JPH08257955A - マニピュレーターの曲面なぞり制御方法 - Google Patents

マニピュレーターの曲面なぞり制御方法

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JPH08257955A
JPH08257955A JP8889495A JP8889495A JPH08257955A JP H08257955 A JPH08257955 A JP H08257955A JP 8889495 A JP8889495 A JP 8889495A JP 8889495 A JP8889495 A JP 8889495A JP H08257955 A JPH08257955 A JP H08257955A
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hand
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Takeo Omichi
武生 大道
Naoto Kawauchi
直人 川内
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な形状の曲面のマニピュレーターなぞり
動作を軌道の開始点と終了点を教えるだけで実現でき、
教示データ作成にあたっての大巾な効率化が図れるマニ
ピュレーターの曲面なぞり制御方法を提供する。 【構成】 関節角度センサー5及び力覚センサー6を有
しマニピュレーター手先3の位置・姿勢と力・モーメン
トを検出できるマニピュレーター1において、開始点7
aと終了点7bが教えられたなぞり面7を一定押し付け
力でなぞる際の時々刻々変化する過去何点かのマニピュ
レーター手先3の位置情報をもとになぞり面7の曲率中
心8及び法線9を計算で割り出し、なぞり押し付け方向
のマニピュレーター手先3が発生する力の作用線と法線
9を一致させるようにマニピュレーター手先3の姿勢を
変化させてなぞり面7のなぞりを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマニピュレーターの曲面
なぞり制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、任意曲面のなぞりを実現するため
の方法としては、次のような方法がある。 (1) 曲面の形状を正確に計測してその面をなぞるための
マニピュレーターの位置・姿勢データを正確に計算し、
すなわちなぞり軌道を算出し位置制御のみで行う。 (2) (1) ほどでないが、ある程度正確ななぞり軌道を計
算し、マニピュレーター手先搭載の距離センサーを用い
てその軌道補正を行いなぞる。 (3) 力覚センサーをマニピュレーター先端に搭載し、そ
の力覚センサーのフィードバックを利用する力制御を用
い、なぞる運動方向の力学的条件に沿った力制御主体に
3次元空間の運動方向を位置と力制御に分割してなぞり
を行う。 (4) 力覚センサーをマニピュレーター先端に搭載し、そ
の力覚センサーのフィードバックを利用するとともに、
位置制御の情報も利用して、マニピュレーター手先をバ
ネのように制御するコンプライアンス制御を用い、なぞ
り曲面の大まかな軌道を与えて、軌道となぞり面のずれ
量を制御上のバネにて吸収してなどりを行う。 (5) メカニカルに手先にバネを取り付けて、(1) の位置
のずれを吸収して補正してなぞりを行う。
【0003】しかしながら、このような従来方法では、
いずれの方法も、なぞり対象面が変わる毎に事前になぞ
り面の軌道を与えなければならず、また各方法の特徴か
ら事前に与えるなぞり面の軌道をラフにすることができ
るが、限界値が存在する。そしてマニピュレーターに何
らかの作業,動作を行わせる場合、事前に与えておく動
作情報を極力低減できることが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、複雑な形状の曲面のマ
ニピュレーターなぞり動作を軌道の開始点と終了点を教
えるだけで実現でき、教示データ作成にあたっての大巾
な効率化が図れるマニピュレーターの曲面なぞり制御方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、関
節角度センサー及び力覚センサーを有しマニピュレータ
ー手先の位置・姿勢と力・モーメントを検出できるマニ
ピュレーターにおいて、開始点と終了点が教えられた任
意の曲面を一定押し付け力でなぞる際の時々刻々変化す
る過去何点かのマニピュレーター手先の位置情報をもと
になぞり面の曲率及びその法線を計算で割り出し、なぞ
り押し付け方向のマニピュレーター手先が発生する力の
作用線と法線を一致させるようにマニピュレーター手先
の姿勢を変化させて任意の曲面のなぞりを行うことを特
徴とする。
【0006】
【作用】本発明マニピュレーターの曲面なぞり制御方法
においては、マニピュレーターの現在値の読み込みを行
ったうえ、任意の交叉する2点毎の4点を選んで2直線
の垂直2等分線の交点からなぞり面の曲率中心を求めた
のち、法線べクトルの導出を行い、基準座標から見たx
軸回りの法線べクトルの回転量と、基準座標から見たy
軸回りの法線べクトルの回転量とを求め、両軸回りのそ
れぞれの回転行列からマニピュレーター現在姿勢との偏
差を計算し、この偏差量を正規の偏差に加算する。
【0007】
【実施例】本発明マニピュレーターの曲面なぞり制御方
法の一実施例を図面について説明すると、図1は本方法
を実施する装置の模式図、図2は本方法の制御系のブロ
ック図、図3は本方法のアルゴリズムのフローチャー
ト、図4はなぞり面の曲率中心を求めるための説明図、
図5は本方法のなぞり動作の説明図である。まず図1に
おいて、本方法を実施する装置を説明すると、通常6軸
以上の関節の数を有するマニピュレーター1は基準座標
2(xb −yb −zb )を持っており、手先座標4(x
h −yh −zh )を持つマニピュレーター手先3の位置
〔x,y,z(m ) 〕及び姿勢〔αx ,αy ,αz (rad)
〕を計測できる関節角度センサー5と、マニピュレー
ター手先3の力〔Fx ,Fy ,Fz (N)〕及びトルク
〔Mx ,My ,Mz (Nm ) 〕を計測できる力覚センサ
ー6とを備えている。そしてマニピュレーター手先3
は、開始点7a,終了点7bを有する任意の曲面のなぞ
り面7に対向しており、本方法によって計算で割り出す
なぞり面の曲率中心8及びなぞり面の法線9に応じて作
動するようになっている。またマニピュレーター1に
は、本方法の制御を行うために、関節速度制御アンプ1
0,電装インプット/アウトプットボード11,制御計
算機12が順次接続されるとともに、電装インプット/
アウトプットボード11には、ティーチングボックス1
4を持つ教示・遠隔操作用の操作器13が接続されてい
る。
【0008】このような装置において、マニピュレータ
ー1がなぞり面7をなぞろうとする場合、開始点7a:
数1及び終了点7b:数2の入力データに対して、
【数1】
【数2】 手先座標4(xh −yh −zh )のzh 方向のみ、押し
付け力15Fzh(N)の力制御を行い、それ以外の方向
(xh ,yh ,Mzh〜 zh )は、すべて位置制御の状態
を図2の制御軸の選択により行ってなぞり面7をなぞろ
うとする。この状態にて図2の位置と力の制御ループの
制御周期毎にマニピュレーター位置・姿勢現在値を読み
込む。
【0009】以下になぞり面7の曲率中心を求めたうえ
法線べクトルを求めてなぞり動作を行うプロセスを説明
する。 (a) なぞり面の法線9をマニピュレーター1がなぞって
いる際中のマニピュレーター手先3の位置(x,y,
z)を制御計算機12のサンプリングの過去何点かを利
用して、図4に示すように、任意の交叉する2点毎
(A,C)と(B,D)の4点を選び、直線ACとBD
の垂直2等分線の交点である曲率中心r0(x0
0 ,z0 )を求める。 (b) マニピュレーター1の現在位置rC =(xC
C ,zC )と先の曲率中心r0 =(x0 ,y0
0 )との差より、法線べクトルΔrc0=(x0
C,y0 −yC ,z0 −zC )が求まる。 (c) このΔrc0の基準座標から見た方向余弦より、その
姿勢を表わす行列Ac0:数3を求める。
【数3】 (d) マニピュレーター1現在姿勢はAC :数4であり、
C をAc0に合わせるようにマニピュレーター1の姿勢
を位置制御する。
【数4】 (e) (d) の位置制御は数5として、外積によって得られ
る量:数6を求めて姿勢制御する(AC をAc0に合わせ
る)
【数5】
【数6】 (f) 押し付け力の作用線は時々刻々変化する手先座標4
のzh 軸に一致するように制御しておく。
【0010】このようにして上記(a) 〜(f) を無限に繰
り返すことが基本であるが、(c) 〜(f) は以下の2通り
の方法を代わる代わる行うことで対処する。 (c-1) 基準座標x軸回りの回転Θx を求めると方向余弦
から数7となる。
【数7】 よってx軸回りの3×3の回転行列は数8となり、この
c0に対して(d) ,(e) ,(f) を実施する。
【数8】 (c-2) 基準座標y軸回りの回転Θy を求めると方向余弦
から数9となる。
【数9】 これよりy軸回りの3×3の回転行列は数10となり、
このAc0に対して(d) ,(e) ,(f) を実施する。
【数10】
【0011】このようにしてマニピュレーター1の姿勢
制御を行うアルゴリズムを示すと図3の通りであり、こ
れに従って導出される偏差の補正量を正規の偏差量に加
え合わせることで、図5に示すような、なぞり面7のな
ぞり動作が実現できる。
【0012】
【発明の効果】要するに本発明によれば、関節角度セン
サー及び力覚センサーを有しマニピュレーター手先の位
置・姿勢と力・モーメントを検出できるマニピュレータ
ーにおいて、開始点と終了点が教えられた任意の曲面を
一定押し付け力でなぞる際の時々刻々変化する過去何点
かのマニピュレーター手先の位置情報をもとになぞり面
の曲率及びその法線を計算で割り出し、なぞり押し付け
方向のマニピュレーター手先が発生する力の作用線と法
線を一致させるようにマニピュレーター手先の姿勢を変
化させて任意の曲面のなぞりを行うことにより、複雑な
形状の曲面のマニピュレーターなぞり動作を軌道の開始
点と終了点を教えるだけで実現でき、教示データ作成に
あたっての大巾な効率化が図れるマニピュレーターの曲
面なぞり制御方法を得るから、本発明は産業上極めて有
益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明マニピュレーターの曲面なぞり制御方法
の一実施例における実施装置の模式図である。
【図2】本方法の制御系のブロック図である。
【図3】本方法のアルゴリズムのフローチャートであ
る。
【図4】本方法におけるなぞり面の曲率中心を求めるた
めの説明図である。
【図5】本方法のなぞり動作の説明図である。
【符号の説明】
1 マニピュレーター 2 基準座標 3 マニピュレーター手先 4 手先座標 5 関節角度センサー 6 力覚センサー 7 なぞり面 7a 開始点 7b 終了点 8 なぞり面の曲率中心 9 なぞり面の法線 10 関節速度制御アンプ 11 電装インプット/アウトプットボード 12 制御計算機 13 操作器 14 ティーチングボックス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 関節角度センサー及び力覚センサーを有
    しマニピュレーター手先の位置・姿勢と力・モーメント
    を検出できるマニピュレーターにおいて、開始点と終了
    点が教えられた任意の曲面を一定押し付け力でなぞる際
    の時々刻々変化する過去何点かのマニピュレーター手先
    の位置情報をもとになぞり面の曲率及びその法線を計算
    で割り出し、なぞり押し付け方向のマニピュレーター手
    先が発生する力の作用線と法線を一致させるようにマニ
    ピュレーター手先の姿勢を変化させて任意の曲面のなぞ
    りを行うことを特徴とするマニピュレーターの曲面なぞ
    り制御方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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