JP2021163339A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置のプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置のプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のプロセッサを備える画像処理装置において、処理を効率的に実行可能にすることを目的とする。
【解決手段】画像処理装置1は、ラスタライズ処理が第1CPU10により実行される省電力モードと、ラスタライズ処理が第1CPU10および第2CPU20により実行される通常電力モードとに切り換え可能であり、省電力モードでは、ラスタライズ処理で生成された画像がSDD126〜127に格納され、通常電力モードでは、ラスタライズ処理で生成された画像が第1HDD群130および第2HDD群230に格納される。
【選択図】図1

Description

本開示は、印刷ジョブに基づいたラスタライズ処理を実行する画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置のプログラムに関する。
画像処理の高速化あるいは効率化を目的とした様々な技術が考案されている。たとえば、特開2009−177405号公報(特許文献1)には、記憶させる画像データのデータ量に応じて効率的に複数のハードディスクを駆動する技術が開示されている。特開平9−116717号公報(特許文献2)には、モノクローム画像に高速の半導体メモリを用いる一方、カラー画像にハードディスクを使用して、印刷色の精度を落とさず、メモリ構成を全体的に廉価にして、しかも、使用頻度の多いモノクローム画像は高速に印刷できるようにした技術が開示されている。
特開2009−177405号公報 特開平9−116717号公報
ラスタライズ処理を高速化するためには、ラスタイメージプロセッサ(RIP:Raster image processor)として機能する複数のプロセッサを画像処理装置に設けることが有効である。さらに、RAID0もしくはストライピングと称される技術を利用して、複数のプロセッサの各々がラスタライズ処理した画像を分散させ、多数の記憶装置に対して並列的に転送できるように構成することが有効である。
ところで、印刷のページ数が少数の印刷ジョブと印刷のページ数が多数の印刷ジョブとでは、ラスタライズ処理の負荷や画像転送に関わる負荷が異なる。しかしながら、従来、上述のような画像処理装置を前提としたきに、印刷ジョブの負荷の軽重を考慮して効率的に動作させる技術は存在しなかった。
本開示は、上記のような背景を鑑みてなされたものであり、複数のプロセッサを備える画像処理装置において、処理を効率的に実行可能にすることを目的とする。
本開示のある局面に従うと、印刷ジョブに基づいたラスタライズ処理を実行する画像処理装置であって、半導体記憶装置と第1群の磁気記憶装置とに接続される第1ストレージコントローラと、第2群の磁気記憶装置に接続される第2ストレージコントローラと、第1ストレージコントローラを介して半導体記憶装置または第1群の磁気記憶装置にアクセスする第1プロセッサと、第2ストレージコントローラを介して第2群の磁気記憶装置にアクセスする第2プロセッサとを備え、ラスタライズ処理が第1プロセッサにより実行される第1モードと、ラスタライズ処理が第1プロセッサおよび第2プロセッサにより実行される第2モードとにラスタライズ処理のモードを切り換え可能であり、第1モードでは、ラスタライズ処理で生成された画像が半導体記憶装置に格納され、第2モードでは、ラスタライズ処理で生成された画像が第1群の磁気記憶装置と第2群の磁気記憶装置とに格納される、画像処理装置が提供される。
好ましくは、印刷ジョブのページ数が所定数を超えるときに、第2モードでラスタライズ処理が実行される。
好ましくは、印刷ジョブのページ数が所定数を超えない数から所定数を超える数に変化したときに、ラスタライズ処理のモードが第1モードから第2モードに切り換えられる。
好ましくは、印刷ジョブのページ数が所定数を超える数から所定数を超えない数に変化したときに、ラスタライズ処理のモードが第2モードから第1モードに切り換えられる。
好ましくは、印刷ジョブが指定する印刷部数が2以上であり、かつ、第2モードでラスタライズ処理が実行されたときに、第1プロセッサは、1部目を印刷するために第1群の磁気記憶装置および第2群の磁気記憶装置から読み出された画像をプリンタエンジンに出力する処理と、第1群の磁気記憶装置および第2群の磁気記憶装置から読み出された画像を半導体記憶装置に格納する処理とを実行する。
好ましくは、第1プロセッサは、2部目以降を印刷するために、半導体記憶装置から読み出した画像をプリンタエンジンに出力する。
好ましくは、印刷ジョブのページ数が所定数を超えないときに、第1モードでラスタライズ処理が実行される。
好ましくは、第1プロセッサおよび第2プロセッサの少なくとも一方は複数のコアを備え、複数のコアの各々が1ページに対応するラスタライズ処理を実行可能である。
本開示の他の局面に従うと、印刷ジョブに基づいたラスタライズ処理を実行する画像処理装置の制御方法であって、画像処理装置は、半導体記憶装置と第1群の磁気記憶装置とに接続される第1ストレージコントローラと、第2群の磁気記憶装置に接続される第2ストレージコントローラと、第1ストレージコントローラを介して半導体記憶装置または第1群の磁気記憶装置にアクセスする第1プロセッサと、第2ストレージコントローラを介して第2群の磁気記憶装置にアクセスする第2プロセッサとを備え、画像処理装置の制御方法は、ラスタライズ処理が第1プロセッサにより実行される第1モードと、ラスタライズ処理が第1プロセッサおよび第2プロセッサにより実行される第2モードとにラスタライズ処理のモードを切り換えるステップと、第1モードにおいて、ラスタライズ処理で生成された画像を半導体記憶装置に格納するステップと、第2モードにおいて、ラスタライズ処理で生成された画像を第1群の磁気記憶装置と第2群の磁気記憶装置とに格納するステップとを含む、画像処理装置の制御方法が提供される。
本開示のさらに他の局面に従うと、印刷ジョブに基づいたラスタライズ処理を実行する画像処理装置のプログラムであって、画像処理装置は、半導体記憶装置と第1群の磁気記憶装置とに接続される第1ストレージコントローラと、第2群の磁気記憶装置に接続される第2ストレージコントローラと、第1ストレージコントローラを介して半導体記憶装置または第1群の磁気記憶装置にアクセスする第1プロセッサと、第2ストレージコントローラを介して第2群の磁気記憶装置にアクセスする第2プロセッサとを備え、プログラムは、コンピュータに、ラスタライズ処理が第1プロセッサにより実行される第1モードと、ラスタライズ処理が第1プロセッサおよび第2プロセッサにより実行される第2モードとにラスタライズ処理のモードを切り換えさせるステップと、第1モードにおいて、ラスタライズ処理で生成された画像を半導体記憶装置に格納させるステップと、第2モードにおいて、ラスタライズ処理で生成された画像を第1群の磁気記憶装置と第2群の磁気記憶装置とに格納させるステップとを実行させる、画像処理装置のプログラムが提供される。
本開示によれば、複数のプロセッサを備える画像処理装置において、処理を効率的に実行可能とされる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
実施形態1に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 ハードディスクドライブ(HDD)とソリッドステートドライブ(SDD)との性能の違いを示す図である。 画像処理装置の省電力モード示す図である。 画像処理装置の通常電力モードを示す図である。 通常電力モードおよび省電力モードの制御を説明するためのフローチャートである。 印刷ジョブが2部以上の印刷を指定している場合の1部目の処理の流れを示す図である。 印刷ジョブが2部以上の印刷を指定している場合の1部目の処理の流れを示す図である。 電力モードを段階的に切り替える制御を説明するためのタイミングチャートである。 電力モードを段階的に切り替える制御を説明するためのフローチャートである。 実施形態2に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を示すとともに、画像処理装置2の省電力モードを示す図である。 本開示の理解に参考となる参考例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示における実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<実施形態1>
[画像処理装置1のハードウェア構成およびその動作の概要]
図1を参照して、画像処理装置1のハードウェア構成およびその動作の概要について説明する。図1は、実施形態1に係る画像処理装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。
画像処理装置1は、第1CPU10と、第1ストレージコントローラ11と、メモリ12と、ネットワークインタフェース(NIC)13と、ビデオインタフェース(VIF)14と、第2CPU20と、第2ストレージコントローラ21と、メモリ22とを含む。
第1CPU10は、第1ストレージコントローラ11と接続されるIOコントローラ121と、メモリ12から第1CPU10のプログラムを受信するメモリコントローラ123と、メモリコントローラ123を介して受信したプログラムに基づいて画像処理を実行する12個のコア(Core)101〜112と、第1CPU10と第2CPU20との間での制御をコントロールするCPU間通信コントローラ122とを含む。
IOコントローラ121は、ネットワークインタフェース13およびビデオインタフェース14と接続されている。ネットワークインタフェース13はネットワーク(Network)18と接続されており、ネットワーク18を介して、ユーザのパーソナルコンピュータなどから印刷ジョブを受信する。ビデオインタフェース14は、図示を省略した印刷機が備えるプリンタエンジン(Printer Engine)19と接続されており、印刷ジョブに基づいて画像処理装置1が処理した画像のデータをプリンタエンジン19へ出力する。
第1ストレージコントローラ11は、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)およびソリッドステートドライブ(Solid State Drive)で構成される複数の記憶装置を接続可能な複数のポートを備えている。ハードディスクドライブは不揮発性の磁気記憶装置の一例である。ソリッドステートドライブは、不揮発性の半導体記憶装置の一例である。
以下、ハードディスクドライブをHDDと称し、ソリッドステートドライブをSSDと称する。本開示では、第1ストレージコントローラ11は記憶装置を接続可能なポートを20ポート備えるものとする。しかし、ポート数はこれに限られない。第1ストレージコントローラ11のポートには、15台のHDD131〜145から成る第1HDD群130と、3台のSDD126〜128とが接続されている。第1ストレージコントローラ11の空きポート数は2である。
第2CPU20は、第2ストレージコントローラ21と接続されるIOコントローラ221と、メモリ22から第2CPU20の処理プログラムを受信するメモリコントローラ123と、メモリコントローラ123を介して受信した処理プログラムに基づいて画像処理の制御を実行する12個のコア201〜212と、第2CPU20と第1CPU10との間での制御をコントロールするCPU間通信コントローラ222とを含む。
第2ストレージコントローラ21は複数の記憶装置を接続可能な複数のポートを備えている。たとえば、本開示では、第2ストレージコントローラ21は記憶装置を接続可能なポートを20ポートを備えるものとする。しかし、ポート数はこれに限られない。また、第2ストレージコントローラ21と第1ストレージコントローラ11とのポート数を異ならせてもよい。第2ストレージコントローラ21のポートには、15台のHDD231〜245から成る第2HDD群230が接続されている。第2ストレージコントローラ21の空きポート数は5である。
図1を参照して、画像処理装置1の処理動作の概要を説明する。画像処理装置1は、ユーザがパーソナルコンピュータなどから送信した印刷ジョブをネットワーク18を介して受信する。印刷ジョブは、シートに印刷するための原稿画像データと印刷ジョブにおける設定情報とを含む。印刷ジョブは、ネットワークインタフェース13を介して第1CPU10に入力される。第1CPU10は、印刷ジョブに含まれる画像データをラスタ形式に変換するためのラスタライズ処理を実行する。ラスタライズ処理は、たとえば、PDL言語により記述された画像および文字データをビットマップデータに変換する処理である。
第1CPU10に含まれる複数のコアの各々は、1ページに対応するラスタライズ処理を実行可能である。ゆえに、第1CPU10は、コアの数に相当する12ページ分のラスタライズ処理を同時に実行する能力を有する。第2CPU20も同様に、コアの数に相当する12ページ分のラスタライズ処理を同時に実行する能力を有する。なお、第1CPU10および第2CPU20が備えるコアの数は一例である。第1CPU10および第2CPU20が12個を超えるコアを備えてもよく、逆に12個未満のコアを備えてもよい。
第1CPU10は、印刷ジョブに基づく原稿のページが12ページを超える場合には、CPU間通信コントローラ122を通じて第2CPU20にラスタライズ処理を指示する。このため、画像処理装置1は、最大、24ページ分のラスタライズ処理を同時に実行できる。ラスタライズ処理によって生成された画像データは、RAID0もしくはストライピングと称される技術により、ブロック単位に分割された後に複数の記憶装置に分散して書き込まれる。
複数の記憶装置にアクセス可能な構成として、画像処理装置1は、第1ストレージコントローラ11と第2ストレージコントローラ21とを備えている。既に説明したとおり、第1ストレージコントローラ11には第1HDD群130と複数のSDD176〜178とが接続されており、第2ストレージコントローラ21には第2HDD群230が接続されている。これらの複数の記憶装置のいずれが画像データの記憶に利用されるのかという点については、後に詳述する。
複数の記憶装置に分散して格納された画像データは、ビデオインタフェース14を介して、画像処理装置1と接続されたプリンタエンジン19へ転送される。プリンタエンジン19は、画像処理装置1から送信された画像データに基づいて、印刷ジョブに基づく原稿データをシート上に印刷する。
[参考例の説明]
画像処理装置1の処理動作の概要は上記のとおりである。続いて、参考例と実施形態1に係る画像処理装置1とを比較することにより、画像処理装置1の処理動作の特徴を説明する。図11は、本開示の理解に参考となる参考例を示す図である。まず、参考例としての画像処理装置9を説明する。
図11を参照して、参考例としての画像処理装置9は、実施形態1に係る画像処理装置1の構成と比較したときに、ラスタライズ処理後の画像データを格納する記憶装置の構成が少なくとも異なる。すなわち、画像処理装置9の第1ストレージコントローラ81には第1HDD群830が接続されているものの、SDDは接続されていない。
第1ストレージコントローラ81には第1HDD群830として15台のHDD831〜845が接続されている。第2ストレージコントローラ91には、第2HDD群930として15台のHDD931〜945が接続されている。第1ストレージコントローラ81および第2ストレージコントローラ91のポート数は各々20である。
画像処理装置9には、合計30台のHDDが接続されていることになる。この台数は、HDDの転送速度と画像処理装置9のシステム速度とを考慮して定められる。画像処理装置9のシステム速度は、第1CPU80および第2CPU90によるラスタライズ処理の速度およびビデオインタフェース94からプリンタエンジン99への画像転送速度などを考慮して算出される。たとえば、複数のHDDに対する画像データの書き込み速度およびそれら複数のHDDからの画像データの読み出し速度がビデオインタフェース94からプリンタエンジン99への画像転送速度を下回ることがないように、十分な数のHDDが画像処理装置9に接続される。
画像処理装置9には、それぞれが12個のコアを備える第1CPU80および第2CPU90を備える。1つのコアは1ページのラスタライズ処理を実行可能であるため、2つのCPUを併せて動作させることによって、合計で24ページのラスタライズ処理を同時に実行可能である。30台というHDDの数は、このようなラスタライズ処理も考慮して定められている。
ここで、必要となる30台のHDDをすべて第1ストレージコントローラ81に接続し、構成の簡略化を図ることが考えられる。このように構成した場合、第2CPU90によるラスタライズ処理で生成された画像データは、第1CPU80を介してストレージコントローラ81に接続されたHDD群に書込まれることになる。しかし、一般に、ストレージコントローラのポート数には上限があるため、その上限を超えた数のHDDを1つのストレージコントローラに接続することはできない。たとえば、第1ストレージコントローラ81のポート数は20であるため、要求される30台のHDDを接続できない。
それゆえ、画像処理装置9には、第2CPU90側に第2ストレージコントローラ91を設けている。要求される30台のHDDは、第1CPU80側の第1ストレージコントローラ81と第2CPU90側の第2ストレージコントローラ91とに分散して接続されている。
画像処理装置9の問題は、印刷ジョブの軽重に関わらず、第1CPU80と第2CPU90とを常に動作させて、第1ストレージコントローラ81および第2ストレージコントローラ91の各々に接続されたHDD群にアクセスせねばならない点にある。
印刷ジョブが指定するページ数が多いために、第1CPU80と第2CPU90とが協同でラスタライズ処理をする必要がある場合には、両CPUを起動させる必要がある。しかし、第1CPU80のみでラスタライズ処理を済ませることができる程度の印刷ジョブの場合でも、システム速度に対応するためには、30台のHDDにアクセスしなければならない。このため、第1CPU80のみでラスタライズ処理を済ませることができる程度の印刷ジョブの場合でも、第1CPU80と第2CPU90とを稼働させる必要がある。
第2CPU90は、CPU間通信コントローラ922およびCPU間通信コントローラ822を介して第1CPU80からラスタライズ処理後の画像データを受信し、受信した画像データを第2ストレージコントローラ91を介して第2HDD群930に格納する。しかし、第2CPU90はラスタライズ処理に関わっておらず、専ら、ストライピングのために動作する。その結果、印刷ジョブの軽重に関わらず、第1CPU80と第2CPU90とを常に動作させねばならないという問題が生じる。この問題は、画像処理装置9の消費電力に影響を与える。また。この問題は、第2CPU90の稼働時間に影響を与える。
[参考例に対する実施形態1の特徴]
次に、参考例に対する、実施形態1に係る画像処理装置1の特徴を説明する。実施形態1に係る画像処理装置1は、図1に示されるとおり、ストライピングに関わる記憶装置として、第1HDD群130および第2HDD群230に加えて、3台のSDD126〜128を備えている。画像処理装置1は、印刷ジョブのボリュームに応じて、第1HDD群130および第2HDD群230を用いたストライピングと、3台のSDD176〜178を用いたストライピングとを選択的に実行可能に構成されている。
図2は、ハードディスクドライブ(HDD)とソリッドステートドライブ(SDD)との性能の違いを示す図である。図2に示すように、HDDとSDDとでは性能上の差異がある。SDDは少なくとも転送速度の点でHDDより優れており、HDDの転送速度は低速であるのに対してSDDの転送速度は高速である。したがって、画像処理装置1のシステム速度を考慮したときに必要とされる台数は、HDDよりもSDDの方が少なくて済む。
画像処理装置1のシステム速度を考慮したときに必要とされる記憶装置の台数は、図2参照に示すとおり、記憶装置がHDDの場合には30台であり、記憶装置がSDDの場合には3台である。
図2を参照して、容量の観点では、SDDよりもHDDの方が優れている。一般的に、HDDの容量は大きいのに対してSDDの容量は小さい。たとえば、第1CPU10および第2CPU20の双方でラスタライズ処理をする場合には記憶装置に保存すべきデータ量が多くなるため、SDDよりもHDDをストライピングに利用する方が有利となる。画像処理装置1のシステム速度と、ラスタライズ処理のボリュームとを考慮して、画像処理装置1には、30台のHDDと3台のSDDとが接続されている。画像処理装置1は、30台のHDDと3台のSDDとのいずれか一方を用いてストライピングを実行する。
次に、図3および図4を用いて、画像処理装置1の通常電力モードと省電力モードとを説明する。図3は、画像処理装置1の省電力モードを示す図である。図4は、画像処理装置1の通常電力モードを示す図である。
[省電力モード]
図3を参照して省電力モードを説明する。画像処理装置1は、印刷ジョブのページ数が12ページ以下の場合には、省電力モードで動作する。印刷ジョブのページ数が12ページ以下の場合、ラスタライズ処理は第1CPU10のみが実行する。たとえば、印刷ジョブのページ数が12ページの場合、第1CPU10が備える12個のコア101〜112が並行してラスタライズ処理を実行する。ページ数が少ないため、画像処理装置1は、大容量の記憶装置(HDD)を使用する必要がない。
そこで、画像処理装置1は、ラスタライズ処理によって生成された画像データを格納する記憶装置として、SDD126〜128を使用する。このとき、画像処理装置1は、第1HDD群130および第2HDD群230のいずれも使用しない。ゆえに、印刷ジョブのページ数が12ページ以下の場合、第2CPU20はラスタライズ処理およびストライピングのいずれにも関わらない。また、画像処理装置1は、SDD126〜128に格納された画像データを読み出し、読出した画像データをビデオインタフェース14を介してプリンタエンジン19へ転送する。
このように、画像処理装置1は、印刷ジョブのページ数が12ページ以下の場合、第1CPU10および第1ストレージコントローラ11を使用するが、第2CPU20および第2ストレージコントローラ21を使用しない。その結果、第2CPU20および第2ストレージコントローラ21の稼働を抑えることができる。第2CPU20および第2ストレージコントローラ21の稼働を抑えることで、電力消費を少なくすることができる。また、第2CPU20および第2ストレージコントローラ21の稼働を抑えることで、第2CPU20および第2ストレージコントローラ21の稼働時間が無駄に長くなることを防止できる。このように、第1CPU10および第1ストレージコントローラ11が稼働する一方で第2CPU20および第2ストレージコントローラ21の稼働が停止する状態が省電力モードである。
印刷ジョブのページ数が12ページ以下の場合、画像処理装置1は、省電力モードで動作する。省電力モードでは、第2CPU20、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230は稼働しない。このため、省電力モードにおいて、第2CPU20、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230が消費する電力が極少量になるように、積極的にそれらの消費電力量を制御してもよい。つまり、省電力モードにおいて、第2CPU20、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230の消費電力量が最小限となるように、それらを待機状態に制御してもよい。
第1ストレージコントローラ11に対して、ポート毎に待機状態を実現する機能を設けてもよい。第1ストレージコントローラ11にこの機能を設けることにより、省電力モードの際に、第1ストレージコントローラ11に接続された第1HDD群130も併せて待機状態にすることができる。これにより、さらに省電力モードによる省電力効果を高めることができる。
[通常電力モード]
図4を参照して、通常電力モードを説明する。画像処理装置1は、印刷ジョブのページ数が13ページ以上の場合には、通常電力モードで動作する。たとえば、印刷ジョブのページ数が24ページの場合、第1CPU10が備える12個のコア101〜112と、第2CPU20が備える12個のコア201〜212とが並行してラスタライズ処理を実行する。ページ数が多いため、画像処理装置1は、大容量の記憶装置を使用する必要がある。
そこで、画像処理装置1は、ラスタライズ処理によって生成された画像データを格納する記憶装置として、第1HDD群130および第2HDD群230を使用する。このとき、画像処理装置1は、SDD126〜128を使用しない。第1CPU10および第2CPU20は、ラスタライズ処理を実行するとともに、ラスタライズ処理によって生成された画像データを第1HDD群130および第2HDD群230に格納する。画像処理装置1は、第1HDD群130および第2HDD群230に格納された画像データを読み出し、読出した画像データをビデオインタフェース14を介してプリンタエンジン19へ転送する。
このように、画像処理装置1は、印刷ジョブのページ数が13ページ以上の場合、通常電力モードに制御する。通常電力モードでは第1CPU10および第2CPU20が稼働するとともに大容量の第1HDD群130および第2HDD群230が画像データの記憶装置として利用される。その結果、多数の処理ページを指定する印刷ジョブを高速に処理できる。なお、通常電力モードにおいて、第1ストレージコントローラ11は、SSD126〜127を待機状態としてもよい。
第1CPU10は、印刷ジョブの負荷に応じて、電力モードを省電力モードと通常電力モードとに切り換える。第1CPU10は、CPU間通信コントローラ122を介して、電力モードの指令を第2CPU20へ送信する。第2CPU20は、電力モードの指令に従って省電力モードまたは通常電力モードを実現する。
図5は、通常電力モードおよび省電力モードの制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートに基づく処理は、第1CPU10および第2CPU20を含む画像処理装置1が実行する。はじめに、画像処理装置1の第1CPU10は、第1ストレージコントローラ11、第1HDD群139、およびSDD126〜128を起動する(ステップS10)。
次に、第1CPU10は、印刷ジョブのページ数が13ページ以上であるか否かを判定する(ステップS20)。印刷ジョブのページ数が13ページ以上である場合(ステップS20にてYES)、第1CPU10は、第2CPU20、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230を起動する(ステップS30)。これにより、電力モードが通常電力モードとなる。通常電力モードにおいて、第1CPU10および第2CPU20は印刷ジョブに基づいたラスタライズ処理を実行し、第1HDD群130および第2HDD群230に画像データを格納する(ステップS40)。次に、第1CPU10は、画像データの格納先がHDDであることを保存ジョブリストに記載し(ステップS50)、処理を終える。
ステップS20にて印刷ジョブのページ数が13ページ以上でないと判定された場合(ステップS20にてNO)、省電力モードでの処理が実行される。すなわち、第1CPU10は印刷ジョブに基づくラスタライズ処理を実行し、SSD126〜128に画像データを格納する(ステップS60)。このとき、第2CPU20、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230は起動しておらず、たとえば、待機状態にある。次に、第1CPU10は、画像データの格納先がSSD116〜118であることを保存ジョブリストに記載し(ステップS70)、処理を終える。
[印刷ジョブが2部以上の印刷を指定している場合]
次に、図6および図7を参照して、印刷ジョブが2部以上の印刷を指定している場合の画像処理装置1の動作を説明する。図6は、印刷ジョブが2部以上の印刷を指定している場合の1部目の処理の流れを示す図である。図7は、印刷ジョブが2部以上の印刷を指定している場合の2部目の処理の流れを示す図である。ここでは、印刷ジョブに基づいたラスタライズ処理が通常電力モードにて実行され、画像データが既に第1HDD群130および第2HDD群230に格納されている状態にあることを前提として説明する。
まず、図6を参照して、印刷ジョブが2部以上の印刷を指定している場合の1部目の処理の流れを説明する。画像処理装置1は、プリンタエンジン19に1部目の画像データを提供する必要がある。そこで、画像処理装置1は、第1HDD群130および第2HDD群に格納された画像データを読み出す。第2HDD群230から読出された画像データは、第2CPU20のIOコントローラ221およびCPU間通信コントローラ222を経由するルート50を通って、第1CPU10へと入力される。第1CPU10へ入力された画像データは第1CPU10のCPU間通信コントローラ122およびIOコントローラ121へと続くルート50からルート52に向かう。
ルート52には、第1HDD群130から読出された画像データを伝送するルート51が合流する。したがって、第1HDD群130および第2HDD群230から読出された画像データがルート52に集まる。ルート52は、ビデオインタフェース14に向かうルート53とSSD116〜118に向かうルート54とに分岐する。その結果、第1HDD群130および第2HDD群230から読出された画像データは、ビデオインタフェース14に出力されるとともに、SDD116〜118に分散して格納される。SDD116〜118に格納された画像データは、2部目の印刷に利用される。ビデオインタフェース14は、ルート53が示すとおり、画像データをプリンタエンジン19に出力する。これにより、1部目の印刷がプリンタエンジン19によって実行可能となる。
続いて、図7を参照して、2部目の処理の流れを説明する。画像処理装置1は、プリンタエンジン19に画像データを提供する必要がある。画像データは、第1HDD群130および第2HDD群230に格納されているが、1部の印刷の処理(図6参照)によって、SDD116〜118にも格納されている。このため、SDD116〜118に格納されている画像データを2部目の印刷の処理に利用すれば、第1HDD群130および第2HDD群230の画像データを使用する必要がない。
そこで、画像処理装置1は、2部目の処理の際に電力モードを省電力モードに切り換える(図7参照)。これにより、第2CPU20、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230の稼働を停止させ、待機状態にすることができる。このとき、画像処理装置1は、第1HDD群130をさらに待機状態にしてもよい。
省電力モードにおいて、SDD116〜118に格納された画像データは、図7のルート55が示すとおり、第1ストレージコントローラ11およびIOコントローラ121を経由して、ビデオインタフェース14へと伝送される。ビデオインタフェース14は、ルート55が示すとおり、画像データをプリンタエンジン19に出力する。これにより、省電力モードにおいて、2部目の印刷がプリンタエンジン19によって実行可能となる。
3部目の印刷が必要な場合にも、図7を用いて説明した流れに従って画像データの読み出しおよび出力が実行される。4部目以上の印刷時にも同様である。このため、印刷ジョブが複数の印刷部数を指定している場合にも省電力モードが活用されるものとなる。
[電力モードの段階的な切り換え]
図8は、電力モードを段階的に切り替える制御を説明するためのタイミングチャートである。図9は、電力モードを段階的に切り替える制御を説明するためのフローチャートである。ここでは、印刷ジョブのページ数がラスタライズ処理を開始する前に確定していない場合の画像処理装置1の動作を説明する。
はじめに、図8のタイミングチャートを説明する。図8のタイミングチャートにおいて、縦軸は画像処理装置1が同時にラスタライズ処理するページ数を示し、横軸は時間の経過を示す。図8は、時間の経過に応じて画像処理装置1が同時にラスタライズ処理するページが段階的に変動する様子を示している。画像処理装置1は、印刷ジョブを受けてラスタライズ処理を開始する時点では、省電力モードで動作する。このため、印刷ジョブを受けてラスタライズ処理を開始する時点では、第2CPU20、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230の稼働が停止している。
一方、この時点では、第1CPU10、第1ストレージコントローラ11、およびSSD116〜118が起動している。第1CPU10は、12個のコア101〜112のうち、同時処理すべきページ数に応じた数のコアを用いてラスタライズ処理を実行する。また、第1CPU10は、ラスタライズ処理により生成した画像データをSSD116〜118に格納する。
第1CPU10は、1ページのラスタライズ処理中に次のページがあると判定した場合、空いているコアを用いて次のページに対するラスタライズ処理を開始する。このような動作を繰り返すことにより、同時にラスタライズ処理するページ数が時間の経過に伴って増加する。
やがて、同時にラスタライズ処理するページ数が12ページを超えて13ページに達する。図8では、同時にラスタライズ処理するページ数が時刻t1で13ページに達している。13ページは、第1CPU10が同時にラスタライズ処理できる最大ページ数(12ページ)を超えるページ数である。そこで、画像処理装置1は、電力モードを省電力モードから通常電力モードに切り換える。これにより、第2CPU20、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230が起動する。その後、第1CPU10および第2CPU20がラスタライズ処理を実行する。また、第1CPU10および第2CPU20は、画像データを第1HDD群130および第2HDD群230に格納する。
図8では、時刻t1以降、同時にラスタライズ処理するページ数が24ページまで段階的に増加している。24ページというページ数は、画像処理装置1が同時にラスタライズ処理できる最大のページ数である。画像処理装置1は、しばらくの間、24ページを同時にラスタライズ処理することを継続する。やがて、同時にラスタライズ処理するページ数が段階的に減少し、時刻t2の時点でそのページ数が12ページとなる。すると、画像処理装置1は、電力モードを通常電力モードから省電力モードに切り戻す。これにより、第2CPU20、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230は稼働を停止する。その後は、第1CPU10のみがラスタライズ処理を実行し、画像データをSSD116〜118に格納する。
次に図9のフローチャートを用いて、電力モードを段階的に切り替える制御を説明する。このフローチャートに基づく処理は、第1CPU10および第2CPU20を含む画像処理装置1が実行する。はじめに画像処理装置1の第1CPU10は、第1ストレージコントローラ11、第1HDD群130、およびSDD116〜118を起動する(ステップS100)。この段階では、第2CPU20、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230は起動していない。つまり、この段階の電力モードは省電力モードである。
次に、第1CPU10は、印刷ジョブに基づいて1ページ目のラスタライズ処理を開始する(ステップS110)。1ページ目のラスタライズ処理を開始する段階では、第1CPU10は、印刷ジョブに基づいて処理すべき総ページ数を特定できないものとする。そこで、第1CPU10は、処理すべき次のページがあるか否かを判定する(ステップS120)。
ステップS120において、処理すべき次のページがあると第1CPU10が判定した場合(ステップS120にてYES)、第1CPU10は、ラスタライズ処理を実行しているコアの数は12以下であるか否かを判定する(ステップS130)。すなわち、ステップS130では、第1CPU10が備えるコアのすべてがラスタライズ処理を実行中であるため、次のページを第1CPU10が同時に処理できない状況にあるかどうかを判定している。
ステップS130において、ラスタライズ処理を実行しているコアの数は12以下であると第1CPU10が判定した場合(ステップS130にてYES)、省電力モードでの処理が実行される。すなわち、第1CPU10は、ステップS120で判定された次のページを含めてラスタライズ処理を実行し、SSD116〜118に画像データを格納する(ステップS140)。次に、第1CPU10は、画像データの格納先がSSD116〜118であることを保存ジョブリストに記載し(ステップS150)、処理を終える。
ステップS130において、ラスタライズ処理を実行しているコアの数は12以下でないと第1CPU10が判定した場合(ステップS130にてNO)、第1CPU10は、第2CPU20、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230を起動する(ステップS160)。これにより、電力モードが通常電力モードとなる。通常電力モードにおいて、第1CPU10は引き続いてラスタライズ処理を実行するとともに、ステップS120で判定された次のページは第2CPU20がラスタライズ処理する。このように、第1CPU10および第2CPU20は、ラスタライズ処理を実行し、第1HDD群130および第2HDD群230に画像データを格納する(ステップS170)。次に、第1CPU10は、画像データの格納先がHDDであることを保存ジョブリストに記載し(ステップS180)、処理を終える。
ステップS120において、処理すべき次のページがないと第1CPU10が判定した場合(ステップS120にてNO)、第1CPU10は、ラスタライズ処理を実行しているコアの数は12以下であるか否かを判定する(ステップS190)。たとえば、図8の時刻t1〜時刻t2の間では、ラスタライズ処理を実行しているコアの数は12を超える。しかし、時刻がt2に向かうにつれて、同時処理すべきページ数が減少していくため、ラスタライズ処理を実行しているコアの数は最大24個から減少する。やがて、図8の時刻t2を境にして、ラスタライズ処理を実行しているコアの数が12個以下となる。この個数は、第1CPU10が備えるコアの数で満たすことができる。
そこで、ステップS190において、ラスタライズ処理を実行しているコアの数が12以下であると第1CPU10が判定した場合(ステップS190にてYES)、画像処理装置1は省電力モードで動作する。すなわち、第1CPU10と第2CPU20とのうち、第1CPU10のみがラスタライズ処理を実行し、SSD116〜118に画像データを格納する(ステップS200)。次に、第1CPU10は、画像データの格納先がSSD116〜118であることを保存ジョブリストに記載し(ステップS210)、処理を終える。
ステップS190において、ラスタライズ処理を実行しているコアの数が12以下でないと第1CPU10が判定した場合(ステップS190にてNO)、画像処理装置1は通常電力モードで動作すべく、すでに説明したステップS160に処理を進める。その後、第1CPU10および第2CPU20がラスタライズ処理を実行し、第1HDD群130および第2HDD群230に画像データを格納する(ステップS170)。次に、第1CPU10は、画像データの格納先がHDDであることを保存ジョブリストに記載し(ステップS180)、処理を終える。
以上、説明したように、画像処理装置1は、印刷ジョブのページ数がラスタライズ処理を開始する前に確定していない場合に、電力モードを段階的に切り換り替えることができる。その結果、画像処理装置1は、処理すべきページ数の変動に応じて機動的に動作し、第2CPU20、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230を必要に応じて起動および起動停止状態にすることができる。これにより、第2CPU20および第2ストレージコントローラ21の稼働を抑えることができる。その結果、画像処理装置1の電力消費を抑えることができるとともに、第2CPU20および第2ストレージコントローラ21の稼働時間が長くなることを防止できる。
[実施形態1のまとめ]
以上、図3〜図5を用いて説明したとおり、(1)画像処理装置1は、ラスタライズ処理を実行するときに、処理の負荷に応じて電力モードを通常電力モードと省電力モードとに切り換えることができる。また、図6および図7を用いて説明したとおり、(2)画像処理装置1は、画像データをプリンタエンジン19に出力するときに、省電力モードに移行することができる。さらに、図8および図9を用いて説明したとおり、(3)印刷ジョブのページ数がラスタライズ処理を開始する前に確定していない場合に、画像処理装置1は、電力モードを段階的に切り換り替えることができる。
実施形態1として、画像処理装置1は、上記(1)〜(3)のすべての機能を備えるものとして説明した。しかしながら、本開示に係る画像処理装置としては、少なくとも、ラスタライズ処理が第1CPU10により実行される第1モードと、ラスタライズ処理が第1CPU10および第2CPU20により実行される第2モードとにモードを切り換え可能なものであればよい。たとえば、本開示としては、上記(1)の機能と上記(2)の機能とを備え、上記(3)の機能を備えない画像処理装置、あるいは、上記(1)の機能と上記(3)の機能とを備え、上記(2)の機能を備えない画像処理装置とすることも考えられる。
<実施形態2>
図10を参照して、実施形態2に係る画像処理装置2を説明する。図10は、実施形態2に係る画像処理装置2のハードウェア構成の一例を示すとともに、画像処理装置2の省電力モードを示す図である。
実施形態2に係る画像処理装置2は、実施形態1に係る画像処理装置1に対して、第3CPU30およびこれに対応するメモリ32と、第4CPU40およびこれに対応するメモリ42とが追加されている。つまり、画像処理装置2は、4つのCPUを備えている。
さらに、画像処理装置2では、第1CPU10、第2CPU20、第3CPU30、および第4CPU40の各々が相互に通信可能に接続されている。具体的には、第1CPU10は、CPU間通信コントローラ122を介して、第2CPU20のCPU間通信コントローラ222、第3CPU30のCPU間通信コントローラ322、および第4CPU40のCPU間通信コントローラ422と通信可能に接続されている。第2CPU20は、CPU間通信コントローラ222を介して、第1CPU10のCPU間通信コントローラ122、第3CPU30のCPU間通信コントローラ322、および第4CPU40のCPU間通信コントローラ422と通信可能に接続されている。
第3CPU30は、CPU間通信コントローラ322を介して、第1CPU10のCPU間通信コントローラ122、第2CPU20のCPU間通信コントローラ222、および第4CPU40のCPU間通信コントローラ422と通信可能に接続されている。第4CPU40は、CPU間通信コントローラ422を介して、第1CPU10のCPU間通信コントローラ122、第2CPU20のCPU間通信コントローラ222、および第3CPU30のCPU間通信コントローラ322と通信可能に接続されている。
第1CPU10、第2CPU20、第3CPU30、および第4CPU40の各々は、12個のコアを備えるため、画像処理装置2は、合計48個のコアでラスタライズ処理を実行することが可能である。したがって、画像処理装置2は、4つのCPUを起動することによって、最大48ページのラスタライズ処理を同時に実行できる。換言すると、画像処理装置2は、4つのCPUのうち、1つのCPUを起動させている状態では最大12ページのラスタライズ処理を実行でき、2つのCPUを起動させている状態では最大24ページのラスタライズ処理を実行でき、3つのCPUを起動させている状態では最大36ページのラスタライズ処理を実行できる。
そこで、画像処理装置2は、印刷ジョブによって処理が要求されるページ数に応じて、必要な数のCPUを起動させる。以下、画像処理装置2において、4つのCPUのうち、1つのCPUを起動させるモードを第1省電力モードと称し、2つのCPUを起動させるモードを第2省電力モードと称し、3つのCPUを起動させるモードを第3省電力モードと称し、すべてのCPUを起動させるモードを通常電力モードと称する。
図10には、第1CPU10、第3CPU30、および第4CPU40が起動し、第2CPU20が起動していない状態が示されている。この状態は、第3省電力モードである。第3省電力モードでは、3つのCPUによって提供される合計36個のコアがラスタライズ処理を実行できる。このため、第3省電力モードでは、最大36ページのラスタライズ処理を実行できる。
第3省電力モードでは、印刷ジョブに応じて、第1CPU10、第3CPU30、および第4CPU40が処理すべきページを第1CPU10が決定する。第1CPU10は、決定したページのデータを第3CPU30および第4CPU40へ送信する。第1CPU10、第3CPU30、および第4CPU40は、割り当てられたページを対象としてラスタライズ処理を実行する。ラスタライズ処理によって生成された画像データは、第1CPU10のIOコントローラ121を介して第1ストレージコントローラ11に送信される。第1ストレージコントローラ11は、受信した画像データをSDD116〜118に分散して格納する。
第3省電力モードでは、画像データの格納先がSSDであるため、第1HDD群130および第2HDD群230を起動する必要がない。図10では、第2ストレージコントローラ21および第2HDD群230も停止している。このように、第3省電力モードでは、第2CPU20に加えて、第2ストレージコントローラ21および第2HDD群230も停止状態となる。なお、第3省電力モードにおいて、第1HDD群130も停止させてもよい。
印刷ジョブが指定するページ数が24ページ以下の場合には、画像処理装置2が備える4つのCPUのうちの2つのCPUでラスタライズ処理を実行できる。そこで、画像処理装置2は、印刷ジョブが指定するページ数が24ページ以下の場合、電力モードを第2省電力モードとする。第2省電力モードでは、第2CPU20、第4CPU40、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230が停止状態となる。なお、第2省電力モードにおいて、第1HDD群130も停止させてもよい。
印刷ジョブが指定するページ数が12ページ以下の場合には、画像処理装置2が備える4つのCPUのうちの1つのCPUでラスタライズ処理を実行できる。そこで、画像処理装置2は、印刷ジョブが指定するページ数が12ページ以下の場合、電力モードを第1省電力モードとする。第1省電力モードでは、第2CPU20、第3CPU30、第4CPU40、第2ストレージコントローラ21、および第2HDD群230が停止状態となる。なお、第1省電力モードにおいて、第1HDD群も停止させてもよい。
印刷ジョブが指定するページ数が増加し、そのページ数が36ページを超えた場合には、画像処理装置2が備える4つのCPUでラスタライズ処理を実行する。画像処理装置2は、印刷ジョブが指定するページ数が36ページを超える場合、電力モードを通常電力モードとする。通常電力モードでは、第1CPU10、第2CPU20、第3CPU30、および第4CPU40が稼働する。また、通常電力モードでは、第1ストレージコントローラ11、第2ストレージコントローラ21、第1HDD群130、および第2HDD群230が稼働し、画像データの格納先がSDDからHDDに変更される。なお、省電力の観点から、SDD116〜118は稼働を停止させることが望ましい。
通常電力モードでは、第1CPU10、第2CPU20、第3CPU30、および第4CPU40がラスタライズ処理を実行するため、生成される画像データの量が多くなる。そこで、通常電力モードでは、画像データがSDDではなく、第1HDD群130および第2HDD群230が分散して格納される。
[実施形態2のまとめ]
以上、説明したように、画像処理装置2は、画像処理装置1よりも多くのCPUを備えている。画像処理装置2は、印刷ジョブのページ数に応じて電力モードを通常電力モードと省電力モードとに切り換え可能である。特に、画像処理装置2は、省電力モードを複数有しており、印刷ジョブのページ数に応じて、省電力モードを多段階に切り換え可能である。このため、細やかに装置の状態を制御できる。その結果、画像処理装置2の電力消費を抑えることができるとともに、各CPUおよび第2ストレージコントローラ21の稼働時間が無駄に長くなることを防止できる。
第1〜第3省電力モードでは、ラスタライズ処理に関わらないCPUや記憶装置などが停止する。第1〜第3省電力モードにおいて停止しているCPUや記憶装置の消費電力量が極少量となるように、積極的にそれらの消費電力量を制御してもよい。
図10を用いて説明したとおり、画像処理装置2は、省電力モードを複数有しており、印刷ジョブのページ数に応じて、省電力モードを多段階に切り換え可能である。一方、実施形態1に係る画像処理装置1は、画像データをプリンタエンジン19に出力するときに、省電力モードに移行することができる。さらに、画像処理装置1は、印刷ジョブのページ数がラスタライズ処理を開始する前に確定していない場合に、画像処理装置1は、電力モードを段階的に切り換り替えることができる。画像処理装置2は、これら画像処理装置1の2つの機能を備えるものとしてもよく、一方の機能を備えるものとしてもよい。
<実施形態1、2の変形例>
電力モードを通常電力モードと省電力モードとに切り換えるためのプログラムは、メモリ12に格納されている。しかしながら、このプログラムは、ネットワーク18を通じて第1CPU10に供給されるものとしてもよい。電力モードを通常電力モードと省電力モードとに切り換える制御は、第1CPU10によって実行される。しかしながら、第1CPU10が切り換え制御を実行するのではなく、第1CPU10と別のプロセッサが切り換え制御を実行するものとしてもよい。
たとえば、切り換え制御を実行するためのプロセッサを第1CPU10と別に画像処理装置1、2に設けてもよい。このプロセッサは、画像処理装置1の第2CPU20に対して、起動および停止の指令を出力するものとする。または、このプロセッサは、画像処理装置2の第2CPU20、第3CPU30、および第4CPU40の各々に対して、起動および停止の指令を出力するものとする。
あるいは、画像処理装置1、2は、電力モードの切り換えを指令する切換信号を外部か受信することに基づいて、電力モードを通常電力モードと省電力モードとに切り換えるものとしてもよい。たとえば、切換信号は、ネットワーク18を介してユーザのパーソナルコンピュータから送信されるものとしてもよい。
画像処理装置1が有するCPUの数は2つとし、画像処理装置2が有するCPUの数は4つとしたが、その数は例示であって、両装置は、複数のCPUを備えるものであればよい。また、CPUが備えるコアの数も12個に制限されるものでない。さらに、各CPUが備えるコアの数を異ならせてもよい。
第1CPU10は、通常電力モードと省電力モードとに電力モードを切り換え可能である。しかしながら、電力モードの切り換え判断は、画像処理装置1、2と別の装置で行い、その装置が判断の結果を画像処理装置1、2に指示するものとしてもよい。この場合、画像処理装置1、2は、指示された判断に基づいて電力モードを切り換える。
画像処理装置1、2がプリンタエンジン19を備えるものとしてもよい。つまり、画像処理装置1、2がシートに画像を印刷する印刷装置として機能するものとしてもよい。
画像処理装置1、2は、記憶装置(第1HDD群130、第2HDD群230、SSD126〜128)を含んでいてもよく、記憶装置を別体で接続可能な装置として構成してもよい。後者の場合、画像処理装置1,2は、第1ストレージコントローラ11および第2ストレージコントローラ21を備えるものの、第1HDD群130、第2HDD群230、およびSSD126〜128を具備しない構成となる。
第1CPU10によって実行されるプログラムは、メモリ12に格納されている代わりに、画像処理装置1に対して着脱可能な記憶媒体に格納されていてもよい。プログラムが格納される記憶媒体は、たとえば、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Floppy Disk)、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発的にデータを格納する媒体が挙げられる。これらの点は、第2CPU20、第3CPU30、および第4CPU40によって実行されるプログラムについても同様である。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内で全ての変更が含まれることが意図される。
1,2,9 画像処理装置、10 第1CPU、11 第1ストレージコントローラ、12 メモリ、20 第2CPU、21 第2ストレージコントローラ、22 メモリ、30 第3CPU、32 メモリ、40 第4CPU、42 メモリ、130 第1HDD群、116〜118 SDD、230 第2HDD群。

Claims (10)

  1. 印刷ジョブに基づいたラスタライズ処理を実行する画像処理装置であって、
    半導体記憶装置と第1群の磁気記憶装置とに接続される第1ストレージコントローラと、
    第2群の磁気記憶装置に接続される第2ストレージコントローラと、
    前記第1ストレージコントローラを介して前記半導体記憶装置または前記第1群の磁気記憶装置にアクセスする第1プロセッサと、
    前記第2ストレージコントローラを介して前記第2群の磁気記憶装置にアクセスする第2プロセッサとを備え、
    前記ラスタライズ処理が前記第1プロセッサにより実行される第1モードと、前記ラスタライズ処理が前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサにより実行される第2モードとに前記ラスタライズ処理のモードを切り換え可能であり、
    前記第1モードでは、前記ラスタライズ処理で生成された画像が前記半導体記憶装置に格納され、
    前記第2モードでは、前記ラスタライズ処理で生成された画像が前記第1群の磁気記憶装置と前記第2群の磁気記憶装置とに格納される、画像処理装置。
  2. 前記印刷ジョブのページ数が所定数を超えるときに、前記第2モードで前記ラスタライズ処理が実行される、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記印刷ジョブのページ数が所定数を超えない数から前記所定数を超える数に変化したときに、前記ラスタライズ処理のモードが前記第1モードから前記第2モードに切り換えられる、請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記印刷ジョブのページ数が前記所定数を超える数から前記所定数を超えない数に変化したときに、前記ラスタライズ処理のモードが前記第2モードから前記第1モードに切り換えられる、請求項2または請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記印刷ジョブが指定する印刷部数が2以上であり、かつ、前記第2モードで前記ラスタライズ処理が実行されたときに、
    前記第1プロセッサは、1部目を印刷するために前記第1群の磁気記憶装置および前記第2群の磁気記憶装置から読み出された画像をプリンタエンジンに出力する処理と、前記第1群の磁気記憶装置および前記第2群の磁気記憶装置から読み出された画像を前記半導体記憶装置に格納する処理とを実行する、請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1プロセッサは、2部目以降を印刷するために、前記半導体記憶装置から読み出した画像を前記プリンタエンジンに出力する、請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記印刷ジョブのページ数が所定数を超えないときに、前記第1モードで前記ラスタライズ処理が実行される、請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサの少なくとも一方は複数のコアを備え、
    前記複数のコアの各々が1ページに対応する前記ラスタライズ処理を実行可能である、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 印刷ジョブに基づいたラスタライズ処理を実行する画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置は、
    半導体記憶装置と第1群の磁気記憶装置とに接続される第1ストレージコントローラと、
    第2群の磁気記憶装置に接続される第2ストレージコントローラと、
    前記第1ストレージコントローラを介して前記半導体記憶装置または前記第1群の磁気記憶装置にアクセスする第1プロセッサと、
    前記第2ストレージコントローラを介して前記第2群の磁気記憶装置にアクセスする第2プロセッサとを備え、
    前記画像処理装置の制御方法は、
    前記ラスタライズ処理が前記第1プロセッサにより実行される第1モードと、前記ラスタライズ処理が前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサにより実行される第2モードとに前記ラスタライズ処理のモードを切り換えるステップと、
    前記第1モードにおいて、前記ラスタライズ処理で生成された画像を前記半導体記憶装置に格納するステップと、
    第2モードにおいて、前記ラスタライズ処理で生成された画像を前記第1群の磁気記憶装置と前記第2群の磁気記憶装置とに格納するステップとを含む、画像処理装置の制御方法。
  10. 印刷ジョブに基づいたラスタライズ処理を実行する画像処理装置のプログラムであって、
    前記画像処理装置は、
    半導体記憶装置と第1群の磁気記憶装置とに接続される第1ストレージコントローラと、
    第2群の磁気記憶装置に接続される第2ストレージコントローラと、
    前記第1ストレージコントローラを介して前記半導体記憶装置または前記第1群の磁気記憶装置にアクセスする第1プロセッサと、
    前記第2ストレージコントローラを介して前記第2群の磁気記憶装置にアクセスする第2プロセッサとを備え、
    前記プログラムは、コンピュータに、
    前記ラスタライズ処理が前記第1プロセッサにより実行される第1モードと、前記ラスタライズ処理が前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサにより実行される第2モードとに前記ラスタライズ処理のモードを切り換えさせるステップと、
    前記第1モードにおいて、前記ラスタライズ処理で生成された画像を前記半導体記憶装置に格納させるステップと、
    前記第2モードにおいて、前記ラスタライズ処理で生成された画像を前記第1群の磁気記憶装置と前記第2群の磁気記憶装置とに格納させるステップとを実行させる、画像処理装置のプログラム。
JP2020066341A 2020-04-02 2020-04-02 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置のプログラム Pending JP2021163339A (ja)

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