JPH08258376A - 受信データ制御装置 - Google Patents

受信データ制御装置

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JPH08258376A
JPH08258376A JP7061284A JP6128495A JPH08258376A JP H08258376 A JPH08258376 A JP H08258376A JP 7061284 A JP7061284 A JP 7061284A JP 6128495 A JP6128495 A JP 6128495A JP H08258376 A JPH08258376 A JP H08258376A
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JP
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JP7061284A
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English (en)
Inventor
Morihiko Okimoto
守彦 沖本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の受信I/Fが受信した印字データを同
時に受信可能にさせると共に,記憶容量の拡張を行わず
にホストコンピュータからのデータ転送を迅速に実行さ
せ,印字処理の効率化を図る。 【構成】 複数のホストコンピュータ101〜104と
それぞれ対応して設けられた受信I/F111〜114
と,受信I/F111〜114で受信した画像データを
一時的に格納するデータ受信バッファ115〜118
と,ホストコンピュータ101〜104からの受信デー
タが1つのデータ受信バッファのファイル容量を越える
場合に,ファイル空き容量が所定値に対し大きい他のデ
ータ受信バッファの何れかを選択し,受信データの受信
処理を継続するように制御を実行する受信データ制御部
119とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複数のホストコンピュ
ータから送られた画像データを複数の受信インターフェ
イス(以下,受信I/Fという)により受信し,ホスト
コンピュータからのデータ転送処理を効率的に実行する
受信データ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,CAD(Computer Ai
ded Design)のエンジニアワークステーショ
ン(EWS)化やパーソナルコンピュータ(PC)化に
伴って,これら複数のEWS,PC等のホストコンピュ
ータを1台の画像出力装置に接続するシステムが増加し
ている。このようなシステムにあって,複数のホストコ
ンピュータと画像出力装置との間にはその画像データの
入出力制御を実行するための受信データ制御装置が設け
られている。この画像データの制御方式として,例え
ば,複数の受信I/Fにより複数のホストコンピュータ
から同時に画像データを受信する際に,ホストコンピュ
ータの開放を迅速化するために各受信I/Fに割り付け
られた受信バッファを付加することが考えられる。この
場合,受信バッファの容量は大きければ大きいほど多く
の画像データをバッファリングすることができ,画像デ
ータの異なる複数のファイルをバッファリングすること
も可能となり,ホストコンピュータは出力したい画像デ
ータを順次これらの受信バッファに送出することでいち
早く画像出力ジョブより解放される。
【0003】また,本発明に関連する参考技術文献とし
て,特開平5−324218号公報の「プリンタ」に
は,例えば,イメージバッファの容量をワークメモリの
使用状況に応じて自動的に変更する技術が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来における受信データ制御装置にあっ
ては,受信バッファはRAMあるいは光ディスクといっ
た記憶装置を用い,その記憶容量が大きいほど高価なも
のとなる。したがって,少ない容量でバッファリングす
ることが要求されるため,容量が少ない場合には,例え
ば,複数のファイルをバッファリングする際に,受信バ
ッファがオーバーフローする事態が生じたり,複数の受
信I/Fが受信した印字データを同時に受信できないと
いった問題点があった。また,1つの受信バッファの容
量が不足した場合に,ホストコンピュータからのデータ
転送を中断したり,やり直すといった非効率的な問題点
があった。
【0005】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,複数の受信I/Fが受信した印字データを同時に
受信可能にさせると共に,記憶容量の拡張を行わずにホ
ストコンピュータからのデータ転送を迅速に実行させ,
印字処理の効率化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る受信データ制御装置にあっては,
複数のホストコンピュータからの画像データを出力手段
により印字出力する受信データ制御装置において,前記
複数のホストコンピュータとそれぞれ対応して設けられ
た受信インターフェイスと,前記受信I/Fにより受信
した画像データを一時的に格納するデータ受信バッファ
と,前記ホストコンピュータからの受信データが1つの
データ受信バッファのファイル容量を越える場合に,フ
ァイル空き容量が所定値に対し大きい他のデータ受信バ
ッファの何れかを選択し,前記受信データの受信処理を
継続するように制御を実行する受信データ制御手段とを
具備するものである。
【0007】また,請求項2に係る受信データ制御装置
にあっては,複数のホストコンピュータからの画像デー
タを出力手段により印字出力する受信データ制御装置に
おいて,前記複数のホストコンピュータとそれぞれ対応
して設けられた受信インターフェイスと,前記受信I/
Fにより受信した画像データを一時的に格納するデータ
受信バッファと,前記ホストコンピュータからの受信デ
ータが1つのデータ受信バッファのファイル容量を越え
る場合に,ファイル空き容量が最も大きい他のデータ受
信バッファを選択し,前記受信データの受信処理を継続
するように制御を実行する受信データ制御手段とを具備
するものである。
【0008】また,請求項3に係る受信データ制御装置
にあっては,複数のホストコンピュータからの画像デー
タを出力手段により印字出力する受信データ制御装置に
おいて,前記複数のホストコンピュータとそれぞれ対応
して設けられた受信インターフェイスと,前記受信I/
Fにより受信した画像データを一時的に格納するデータ
受信バッファと,前記ホストコンピュータからの受信デ
ータが1つのデータ受信バッファのファイル容量を越え
る場合に,ファイル空き容量が所定値に対し大きく,か
つ,データ受信間隔が所定時間より大きい他のデータ受
信バッファを選択し,前記受信データの受信処理を継続
するように制御を実行する受信データ制御手段とを具備
するものである。
【0009】また,請求項4に係る受信データ制御装置
にあっては,複数のホストコンピュータからの画像デー
タを出力手段により印字出力する受信データ制御装置に
おいて,前記複数のホストコンピュータとそれぞれ対応
して設けられた受信インターフェイスと,前記受信I/
Fにより受信した画像データを一時的に格納するデータ
受信バッファと,前記ホストコンピュータからの受信デ
ータが1つのデータ受信バッファのファイル容量を越え
る場合に,ファイル空き容量が最も大きく,かつ,デー
タ受信間隔が最も大きい他のデータ受信バッファを選択
し,前記受信データの受信処理を継続するように制御を
実行する受信データ制御手段とを具備するものである。
【0010】
【作用】本発明に係る受信データ制御装置(請求項1)
は,ホストコンピュータからの受信データがあらかじめ
定められているデータ受信バッファの容量を越える場合
に,他のホストコンピュータ用に設定されているデータ
受信バッファのうちファイル空き容量が所定値に対し大
きいデータ受信バッファを選択して切り換え,受信デー
タの受信処理を継続するように制御を実行することによ
り,ホストコンピュータからのデータ転送の中断や再転
送を行わずに受信処理ができる。
【0011】また,本発明に係る受信データ制御装置
(請求項2)は,ホストコンピュータからの受信データ
があらかじめ定められているデータ受信バッファの容量
を越える場合に,他のホストコンピュータ用に設定され
ているデータ受信バッファのうちファイル空き容量が最
も大きいデータ受信バッファを選択して切り換え,受信
データの受信処理を継続するように制御を実行すること
により,ホストコンピュータからのデータ転送の中断や
再転送を行わずに受信処理ができる。
【0012】また,本発明に係る受信データ制御装置
(請求項3)は,ホストコンピュータからの受信データ
があらかじめ定められているデータ受信バッファの容量
を越える場合に,他のホストコンピュータ用に設定され
ているデータ受信バッファのうちファイル空き容量が所
定値に対し大きく,かつ,ある程度使用頻度の少ないデ
ータ受信バッファを選択し,受信データの受信処理を継
続するように制御を実行することにより,ホストコンピ
ュータからのデータ転送の中断や再転送を行わずに受信
処理ができる。
【0013】また,本発明に係る受信データ制御装置
(請求項4)は,ホストコンピュータからの受信データ
があらかじめ定められているデータ受信バッファの容量
を越える場合に,他のホストコンピュータ用に設定され
ているデータ受信バッファのうちファイル空き容量が最
も大きく,かつ,ある程度使用頻度の少ないデータ受信
バッファを選択し,受信データの受信処理を継続するよ
うに制御を実行することにより,ホストコンピュータか
らのデータ転送の中断や再転送を排除することができ
る。
【0014】
【実施例】
(システムの構成)以下,本発明に係る受信データ制御
装置の一実施例を添付図面を参照して説明する。図1
は,本発明に係る受信データ制御装置のシステム構成を
示すブロック図であり,本システムは,複数のホストコ
ンピュータ群100と,画像出力要求および画像データ
を受けるデータ制御装置110と,画像出力を実行する
出力手段としての出力装置120とから大きく構成され
ている。本実施例におけるホストコンピュータ群100
は,4つのホストコンピュータ101〜104から構成
されている。
【0015】また,このホストコンピュータ101〜1
04はデータ制御装置110に用意された受信I/F1
11〜114と標準的な通信ケーブル(例えば,セント
ロニクス仕様に準拠したRS−232Cケーブル)でそ
れぞれ接続されている。この受信I/F111〜114
にはそれぞれデータ受信バッファ115〜118が接続
され,さらに,これらのデータ受信バッファ115〜1
18は受信データ制御手段としての受信データ制御部1
19に接続されている。すなわち,データ制御装置11
0は,受信I/F111〜114とデータ受信バッファ
115〜118と受信データ制御部119とから構成さ
れている。
【0016】また,この受信データ制御部119は,各
データ受信バッファ115〜118の受信可能容量を把
握し,各データ受信バッファ115〜118の書込み/
読出しのアドレス/データの制御を実行する制御プログ
ラムが格納されている。
【0017】また,出力装置120は,データ受信バッ
ファ115〜118からの画像データを受け入れるため
の受信I/F121と,受信I/F121で受けた画像
データを内部処理する内部処理バッファ122と,画像
データを記録紙に印刷するための各処理を実行する画像
出力装置123とにより構成されている。
【0018】(システムの動作)以上のシステム構成に
おいて,例えば,受信データ制御部119は受信I/F
111を介してホストコンピュータ101からのデータ
を受け取るとデータ受信バッファ115へ格納するよう
に指示する。なお,この動作は他の受信I/F112〜
114においても同様である。また,ホストコンピュー
タ101〜104との通信体系を設定しておくことによ
り,受信データ制御部119からホストコンピュータ1
01〜104側へのコマンド出力を実行することもでき
る。
【0019】また,各データ受信バッファ115〜11
8内にはホストコンピュータ101〜104からの出力
データがファイルという単位でいくつか格納することが
できる。なお,画像データの大きさによりファイルの容
量も変化する。また,各データ受信バッファ115〜1
18のいずれか(複数も可)に画像データが格納されて
いると受信データ制御部119は受信データの先着順位
に基づいて,どのデータ受信バッファ115〜118の
ファイルを出力装置120内における内部処理バッファ
122へ送信するかを指示する。この内部処理バッファ
122により受信された画像データは,画像出力装置1
23へ送信され記録紙に印刷ができるように処理され
る。なお,データの変換,印刷等の各処理における実現
手段は,VRC技術,LED制御,レーザ書き込み,電
子写真プロセス等の一般的に知られている技術を用い
る。
【0020】(データ転送ファイル形式)図2は,各デ
ータ受信バッファ115〜118内に格納されるデータ
の転送ファイル形式の概念を示す説明図である。各ホス
トコンピュータ101〜104からの出力要求1つに対
して,図2に示すように転送ファイル形式はヘッダブロ
ック201とデータブロック202とら構成される。こ
のヘッダブロック201は各ホストコンピュータ101
〜104からの出力要求条件である出力サイズ,データ
量,ホストの状態,枚数,ペン種等を格納する部分であ
る。また,データブロック202は画像データを格納す
る部分である。
【0021】(受信データ制御部の構成)図3は,受信
データ制御部119の内部構成を示すブロック図であ
る。図において,301は受信データ制御部のプログラ
ムを実行するCPUである。このCPU301には,プ
ログラムを実行するために必要な周辺装置である読み出
し専用メモリのROM302と,読み出し/書き込み両
用メモリのRAM303と,外部装置との信号の授受を
行うための入出力ポート(I/O)304と,メモリ制
御コントローラ(DMA)305とがアドレス/データ
およびコントロール信号バス306を介して接続されて
いる。
【0022】(実施例の動作)以上の構成において,受
信データ制御部119は,受信データがあった場合,入
出力ポート304に接続されている各受信I/F111
〜114から信号を例えば,割り込み処理により受信
し,ROM302に格納されているプログラムデータに
基づいて,各受信I/F111〜114の切り換えを実
行する。
【0023】ここで,それぞれのデータ受信バッファ1
15〜118の全容量を100とする。通常,ホストコ
ンピュータ101〜104から出力要求されるファイル
の容量は100以下とすれば,少なくとも1つのファイ
ルは受信可能である。また,ホストコンピュータ101
〜104からのファイル転送は連続的に行われることも
ある。この場合,当然,1つのデータ受信バッファの容
量を越えてしまうことになる。そこで本実施例では,次
に示すような制御処理を実行する。以下,詳細に説明す
る。
【0024】(制御処理例1)ここでは,第1の発明
(請求項1に対応する)を実現するための制御処理例に
ついて詳細に説明する。図4は,本実施例に係る受信パ
ターン例(1)を示す図表である。図4(a)は,デー
タ受信バッファ115に対してホストコンピュータ10
1から3つのファイル出力要求があり,データ受信バッ
ファ115にはファイル容量の合計が50(空き容量5
0),ファイル受信間隔(ファイル転送間隔)が最大6
0sの状態を示している。また,同様に,他のデータ受
信バッファ116〜118に対しても各ホストコンピュ
ータ102〜104からファイル出力要求がなされてい
る。
【0025】すなわち,図4(b)では,データ受信バ
ッファ116に対してホストコンピュータ102から2
つのファイル出力要求があり,データ受信バッファ11
6にはファイル容量の合計が80(空き容量20),フ
ァイル受信間隔が最大30sの状態,図4(c)では,
データ受信バッファ117に対してホストコンピュータ
103から4つのファイル出力要求があり,データ受信
バッファ117にはファイル容量の合計が80(空き容
量20),ファイル受信間隔が最大10sの状態,図4
(d)では,データ受信バッファ118に対してホスト
コンピュータ104から3つのファイル出力要求があ
り,データ受信バッファ118にはファイル容量の合計
が80(空き容量20),ファイル受信間隔が最大50
sの状態となっている。
【0026】ここで,上記の各ファイル出力要求の状態
において,さらにホストコンピュータ103からファイ
ル容量30の出力要求があった場合を想定する。する
と,ホストコンピュータ103用のデータ受信バッファ
117はファイル容量100を越えてしまうことにな
る。なお,ファイル容量が最大容量を越える場合には,
その直前にその旨を伝える信号を受信データ制御部11
9に対して発するようになっている。
【0027】そこで,本実施例では図5のフローチャー
トに示す制御処理を実行する。すなわち,各データ受信
バッファ115,116,118の空き容量を確認する
(S501)。その後,受信データ制御部119は,他
のホストコンピュータ用のデータ受信バッファ115,
116,118の空き容量が受信ファイル容量を越えて
いるか否かを判断し(S502),空き容量が受信ファ
イル容量を越えていると判断すると,さらに,ある所定
値を越えているか否かを判断する(S503)。ここ
で,ある所定値を越えていないと判断した場合,該当す
るデータ受信バッファへデータを切り換えて転送する
(S504)。すなわち,本実施例の場合に,ある所定
値を30とすると,データ受信バッファ115の空き容
量が50であるのでデータ受信バッファ115を選択す
ることになる。すなわち,上記制御処理が本実施例の特
徴となる部分である。
【0028】(制御処理例1の効果)上記制御処理で説
明したように,あらかじめ定められているデータ受信バ
ッファのファイル容量を越える場合,他のホストコンピ
ュータ用に設定されているデータ受信バッファのうち,
ある程度受信容量に余裕のあるデータ受信バッファに切
り換えることにより,データ転送を継続することがで
き,システム全体におけるデータ受信バッファ115〜
118の使用効率が向上する。したがって,ホストコン
ピュータからのデータ転送を中断したり,あるいは再転
送するといった非効率的な状態を回避することができ
る。
【0029】(制御処理例2)次に,第2の発明(請求
項2に対応する)を実現するための制御処理例について
詳細に説明する。ここでは上記と同様のファイルの受信
パターンにおける他の制御例について説明する。同様
に,図4に示すファイル出力要求の状態で,さらに,ホ
ストコンピュータ103からファイル容量30の出力要
求があった場合を想定する。すると,ホストコンピュー
タ103用のデータ受信バッファ117はファイル容量
100を越えてしまうことになる。なお,ファイル容量
が最大容量を越える場合には,その直前にその旨を伝え
る信号を受信データ制御部119に対して発するように
なっている。
【0030】そこで,本実施例では図6のフローチャー
トに示す制御処理を実行する。すなわち,各データ受信
バッファ115,116,118の空き容量を確認する
(S601)。その後,受信データ制御部119は,他
のホストコンピュータ用のデータ受信バッファ115,
116,118の空き容量が受信ファイル容量を越えて
いるか否かを判断し(S602),空き容量が受信ファ
イル容量を越えていると判断すると,他のデータ受信バ
ッファ115,116,118の空き容量を比較する
(S603)。そこで,最も空き容量の多いデータ受信
バッファを選択し(S604),該当するデータ受信バ
ッファへデータを切り換えて転送する(S605)。す
なわち,本実施例の場合は,最も空き容量が多いのがデ
ータ受信バッファ115の空き容量50であるので,デ
ータ受信バッファ115が選択される。すなわち,上記
制御処理が本実施例の特徴となる部分である。
【0031】(制御処理例2の効果)上記制御処理で説
明したように,あらかじめ定められているデータ受信バ
ッファのファイル容量を越える場合,他のホストコンピ
ュータ用に設定されているデータ受信バッファのうち,
最も受信容量の大きいデータ受信バッファに切り換える
ことにより,データ転送を継続することができ,システ
ム全体におけるデータ受信バッファ115〜118の使
用効率が向上する。したがって,ホストコンピュータか
らのデータ転送を中断したり,あるいは再転送するとい
った非効率的な状態を回避することができる。
【0032】(制御処理例3)次に,第3の発明(請求
項3に対応する)を実現するための制御処理例について
詳細に説明する。ここでは上記例とは異なる別の受信パ
ターンを想定する。この受信パターンを図7に示す。図
7(a)は,データ受信バッファ115に対してホスト
コンピュータ101から3つのファイル出力要求があ
り,データ受信バッファ115にはファイル容量の合計
が50(空き容量50),ファイル受信間隔が最大60
sの状態を示している。また,同様に,他のデータ受信
バッファ116〜118に対しても各ホストコンピュー
タ102〜104からファイル出力要求がなされてい
る。
【0033】すなわち,図7(b)では,データ受信バ
ッファ116に対してホストコンピュータ102から2
つのファイル出力要求があり,データ受信バッファ11
6にはファイル容量の合計が60(空き容量40),フ
ァイル受信間隔が最大90sの状態,図7(c)では,
データ受信バッファ117に対してホストコンピュータ
103から4つのファイル出力要求があり,データ受信
バッファ117にはファイル容量の合計が80(空き容
量20),ファイル受信間隔が最大10sの状態,図4
(d)では,データ受信バッファ118に対してホスト
コンピュータ104から3つのファイル出力要求があ
り,データ受信バッファ118にはファイル容量の合計
が40(空き容量60),ファイル受信間隔が最大5s
の状態となっている。
【0034】ここで,上記の各ファイル出力要求の状態
において,さらにホストコンピュータ103からファイ
ル容量30の出力要求があった場合を想定する。する
と,ホストコンピュータ103用のデータ受信バッファ
117はファイル容量100を越えてしまうことにな
る。なお,ファイル容量が最大容量を越える場合には,
その直前にその旨を伝える信号を受信データ制御部11
9に対して発するようになっている。
【0035】そこで,本実施例では図8のフローチャー
トに示す制御処理を実行する。すなわち,各データ受信
バッファ115,116,118の空き容量を確認する
(S801)。その後,受信データ制御部119は,他
のホストコンピュータ用のデータ受信バッファ115,
116,118の空き容量が受信ファイル容量を越えて
いるか否かを判断し(S802),空き容量が受信ファ
イル容量を越えていると判断すると,さらに,ある所定
値(この場合,50とする)を越えているか否かを判断
する(S803)。ここで,ある所定値を越えていない
と判断した場合,該当するデータ受信バッファのデータ
受信間隔を確認する(S804)。
【0036】その後,該当するデータ受信バッファのデ
ータ受信間隔が所定時間(この場合,30sとする)を
越えているか否かを判断する(S805)。ここでデー
タ受信バッファのデータ受信間隔が所定時間を越えてい
ると判断した場合,該当するデータ受信バッファへデー
タを切り換えて転送する(S806)。すなわち,上記
制御処理が本実施例の特徴となる部分である。一方,該
当するデータ受信バッファがない場合は,そのデータ受
信を中断する。
【0037】すなわち,本実施例の場合,空き容量はデ
ータ受信バッファ118が多いがデータ転送間隔が短す
ぎ,すぐにホストコンピュータ104からデータが転送
されることが考えられるので,ここでは空き容量とデー
タ転送間隔の両者を満足するデータ受信バッファ115
が選択される。
【0038】(制御処理例3の効果)上記制御処理で説
明したように,あらかじめ定められているデータ受信バ
ッファのファイル容量を越える場合,他のホストコンピ
ュータ用に設定されているデータ受信バッファのうち,
ある程度受信容量に余裕があり,かつ,ある程度使用頻
度の少ないデータ受信バッファに切り換えることによ
り,データ転送を継続することができ,システム全体に
おけるデータ受信バッファ115〜118の使用効率が
向上する。したがって,ホストコンピュータからのデー
タ転送を中断したり,あるいは再転送するといった非効
率的な状態を回避することができる。
【0039】(制御処理例4)次に,第4の発明(請求
項4に対応する)を実現するための制御処理例について
詳細に説明する。ここでは上記と同様のファイルの受信
パターンにおける他の制御例について説明する。同様
に,図7に示すファイル出力要求の状態で,さらに,ホ
ストコンピュータ103からファイル容量30の出力要
求があった場合を想定する。すると,ホストコンピュー
タ103用のデータ受信バッファ117はファイル容量
100を越えてしまうことになる。なお,ファイル容量
が最大容量を越える場合には,その直前にその旨を伝え
る信号を受信データ制御部119に対して発するように
なっている。
【0040】そこで,本実施例では図9のフローチャー
トに示す制御処理を実行する。すなわち,各データ受信
バッファ115,116,118の空き容量を確認する
(S901)。その後,受信データ制御部119は,他
のホストコンピュータ用のデータ受信バッファ115,
116,118の空き容量が所定値(この場合,40と
する)の受信ファイル容量を越えているか否かを判断し
(S902),空き容量が所定値の受信ファイル容量を
越えていると判断すると,他のデータ受信バッファ11
5,116,118の空き容量を比較する(S90
3)。そこで,最も空き容量の多いデータ受信バッファ
を選択する(S904)。
【0041】次いで,他のデータ受信バッファ115,
116,118のデータ転送間隔を比較し(S90
5),最も次のデータ受信がなさそうなデータ受信バッ
ファ,すなわち,データ転送間隔の大きいデータ受信バ
ッファを選択し(S906),該当するデータ受信バッ
ファへデータを切り換えて転送する(S907)。
【0042】すなわち,本実施例の場合は,データ受信
バッファ115,116,118が所定値を満足する空
き容量を有しており,そのうち,データ転送間隔の最も
大きいデータ受信バッファ116が選択される。
【0043】(制御処理例4の効果)上記制御処理で説
明したように,あらかじめ定められているデータ受信バ
ッファのファイル容量を越える場合,他のホストコンピ
ュータ用に設定されているデータ受信バッファのうち,
最も受信容量に余裕があり,かつ,最も使用頻度の少な
いデータ受信バッファに切り換えることにより,データ
転送を継続することができ,システム全体におけるデー
タ受信バッファ115〜118の使用効率が向上する。
したがって,ホストコンピュータからのデータ転送を中
断したり,あるいは再転送するといった非効率的な状態
を回避することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る受信
データ制御装置(請求項1)によれば,ホストコンピュ
ータからの受信データがあらかじめ定められているデー
タ受信バッファの容量を越える場合に,他のホストコン
ピュータ用に設定されているデータ受信バッファのうち
ファイル空き容量が所定値に対し大きいデータ受信バッ
ファを選択して切り換え,受信データの受信処理を継続
するように制御を実行するため,複数の受信I/Fが受
信した印字データを同時に受信できると共に,データ受
信バッファの記憶容量の拡張を行うことなくホストコン
ピュータからのデータ転送を迅速に実行するため,印字
処理の効率が向上する。
【0045】また,本発明に係る受信データ制御装置
(請求項2)によれば,ホストコンピュータからの受信
データがあらかじめ定められているデータ受信バッファ
の容量を越える場合に,他のホストコンピュータ用に設
定されているデータ受信バッファのうちファイル空き容
量が最も大きいデータ受信バッファを選択して切り換
え,受信データの受信処理を継続するように制御を実行
するため,複数の受信I/Fが受信した印字データを同
時に受信できると共に,データ受信バッファの記憶容量
の拡張を行うことなくホストコンピュータからのデータ
転送を迅速に実行するため,より印字処理の効率が向上
する。
【0046】また,本発明に係る受信データ制御装置
(請求項3)によれば,ホストコンピュータからの受信
データがあらかじめ定められているデータ受信バッファ
の容量を越える場合に,他のホストコンピュータ用に設
定されているデータ受信バッファのうちファイル空き容
量が所定値に対し大きく,かつ,ある程度使用頻度の少
ないデータ受信バッファを選択し,受信データの受信処
理を継続するように制御を実行するため,複数の受信I
/Fが受信した印字データを同時に受信できると共に,
データ受信バッファの記憶容量の拡張を行うことなくホ
ストコンピュータからのデータ転送を迅速に実行するた
め,印字処理の効率が向上する。
【0047】また,本発明に係る受信データ制御装置
(請求項4)によれば,ホストコンピュータからの受信
データがあらかじめ定められているデータ受信バッファ
の容量を越える場合に,他のホストコンピュータ用に設
定されているデータ受信バッファのうちファイル空き容
量が最も大きく,かつ,ある程度使用頻度の少ないデー
タ受信バッファを選択し,受信データの受信処理を継続
するように制御を実行するため,複数の受信I/Fが受
信した印字データを同時に受信できると共に,データ受
信バッファの記憶容量の拡張を行うことなくホストコン
ピュータからのデータ転送を迅速に実行するため,印字
処理の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る受信データ制御装置のシステム
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例に係る各データ受信バッファ内に格納
されるデータの転送ファイル形式の概念を示す説明図で
ある。
【図3】本実施例に係る受信データ制御部の内部構成を
示すブロック図である。
【図4】制御処理例1に係る想定受信パターンを示す図
表である。
【図5】制御処理例1に係る制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】制御処理例2に係る制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】制御処理例3に係る想定受信パターンを示す図
表である。
【図8】制御処理例3に係る制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】制御処理例4に係る制御動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
100 ホストコンピュータ群 101〜104
ホストコンピュータ 111〜114 受信I/F 115〜118
データ受信バッファ 119 受信データ制御部 120 出力装置 121 受信I/F 122 内部処理
バッファ 123 画像出力装置 201 ヘッダブ
ロック 202 データブロック 301 CPU 302 ROM 303 RAM 305 DMA

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のホストコンピュータからの画像デ
    ータを出力手段により印字出力する受信データ制御装置
    において,前記複数のホストコンピュータとそれぞれ対
    応して設けられた受信インターフェイスと,前記受信イ
    ンターフェイスにより受信した画像データを一時的に格
    納するデータ受信バッファと,前記ホストコンピュータ
    からの受信データが1つのデータ受信バッファのファイ
    ル容量を越える場合に,ファイル空き容量が所定値に対
    し大きい他のデータ受信バッファの何れかを選択し,前
    記受信データの受信処理を継続するように制御を実行す
    る受信データ制御手段とを具備することを特徴とする受
    信データ制御装置。
  2. 【請求項2】 複数のホストコンピュータからの画像デ
    ータを出力手段により印字出力する受信データ制御装置
    において,前記複数のホストコンピュータとそれぞれ対
    応して設けられた受信インターフェイスと,前記受信イ
    ンターフェイスにより受信した画像データを一時的に格
    納するデータ受信バッファと,前記ホストコンピュータ
    からの受信データが1つのデータ受信バッファのファイ
    ル容量を越える場合に,ファイル空き容量が最も大きい
    他のデータ受信バッファを選択し,前記受信データの受
    信処理を継続するように制御を実行する受信データ制御
    手段とを具備することを特徴とする受信データ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 複数のホストコンピュータからの画像デ
    ータを出力手段により印字出力する受信データ制御装置
    において,前記複数のホストコンピュータとそれぞれ対
    応して設けられた受信インターフェイスと,前記受信イ
    ンターフェイスにより受信した画像データを一時的に格
    納するデータ受信バッファと,前記ホストコンピュータ
    からの受信データが1つのデータ受信バッファのファイ
    ル容量を越える場合に,ファイル空き容量が所定値に対
    し大きく,かつ,データ受信間隔が所定時間より大きい
    他のデータ受信バッファを選択し,前記受信データの受
    信処理を継続するように制御を実行する受信データ制御
    手段とを具備することを特徴とする受信データ制御装
    置。
  4. 【請求項4】 複数のホストコンピュータからの画像デ
    ータを出力手段により印字出力する受信データ制御装置
    において,前記複数のホストコンピュータとそれぞれ対
    応して設けられた受信インターフェイスと,前記受信イ
    ンターフェイスにより受信した画像データを一時的に格
    納するデータ受信バッファと,前記ホストコンピュータ
    からの受信データが1つのデータ受信バッファのファイ
    ル容量を越える場合に,ファイル空き容量が最も大き
    く,かつ,データ受信間隔が最も大きい他のデータ受信
    バッファを選択し,前記受信データの受信処理を継続す
    るように制御を実行する受信データ制御手段とを具備す
    ることを特徴とする受信データ制御装置。
JP7061284A 1995-03-20 1995-03-20 受信データ制御装置 Pending JPH08258376A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012029280A1 (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ ディスク管理方法、ディスク管理システム、ディスク管理装置、メモリ装置
JP2014226880A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 ブラザー工業株式会社 印刷装置

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