)に接続してある。(54)はメインスイッチ
である。
【0016】本例の作用を次に説明する。今コンテナ
(C)が車台上の正位置に積みこまれ、図6のようにリ
ミットスイッチ(LS1)がON、ランプ(53)が点
灯、リミットスイッチ(LS2)がOFF、リミットス
イッチ(LS3)、(LS4)がそれぞれONしている状
態で、コンテナを地上に下す場合は、コンテナ脱着スイ
ッチ(40)を脱接点がわにONにすると、ソレノイド
バルブ(31)の左側ソレノイドが励磁され、それによ
り圧力油が管(34)を経てチルト用シリンダ(14)
のヘッド側に圧送されてピストンロッド(15)を伸長
させ、それによってフックアーム(11)が後方へ揺動
してコンテナ(C)が後方へ移動し、第1および第2ロ
ック装置(A)、(B)のフック(19)、(19)、
係止枠(25)、(25)から係止ピン(20)、(2
0)、フック(26)、(26)を離脱させていく。上
記フックアーム(11)の揺動開始に伴いリミットスイ
ッチ(LS1)がOFFし、ランプ(53)が消灯す
る。
【0017】上記チルト用シリンダ(14)が最長に伸
長し、図2のようにフックアーム(11)が最終位置に
揺動してコンテナが上記ロック装置(A)、(B)から
完全に離脱したとき、リミットスイッチ(LS2)がフ
ックアーム(11)に押されてONし、ソレノイドバル
ブ(32)の左側ソレノイドが励磁され、それにより圧
力油が管(36)を経てダンプシリンダ(9)のヘッド
側に圧送されてピストンロッド(10)を伸長させ、そ
れによって傾動フレーム(7)のミドルフレーム(5)
が屈曲しつつ傾斜してコンテナ(C)を図3から図4の
ように徐々に地上に下していく。このようにコンテナ
(C)がロック装置(A)、(B)から完全に離脱した
後それと連動して傾動用シリンダが駆動してコンテナの
下し作動が自動的に開始されるのである。
【0018】上記ミドルフレーム(5)の傾斜開始に伴
いリミットスイッチ(LS3)、(LS4)がそれぞれO
FFとなってソレノイドバルブ(31)の左右側ソレノ
イドを解磁して、それによりチルト用シリンダ(14)
のピストンロッドが上記の伸長状態に保持される。従っ
て、上記ミドルフレーム(5)の揺動中、誤って脱着ス
イッチ(40)を押すことがあっても、チルト用シリン
ダ(14)は作動せず、安全である。コンテナ(C)を
地上に完全に下した状態では、自動車(1)を前進させ
ると、フックアーム(11)のフック(12)がコンテ
ナの係止環(27)から円滑に離脱する。
【0019】新たなコンテナを積みこむ場合は、まず自
動車(1)を移動させてフック(12)をコンテナの係
止環(27)と係止可能の位置におく。ついでコンテナ
脱着スイッチ(40)を着接点がわにONすると、ソレ
ノイドバルブ(32)の右側ソレノイドが励磁され、そ
れにより圧力油が管(37)を経て傾動用シリンダ
(9)のロッドがわに圧送されてピストンロッド(1
0)を縮小させ、それによりミドルフレーム(5)が前
方へ揺動し、その揺動開始当初においてフック(12)
をコンテナの係止環(27)に係止させ、以後コンテナ
(C)を案内コロ(17)、(17)上に走行させて車
台上に引き上げていく。ミドルフレーム(5)が倒伏し
たときリミットスイッチ(LS3)、(LS4)がONと
なり、そのうちリミットスイッチ(LS4)のONによ
りソレノイドバルブ(31)の右側ソレノイドが励磁さ
れ、チルト用シリンダ(14)のロッド側に圧力油が送
られてピストンロッド(15)が縮小し、それによりフ
ックアーム(11)がコンテナ(C)を前方へ引きなが
ら前方へ揺動していく。コンテナの係止ピン(20)、
フック(26)がフック(19)、係止枠(25)にそ
れぞれ十分に係止するまでフックアーム(11)が前方
へ揺動したとき、リミットスイッチ(LS1)がON
し、ランプ(53)が点灯してコンテナ(C)をロック
状態で正位置に積みこんだことを表示する。なお上記フ
ックアーム(11)の前方への揺動開始と共にリミット
スイッチ(LS2)がOFFとなる。
【0020】次に、車台上に積んだコンテナを傾斜させ
る場合は、ダンプスイッチ(41)を傾斜接点がわにO
Nすると、ソレノイドバルブ(32)の左側ソレノイド
が励磁されて圧力油が管(36)を経て傾動用シリンダ
(9)のヘッド側に圧送され、それによりピストンロッ
ド(10)が伸びて傾動フレーム(7)が屈曲せずにコ
ンテナ(C)をのせたまま傾斜する。上記傾動フレーム
(7)の傾動開始に伴い第1ロック装置(A)のロック
レバー(22)がバネ(24)により図8時計方向に揺
動して係止ピン(20)の離脱を阻止するロック装置に
至り、それによりコンテナ(C)がフック(12)から
外れて落下するのを防止する。
【0021】コンテナを水平に戻す場合は、ダンプスイ
ッチ(41)を倒伏接点がわにONすると、ソレノイド
バルブ(32)の右側ソレノイドが励磁されて圧力油が
傾動用シリンダ(9)のロッド側に送られ、傾動フレー
ム(7)が倒伏方向へ揺動する。
【0022】上例の連動制御回路について、フックアー
ム(11)のフック(12)をコンテナ(C)の係止環
(27)に係脱するためフックアーム(11)を傾動ア
ーム(7)と独立に微動させたい場合等に、チルト用シ
リンダ(14)と傾動用シリンダ(9)の連動を必要時
に解除する連動断続回路を有する連動制御回路は図11
に示すとおりである。同図において、図6の連動制御回
路における各部と対応するもののうち、リミットスイッ
チ(LS2a)と脱着スイッチ(40a)の脱接点との
接続、およびリミットスイッチ(LS4a)とダンプス
イッチ(41a)の倒伏接点との接続をそれぞれ断ち、
一方、2極(58a)、(59a)に対しそれぞれ一対
の続接点および断接点を有する2極4投型連動断続スイ
ッチ(57a)を、その2極で導線(60a)、(61
a)を介して上記脱着スイッチ(40a)の脱接点およ
び着接点と接続し、該スイッチ(57a)の極(58
a)がわ続接点を導線(62a)、(45a)、リミッ
トスイッチ(LS2a)を介して励磁コイル(46a)
に、断接点を導線(63a)を介して励磁コイル(44
a)にそれぞれ接続し、また極(59a)がわ続接点を
導線(64a)を介して励磁コイル(48a)に、断接
点を導線(65a)を介して励磁コイル(50a)にそ
れぞれ接続してある。
【0023】図11のように連動断続スイッチ(57
a)を線接点がわにONした状態では、図6の場合と同
様にチルト用シリンダ(14a)と傾動用シリンダ(9
a)の連動が行われるが、上記スイッチ(57a)を断
接点がわにONすると、上記連動回路が断たれ、チルト
用シリンダ(14a)と傾動用シリンダ(9a)をそれ
ぞれ独立に駆動できる。
【0024】
【発明の効果】本願第1発明のチルト装置つきコンテナ
積み下し車によれば、コンテナ積み下し操作において、
コンテナ脱着スイッチをコンテナ脱またはコンテナ着に
押すだけの1回のスイッチ操作によってコンテナの積み
または下しを行うことができ、操作の簡略化を実現でき
ると共に、特にコンテナの下し作動において、コンテナ
がロック装置から完全に離脱した後自動的に傾動用シリ
ンダによる傾動フレーム傾斜揺動を行わせるから、従来
みられた傾動用シリンダの誤った駆動開始によるロック
装置の破損という欠点を解消することができる。
【0025】本願第2発明のチルト装置つきコンテナ積
み下し車によれば、上記第1発明の効果に加え、フック
部材をコンテナと係脱させるため単独で作動させたい等
の場合に応じて連動断続スイッチの切換によりチルト用
シリンダと傾動用シリンダの連動回路を遮断したり、元
の連動回路に復させることが任意にでき、使用範囲の拡
大に資するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンテナ積みの状態の側面図である。
【図2】コンテナのロック完全離脱の状態の一部省略側
面図である。
【図3】コンテナを地上に下す途中の状態の同上図であ
る。
【図4】コンテナを地上に下した状態の同上図である。
【図5】コンテナの傾斜状態の同上図である。
【図6】油圧回路およびその連動制御回路図である。
【図7】図1のVII−VII線拡大断面図である。
【図8】図1におけるロック装置(A)部分の拡大図で
ある。
【図9】図7のIX−IX線拡大断面図である。
【図10】各リミットスイッチの設置位置を示す拡大図
である。
【図11】油圧回路および連動断続回路つき連動制御回
路図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車台 4 リヤフレーム 5 ミドルフレーム 7 傾動フレーム 9、9a 傾動用油圧シリンダ 11 フックアーム 14、14a チルト用油圧シリンダ 40、40a コンテナ脱着スイッチ 41、41a ダンプスイッチ C コンテナ A 第1ロック装置 B 第2ロック装置 LS2、LS2a リミットスイッチ LS4、LS4a リミットスイッチ 57a 連動断続スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台上に、リヤフレームとミドルフレー
    ムを屈曲自在に連結してなる傾動フレームをリヤフレー
    ム後端部で起伏揺動自在に軸支し、上記ミドルフレーム
    に傾動用シリンダを連結すると共に、上記リヤフレーム
    にコンテナを積み位置に保持すべきロック装置を設け、
    上記ミドルフレームの先端部にコンテナと係脱自在のフ
    ック部材を取りつけると共に、該フック部材に、上記コ
    ンテナをロック装置に係脱させるように移動させるべき
    チルト用シリンダを設け、上記傾動用シリンダおよびチ
    ルト用シリンダに圧力油を給排すべき油圧回路を備えた
    構成において、 上記傾動用シリンダを傾動フレーム傾斜および倒伏方向
    へ切換駆動させる信号を送るダンプスイッチと、コンテ
    ナ脱およびコンテナ着の信号を切換送信するコンテナ脱
    着スイッチとを有し、 上記コンテナ脱着スイッチの脱信号により、上記チルト
    用シリンダをロック離脱方向へ駆動させたとき、コンテ
    ナの上記ロック装置からの完全離脱を検知器により検知
    し、該検知信号により上記傾動用シリンダを傾動フレー
    ム傾斜方向へ自動的に駆動させ、また上記コンテナ脱着
    スイッチの着信号により、上記傾動用シリンダを傾動フ
    レーム倒伏方向へ駆動させたとき、コンテナの上記ロッ
    ク装置との係止可能位置への移動を検知器により検知
    し、該検知信号により上記チルト用シリンダをロック係
    止方向へ自動的に駆動させる連動制御回路を備えた、チ
    ルト装置つきコンテナ積み下し車。
  2. 【請求項2】 連動断続スイッチを有し、該連動断続ス
    イッチの連動遮断信号により、上記連動制御回路におけ
    るコンテナ下し操作時の上記コンテナのロック完全離脱
    を検知した信号が上記傾動用シリンダ駆動に送信される
    のを遮断すると共に、コンテナ積み操作時の上記コンテ
    ナのロック可能位置への移動を検知した信号が上記チル
    ト用シリンダ駆動に送信されるのを遮断し、また上記連
    動断続スイッチの連動継続信号により、上記連動制御回
    路を元の連動制御に復させる連動断続回路を付加した、
    請求項1に記載のチルト装置つきコンテナ積み下し車。
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