JPH08258738A - 車台構造 - Google Patents

車台構造

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JPH08258738A
JPH08258738A JP9184795A JP9184795A JPH08258738A JP H08258738 A JPH08258738 A JP H08258738A JP 9184795 A JP9184795 A JP 9184795A JP 9184795 A JP9184795 A JP 9184795A JP H08258738 A JPH08258738 A JP H08258738A
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JP
Japan
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cross member
web
gusset
cross
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP9184795A
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English (en)
Inventor
Akira Motooka
明 本岡
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の左右サイドフレームを連結するクロス
メンバにより、トランスファの地上高が低下しないよう
にし、かつ、クロスメンバに高い剛性を付与する。 【構成】 車両の左右サイドフレーム5を連結するクロ
スメンバ10は断面が略I型で、トランスファ駆動用プ
ロペラシャフトが貫通する丸孔12がウェブ11の中央
部に形成されていると共に、上下フランジ13の左右両
端が断面略コ字状ガセット14のフランジ15とボルト
16及びリベット17により連結され、ガセット14の
ウェブ18がサイドフレーム5のウェブ19に連結され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右のサイドフレーム
とそれらを連結するクロスメンバから形成される車台の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】オフロード車用総輪駆動トラック等のよ
うに、とくに大きな負荷が車台に作用する車両において
は、図6に示されているように、エンジン1後方のトラ
ンスミッション2とトランスファ3とを連結するプロペ
ラシャフト4の位置に、左右のサイドフレーム5を連結
するクロスメンバ6が配置されるが、クロスメンバ6と
して図7(a)のように断面がハット型である、いわゆ
るアリゲータ型クロスメンバ6aが使用されている場合
にあっては、プロペラシャフト4がクロスメンバ6aの
下方に配置されるため、トランスファ3の地上高が小さ
くならざるを得ないと共に、クロスメンバ6aの剛性は
車幅方向の位置で大小があるため、車台にとくに大きな
捩じり力が作用したとき、その中央付近に応力集中が発
生しやすかった。
【0003】また、クロスメンバ6として、図7(b)
のように断面コ字状のクロスメンバ6bが使用されてい
る場合にあっては、中央の下部が凹まされていてもプロ
ペラシャフト4がクロスメンバ6bの下方に配置される
ため、やはり、トランスファ3の地上高が小さくならざ
るを得ないと共に、車台にとくに大きな捩じり力が作用
したとき、上記凹みの屈曲部7bに応力集中が発生しや
すかった。
【0004】さらに、クロスメンバ6として、図7
(c)のように断面コ字状で、そのウエブ中央にプロペ
ラシャフト4が貫通する丸孔8が形成されたクロスメン
バ6cが使用されている場合にあっては、車台にとくに
大きな捩じり力が作用したとき、クロスメンバ6cの屈
曲部7cやサイドフレーム5との連結リベット部に応力
集中が発生しやすく、従って、前記のいずれの場合もそ
れぞれ不具合を伴っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、車両
における左右のサイドフレームを連結するクロスメンバ
がプロペラシャフトの位置に配置されていても、そのプ
ロペラシャフトにより駆動されるトランスファの地上高
を比較的大きくすることができ、また、そのクロスメン
バに高い剛性を容易に付与できるようにすることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る車台構造は、左右のサイドフレーム、プロペラシャフ
トの貫通孔がウェブに形成された断面略I型のクロスメ
ンバ及び同クロスメンバの端部におけるフランジと上記
サイドフレームのウェブにそれぞれ連結されたガセット
を有している。
【0007】
【作用】すなわち、ガセットを介して左右のサイドフレ
ームを連結するクロスメンバが断面略I型であって、そ
のウェブにプロペラシャフトの貫通孔が形成されている
ため、プロペラシャフトを比較的上方に配置して、その
プロペラシャフトにより駆動されるトランスファの地上
高を比較的大きくすることが可能となり、また、クロス
メンバが断面略I型であるため、クロスメンバにおける
車幅方向の剛性変化を少なくし、車台に大きな捩じり力
が作用しても、クロスメンバに必要な剛性を容易に確保
することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について、前記従来装
置との同等部分及び各実施例の同等部分にはそれぞれ同
一符号を付けて説明する。図1において、オフロード車
用総輪駆動トラックのエンジン1後方にトランスミッシ
ョン2が配置され、トランスミッション2とトランスフ
ァ3とを連結するプロペラシャフト4の位置には、左右
のサイドフレーム5を連結するクロスメンバ10が配置
されている。
【0009】クロスメンバ10は、図2〜図4によく示
されているように、断面略コ字状のアングル材が背中合
わせに適宜リベット止めされて一体化され、全体の断面
が略I型となるように形成されており、そのウェブ11
は中央部の幅が上方へ広げられていると共に、上記中央
部には、プロペラシャフト4及びその両端フランジが貫
通できる大きさの丸孔12が設けられている。
【0010】また、クロスメンバ10におけるフランジ
13の上下両端は、それぞれ断面略コ字状ガセット14
の上下における山型フランジ15に対し、シャシ中心側
のウェブ11寄りで2本のフランジボルト16により連
結されていると共に、サイドフレーム5寄りでは4本の
リベット17により連結されており、さらに、ガセット
14のウェブ18がサイドフレーム5のウェブ19にリ
ベット止めされて、左右のサイドフレーム5がガセット
14を介してクロスメンバ10により連結されている。
なお、左右ガセット14の上下隅部内側にはそれぞれ補
強板20が取り付けられて、リベットによりサイドフレ
ームウェブ19と共締めされている。
【0011】上記車台構造にあっては、断面略I型クロ
スメンバ10におけるウェブ11のほぼ中央部に丸孔1
2が設けられて、この丸孔12にプロペラシャフト4及
びその両端フランジが貫通するように構成されているた
め、プロペラシャフト4を比較的上方に配置して、その
プロペラシャフト4により駆動されるトランスファ3の
地上高を比較的大きくすることができるので、オフロー
ド車用として非常に好都合である。
【0012】また、クロスメンバ10が断面略I型であ
るため、クロスメンバ10における車幅方向の剛性変化
が少なくて、車台に大きな捩じり力が作用したときクロ
スメンバ10全体が同様に捩じられるので、作用する応
力がクロスメンバ10全体に分散され、クロスメンバ1
0に必要な剛性を容易に確保することができる。
【0013】さらに、クロスメンバ10が断面略I型で
あって、クロスメンバ10に大きな捩じり力が作用した
ときでも、ウェブ11の上下中心部における剪断力は比
較的小さくいため、丸孔12が設けられていてもクロス
メンバ10の捩じり強度はほとんど低下せず、クロスメ
ンバ10に十分の強度を容易に付与することができるの
で、クロスメンバ10の板厚を減少して、車台の軽量化
を図ることができる。
【0014】しかも、クロスメンバ10がガセット14
を介してサイドフレーム5のウェブ19に連結されてい
るので、クロスメンバ10の上下フランジ13における
捩じれ量が比較的少ないという利点があり、かつ、クロ
スメンバ10の左右中央部における上下幅が広げられ
て、その断面係数が低下しないように構成されているた
め、クロスメンバ10に高い捩じり剛性が得られて、大
きな捩じり入力に対しても、クロスメンバ10が変形し
て車両の架装物に悪影響を与えるようなことを容易に避
けることができる。
【0015】また、クロスメンバ10のフランジ13と
ガセット14のフランジ15とは、シャシ中心側のウェ
ブ11寄りで強度の大きい太めのフランジボルト16に
より連結されていて、クロスメンバフランジ13のウェ
ブ11から離れた端縁における拘束が比較的弱められて
いるので、この端縁に応力集中が生じることは確実に回
避され、この面からもクロスメンバ10の捩じり強度を
格段に増大させることができ、捩じり入力の大きいオフ
ロード車用として優れた車台を形成させることができ
る。
【0016】さらに、クロスメンバ10は、断面略コ字
状のアングル材が背中合わせにリベット止めされること
により、全体の断面が略I型となるように形成されてお
り、比較的安価なアングル材によりクロスメンバ10が
成形されているので、クロスメンバ10のコスト上昇を
容易に抑制できる利点がある。
【0017】なお、上記実施例においては、断面略コ字
状のガセットがクロスメンバの上下フランジにそれぞれ
連結されているが、図5に示されているように、断面略
L字状上方ガセット30のフランジ31及び断面略L字
状下方ガセット32のフランジ33を、断面略I型クロ
スメンバ10の上下フランジ13に対して上記実施例と
同様に、フランジボルト16及びリベット17によりそ
れぞれ連結すると共に、上方ガセット30のウェブ34
及び下方ガセット32のウェブ35をサイドフレーム5
のウェブ19にそれぞれ連結するように構成しても、上
記実施例と同等の作用効果を奏することができるもので
ある。
【0018】
【発明の効果】本発明にかかる車台構造にあっては、ガ
セットを介して左右のサイドフレームを連結するクロス
メンバのウェブに、プロペラシャフトの貫通孔が形成さ
れているため、プロペラシャフトを比較的上方に配置し
て、そのプロペラシャフトにより駆動されるトランスフ
ァの地上高を比較的大きくすることが可能となり、ま
た、クロスメンバが断面略I型であるため、クロスメン
バの捩じり強度及び剛性を容易に増大させることがで
き、従って、車台に対しとくに大きな捩じり力が作用す
る車両用として、すこぶる好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における一部破断概略側面図。
【図2】上記実施例の要部正面拡大図。
【図3】図2の要部の上面図。
【図4】図2のIV−IV断面拡大図。
【図5】本発明の他の実施例における要部正面図。
【図6】従来装置における一部破断概略側面図。
【図7】上記従来装置の要部正面拡大図。
【符号の説明】
4 プロペラシャフト 5 サイドフレーム 10 クロスメンバ 11 ウェブ 12 丸孔 13 フランジ 14 ガセット 15 フランジ 16 フランジボルト 18 ウェブ 19 ウェブ 30 上方ガセット 32 下方ガセット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のサイドフレーム、プロペラシャフ
    トの貫通孔がウェブに形成された断面略I型のクロスメ
    ンバ及び同クロスメンバの端部におけるフランジと上記
    サイドフレームのウェブにそれぞれ連結されたガセット
    を有する車台構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、断面略コ字状のアン
    グル材が背中合わせに一体化されて上記クロスメンバが
    形成されている車台構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、上記
    クロスメンバの端部フランジと上記ガセットとが上記ク
    ロスメンバのウェブ寄りでボルト止めされた車台構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記クロスメンバの
    端部フランジと上記ガセットとが、シャシ中心側の上記
    クロスメンバのウェブ寄りでボルト止めされると共に、
    上記サイドフレーム寄りでリベット止めされた車台構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかにおい
    て、上記クロスメンバウェブの上下幅が、上記貫通孔の
    付近で上記クロスメンバの左右端部より広げられた車台
    構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかにおい
    て、上記ガセットが断面略コ字状で、その上下フランジ
    が上記クロスメンバの上下フランジにそれぞれ連結され
    た車台構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項5のいずれかにおい
    て、上記ガセットがそれぞれ断面略L字状の上方ガセッ
    ト及び下方ガセットからなり、上記両ガセットのフラン
    ジが上記クロスメンバの上下フランジにそれぞれ連結さ
    れ、上記両ガセットのウェブが上記サイドフレームのウ
    ェブにそれぞれ連結された車台構造。
JP9184795A 1995-03-24 1995-03-24 車台構造 Pending JPH08258738A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531651A (ja) * 2003-05-30 2007-11-08 ゲトラーク ゲトリーベ−ウント ツァーンラートファブリーク ヘルマン ハーゲンマイヤー ゲーエムベーハー ウント ツィー カーゲー ギアを取り付けるギアサポートおよび係るギアサポートを有するギア
JP2010006293A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Hino Motors Ltd クロスメンバの連結構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531651A (ja) * 2003-05-30 2007-11-08 ゲトラーク ゲトリーベ−ウント ツァーンラートファブリーク ヘルマン ハーゲンマイヤー ゲーエムベーハー ウント ツィー カーゲー ギアを取り付けるギアサポートおよび係るギアサポートを有するギア
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001219