JPH08258053A - 複合碍子の端部分成形方法およびそれに用いる端部分成形治具 - Google Patents
複合碍子の端部分成形方法およびそれに用いる端部分成形治具Info
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- JPH08258053A JPH08258053A JP7060415A JP6041595A JPH08258053A JP H08258053 A JPH08258053 A JP H08258053A JP 7060415 A JP7060415 A JP 7060415A JP 6041595 A JP6041595 A JP 6041595A JP H08258053 A JPH08258053 A JP H08258053A
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- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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- Insulating Bodies (AREA)
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- Insulators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】複合碍子の金具取付部を、そこにばりを発生さ
せることなく形成し、併せて、金型端部からの絶縁性高
分子材料の洩出を防止する。 【構成】複合碍子端部分の、把持金具の取付部を形成す
るに当り、コアロッド9の端部分に筒状部材6を液密に
嵌め合わせるとともに、金型内で、そのコアロッド9
と、筒状部材6の内周面16との間に絶縁性高分子材料
を流入させる。
せることなく形成し、併せて、金型端部からの絶縁性高
分子材料の洩出を防止する。 【構成】複合碍子端部分の、把持金具の取付部を形成す
るに当り、コアロッド9の端部分に筒状部材6を液密に
嵌め合わせるとともに、金型内で、そのコアロッド9
と、筒状部材6の内周面16との間に絶縁性高分子材料
を流入させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複合碍子の端部分成
形方法およびそれに用いる端部分成形治具に関するもの
であり、とくには、把持金具をかしめ固定する、複合碍
子の金具取付部を、それにパーティングラインを生じさ
せることなく、また、絶縁性高分子材料の洩出のおそれ
なしに成形可能ならしめるものである。なお、ここでい
う「碍子」には、いわゆる「碍管」も含まれるものとす
る。
形方法およびそれに用いる端部分成形治具に関するもの
であり、とくには、把持金具をかしめ固定する、複合碍
子の金具取付部を、それにパーティングラインを生じさ
せることなく、また、絶縁性高分子材料の洩出のおそれ
なしに成形可能ならしめるものである。なお、ここでい
う「碍子」には、いわゆる「碍管」も含まれるものとす
る。
【0002】
【従来の技術】繊維強化樹脂等よりなる、中実もしくは
中空のコアロッドの外周上に、それをほぼ全長にわたっ
て被覆するシースと、それの軸線方向に離隔した複数の
笠部とを、絶縁性の高分子材料によって一体形成してな
る複合碍子は従来既知であり、このような複合碍子は、
多くは、成形キャビティを画成する一対の金型を用いた
射出成形、トランスファ成形等によって製造される。
中空のコアロッドの外周上に、それをほぼ全長にわたっ
て被覆するシースと、それの軸線方向に離隔した複数の
笠部とを、絶縁性の高分子材料によって一体形成してな
る複合碍子は従来既知であり、このような複合碍子は、
多くは、成形キャビティを画成する一対の金型を用いた
射出成形、トランスファ成形等によって製造される。
【0003】ところで、かかる複合碍子を、射出成形等
にて製造する場合には、コアロッドをキャビティの中心
部分に正確に位置決め支持することの他、複合碍子の金
具取付部に、金型分割面に沿うばりが発生するのを防止
し、また、金型端部からの絶縁性高分子材料の洩出を確
実に阻止することが必要であるも、従来から提案され、
そして使用されている成形金型は、シースおよび笠部の
他、金具取付部のための成形面をもそこに直接的に形成
したものであって、金型キャビティの形状を、複合碍子
の輪郭形状と丁度対応させたものであった。
にて製造する場合には、コアロッドをキャビティの中心
部分に正確に位置決め支持することの他、複合碍子の金
具取付部に、金型分割面に沿うばりが発生するのを防止
し、また、金型端部からの絶縁性高分子材料の洩出を確
実に阻止することが必要であるも、従来から提案され、
そして使用されている成形金型は、シースおよび笠部の
他、金具取付部のための成形面をもそこに直接的に形成
したものであって、金型キャビティの形状を、複合碍子
の輪郭形状と丁度対応させたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これがため、従来のこ
のような成形金型においては、金型の分割面間への絶縁
性高分子材料の差し込みを完全に阻止し得るシール部材
をその金型に配設することが実質的に不可能であった
他、金型キャビティ内に配置されるコアロッドの周りに
密着して絶縁性高分子材料の洩出を十分に防止するシー
ル部材をそこに配設することが実質的に不可能であり、
従って、複合碍子の端部分の、金具取付部には依然とし
てばりが発生し、また、金型端部からの絶縁性高分子材
料の洩出を十分に防止することができなかった。
のような成形金型においては、金型の分割面間への絶縁
性高分子材料の差し込みを完全に阻止し得るシール部材
をその金型に配設することが実質的に不可能であった
他、金型キャビティ内に配置されるコアロッドの周りに
密着して絶縁性高分子材料の洩出を十分に防止するシー
ル部材をそこに配設することが実質的に不可能であり、
従って、複合碍子の端部分の、金具取付部には依然とし
てばりが発生し、また、金型端部からの絶縁性高分子材
料の洩出を十分に防止することができなかった。
【0005】ここで、金具取付部に発生してそれの長さ
方向に延びるばりは、金具取付部の周りに嵌合されて、
そこにかしめ固定される把持金具の固定強度の、周方向
位置による変動をもたらして、その把持金具の内側への
雨水その他の浸入の原因の一つとなり、また、絶縁性高
分子材料の洩出は、材料歩留の低下の他、成形金型の汚
損の原因ともなっていた。
方向に延びるばりは、金具取付部の周りに嵌合されて、
そこにかしめ固定される把持金具の固定強度の、周方向
位置による変動をもたらして、その把持金具の内側への
雨水その他の浸入の原因の一つとなり、また、絶縁性高
分子材料の洩出は、材料歩留の低下の他、成形金型の汚
損の原因ともなっていた。
【0006】加えて、この従来の成形金型では、キャビ
ティ内のガスを、十分にかつ円滑に、しかも、絶縁性高
分子材料の洩出のおそれなしに抜き取るベント通路を形
成することが甚だ困難であった。
ティ内のガスを、十分にかつ円滑に、しかも、絶縁性高
分子材料の洩出のおそれなしに抜き取るベント通路を形
成することが甚だ困難であった。
【0007】この発明は、従来技術の有するこのような
問題点を解決することを課題として検討した結果なされ
たものであり、その目的とするところは、複合碍子の金
具取付部へのばりの発生および、金型端部からの絶縁性
高分子材料の洩出のそれぞれを有効に防止するととも
に、キャビティ内のガスを、絶縁性高分子材料の洩出の
おそれなしに、十分にかつ円滑に抜き取ることも可能と
する複合碍子の端部分成形方法およびそれに用いる端部
分成形治具を提供するにある。
問題点を解決することを課題として検討した結果なされ
たものであり、その目的とするところは、複合碍子の金
具取付部へのばりの発生および、金型端部からの絶縁性
高分子材料の洩出のそれぞれを有効に防止するととも
に、キャビティ内のガスを、絶縁性高分子材料の洩出の
おそれなしに、十分にかつ円滑に抜き取ることも可能と
する複合碍子の端部分成形方法およびそれに用いる端部
分成形治具を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の、複合碍子の
端部分成形方法は、コアロッドをそれのほぼ全長にわた
って覆うシースを設けるとともに、コアロッドの長さ方
向に間隔をおいた複数個所で、シースから半径方向外方
へ張出し形成したそれぞれの笠部を設け、また、両端部
分に、シースと一体をなして、把持金具のかしめ固定を
許容する金具取付部を設けた複合碍子を成形するに当
り、コアロッドの端部分に液密に嵌め合わせて、対をな
す金型間に位置決め配置した筒状部材の内周側に絶縁性
高分子材料を流入させることによって、前記金具取付部
を形成するものである。
端部分成形方法は、コアロッドをそれのほぼ全長にわた
って覆うシースを設けるとともに、コアロッドの長さ方
向に間隔をおいた複数個所で、シースから半径方向外方
へ張出し形成したそれぞれの笠部を設け、また、両端部
分に、シースと一体をなして、把持金具のかしめ固定を
許容する金具取付部を設けた複合碍子を成形するに当
り、コアロッドの端部分に液密に嵌め合わせて、対をな
す金型間に位置決め配置した筒状部材の内周側に絶縁性
高分子材料を流入させることによって、前記金具取付部
を形成するものである。
【0009】また、この発明の端部分成形治具は、シー
ル部材を介してコアロッドに液密に外接する小径のシー
ル内周面と、このシール内周面と同軸に配置されて、コ
アロッドの外周面から所定の間隔をおく大径の成形内周
面とを具え、対をなす金型間に位置決め保持される筒状
部材により構成したものである。
ル部材を介してコアロッドに液密に外接する小径のシー
ル内周面と、このシール内周面と同軸に配置されて、コ
アロッドの外周面から所定の間隔をおく大径の成形内周
面とを具え、対をなす金型間に位置決め保持される筒状
部材により構成したものである。
【0010】ここで好ましくは、前記成形内周面に、少
なくとも一本の環状溝を設け、また好ましくは、筒状部
材の外周面に、たとえば、それの一端から他端まで、直
線状、螺旋状などの所要の形態で延在する少なくとも一
本の条溝を設ける。そして、さらに好ましくは、筒状部
材の外周面に、少なくとも一本の環状突条を設ける。
なくとも一本の環状溝を設け、また好ましくは、筒状部
材の外周面に、たとえば、それの一端から他端まで、直
線状、螺旋状などの所要の形態で延在する少なくとも一
本の条溝を設ける。そして、さらに好ましくは、筒状部
材の外周面に、少なくとも一本の環状突条を設ける。
【0011】
【作用】この発明の端部分成形方法によれば、コアロッ
ドに嵌め合わせた筒状部材の内側に絶縁性高分子材料を
流入させ、その筒状部材の内周面をもって、シースと一
体をなす金具取付部を形成することにより、その金具取
付部は、筒状部材の内周面に倣った外輪郭形状を有する
ことになり、そこには、対をなす金型の分割面に沿うば
りが発生する余地すら存在しないので、複合碍子の金具
取付部を、その全周にわたって常に平滑ならしめること
ができる。
ドに嵌め合わせた筒状部材の内側に絶縁性高分子材料を
流入させ、その筒状部材の内周面をもって、シースと一
体をなす金具取付部を形成することにより、その金具取
付部は、筒状部材の内周面に倣った外輪郭形状を有する
ことになり、そこには、対をなす金型の分割面に沿うば
りが発生する余地すら存在しないので、複合碍子の金具
取付部を、その全周にわたって常に平滑ならしめること
ができる。
【0012】また、その筒状部材は、通常はシール部材
を介して、コアロッドの周りに液密に嵌まり合うことか
ら、筒状部材が端壁付きであると否とにかかわらず、コ
アロッドと筒状部材との間へ流入した絶縁性高分子材料
の、金型端部からの洩出を十分に防止することができ
る。
を介して、コアロッドの周りに液密に嵌まり合うことか
ら、筒状部材が端壁付きであると否とにかかわらず、コ
アロッドと筒状部材との間へ流入した絶縁性高分子材料
の、金型端部からの洩出を十分に防止することができ
る。
【0013】ところで、このようにして金具取付部を形
成するためには、絶縁性高分子材料の流入を許容する端
部分成形治具を、コアロッドの外周面にシール部材を介
して液密に外接する小径のシール内周面と、このシール
内周面と同軸に配置されて、コアロッドの外周面から所
定の間隔をおく大径の成形内周面とを具えるとともに、
対をなす金型間に位置決め保持される筒状部材によって
構成することが好ましく、これによれば、前述したよう
に、金具取付部へのばりの発生を確実に防止し、併せ
て、コアロッドと端部分成形治具との間に流入した絶縁
性高分子材料の、金型端部からの洩出を確実に防止する
ことができる。
成するためには、絶縁性高分子材料の流入を許容する端
部分成形治具を、コアロッドの外周面にシール部材を介
して液密に外接する小径のシール内周面と、このシール
内周面と同軸に配置されて、コアロッドの外周面から所
定の間隔をおく大径の成形内周面とを具えるとともに、
対をなす金型間に位置決め保持される筒状部材によって
構成することが好ましく、これによれば、前述したよう
に、金具取付部へのばりの発生を確実に防止し、併せ
て、コアロッドと端部分成形治具との間に流入した絶縁
性高分子材料の、金型端部からの洩出を確実に防止する
ことができる。
【0014】また、この端部分成形治具の成形内周面
に、少なくとも一本の環状溝を設け、これによって、金
具取付部に環状の突条を設けた場合には、そこへの把持
金具のかしめ固定に際し、その把持金具の固定強度を一
層高めることができ、このことは、金具取付部に二本以
上の環状突条を設けた場合にとくに顕著である。
に、少なくとも一本の環状溝を設け、これによって、金
具取付部に環状の突条を設けた場合には、そこへの把持
金具のかしめ固定に際し、その把持金具の固定強度を一
層高めることができ、このことは、金具取付部に二本以
上の環状突条を設けた場合にとくに顕著である。
【0015】そしてまた、筒状部材の外周面に、金型キ
ャビティに連通して、その筒状部材の軸線方向に連続し
て延びる条溝を設けた場合には、その条溝に負圧吸引手
段を接続することで、キャビティ内のガスを、端部分成
形治具の外周面を経て、十分に、そして円滑に抜き取る
ことができるので、複合碍子への成形欠陥の発生を有効
に防止することができる。なおここにおける条溝は、十
分小さな横断面積を有することから、たとえそこへ絶縁
性高分子材料が入り込むことがあっても、その絶縁性高
分子材料は、流動の途中で硬化、凝固等されることにな
るので、それが型外に洩出することはなく、しかも、そ
の硬化物等は、金型の型開きの後の、端部分成形治具の
そこからの取外しによって容易に除去することができ
る。
ャビティに連通して、その筒状部材の軸線方向に連続し
て延びる条溝を設けた場合には、その条溝に負圧吸引手
段を接続することで、キャビティ内のガスを、端部分成
形治具の外周面を経て、十分に、そして円滑に抜き取る
ことができるので、複合碍子への成形欠陥の発生を有効
に防止することができる。なおここにおける条溝は、十
分小さな横断面積を有することから、たとえそこへ絶縁
性高分子材料が入り込むことがあっても、その絶縁性高
分子材料は、流動の途中で硬化、凝固等されることにな
るので、それが型外に洩出することはなく、しかも、そ
の硬化物等は、金型の型開きの後の、端部分成形治具の
そこからの取外しによって容易に除去することができ
る。
【0016】さらに、筒状部材の外周面に、環状突条を
設けた場合には、端部分成形治具の、金型に対する位置
決めを容易かつ正確ならしめることができる。またここ
で、端部分成形治具の外表面に、ガス抜き用の条溝を設
けた場合には、条溝のトータル長さが長くなることによ
り、絶縁性高分子材料の、型外への洩出をより有効に防
止することができる。
設けた場合には、端部分成形治具の、金型に対する位置
決めを容易かつ正確ならしめることができる。またここ
で、端部分成形治具の外表面に、ガス抜き用の条溝を設
けた場合には、条溝のトータル長さが長くなることによ
り、絶縁性高分子材料の、型外への洩出をより有効に防
止することができる。
【0017】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1はこの発明の実施例を示す縦断面図であ
り、ここでは、上下に対をなす金型を、ランナーその他
の高分子材料導入通路、金型の加熱および冷却機構部な
どの既知の部分を省略して示す。
明する。図1はこの発明の実施例を示す縦断面図であ
り、ここでは、上下に対をなす金型を、ランナーその他
の高分子材料導入通路、金型の加熱および冷却機構部な
どの既知の部分を省略して示す。
【0018】図中1および2はそれぞれ、型締姿勢で示
す上型および下型であり、これらの上下型1,2は、所
要のキャビティ3の画成に寄与するそれぞれの成形面
4,5を有するとともに、後に詳述する端部分成形治具
6を位置決め保持するためのセット面7,8をそれぞれ
有する。
す上型および下型であり、これらの上下型1,2は、所
要のキャビティ3の画成に寄与するそれぞれの成形面
4,5を有するとともに、後に詳述する端部分成形治具
6を位置決め保持するためのセット面7,8をそれぞれ
有する。
【0019】ここで、高分子材料の成形に先だつ、上下
型1,2の、図示のような型締状態の下では、繊維強化
樹脂等よりなるコアロッド9が、それの両端部分に液密
に嵌合されて、複合碍子の金具取付部の形成に寄与し、
併せて、金型端部からの絶縁性高分子材料の洩出を阻止
すべく機能する端部分成形治具6とともに、キャビティ
3の中心部分に予め位置決め配置される。
型1,2の、図示のような型締状態の下では、繊維強化
樹脂等よりなるコアロッド9が、それの両端部分に液密
に嵌合されて、複合碍子の金具取付部の形成に寄与し、
併せて、金型端部からの絶縁性高分子材料の洩出を阻止
すべく機能する端部分成形治具6とともに、キャビティ
3の中心部分に予め位置決め配置される。
【0020】なお、図中10は、図では上下に対をな
し、絶縁性高分子材料の、キャビティ3への射出もしく
は圧入の終了に至るまでコアロッド9を支持して、射出
圧等によるコアロッド6の変形を防止する支持部材を示
し、これらの支持部材10は、射出等の終了段階で、コ
アロッド9の半径方向外方に後退変位される。
し、絶縁性高分子材料の、キャビティ3への射出もしく
は圧入の終了に至るまでコアロッド9を支持して、射出
圧等によるコアロッド6の変形を防止する支持部材を示
し、これらの支持部材10は、射出等の終了段階で、コ
アロッド9の半径方向外方に後退変位される。
【0021】また11は、下型2に配設したエジェクタ
ピンを示し、このエジェクタピン11は、型開き後に下
型上に残留する複合碍子をその下型2から取出すに当っ
て、それを下型2の成形面5から離型させて所定の高さ
まで持上げるべく機能する。
ピンを示し、このエジェクタピン11は、型開き後に下
型上に残留する複合碍子をその下型2から取出すに当っ
て、それを下型2の成形面5から離型させて所定の高さ
まで持上げるべく機能する。
【0022】さらに12は、上型1に配設した、複合碍
子の離型治具を示し、この例の離型治具12は、端部分
成形治具6と対応する位置に配設され、上下型1,2の
型開きに際して、バックアップスプリングの作用下で、
成形品としての複合碍子を上型1から確実に離型させる
べく機能する。
子の離型治具を示し、この例の離型治具12は、端部分
成形治具6と対応する位置に配設され、上下型1,2の
型開きに際して、バックアップスプリングの作用下で、
成形品としての複合碍子を上型1から確実に離型させる
べく機能する。
【0023】ここで、コアロッド9の端部分に嵌合され
る端部分成形治具6は、図2に例示するように、ポリテ
トラフルオロエチレンその他のフッ素樹脂13およびオ
ーリングの少なくとも一方のシール部材を介してコアロ
ッド9に液密に外接する小径のシール内周面15と、こ
のシール内周面15と同軸に配置されて、そのシール内
周面15よりコアロッド9の中央部側に位置するととも
に、そのコアロッド9の外周面から所定の間隔をおく大
径の成形内周面16とを具えるとともに、上下型1,2
間に位置決め保持される筒状部材17からなる。この端
部分成形治具6のシール内周面15は、この例では、フ
ッ素樹脂13を位置決め配置するための二本の環状溝1
8を有する他、射出等される高分子材料の堰止め溝とし
ての一本の環状溝19を有しており、また、成形内周面
16は、複合碍子の金具取付部に二本の環状突条を形成
するための二本の環状溝20を有する。
る端部分成形治具6は、図2に例示するように、ポリテ
トラフルオロエチレンその他のフッ素樹脂13およびオ
ーリングの少なくとも一方のシール部材を介してコアロ
ッド9に液密に外接する小径のシール内周面15と、こ
のシール内周面15と同軸に配置されて、そのシール内
周面15よりコアロッド9の中央部側に位置するととも
に、そのコアロッド9の外周面から所定の間隔をおく大
径の成形内周面16とを具えるとともに、上下型1,2
間に位置決め保持される筒状部材17からなる。この端
部分成形治具6のシール内周面15は、この例では、フ
ッ素樹脂13を位置決め配置するための二本の環状溝1
8を有する他、射出等される高分子材料の堰止め溝とし
ての一本の環状溝19を有しており、また、成形内周面
16は、複合碍子の金具取付部に二本の環状突条を形成
するための二本の環状溝20を有する。
【0024】ここで、それぞれの環状溝18へのフッ素
樹脂13の配置は、たとえば、所定の寸法に切断、成形
等したそのフッ素樹脂13の両端面を単に突き合わせた
状態で、または、それらの両端面を、接着剤その他によ
って突き合わせ接合した状態で、環状溝18に、それの
厚みの大部分にわたって嵌め込むことにより行うことが
できる。
樹脂13の配置は、たとえば、所定の寸法に切断、成形
等したそのフッ素樹脂13の両端面を単に突き合わせた
状態で、または、それらの両端面を、接着剤その他によ
って突き合わせ接合した状態で、環状溝18に、それの
厚みの大部分にわたって嵌め込むことにより行うことが
できる。
【0025】また、ここにおける端部分成形治具6は、
筒状部材17の、成形内周面側の端部分外周面に設けた
一本の環状突条21を具えており、図では先細りテーパ
側壁を有するこの環状突条21は、上下のそれぞれの型
1,2のセット面7,8に設けた溝内にそれを嵌め込む
ことで、端部分成形治具6の、所要位置への、正確な位
置決め保持を可能ならしめる。
筒状部材17の、成形内周面側の端部分外周面に設けた
一本の環状突条21を具えており、図では先細りテーパ
側壁を有するこの環状突条21は、上下のそれぞれの型
1,2のセット面7,8に設けた溝内にそれを嵌め込む
ことで、端部分成形治具6の、所要位置への、正確な位
置決め保持を可能ならしめる。
【0026】さらに、この例の端部分成形治具6では、
筒状部材17の外周面に、周方向に所定の間隔をおいて
位置して、それの一端から他端まで、軸線方向に直線状
に延びる複数本のガス抜き条溝22を設け、これらの各
ガス抜き条溝22を、キャビティ3に、直接的もしくは
間接的に連通させる。ここで、各ガス抜き条溝22を、
図示のように、環状突条21の端面に形成されて、上下
型セット面7,8の溝内にわずかに入り込む端面環状溝
23を介して、すなわち、その端面環状溝23の内周側
端面と、セット面溝壁との間に生じる隙間を介して、キ
ャビティ3に間接的に連通させた場合には、ガス抜き条
溝22への絶縁性高分子材料の浸入を効果的に防止する
ことができ、たとえその浸入が生じても、それは、十分
長いガス抜き条溝22を辿る途中で硬化、凝固等される
ことになり、その絶縁性高分子材料が、金型端部から洩
出することはない。
筒状部材17の外周面に、周方向に所定の間隔をおいて
位置して、それの一端から他端まで、軸線方向に直線状
に延びる複数本のガス抜き条溝22を設け、これらの各
ガス抜き条溝22を、キャビティ3に、直接的もしくは
間接的に連通させる。ここで、各ガス抜き条溝22を、
図示のように、環状突条21の端面に形成されて、上下
型セット面7,8の溝内にわずかに入り込む端面環状溝
23を介して、すなわち、その端面環状溝23の内周側
端面と、セット面溝壁との間に生じる隙間を介して、キ
ャビティ3に間接的に連通させた場合には、ガス抜き条
溝22への絶縁性高分子材料の浸入を効果的に防止する
ことができ、たとえその浸入が生じても、それは、十分
長いガス抜き条溝22を辿る途中で硬化、凝固等される
ことになり、その絶縁性高分子材料が、金型端部から洩
出することはない。
【0027】図3はこの発明の他の実施例を示す縦断面
図であり、これは、筒状部材17の、環状突条21から
十分離れた位置を、端壁24によって閉止することによ
り、端部分成形治具6を全体としてキャップ状としたも
のである。この例によれば、端部分成形治具6と、コア
ロッド9との間を通る絶縁性高分子材料の洩出を端壁2
4によって有効に防止し得ることから、フッ素樹脂13
等を嵌め込む環状溝18をシール内周面15に一条だけ
設けている。またここでは、ガス抜き条溝22を、金型
側に設けた吸引通路25と対応する位置にて終了させて
いるも、それらの環状溝18およびガス抜き条溝22
を、前述したところと同様に構成することも可能であ
る。
図であり、これは、筒状部材17の、環状突条21から
十分離れた位置を、端壁24によって閉止することによ
り、端部分成形治具6を全体としてキャップ状としたも
のである。この例によれば、端部分成形治具6と、コア
ロッド9との間を通る絶縁性高分子材料の洩出を端壁2
4によって有効に防止し得ることから、フッ素樹脂13
等を嵌め込む環状溝18をシール内周面15に一条だけ
設けている。またここでは、ガス抜き条溝22を、金型
側に設けた吸引通路25と対応する位置にて終了させて
いるも、それらの環状溝18およびガス抜き条溝22
を、前述したところと同様に構成することも可能であ
る。
【0028】以上のような端部分成形治具6を用いて複
合碍子を成形するに当っては、はじめに、所定長さのコ
アロッド9の両端部分にそれぞれの端部分成形治具6を
液密に嵌め合わせた状態で、そのコアロッド9を金型キ
ャビティ3内に配置する。
合碍子を成形するに当っては、はじめに、所定長さのコ
アロッド9の両端部分にそれぞれの端部分成形治具6を
液密に嵌め合わせた状態で、そのコアロッド9を金型キ
ャビティ3内に配置する。
【0029】図1は、この状態を、上下型1,2の型締
め状態で示し、コアロッド9は、それぞれの端部分成形
治具6、場合によっては、それらに加えて支持部材10
の作用下で、キャビティ3の中心部分に正確に位置決め
支持され、また、端部分成形治具6の環状突条21の、
セット面条溝への嵌まり込みによって、所期した通りの
軸線方向位置に、これもまた正確に位置決めされ、保持
される。
め状態で示し、コアロッド9は、それぞれの端部分成形
治具6、場合によっては、それらに加えて支持部材10
の作用下で、キャビティ3の中心部分に正確に位置決め
支持され、また、端部分成形治具6の環状突条21の、
セット面条溝への嵌まり込みによって、所期した通りの
軸線方向位置に、これもまた正確に位置決めされ、保持
される。
【0030】その後は、ガス抜き条溝22を経たガス抜
きを行いつつ、キャビティ内への絶縁性高分子材料の射
出もしくは圧入を行い、これによって、その絶縁性高分
子材料をキャビティ内に充満させるとともに、それぞれ
の端部分成形治具6の成形内周面16とコアロッド9と
の間にもまた充満させる。この場合において、端部分成
形治具6とコアロッド9との間からの絶縁性高分子材料
の洩出は、コアロッド外周面へのフッ素樹脂13等の作
用下で十分に防止され、また、端部成形金具6と、上下
型1,2との間からの絶縁性高分子材料の洩出は、十分
長いガス抜き条溝22の作用下で十分に防止される。
きを行いつつ、キャビティ内への絶縁性高分子材料の射
出もしくは圧入を行い、これによって、その絶縁性高分
子材料をキャビティ内に充満させるとともに、それぞれ
の端部分成形治具6の成形内周面16とコアロッド9と
の間にもまた充満させる。この場合において、端部分成
形治具6とコアロッド9との間からの絶縁性高分子材料
の洩出は、コアロッド外周面へのフッ素樹脂13等の作
用下で十分に防止され、また、端部成形金具6と、上下
型1,2との間からの絶縁性高分子材料の洩出は、十分
長いガス抜き条溝22の作用下で十分に防止される。
【0031】キャビティ内へのこのような射出等の終了
後は、絶縁性高分子材料を硬化等させる。従って、複合
碍子のシースおよび笠部は、十分なガス抜き状態の下に
て、上下の型1,2のそれぞれの成形面4,5によって
形成され、また、そのシースと一体をなす金具取付部
は、端部分成形治具6の、分割面を有しない成形内周面
16によってそれぞれ形成されることになり、その金具
取付部に、ばりが発生するおそれは全くない。
後は、絶縁性高分子材料を硬化等させる。従って、複合
碍子のシースおよび笠部は、十分なガス抜き状態の下に
て、上下の型1,2のそれぞれの成形面4,5によって
形成され、また、そのシースと一体をなす金具取付部
は、端部分成形治具6の、分割面を有しない成形内周面
16によってそれぞれ形成されることになり、その金具
取付部に、ばりが発生するおそれは全くない。
【0032】図4は、このようにして成形した複合碍子
を例示する図であり、上下型1,2の成形面4,5によ
って形成されるシース26および笠部27の、型分割面
と対応する位置にはばり28,29が発生することはあ
っても、そのシース26と一体をなす金具取付部30
は、分割面を有しない筒状の端部分成形治具6にて形成
されることから、そこには、型分割面の存在に起因する
ばりが発生することはない。
を例示する図であり、上下型1,2の成形面4,5によ
って形成されるシース26および笠部27の、型分割面
と対応する位置にはばり28,29が発生することはあ
っても、そのシース26と一体をなす金具取付部30
は、分割面を有しない筒状の端部分成形治具6にて形成
されることから、そこには、型分割面の存在に起因する
ばりが発生することはない。
【0033】これがため、このようにして成形した金具
取付部30の周りに把持金具31をかしめ固定した場合
には、その把持金具31は、金具取付部30の全周にわ
たって十分緊密に、かつ実質上均一の強度でそこに固定
されることになり、それ故に、把持金具31とその金具
取付部30との間への雨水その他の浸入を効果的に防止
することができ、このことは、金具取付部30に、成形
内周面16の環状溝20によって、一本以上の環状突条
32を形成して、把持金具31の固定強度を高めた場合
により顕著である。
取付部30の周りに把持金具31をかしめ固定した場合
には、その把持金具31は、金具取付部30の全周にわ
たって十分緊密に、かつ実質上均一の強度でそこに固定
されることになり、それ故に、把持金具31とその金具
取付部30との間への雨水その他の浸入を効果的に防止
することができ、このことは、金具取付部30に、成形
内周面16の環状溝20によって、一本以上の環状突条
32を形成して、把持金具31の固定強度を高めた場合
により顕著である。
【0034】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、コアロッ
ドの端部分に、全体としてほぼ筒状をなす端部分成形治
具を液密に嵌め合わせて金具取付部を形成することによ
り、金型の端部からの絶縁性高分子材料の洩出を有効に
防止するとともに、その金具取付部へのばりの発生を十
分に防止することができる。またここで、端部分成形治
具の外周面にガス抜き条溝を設けた場合には、高分子材
料の洩出のおそれなしに、キャビティ内のガスを十分
に、かつ円滑に抜き取って、成形欠陥の発生を効果的に
防止することができる。
ドの端部分に、全体としてほぼ筒状をなす端部分成形治
具を液密に嵌め合わせて金具取付部を形成することによ
り、金型の端部からの絶縁性高分子材料の洩出を有効に
防止するとともに、その金具取付部へのばりの発生を十
分に防止することができる。またここで、端部分成形治
具の外周面にガス抜き条溝を設けた場合には、高分子材
料の洩出のおそれなしに、キャビティ内のガスを十分
に、かつ円滑に抜き取って、成形欠陥の発生を効果的に
防止することができる。
【図1】この発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】端部分成形治具を例示する図である。
【図3】端部分成形治具の他の例を示す断面図である。
【図4】複合碍子を例示する図である。
1 上型 2 下型 3 キャビティ 4,5 成形面
6端部分成形治具 7,8 セット面 9 コアロッ
ド 13 フッ素樹脂 15シール内周面 16 成形
内周面 17 筒状部材 18 環状溝 19 環状溝
20 環状溝 21 環状突条 22 ガス抜き条溝
23 端面環状溝 24 端壁 25 吸引通路 26 シース 27 笠
部 28,29 ばり 30 金具取付部 31 把持金具 32 環状突条
6端部分成形治具 7,8 セット面 9 コアロッ
ド 13 フッ素樹脂 15シール内周面 16 成形
内周面 17 筒状部材 18 環状溝 19 環状溝
20 環状溝 21 環状突条 22 ガス抜き条溝
23 端面環状溝 24 端壁 25 吸引通路 26 シース 27 笠
部 28,29 ばり 30 金具取付部 31 把持金具 32 環状突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34
Claims (5)
- 【請求項1】コアロッドと、このコアロッドをそれのほ
ぼ全長にわたって覆うシースと、コアロッドの長さ方向
に間隔をおいた複数個所で、前記シースから半径方向外
方へ張出し形成したそれぞれの笠部とを具えるととも
に、両端部分に、前記シースと一体をなし、把持金具の
かしめ固定を許容する金具取付部を具える複合碍子を成
形するに当り、 前記金具取付部を、コアロッドの端部分に液密に嵌め合
わせて、対をなす金型間に配置した筒状部材の内周側に
絶縁性高分子材料を流入させることによって形成するこ
とを特徴とする複合碍子の端部分成形方法。 - 【請求項2】シール部材を介してコアロッドに液密に外
接する小径のシール内周面と、このシール内周面と同軸
に配置されて、コアロッドの外周面から所定の間隔をお
く大径の成形内周面とを具え、対をなす金型間に位置決
め保持される筒状部材にて構成してなる複合碍子の端部
分成形治具。 - 【請求項3】成形内周面に、少なくとも一本の環状溝を
設けてなる請求項2記載の複合碍子の端部分成形治具。 - 【請求項4】筒状部材の外周面に、金型キャビティに連
通して、その筒状部材の軸線方向に延びる少なくとも一
本の条溝を設けてなる請求項2もしくは3記載の複合碍
子の端部分成形治具。 - 【請求項5】筒状部材の外周面に、少なくとも一本の環
状突条を設けてなる請求項2〜4のいずれかに記載の複
合碍子の端部分成形治具。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7060415A JP2905416B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 複合碍子の端部分成形方法およびそれに用いる端部分成形治具 |
US08/617,102 US5753272A (en) | 1995-03-20 | 1996-03-18 | Apparatus for manufacturing composite insulators |
US09/005,264 US6042771A (en) | 1995-03-20 | 1998-01-09 | Method for manufacturing composite insulators |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7060415A JP2905416B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 複合碍子の端部分成形方法およびそれに用いる端部分成形治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08258053A true JPH08258053A (ja) | 1996-10-08 |
JP2905416B2 JP2905416B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=13141546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7060415A Expired - Lifetime JP2905416B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 複合碍子の端部分成形方法およびそれに用いる端部分成形治具 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5753272A (ja) |
JP (1) | JP2905416B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0796722A2 (en) * | 1996-03-18 | 1997-09-24 | Ngk Insulators, Ltd. | Method for producing a composite insulator |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6440344B2 (en) * | 1997-03-11 | 2002-08-27 | Ngk Insulators, Ltd. | Method of manufacturing composite insulator and packing member for use in same |
DE19734362A1 (de) * | 1997-08-08 | 1999-02-11 | Haefely Trench Mwb Gmbh | Verfahren und Form zur Herstellung von Schirmisolatoren |
SE510064C2 (sv) * | 1997-08-27 | 1999-04-12 | Asea Brown Boveri | Förfarande och anordning för framställning av elektrisk isolator med skruv- eller spiralformad beläggning |
JP3373789B2 (ja) * | 1998-08-17 | 2003-02-04 | 日本碍子株式会社 | ポリマー碍子の外被成形方法 |
BR0114638A (pt) * | 2000-10-13 | 2004-02-10 | Lapp Insulator Gmbh & Co Kg | Produção de isoladores compostos por injeção de anteparos individuais em uma haste |
EP2700079B1 (fr) * | 2011-04-19 | 2018-10-24 | Sediver Société Europeenne d'Isolateurs en Verre et Composite | Procédé de fabrication d'un isolateur composite utilisant une résine à haute performance thermique |
CN103434059A (zh) * | 2013-06-27 | 2013-12-11 | 国家电网公司 | 一种高压直流输电设备用绝缘套生产模具 |
IT201600118767A1 (it) * | 2016-11-23 | 2018-05-23 | Saipem Spa | Stampo per realizzare giunzioni di un rivestimento di una tubazione |
CN110767396B (zh) * | 2019-10-31 | 2021-11-23 | 三峡大学 | 一种悬式超疏水绝缘子成型模具 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6054730B2 (ja) * | 1978-03-02 | 1985-12-02 | 日本碍子株式会社 | 合成樹脂碍子 |
FR2506997A1 (fr) * | 1981-06-01 | 1982-12-03 | Ceraver | Procede de fabrication d'un isolateur organique |
FR2543356B1 (fr) * | 1983-03-25 | 1986-01-10 | Ceraver | Procede et dispositif de moulage du revetement isolant d'un isolateur organique de grande longueur |
FR2657721B1 (fr) * | 1990-01-26 | 1992-05-15 | Dervaux Ets | Isolateur composite et son procede de fabrication. |
US5214249A (en) * | 1991-02-22 | 1993-05-25 | Hubbell Incorporated | Electrical assembly with end collars for coupling ends of a weathershed housing to the end fittings |
JP2664616B2 (ja) * | 1993-03-25 | 1997-10-15 | 日本碍子株式会社 | ノンセラミック碍子の気密構造 |
US5523038A (en) * | 1993-03-26 | 1996-06-04 | Ngk Insulators, Ltd. | Process and an apparatus for producing insulators |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP7060415A patent/JP2905416B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-03-18 US US08/617,102 patent/US5753272A/en not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-01-09 US US09/005,264 patent/US6042771A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0796722A2 (en) * | 1996-03-18 | 1997-09-24 | Ngk Insulators, Ltd. | Method for producing a composite insulator |
EP0796722A3 (en) * | 1996-03-18 | 2000-02-09 | Ngk Insulators, Ltd. | Method for producing a composite insulator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5753272A (en) | 1998-05-19 |
US6042771A (en) | 2000-03-28 |
JP2905416B2 (ja) | 1999-06-14 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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