JPH08259175A - 超低温液化ガス容器の搬送装置 - Google Patents

超低温液化ガス容器の搬送装置

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JPH08259175A
JPH08259175A JP7187895A JP7187895A JPH08259175A JP H08259175 A JPH08259175 A JP H08259175A JP 7187895 A JP7187895 A JP 7187895A JP 7187895 A JP7187895 A JP 7187895A JP H08259175 A JPH08259175 A JP H08259175A
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Satoshi Wada
敏 和田
Yasuki Toyama
泰樹 遠山
Hirotaka Oimatsu
宏孝 老松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超低温液化ガス充填設備等における超低温液
化ガス容器の搬送作業を容易に行うことができる超低温
液化ガス容器の搬送装置を提供する。 【構成】 超低温液化ガス容器1のハンドル部3に係止
する係止爪を係止位置と被係止位置とに移動可能に設け
た容器吊持手段11と、天井部に設置された複数のガイ
ドレール13により水平方向に移動可能に設けられると
ともに、容器吊持手段11を昇降可能に保持する昇降手
段12と、該昇降手段12の水平方向位置と容器吊持手
段11の上下位置及び係止爪の位置を制御する制御手段
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超低温液化ガス容器の
搬送装置に関し、詳しくは、超低温液化ガスの充填工場
等で超低温液化ガス容器を保管場所や液化ガス充填場所
等に搬送する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、超低温液化ガス充填工場におい
ては、トラック等で搬送されてきた空容器(内部に液化
ガスが充填されていないか、又は、少量の液化ガスが残
っている超低温液化ガス容器)を積み卸し場所(空容器
受入部)で入庫した後、必要に応じて空容器を空容器保
管場所に一時的に保管し、超低温液化ガスの充填スケジ
ュールに従って空容器を所定の充填場所(充填台)に搬
送し、超低温液化ガスの充填を行った後、充填後の超低
温液化ガス容器(充填容器)を、必要に応じて一時的に
充填容器保管場所に保管し、次いで、充填容器保管場所
から所望の充填容器を前記積み卸し場所あるいは別の出
荷場所に搬送し、再びトラック等に載せて出庫してい
る。
【0003】このような超低温液化ガス充填工場で超低
温液化ガス容器を保管場所や充填台等に搬送する手段と
しては、従来から、一般的に天井クレーンが用いられて
おり、天井クレーンのフック等を超低温液化ガス容器の
上部に設けられたリング状のハンドル部に掛けて容器を
吊り上げ、搬送するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、天井クレーン
を操作してフックを掛ける作業が面倒であり、忙しいと
きには人力で容器を転がして移動させることも多かっ
た。特に、狭い場所での短い距離の移動や、充填台への
空容器の搬送は、人力で行うことが多い。このため、作
業効率が悪く、また、重い容器を搬送するため重労働で
もあった。
【0005】そこで本発明は、超低温液化ガスを充填す
る設備等における超低温液化ガス容器の搬送作業を容易
に行うことができる超低温液化ガス容器の搬送装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の超低温液化ガス容器の搬送装置は、超低
温液化ガス容器の上部に設けられたリング状のハンドル
部を吊持して超低温液化ガス容器を搬送する装置であっ
て、前記ハンドル部に係止する少なくとも3個の係止爪
を前記ハンドル部に対して係止位置と被係止位置とに移
動可能に設けた容器吊持手段と、天井部に設置された複
数のガイドレールにより水平方向の任意の方向に移動可
能に設けられるとともに前記容器吊持手段を昇降可能に
保持する昇降手段と、該昇降手段の水平方向位置と前記
容器吊持手段の上下位置及び係止爪の位置を制御する制
御手段とを備えていることを特徴としている。
【0007】また、本発明は、上記構成において、前記
容器吊持手段は、その下降位置近傍においてのみ前記係
止爪の作動、昇降手段の水平方向位置及び前記容器吊持
手段の上下位置を手動操作可能な操作部を備えているこ
とを特徴とし、さらに、前記容器吊持手段は、水平方向
に回動可能に設けられていること、前記少なくとも3個
の係止爪の中心位置から鉛直線方向に光を照射する発光
部を備えていることを特徴としている。
【0008】また、前記昇降手段は、水平方向に平行に
設置された複数の固定ガイドレールと、該複数の固定ガ
イドレールの長手方向に移動可能に設けられた可動ガイ
ドレールと、該可動ガイドレールの長手方向に移動可能
に設けられた吊上げ手段と、該吊上げ手段と容器吊持手
段とを連結するパンタグラフと、下端部が容器吊持手段
に接続され、上部側が吊上げ手段に設けた巻取りドラム
に巻取られる金属製のベルトとにより構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【作 用】上記構成によれば、制御手段で昇降手段の水
平方向位置,前記容器吊持手段の上下位置,係止爪の位
置を制御することにより自動的に超低温液化ガス容器を
搬送することができる。
【0010】また、容器搬送手段に手動操作可能な操作
部を設けることにより、トラック等との容器の受け渡し
を手動で行うことができ、トラックの荷台等における容
器の位置に容易に対応でき、さらに、容器吊持手段を水
平方向に回動可能に形成することにより、容器の向きが
異なる場合でも係止爪をハンドル部に容易に係止させる
ことができ、中心位置から鉛直線方向に光を照射するこ
とにより、容器との位置合わせを容易に行うことができ
る。
【0011】加えて、パンタグラフと金属製のベルトと
により昇降手段を構成することにより、容器を安定した
状態で搬送できるとともに、樹脂製ベルト等のような可
燃性材料ではないので、酸素ガスを取り扱う場合の安全
性も図れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す一実施例に基づ
いてさらに詳細に説明する。図1は本発明の搬送装置の
概略を示す斜視図、図2は容器搬送装置の要部の正面
図、図3は同じく上昇位置における正面図、図4は容器
吊持手段部分を示す正面図、図5は同じく底面図であ
る。図6は超低温液化ガス容器の一例を示す正面図、図
7は本発明の搬送装置を使用する充填設備の一例を示す
平面図、図8は制御装置の構成を示すブロック図、図9
は制御装置における表示の一例を示す図である。
【0013】まず、図6に示すように、超低温液化ガス
容器1は、容器本体2の上部にリング状のハンドル部3
を、下部に台座部4をそれぞれ設けたもので、容器本体
2の周面には、容器記号番号5や充填物の種類6等が記
載されている。前記ハンドル部3は、その内周に設けら
れる充填用配管や弁等の部品を保護するとともに、天井
クレーンでの吊り下げに使用するために従来から設けら
れているもので、容器本体2には、等間隔で設けられた
4個の連結部材7,7を介して取付けられている。
【0014】上記超低温液化ガス容器1を搬送する容器
搬送装置10は、図1乃至図5に示すように、前記超低
温液化ガス容器1のハンドル部3を係止して容器1を吊
持する容器吊持手段11と、該容器吊持手段11を昇降
可能に保持する昇降手段12と、該昇降手段12を水平
方向の任意の方向に移動可能に保持する複数のガイドレ
ール13とを備えるもので、該ガイドレール13は、鉄
骨に固定された複数本の固定ガイドレール13aと、該
固定ガイドレール13aの長手方向に移動可能に設けら
れた可動ガイドレール13bとからなるもので、前記昇
降手段12は、この可動ガイドレール13bの長手方向
に移動可能に設けられている。
【0015】上記可動ガイドレール13b及び昇降手段
12は、それぞれ上部側の固定ガイドレール13aある
いは可動ガイドレール13bに転動輪を介して吊り下げ
られた状態に設けられており、それぞれの駆動用モータ
ーを作動させることにより、昇降手段12を任意の方向
に移動できるように形成されている。また、昇降手段1
2の位置は、前記駆動用モーターのパルス信号や別に設
けた検出器等で読み取られており、床面に対するX−Y
方向の位置として後述の搬送装置用制御手段に送られて
いる。
【0016】また、前記容器吊持手段11は、昇降手段
12に、安定した昇降及び横移動時の振れ止めを行うこ
とができるパンタグラフ14と、2枚の金属製のベルト
15とを介して接続されており、昇降手段12に設けた
巻取ドラムからベルト15を出し入れすることにより容
器吊持手段11を昇降させる。さらに、パンタグラフ1
4の上部には、容器吊持手段11を更に安定して昇降保
持するためのシリンダー14aが設けられている。
【0017】容器吊持手段11には、前記ハンドル部3
に係止する3個の係止爪16,16が120度間隔で設
けられている。この係止爪16は、一つの係止爪16に
設けられたシリンダー16aの作動により、ハンドル部
3に係止する係止位置と被係止位置とに移動するもの
で、各係止爪16は、それぞれに設けられたラック16
bと、容器吊持手段11の本体部下面中央に設けられた
歯車16cとにより連動して作動するように形成されて
いる。
【0018】また、上記係止爪16を有する部分と、前
記パンタグラフ14の下端部に接続される部分とは、回
動支持部17を介して水平方向に回動可能に組付けられ
おり、係止爪16を前記ハンドル部3の連結部材7と干
渉しない位置に回動できるように形成されている。この
回動支持部17には、係止爪16側と一体に回動する部
分に係止突起18aを有するシリンダー18が設けられ
ており、これに対応するように、パンタグラフ14に固
定されている部分には、前記係止突起18aが嵌入する
位置決め用の凹溝18bが設けられている。
【0019】さらに、容器吊持手段11の下部には、ガ
イドリング19が設けられている。このガイドリング1
9は、前記容器1の径よりも僅かに大径で、やや末広が
りに形成されており、容器吊持手段11を下降させた際
に、係止爪16が確実にハンドル部3に係止する位置に
来るようにガイドする。
【0020】加えて、容器吊持手段11には、手動操作
用の操作部20,20が設けられている。この操作部2
0,20は、容器吊持手段11が下降位置にきたときに
両手で握るようにして操作できるように形成されてお
り、握り部20aの上端やその側方にレバースイッチ
(ジョイスティック)や押しボタン等のスイッチ20b
が設けられ、容器吊持手段11の上下動,係止爪16の
移動や回動操作等を行えるようにしている。さらに、容
器吊持手段11には、各種情報の表示や入力を行うため
の表示部21が設けられている。
【0021】さらに、容器吊持手段11の中心部、すな
わち、前記3個の係止爪16の中心位置には、鉛直線方
向に光(インジケーターライト)を照射する発光部22
が設けられており、容器の頭部中心に設けられている部
品あるいは別途設けたマーク等に該発光部22からの光
を合わせることにより、容器1と容器吊持手段11との
中心軸を一致させることができ、係止爪16による係止
操作を容易に行うことができる。
【0022】上記のように構成した容器搬送装置10
は、可動ガイドレール13b及び昇降手段12をモータ
ーで走行させて所定位置に移動した後、昇降手段12の
巻取ドラムからベルト15を繰り出して容器吊持手段1
1を容器1の上部に下降させ、係止爪16を内方に移動
させて容器1のハンドル部3に係止させることにより、
容器1を吊り上げて搬送できる状態になる。
【0023】このとき、容器1が定められた位置で、し
かも、定められた方向を向いている場合は、上記一連の
動作を全自動で行うことができるが、容器1の位置や方
向が一定でない場合、例えば、容器受入れの際等には、
容器吊持手段11を容器1の上方の適当な位置で、か
つ、前記手動操作用の操作部20を使用可能な高さに停
止させ、操作部20を使用して容器吊持手段11を容器
1の上部に移動させるとともに、係止爪16が連結部材
7に干渉しないように回動させ、係止爪16を移動して
ハンドル部3に係止させた後、前記係止突起18aが凹
溝18bに嵌入する基準位置に戻す。これにより、受入
れた容器1を所定の方向、例えば、操作部20側に前記
容器記号番号5が向く方向にすることができる。
【0024】すなわち、容器受入れ時に、容器吊持手段
11を適当に回動させて各容器1が一定の方向を向くよ
うにしておくことにより、以後の容器搬送時や充填時、
出荷時等における容器1の吊上げ作業や容器1の確認作
業を極めて容易に行うことが可能となる。
【0025】上述のようにして係止爪16でハンドル部
3を係止した後は、容器吊持手段11を上昇させるとと
もに、可動ガイドレール13b及び昇降手段12を所定
位置に移動させて容器吊持手段11を下降させ、係止爪
16の係止状態を解除して再び容器吊持手段11を上昇
させればよい。
【0026】また、上記構成の容器搬送装置10におい
て、昇降手段12にパンタグラフ14と金属製のベルト
15とを用いているので、安定した作動を期待できると
ともに安全性も図れる。
【0027】次に、上記容器搬送装置10を用いて超低
温液化ガス容器1に所定の超低温液化ガスを充填して出
荷するまでの手順を説明する。まず、図7は、単純な充
填設備の構成例を示すもので、空容器を受入れる空容器
受入部と充填容器を出荷する充填容器出荷部とを兼ねた
容器入出庫部51と、空容器保管部と充填容器保管部と
を兼ねた容器保管部52と、充填台を有する充填部53
とにより構成した充填設備を示すものである。
【0028】上記充填設備では、容器入出庫部51でト
ラック等により持ち込まれた空容器を受入れて容器保管
部52に搬送して保管し、次いで空容器を充填部53に
搬送して所定の超低温液化ガスを充填した後、充填容器
を再び容器保管部52に搬送して保管し、最後に充填容
器を容器保管部52から容器入出庫部51を経てトラッ
ク等に載せるまでを行う。
【0029】図8は、超低温液化ガス充填システムにお
ける制御装置の構成例を示すもので、該制御装置によ
り、上記手順のほとんどを自動的に行うようにしてい
る。この制御装置は、中央処理装置61に、各種情報を
記憶する記憶手段62と、前記容器搬送装置10を作動
させる搬送装置用制御手段63と、充填設備の要所に設
置された複数組の表示手段64及び入力手段65とを有
するもので、前記記憶手段62は、前記容器記号番号5
に対応する容器情報を記憶したデーターベース等を有す
る容器情報記憶部62aと、容器保管部52における容
器保管位置や、該容器が空容器か充填容器かなどを記憶
する容器保管情報記憶部62bとを有している。
【0030】また、搬送装置用制御手段63には、前述
の昇降手段12のX−Y方向の位置や容器吊持手段11
の上下位置を識別する信号が入力されており、該昇降手
段12及び容器吊持手段11の位置関係と、上記中央処
理装置61から入力される搬送情報とにより、昇降手段
12を所定位置に移動させるとともに、容器吊持手段1
1を所定高さに昇降させ、さらに、係止爪16の開閉作
動を行う。
【0031】前記表示手段64及び入力手段65は、例
えば、全体をコントロールする主操作部A,容器吊持手
段11部分や容器入出庫部51,充填部53等に設けら
れた適当数の端末B,Cとからなるもので、一般的なデ
ィスプレイ(CRT,液晶)及びキーボード,マウス,
タッチパネル等、設置場所に応じて適宜なものが使用さ
れる。
【0032】図9は、前記表示手段64における在庫管
理情報の表示画面を示すもので、容器保管部52におけ
る容器保管位置が「0」から「35」までの数字付きの
枠66,66で示されている。各枠66内の上部には、
空容器(空瓶)である情報と充填容器(充瓶)である情
報とが区別されて表示されるとともに、枠66の下部に
は、各容器の充填ガス種類が同様に区別されて表示され
ており、画面右上には、表示区別の種類67が表示され
ている。なお、実際の表示画面では、適宜に色分けして
表示させることができる。
【0033】図9に示す例では、容器保管位置「22」
に液化酸素を充填済みの容器が保管されており、また、
容器保管位置「5」,「6」には液化窒素用の空容器
が、容器保管位置「7」には液化アルゴン用の空容器
が、容器保管位置「11」,「12」には液化酸素用の
空容器が、容器保管位置「13」には液化炭酸ガス用の
空容器が、それぞれ保管されていること、及び、他の容
器保管位置には容器が無いことが示されている。
【0034】また、画面右下には、容器保管位置に保管
されている容器に対応する情報68が示されている。こ
の情報68は、カーソルが位置する容器保管位置に保管
されている容器の各種情報を表すもので、容器保管位
置,容器記号番号,ガス名,ディーラー名の他、図に示
すような各種情報が示される。さらに、画面下部には、
現在の保管状況69が表示されており、容器の全本数,
ガスの種類毎の容器状況等が表示されている。
【0035】このような構成において、容器入出庫部5
1で空容器を受入れる場合、主操作部Aの入力手段65
で容器受入れの開始命令を入力すると、該命令に基づい
た搬送情報が搬送装置用制御手段63に送られ、搬送装
置用制御手段63が容器搬送装置10を作動させ、昇降
手段12を容器入出庫部51の所定位置に移動させ、容
器吊持手段11を所定高さまで下降させる。容器入出庫
部51の操作員は、前述のように操作部20を使用して
容器吊持手段11を作動させ、ハンドル部3に係止爪1
6を係止させるとともに、受入れた容器1の容器記号番
号を、容器入出庫部51に設置した入力手段65あるい
は容器吊持手段11に設けられた表示手段64である表
示部21に設けられた入力手段65から入力する。
【0036】上記入力された容器記号番号は、容器情報
記憶部62aのデーターベースと照合されて該容器の充
填ガス名,ディーラー名,製造年月等が読み取られ、主
操作部Aの表示手段64や表示部21に表示される。こ
れらの容器情報を確認した後、容器保管命令を入力する
と、搬送装置用制御手段63が容器搬送装置10を作動
させて容器保管部52の任意の保管位置に容器を搬送
し、その場所に容器を降ろす。同時に、その容器保管位
置に、どのような容器が保管されたかという保管情報が
容器保管情報記憶部62bに記憶されるとともに、主操
作部Aの表示手段64に、前述のようにして情報が表示
される。
【0037】次に、容器保管部52に保管している空容
器に超低温液化ガスを充填する場合には、充填する超低
温液化ガスの種類と容器の種類とを確認して選定した
上、カーソルを容器保管位置を示す枠66に移動させて
充填操作命令を入力する。これにより、搬送装置用制御
手段63が容器搬送装置10を作動させて選定された容
器保管位置の容器を吊り上げて充填部53に搬送する。
このとき、容器受入れの際に容器を一定の方向に向けて
おくことにより、容器吊持手段11を自動的に昇降させ
て係止爪16を作動させても、係止爪16はハンドル部
3に確実に係止した状態になる。
【0038】充填部53の操作員は、容器搬送装置10
で搬送されてきた容器の充填ガス種を確認して充填ライ
ンの接続を行った後、充填部53の入力手段65から充
填開始命令を入力すると、記憶されている容器内容積に
応じた量の超低温液化ガスが充填される。充填後、充填
ラインを取外して充填終了を入力すると、容器搬送装置
10が作動して充填容器を任意の容器保管位置に搬送保
管するとともに、容器保管情報記憶部62bに記憶され
ている保管情報が書換えられ、主操作部Aの表示手段6
4に充填容器を保管した情報が表示される。
【0039】また、充填容器を出荷する際には、上記充
填操作と同様に、超低温液化ガスの種類等を確認してカ
ーソルで指定し、出荷命令を入力すると、容器搬送装置
10が作動して充填容器を容器入出庫部51に搬送す
る。そして、容器入出庫部51の操作員は、表示部21
に表示された内容を確認するとともに、操作部20を使
用して容器吊持手段11を作動させ、トラックの荷台等
の所定位置に充填容器を降ろす。
【0040】このとき、容器吊持手段11の操作は、操
作部20を手で持って位置を確認しながら行うことがで
きるので、任意の位置に確実に容器を降ろすことができ
る。同時に、該容器に対する保管情報は、容器保管情報
記憶部62bから消去される。
【0041】なお、前記搬送装置用制御手段63には、
各種の安全機構を組み込むことができる。例えば、係止
爪16は、容器吊持手段11が所定位置まで下降した状
態あるいは荷重が掛かっていないときのみ開閉作動でき
るようにしたり、容器吊持手段11又は昇降手段12に
下方の床面の状態を認識するセンサーを設け、容器1を
降ろす際に床面上に他の容器が存在していないことを確
認したり、容器吊持手段11を所定高さまで上昇させた
状態でなければ昇降手段12が横移動しないようにした
りすることにより、搬送中の事故を未然に防止すること
ができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超低温液
化ガス容器の搬送装置によれば、超低温液化ガス容器を
容易に、かつ、確実に搬送することができ、超低温液化
ガスを充填する設備等における超低温液化ガス容器の搬
送作業の手間を大幅に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す充填設備の概略を示
す斜視図である。
【図2】 容器搬送装置の要部の正面図である。
【図3】 同じく上昇位置における正面図である。
【図4】 容器吊持手段部分を示す正面図である。
【図5】 同じく底面図である。
【図6】 超低温液化ガス容器の一例を示す正面図であ
る。
【図7】 充填設備の一例を示す平面図である。
【図8】 制御装置の一例を示すブロック図である。
【図9】 表示手段における表示の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…超低温液化ガス容器、3…ハンドル部、5…容器記
号番号、10…容器搬送装置、11…容器吊持手段、1
2…昇降手段、13…ガイドレール、14…パンタグラ
フ、15…金属製のベルト、16…係止爪、17…回動
支持部、19…ガイドリング、20…操作部、21…表
示部、22…発光部、51…容器入出庫部、52…容器
保管部、53…充填部、61…中央処理装置、62…記
憶手段、63…搬送装置用制御手段、64…表示手段、
65…入力手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超低温液化ガス容器の上部に設けられた
    リング状のハンドル部を吊持して超低温液化ガス容器を
    搬送する装置であって、前記ハンドル部に係止する少な
    くとも3個の係止爪を前記ハンドル部に対して係止位置
    と被係止位置とに移動可能に設けた容器吊持手段と、天
    井部に設置された複数のガイドレールにより水平方向の
    任意の方向に移動可能に設けられるとともに前記容器吊
    持手段を昇降可能に保持する昇降手段と、該昇降手段の
    水平方向位置と前記容器吊持手段の上下位置及び係止爪
    の位置を制御する制御手段とを備えていることを特徴と
    する超低温液化ガス容器の搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記容器吊持手段は、その下降位置近傍
    においてのみ前記係止爪の作動、昇降手段の水平方向位
    置及び前記容器吊持手段の上下位置を手動操作可能な操
    作部を備えていることを特徴とする請求項1記載の超低
    温液化ガス容器の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記容器吊持手段は、水平方向に回動可
    能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の超
    低温液化ガス容器の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記容器吊持手段は、前記少なくとも3
    個の係止爪の中心位置から鉛直線方向に光を照射する発
    光部を備えていることを特徴とする請求項1記載の超低
    温液化ガス容器の搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記昇降手段は、水平方向に平行に設置
    された複数の固定ガイドレールと、該複数の固定ガイド
    レールの長手方向に移動可能に設けられた可動ガイドレ
    ールと、該可動ガイドレールの長手方向に移動可能に設
    けられた吊上げ手段と、該吊上げ手段と容器吊持手段と
    を連結するパンタグラフと、下端部が容器吊持手段に接
    続され、上部側が吊上げ手段に設けた巻取りドラムに巻
    取られる金属製のベルトとにより構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の超低温液化ガス容器の搬送装
    置。
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