JPH08259791A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JPH08259791A
JPH08259791A JP5137895A JP5137895A JPH08259791A JP H08259791 A JPH08259791 A JP H08259791A JP 5137895 A JP5137895 A JP 5137895A JP 5137895 A JP5137895 A JP 5137895A JP H08259791 A JPH08259791 A JP H08259791A
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JP
Japan
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weight
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component
rubber
flame
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JP5137895A
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English (en)
Inventor
Akira Yanagase
昭 柳ヶ瀬
Koichi Ito
伊藤  公一
Terushi Ueda
昭史 上田
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08259791A publication Critical patent/JPH08259791A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた耐衝撃性および難燃化を有するポリカ
ーボネート樹脂系樹脂組成物を得ること。 【構成】 (A)ポリカーボネート樹脂、(B)リン酸
エステル系化合物および(C)ポリオルガノシロキサン
成分30〜99重量%とポリアルキル(メタ)アクリレ
ートゴム成分70〜1重量%とからなる複合ゴムに1種
または2種以上のビニル系単量体を、グラフト重合して
得られる複合ゴム系グラフト共重合体からなる難燃性樹
脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、難燃性樹脂組成物に関
し、より詳しくは、優れた耐衝撃性および難燃性を有す
るポリカーボネート樹脂系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】芳香
族ポリカーボネート樹脂は、その優れた物性の故にエン
ジニアリングプラスチックとして多用されている。しか
しながら、難燃性が不足しているので、難燃性向上のた
めに種々の試みがなされている。なかでも、芳香族ポリ
カーボネート樹脂に、難燃剤としてリン酸エステル系化
合物を配合した組成物は難燃性が高く、UL94燃焼試
験(アンダーライターズラボラトリーズインコーポレー
ションのブレチン94“材料分類のための燃焼試験”、
以下、UL規格94と略称する。)においてV−0〜V
−2に合格する難燃性を有している。この難燃性評価試
験は、長さ127mm、幅12.7mmのバー状の試料
を用いて行われる。
【0003】また、芳香族ポリカーボネート樹脂系樹脂
組成物は、耐衝撃性および寸法精度等の物性が優れてお
り、自動車の内装・外装をはじめ、OA機器のハウジン
グ等に広く採用されている。ところが、特に各種機器の
ハウジング用途においては、近年における機器のコスト
ダウンや軽量化の要請に応えるため、薄肉化傾向が強ま
りつつある。したがって、厚さが薄いハウジングにおい
て、耐衝撃性を保ちつつ、優れた難燃性を有する芳香族
ポリカーボネート樹脂系樹脂組成物の出現が強く望まれ
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
如き現状に鑑み、薄い厚さに成形されても、耐衝撃性に
優れ、かつ優れた難燃性を有するポリカーボネート樹脂
系樹脂組成物を得ることを目的として鋭意検討した結
果、ポリカーボネート樹脂に、特定のリン酸エステル系
化合物および複合ゴム系グラフト共重合体を配合するこ
とにより、上記の目的が達成されることを見い出し本発
明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は(A)ポリカーボネー
ト樹脂100重量部に対して、(B)リン酸エステル系
化合物1〜20重量部、および(C)ポリオルガノシロ
キサン成分30〜99重量%とポリアルキル(メタ)ア
クリレートゴム成分70〜1重量%とからなり、かつポ
リオルガノシロキサン成分とポリアルキル(メタ)アク
リレートゴム成分との合計量が100重量%である複合
ゴムに1種または2種以上のビニル系単量体を、グラフ
ト重合して得られる複合ゴム系グラフト共重合体0.1
〜50重量部を含有することを特徴とする難燃性樹脂組
成物にある。
【0006】本発明の難燃性樹脂組成物の特徴は、
(A)ポリカーボネート樹脂に、(B)リン酸エステル
系化合物および(C)複合ゴム系グラフト共重合体の特
定量を配合した点にあり、上記(B)成分および(C)
成分のいずれか1成分でも欠けても、本発明の目的を達
成することが困難となる。
【0007】本発明において用いられるポリカーボネー
ト樹脂(A)は、公知の方法により製造される芳香族ポ
リカーボネート樹脂であり、一般にジヒドロキシおよび
/またはポリヒドロキシ化合物をホスゲンまたは炭酸の
ジエステルと反応させることにより製造される。適当な
ジヒドロキシジアリールアルカンは、ヒドロキシ基に関
しオルトの位置にアルキル基、塩素原子または臭素原子
棟の置換基を有するものも含む。ジヒドロキシジアリー
ルアルカンの好ましい具体例としては、4,4′−ジヒ
ドロキシ−2,2−ジフェニルプロパン(ビスフェノー
ルA)、テトラメチルビスフェノールAおよびビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベン
ゼン等が挙げられる。また分岐したポリカーボネート樹
脂は、例えばヒドロキシ化合物の一部、例えば0.2〜
2モル%をポリヒドロキシ化合物で置換することにより
製造される。上記ポリカーボネート樹脂は1種で、また
は2種以上混合して用いることができる。
【0008】本発明において用いられるリン酸エステル
系化合物(B)は、下記式(I)、
【0009】
【化1】 で示されるリン酸エステル系化合物が挙げられる。
【0010】上記式(I)において、有機基とは、例え
ば置換されていてもよいアルキル基、シクロアルキル
基、アリール基等が挙げられる。また、置換されている
場合、置換基としては、例えばアルキル基、アルコキシ
基、アルキルチオ基、ハロゲン、アリール基、アリール
オキシ基、アリールチオ基、ハロゲン化アリール基等が
挙げられ、またこれらの置換基を組み合わせた基(例え
ばアリールアルコキシアルキル基等)またはこれらの置
換基を酸素原子、イオウ原子、窒素原子等により結合し
て組み合わせた基(例えばアリールスルホニルアリール
基等)を置換基として用いても良い。また、2価以上の
有機基とは、上記した有機基から、炭素原子に結合して
いる水素原子の1個以上を除いてできる2価以上の基を
意味する。例えばアルキレン基、および好ましくは(置
換)フェニレン基、多核フェノール類、例えばビスフェ
ノール類から誘導されるものが挙げられ、2以上の遊離
原子価の相対的位置は任意である。特に好ましいものと
して、ヒドロキノン、レゾルシノール、ジフェニロール
メタン、ジフェニロールジメチルメタン、ジヒドロキシ
ジフェニル、p,p´−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン、ジヒドロキシナフタレン等から誘導されるものが挙
げられる。
【0011】具体的なリン酸エステル系化合物(B)の
例としては、トリメチルホスフェート、トリエチルホス
フェート、トリブチルホスフェート、トリオクチルホス
フェート、トリブトキシエチルホスフェート、トリフェ
ニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジ
ルフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェ
ート、ジイソプロピルフェニルホスフェート、トリス
(クロロエチル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロ
ピル)ホスフェート、トリス(クロロプロピル)ホスフ
ェート、ビス(2,3−ジブロモプロピル)−2,3−
ジクロロプロピルホスフェート、トリス(2,3−ジブ
ロモプロピル)ホスフェートおよびビス(クロロプロピ
ル)モノオクチルホスフェート、上記式(I)中のR1
〜R4 がアルコキシ、例えばメトキシ、エトキシおよび
プロポキシ、または好ましくは(置換)フェノキシ、例
えばフェノキシ、メチル(置換)フェノキシであるとこ
ろのビスフェノールAビスホスフェート、ヒドロキノン
ビスホスフェート、レゾルシンビスホスフェート、トリ
オキシベンゼントリホスフェート等が挙げられ、好まし
くはトリフェニルホスフェートおよび各種ビスホスフェ
ートである。
【0012】上記の成分(B)は、成分(A)100重
量部に対して1〜20重量部、好ましくは5〜15重量
部添加される。成分(B)の量が上記の範囲より少ない
と本発明の効果が十分発揮されず、また、上記の範囲を
超えると耐熱性が損なわれる傾向がある。
【0013】次に、本発明で使用される複合ゴム系グラ
フト共重合体(C)は、ポリオルガノシロキサン成分3
0〜99重量%とポリアルキル(メタ)アクリレートゴ
ム成分99〜30重量%(各成分の合計量が100重量
%)から構成される複合ゴムに、1種または2種以上の
ビニル系単量体がグラフト重合された共重合体である。
【0014】上記複合ゴムの代わりにポリオルガノシロ
キサン成分およびポリアルキル(メタ)アクリレートゴ
ム成分のいずれか1種類あるいはこれらの単純混合物を
ゴム源として使用しても、本発明の樹脂組成物の有する
特徴は得られず、ポリオルガノシロキサン成分とポリア
ルキル(メタ)アクリレートゴム成分との複合ゴムにお
いてはじめて優れた耐衝撃性、難燃性を兼ね備えた樹脂
組成物を得ることができる。複合ゴムを構成する2種の
成分は、ポリオルガノシロキサン成分が30〜99重量
%、ポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成分が70
〜1重量%(ただし、両成分の合計量は100重量%)
の範囲であることが必要である。複合ゴム中のポリアル
キル(メタ)アクリレートゴム成分が70重量%を超え
ると、得られる樹脂組成物からの成形物の難燃性が低下
する。
【0015】上記複合ゴムの平均粒子径は0.01〜
0.6μmの範囲にあることが好ましい。平均粒子径が
0.01μm未満になると樹脂組成物から得られる成形
物の耐衝撃性が悪化し、また平均粒子径が0.6μmを
超えると、得られる樹脂組成物からの成形物の耐衝撃性
が低下すると共に、成形表面外観が悪化する。このよう
な平均粒子径を有する複合ゴムを製造するには乳化重合
法が最適であり、まずポリオルガノシロキサンのラテッ
クスを調製し、次にアルキル(メタ)アクリレートゴム
の合成用単量体をポリオルガノシロキサンラテックスの
粒子に含浸させてから前記合成用単量体を重合するのが
好ましい。
【0016】上記複合ゴムを構成するポリオルガノシロ
キサン成分は、以下に示すオルガノシロキサンおよび架
橋剤(CI)を用いて乳化重合により調製することがで
き、その際、さらにグラフト交叉剤(GI)を併用する
こともできる。
【0017】オルガノシロキサンとしては、3員環以上
の各種の環状体が挙げられ、好ましく用いられるのは3
〜6員環である。例えばヘキサメチルシクロトリシロキ
サン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチ
ルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサ
シロキサン、トリメチルトリフェニルシクロトリシロキ
サン、テトラメチルテトラフェニルシクロテトラシロキ
サン、オクタフェニルシクロテトラシロキサン等が挙げ
られ、これらは単独でまたは2種以上混合して用いられ
る。これらの使用量はポリオルガノシロキサン成分中5
0重量%以上、好ましくは70重量%以上である。
【0018】架橋剤(CI)としては、3官能性または
4官能性のシラン系架橋剤、例えばトリメトキシメチル
シラン、トリエトキシフェニルシラン、テトラメトキシ
シラン、テトラエトキシシラン、テトラ−n−プロポキ
シシラン、テトラブトキシシラン等が用いられる。特に
4官能性の架橋剤が好ましく、この中でもテトラエトキ
シシランが特に好ましい。架橋剤の使用量はポリオルガ
ノシロキサン成分中0〜30重量%である。
【0019】グラフト交叉剤(GI)としては、次式で
表される単位を形成し得る化合物等が用いられる。
【0020】
【化2】
【0021】上記式(GI−1)の単位を形成し得る
(メタ)アクリロイルオキシシロキサンは、グラフト効
率が高いため有効なグラフト鎖を形成することが可能で
あり、耐衝撃性発現の点で有利である。
【0022】なお、上記式(GI−1)の単位を形成し
得るものとしてメタクリロイルオキシシロキサンが特に
好ましい。メタクリロイルオキシシロキサンの具体例と
しては、β−メタクリロイルオキシエチルジメトキシメ
チルシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルメトキ
シジメチルシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピル
ジメトキシメチルシラン、γ−メタクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシ
プロピルエトキシジエチルシラン、γ−メタクリロイル
オキシプロピルジエトキシメチルシラン、γ−メタクリ
ロイルオキシブチルジエトキシメチルシラン等が挙げら
れる。
【0023】上記式(GI−2)の単位を形成し得るも
のとしてビニルシロキサンが挙げられ、具体例として
は、テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサン
が挙げられる。
【0024】上記式(GI−3)の単位を形成し得るも
のとしてp−ビニルフェニルジメトキシメチルシランが
挙げられる。また、式(GI−4)の単位を形成し得る
ものとして、γ−メルカプトプロピルジメトキシメチル
シラン、γ−メルカプトプロピルメトキシジメチルシラ
ン、γ−メルカプトプロピルジエトキシメチルシラン等
が挙げられる。
【0025】グラフト交叉剤の使用量はポリオルガノシ
ロキサン成分中、0〜10重量%であり、好ましくは
0.5〜5重量%である。
【0026】このポリオルガノシロキサン成分のラテッ
クスの製造は、例えば米国特許第2,891,920号
明細書、同第3,294,725号明細書等に記載され
た方法を用いることができる。本発明の実施では、例え
ばオルガノシロキサンと架橋剤(CI)および所望によ
りグラフト交叉剤(GI)の混合溶液とを、アルキルベ
ンゼンスルホン酸、アルキルスルホン酸等のスルホン酸
系乳化剤の存在下で、例えばホモジナイザー等を用いて
水と剪断混合する方法により製造することが好ましい。
アルキルベンゼンスルホン酸はオルガノシロキサンの乳
化剤として作用すると同時に重合開始剤ともなるので好
適である。この際、アルキルベンゼンスルホン酸金属
塩、アルキルスルホン酸金属塩等を併用するとグラフト
重合を行う際にポリマーを安定に維持するのに効果があ
るので好ましい。
【0027】次に、上記複合ゴムを構成するポリアルキ
ル(メタ)アクリレートゴム成分は、以下に示すアルキ
ル(メタ)アクリレート、架橋剤(CII)およびグラフ
ト交叉剤(GII)を用いて合成することができる。
【0028】アルキル(メタ)アクリレートとしては、
例えばメチルアクリレート、エチルアクリレート、n−
プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート等のアルキルアクリレート
およびヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、n−ラウリルメタクリレート等のアルキ
ルメタクリレート等が挙げられ、特にn−ブチルアクリ
レートの使用が好ましい。
【0029】架橋剤(CII)としては、例えばエチレン
グリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジ
メタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタク
リレート、1,4−ブチレングリコールジメタクリレー
ト等が挙げられる。
【0030】グラフト交叉剤(GII)としては、例えば
アリルメタクリレート、トリアリルシアヌレート、トリ
アリルイソシアヌレート等が挙げられる。アリルメタク
リレートは架橋剤として用いることもできる。これら架
橋剤並びにグラフト交叉剤は単独または2種以上併用し
て用いられる。これら架橋剤およびグラフト交叉剤の合
計の使用量はポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成
分中0.1〜20重量%である。
【0031】ポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成
分の重合は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム等のアルカリの水溶液の添加により中和され
たポリオルガノシロキサン成分のラテックス中へ上記ア
ルキル(メタ)アクリレート、架橋剤およびグラフト交
叉剤を添加し、ポリオルガノシロキサン粒子へ含浸させ
た後、通常のラジカル重合開始剤を作用させて行う。重
合の進行と共にポリオルガノシロキサンの架橋網目に相
互に絡んだポリアルキル(メタ)アクリレートゴムの架
橋網目が形成され、実質上分離できないポリオルガノシ
ロキサン成分とポリアルキル(メタ)アクリレートゴム
成分との複合ゴムのラテックスが得られる。なお本発明
の実施に際しては、この複合ゴムとしてポリオルガノシ
ロキサン成分の主骨格がジメチルシロキサンの繰り返し
単位を有し、ポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成
分の主骨格がn−ブチルアクリレートの繰り返し単位を
有する複合ゴムが好ましく用いられる。
【0032】このようにして乳化重合により調製された
複合ゴムは、ビニル系単量体とグラフト共重合可能であ
り、またポリオルガノシロキサン成分とポリアルキル
(メタ)アクリレートゴム成分とは強固に絡み合ってい
るためアセトン、トルエン等の通常の有機溶剤では抽出
分離できない。この複合ゴムをトルエンにより90℃で
12時間抽出して測定したゲル含量は80重量%以上で
ある。
【0033】この複合ゴムにグラフト重合させるビニル
系単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン等の芳香族アルケニル化合物;メチルメタ
クリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート等のメ
タクリル酸エステル;メチルアクリレート、エチルアク
リレート、n−ブチルアクリレート等のアクリル酸エス
テル;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシア
ン化ビニル化合物等の各種のビニル系単量体が挙げら
れ、これらは1種または2種以上組み合わせて用いられ
る。これらビニル系単量体のうちメタクリル酸エステル
が好ましく、メチルメタクリレートが特に好ましい。
【0034】グラフト共重合体における上記複合ゴムと
上記ビニル系単量体の割合は、このグラフト共重合体の
重量を基準にして複合ゴム30〜95重量%、好ましく
は40〜90重量%およびビニル系単量体5〜70重量
%、好ましくは10〜60重量%が好ましい。ビニル系
単量体が5重量%未満では樹脂組成物中でのグラフト共
重合体の分散が十分でなく、また70重量%を超えると
衝撃強度発現性が低下するので好ましくない。
【0035】グラフト共重合体は、上記ビニル系単量体
を複合ゴムのラテックスに加えラジカル重合技術によっ
て一段であるいは多段で重合させて得られる。グラフト
共重合体ラテックスは、好ましくは塩化カルシウムまた
は硫酸マグネシウム等の金属塩を溶解した熱水中に投入
し、塩析、凝固することにより分離、回収することがで
きる。
【0036】成分(C)は、成分(A)100重量部に
対して0.1〜50重量部、好ましくは0.5〜20重
量部使用する。上記の範囲より少ないと本発明の効果が
十分発揮されない。
【0037】本発明の樹脂組成物には、さらに滴下防止
剤を含むことができる。そのような滴下防止剤として使
用することができるフッ素化ポリオレフィンは、商業的
にも入手でき、あるいは公知の方法によって製造するこ
ともできる。それは、例えば遊離基触媒(例えばペルオ
キシ二硫酸ナトリウム、カリウムまたはアンモニウム)
を使用しながら水性媒質中において100〜1000p
siの圧力および0〜200℃好ましくは20〜100
℃の温度下でテトラフルオロエチレンを重合させること
によって得られる白色の固体であり、ブルベーカー(B
rubaker)の米国特許第2,393,967号に
詳しく記載されている。不可欠ではないが、比較的大き
な粒子例えば平均粒度0.3〜0.7mm(主として
0.5mm)の粒子の状態にある樹脂を使用することが
好ましい。これは0.05〜0.5mmの粒度を有する
通常のポリテトラフルオロエチレン粉末よりも良好であ
る。かかる比較的大きな粒度の物質が特に好ましい理由
は、それが重合体中に容易に分散し、かつ重合体同志を
結合して繊維状材料を作る傾向を示すことにある。かか
る好適なポリテトラフルオロエチレンは、ASTMによ
ればタイプ3と呼ばれるもので、実際にはデュポン社
(E.I. Dupont de Nemours a
nd Company)からテフロン6(Teflon
6)として商業的に入手し得る。あるいは、三井デュ
ポンフロロケミカル社のテフロン30Jとして商業的に
入手し得る。フッ素化ポリオレフィンは、成分(A)1
00重量部に対して、好ましくは0.01〜2重量部、
より好ましくは0.05〜1.0重量部使用する。
【0038】本発明の樹脂組成物には、上記の成分の他
にさらに、目的に応じて他の樹脂成分を含むこともでき
る。そのような他の樹脂としては、PBT等のポリエス
テル、ABS樹脂、AES樹脂、SAN樹脂、ポリスチ
レン等が挙げられる。このような樹脂は成分(A)10
0重量部に対して200重量部までの量で使用すること
ができる。
【0039】本発明の樹脂組成物には、また、その物性
を損なわない限りにおいて、その目的に応じて樹脂の混
合時、成形時に、慣用の他の添加剤、例えば顔料、染
料、補強剤(ガラス繊維、炭素繊維等)、充填剤(カー
ボンブラック、シリカ、酸化チタン等)、耐熱剤、酸化
劣化防止剤、耐候剤、滑材、離型剤、結晶核剤、可塑
剤、流動性改良剤、帯電防止剤等を添加することができ
る。
【0040】本発明の樹脂組成物を製造するための方法
に特に制限はなく、通常の方法が満足に使用できる。し
かしながら一般に溶融混合法が望ましい。少量の溶剤の
使用も可能であるが、一般に必要ない。装置としては特
に押出機、バンバリーミキサー、ローラー、ニーダー等
を例として挙げることができ、これらを回分的または連
続的に運転する。成分の混合順は特に限定されない。
【0041】
【実施例】以下の実施例および比較例により、本発明を
さらに詳しく説明する。例中の「部」は「重量部」を示
す。また、例中の物性評価は以下に示す方法を用いて行
った。
【0042】1.アイゾット衝撃強度(kg・cm/c
m) ASTM D 256に準拠して、厚み1/8インチ、
ノッチ付きで23℃および−40℃において測定した。
【0043】2.難燃性試験 UL規格に準拠して、厚み1/16インチで試験を行っ
た。この試験方法により、供試材料を5個の試料の結果
に基づいてUL−94 V−0、V−1およびV−2の
いずれかの等級に評価した。UL−94についての各V
の等級の基準は概略次の通りである。 V−0:添加炎を取り除いた後の合計燃焼時間が50秒
以下であり、かつ全試料とも脱脂綿に着火する微粒炎を
落下しない。 V−1:添加炎を取り除いた後の合計燃焼時間が250
秒以下であり、かつ全試料とも脱脂綿に着火する微粒炎
を落下しない。 V−2:添加炎を取り除いた後の合計燃焼時間が250
秒以下であり、かつこれらの試料が脱脂綿に着火する微
粒炎を落下する。
【0044】また、UL−94は全試験棒が特定のV等
級に合格しなければ、その等級に分類してはならない旨
を規定している。この条件を満たさない場合には、その
5個の試験棒は最も成績の悪い1個の試験棒の等級を与
えられる。例えば1個の試験棒がV−2に分類された場
合には、5個の全試験棒に対する等級はV−2である。
【0045】(参考例1) ポリオルガノシロキサンラ
テックス(L−1)の製造 テトラエトキシシラン2部、γ−メタクリロイルオキシ
プロピルジメトキシメチルシラン0.5部およびオクタ
メチルシクロテトラシロキサン97.5部を混合し、シ
ロキサン混合物100部を得た。ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウムおよびドデシルベンゼンスルホン酸を
それぞれ1部を溶解した蒸留水200部に上記混合シロ
キサン100部を加え、ホモミキサーにて10,000
rpmで予備攪拌した後、ホモジナイザーにより300
kg/cm2 の圧力で乳化、分散させ、オルガノシロキ
サンラテックスを得た。この混合液をコンデンサーおよ
び攪拌翼を備えたセパラブルフラスコに移し、混合攪拌
しながら80℃で5時間加熱した後20℃で放置し、4
8時間後に水酸化ナトリウム水溶液でこのラテックスの
pHを7.4に中和し、重合を完結しポリオルガノシロ
キサンラテックスを得た。得られたポリオルガノシロキ
サンの重合率は89.5%であり、ポリオルガノシロキ
サンの平均粒子径は0.16μmであった。
【0046】(参考例2) 複合ゴム系グラフト共重合
体(C−1)の製造 上記ポリオルガノシロキサンラテックス(L−1)を3
3.5部採取し攪拌機を備えたセパラブルフラスコにい
れ、蒸留水123.2部を加え、窒素置換をしてから5
0℃に昇温し、n−ブチルアクリレート73.5部、ア
リルメタクリレート1.5部およびtert−ブチルヒ
ドロペルオキシド0.56部の混合液を仕込み30分間
攪拌し、この混合液をポリオルガノシロキサン粒子に浸
透させた。次いで、硫酸第1鉄0.002部、エチレン
ジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.006部、ロンガリ
ット0.26部および蒸留水5部の混合液を仕込みラジ
カル重合を開始させ、その後内温70℃で2時間保持し
重合を完了して複合ゴムラテックスを得た。このラテッ
クスを一部採取し、複合ゴムの平均粒子径を測定したと
ころ0.22μmであった。また、このラテックスを乾
燥し固形物を得、トルエンで90℃、12時間抽出し、
ゲル含量を測定したところ97.3重量%であった。
【0047】この複合ゴムラテックスに、tert−ブ
チルヒドロペルオキシド0.06部とメチルメタクリレ
ート15部との混合液を70℃にて15分間にわたり滴
下し、その後70℃で4時間保持し、複合ゴムへのグラ
フト重合を完了した。メチルメタクリレートの重合率
は、96.4%であった。得られたグラフト共重合体ラ
テックスを塩化カルシウム1.5重量%の熱水200部
中に滴下し、凝固、分離し洗浄した後75℃で16時間
乾燥し、粉末状の複合ゴム系グラフト共重合体を96.
9部得た。
【0048】(参考例3) 複合ゴム系グラフト共重合
体(C−2)の製造 参考例1におけるポリオルガノシロキサンラテックス
(L−1)を100.5部、蒸留水を74.5部、n−
ブチルアクリレートを53.9部、アリルメタクリレー
トを1.1部およびtert−ブチルヒドロペルオキシ
ドを0.41部にかえて複合ゴムラテックスを重合した
以外は参考例1と同様にして複合ゴム系グラフト共重合
体を得た。
【0049】(参考例4) 複合ゴム系グラフト共重合
体(C−3)の製造 参考例1におけるポリオルガノシロキサンラテックス
(L−1)を167.5部、蒸留水を27.5部、n−
ブチルアクリレートを24.5部、アリルメタクリレー
トを0.5部およびtert−ブチルヒドロペルオキシ
ドを0.19部にかえて複合ゴムラテックスを重合した
以外は参考例1と同様にして複合ゴム系グラフト共重合
体を得た。
【0050】(実施例1〜3、比較例1〜2)表1に示
す割合で各成分を混合した後、この混合物を280℃、
100rpmに設定した1軸押出機(スクリュー径65
mmφ)にかけて溶融・混練してペレット化した。次い
でこのペレットを射出成形して(設定温度280℃、金
型温度80℃)成形品を製造した。得られた成形品につ
いてアイゾット衝撃強度の測定および難燃性の評価を行
った。得られた結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】以上述べた如き構成からなる本発明の難
燃性樹脂組成物は、耐衝撃性に優れ、しかも薄く成形さ
れても難燃性が著しく優れるという特性を有し、自動車
の内装・外装をはじめ、OA機器のハウジング、電気、
電子機器部品等の用途に極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリカーボネート樹脂100重量部
    に対して、(B)リン酸エステル系化合物 1〜20重
    量部および(C)ポリオルガノシロキサン成分30〜9
    9重量%とポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成分
    70〜1重量%とからなり、かつポリオルガノシロキサ
    ン成分とポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成分と
    の合計量が100重量%である複合ゴムに1種または2
    種以上のビニル系単量体を、グラフト重合して得られる
    複合ゴム系グラフト共重合体0.1〜50重量部を含有
    することを特徴とする難燃性樹脂組成物。
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