JPH08259325A - マイクロ波用誘電体セラミックス - Google Patents

マイクロ波用誘電体セラミックス

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JPH08259325A
JPH08259325A JP7069631A JP6963195A JPH08259325A JP H08259325 A JPH08259325 A JP H08259325A JP 7069631 A JP7069631 A JP 7069631A JP 6963195 A JP6963195 A JP 6963195A JP H08259325 A JPH08259325 A JP H08259325A
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Hiroyo Katou
博代 加藤
Hideki Ono
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比誘電率εr が大きく、共振周波数の温度係
数τf が、0ppm/℃付近になるようにした組成比率
でも、無負荷Q(Qu )が非常に大きい値を有するマイ
クロ波用誘電体セラミックスを提供する。 【構成】 酸化バリウム(BaO)、酸化コバルト(C
oO)、酸化ニオブ(Nb2 5 )より成る主成分の組
成式が、Bax (Coy Nbz )O3 で表され、x,
y,zがそれぞれモル%で、59.5≦x≦61.8モ
ル%、19.1≦y≦20.6モル%、19.1≦z≦
20.3モル%、x+y+z=100モル%の範囲にあ
り、前記主成分1モルに対して、副成分として0.1モ
ル以下(但し、0モルを含まず)の酸化アルミニウム
(Al2 3 )を添加するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波用誘電体セ
ラミックスに係り、特に大きな比誘電率εrを持ち、無
負荷Q(Qu )が大きく、かつ組成を変化させることに
より、共振周波数の温度係数τf を0ppm/℃を中心
にして、任意の値に変化させることができるマイクロ波
用誘電体セラミックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
「第29回応用物理学関係連合講演会予稿集2a−I−
4 P763(1982)」に開示されるようなものが
ある。近年、マイクロ波用の誘電体共振器や誘電体フィ
ルタが、自動車電話、携帯電話、衛星放送の受信機に数
多く用いられている。このような用途に用いられている
誘電体材料は、比誘電率εr 及び無負荷Q(Qu )が大
きく、かつ、組成を変えることにより、共振周波数の温
度係数τf が、0ppm/℃を中心に、正又は負の任意
の値に設定できるものが望まれていた。従来このような
セラミックスには、BaO−TiO2 系、ZrO2 −S
nO−TiO2 系があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たセラミックスでは共振周波数の温度係数τf が、0p
pm/℃付近の値を示すものでは、比誘電率εr の値は
満足できるものの、無負荷Q(Qu )は十分大きいとは
言えなかった。そのために、これらの材料を使用したデ
バイスを組み込んだ装置は、送受信においてロスが大き
くなる等の不都合を有し、十分満足できる特性を有して
いるとはいえなかった。
【0004】本発明は、これらを改善するためになされ
たものであり、比誘電率εr が大きく、共振周波数の温
度係数τf が、0ppm/℃付近になるようにした組成
比率でも、無負荷Q(Qu )が非常に大きい値を有する
マイクロ波用誘電体セラミックスを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のマイクロ波用誘電体セラミックスは、酸化
バリウム(BaO)、酸化コバルト(CoO)、酸化ニ
オブ(Nb2 5 )より成る主成分の組成式が、Bax
(Coy Nbz )O3 で表され、x,y,zがそれぞれ
モル%で、 59.5≦x≦61.8モル%、 19.1≦y≦20.6モル%、 19.1≦z≦20.3モル% x+y+z=100モル% の範囲にあり、 (1)前記主成分1モルに対して、副成分として0.1
モル以下(但し、0モルを含まず)の酸化アルミニウム
(Al2 3 )を添加するようにしたものである。
【0006】(2)前記主成分1モルに対して、副成分
として0.1モル以下(但し、0モルを含まず)の酸化
チタン(TiO2 )及び0.03モル以下(但し、0モ
ルを含まず)の酸化銅(CuO)を添加するようにした
ものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、主成分を、前述の組成式で表
される組成とし、 (1)副成分として、0.1モル以下(但し、0モルを
含まず)の酸化アルミニウム(Al2 3 )を添加する
ことにより、マイクロ波領域において比誘電率εr 及び
無負荷Qが大きく、共振周波数の温度係数τf を、0p
pm/℃付近となる組成とした場合でも、無負荷Qが大
きな値を有している。このため、マイクロ波帯の誘電体
共振器、誘電体フィルタの小型化、低損失化にとって有
効である。
【0008】さらに、共振周波数の温度係数τf を、正
または負の任意の値に容易に変化させることができるた
め、他のデバイスの位相のずれ等の関係から、共振周波
数の温度係数τf が、0ppm/℃以外の値を要求され
た場合でも、Al2 3 の添加量を変えることにより、
共振周波数の温度係数τf を負から正へと任意の値とす
ることが可能である。
【0009】(2)副成分として0.1モル以下(但
し、0モルを含まず)の酸化チタン(TiO2 )及び
0.03モル以下(但し、0モルを含まず)の酸化銅
(CuO)を添加することにより、マイクロ波領域にお
いて比誘電率εr 及び無負荷Qが大きく、共振周波数の
温度係数τf を、0ppm/℃付近となる組成とした場
合でも、無負荷Qが大きな値を有している。このため、
マイクロ波帯の誘電体共振器、誘電体フィルタの小型
化、低損失化にとって有効である。
【0010】さらに、共振周波数の温度係数τf を、正
または負の任意の値に容易に変化させることができるた
め、他のデバイスの位相のずれ等の関係から、共振周波
数の温度係数τf が、0ppm/℃以外の値を要求され
た場合でも、TiO2 の添加量を変えることにより、共
振周波数の温度係数τf を負から正へと任意の値とする
ことが可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について説明す
る。出発原料には、化学的に高純度の酸化バリウム(B
aO)、酸化コバルト(CoO)、酸化ニオブ(Nb2
5 )、酸化アルミ(Al2 3 )を使用し、下記に示
す表1の組成になるように正確に評量した。
【0012】これをプラスチック製のポットミルとジル
コニアボールを用い、純水と共に20時間湿式混合し
た。この混合物を脱水、乾燥後、マグネシア製の容器を
用いて空気中で1200℃の温度で3時間仮焼した。こ
の仮焼物を混合工程と同様な方法で湿式粉砕した後、脱
水、乾燥して微粒子の粉体を得た。この粉体にバインダ
を添加して十分に粉体と混合して造粒粉を得た。この造
粒粉を金型と油圧プレスを用い、成形圧力1〜3t/c
2 で直径20mm、厚さ12mmの円盤状の成形体を
作製した。
【0013】このようにして得られた成形体をマグネシ
ア製の容器に入れて、1350〜1500℃の温度で5
時間空気中で焼成して、誘電体セラミックスを得た。こ
のセラミックスを所定の周波数になるように研磨した
後、誘電特性を次の方法で測定した。誘電体セラミック
スの比誘電率εr 及び無負荷Q(Qu )は、ハッキ・コ
ールマン法により測定した。
【0014】また、共振周波数の温度係数τf は20℃
における共振周波数f(20)を基準とし、−40℃と
80℃の温度における共振周波数f(−40),f(8
0)と、温度差△T(ここでは−40℃と80℃で△T
=120℃)から、下記の(1)式に従い求めた。な
お、これらの測定における測定周波数は、約5GHzで
あった。
【0015】 τf ={f(80)−f(−40)}/{f(20)×120} …(1) 各組成の誘電特性の測定結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】なお、この表で*印を付けた試料No.
は、本発明の範囲外の比較例であり、それ以外の試料N
o.が本発明の実施例である。図1に試料No.2から
試料No.15の範囲での主成分のモル%の関係を示
す。図1および表1の結果によれば、BaOが59.5
モル%未満になると、試料No.7のように無負荷Qが
1300と小さくなり、61.8モル%を超えると試料
No.1のようにやはり無負荷Qが小さくなり不適当で
ある。
【0018】また、CoOは、19.1モル%未満にな
ると、試料No.2のように無負荷Qが小さくなり、2
0.6モル%を超えると、試料No.10、No.15
のようにやはり無負荷Qu が小さくなり不適当である。
さらに、Nb2 5 は19.1モル%未満になると、試
料No.2、No.15のように無負荷Qが小さくな
り、20.3モル%を超えると試料No.7、No.
9、No.11のようにやはり無負荷Qu が小さくなり
不適当である。
【0019】したがって、BaOは59.5〜61.8
モル%の範囲、CoOは19.1〜20.6モル%の範
囲、Nb2 5 は19.1〜20.3モル%の範囲がそ
れぞれ好適な範囲である。また、主成分に対する副成分
としてのAl2 3 については、試料No.16〜20
に示すように、添加量が増していくと、比誘電率ε
r は、増加傾向を示すが、変化量は小さい。また、共振
周波数の温度係数τf は、Al2 3 添加量が0.00
5モル(試料No.16)での−4.3ppm/℃か
ら、0.5モル(試料No.20)での80.5ppm
/℃へと大きくなる。
【0020】さらに、無負荷Qu はAl2 3 添加量が
0.005モル(試料No.16)での10000か
ら、0.1モル(試料No.19)での4900へと小
さくなり、Al2 3 添加量が0.5モル(試料No.
20)になると、1000と急激に小さくなり、本発明
の目的に合わなくなる。このようにAl2 3 添加量
は、0.1モルまでが適切である。
【0021】以上のように、Bax (Coy Nbz )O
3 にAl2 3 を添加した誘電体セラミックスは、x=
60モル%、y=20モル%、z=20モル%付近で、
主成分1モルに対してAl2 3 を0.005モル添加
した組成において、最も大きな無負荷Qを得ることがで
きる。また、Al2 3 の添加量を変えることにより、
共振周波数の温度係数τf は負から正へと任意の値に変
化する。
【0022】この第1実施例では、直径20mm、厚さ
12mmの円盤状の成形体を用いて、特性を測定してい
るが、誘電体共振器や誘電体フィルタに適用する場合
に、直径、厚さの異なる円盤状の成形体あるいは直方体
などの他の形状の成形体を用いても良い。また、加工、
研磨により形状を変えても良い。次に、本発明の第2実
施例について説明する。
【0023】出発原料には、化学的に高純度の酸化バリ
ウム(BaO)、酸化コバルト(CoO)、酸化ニオブ
(Nb2 5 )、酸化チタン(TiO2 )、酸化銅(C
uO)を使用し、下記に示す表2の組成になるように正
確に評量した。これをプラスチック製のポットミルとジ
ルコニアボールを用い、純水と共に20時間湿式混合し
た。この混合物を脱水、乾燥後、マグネシア製の容器を
用いて空気中で1200℃の温度で3時間仮焼した。こ
の仮焼物を混合工程と同様な方法で湿式粉砕した後、脱
水、乾燥して微粒子の粉体を得た。この粉体にバインダ
を添加して十分に粉体と混合して造粒粉を得た。この造
粒粉を金型と油圧プレスを用い、成形圧力1〜3t/c
2 で直径20mm、厚さ12mmの円盤状の成形体を
作製した。
【0024】このようにして得られた成形体をマグネシ
ア製の容器に入れて、1350〜1500℃の温度で5
時間空気中で焼成して、誘電体セラミックスを得た。こ
のセラミックスを所定の周波数になるように研磨した
後、誘電特性を次の方法で測定した。誘電体セラミック
スの比誘電率εr 及び無負荷Q(Qu )は、ハッキ・コ
ールマン法により測定した。
【0025】また、共振周波数の温度係数τf は、20
℃における共振周波数f(20)を基準とし、−40℃
と80℃の温度における共振周波数f(−40)、f
(80)と、温度差△T(ここでは、−40℃と80℃
で△T=120℃)から、前記した(1)式に従い求め
た。なお、これらの測定における測定周波数は、約5G
Hzであった。
【0026】各組成の誘電特性の測定結果を表2に示
す。
【0027】
【表2】
【0028】なお、表2で*印を付けた試料No.は本
発明の範囲外の比較例であり、それ以外の試料No.が
本発明の実施例である。図1に試料No.2から試料N
o.15の範囲での主成分のモル%の関係を示す。図1
および表2の結果によれば、BaOが59.5モル%未
満になると、試料No.7のように無負荷Qが900と
小さくなり、61.8モル%を超えると試料No.2の
ようにやはり無負荷Qが小さくなり不適当である。ま
た、CoOは、19.1モル%未満になると、試料N
o.2のように無負荷Qが小さくなり、20.6モル%
を超えると試料No.10、No.15のようにやはり
無負荷Qが小さくなり不適当である。
【0029】さらに、Nb2 5 は19.1モル%未満
になると、試料No.2、No.15のように無負荷Q
が小さくなり、20.3モル%を超えると、試料No.
7、No.9、No.11のようにやはり無負荷Qが小
さくなり不適当である。したがって、BaOは59.5
〜61.8モル%の範囲、CoOは19.1〜20.6
モル%の範囲、Nb2 5 は19.1〜20.3モル%
の範囲が、それぞれ好適な範囲である。
【0030】また、主成分に対する副成分としてのTi
2 については、試料No.16〜20に示すように、
添加量が増していくと、比誘電率εr は、増加傾向を示
すが、変化量は小さい。また、共振周波数の温度係数τ
f は、TiO2 添加量が0.005モル(試料No.1
6)での−0.3ppm/℃から、0.5モル(試料N
o.20)での63.2ppm/℃へと大きくなる。さ
らに、無負荷QはTiO2 添加量が0.005モル(試
料No.16)での9800から、0.1モル(試料N
o.19)での4300へと小さくなり、TiO2 添加
量が0.5モル(試料No.20)になると、1400
と急激に小さくなり、本発明の目的に合わなくなる。こ
のようにTiO2 添加量は、0.1モルまでが適切であ
る。
【0031】また、主成分に対する副成分としてのCu
Oは、試料No.17、21〜26に示すように、比誘
電率εr に関しては大きな値の変動はなく、共振周波数
の温度係数τf に関しても、大きな値の変動はない。無
負荷Qは、CuO添加量が0.0005モル(試料N
o.21)での6000から、0.001モル(試料N
o.17)での8100へと大きくなるが、0.01モ
ルを超えると小さくなり、0.03モル(試料No.2
5)での4100、0.05モル(試料No.26)に
なると1900と急激に小さくなり、本発明の目的に合
わなくなる。このようにCuO添加量は、0.03モル
までが適切である。
【0032】以上のように、Bax (Coy Nbz )O
3 にTiO2 を添加した誘電体セラミックスは、x=6
0モル%、y=20モル%、z=20モル%付近で、主
成分1モルに対してTiO2 を0.005モル添加した
組成において、最も大きな無負荷Qを得ることができ
る。また、TiO2 の添加量を変えることにより、共振
周波数の温度係数τf は負から正へと任意の値に変化す
る。CuOの添加により大きな無負荷Qを得ることがで
きる。
【0033】この実施例では、直径20mm、厚さ12
mmの円盤状の成形体を用いて、特性を測定している
が、誘電体共振器や誘電体フィルタに適用する場合に、
直径、厚さの異なる円盤状の成形体あるいは直方体など
の他の形状の成形体を用いても良い。また、加工、研磨
により形状を変えても良い。なお、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種
々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除
するものではない。
【0034】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の誘電体セラミックスによれば、マ
イクロ波領域において比誘電率εr 及び無負荷Qが大き
く、共振周波数の温度係数τf を0ppm/℃付近とな
る組成とした場合でも、無負荷Qが大きな値を有してい
る。このため、マイクロ波帯の誘電体共振器、誘電体フ
ィルタの小型化、低損失化にとって有効である。
【0035】さらに、共振周波数の温度係数τf を正ま
たは負の任意の値に容易に変化させることができるた
め、他のデバイスの位相のずれ等の関係から、共振周波
数の温度係数τf が、0ppm/℃以外の値を要求され
た場合でも、Al2 3 の添加量を変えることにより、
共振周波数の温度係数τf を負から正へと任意の値とす
ることが可能である。
【0036】(2)請求項2記載の誘電体セラミックス
によれば、マイクロ波領域において比誘電率εr 及び無
負荷Qが大きく、共振周波数の温度係数τf を0ppm
/℃付近となる組成とした場合でも、無負荷Qが大きな
値を有している。このため、マイクロ波帯の誘電体共振
器、誘電体フィルタの小型化、低損失化にとって有効で
ある。
【0037】さらに、共振周波数の温度係数τf を正ま
たは負の任意の値に容易に変化させることができるた
め、他のデバイスの位相のずれ等の関係から、共振周波
数の温度係数τf が0ppm/℃以外の値を要求された
場合でも、TiO2 の添加量を変えることにより、共振
周波数の温度係数τf を負から正へと任意の値とするこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のかかる試料No.2から試料No.1
5の範囲での主成分のモル%の関係を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 英輝 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化バリウム(BaO)、酸化コバルト
    (CoO)、酸化ニオブ(Nb2 5 )より成る主成分
    の組成式が、 Bax (Coy Nbz )O3 で表され、x,y,zがそ
    れぞれモル%で、 59.5≦x≦61.8モル%、 19.1≦y≦20.6モル%、 19.1≦z≦20.3モル% x+y+z=100モル% の範囲にあり、前記主成分1モルに対して副成分として
    0.1モル以下(但し、0モルを含まず)の酸化アルミ
    ニウム(Al2 3 )を添加してなることを特徴とする
    マイクロ波用誘電体セラミックス。
  2. 【請求項2】 酸化バリウム(BaO)、酸化コバルト
    (CoO)、酸化ニオブ(Nb2 5 )より成る主成分
    の組成式が、 Bax (Coy Nbz )O3 で表され、x,y,zがそ
    れぞれモル%で、 59.5≦x≦61.8モル%、 19.1≦y≦20.6モル%、 19.1≦z≦20.3モル% x+y+z=100モル% の範囲に有り、前記主成分1モルに対して副成分として
    0.1モル以下(但し、0モルを含まず)の酸化チタン
    (TiO2 )及び0.03モル以下(但し、0モルを含
    まず)の酸化銅(CuO)を添加してなることを特徴と
    するマイクロ波用誘電体セラミックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100359721B1 (ko) * 1999-05-07 2002-11-04 (주)세렉트론 저온에서 금속전극과 동시 소성가능한 유전체 세라믹 조성물
CN112898021A (zh) * 2021-03-29 2021-06-04 电子科技大学 一种低温烧结微波介质材料Mg2-xCoxV2O7及其制备方法

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