JPH08259710A - イオン交換膜 - Google Patents
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- JPH08259710A JPH08259710A JP7069469A JP6946995A JPH08259710A JP H08259710 A JPH08259710 A JP H08259710A JP 7069469 A JP7069469 A JP 7069469A JP 6946995 A JP6946995 A JP 6946995A JP H08259710 A JPH08259710 A JP H08259710A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 イオン交換膜において、孔内にイオン交換樹
脂を保持した延伸多孔膜を使用してイオン交換樹脂のみ
からなる膜を補強する。 【効果】 本発明のイオン交換膜は、延伸多孔膜によっ
てイオン交換樹脂が補強され、イオン交換樹脂の膨張・
収縮の繰り返しに起因する該イオン交換膜の破損を防止
できる。また、イオン交換膜全体に対する補強材の含有
率が低く、さらに用いる多孔質が延伸多孔膜であるた
め、気孔率が高く、補強部分においてもイオン交換樹脂
の占有率が高くなり、イオン導電性にも優れた交換膜を
提供することができる。
脂を保持した延伸多孔膜を使用してイオン交換樹脂のみ
からなる膜を補強する。 【効果】 本発明のイオン交換膜は、延伸多孔膜によっ
てイオン交換樹脂が補強され、イオン交換樹脂の膨張・
収縮の繰り返しに起因する該イオン交換膜の破損を防止
できる。また、イオン交換膜全体に対する補強材の含有
率が低く、さらに用いる多孔質が延伸多孔膜であるた
め、気孔率が高く、補強部分においてもイオン交換樹脂
の占有率が高くなり、イオン導電性にも優れた交換膜を
提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料電池および2次電
池並びに電気分解などに使用するイオン交換膜に関す
る。
池並びに電気分解などに使用するイオン交換膜に関す
る。
【0002】
【従来の技術】「イオン交換膜」(八幡屋 正著、共立
出版)に記載されているように、イオン交換樹脂は機械
的に脆いため、補強材の中にイオン交換樹脂を分散させ
た形のイオン交換膜がある。この様な分散形の該イオン
交換膜は、例えば既製のイオン交換樹脂を粉砕して得ら
れる1μm程度の粉体を補強材と混合するか、または流
動性のある補強材に混合分散させたものをプレス成型し
て製造される。補強材としては、ポリエチレン、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどの種々の
熱可塑性ポリマーが使用される。さらに、別法として
は、イオン交換樹脂粒子を容器内の平板上に置いて真空
脱気した後、重合性モノマーで含浸して重合する方法も
知られている。
出版)に記載されているように、イオン交換樹脂は機械
的に脆いため、補強材の中にイオン交換樹脂を分散させ
た形のイオン交換膜がある。この様な分散形の該イオン
交換膜は、例えば既製のイオン交換樹脂を粉砕して得ら
れる1μm程度の粉体を補強材と混合するか、または流
動性のある補強材に混合分散させたものをプレス成型し
て製造される。補強材としては、ポリエチレン、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどの種々の
熱可塑性ポリマーが使用される。さらに、別法として
は、イオン交換樹脂粒子を容器内の平板上に置いて真空
脱気した後、重合性モノマーで含浸して重合する方法も
知られている。
【0003】しかしながら、イオン交換樹脂体積は、周
囲の溶液の濃度によって膨潤・収縮して変化するため、
補強材の量が少ないほどイオン交換膜の化学的性質およ
び低抵抗などの電気化学的性質は優れたものになるが、
機械的性質は脆弱化する。
囲の溶液の濃度によって膨潤・収縮して変化するため、
補強材の量が少ないほどイオン交換膜の化学的性質およ
び低抵抗などの電気化学的性質は優れたものになるが、
機械的性質は脆弱化する。
【0004】さらに、高分子電解質型燃料電池のセル構
造では、従来、「ジャーナル・オブ・パワー・ソーシズ
(Journal of Power Sources)」(29、367〜387
頁、1990年)に示されているように、イオン交換膜
11を直接ガスケット103で挟みこんでおり、ガス拡
散電極104の外側に、集電体105、外部端子付集電
体106および外部端子付集電体用ガスケット109が
配置され、それらを囲んで支持体108が設けられ、そ
れを通ってガス出入口107が設けられていた(図4参
照)。燃料電池全体は、端板110と締結具111(例
えば、ボルト、ワッシャおよびナット)により一体に保
持されている。このような構造の装置を使用した場合、
該イオン交換膜11に破壊が生じることがあった。破壊
したイオン交換膜を調べてみると、接合するガス拡散電
極104の端部に相当するイオン交換膜11の外縁部で
破壊が生じていることが分かった。これは、電池の電気
化学的反応などに起因する温度変動や含水率の変動によ
り、ガス拡散電極とイオン交換膜の間に応力が生じ、該
応力が接合するガス拡散電極の端部に相当するイオン交
換膜の外縁部に集中するためと考えられる。そこで、上
記欠点を改良すべく、特開平第6−29032号に示さ
れるように、延伸により作成された高分子多孔膜の少な
くとも孔内に含有されたイオン交換樹脂からなるイオン
交換膜(高分子電解質膜)が提案されており、膜の強度
が大きく向上している。
造では、従来、「ジャーナル・オブ・パワー・ソーシズ
(Journal of Power Sources)」(29、367〜387
頁、1990年)に示されているように、イオン交換膜
11を直接ガスケット103で挟みこんでおり、ガス拡
散電極104の外側に、集電体105、外部端子付集電
体106および外部端子付集電体用ガスケット109が
配置され、それらを囲んで支持体108が設けられ、そ
れを通ってガス出入口107が設けられていた(図4参
照)。燃料電池全体は、端板110と締結具111(例
えば、ボルト、ワッシャおよびナット)により一体に保
持されている。このような構造の装置を使用した場合、
該イオン交換膜11に破壊が生じることがあった。破壊
したイオン交換膜を調べてみると、接合するガス拡散電
極104の端部に相当するイオン交換膜11の外縁部で
破壊が生じていることが分かった。これは、電池の電気
化学的反応などに起因する温度変動や含水率の変動によ
り、ガス拡散電極とイオン交換膜の間に応力が生じ、該
応力が接合するガス拡散電極の端部に相当するイオン交
換膜の外縁部に集中するためと考えられる。そこで、上
記欠点を改良すべく、特開平第6−29032号に示さ
れるように、延伸により作成された高分子多孔膜の少な
くとも孔内に含有されたイオン交換樹脂からなるイオン
交換膜(高分子電解質膜)が提案されており、膜の強度
が大きく向上している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】燃料電池および2次電
池並びに電気分解などでは使用する電流密度を大きく
し、エネルギー効率を高める必要があり、イオン交換膜
のさらなる低抵抗化、すなわちイオン交換容量の向上が
課題である。
池並びに電気分解などでは使用する電流密度を大きく
し、エネルギー効率を高める必要があり、イオン交換膜
のさらなる低抵抗化、すなわちイオン交換容量の向上が
課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、イオン交
換樹脂を空孔内に保持した多孔膜を用いて、イオン交換
樹脂のみからなる膜を部分的に補強することにより、機
械的強度に優れ、かつイオン交換容量の大きなイオン交
換膜を作製できることを見いだし、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明は、イオン交換樹脂のみから
なる膜を孔内にイオン交換樹脂を保持した延伸多孔膜で
部分的に補強することにより、機械的および電気化学的
性質に優れた高分子電解質型燃料電池用イオン交換膜を
提供するものである。さらに、本発明は、前記延伸多孔
膜が既知のフッ素樹脂からなるイオン交換膜を提供する
ものである。
換樹脂を空孔内に保持した多孔膜を用いて、イオン交換
樹脂のみからなる膜を部分的に補強することにより、機
械的強度に優れ、かつイオン交換容量の大きなイオン交
換膜を作製できることを見いだし、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明は、イオン交換樹脂のみから
なる膜を孔内にイオン交換樹脂を保持した延伸多孔膜で
部分的に補強することにより、機械的および電気化学的
性質に優れた高分子電解質型燃料電池用イオン交換膜を
提供するものである。さらに、本発明は、前記延伸多孔
膜が既知のフッ素樹脂からなるイオン交換膜を提供する
ものである。
【0007】本発明のイオン交換膜の構造を、添付図面
を参照して説明する。図1に、本発明のイオン交換膜の
構造に関する6態様の平面図および断面図を示す。図1
(a)は孔中にイオン交換樹脂を保持した延伸多孔膜3
がイオン交換樹脂のみからなる膜2を挟持しているイオ
ン交換膜1、(b)は孔中にイオン交換樹脂を保持した
延伸多孔膜3がイオン交換樹脂のみからなる膜2の片面
のみに接しているイオン交換膜1、(c)は孔中にイオ
ン交換樹脂を保持した延伸多孔膜3をイオン交換樹脂の
みからなる膜2の一方の面全面およびもう一方の面の外
縁部に接しているイオン交換膜1、(d)は孔中にイオ
ン交換樹脂を保持した延伸多孔膜3をイオン交換樹脂の
みからなる膜2の片面の外縁部にのみ設けたイオン交換
膜1、(e)は孔中にイオン交換樹脂を保持した延伸多
孔膜3をイオン交換樹脂のみからなる膜2の両面の外縁
部に設けたイオン交換膜1を、さらに(f)は孔中にイ
オン交換樹脂を保持した延伸多孔膜3がイオン交換樹脂
のみからなる膜2の外縁部を包囲しているイオン交換膜
1をそれぞれ示している。
を参照して説明する。図1に、本発明のイオン交換膜の
構造に関する6態様の平面図および断面図を示す。図1
(a)は孔中にイオン交換樹脂を保持した延伸多孔膜3
がイオン交換樹脂のみからなる膜2を挟持しているイオ
ン交換膜1、(b)は孔中にイオン交換樹脂を保持した
延伸多孔膜3がイオン交換樹脂のみからなる膜2の片面
のみに接しているイオン交換膜1、(c)は孔中にイオ
ン交換樹脂を保持した延伸多孔膜3をイオン交換樹脂の
みからなる膜2の一方の面全面およびもう一方の面の外
縁部に接しているイオン交換膜1、(d)は孔中にイオ
ン交換樹脂を保持した延伸多孔膜3をイオン交換樹脂の
みからなる膜2の片面の外縁部にのみ設けたイオン交換
膜1、(e)は孔中にイオン交換樹脂を保持した延伸多
孔膜3をイオン交換樹脂のみからなる膜2の両面の外縁
部に設けたイオン交換膜1を、さらに(f)は孔中にイ
オン交換樹脂を保持した延伸多孔膜3がイオン交換樹脂
のみからなる膜2の外縁部を包囲しているイオン交換膜
1をそれぞれ示している。
【0008】本発明の高分子電解質型燃料電池用イオン
交換膜の延伸多孔膜以外の各要素の材質は、従来の燃料
電池の場合と同様であってよい。
交換膜の延伸多孔膜以外の各要素の材質は、従来の燃料
電池の場合と同様であってよい。
【0009】本発明に使用する延伸多孔膜の材料として
は、100℃程度の耐熱性があり、ガス拡散電極の成分
などと反応しないものであれば任意に選択できるが、例
えばポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと示
す)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(E
TFE)、ポリプロピレン、ポリエチレンなどが挙げら
れる。なかでも、フッ素樹脂は化学的に安定なため特に
好ましい。延伸多孔膜の製造方法としては、既知の多孔
体形成法および延伸成型法が使用されてよいが、結晶融
点以下の温度で少なくとも一軸方向に延伸し、次いで延
伸状態のまま結晶融点以上の温度に加熱することにより
3次元の網目構造を得る方法が好ましい。また、延伸多
孔膜の気孔の内径は、イオン交換樹脂粒子を取り込むた
め、0.1ないし10μmの範囲が好ましく、また、そ
の気孔率はイオン交換樹脂をより多く含有し、かつ膜強
度を保つため、50〜95%が好ましい。さらに、延伸
多孔膜の厚さは特に限定されないが、通常、10〜20
0μmである。図2には、本発明のイオン交換膜を適用
した高分子電解質型燃料電池の一具体例の断面図を示
す。図中、イオン交換膜101は、その周辺部をガス拡
散電極104およびガスケット103により両側から挟
持されている。
は、100℃程度の耐熱性があり、ガス拡散電極の成分
などと反応しないものであれば任意に選択できるが、例
えばポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと示
す)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(E
TFE)、ポリプロピレン、ポリエチレンなどが挙げら
れる。なかでも、フッ素樹脂は化学的に安定なため特に
好ましい。延伸多孔膜の製造方法としては、既知の多孔
体形成法および延伸成型法が使用されてよいが、結晶融
点以下の温度で少なくとも一軸方向に延伸し、次いで延
伸状態のまま結晶融点以上の温度に加熱することにより
3次元の網目構造を得る方法が好ましい。また、延伸多
孔膜の気孔の内径は、イオン交換樹脂粒子を取り込むた
め、0.1ないし10μmの範囲が好ましく、また、そ
の気孔率はイオン交換樹脂をより多く含有し、かつ膜強
度を保つため、50〜95%が好ましい。さらに、延伸
多孔膜の厚さは特に限定されないが、通常、10〜20
0μmである。図2には、本発明のイオン交換膜を適用
した高分子電解質型燃料電池の一具体例の断面図を示
す。図中、イオン交換膜101は、その周辺部をガス拡
散電極104およびガスケット103により両側から挟
持されている。
【0010】
(1)本発明のイオン交換膜は、イオン交換樹脂をその
孔中に保持した延伸多孔膜でイオン交換樹脂のみからな
る膜を部分的に補強しているため、該イオン交換膜を適
用した高分子電解型燃料電池等の運転中の状況変化に起
因して生じるイオン交換膜の破損を防止でき、さらに前
記イオン交換膜は高いイオン交換容量を有するため高い
電気化学的性質を有し得る。 (2)また、図2に示すようにガスケット103で締め
付けを行う部分はイオン交換膜101のみの場合と比べ
て高い強度を有する構造となっており、ガスケットの締
め付けによっては破損しない。さらに、ガス拡散電極1
04がイオン交換樹脂のみからなる膜202および延伸
多孔膜203の両方にまたがって接合または接触してい
るため、該電極物質がイオン交換樹脂のみからなる膜2
02と延伸多孔膜203との境界での機械的な強度をさ
らに補強する。 (3)一方、補強材が多い場合には、イオン交換容量が
減少し、イオン交換膜の電気伝導率が低下するため、電
気特性も低下する。しかしながら、本発明の構造は、特
に必要なイオン交換膜の表面および外縁部のみを補強す
ることにより該イオン交換膜全体に対する補強材の占有
体積を最小限に止め、かつ延伸した多孔膜を使用するこ
とにより気孔率が大きいため、孔中に取り込まれるイオ
ン交換樹脂の量が増量でき、その結果、電気伝導率の低
下が抑えられる。 (4)上記利点に加えて、延伸成形した高分子多孔膜
は、3次元的な網目構造を有するため、伸縮性がある。
したがって、孔中にイオン交換樹脂を保持した高分子電
解質膜である延伸多孔膜はイオン交換樹脂の膨潤・収縮
に応じて伸縮するため、該イオン交換樹脂と該延伸多孔
膜との界面での剥がれが生じ難くなり、延伸多孔膜の破
損が防止できる。さらに、2軸延伸成形した延伸多孔膜
を使用する場合は、3次元的な網目構造がさらに発達し
ているため、孔中にイオン交換樹脂を保持した2軸延伸
多孔膜は、膨潤・収縮に応じてより大きく伸縮するた
め、該イオン交換樹脂と該延伸多孔膜との界面での剥が
れが一層生じ難くなり、そのため延伸多孔膜の破損防止
効果が増大する。 以下に、本発明のイオン交換膜についての実施例を示す
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
孔中に保持した延伸多孔膜でイオン交換樹脂のみからな
る膜を部分的に補強しているため、該イオン交換膜を適
用した高分子電解型燃料電池等の運転中の状況変化に起
因して生じるイオン交換膜の破損を防止でき、さらに前
記イオン交換膜は高いイオン交換容量を有するため高い
電気化学的性質を有し得る。 (2)また、図2に示すようにガスケット103で締め
付けを行う部分はイオン交換膜101のみの場合と比べ
て高い強度を有する構造となっており、ガスケットの締
め付けによっては破損しない。さらに、ガス拡散電極1
04がイオン交換樹脂のみからなる膜202および延伸
多孔膜203の両方にまたがって接合または接触してい
るため、該電極物質がイオン交換樹脂のみからなる膜2
02と延伸多孔膜203との境界での機械的な強度をさ
らに補強する。 (3)一方、補強材が多い場合には、イオン交換容量が
減少し、イオン交換膜の電気伝導率が低下するため、電
気特性も低下する。しかしながら、本発明の構造は、特
に必要なイオン交換膜の表面および外縁部のみを補強す
ることにより該イオン交換膜全体に対する補強材の占有
体積を最小限に止め、かつ延伸した多孔膜を使用するこ
とにより気孔率が大きいため、孔中に取り込まれるイオ
ン交換樹脂の量が増量でき、その結果、電気伝導率の低
下が抑えられる。 (4)上記利点に加えて、延伸成形した高分子多孔膜
は、3次元的な網目構造を有するため、伸縮性がある。
したがって、孔中にイオン交換樹脂を保持した高分子電
解質膜である延伸多孔膜はイオン交換樹脂の膨潤・収縮
に応じて伸縮するため、該イオン交換樹脂と該延伸多孔
膜との界面での剥がれが生じ難くなり、延伸多孔膜の破
損が防止できる。さらに、2軸延伸成形した延伸多孔膜
を使用する場合は、3次元的な網目構造がさらに発達し
ているため、孔中にイオン交換樹脂を保持した2軸延伸
多孔膜は、膨潤・収縮に応じてより大きく伸縮するた
め、該イオン交換樹脂と該延伸多孔膜との界面での剥が
れが一層生じ難くなり、そのため延伸多孔膜の破損防止
効果が増大する。 以下に、本発明のイオン交換膜についての実施例を示す
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0011】
実施例1 イオン交換樹脂の原料としてスチレンとジビニルベンゼ
ンの一部が共重合した状態にある液体(スチレン:ジビ
ニルベンゼン=20:1)を用い、ガラス板(8cm×
8cm)にPTFEからなる延伸多孔膜(8cm×8c
m、膜厚15μm:気孔率70%)を貼付したもの2枚
を用意し、該延伸多孔膜の面同士を向かい合わせて重ね
(ギャップ幅:55μm)、さらにそれらの間に上記液
体を注入した。この状態で共重合を行い(条件:60℃
で1時間加熱)、図1(a)に示す構造に固めた。固め
た後、ガラス板を除去して、発煙硫酸(使用量:15m
L)によりイオン交換樹脂原料をスルホン化した。得ら
れたイオン交換膜のPTFE延伸多孔膜の孔中には、イ
オン交換樹脂が保持されていた(イオン交換膜厚55μ
m)。
ンの一部が共重合した状態にある液体(スチレン:ジビ
ニルベンゼン=20:1)を用い、ガラス板(8cm×
8cm)にPTFEからなる延伸多孔膜(8cm×8c
m、膜厚15μm:気孔率70%)を貼付したもの2枚
を用意し、該延伸多孔膜の面同士を向かい合わせて重ね
(ギャップ幅:55μm)、さらにそれらの間に上記液
体を注入した。この状態で共重合を行い(条件:60℃
で1時間加熱)、図1(a)に示す構造に固めた。固め
た後、ガラス板を除去して、発煙硫酸(使用量:15m
L)によりイオン交換樹脂原料をスルホン化した。得ら
れたイオン交換膜のPTFE延伸多孔膜の孔中には、イ
オン交換樹脂が保持されていた(イオン交換膜厚55μ
m)。
【0012】実施例2 実施例1と同様のイオン交換樹脂用原料の液体を用い
て、ガラス板(8cm×8cm)にPTFE延伸多孔膜
(8cm×8cm、膜厚15μm:気孔率70%)を貼
付した。この該延伸多孔膜の面に何も貼付していないガ
ラス板(8cm×8cm)を重ね(ギャップ幅:55μ
m)、さらにそれらの間に上記液体を注入した。この状
態で共重合を行い、図1(b)に示す構造に固めた。固
めた後、ガラス板を除去して、発煙硫酸によりイオン交
換樹脂原料をスルホン化した。得られたイオン交換膜の
PTFE延伸多孔膜の孔中には、イオン交換樹脂が保持
されていた(イオン交換膜厚55μm)。
て、ガラス板(8cm×8cm)にPTFE延伸多孔膜
(8cm×8cm、膜厚15μm:気孔率70%)を貼
付した。この該延伸多孔膜の面に何も貼付していないガ
ラス板(8cm×8cm)を重ね(ギャップ幅:55μ
m)、さらにそれらの間に上記液体を注入した。この状
態で共重合を行い、図1(b)に示す構造に固めた。固
めた後、ガラス板を除去して、発煙硫酸によりイオン交
換樹脂原料をスルホン化した。得られたイオン交換膜の
PTFE延伸多孔膜の孔中には、イオン交換樹脂が保持
されていた(イオン交換膜厚55μm)。
【0013】実施例3 PTFE延伸多孔膜(8cm×8cm、膜厚15μm:
気孔率70%)を2枚用意し、そのうち1枚の中央部に
6cm×6cmの窓部を設けた。実施例1と同様のイオ
ン交換樹脂用原料の液体を用いて、ガラス板(8cm×
8cm)2枚に上記PTFE延伸多孔膜をそれぞれ貼付
した後、該膜同士を向かい合わせて重ね(ギャップ幅:
55μm)、さらにそれらの間に上記液体を注入した。
この状態で共重合を行い、図1(c)に示す構造に固め
た。固めた後、ガラス板を除去して、発煙硫酸によりイ
オン交換樹脂原料をスルホン化した。得られたイオン交
換膜のPTFE延伸多孔膜の孔中には、イオン交換樹脂
が保持されていた(イオン交換膜厚55μm)。
気孔率70%)を2枚用意し、そのうち1枚の中央部に
6cm×6cmの窓部を設けた。実施例1と同様のイオ
ン交換樹脂用原料の液体を用いて、ガラス板(8cm×
8cm)2枚に上記PTFE延伸多孔膜をそれぞれ貼付
した後、該膜同士を向かい合わせて重ね(ギャップ幅:
55μm)、さらにそれらの間に上記液体を注入した。
この状態で共重合を行い、図1(c)に示す構造に固め
た。固めた後、ガラス板を除去して、発煙硫酸によりイ
オン交換樹脂原料をスルホン化した。得られたイオン交
換膜のPTFE延伸多孔膜の孔中には、イオン交換樹脂
が保持されていた(イオン交換膜厚55μm)。
【0014】実施例4 実施例3と同様の窓部を設けたPTFE延伸多孔膜(8
cm×8cm、膜厚15μm:気孔率70%)を、実施
例1と同様のイオン交換樹脂用原料の液体を用いて、ガ
ラス板(8cm×8cm)に貼付した。その後、該延伸
多孔膜の面に何も貼付していないガラス板(8cm×8
cm)を重ね(ギャップ幅:55μm)、さらにそれら
の間に上記液体を注入した。この状態で共重合を行い、
図1(d)に示す構造に固めた。固めた後、ガラス板を
除去して、発煙硫酸によりイオン交換樹脂原料をスルホ
ン化した。得られたイオン交換膜のPTFE延伸多孔膜
の孔中には、イオン交換樹脂が保持されていた(イオン
交換膜厚55μm)。
cm×8cm、膜厚15μm:気孔率70%)を、実施
例1と同様のイオン交換樹脂用原料の液体を用いて、ガ
ラス板(8cm×8cm)に貼付した。その後、該延伸
多孔膜の面に何も貼付していないガラス板(8cm×8
cm)を重ね(ギャップ幅:55μm)、さらにそれら
の間に上記液体を注入した。この状態で共重合を行い、
図1(d)に示す構造に固めた。固めた後、ガラス板を
除去して、発煙硫酸によりイオン交換樹脂原料をスルホ
ン化した。得られたイオン交換膜のPTFE延伸多孔膜
の孔中には、イオン交換樹脂が保持されていた(イオン
交換膜厚55μm)。
【0015】実施例5 実施例3と同様の窓部を設けたPTFE延伸多孔膜(8
cm×8cm、膜厚15μm:気孔率70%)を2枚用
意し、実施例1と同様のイオン交換樹脂用原料の液体を
用いて、ガラス板(8cm×8cm)2枚にそれぞれ貼
付した。その後、該膜同士を向かい合わせて重ね(ギャ
ップ幅:55μm)、さらにそれらの間に上記液体を注
入した。この状態で共重合を行い、図1(e)に示す構
造に固めた。固めた後、ガラス板を除去して、発煙硫酸
によりイオン交換樹脂原料をスルホン化した。得られた
イオン交換膜のPTFE延伸多孔膜の孔中には、イオン
交換樹脂が保持されていた(イオン交換膜厚55μ
m)。
cm×8cm、膜厚15μm:気孔率70%)を2枚用
意し、実施例1と同様のイオン交換樹脂用原料の液体を
用いて、ガラス板(8cm×8cm)2枚にそれぞれ貼
付した。その後、該膜同士を向かい合わせて重ね(ギャ
ップ幅:55μm)、さらにそれらの間に上記液体を注
入した。この状態で共重合を行い、図1(e)に示す構
造に固めた。固めた後、ガラス板を除去して、発煙硫酸
によりイオン交換樹脂原料をスルホン化した。得られた
イオン交換膜のPTFE延伸多孔膜の孔中には、イオン
交換樹脂が保持されていた(イオン交換膜厚55μ
m)。
【0016】実施例6 実施例3と同様の窓部を設けたPTFE延伸多孔膜(8
cm×8cm、膜厚15μm:気孔率70%)を、ガラ
ス板(8cm×8cm)2枚で挟持し、実施例1と同様
のイオン交換樹脂用原料の液体を該延伸多孔膜の窓部に
注入した(ギャップ幅:55μm)。この状態で共重合
を行い、図1(f)に示す構造に固めた。固めた後、ガ
ラス板を除去して、発煙硫酸によりイオン交換樹脂原料
をスルホン化した。得られたイオン交換膜のPTFE延
伸多孔膜の孔中には、イオン交換樹脂が保持されていた
(イオン交換膜厚55μm)。
cm×8cm、膜厚15μm:気孔率70%)を、ガラ
ス板(8cm×8cm)2枚で挟持し、実施例1と同様
のイオン交換樹脂用原料の液体を該延伸多孔膜の窓部に
注入した(ギャップ幅:55μm)。この状態で共重合
を行い、図1(f)に示す構造に固めた。固めた後、ガ
ラス板を除去して、発煙硫酸によりイオン交換樹脂原料
をスルホン化した。得られたイオン交換膜のPTFE延
伸多孔膜の孔中には、イオン交換樹脂が保持されていた
(イオン交換膜厚55μm)。
【0017】比較例1 中央部分に6cm×6cmの窓部を設けたポリエチレン
不織布(8cm×8cm、膜厚55μm)をガラス板
(8cm×8cm)2枚で挟持し、イオン交換樹脂用原
料のとしてスチレンとジビニルベンゼンの一部が共重合
した状態にある液体(スチレン:ジビニルベンゼン=2
0:1)を該不織布の窓部に注入し(ギャップ幅:55
μm)、この状態で共重合を行った。図3(f)に示す
構造に固めた後、ガラス板を除去して、発煙硫酸により
イオン交換樹脂原料をスルホン化した。得られたイオン
交換膜の不織布の繊維の間にはイオン交換樹脂が保持さ
れていた(イオン交換膜厚55μm)。
不織布(8cm×8cm、膜厚55μm)をガラス板
(8cm×8cm)2枚で挟持し、イオン交換樹脂用原
料のとしてスチレンとジビニルベンゼンの一部が共重合
した状態にある液体(スチレン:ジビニルベンゼン=2
0:1)を該不織布の窓部に注入し(ギャップ幅:55
μm)、この状態で共重合を行った。図3(f)に示す
構造に固めた後、ガラス板を除去して、発煙硫酸により
イオン交換樹脂原料をスルホン化した。得られたイオン
交換膜の不織布の繊維の間にはイオン交換樹脂が保持さ
れていた(イオン交換膜厚55μm)。
【0018】比較例2 イオン交換樹脂用原料としてスチレンとジビニルベンゼ
ンの一部が共重合した状態にある液体(スチレン:ジビ
ニルベンゼン=20:1)をガラス板(8cm×8c
m)2枚の間に注入し(ギャップ幅:55μm)、この
状態で共重合を行った。共重合膜が固まった後、ガラス
板を除去して、発煙硫酸によりイオン交換樹脂原料をス
ルホン化した(イオン交換膜厚55μm)。
ンの一部が共重合した状態にある液体(スチレン:ジビ
ニルベンゼン=20:1)をガラス板(8cm×8c
m)2枚の間に注入し(ギャップ幅:55μm)、この
状態で共重合を行った。共重合膜が固まった後、ガラス
板を除去して、発煙硫酸によりイオン交換樹脂原料をス
ルホン化した(イオン交換膜厚55μm)。
【0019】比較例3 イオン交換樹脂用原料であるスチレンとジビニルベンゼ
ンの一部が共重合した状態にある液体(スチレン:ジビ
ニルベンゼン=20:1)をPTFE多孔膜(膜厚55
μm)に含浸させた。該PTFE膜を55μmのスペー
サーを用いて2枚のガラス板(8cm×8cm)で挟持
し、この状態で共重合を行った。共重合膜が固まった
後、ガラス板を除去して、発煙硫酸によりイオン交換樹
脂原料をスルホン化した(イオン交換膜厚55μm)。
ンの一部が共重合した状態にある液体(スチレン:ジビ
ニルベンゼン=20:1)をPTFE多孔膜(膜厚55
μm)に含浸させた。該PTFE膜を55μmのスペー
サーを用いて2枚のガラス板(8cm×8cm)で挟持
し、この状態で共重合を行った。共重合膜が固まった
後、ガラス板を除去して、発煙硫酸によりイオン交換樹
脂原料をスルホン化した(イオン交換膜厚55μm)。
【0020】上記実施例および比較例により製造したイ
オン交換膜について、温度サイクルテストおよびイオン
交換容量を測定した。温度サイクルテストは、以下のよ
うに行った。図3に、評価したセルの断面図を示す。上
記8cm×8cm角のイオン交換膜31の中央から7c
m平方離れた外縁部に平パッキン32を載せて四角枠状
の押え具を用いて該パッキンの上下を挟み、さらに6.
5cm×6.5cm角の電極(市販のカーボンペーパー
の片面に白金担持カーボンを付着させたもの)33の白
金担持カーボン付着面を該イオン交換膜と向かい合わせ
て圧着する。次に、押え具の6箇所をボルト/ナットで
固定し、70℃の純水中と20℃の純水中に交互に10
回浸漬する。その後、イオン交換膜のピンホールの有無
を目視により、さらに膜の一方の面より窒素ガスを用い
て加圧(0.5kgf/cm2)した後、もう一方の面へ
の窒素ガスの漏れの有無により、観察し、評価する。一
方、イオン交換容量は、以下のようにして測定を行っ
た。上記実施例および比較例において、イオン交換膜と
して機能させる部分すなわち電極(6.5cm×6.5c
m)が圧着する部分を切り取る。スルホン酸(−SO3
H)型の膜を一定量の塩化カリウム(1N)水溶液中に
入れて平衡とし、その溶液中に生じた塩化水素を0.1
NのNaOH水溶液(力価=f)で指示薬としてフェノ
ールフタレインを用いて滴定し、次式より算出する。
オン交換膜について、温度サイクルテストおよびイオン
交換容量を測定した。温度サイクルテストは、以下のよ
うに行った。図3に、評価したセルの断面図を示す。上
記8cm×8cm角のイオン交換膜31の中央から7c
m平方離れた外縁部に平パッキン32を載せて四角枠状
の押え具を用いて該パッキンの上下を挟み、さらに6.
5cm×6.5cm角の電極(市販のカーボンペーパー
の片面に白金担持カーボンを付着させたもの)33の白
金担持カーボン付着面を該イオン交換膜と向かい合わせ
て圧着する。次に、押え具の6箇所をボルト/ナットで
固定し、70℃の純水中と20℃の純水中に交互に10
回浸漬する。その後、イオン交換膜のピンホールの有無
を目視により、さらに膜の一方の面より窒素ガスを用い
て加圧(0.5kgf/cm2)した後、もう一方の面へ
の窒素ガスの漏れの有無により、観察し、評価する。一
方、イオン交換容量は、以下のようにして測定を行っ
た。上記実施例および比較例において、イオン交換膜と
して機能させる部分すなわち電極(6.5cm×6.5c
m)が圧着する部分を切り取る。スルホン酸(−SO3
H)型の膜を一定量の塩化カリウム(1N)水溶液中に
入れて平衡とし、その溶液中に生じた塩化水素を0.1
NのNaOH水溶液(力価=f)で指示薬としてフェノ
ールフタレインを用いて滴定し、次式より算出する。
【0021】
【数1】 ここで、Xは滴下量(mL)、Wはカリウム塩状態にお
ける乾燥質量(g)とする。ただし、補強材を含有する
膜では、補強材部分を含めた乾燥重量を基準とする。
ける乾燥質量(g)とする。ただし、補強材を含有する
膜では、補強材部分を含めた乾燥重量を基準とする。
【0022】上記の評価結果を表1に示す。表1から、
本発明のイオン交換膜は、従来のイオン交換膜に比べ
て、機械的強度および電気化学的性質の面で優れている
ことが判った。
本発明のイオン交換膜は、従来のイオン交換膜に比べ
て、機械的強度および電気化学的性質の面で優れている
ことが判った。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明のイオン交換膜は、延伸多孔膜に
よってイオン交換樹脂のみからなる膜が補強され、イオ
ン交換樹脂の膨張・収縮の繰り返しに起因する該イオン
交換膜の破損を防止できる。また、イオン交換膜全体に
対する補強材の含有率が低く、さらに用いる多孔質が延
伸多孔膜であるため、気孔率が高く、補強部分において
もイオン交換樹脂の占有率が高くなり、イオン導電性に
も優れた交換膜を提供することができる。
よってイオン交換樹脂のみからなる膜が補強され、イオ
ン交換樹脂の膨張・収縮の繰り返しに起因する該イオン
交換膜の破損を防止できる。また、イオン交換膜全体に
対する補強材の含有率が低く、さらに用いる多孔質が延
伸多孔膜であるため、気孔率が高く、補強部分において
もイオン交換樹脂の占有率が高くなり、イオン導電性に
も優れた交換膜を提供することができる。
【図1】 本発明のイオン交換膜の構造の6態様を示す
平面図および断面図である。
平面図および断面図である。
【図2】 本発明のイオン交換膜を適用した高分子電解
型燃料電池の断面図である。
型燃料電池の断面図である。
【図3】 本発明のイオン交換膜の温度サイクルテスト
用セルの断面図である。
用セルの断面図である。
【図4】 従来の高分子電解質型燃料電池の断面図であ
る。
る。
1、11、101、31・・・イオン交換膜、2、202・
・・イオン交換樹脂のみからなる膜、3、203・・・孔中
にイオン交換樹脂を保持した延伸多孔膜、103・・・ガ
スケット、104・・・ガス拡散電極、105・・・集電体、
106・・・外部端子付集電体、107・・・ガス出入口、1
08・・・支持体、109・・・外部端子付集電体用ガスケッ
ト、110・・・端板、111・・・締結具、32・・・平パッ
キン、33・・・ガス拡散電極。
・・イオン交換樹脂のみからなる膜、3、203・・・孔中
にイオン交換樹脂を保持した延伸多孔膜、103・・・ガ
スケット、104・・・ガス拡散電極、105・・・集電体、
106・・・外部端子付集電体、107・・・ガス出入口、1
08・・・支持体、109・・・外部端子付集電体用ガスケッ
ト、110・・・端板、111・・・締結具、32・・・平パッ
キン、33・・・ガス拡散電極。
Claims (8)
- 【請求項1】 イオン交換樹脂のみからなる膜と、該イ
オン交換樹脂のみからなる膜の少なくとも外縁部に孔中
にイオン交換樹脂を保持した延伸多孔膜を有して成るイ
オン交換膜。 - 【請求項2】 孔中にイオン交換樹脂を保持した延伸多
孔膜によりイオン交換樹脂のみからなる膜を挟持した請
求項1に記載のイオン交換膜。 - 【請求項3】 孔中にイオン交換樹脂を保持した延伸多
孔膜が、イオン交換樹脂のみからなる膜の片面のみに接
している請求項1に記載のイオン交換膜。 - 【請求項4】 孔中にイオン交換樹脂を保持した延伸多
孔膜が、イオン交換樹脂のみからなる膜の一方の面全面
およびもう一方の面の外縁部に接している請求項1に記
載のイオン交換膜。 - 【請求項5】 孔中にイオン交換樹脂を保持した延伸多
孔膜をイオン交換樹脂のみからなる膜の片面の外縁部に
のみ設けた請求項1に記載のイオン交換膜。 - 【請求項6】 孔中にイオン交換樹脂を保持した延伸多
孔膜をイオン交換樹脂のみからなる膜の両面の外縁部に
設けた請求項1に記載のイオン交換膜。 - 【請求項7】 孔中にイオン交換樹脂を保持した延伸多
孔膜がイオン交換樹脂のみからなる膜の外縁部を包囲し
ている請求項1に記載のイオン交換膜。 - 【請求項8】 該延伸多孔膜がフッ素樹脂からなる請求
項1ないし7のいずれかに記載のイオン交換膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7069469A JPH08259710A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | イオン交換膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7069469A JPH08259710A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | イオン交換膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08259710A true JPH08259710A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13403569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7069469A Pending JPH08259710A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | イオン交換膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08259710A (ja) |
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