JPH082594Y2 - 微量ガス検知装置 - Google Patents

微量ガス検知装置

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JPH082594Y2
JPH082594Y2 JP1988135015U JP13501588U JPH082594Y2 JP H082594 Y2 JPH082594 Y2 JP H082594Y2 JP 1988135015 U JP1988135015 U JP 1988135015U JP 13501588 U JP13501588 U JP 13501588U JP H082594 Y2 JPH082594 Y2 JP H082594Y2
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JP
Japan
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gas
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timer
detector
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JP1988135015U
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JPH0257046U (ja
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秀雄 植田
陽一郎 上野
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Sakata Seed Corp
New Cosmos Electric Co Ltd
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Sakata Seed Corp
New Cosmos Electric Co Ltd
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、被測定物から発生する被検ガスをガス捕
集容器に採取して被検ガスの濃度を表示する微量ガス検
知装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、被検ガスの検知装置として、例えば、配管部か
らのガス漏れにはヘリウムリークデイテクタを使用して
測定していた。
すなわち、ヘリウムリークデイテクタは、プローブガ
スとしてヘリウムガスを使用して気密容器の漏洩箇所ま
たは漏洩量を検出するもので、例えば、被測定物である
容器を真空にして外部からヘリウムを真空中に漏洩させ
て検出したり、容器にヘリウムを加圧封入して外部への
漏洩を検出したりする検出器であって、いずれも漏れた
ヘリウムを分析管に導き、イオン化し、加速してからコ
レクタに集めて増幅することによりメータで指示するも
のであり、最も高感度な測定装置である。
また、容器や配管部の漏洩箇所にノズルを近付けて、
その周辺の空気を吸引し金属酸化物半導体ガスセンサで
可燃ガスの存在を検知する携帯用ガス漏れ検知器が市販
されている。
また、生物体等からのエチレン等の発生ガス量をガス
クロマトグラフで分析を行う測定装置も用いられてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記各種測定装置において、ヘリウムデイ
テクタは、使用するヘリウムが高価であり、かつ消耗品
であること、また、ヘリウムリークデイテクタも高価な
装置であるため測定に経費がかかる等の問題があった。
また、ノズルを使用する携帯用ガス漏れ検知器は、近
傍の空気により被検ガスが希釈されて低濃度となり、被
検ガスが微量に漏洩している場合の検知には適さないた
め、定性的であり、定量的でないという問題点があっ
た。
また、生物体等からのエチレン等の発生ガス量をガス
クロマトグラフで分析を行う測定装置は、測定機器が高
価で持ち運びが困難で、ガス測定するのに時間が長くか
かる等の問題点があった。
この考案は、上記の問題点を解消するためになされた
もので、微量のガス漏れまたは発生ガスであっても、そ
れらのガス濃度を簡単に、かつ迅速に測定できるように
した微量ガス検知装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案にかかる微量ガス検知装置は、被測定物から
発生する被検ガスの濃度を検知するガスセンサと、測定
時に作動するスイッチと、被検ガスを貯溜するガス貯溜
部および前記被測定物に密着する密着縁部とを有するガ
ス捕集容器とからなるガス捕集検知部と;設定時間の経
過によりガスセンサの出力を有効とさせるタイマと、タ
イマで定められた一定時間におけるガスセンサの出力の
増加率を求め被測定物より発生するガス濃度の真値を推
定する演算を行う中央演算処理回路と、得られた被検ガ
スの濃度を表示する表示部とを備えたガス検知器本体
と;からなるものである。
〔作用〕
この考案においては、ガス捕集容器を被測定物の表面
に密着してスイッチをオンすることによりタイマが作動
する。そして、タイマに設定された時間がくると、ガス
センサの出力が表示部に表示される。
また、中央演算処理回路により、タイマで定められた
短時間におけるガスセンサの出力の増加率から真値が演
算により推定され、これが表示部に表示される。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示す側断面図で、Iは
微量ガス検知装置の全体を示し、IIはガス捕集検知部、
IIIはガス検知器本体である。ガス捕集検知部IIにおい
て、1はガスセンサで、被検ガスGを検出し、その使用
目的に応じた特性を有するものを選定する。2はスイッ
チで被測定物Aと接触することによりオンするマイクロ
スイッチ、または被測定物Aと非接触式の近接スイッチ
が使用される。3は前記ガスセンサ1とスイッチ2の引
出線、4はろう斗状のガス捕集容器で、被検ガスGの採
取のため被測定物Aと接触しても損傷を与えないように
適度に柔軟で、ガスの発生が少ない材料で構成され、周
線は密着縁部5となり被測定物Aに密着できるように構
成されている。6は前記ガスセンサ1,スイッチ2,引出線
3を樹脂等で固着する固着部、7は前記ガス捕集容器4
内のガス貯溜部である。
ガス検知器本体IIIとガス捕集検知部IIとは可とう性
の引出線3で接続されており、したがって、あたかも医
療用の聴診器のように、ガス捕集容器4を手に持って被
測定物Aの表面に当接させることができる。
なお、ガス捕集容器4は、上記ろう斗状の形状に限定
されるものでなく、例えば、円筒状,断面多角形の筒
状,すい状等も含み、ガス捕集容器4の被測定物Aに接
する部分の形状を被測定物Aの形状に合わせて密着でき
る密着縁部5を有するものであればよい。
第2図はガス捕集検知部IIをガス検知器本体IIIの筺
体に植設した実施例であり、被測定物Aをガス捕集容器
4上に載置して測定を行う。
第3図は第1図の微量ガス検知装置Iの回路を示すブ
ロック図で、第1図と同一符号は同一部分を示す。ガス
検知器本体IIIにおいて、11は電源部、12は増幅器、13
はA−D変換器、14は中央演算処理回路、15はタイマ、
16は表示部、17は表示信号外部出力回路である。
次に動作について説明する。
まず、被測定物Aおよび被検ガスGの種類に対応し
た測定時間をタイマ15でセットする。
次に、ガス捕集容器4を被測定物Aの表面に圧接する
と、スイッチ2がオンとなりタイマ15が起動する。同時
に電源部11が起動し、各部に電力を供給する。タイマ15
にはガスセンサ1の出力が十分安定するまでの時間が設
定されている。被測定物Aから発生した被検ガスGがガ
ス貯溜部7に捕集され貯溜される。次いで、タイマ15に
セットされた時間の経過により被検ガスGを検知したガ
スセンサ1の出力が有効となって、増幅器12で増幅さ
れ、A−D変換器13でディジタル信号に変換され中央演
算処理回路14に入力され、表示部16に表示される。外部
出力が欲しいときは、表示信号外部出力回路17から出力
を取り出す。上記の説明は、タイマ15に十分長い設定時
間、例えば2〜5分とかを設定した場合であるが、これ
では設定時間が長すぎる場合は、次のの測定方法によ
りガス濃度を測定する。
タイマ15に、例えば10秒を設定する。の場合と同
様に、ガス捕集容器4を被測定物Aの表面に圧接し、タ
イマ15を起動させると、10秒経過によりガスセンサ1か
ら出力が出る。中央演算処理回路14のメモリにはあらか
じめガス濃度の出力の増加率から最終出力値を推定する
データが入力されており、したがって、10秒経過時のガ
スセンサ1の入力から真値が中央演算処理回路14で演算
され、これを表示部16で表示する。
第3図の実施例は、被測定物Aにスイッチ2が接触し
た時に電源部11が起動し、ガスセンサ1や中央演算処理
回路14に電力を供給し、タイマ15に設定された時間後に
ガスセンサ1の出力を有効としたが、あらかじめガスセ
ンサ1に通電しておき、スイッチ2が接触した時点でタ
イマ15を起動し、設定された時間後にガスセンサ1の出
力を有効としてもよい。このような実施例を第4図に示
す。すなわち、この実施例ではあらかじめ各部は動作状
態になるように電源部11から電力が供給されており、ス
イッチ2が入ったとき、タイマ15が起動するもので、そ
の後は第3図の実施例と同様に,の測定をタイマ15
の設定時間をかえることで行う。
第5図はガスセンサ1の出力特性図である。
被測定物Aが置かれている一定の環境の下で、一定量
のガスが発生しているとき、あるいは一定量のガスを採
取して被検ガスGの測定を行うと、時間tの経過によっ
て各種被検ガスGの発生量あるいは濃度がそれぞれガス
センサ1の出力として曲線a〜dに示すように測定され
る。上記の測定は時間tlにおける測定であり、の測
定は時間tsにおける測定となる。この他ts,tmの測定値
から接線(平均増加率)eを求め、その勾配から真値を
推定するようにしてもよい。
すなわち、発生ガス量(ガスセンサ出力)は初期出力
の増加率(曲線の一次微分値)に比例する。このため、
ガスセンサ1の出力が一定になるまで待って測定しなく
ても、初期出力の変化を求めることによって被検ガスG
のガス濃度の測定を行うこたができ、測定時間を短縮す
ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案は、被測定物の表面に密
着して被測定物から発生する被検ガスの濃度を検知する
ガスセンサと、測定時に作動するスイッチと、被検ガス
を貯溜するガス貯溜部および前記被測定物に密着する密
着縁部とを有するガス捕集容器とからなるガス捕集検知
部と;スイッチの動作により起動し設定された時間の経
過後にガスセンサの出力を有効とさせるタイマと、この
ガスセンサから得られる出力から被検ガスの濃度を表示
する表示部とを有するので、きわめて微量のガスであっ
ても正確に測定ができる。
さらに、中央演算処理回路を備えて演算によりガス濃
度の真値を推定するようにしたので、被検ガスの濃度が
一定になるまで待って測定しなくても、被検ガスの濃度
がわかるため測定時間の短縮ができ、多量の被測定物の
測定にきわめて有効である等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図この考案の一実施例を示す側断面図、第2図はこ
の考案の他の実施例を示す側断面図、第3図はこの考案
の全体構成を示すブロック図、第4図はこの考案の他の
実施例の全体構成を示すブロック図、第5図はガスセン
サの出力特性図である。 図中、Iは微量ガス検知装置、IIはガス捕集検知部、II
Iはガス検知器本体、1はガスセンサ、2はスイッチ、
3は引出線、4はガス捕集容器、5は密着縁部、6は固
着部、7はガス貯溜部、11は電源部、12は増幅器、13は
A−D変換器、14は中央演算処理回路、15はタイマ、16
は表示部、17は表示信号外部出力回路、Aは被測定物、
Gは被検ガスである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−52561(JP,A) 実開 昭52−40194(JP,U) 実開 昭60−159375(JP,U) 実公 昭31−17711(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物から発生する被検ガスの濃度を検
    知するガスセンサと、測定時に作動するスイッチと、前
    記被検ガスを貯溜するガス貯溜部および前記被測定物に
    密着する密着縁部とを有するガス捕集容器とからなるガ
    ス捕集検知部と;前記スイッチの動作により起動し設定
    された時間の経過後に前記ガスセンサの出力を有効とさ
    せるタイマと、前記タイマで定められた一定時間におけ
    る前記ガスセンサの出力の増加率を求め前記被測定物よ
    り発生するガス濃度の真値を推定する演算を行う中央演
    算処理回路と、得られた被検ガスの濃度を表示する表示
    部とを備えたガス検知器本体と;からなることを特徴と
    する微量ガス検知装置。
JP1988135015U 1988-10-18 1988-10-18 微量ガス検知装置 Expired - Lifetime JPH082594Y2 (ja)

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JPH0257046U JPH0257046U (ja) 1990-04-25
JPH082594Y2 true JPH082594Y2 (ja) 1996-01-29

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3151836B2 (ja) * 1991-01-30 2001-04-03 住友電気工業株式会社 自己融着性絶縁電線及びそれを用いたコイル
JP5320314B2 (ja) * 2010-01-22 2013-10-23 理研計器株式会社 ガス検知器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5240194U (ja) * 1975-09-14 1977-03-22
JPS5852561A (ja) * 1981-09-24 1983-03-28 Hokkaido Nogyo Shikenjo メロン果実の品質簡易検査法
JPS60159375U (ja) * 1984-03-30 1985-10-23 株式会社島津製作所 液体クロマトグラフ

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JPH0257046U (ja) 1990-04-25

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