JPH08258528A - 車両用サスペンション制御装置 - Google Patents
車両用サスペンション制御装置Info
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- JPH08258528A JPH08258528A JP6414395A JP6414395A JPH08258528A JP H08258528 A JPH08258528 A JP H08258528A JP 6414395 A JP6414395 A JP 6414395A JP 6414395 A JP6414395 A JP 6414395A JP H08258528 A JPH08258528 A JP H08258528A
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Abstract
習開始時から学習目標値に到達するまでの学習時間を短
縮し、その間の不十分な補正処理による制御の不具合を
軽減することを目的とする。 【構成】 S3により、車両の状態を判断し、走行中で
あるときは横加速度の補正を行い(S4)、その値と横
加速度しきい値Gt とを比較し、ローリング制御を行う
(S5〜S7)。また、停車中であれば、所定時間内の
横加速度の平均値を求め(S9〜S10),学習開始フ
ラグにより、学習開始時には一回だけ補正用重み係数を
大きくし(S12)、学習継続時であれば補正用重み係
数を小さくした(S13)後、水平状態学習補正値を逐
次更新する(S14)制御を行う。上記の補正用重み係
数を採用することにより、学習目標値に到達するまでの
時間を短縮した。
Description
装置に関し、特に、車両の走行状態に応じてサスペンシ
ョン特性を制御する技術に関する。
るサスペンションの一つとして、例えば、実開昭64−
52920号公報及び実開平2−141510号公報等
に開示されるような空気弾性を利用して車体を支える車
両用エアサスペンション装置が知られている。
せることなく、車両のローリングに対応しようとするニ
ーズがあり、このため、エアスプリングのばね定数可変
機構やショックアブソーバの減衰力切換機構を設け、エ
アスプリングのばね定数及びショックアブソーバの減衰
力を車両のローリングの有無に応じて制御するようにし
た制御装置が知られている(特開平5−193324号
公報参照)。
を補正する機能として、補正値を用い、停車時の横加速
度検出手段としての横加速度検出センサの出力の平均値
により、補正値を最適な値に更新しつつ、学習補正を行
う方法が考えられる。ここで、上記学習補正値を制御を
行う電子制御装置にバックアップしておき、次回新たに
車両を使用するときに、その学習補正値から開始させる
技術が知られている(特開昭64ー32918号公報参
照)。
ンションの制御を行うバッテリのみによりバックアップ
電源が供給される電子制御装置にあっては、車両の整備
時等にバッテリを外すと、バックアップされていた学習
補正値が消去されてしまい、再度最初から補正値の学習
を行なわなければならず、学習補正値が学習目標値に到
達するまで時間がかかり、その間の車体のローリング制
御が不十分になるという問題点がある。
点に鑑み、学習補正値が学習目標値に到達するまの時間
を短縮することを目的とする。
の発明は、車両のばね上とばね下間の前後の左・右両端
に夫々エアスプリングとショックアブソーバとを設け、
エアスプリング若しくはショックアブソーバの少なくと
も一方の状態をハード若しくはソフトに切り換える切換
機構を設けてなる車両用サスペンション装置において、
車両に生じる横方向の加速度を検出する横加速度検出手
段と、車両の横加速度を学習補正する学習補正手段と、
車速を検出する車速検出手段と、検出される横加速度及
びその学習補正値並びに車速に基づいて、前記切換機構
の制御を行って、車両のローリング制御を実行するロー
リング制御手段と、を含んで構成され、前記学習補正手
段は前記学習補正内容が消去されたときに、一回だけ学
習の重みを大きくするように構成された車両用サスペン
ション制御装置とした。
両用サスペンション制御装置において、前記学習補正手
段の構成に代えて、学習補正手段を、制御装置の起動時
毎に学習の重みを大きくするように構成された車両用サ
スペンション制御装置とした。
両の横加速度を学習補正する学習補正値の学習開始時に
おいては、一回だけ学習の重みを大きくすることによっ
て、学習補正値の学習目標値に到達するまでの時間を短
縮することができ、その間の車体のローリング制御が不
十分になることを軽減できる。
述する。図1は車両の全車輪のサスペンション装置の全
体システム構成を示し、図2は車両の車輪1輪分、例え
ば前軸の左輪のエアサスペンション装置を示している。
すなわち、これらの図において、車両のばね上としての
車体18とばね下としてのタイヤ1(1a〜1d)との
間には、エアスプリング2(2a〜2f)と、減衰力切
換機構を内蔵したショックアブソーバ7(7a〜7f)
とが夫々設けられている。圧縮空気が貯留されるエアリ
ザーバタンク3と前記エアスプリング2(2a〜2f)
とは該エアスプリング2(2a〜2f)に対する圧縮空
気の給気と排気を行わせるレベリングバルブ4(4a〜
4c)を介して連通される。又、前記エアスプリング2
(2a〜2f)内部とサブタンク5(5a〜5d)と
は、ばね定数切換用の開閉手段としての電磁弁からなる
ばね定数切換弁6(6a〜6f)を介して連通される。
制御装置を示す図3のブロック図において、制御装置9
は、横加速度を検出する手段としての横加速度センサ1
4と車速を検出する手段としての車速センサ17からの
信号を、制御装置が処理できる信号に変換するための手
段としての横加速度信号入力手段及び車速信号入力手段
を介して、車両のローリング制御を行う手段としてのロ
ーリング制御判定手段及び横加速度の学習補正を行うた
めの手段としての横加速度学習補正手段に入力される。
この横加速度学習補正手段では、横加速度の補正及び補
正値の学習を行い、その後、ローリング制御判定手段に
入力される。
ばね定数切換弁6を操作するためのばね定数切換信号出
力手段を介してばね定数切換弁6に、ショックアブソー
バ7の減衰力切換えを行うためのショックアブソーバ切
換信号出力手段を介してショックアブソーバ7に接続さ
れている。この制御装置9は、各手段としてのセンサか
らの信号に基づき、車両のローリング制御及び横加速度
の学習補正を行うものであり、本発明の制御手段に相当
する。
ーリング制御及び横加速度の学習補正の制御は、図4の
フローチャートに示す如く実行される。この制御ルーチ
ンを以下に詳述する。先ず、ステップ1(図において
は、S1と略記する。以下同様)では、横加速度センサ
14より横加速度Gy を、車速センサ17により車速V
を読み込む。
しているか否かを判断し、車速Vが0でないとき(走行
中)であればステップ3に進み、車速Vが0(停車)で
あればステップ7へと進む。ステップ3では、横加速度
センサ14より読み込んだ横加速度Gy より既算の横加
速度補正値G0 を減算し、その値を制御用横加速度変数
GC に代入する。以後車両のローリング制御は、この変
数GC により行う。ステップ4では、制御用横加速度変
数Gc の絶対値|Gc |がローリング制御のしきい値G
t より大きければステップ5へと進み、制御用横加速度
変数Gc の絶対値|Gc |がローリング制御のしきい値
Gt 以下であればステップ6へと進む。ステップ5で
は、全ばね定数切換弁6を「閉」及び全ショックアブソ
ーバ7を「ハード」にした後ステップ1へ戻る。ステッ
プ6では、全ばね定数切換弁6を「開」及び全ショック
アブソーバ7を「ソフト」にした後ステップ1へ戻る。
ては、車両の走行中に横加速度の補正を行いつつ、車両
のローリング制御を行っている。また、ステップ2で車
速Vが0すなわち停車しているときは、ステップ7にお
いて停車状態が所定時間T1 継続しているか否かを判断
し、継続していなければステップ1へ進み停車判定処理
を続行し、継続していれば停車したと判断し、ステップ
8へと進む。ステップ8では、車両の横加速度の平均値
Ga を算出するために横加速度Gy を積算し、ステップ
9では、所定のサンプリング時間T2 が経過したか否か
判断し、経過していなければステップ1へ進みサンプリ
ング処理を続行し、経過したらステップ10において、
横加速度Gy の平均値Ga の算出を行う。ステップ11
では、学習開始か否かを示すフラグを調べ、フラグが0
であれば学習開始と判断し、ステップ12へ進み、フラ
グを1(学習継続)及び学習補正用重み係数Wを1.0
に設定した後ステップ14へと進む。また、フラグが0
でなければ学習継続と判断し、ステップ13へ進み、学
習補正用重み係数Wを0.3に設定した後ステップ14
へと進む。ステップ14では、既算の学習補正用重み係
数Wと水平状態学習補正値G0 と学習補正用平均値Ga
より水平状態学習補正値G0 を更新し、ステップ1へと
戻る。
いては、停車中に所定の時間T2 だけ横加速度Gy をサ
ンプリングし、その横加速度の平均値Ga 及び学習開始
時又は学習継続時で異なる学習補正用重み係数Wによ
り、現時点での水平状態学習補正値G0 の更新を逐次行
っている。上記の実施例によれば、例えば、車両の整備
等によってバッテリを外し、水平状態学習補正値G0 が
消去されても、電子制御装置9のバックアップラムのリ
セットによりフラグが0となるので、学習補正用重み係
数Wを学習開始時に一回だけ大きくするので、学習補正
値が学習目標値に到達するまでの時間が短縮され、その
間の車両の不十分なローリング制御を軽減することがで
きる。
いては、学習開始時をバッテリを外し学習補正値が消去
されたときとしたが、請求項2記載の発明として、イグ
ニッションキーをオンにしたとき等、制御装置の起動時
に、一回だけ学習の重みを大きくする構成としても良
い。この場合、制御装置の起動時に、図4のフローチャ
ートで説明したフラグを0に設定する処理が必要とな
る。
項2記載の発明によれば、車両に生じる横方向の加速度
を検出する横加速度検出手段と、車両の横加速度を学習
補正する学習補正手段と、車速を検出する車速検出手段
と、検出される横加速度及びその学習補正値並びに車速
に基づいて、エアスプリング若しくはショックアブソー
バの特性を切り換える切換機構の制御を行って、車両の
ローリング制御を実行するローリング制御手段と、を含
んで構成され、前記学習補正手段は前記学習補正内容が
消去されたときに或いは制御装置の起動時に、一回だけ
学習の重みを大きくするように構成したから、例えば、
車両の整備等によりバッテリを外し、バックアップされ
ていた学習補正値が消去されても、目標補正値に到達す
るまでの時間を短縮することができ、その間の車両の不
十分なローリング制御を軽減するこができる。
Claims (2)
- 【請求項1】車両のばね上とばね下間の前後の左・右両
端に夫々エアスプリングとショックアブソーバとを設
け、エアスプリング若しくはショックアブソーバの少な
くとも一方の状態をハード若しくはソフトに切り換える
切換機構を設けてなる車両用サスペンション装置におい
て、車両に生じる横方向の加速度を検出する横加速度検
出手段と、車両の横加速度を学習補正する学習補正手段
と、車速を検出する車速検出手段と、検出される横加速
度及びその学習補正値並びに車速に基づいて、前記切換
機構の制御を行って、車両のローリング制御を実行する
ローリング制御手段と、を含んで構成され、前記学習補
正手段は前記学習補正内容が消去されたときに、一回だ
け学習の重みを大きくするように構成されたことを特徴
とする車両用サスペンション制御装置。 - 【請求項2】請求項1記載の車両用サスペンション制御
装置において、前記学習補正手段の構成に代えて、学習
補正手段を、制御装置の起動時毎に学習の重みを大きく
するように構成されたことを特徴とする車両用サスペン
ション制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06414395A JP3765109B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 車両用サスペンション制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06414395A JP3765109B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 車両用サスペンション制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08258528A true JPH08258528A (ja) | 1996-10-08 |
JP3765109B2 JP3765109B2 (ja) | 2006-04-12 |
Family
ID=13249569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06414395A Expired - Fee Related JP3765109B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 車両用サスペンション制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3765109B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000023291A1 (en) * | 1998-10-16 | 2000-04-27 | Land Rover Group Limited | Vehicle suspensions |
-
1995
- 1995-03-23 JP JP06414395A patent/JP3765109B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000023291A1 (en) * | 1998-10-16 | 2000-04-27 | Land Rover Group Limited | Vehicle suspensions |
US6526342B1 (en) | 1998-10-16 | 2003-02-25 | Land Rover | Vehicle suspensions |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3765109B2 (ja) | 2006-04-12 |
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