JPH08258636A - 車両用成形天井とピラートリムとの接続構造 - Google Patents

車両用成形天井とピラートリムとの接続構造

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Publication number
JPH08258636A
JPH08258636A JP9002895A JP9002895A JPH08258636A JP H08258636 A JPH08258636 A JP H08258636A JP 9002895 A JP9002895 A JP 9002895A JP 9002895 A JP9002895 A JP 9002895A JP H08258636 A JPH08258636 A JP H08258636A
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JP
Japan
Prior art keywords
pillar trim
ceiling
molded ceiling
pillar
molded
Prior art date
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Pending
Application number
JP9002895A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Sato
義久 佐藤
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピラートリムと成形天井との間に発生し易い
隙間や段差を構造的に少なくすることができる成形天井
とピラートリムとの接続構造を提供する。 【構成】 天井基材7の表面に表皮材8を貼着している
成形天井1の端末部に、ピラートリム6がその端部6a
を重ねた状態に当接配置される車両用成形天井とピラー
トリムとの接続構造において、ピラートリム6の端部内
面には係止爪6bが一体に突出形成される一方、ピラー
トリム6の端部6aで覆われる成形天井1の端末部が天
井基材7を欠如し表皮材8のみで形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等における成形
天井とピラートリムとの接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は成形天井1が取り付けられた自動
車の車室内側から天井部分を見た斜視図である。この自
動車では、ルーフ部2に繋がるフロントピラー部3、セ
ンターピラー部4、リヤピラー部5等が設けられてお
り、これらの各ピラー部3,4,5は車室内側から取り
付けられた樹脂製のピラートリム6によって隠され、装
飾された状態になっている。
【0003】図6は図5のA−A線に相当する部分の拡
大断面図である。同図の成形天井1は、天井基材7の表
面に、1〜3ミリ程度の厚みt1で、かつ可撓性を有し
た表皮材8を重ね、これを加熱・圧締めして一体に形成
されている。そして、この成形天井1は車体パネル側の
ルーフレールに取り付けられる。
【0004】一方、ピラートリム6は、その先端部にフ
ランジ部6aが一体に設けられている。そして、このピ
ラートリム6は、不図示の手段により車体パネル側のピ
ラーに取り付けられる。また、前記ピラーに取り付けら
れるとき、成形天井1の端末部分の上にフランジ部6a
を重ねて押し付け配置され、フランジ部6aの先端を表
皮材8内に約0.5〜1.5ミリ程度の食い込ませた状
態にし、ピラートリム6と成形天井1との間に隙間が形
成されないよう処理される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構造では、ピラートリム6を車体側ピラーに取り
付けたときに、フランジ部6aが成形天井1に約0.5
〜1.5ミリ程度まで食い込んで圧接される構造にして
いるものの、製造誤差の吸収は表皮材8の厚みt1の中
でしか吸収することができない。加えて、ピラートリム
6は成形天井1の端末部を覆うように重ねられているこ
とから、成形天井1との間にピラートリム6の厚さおよ
びフランジ部6aの突出量に比例した大きな段差t2が
形成され、この段差の存在により見栄えを悪くしてい
る。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はピラートリムと成形天井との間に
発生し易い隙間や段差を構造的に少なくすることができ
る成形天井とピラートリムとの接続構造を提供すること
にある。さらに、他の目的は、以下に説明する内容の中
で順次明らかにして行く。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本発明の
要部である、天井基材の表面に表皮材を貼着している成
形天井の端末部に、ピラートリムがその端部を重ねた状
態に当接配置される車両用成形天井とピラートリムとの
接続構造において、前記ピラートリムの端部内面には係
止爪が一体に突出形成される一方、前記ピラートリムの
端部で覆われる前記成形天井の端末部が前記天井基材を
欠如し前記表皮材のみで形成されていることにより、達
成される。以上の構成において、前記表皮材の材質によ
り係止爪が表皮材に突き刺し難い場合は、前記表皮材の
端末部に係止爪に対応して予め係合孔を設けておくこと
が好ましい。
【0008】
【作用】以上の構成によれば、成形天井は端末部の内、
ピラートリムの端部で覆われる部分が天井基材部分を持
たず表皮材のみで形成されている。したがって、この成
形天井端末部にピラートリムの端部を押し付けて重ねた
状態では、ルーフパネル側に対し表皮材の端末部分が天
井基材の欠如している部分を介して直に当接し、かつピ
ラートリムも天井基材の厚さ分だけ密接することにな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1図は本発明の一実施例を示すもの
で、図6に対応している自動車のルーフ部分を示してい
る。また、図1は成形天井1とピラートリム6とを接続
した状態を示し、図2は成形天井1の外観を概略的に示
している。これら図において、図5及び図6と同一の符
号を付したものは図5及び図6と対応しているものを示
している。
【0010】図1及び図2において、ピラートリム6
は、樹脂材で所定の形状に形成されており、その端部で
あるフランジ部6aの内面に一体に突出形成された係止
爪6bを有している。この係止爪6bは先端側が細い針
状に形成され、幅方向に適宜な個数だけ設けられてい
る。
【0011】一方、成形天井1は、段ボール、またはレ
ジン等からなる天井基材7の表面に、1〜3ミリ程度の
厚みで、可撓性を有した表皮材8を重ね、これを加熱・
圧締めして一体に形成されている。ここで、天井基材7
は、図2に示す如くピラートリム6のフランジ部6aに
重ねられる部位が欠如されており、成形天井1を裏面側
(図2の上側)から見ると、その欠如部7a,7b,7
cの大きさで表皮材8の端末部8aが露出している。ま
た、表皮材8は、その端末部8aにあって、前記欠如部
7a,7b,7cに対応する部位に形成された係合孔8
bを有している。この係合孔8bは係止爪6bを突き刺
す径に設定され、係止爪6bに対応した孔数が設けられ
る。
【0012】そして、このように形成されている成形天
井1は、ピラートリム6がピラーに取り付けられる前
に、図示せぬ手段により車体パネルのルーフレールに取
り付けられる。また、成形天井1が取り付けられた後か
ら、ピラートリム6は車体パネル側のピラーに取り付け
られる。
【0013】このピラートリム6の取り付けに際して
は、図3および図4に示す如く表皮材8の端末部8aの
内、ピラートリム6のフランジ部6aが重ねられる部位
をルーフパネル側へ押し込め操作する。すると、図4に
示す如くその端末部8aは天井基材7の欠如部7aに応
じてルーフパネル側に押し込められて凹状部9を形成す
る。この凹状部9は室内側からルーフパネル側に窪んだ
部分であり、この内側にフランジ部6aが重ねられる
と、前記係止爪6bが係合孔8bに突き刺して係止され
る。そして、ピラートリム6の端部は成形天井1の凹状
部9に嵌合した状態で取り付けられるのである。
【0014】このような、本発明の接続構造では、従来
構造に対し、係止爪6bが係合孔8bに突き刺し係止な
いしは係合することから、表皮材8とピラートリム6と
の間が常に密着し、かつその密着状態が確実に保持され
る。しかも、ピラートリム6の端部は、成形天井1の凹
状部9に嵌め込められた状態なっていることから段差t
3が小さなる。具体的には、この段差t3が図6の段差
t2に対し天井基材7の厚さ分だけ小さく抑えられ、室
内スペースを大きくするとともに外観的にも向上できる
のである。
【0015】
【発明の効果】以上、実施例から明らかな通り、本発明
によれば、成形天井端末部にピラートリムの端部を押し
付けて重ねた状態では、表皮材の端末部が天井基材の欠
如した部分を介してルーフパネル側にへこんで、その窪
みにピラートリムの端部が押し込められる。したがっ
て、成形天井とピラートリムとの接続部分は段差の少な
い平坦状になり、しかも係止爪が対応する表皮材の端末
部に突き刺して係止することから隙間ができ難い。換言
すると、成形天井の表皮材とピラートリムとの間の接触
が確実に得られ、成形天井とピラートリム間に生じる段
差を構造的に減少して平坦状にできるとともに、表皮材
とピラートリムとの間が常に密着した状態に接続するこ
とができ、見栄え向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である接続構造を接続した状
態で示す概略断面図である。
【図2】前記実施例の成形天井を示す概略外観図であ
る。
【図3】前記成形天井をルーフパネル側に配置した状態
で示す示す概略断面図である。
【図4】前記実施例のピラートリムを取り付ける際の状
態で示す概略断面図である。
【図5】自動車の車室内側から天井部分を見た斜視図で
ある。
【図6】図5のA−A線に相当する従来接続構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 成形天井 6 ピラートリム 6a フランジ部(ピラートリムの端部) 6b 係止爪 7 天井基材 8 表皮材 8a 端末部 8b 係合孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井基材の表面に表皮材を貼着している
    成形天井の端末部に、ピラートリムがその端部を重ねた
    状態に当接配置される車両用成形天井とピラートリムと
    の接続構造において、 前記ピラートリムの端部内面には係止爪が一体に突出形
    成される一方、前記ピラートリムの端部で覆われる前記
    成形天井の端末部が前記天井基材を欠如し前記表皮材の
    みで形成されていることを特徴とする車両用成形天井と
    ピラートリムとの接続構造。
  2. 【請求項2】 前記係止爪が、前記表皮材の端末部に設
    けられた係合孔に係合可能である請求項1に記載の車両
    用成形天井とピラートリムとの接続構造。
JP9002895A 1995-03-24 1995-03-24 車両用成形天井とピラートリムとの接続構造 Pending JPH08258636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9002895A JPH08258636A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 車両用成形天井とピラートリムとの接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9002895A JPH08258636A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 車両用成形天井とピラートリムとの接続構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08258636A true JPH08258636A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13987229

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JP9002895A Pending JPH08258636A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 車両用成形天井とピラートリムとの接続構造

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JP (1) JPH08258636A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009067102A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Honda Motor Co Ltd 車両用内装部品の取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009067102A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Honda Motor Co Ltd 車両用内装部品の取付構造

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