JPH08258359A - サーマルシリアルプリンタ - Google Patents
サーマルシリアルプリンタInfo
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- JPH08258359A JPH08258359A JP6774895A JP6774895A JPH08258359A JP H08258359 A JPH08258359 A JP H08258359A JP 6774895 A JP6774895 A JP 6774895A JP 6774895 A JP6774895 A JP 6774895A JP H08258359 A JPH08258359 A JP H08258359A
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- JP
- Japan
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- carriage
- motor
- thermal head
- head
- recording paper
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- Common Mechanisms (AREA)
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は自走式のサーマルヘッドを使用した
サーマルシリアルプリンタに関するものであり、プリン
タの待機中において、プリンタ全体またはサーマルヘッ
ドに横方向の強い衝撃が加わった場合でも、サーマルヘ
ッドの位置がずれずに正しい印字位置で印字を行うサー
マルシリアルプリンタを提供することを目的とする。 【構成】 プリンタの待機中および紙送り中に、キャリ
ッジモータ8に対して微弱な電流を流すことによってサ
ーマルヘッド5を保持するキャリッジモータ8の保持ト
ルクを大きくしてプリンタの紙送り中または待機中にプ
リンタ全体またはサーマルヘッド5に横方向の強い衝撃
が加わった場合でもサーマルヘッド5が横方向にずれる
ことが無く、常に正しい位置で印字を開始することがで
きる。
サーマルシリアルプリンタに関するものであり、プリン
タの待機中において、プリンタ全体またはサーマルヘッ
ドに横方向の強い衝撃が加わった場合でも、サーマルヘ
ッドの位置がずれずに正しい印字位置で印字を行うサー
マルシリアルプリンタを提供することを目的とする。 【構成】 プリンタの待機中および紙送り中に、キャリ
ッジモータ8に対して微弱な電流を流すことによってサ
ーマルヘッド5を保持するキャリッジモータ8の保持ト
ルクを大きくしてプリンタの紙送り中または待機中にプ
リンタ全体またはサーマルヘッド5に横方向の強い衝撃
が加わった場合でもサーマルヘッド5が横方向にずれる
ことが無く、常に正しい位置で印字を開始することがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自走式のサーマルヘッド
を使用したサーマルシリアルプリンタに関するものであ
る。
を使用したサーマルシリアルプリンタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタを使用するPOS、ハン
ディターミナル、計測器等の分野において、大きい駆動
音を有するドットインパクトプリンタから低騒音のノン
インパクトプリンタの利用が非常に多くなってきてお
り、中でもバーコードやロゴなどのグラフィック印字を
必要としない場合は、高額なサーマルラインプリンタよ
りも低価格なサーマルシリアルプリンタの利用が多くな
っている。
ディターミナル、計測器等の分野において、大きい駆動
音を有するドットインパクトプリンタから低騒音のノン
インパクトプリンタの利用が非常に多くなってきてお
り、中でもバーコードやロゴなどのグラフィック印字を
必要としない場合は、高額なサーマルラインプリンタよ
りも低価格なサーマルシリアルプリンタの利用が多くな
っている。
【0003】以下に従来の技術について説明する。従来
は図15に示すように、紙送り中または待機中にはサー
マルヘッドを搭載したキャリッジを駆動するキャリッジ
モータをOFFしているサーマルシリアルプリンタが商
品化されている。
は図15に示すように、紙送り中または待機中にはサー
マルヘッドを搭載したキャリッジを駆動するキャリッジ
モータをOFFしているサーマルシリアルプリンタが商
品化されている。
【0004】すなわち、スタートの操作をし、ホストシ
ステムからのデータ受信の内容が印字開始であれば、モ
ータ駆動手段によりキャリッジモータの駆動を開始さ
せ、印字開始位置にサーマルヘッドが移動すればヘッド
発色手段によりサーマルヘッドの発色を開始し印字を行
う。そして1行の印字が終了するとヘッド発色手段によ
りサーマルヘッドの発色を停止し、キャリッジモータで
待機位置までキャリッジを移動させ、モータ駆動手段に
よりキャリッジモータの励磁を停止させ、モータ駆動手
段により紙送りモータで1行改行し、次行の印字を行う
かどうかを判定するように構成されていた。
ステムからのデータ受信の内容が印字開始であれば、モ
ータ駆動手段によりキャリッジモータの駆動を開始さ
せ、印字開始位置にサーマルヘッドが移動すればヘッド
発色手段によりサーマルヘッドの発色を開始し印字を行
う。そして1行の印字が終了するとヘッド発色手段によ
りサーマルヘッドの発色を停止し、キャリッジモータで
待機位置までキャリッジを移動させ、モータ駆動手段に
よりキャリッジモータの励磁を停止させ、モータ駆動手
段により紙送りモータで1行改行し、次行の印字を行う
かどうかを判定するように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成のサーマルシリアルプリンタは、プリンタの待
機中またはプリンタの紙送り中において、プリンタ全体
またはサーマルヘッドに横方向の強い衝撃が加わった場
合には、モータの無励磁状態での保持力(以下ディテン
トトルクという)によってのみ保持されているサーマル
ヘッドの位置が横方向にずれてしまい、次の印字開始位
置がずれて見苦しい印字内容となってしまう問題点を有
していた。
来の構成のサーマルシリアルプリンタは、プリンタの待
機中またはプリンタの紙送り中において、プリンタ全体
またはサーマルヘッドに横方向の強い衝撃が加わった場
合には、モータの無励磁状態での保持力(以下ディテン
トトルクという)によってのみ保持されているサーマル
ヘッドの位置が横方向にずれてしまい、次の印字開始位
置がずれて見苦しい印字内容となってしまう問題点を有
していた。
【0006】本発明は前記従来の問題点を解決するもの
で、プリンタの待機中において、プリンタ全体またはサ
ーマルヘッドに横方向の強い衝撃が加わった場合でも、
サーマルヘッドの位置がずれずに正しい位置で印字を開
始するサーマルシリアルプリンタを提供することを目的
とする。
で、プリンタの待機中において、プリンタ全体またはサ
ーマルヘッドに横方向の強い衝撃が加わった場合でも、
サーマルヘッドの位置がずれずに正しい位置で印字を開
始するサーマルシリアルプリンタを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のサーマルシリアルプリンタは、記録紙と前記
記録紙を縦方向に移動させるための紙送り機構と、前記
紙送り機構で前記記録紙を移動させるための紙送りモー
タと、前記記録紙に文字や図形を印字するサーマルヘッ
ドと、前記サーマルヘッドを保持するためのキャリッジ
と、前記キャリッジを横方向に移動させるために前記キ
ャリッジと嵌合するラックと、前記キャリッジギアを回
転させ前記キャリッジおよび前記サーマルヘッドを横方
向に移動させるためのキャリッジモータと、前記キャリ
ッジによって前記サーマルヘッドを前記記録紙に押し当
てるための土台となるプラテンと、前記全ての構成要素
を支えるプリンタ本体と、前記紙送りモータとキャリッ
ジモータを駆動するモータ駆動手段と、前記サーマルヘ
ッドを発色させるヘッド発色手段と、前記モータ駆動手
段またはヘッド発色手段の制御やホストシステムからの
データ受信などを行う全体制御手段とを備えた構成であ
る。
に本発明のサーマルシリアルプリンタは、記録紙と前記
記録紙を縦方向に移動させるための紙送り機構と、前記
紙送り機構で前記記録紙を移動させるための紙送りモー
タと、前記記録紙に文字や図形を印字するサーマルヘッ
ドと、前記サーマルヘッドを保持するためのキャリッジ
と、前記キャリッジを横方向に移動させるために前記キ
ャリッジと嵌合するラックと、前記キャリッジギアを回
転させ前記キャリッジおよび前記サーマルヘッドを横方
向に移動させるためのキャリッジモータと、前記キャリ
ッジによって前記サーマルヘッドを前記記録紙に押し当
てるための土台となるプラテンと、前記全ての構成要素
を支えるプリンタ本体と、前記紙送りモータとキャリッ
ジモータを駆動するモータ駆動手段と、前記サーマルヘ
ッドを発色させるヘッド発色手段と、前記モータ駆動手
段またはヘッド発色手段の制御やホストシステムからの
データ受信などを行う全体制御手段とを備えた構成であ
る。
【0008】
【作用】前記構成により、プリンタの待機中および紙送
り中に、キャリッジモータに対して微弱な電流を流すこ
とによってサーマルヘッドを保持するキャリッジの保持
トルクが大きくなり、プリンタ全体またはサーマルヘッ
ドに横方向の強い衝撃が加わった場合でもサーマルヘッ
ドが横方向にずれることを無くすことができる。
り中に、キャリッジモータに対して微弱な電流を流すこ
とによってサーマルヘッドを保持するキャリッジの保持
トルクが大きくなり、プリンタ全体またはサーマルヘッ
ドに横方向の強い衝撃が加わった場合でもサーマルヘッ
ドが横方向にずれることを無くすことができる。
【0009】
(実施例1)以下本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例におけ
るサーマルシリアルプリンタの構成図である。図1にお
いて、1は記録紙、2は記録紙1を縦方向に移動させる
ための紙送りローラ、3は紙送りローラ2を回転させる
ための紙送りギア、4は紙送りギア3を回転させるため
の紙送りモータ、5は文字や図形などを記録紙1に印字
するサーマルヘッド、6はサーマルヘッド5を保持する
ためのキャリッジ、7はキャリッジ6を横方向に移動さ
せるためにキャリッジ6と嵌合するラック、8はキャリ
ッジ6およびサーマルヘッド5を横方向に移動させるた
めのキャリッジモータ、9はキャリッジ6によってサー
マルヘッド5を記録紙1に押し当てるための土台となる
プラテン、10は前記全ての構成要素を支えるプリンタ
本体、11は紙送りモータ4とキャリッジモータ8を駆
動するモータ駆動手段、12はサーマルヘッド5を発色
させるヘッド発色手段、13はモータ駆動手段11とヘ
ッド発色手段12の制御やホストシステムからのデータ
受信などを行う全体制御手段である。
しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例におけ
るサーマルシリアルプリンタの構成図である。図1にお
いて、1は記録紙、2は記録紙1を縦方向に移動させる
ための紙送りローラ、3は紙送りローラ2を回転させる
ための紙送りギア、4は紙送りギア3を回転させるため
の紙送りモータ、5は文字や図形などを記録紙1に印字
するサーマルヘッド、6はサーマルヘッド5を保持する
ためのキャリッジ、7はキャリッジ6を横方向に移動さ
せるためにキャリッジ6と嵌合するラック、8はキャリ
ッジ6およびサーマルヘッド5を横方向に移動させるた
めのキャリッジモータ、9はキャリッジ6によってサー
マルヘッド5を記録紙1に押し当てるための土台となる
プラテン、10は前記全ての構成要素を支えるプリンタ
本体、11は紙送りモータ4とキャリッジモータ8を駆
動するモータ駆動手段、12はサーマルヘッド5を発色
させるヘッド発色手段、13はモータ駆動手段11とヘ
ッド発色手段12の制御やホストシステムからのデータ
受信などを行う全体制御手段である。
【0010】以上のように構成されたサーマルシリアル
プリンタについて図1の構成図と図2のフローチャート
と図3のステッピングモータの各励磁方法におけるモー
タ保持トルクを示したグラフと図4のステッピングモー
タの各励磁方法におけるモータの温度上昇を示したグラ
フを用いてその動作を説明する。まず第1に、スタート
の操作をしてホストシステムからのデータ受信の内容が
印字開始であれば、全体制御手段13はモータ駆動手段
11とヘッド発色手段12に駆動命令を出す。次にモー
タ駆動手段11がキャリッジ6が左から右に移動するよ
うキャリッジモータ8を駆動する。この場合のモータ駆
動方法は1−2相励磁切り替え駆動または2−2相励磁
切り替え駆動である。キャリッジモータ8が駆動される
とラック7によってキャリッジ6が左から右に移動す
る。
プリンタについて図1の構成図と図2のフローチャート
と図3のステッピングモータの各励磁方法におけるモー
タ保持トルクを示したグラフと図4のステッピングモー
タの各励磁方法におけるモータの温度上昇を示したグラ
フを用いてその動作を説明する。まず第1に、スタート
の操作をしてホストシステムからのデータ受信の内容が
印字開始であれば、全体制御手段13はモータ駆動手段
11とヘッド発色手段12に駆動命令を出す。次にモー
タ駆動手段11がキャリッジ6が左から右に移動するよ
うキャリッジモータ8を駆動する。この場合のモータ駆
動方法は1−2相励磁切り替え駆動または2−2相励磁
切り替え駆動である。キャリッジモータ8が駆動される
とラック7によってキャリッジ6が左から右に移動す
る。
【0011】その後印字開始位置にキャリッジ6に保持
されるサーマルヘッド5が移動したらヘッド発色手段1
2で印字を開始する。印字は記録紙1をサーマルヘッド
5とプラテン9の間にはさみ、サーマルヘッド5を記録
紙1に押し当てた状態で行う。1行の印字が終了するま
でサーマルヘッド5を移動させながら印字する。次に全
体制御手段13は、1行の印字が終了したらモータ駆動
手段11を介してキャリッジモータ8で待機位置までキ
ャリッジ6を移動させる。
されるサーマルヘッド5が移動したらヘッド発色手段1
2で印字を開始する。印字は記録紙1をサーマルヘッド
5とプラテン9の間にはさみ、サーマルヘッド5を記録
紙1に押し当てた状態で行う。1行の印字が終了するま
でサーマルヘッド5を移動させながら印字する。次に全
体制御手段13は、1行の印字が終了したらモータ駆動
手段11を介してキャリッジモータ8で待機位置までキ
ャリッジ6を移動させる。
【0012】次に全体制御手段13は、2−2相励磁切
り替え駆動または1−2相励磁切り替え駆動で駆動して
いたキャリッジモータ8の励磁方法をモータ駆動手段1
1を介して1相固定励磁に変更する。1相固定励磁とは
モータのコイル1相のみに電流を連続的に流すことであ
る。次に全体制御手段13はモータ駆動手段11を介し
て紙送りモータ4を駆動し記録紙1を1行分改行する。
次に全体制御手段13は、次行の印字を行うかどうかを
判定し、次行の印字を行う場合は、モータ駆動手段11
を介してキャリッジモータの1相固定励磁を停止させた
後、キャリッジ6が右から左に移動するようキャリッジ
モータ8を駆動し、上記の動作を繰り返す。一方、全体
制御手段13は、次行の印字を行うかどうかを判定し、
次行の印字を行わない場合は、ホストシステムからのデ
ータ受信状態いわゆるプリンタの待機状態になる。
り替え駆動または1−2相励磁切り替え駆動で駆動して
いたキャリッジモータ8の励磁方法をモータ駆動手段1
1を介して1相固定励磁に変更する。1相固定励磁とは
モータのコイル1相のみに電流を連続的に流すことであ
る。次に全体制御手段13はモータ駆動手段11を介し
て紙送りモータ4を駆動し記録紙1を1行分改行する。
次に全体制御手段13は、次行の印字を行うかどうかを
判定し、次行の印字を行う場合は、モータ駆動手段11
を介してキャリッジモータの1相固定励磁を停止させた
後、キャリッジ6が右から左に移動するようキャリッジ
モータ8を駆動し、上記の動作を繰り返す。一方、全体
制御手段13は、次行の印字を行うかどうかを判定し、
次行の印字を行わない場合は、ホストシステムからのデ
ータ受信状態いわゆるプリンタの待機状態になる。
【0013】以上のように本実施例によれば、全体制御
手段13はプリンタの紙送り中およびプリンタの待機中
に、モータ駆動手段11を介してキャリッジモータ8を
1相固定励磁させるためモータの保持トルクが上昇し、
プリンタ全体またはサーマルヘッド5に横方向の強い衝
撃が加わった場合でもサーマルヘッド5が横方向にずれ
ないという効果を有する。また、図3によればプリンタ
の待機中、紙送り中にキャリッジモータ8を1相固定励
磁するよりも2相固定励磁する方がモータの保持トルク
は増加する。しかしながら、図4に示すように2相固定
励磁をするとモータの温度上昇が大きくなりモータの破
壊を招くことになる。従って、キャリッジモータ8の1
相固定励磁はモータの温度上昇による破壊を防止すると
いう効果も有している。
手段13はプリンタの紙送り中およびプリンタの待機中
に、モータ駆動手段11を介してキャリッジモータ8を
1相固定励磁させるためモータの保持トルクが上昇し、
プリンタ全体またはサーマルヘッド5に横方向の強い衝
撃が加わった場合でもサーマルヘッド5が横方向にずれ
ないという効果を有する。また、図3によればプリンタ
の待機中、紙送り中にキャリッジモータ8を1相固定励
磁するよりも2相固定励磁する方がモータの保持トルク
は増加する。しかしながら、図4に示すように2相固定
励磁をするとモータの温度上昇が大きくなりモータの破
壊を招くことになる。従って、キャリッジモータ8の1
相固定励磁はモータの温度上昇による破壊を防止すると
いう効果も有している。
【0014】(実施例2)以下本発明の第2の実施例を
図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第2の実
施例におけるサーマルシリアルプリンタの構成図であ
る。実施例2の構成図は実施例1の構成図と同一であ
る。
図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第2の実
施例におけるサーマルシリアルプリンタの構成図であ
る。実施例2の構成図は実施例1の構成図と同一であ
る。
【0015】以上のように構成されたサーマルシリアル
プリンタについて図1の構成図と図5のフローチャート
と図6のステッピングモータの各励磁方法におけるモー
タの温度上昇を示したグラフと図7のステッピングモー
タの各励磁方法におけるモータの消費電力を示したグラ
フを用いてその動作を説明する。
プリンタについて図1の構成図と図5のフローチャート
と図6のステッピングモータの各励磁方法におけるモー
タの温度上昇を示したグラフと図7のステッピングモー
タの各励磁方法におけるモータの消費電力を示したグラ
フを用いてその動作を説明する。
【0016】まず第1に、スタートの操作をしホストシ
ステムからのデータ受信の内容が印字開始であれば、全
体制御手段13はモータ駆動手段11とヘッド発色手段
12に駆動命令を出す。次にモータ駆動手段11がキャ
リッジ6が左から右に移動するようキャリッジモータ8
を駆動する。この場合のモータ駆動方法は1−2相励磁
切り替え駆動または2−2相励磁切り替え駆動である。
キャリッジモータ8が駆動されるとラック7によってキ
ャリッジ6が左から右に移動する。
ステムからのデータ受信の内容が印字開始であれば、全
体制御手段13はモータ駆動手段11とヘッド発色手段
12に駆動命令を出す。次にモータ駆動手段11がキャ
リッジ6が左から右に移動するようキャリッジモータ8
を駆動する。この場合のモータ駆動方法は1−2相励磁
切り替え駆動または2−2相励磁切り替え駆動である。
キャリッジモータ8が駆動されるとラック7によってキ
ャリッジ6が左から右に移動する。
【0017】その後印字開始位置にキャリッジ6に保持
されるサーマルヘッド5が移動したらヘッド発色手段1
2で印字を開始する。印字は記録紙1をサーマルヘッド
5とプラテン9の間にはさみ、サーマルヘッド5を記録
紙1に押し当てた状態で行う。1行の印字が終了するま
でサーマルヘッド5を移動させながら印字する。
されるサーマルヘッド5が移動したらヘッド発色手段1
2で印字を開始する。印字は記録紙1をサーマルヘッド
5とプラテン9の間にはさみ、サーマルヘッド5を記録
紙1に押し当てた状態で行う。1行の印字が終了するま
でサーマルヘッド5を移動させながら印字する。
【0018】次に全体制御手段13は、1行の印字が終
了したらモータ駆動手段11を介してキャリッジモータ
8で待機位置までキャリッジ6を移動させる。次に全体
制御手段13は、2−2相励磁切り替え駆動または1−
2相励磁切り替え駆動で駆動していたキャリッジモータ
8の励磁方法をモータ駆動手段11を介して1相固定チ
ョッピング励磁に変更する。1相固定チョッピング励磁
とはモータのコイル1相のみに電流を断続的に流すこと
である。次に全体制御手段13はモータ駆動手段11を
介して紙送りモータ4を駆動し記録紙1を1行分改行す
る。
了したらモータ駆動手段11を介してキャリッジモータ
8で待機位置までキャリッジ6を移動させる。次に全体
制御手段13は、2−2相励磁切り替え駆動または1−
2相励磁切り替え駆動で駆動していたキャリッジモータ
8の励磁方法をモータ駆動手段11を介して1相固定チ
ョッピング励磁に変更する。1相固定チョッピング励磁
とはモータのコイル1相のみに電流を断続的に流すこと
である。次に全体制御手段13はモータ駆動手段11を
介して紙送りモータ4を駆動し記録紙1を1行分改行す
る。
【0019】次に全体制御手段13は、次行の印字を行
うかどうかを判定し、次行の印字を行う場合は、モータ
駆動手段11を介してキャリッジモータの1相固定チョ
ッピング励磁を停止させた後、キャリッジ6が右から左
に移動するようキャリッジモータ8を駆動し、上記の動
作を繰り返す。一方、全体制御手段13は、次行の印字
を行うかどうかを判定し、次行の印字を行わない場合
は、ホストシステムからのデータ受信状態いわゆるプリ
ンタの待機状態になる。
うかどうかを判定し、次行の印字を行う場合は、モータ
駆動手段11を介してキャリッジモータの1相固定チョ
ッピング励磁を停止させた後、キャリッジ6が右から左
に移動するようキャリッジモータ8を駆動し、上記の動
作を繰り返す。一方、全体制御手段13は、次行の印字
を行うかどうかを判定し、次行の印字を行わない場合
は、ホストシステムからのデータ受信状態いわゆるプリ
ンタの待機状態になる。
【0020】以上のように本実施例によれば、全体制御
手段13はプリンタの紙送り中およびプリンタの待機中
に、モータ駆動手段11を介してキャリッジモータ8を
1相固定チョッピング励磁させるため、プリンタ全体ま
たはサーマルヘッドに横方向の強い衝撃が加わった場合
でもサーマルヘッドが横方向にずれないという効果と、
更に図6,図7より本実施例1に較べモータの消費電力
低減およびモータの温度上昇を抑制する効果を有する。
手段13はプリンタの紙送り中およびプリンタの待機中
に、モータ駆動手段11を介してキャリッジモータ8を
1相固定チョッピング励磁させるため、プリンタ全体ま
たはサーマルヘッドに横方向の強い衝撃が加わった場合
でもサーマルヘッドが横方向にずれないという効果と、
更に図6,図7より本実施例1に較べモータの消費電力
低減およびモータの温度上昇を抑制する効果を有する。
【0021】(実施例3)以下本発明の第3の実施例を
図面を参照しながら説明する。図8は本発明の第3の実
施例におけるサーマルシリアルプリンタの構成図であ
る。図8において、14は記録紙、15は記録紙14を
縦方向に移動させるための紙送りローラ、16は紙送り
ローラ15を回転させるための紙送りギア、17は紙送
りギア16を回転させるための紙送りモータ、18は文
字や図形などを記録紙14に印字するサーマルヘッド、
19はサーマルヘッド18を保持するためのキャリッ
ジ、20はキャリッジ19を横方向に移動させるために
キャリッジ19と嵌合するラック、21はキャリッジ1
9およびサーマルヘッド18を横方向に移動させるため
のキャリッジモータ、22はキャリッジ19によってサ
ーマルヘッド18を記録紙14に押し当てるための土台
となるプラテン、23は前記全ての構成要素を支えるプ
リンタ本体、24は紙送りモータ17とキャリッジモー
タ21を駆動するモータ駆動手段、25は前記キャリッ
ジモータ21の駆動電圧を通常の電圧と低電圧に切り替
える電圧切り替え手段、26はサーマルヘッド18を発
色させるヘッド発色手段、27はモータ駆動手段24と
電圧切り替え手段25とヘッド発色手段26の制御やホ
ストシステムからのデータ受信などを行う全体制御手段
である。
図面を参照しながら説明する。図8は本発明の第3の実
施例におけるサーマルシリアルプリンタの構成図であ
る。図8において、14は記録紙、15は記録紙14を
縦方向に移動させるための紙送りローラ、16は紙送り
ローラ15を回転させるための紙送りギア、17は紙送
りギア16を回転させるための紙送りモータ、18は文
字や図形などを記録紙14に印字するサーマルヘッド、
19はサーマルヘッド18を保持するためのキャリッ
ジ、20はキャリッジ19を横方向に移動させるために
キャリッジ19と嵌合するラック、21はキャリッジ1
9およびサーマルヘッド18を横方向に移動させるため
のキャリッジモータ、22はキャリッジ19によってサ
ーマルヘッド18を記録紙14に押し当てるための土台
となるプラテン、23は前記全ての構成要素を支えるプ
リンタ本体、24は紙送りモータ17とキャリッジモー
タ21を駆動するモータ駆動手段、25は前記キャリッ
ジモータ21の駆動電圧を通常の電圧と低電圧に切り替
える電圧切り替え手段、26はサーマルヘッド18を発
色させるヘッド発色手段、27はモータ駆動手段24と
電圧切り替え手段25とヘッド発色手段26の制御やホ
ストシステムからのデータ受信などを行う全体制御手段
である。
【0022】以上のように構成されたサーマルシリアル
プリンタについて図8の構成図と図9のフローチャート
と図10のステッピングモータの各励磁方法におけるモ
ータの温度上昇を示したグラフと図11のステッピング
モータの各励磁方法におけるモータの消費電力を示した
グラフを用いてその動作を説明する。
プリンタについて図8の構成図と図9のフローチャート
と図10のステッピングモータの各励磁方法におけるモ
ータの温度上昇を示したグラフと図11のステッピング
モータの各励磁方法におけるモータの消費電力を示した
グラフを用いてその動作を説明する。
【0023】まず第1に、スタートの操作をしホストシ
ステムからのデータ受信の内容が印字開始であれば、全
体制御手段27はモータ駆動手段24とヘッド発色手段
26に駆動命令を出す。次にモータ駆動手段24がキャ
リッジ19が左から右に移動するようキャリッジモータ
21を駆動する。この場合のモータ駆動方法は1−2相
励磁切り替え駆動または2−2相励磁切り替え駆動であ
る。キャリッジモータ21が駆動されるとラック20に
よってキャリッジ19が左から右に移動する。
ステムからのデータ受信の内容が印字開始であれば、全
体制御手段27はモータ駆動手段24とヘッド発色手段
26に駆動命令を出す。次にモータ駆動手段24がキャ
リッジ19が左から右に移動するようキャリッジモータ
21を駆動する。この場合のモータ駆動方法は1−2相
励磁切り替え駆動または2−2相励磁切り替え駆動であ
る。キャリッジモータ21が駆動されるとラック20に
よってキャリッジ19が左から右に移動する。
【0024】その後印字開始位置にキャリッジ19に保
持されるサーマルヘッド18が移動したらヘッド発色手
段26で印字を開始する。印字は記録紙14をサーマル
ヘッド18とプラテン22の間にはさみ、サーマルヘッ
ド18を記録紙14に押し当てた状態で行う。1行の印
字が終了するまでサーマルヘッド18を移動させながら
印字する。次に全体制御手段27は、1行の印字が終了
したらモータ駆動手段24を介してキャリッジモータ2
1で待機位置までキャリッジ19を移動させる。
持されるサーマルヘッド18が移動したらヘッド発色手
段26で印字を開始する。印字は記録紙14をサーマル
ヘッド18とプラテン22の間にはさみ、サーマルヘッ
ド18を記録紙14に押し当てた状態で行う。1行の印
字が終了するまでサーマルヘッド18を移動させながら
印字する。次に全体制御手段27は、1行の印字が終了
したらモータ駆動手段24を介してキャリッジモータ2
1で待機位置までキャリッジ19を移動させる。
【0025】次に全体制御手段27は、2−2相励磁切
り替え駆動または1−2相励磁切り替え駆動で駆動して
いたキャリッジモータ21の励磁方法をモータ駆動手段
11と電圧切り替え手段25を介して低電圧1相固定励
磁に変更する。低電圧1相固定励磁とは例えば、通常時
のモータ駆動電圧を5.0Vとすると1相固定励磁を行
うときのモータ駆動電圧を5.0Vより小さい2.5V
等にすることをいう。次に全体制御手段27はモータ駆
動手段24を介して紙送りモータ17を駆動し記録紙1
4を1行分改行する。
り替え駆動または1−2相励磁切り替え駆動で駆動して
いたキャリッジモータ21の励磁方法をモータ駆動手段
11と電圧切り替え手段25を介して低電圧1相固定励
磁に変更する。低電圧1相固定励磁とは例えば、通常時
のモータ駆動電圧を5.0Vとすると1相固定励磁を行
うときのモータ駆動電圧を5.0Vより小さい2.5V
等にすることをいう。次に全体制御手段27はモータ駆
動手段24を介して紙送りモータ17を駆動し記録紙1
4を1行分改行する。
【0026】次に全体制御手段27は、次行の印字を行
うかどうかを判定し、次行の印字を行う場合は、モータ
駆動手段24と電圧切り替え手段25を介してキャリッ
ジモータの低電圧1相固定励磁を停止させた後、キャリ
ッジ19が右から左に移動するようキャリッジモータ2
1を駆動し、上記の動作を繰り返す。一方、全体制御手
段27は、次行の印字を行うかどうかを判定し、次行の
印字を行わない場合は、ホストシステムからのデータ受
信状態いわゆるプリンタの待機状態になる。
うかどうかを判定し、次行の印字を行う場合は、モータ
駆動手段24と電圧切り替え手段25を介してキャリッ
ジモータの低電圧1相固定励磁を停止させた後、キャリ
ッジ19が右から左に移動するようキャリッジモータ2
1を駆動し、上記の動作を繰り返す。一方、全体制御手
段27は、次行の印字を行うかどうかを判定し、次行の
印字を行わない場合は、ホストシステムからのデータ受
信状態いわゆるプリンタの待機状態になる。
【0027】以上のように本実施例によれば、全体制御
手段27はプリンタの紙送り中およびプリンタの待機中
に、モータ駆動手段24と電圧切り替え手段25を介し
てキャリッジモータ21を低電圧1相固定励磁させるた
め、プリンタ全体またはサーマルヘッドに横方向の強い
衝撃が加わった場合でもサーマルヘッドが横方向にずれ
ないという効果と、更に図10,図11より本実施例2
と較べモータの消費電力低減およびモータの温度上昇を
抑制する効果を有する。
手段27はプリンタの紙送り中およびプリンタの待機中
に、モータ駆動手段24と電圧切り替え手段25を介し
てキャリッジモータ21を低電圧1相固定励磁させるた
め、プリンタ全体またはサーマルヘッドに横方向の強い
衝撃が加わった場合でもサーマルヘッドが横方向にずれ
ないという効果と、更に図10,図11より本実施例2
と較べモータの消費電力低減およびモータの温度上昇を
抑制する効果を有する。
【0028】(実施例4)以下本発明の第4の実施例を
図面を参照しながら説明する。図8は本発明の第4の実
施例におけるサーマルシリアルプリンタの構成図であ
る。実施例4の構成図は実施例3の構成図と同一であ
る。
図面を参照しながら説明する。図8は本発明の第4の実
施例におけるサーマルシリアルプリンタの構成図であ
る。実施例4の構成図は実施例3の構成図と同一であ
る。
【0029】以上のように構成されたサーマルシリアル
プリンタについて図8の構成図と図12のフローチャー
トと図13のステッピングモータの各励磁方法における
モータの温度上昇を示したグラフと図14のステッピン
グモータの各励磁方法におけるモータの消費電力を示し
たグラフを用いてその動作を説明する。
プリンタについて図8の構成図と図12のフローチャー
トと図13のステッピングモータの各励磁方法における
モータの温度上昇を示したグラフと図14のステッピン
グモータの各励磁方法におけるモータの消費電力を示し
たグラフを用いてその動作を説明する。
【0030】まず第1に、スタートの操作をしホストシ
ステムからのデータ受信の内容が印字開始であれば、全
体制御手段27はモータ駆動手段24とヘッド発色手段
26に駆動命令を出す。次にモータ駆動手段24がキャ
リッジ19が左から右に移動するようキャリッジモータ
21を駆動する。この場合のモータ駆動方法は1−2相
励磁切り替え駆動または2−2相励磁切り替え駆動であ
る。キャリッジモータ21が駆動されるとラック20に
よってキャリッジ19が左から右に移動する。その後印
字開始位置にキャリッジ19に保持されるサーマルヘッ
ド18が移動したらヘッド発色手段26で印字を開始す
る。印字は記録紙14をサーマルヘッド18とプラテン
22の間にはさみ、サーマルヘッド18を記録紙14に
押し当てた状態で行う。1行の印字が終了するまでサー
マルヘッド18を移動させながら印字する。
ステムからのデータ受信の内容が印字開始であれば、全
体制御手段27はモータ駆動手段24とヘッド発色手段
26に駆動命令を出す。次にモータ駆動手段24がキャ
リッジ19が左から右に移動するようキャリッジモータ
21を駆動する。この場合のモータ駆動方法は1−2相
励磁切り替え駆動または2−2相励磁切り替え駆動であ
る。キャリッジモータ21が駆動されるとラック20に
よってキャリッジ19が左から右に移動する。その後印
字開始位置にキャリッジ19に保持されるサーマルヘッ
ド18が移動したらヘッド発色手段26で印字を開始す
る。印字は記録紙14をサーマルヘッド18とプラテン
22の間にはさみ、サーマルヘッド18を記録紙14に
押し当てた状態で行う。1行の印字が終了するまでサー
マルヘッド18を移動させながら印字する。
【0031】次に全体制御手段27は、1行の印字が終
了したらモータ駆動手段24を介してキャリッジモータ
21で待機位置までキャリッジ19を移動させる。次に
全体制御手段27は、2−2相励磁切り替え駆動または
1−2相励磁切り替え駆動で駆動していたキャリッジモ
ータ21の励磁方法をモータ駆動手段24と電圧切り替
え手段25を介して低電圧1相固定チョッピング励磁に
変更する。低電圧1相固定チョッピング励磁とは例え
ば、通常時のモータ駆動電圧を5.0Vとすると1相固
定チョッピング励磁を行うときのモータ駆動電圧を5.
0Vより小さい2.5V等にすること、およびモータの
コイル1相のみに電流を断続的に流すことをいう。
了したらモータ駆動手段24を介してキャリッジモータ
21で待機位置までキャリッジ19を移動させる。次に
全体制御手段27は、2−2相励磁切り替え駆動または
1−2相励磁切り替え駆動で駆動していたキャリッジモ
ータ21の励磁方法をモータ駆動手段24と電圧切り替
え手段25を介して低電圧1相固定チョッピング励磁に
変更する。低電圧1相固定チョッピング励磁とは例え
ば、通常時のモータ駆動電圧を5.0Vとすると1相固
定チョッピング励磁を行うときのモータ駆動電圧を5.
0Vより小さい2.5V等にすること、およびモータの
コイル1相のみに電流を断続的に流すことをいう。
【0032】次に全体制御手段27はモータ駆動手段2
4を介して紙送りモータ17を駆動し記録紙14を1行
分改行する。次に全体制御手段27は、次行の印字を行
うかどうかを判定し、次行の印字を行う場合は、モータ
駆動手段24と電圧切り替え手段25を介してキャリッ
ジモータの低電圧1相固定チョッピング励磁を停止させ
た後、キャリッジ19が右から左に移動するようキャリ
ッジモータ21を駆動し、上記の動作を繰り返す。一
方、全体制御手段27は、次行の印字を行うかどうかを
判定し、次行の印字を行わない場合は、ホストシステム
からのデータ受信状態いわゆるプリンタの待機状態にな
る。
4を介して紙送りモータ17を駆動し記録紙14を1行
分改行する。次に全体制御手段27は、次行の印字を行
うかどうかを判定し、次行の印字を行う場合は、モータ
駆動手段24と電圧切り替え手段25を介してキャリッ
ジモータの低電圧1相固定チョッピング励磁を停止させ
た後、キャリッジ19が右から左に移動するようキャリ
ッジモータ21を駆動し、上記の動作を繰り返す。一
方、全体制御手段27は、次行の印字を行うかどうかを
判定し、次行の印字を行わない場合は、ホストシステム
からのデータ受信状態いわゆるプリンタの待機状態にな
る。
【0033】以上のように本実施例によれば、全体制御
手段27はプリンタの紙送り中およびプリンタの待機中
に、モータ駆動手段24と電圧切り替え手段25を介し
てキャリッジモータ21を低電圧1相固定チョッピング
励磁させるため、プリンタ全体またはサーマルヘッドに
横方向の強い衝撃が加わった場合でもサーマルヘッドが
横方向にずれないという効果と、更に図13,図14よ
り本実施例3よりもモータの消費電力低減およびモータ
の温度上昇を抑制する効果を有する。
手段27はプリンタの紙送り中およびプリンタの待機中
に、モータ駆動手段24と電圧切り替え手段25を介し
てキャリッジモータ21を低電圧1相固定チョッピング
励磁させるため、プリンタ全体またはサーマルヘッドに
横方向の強い衝撃が加わった場合でもサーマルヘッドが
横方向にずれないという効果と、更に図13,図14よ
り本実施例3よりもモータの消費電力低減およびモータ
の温度上昇を抑制する効果を有する。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、プリンタの紙送
り中およびプリンタの待機中に、モータ駆動手段を介し
てキャリッジモータに微弱な電流を流すことによって、
プリンタ全体またはサーマルヘッドに横方向の強い衝撃
が加わった場合でもサーマルヘッドが横方向にずれない
という効果と、更にモータの消費電力低減およびモータ
の温度上昇を抑制するという優れたサーマルシリアルプ
リンタを実現できるものである。
り中およびプリンタの待機中に、モータ駆動手段を介し
てキャリッジモータに微弱な電流を流すことによって、
プリンタ全体またはサーマルヘッドに横方向の強い衝撃
が加わった場合でもサーマルヘッドが横方向にずれない
という効果と、更にモータの消費電力低減およびモータ
の温度上昇を抑制するという優れたサーマルシリアルプ
リンタを実現できるものである。
【図1】本発明の第1,第2の実施例におけるサーマル
シリアルプリンタの構成図
シリアルプリンタの構成図
【図2】本発明の第1の実施例における全体制御手段の
フローチャート
フローチャート
【図3】本発明の第1の実施例におけるステッピングモ
ータの各励磁方法におけるモータの保持トルクを示した
グラフ
ータの各励磁方法におけるモータの保持トルクを示した
グラフ
【図4】本発明の第2の実施例におけるステッピングモ
ータの各励磁方法におけるモータの温度上昇を示したグ
ラフ
ータの各励磁方法におけるモータの温度上昇を示したグ
ラフ
【図5】本発明の第2の実施例における全体制御手段の
フローチャート
フローチャート
【図6】本発明の第2の実施例におけるステッピングモ
ータの各励磁方法におけるモータの温度上昇を示したグ
ラフ
ータの各励磁方法におけるモータの温度上昇を示したグ
ラフ
【図7】本発明の第2の実施例におけるステッピングモ
ータの各励磁方法におけるモータの消費電力を示したグ
ラフ
ータの各励磁方法におけるモータの消費電力を示したグ
ラフ
【図8】本発明の第3,第4の実施例におけるサーマル
シリアルプリンタの構成図
シリアルプリンタの構成図
【図9】本発明の第3の実施例における全体制御手段の
フローチャート
フローチャート
【図10】本発明の第3の実施例におけるステッピング
モータの各励磁方法におけるモータの温度上昇を示した
グラフ
モータの各励磁方法におけるモータの温度上昇を示した
グラフ
【図11】本発明の第3の実施例におけるステッピング
モータの各励磁方法におけるモータの消費電力を示した
グラフ
モータの各励磁方法におけるモータの消費電力を示した
グラフ
【図12】本発明の第4の実施例における全体制御手段
のフローチャート
のフローチャート
【図13】本発明の第4の実施例におけるステッピング
モータの各励磁方法におけるモータの温度上昇を示した
グラフ
モータの各励磁方法におけるモータの温度上昇を示した
グラフ
【図14】本発明の第4の実施例におけるステッピング
モータの各励磁方法におけるモータの消費電力を示した
グラフ
モータの各励磁方法におけるモータの消費電力を示した
グラフ
【図15】従来のサーマルシリアルプリンタの全体制御
手段のフローチャート
手段のフローチャート
1 記録紙 2 紙送りローラ 3 紙送りギア 4 紙送りモータ 5 サーマルヘッド 6 キャリッジ 7 ラック 8 キャリッジモータ 9 プラテン 10 プリンタ本体 11 モータ駆動手段 12 ヘッド発色手段 13 全体制御手段 14 記録紙 15 紙送りローラ 16 紙送りギア 17 紙送りモータ 18 サーマルヘッド 19 キャリッジ 20 ラック 21 キャリッジモータ 22 プラテン 23 プリンタ本体 24 モータ駆動手段 25 電圧切り替え手段 26 ヘッド発色手段 27 全体制御手段
Claims (4)
- 【請求項1】 記録紙を縦方向に移動させるための紙送
り機構と、前記紙送り機構で前記記録紙を移動させるた
めの紙送りモータと、前記記録紙に文字や図形を印字す
るサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドを保持するた
めのキャリッジと、前記キャリッジを横方向に移動させ
るために前記キャリッジと嵌合するラックと、前記キャ
リッジギアを回転させ前記キャリッジおよび前記サーマ
ルヘッドを横方向に移動させるためのキャリッジモータ
と、前記キャリッジによって前記サーマルヘッドを前記
記録紙に押し当てるための土台となるプラテンと、前記
全ての構成要素を支えるプリンタ本体と、前記紙送りモ
ータとキャリッジモータを駆動するモータ駆動手段と、
前記サーマルヘッドを発色させるヘッド発色手段と、前
記モータ駆動手段またはヘッド発色手段の制御やホスト
システムからのデータ受信などを行う全体制御手段とを
備え、紙送り中および待機中にキャリッジモータを1相
固定励磁するサーマルシリアルプリンタ。 - 【請求項2】 記録紙を縦方向に移動させるための紙送
り機構と、前記紙送り機構で前記記録紙を移動させるた
めの紙送りモータと、前記記録紙に文字や図形を印字す
るサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドを保持するた
めのキャリッジと、前記キャリッジを横方向に移動させ
るために前記キャリッジと嵌合するラックと、前記キャ
リッジギアを回転させ前記キャリッジおよび前記サーマ
ルヘッドを横方向に移動させるためのキャリッジモータ
と、前記キャリッジによって前記サーマルヘッドを前記
記録紙に押し当てるための土台となるプラテンと、前記
全ての構成要素を支えるプリンタ本体と、前記紙送りモ
ータとキャリッジモータを駆動するモータ駆動手段と、
前記サーマルヘッドを発色させるヘッド発色手段と、前
記モータ駆動手段またはヘッド発色手段の制御やホスト
システムからのデータ受信などを行う全体制御手段とを
備え、紙送り中および待機中にキャリッジモータを1相
固定チョッピング励磁するサーマルシリアルプリンタ。 - 【請求項3】 記録紙を縦方向に移動させるための紙送
り機構と、前記紙送り機構で前記記録紙を移動させるた
めの紙送りモータと、前記記録紙に文字や図形を印字す
るサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドを保持するた
めのキャリッジと、前記キャリッジを横方向に移動させ
るために前記キャリッジと嵌合するラックと、前記キャ
リッジギアを回転させ前記キャリッジおよび前記サーマ
ルヘッドを横方向に移動させるためのキャリッジモータ
と、前記キャリッジによって前記サーマルヘッドを前記
記録紙に押し当てるための土台となるプラテンと、前記
全ての構成要素を支えるプリンタ本体と、前記紙送りモ
ータとキャリッジモータを駆動するモータ駆動手段と、
前記キャリッジモータの駆動電圧を通常の電圧と低電圧
に切り替える電圧切り替え手段と、前記サーマルヘッド
を発色させるヘッド発色手段と、前記モータ駆動手段と
ヘッド発色手段および電圧切り替え手段の制御やホスト
システムからのデータ受信などを行う全体制御手段とを
備え、紙送り中および待機中にキャリッジモータを低電
圧1相固定励磁するサーマルシリアルプリンタ。 - 【請求項4】 記録紙を縦方向に移動させるための紙送
り機構と、前記紙送り機構で前記記録紙を移動させるた
めの紙送りモータと、前記記録紙に文字や図形を印字す
るサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドを保持するた
めのキャリッジと、前記キャリッジを横方向に移動させ
るために前記キャリッジと嵌合するラックと、前記キャ
リッジギアを回転させ前記キャリッジおよび前記サーマ
ルヘッドを横方向に移動させるためのキャリッジモータ
と、前記キャリッジによって前記サーマルヘッドを前記
記録紙に押し当てるための土台となるプラテンと、前記
全ての構成要素を支えるプリンタ本体と、前記紙送りモ
ータとキャリッジモータを駆動するモータ駆動手段と、
前記キャリッジモータの駆動電圧を通常の電圧と低電圧
に切り替える電圧切り替え手段と、前記サーマルヘッド
を発色させるヘッド発色手段と、前記モータ駆動手段と
ヘッド発色手段および電圧切り替え手段の制御やホスト
システムからのデータ受信などを行う全体制御手段とを
備え、紙送り中および待機中にキャリッジモータを低電
圧1相固定チョッピング励磁するサーマルシリアルプリ
ンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6774895A JPH08258359A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | サーマルシリアルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6774895A JPH08258359A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | サーマルシリアルプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08258359A true JPH08258359A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13353882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6774895A Pending JPH08258359A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | サーマルシリアルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08258359A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11167558B2 (en) | 2019-02-28 | 2021-11-09 | Casio Computer Co., Ltd. | Electronic device and drive method of motor |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP6774895A patent/JPH08258359A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11167558B2 (en) | 2019-02-28 | 2021-11-09 | Casio Computer Co., Ltd. | Electronic device and drive method of motor |
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