JPH08257221A - 遊技店における売上利益還元装置 - Google Patents

遊技店における売上利益還元装置

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JPH08257221A
JPH08257221A JP6796995A JP6796995A JPH08257221A JP H08257221 A JPH08257221 A JP H08257221A JP 6796995 A JP6796995 A JP 6796995A JP 6796995 A JP6796995 A JP 6796995A JP H08257221 A JPH08257221 A JP H08257221A
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JP
Japan
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player
sales
amount
game
divisor
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JP6796995A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】遊技店側と遊技者側との利益配分のバランスを
うまくとることができ、遊技者に十分な満足を与えると
共に、安定かつ健全な経営状態を維持できるようにした
売上利益還元装置を提供すること。 【構成】パチンコ球の貸出個数を計数する貸出球計数機
11と、景品個数を計数する入球計数機26,出球計数
機27と、入賞条件の変更設定により前記貸出個数に対
する景品個数の割合である割数を調整できる可変表示装
置22等と、一営業時間内にて、可変表示装置22の当
り確立を制御して目標還元分を遊技者に還元し、かつ一
営業時間が終了した時点で目標還元分を未だ還元してな
い場合の未還元分を、次の営業時間内における目標還元
分に加算して遊技者に還元する管理用コンピュータ50
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機として例えばパ
チンコ機やパチスロ機等を複数備えた遊技店における営
業上の利益配分に関する方法及び装置に関するものであ
り、詳しくは、各遊技機の稼動により得られた売上実績
から所定割合の利益分を差し引いた残りを遊技者に還元
するという売上利益還元装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技店においては、遊技機の稼動
により得られた売上から諸経費や税金等を差し引いた利
益を上げるために様々な工夫がなされているが、要は如
何に多数の遊技者を店に引き付けられるかの問題に帰結
する。遊技者を店に引き付ける方法としては、主に遊技
者の射幸心をより十分に煽れるような新規遊技機の導入
等がある。
【0003】ところで、各種パチンコ機等の遊技機に関
しては、遊技業界の健全化の見地より、風俗営業法の規
則等に基づく様々な規制が定められており、かかる規制
に鑑みて、例えば射幸性の高すぎるような遊技機に対し
ては、販売中止や、使用禁止等のいわゆる自主規制も随
時行なわれていた。最近では、連続的に大当りを発生さ
せるいわゆる「連チャン機」が自主規制の対象となった
等の例がある。
【0004】また、新機導入の他に、営業上の利益を上
げる方法としては遊技機における割数設定がある。ここ
で割数とはパチンコ機では、景品球数÷貸出球数×10
0で計算されるものであり、遊技者に球を貸し出す際の
単価を1個4円で計算するとすれば、遊技者からの店に
対する交換単価が例えば1個2.5円の場合、諸経費を
考慮しない単純計算で4÷2.5=1.6のため割数が
16割で±ゼロ収支の基準となる。このような計算基準
に基づき、例えば遊技盤面上の釘を遊技者にとって厳し
く、すなわち入賞しにくいように調整する等して、より
収益率の高い割数を設定することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような新規遊技機の導入による利益増大方法では、折
角新たに導入を検討した遊技機が遊技業界の健全化とい
う名目の下、すぐさま規制対象となる虞れも十分にあ
り、新装開店の計画が無駄になったり、そもそもコスト
アップの要因となるという問題点があった。
【0006】また、遊技機における割数設定により営業
上の利益を上げようとして、割数を店側に有利に設定す
ると一時的に利益が上がっても、その分、損をした遊技
者の客足が遠のいてしまい結局、店側の損失を導いた
り、逆に遊技者を店に引き付けるべく、割数を客側に有
利に設定しすぎると赤字を招いたりする等、という問題
点があった。
【0007】すなわち、従来、遊技店側と遊技者側との
利益配分のバランスをうまくとり、結果として店側の利
益増大を招くような基準となる明確なシステムは存在せ
ず、遊技業界内においては、安定かつ健全な経営状態を
維持できるような従来にない斬新なシステムの出現が切
望されていた。
【0008】本発明は、以上のような従来の問題点に着
目してなされたものであり、各遊技機の稼動により得ら
れた売上実績から所定割合の利益分を差し引いた残りを
遊技者に還元することにより、遊技店側と遊技者側との
利益配分のバランスをうまくとることができ、遊技者に
十分な満足を与えると共に、安定かつ健全な経営状態を
維持できるようにした売上利益還元装置を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項に存す
る。
【0010】[1] 複数の遊技機(20)を備えた遊
技店において、各遊技機(20)の稼動により得られた
売上実績から所定割合の利益分を差し引いた残りを、遊
技者に還元する売上利益還元装置であって、遊技者が指
定する金額に応じて払い出された遊技媒体の貸出個数を
計数して信号を出力する貸出個数計数手段(11)と、
遊技者が前記遊技機(20)から遊技により獲得した遊
技媒体の景品個数を計数して信号を出力する景品個数計
数手段(26,27/40)と、前記遊技機(20)に
設けられ、遊技における入賞条件を変更設定することよ
り、前記貸出個数に対する前記景品個数の割合である割
数を任意に調整できる割数調整手段(22)と、一営業
時間内にて、該時間内における売上実績と遊技者への還
元割合とに応じて設定した目標還元分を記憶し、前記貸
出個数計数手段(11)と景品個数計数手段(26,2
7/40)とからの信号に基づき、前記割数調整手段
(22)の動作を制御して前記目標還元分を遊技者に還
元し、かつ前記一営業時間が終了した時点で前記目標還
元分を未だ還元してない場合、該未還元分を次の営業時
間内における目標還元分に加算して遊技者に還元する制
御手段(50)と、を具備して成ることを特徴とする売
上利益還元装置。
【0011】[2] 複数の遊技機(20)を備えた遊
技店において、各遊技機(20)の稼動により得られた
売上実績から所定割合の利益分を差し引いた残りを、遊
技者に還元する売上利益還元装置であって、遊技者が指
定する金額に応じて払い出された遊技媒体の貸出個数を
計数して信号を出力する貸出個数計数手段(11)と、
遊技者が前記遊技機(20)から遊技により獲得した遊
技媒体の景品個数を計数して信号を出力する景品個数計
数手段(26,27/40)と、前記遊技機(20)に
設けられ、遊技における入賞条件を変更設定することよ
り、前記貸出個数に対する前記景品個数の割合である割
数を任意に調整できる割数調整手段(22)と、前の営
業時間内における売上実績と遊技者への還元割合とに応
じて設定した目標還元分を記憶し、後の営業時間にて、
前記貸出個数計数手段(11)及び景品個数計数手段
(26,27/40)からの信号に基づき、前記割数調
整手段(22)の動作を制御して前記目標還元分を遊技
者に還元し、かつ前記後の営業時間が終了した時点で前
記目標還元分を未だ還元してない場合、該未還元分を次
の営業時間内における目標還元分に加算して遊技者に還
元する制御手段(50)と、を具備して成ることを特徴
とする売上利益還元装置。
【0012】[3] 複数の遊技機(20)を備えた遊
技店において、各遊技機(20)の稼動により得られた
売上実績から所定割合の利益分を差し引いた残りを、遊
技者に還元する売上利益還元装置であって、遊技者が指
定する金額に応じて払い出された遊技媒体の貸出個数を
計数して信号を出力する貸出個数計数手段(11)と、
遊技者が前記遊技機(20)から遊技により獲得した遊
技媒体の景品個数を計数して信号を出力する景品個数計
数手段(26,27/40)と、前記遊技機(20)に
設けられ、遊技における入賞条件を変更設定することよ
り、前記貸出個数に対する前記景品個数の割合である割
数を任意に調整できる割数調整手段(22)と、複数の
営業時間にわたる売上実績の各営業時間毎の平均値をと
り、該平均値と遊技者への還元割合とに応じて設定した
目標還元分を記憶し、各営業時間内にて、前記貸出個数
計数手段(11)及び景品個数計数手段(26,27/
40)からの信号に基づき、前記割数調整手段(22)
の動作を制御して前記目標還元分を遊技者へ還元し、か
つ各営業時間が終了した時点で前記目標還元分を未だ還
元してない場合、該未還元分を次の営業時間内における
目標還元分に加算して遊技者に還元する制御手段(5
0)と、を具備して成ることを特徴とする売上利益還元
装置。
【0013】[4] 前記制御手段(50)からの信号
に基づき、前記未還元分を確認可能に表示する表示手段
(70)を有することを特徴とする1項,2項又は3項
記載の売上利益還元装置。
【0014】[5] 前記表示手段(70)は、各遊技
機(20)のうちの未還元遊技機(20)毎における未
還元分の割合を目視可能に表示する表示画面から成るこ
とを特徴とする4項記載の売上利益還元装置。
【0015】[6] 前記割数調整手段(22)は、前
記遊技機(20)としてのパチンコ機の遊技盤面上に設
けられ、各種絵柄を表示可能であって、その表示結果が
遊技者に有利な特別価値を発生させるための所定条件を
満たす確立を変動可能に構成された可変表示装置(2
2)を具備して成ることを特徴とする1項,2項,3
項,4項又は5項記載の売上利益還元装置。
【0016】[7] 遊技者への還元割合を変更設定す
る設定スイッチ(60)を有することを特徴とする1
項,2項,3項,4項,5項又は6項記載の売上利益還
元装置。
【0017】
【作用】本発明に係る第1〜第3の売上利益還元装置に
よれば、複数の遊技機(20)を備えた遊技店におい
て、一営業時間内に各遊技機(20)の稼動により得ら
れた売上実績から所定割合の利益分を差し引いた残りを
遊技者に還元することができる。ここで売上実績とは、
一営業時間内に遊技者が遊技店に支払った実際上の金額
であり、例えば、球貸し機に投入された金額の総計とし
て算出される。
【0018】前記売上実績から所定割合の利益分を差し
引いた残りを遊技者に還元するとは、具体的には例え
ば、単純に売上実績のうちの75%を遊技者に還元する
ということである。かかる還元割合の設定上、諸経費や
税金等の費用は考慮しないものとする。なお、遊技店が
売上実績のうちの25%を確保できれば、通常そこから
諸経費や税金等を差し引いても十分な利得を得ることが
できる。
【0019】そして、前記売上実績の一部の遊技者に対
する還元は、遊技機(20)の割数を任意に調整するこ
とで実現可能である。ここで割数とは、遊技者へ払い出
された遊技媒体の貸出個数に対する遊技者が獲得した景
品個数の割合である。貸出個数は貸出個数計数手段(1
1)により計数され、景品個数は景品個数計数手段(2
6,27/40)により計数される。各個数に関する信
号は制御手段(50)に出力される。
【0020】前述した割数を適宜調整することで、遊技
店側で最終的に獲得する利益や、かかる利益分を前記売
上実績から差し引いて遊技者に還元すべき額を任意に調
整することが可能となる。割数の調整は、制御手段(5
0)により動作が制御される割数調整手段(22)によ
って、遊技機(20)にて展開される遊技の入賞条件を
変更設定し、前記景品個数を意図的に増減させることで
行なう。
【0021】第1の売上利益還元装置によれば、前記制
御手段(50)により、一営業時間内における売上実績
と遊技者への還元割合(例えば75%)とに応じて目標
還元分が設定され記憶される。そして制御手段(50)
は、前記一営業時間内にて前記貸出個数計数手段(1
1)及び景品個数計数手段(26,27/40)からの
信号や前記目標還元分の各データを基に、前記割数調整
手段(22)の動作を制御する。
【0022】それにより、一営業時間内にて前記目標還
元分が遊技者に還元されるように調整されるが 一営業
時間が終了した時点で前記目標還元分が未だ還元されて
ない場合には、更に前記制御手段(50)によって、一
営業時間内の未還元分が次の営業時間内における目標還
元分に加算して遊技者に還元されるように制御される。
【0023】また、第2の売上利益還元装置によれば、
前記制御手段(50)により、前の営業時間内における
売上実績と遊技者への還元割合(例えば75%)とに応
じて目標還元分が設定され記憶される。そして制御手段
(50)は、後の営業時間内にて前記貸出個数計数手段
(11)及び景品個数計数手段(26,27/40)か
らの信号や前記目標還元分の各データを基に、前記割数
調整手段(22)の動作を制御する。
【0024】それにより、前の営業時間(例えば前日)
の目標還元分が、その後の営業時間(例えば本日)内に
て遊技者に還元されるように調整されるが、後の営業時
間が終了した時点で前記目標還元分が未だ還元されてな
い場合には、更に前記制御手段(50)によって、未還
元分が次の営業時間内における目標還元分に加算して遊
技者に還元されるように制御される。
【0025】更に、第3の売上利益還元装置によれば、
前記制御手段(50)により、複数の営業時間にわたる
売上実績の各営業時間毎の平均値がとられ、該平均値と
遊技者への還元割合(例えば75%)とに応じて目標還
元分が設定され記憶される。そして制御手段(50)
は、各営業時間内にて前記貸出個数計数手段(11)及
び景品個数計数手段(26,27/40)からの信号や
前記目標還元分の各データを基に、前記割数調整手段
(22)の動作を制御する。
【0026】それにより、例えば数日間の営業時間毎の
売上実績の平均値等に基づき設定された目標還元分が、
各営業時間(例えば本日)内にて遊技者に還元されるよ
うに調整されるが、後の営業時間が終了した時点で前記
目標還元分が未だ還元されてない場合には、更に前記制
御手段(50)によって、未還元分が次の営業時間内に
おける目標還元分に加算して遊技者に還元されるように
制御される。
【0027】前記割数調整手段(22)が、例えばパチ
ンコ機の遊技盤面上に設けられた可変表示装置を含む場
合、その表示結果が遊技者に有利な特別価値を発生させ
るための所定条件を満たす確率を適宜変動させれば、景
品個数を適宜増減させて割数を所定値に近似させるよう
に調整でき、結果として前記目標還元分が還元されるよ
う容易に調整することができる。
【0028】前述した第1〜第3の売上利益還元装置が
その制御手段(50)からの信号に基づき、営業時間が
終了した時点での未還元分を確認可能に表示する表示手
段(70)を有する場合には、前記未還元を営業上のデ
ータとして有効に活用することができる。かかる表示手
段(70)を、各遊技機(20)のうちの未還元遊技機
(20)毎における未還元分の割合を目視可能に表示す
る表示画面から構成すれば、各遊技機(20)毎におけ
る還元割合等の特性を容易かつ迅速に知ることができ、
例えば遊技店における営業方針を定める際の指針等とし
て十分に役立てることも可能である。
【0029】以上のような売上利益還元装置によれば、
遊技店側にとっては、売上実績から所定割合の利益分を
確保することにより、確実に一定の利益を得ることがで
きる。一方、遊技者側にとっても、店側の売上実績から
前記利益分を差し引いた残りが還元されるから、例えば
遊技により十分な遊技媒体を獲得できる機会がある程度
保証される等により、十分な満足感を得ることができ
る。
【0030】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説
明する。図1〜図5は本発明の第1実施例、第2実施
例、及び第3実施例を共通して示している。第1実施例
に係る売上利益還元装置は、複数の遊技機としてのパチ
ンコ機20を備えた遊技店において、一営業時間(一日
の営業開始時から営業終了時まで)内にて、各パチンコ
機20の稼動により得られた売上実績のうちの目標還元
分を遊技者に還元し、かつ一営業時間が終了した時点で
の未還元分があれば次の営業時間内の目標還元分に加算
して還元するものである。
【0031】目標還元分とは、一営業時間内の売上実績
から所定割合の利益分を差し引いた残りであり、具体的
には一営業時間内の売上実績と遊技者への還元割合とに
応じて、例えば前記売上実績の75%等と設定される。
遊技者に対する目標還元分の還元は、割数を任意に調整
することで実行するよう構成されている。なお、各パチ
ンコ機20毎に目標還元分を設定し、かかる目標還元分
を各パチンコ機20毎に還元するようにしてもよく、或
は数台のパチンコ機20,20…をまとめて例えば島単
位にグループを形成し、各グループ毎に目標還元分を設
定し、かかる目標還元分を各グループ毎に還元するよう
にしてもよい。
【0032】図1に示すように売上利益還元装置は、複
数のパチンコ機20を列設して成るパチンコ島(図示せ
ず)において、各パチンコ機20に隣接した球貸し機1
0に内蔵された貸出個数計数手段としての貸出球計数機
11と、各パチンコ機20に内設されている景品個数計
数手段としての入球計数機26及び出球計数機27、そ
れに割数調整手段を具備して成る。なお、景品球計数機
40を景品個数計数手段としてもよく、詳しくは後述す
る。
【0033】球貸し機10、パチンコ機20、及び景品
球計数機40は、それぞれ信号線を介して制御手段とし
ての管理用コンピュータ50に接続されている。なお図
1中では、球貸し機10やパチンコ機20は1台ずつし
か示してないが、実際は多数の球貸し機10やパチンコ
機20が、それぞれ信号線を介して管理用コンピュータ
50に接続されている。
【0034】球貸し機10は、遊技者が指定する金額に
応じて、内蔵された貸出球計数機11により金額相当の
遊技媒体であるパチンコ球を払い出すものである。球貸
し機10により払い出される球の数は、貸出球計数機1
1によって貸出個数として計数され、その信号が管理用
コンピュータ50に出力されるよう設定されている。図
3に示すように貸出球計数機11は、外周にパチンコ球
が1個づつ嵌入する凹部13が形成されたスプロケット
12を、ボールガイド14内に望ませて回転自在に配設
し、ボールガイド14内に上部から供給されて自重で落
下しようとする球がスプロケット12の凹部13に係合
してスプロケット12の回転を伴って落下するよう構成
されている。
【0035】かかる貸出球計数機11は、パチンコ球の
貸出個数が金額相当の指令値に近付くまでは、パチンコ
球を連続的に排出すべくスプロケット12をパチンコ球
の重量に任せて連続的に回転させ、貸出個数が指令値に
近付くと、スプロケット12の回転を、スプロケット1
2の凹部13の一つ分に相当する微少角回転と停止とが
交互に繰返される間欠回転に切換え、貸出個数が指令値
に達したときに、このスプロケット12の間欠回転を停
止して、指令値どおりの数のパチンコ球を払い出すもの
である。
【0036】図4に示すようにパチンコ機20は、遊技
盤面上の特定入賞口21への入賞に基づき可変表示装置
22の表示内容が変化し、変化後の表示結果が所定条件
を満たすと、価値発生手段により特別価値(一般に大当
りと称する。)が発生すべく、内蔵された遊技用コンピ
ュータ30のプログラムに従って動作する機種である。
なお、遊技盤面上には、特定入賞口21や可変表示装置
22の他、球を弾く数多の釘、各種役物、それに各種入
賞口やアウト口等が配置されている。
【0037】可変表示装置22は、特定入賞口21への
入賞に基づき、遊技者に有利な特別価値を発生させ得る
「絵柄合せ遊技」を行なうカラー液晶デイスプレイから
成る。ここで絵柄合せ遊技とは、可変表示装置22の画
面上に数字、記号等の絵柄が3列にスクロール表示さ
れ、乱数抽選によるスクロール停止後に選択された数字
等の絵柄が、所定の条件、例えば図4中に示したように
「7,7,7」のぞろ目等の予め定めた当り態様となっ
た際、価値発生手段により特別価値が発生するまでの一
連の遊技過程である。
【0038】特定入賞口21は、球の入賞を検知する入
賞検知スイッチ21aを有し、入賞信号を遊技用コンピ
ュータ30に出力するように設定されている。また、価
値発生手段は、前記可変表示装置22の表示結果が所定
条件を満たした場合、遊技用コンピュータ30からの信
号に基づき所定時間内に一定回数だけ開閉を繰り返す可
変入賞口23から成る。かかる可変入賞口23の開閉に
よれば、遊技者は短時間に多量のパチンコ球を獲得する
ことができる。
【0039】図5に示すように遊技用コンピュータ30
は、主として前記可変表示装置22の表示内容を制御す
る表示制御部30aと、前記可変入賞口23等の各種役
物の動作を制御する遊技制御部30bとから成る。表示
制御部30aは、CPU31,ROM32,RAM33
を有し、同様に遊技制御部30bも、CPU34,RO
M35,RAM36を有する。なお、表示制御部30a
と遊技制御部30bとは、データ・バス等を介して互い
に連結されている。
【0040】表示制御部30aのCPU31は、ROM
32に格納された表示制御プログラムデータに従って、
前記可変表示装置22おける表示内容の制御を行なうも
のである。かかるCPU31には前記可変表示装置22
が接続されている。ROM32は、前記可変表示装置2
2の表示内容を制御する表示制御プログラムデータ等の
固定データを格納するものである。RAM33は、前記
CPU31で生成される各種の絵柄データを一時的に記
憶するものである。なお、RAM33の各種絵柄データ
は、次述するCPU34や前記CPU31からの指令に
基づき読み出され、可変表示装置22に出力されるよう
に設定されている。
【0041】一方、遊技制御部30bのCPU34は、
ROM35に格納された遊技制御プログラムデータに従
って、前記可変入賞口23を含む各種役物の動作制御を
行なうものである。かかるCPU34には、前記絵柄合
せ遊技における乱数抽選手段が含まれており、また、前
記入賞検知スイッチ21aや後述する管理用コンピュー
タ50等が接続されている。ROM35は、前記可変入
賞口23等を制御する遊技制御プログラムデータ等の固
定データが格納されている。またRAM36は、前記入
賞検知スイッチ21aからの信号を含む遊技に関する各
種データを一時的に記憶するものである。
【0042】また、前記遊技制御部30bには、可変表
示装置22の表示結果が所定条件を満たす確率、すなわ
ち前記絵柄合せ遊技において、例えば「7,7,7」等
の当り態様となる確立を変動設定できる手段が含まれて
いる。このような所定条件を満たす当り確率は、例え
ば、設定Aでは1/600、設定Bでは1/270、更
に設定Cでは1/100というように3段階に調整でき
るようになっている。また、かかる設定A,B,Cを任
意に選択するための確立設定スイッチ24が前記遊技制
御部30bのCPU34に接続されている。
【0043】確立設定スイッチ24は、実際上はパチン
コ機20の遊技盤裏側に前記遊技用コンピュータ30等
と共に配設されている。なお、当り確立は、遊技店の店
員が確立設定スイッチ24により各パチンコ機20毎に
個別に設定し得るものであるが、本実施例では更に、後
述する管理用コンピュータ50によって自動的に変動設
定可能に構成されている。
【0044】本実施例における前記割数調整手段は、前
述した可変表示装置22の他、正確に言えば可変入賞口
23とこれらを制御する遊技用コンピュータ30を含む
ものである。かかる割数調整手段は、パチンコ機20で
の遊技における入賞条件を変更設定、つまり前記可変表
示装置22における当り確立を変動させることにより、
後述する割数を任意に調整できるものである。詳しくは
後述する。
【0045】更にパチンコ機20には、図1に示すよう
に、入球を計数するための入球計数機26や、出球を計
数するための出球計数機27が設けられている。入球計
数機26や出球計数機27の具体的構成は、図3に示し
た貸出球計数機11と同様のものである。入球とは、遊
技に供すべくパチンコ機20内に導入されたパチンコ球
であり、出球とは、遊技においてパチンコ機20から遊
技者へ賞出されたパチンコ球である。
【0046】従って、出球数から入球数を引いた球数
が、遊技者が遊技により獲得したパチンコ球の景品個数
となる。入球計数機26や出球計数機27は、その計数
結果を遊技データとして管理用コンピュータ50に出力
すべく接続されている。各パチンコ機20毎に個別に景
品球数を算出処理する必要がある場合には、前記入球計
数機26及び出球計数機27、正確には出球数から入球
数を引いて各パチンコ機20毎の景品個数を計算する管
理用コンピュータ50をも含めたものが景品個数計数手
段となる。
【0047】また、数台のパチンコ機20,20…をま
とめたグループ毎に目標還元分を設定し、各グループ単
位で一括して割数の調整を行なうような場合には、景品
球計数機40により実際に計数処理された球数を景品個
数と想定してもよい。この場合は景品球計数機40が景
品個数計数手段となる。図1に示すように景品球計数機
40は、遊技者により導入された多量のパチンコ球を、
図示省略した内部の光センサ、近接センサ等により迅速
に計数するものである。この景品球計数機40も、その
計数結果を景品個数データとして出力すべく管理用コン
ピュータ50に接続されている。なお、景品球計数機4
0は、景品個数が記されたレシート等を遊技者へ発行す
るように構成されている。
【0048】図1に示すように管理用コンピュータ(制
御手段)50は、遊技店におけるパチンコ島等を集中的
に管理制御するものである。かかる管理用コンピュータ
50は、一営業時間内にて、さらに細かい所定のチェッ
ク時間(例えば30分等)毎の実際の割数を算出する機
能等を備えたCPU51と、割数の計算式等が記憶され
たROM52と、目標還元分や未還元分等が記憶される
RAM53を有している。CPU51には、前記遊技用
コンピュータ30や、遊技者への還元割合を変更設定す
る設定スイッチ60が接続されている。
【0049】詳しく言えば、CPU51は一営業時間内
での所定のチェック時間毎に、球貸し機10からの信号
に基づき売上実績を集計し、その売上実績と遊技者への
還元割合とに応じて目標還元分を算出し、該目標還元分
に基づき目標割数を適宜設定する機能を有する。この目
標割数はRAM53に記憶されるようになっている。設
定スイッチ60は、遊技者への還元割合を例えば売上実
績の75%と定めたり、或は80%等と所定の数値に設
定し、その結果として目標還元分や目標割数を調整する
ためのスイッチである。
【0050】また、CPU51は、一営業時間内にてチ
ェック時間毎に実際上の割数を現状割数として計算し、
該現状割数を、RAM53に記憶された前記目標割数に
後述する加算割数を加えた値に近似させるように前記割
数調整手段の動作を制御すべくプログラムされている。
割数の計算式は、本実施例では(景品個数)÷(貸出個
数)×100と定義され、ROM52に記憶されてい
る。ここで景品個数は、入球計数機26と出球計数機2
7とからの各信号に基づきCPU51で計算される。或
は景品球計数機40からのデータ信号としてCPU51
に入力されるものでもよい。貸出個数は、貸出球計数機
11からのデータ信号としてCPU51に入力されるよ
うになっている。
【0051】更にCPU51は、一営業時間が終了した
時点で前記目標還元分を未だ還元していない場合、その
未還元分を次の営業時間内における目標還元分に加算し
て遊技者に還元するようプログラムされている。すなわ
ち、CPU51は、その日の営業時間が終了した時点
で、一営業時間内に蓄積された各種データに基づき、そ
の日の各パチンコ機20毎における未還元分の割合を算
出し、該未還元分に応じて翌日の目標割数に加算すべき
加算割数を適宜設定する機能をも有している。
【0052】図1に示すように、管理用コンピュータ5
0には、前記未還元分を確認可能に表示する表示手段と
しての表示画面70を接続してもよい。表示画面70
は、営業時間の終了後にCPU51からの指令に基づ
き、各パチンコ機20のうちの未還元パチンコ機20毎
における未還元分の割合を目視可能に表示するものであ
る。かかる表示画面70は通常のCRT画面や、液晶画
面から成る。
【0053】表示画面70の具体的な表示内容は、パチ
ンコ機20がm台あるとして(台番号n=1〜m)、例
えば台番号毎に、設定上還元すべき利益に対し実際には
還元しきれなかった利益の割合を、『1…20%,2…
5%,〜,m…10%』等と表示するように設定すれば
よい。なお、表示手段としての表示画面70にキーボー
ド等の操作手段を設けて、かかる操作手段の操作によっ
て前記未還元分の割合等が表示されるように構成しても
よい。
【0054】次に作用を説明する。第1実施例に係る売
上利益還元装置によれば、本日の営業時間内に、各パチ
ンコ機20の稼動により得られた売上実績のうちの目標
還元分を遊技者に還元でき、かつ本日の営業時間が終了
した時点で未還元分があれば、翌日の営業時間内に、該
翌日の目標還元分に加算して遊技者に確実に還元するこ
とができる。例えば、その日の売上実績の75%を目標
還元分とする場合、以下のように割数の調整によって還
元が実行される。以下、主として図2に示すフローチャ
ートに基づき説明する。
【0055】先ず最初に、売上実績のうちの75%を遊
技者に還元すると決めた場合、かかる還元割合を予め設
定スイッチ60により設定しておく。すると、管理用コ
ンピュータ50のCPU51により、一営業時間内での
所定のチェック時間毎に、球貸し機10からの信号に基
づき売上実績がその都度集計され、その売上実績の75
%が目標還元分として算出される。この目標還元分に基
づき目標割数が適宜設定されて、RAM53に記憶され
る(ステップ1)。なお、RAM53には、前日の営業
時間終了時における未還元分に応じて設定された加算割
数も記憶されている。
【0056】本日の営業時間内にて、遊技者が着いてパ
チンコ機20が稼動すると(ステップ2)、チェック時
間毎に管理用コンピュータ50からの指令に基づき、各
パチンコ機20毎に割数が調整される(ステップ3)。
次に、パチンコ機20の割数調整手段による割数調整に
ついて説明する。本日の営業時間内においては、管理用
コンピュータ50のCPU51は、貸出球計数機11や
入球計数機26等から出力される各データ信号に基づ
き、チェック時間毎に、逐次実際上の割数を現状割数と
して計算する。計算はROM52に記憶された計算式に
基づき実行される。
【0057】続いてCPU51は、前記現状割数の値a
と、前記目標割数に加算割数を加えた値bとの偏差を算
出し、かかる偏差に基づき割数調整手段を構成する遊技
用コンピュータ30に調整信号を出力して、割数調整手
段の動作を制御する。調整信号を入力した遊技用コンピ
ュータ30では、その遊技制御部30bのCPU34に
より、可変表示装置22の当り確率が自動的に変動する
よう調整される。
【0058】すなわち、可変表示装置22における当り
確立が当初は設定Bで1/270の場合に、現状割数の
値aが、目標割数に加算割数を加えた値bより高けれ
ば、現状割数を抑えるべく、当り確立はより低い設定A
の1/600に自動的に調整される。逆に値aが値bよ
り低ければ、現状割数を高めるべく、当り確立はより高
い設定Cの1/100に自動的に調整される。このよう
な当り確立の変動によって、遊技者が遊技により獲得で
きる景品個数を多くしたり、或は少なくしたりする等の
操作が可能であり、結果として割数を適宜調整すること
ができる。
【0059】また、可変表示装置22の当り確率を変動
させることなく、割数を任意に調整することも可能であ
る。結局、割数の調整はパチンコ機20において展開さ
れる遊技の入賞条件を変更設定することにより、つまり
遊技者が獲得できる景品個数を多くしたり、少なくした
りすることにより実行する。例えば、一日毎にパチンコ
機20の遊技盤面上に多数設けられた釘を、過去のデー
タ等に基づき調整することで割数を任意に調整すること
もできる。或は他の役物(いわゆるチューリップ等)の
開閉動作等を制御することによる割数の調整も可能であ
る。
【0060】以上のようなパチンコ機20の割数の調整
によって(ステップ3)、一営業時間内にて売上実績の
うちの75%が目標還元分として遊技者に還元されるが
(ステップ4)、実際上は一営業時間が終了した時点で
前記目標還元分が未だ還元されてない場合も有り得る。
かかる場合には、管理用コンピュータ50からの指令に
基づき、表示画面70に、各パチンコ機20のうちの未
還元パチンコ機20毎における未還元分の割合が、例え
ば台番号順に、1…20%,2…5%,〜,m…10%
等と目視可能に表示される(ステップ5)。
【0061】それにより、未還元分を明確に把握するこ
とができ、営業上のデータとして有効に活用することが
できる。すなわち、各パチンコ機20毎における還元割
合等の特性を容易かつ迅速に知ることができ、例えば遊
技店における営業方針を定める際の指針等として十分に
役立てることも可能である。
【0062】更に、前述した本日の営業時間内の未還元
分は、管理用コンピュータ50により翌日の営業時間内
における目標還元分に加算して遊技者に還元される(ス
テップ6)。すなわち、管理用コンピュータ50のCP
U51は、本日の営業時間が終了した時点で、蓄積され
た各種データに基づき、本日の各パチンコ機20毎にお
ける未還元分の割合を算出し、該未還元分に応じて翌日
の目標割数に加算すべき加算割数を適宜設定する。そし
て、翌日の営業時間内においても、前述した如くCPU
51により、現状割数の値aと、目標割数に加算割数を
加えた値bとの偏差が算出され、かかる偏差に基づく割
数調整により未還元分が還元される。
【0063】以上のように本実施例に係る売上利益還元
装置によって、遊技店側にとっては、売上実績から所定
割合(例えば25%)の利益分を確保することにより、
確実に一定の利益を得ることができる。一方、遊技者側
にとっても、遊技店側の売上実績から前記利益分を差し
引いた残りが還元され、しかも一営業時間内における未
還元分は次の営業時間にて確実に還元されるため、より
多数の遊技者を店に引き付けることができる。
【0064】次に、第2実施例に係る売上利益還元装置
を説明する。本実施例に係る売上利益還元装置は、前日
(前)の営業時間内にて各パチンコ機20の稼動により
得られた売上実績のうち例えば75%を目標還元分とし
て、本日(後)の営業時間内に遊技者に還元し、かつ本
日の営業時間が終了した時点で未還元分があれば、翌日
(次)の営業時間内の目標還元分に加算して還元するも
のである。
【0065】本実施例は、管理用コンピュータ50のC
PU51により、前日の売上実績と遊技者への還元割合
とに応じて目標還元分が算出され、該目標還元分に基づ
き目標割数を適宜設定される点において、前記第1実施
例とは異なる。この場合には、前記管理用コンピュータ
50のプログラムを一部変更することにより容易に実現
できる。
【0066】管理用コンピュータ50の中身以外の構成
は、第1実施例と同様に図1〜図5に示すものであり、
重複した説明は省略する。また、目標還元分やこれに加
算する未還元分の実際上の還元は、前記第1実施例とほ
ぼ同様に、割数の調整により実行される。
【0067】以上の第2実施例によれば、目標還元分が
前日の売上実績に基づき定められるから、予め目標還元
分に応じた目標割数を、例えば所定のパタン波形に沿っ
て変動するよう設定することが容易であり、遊技に変化
を持たせてある種のギャンブルとしての興趣を高めるこ
とができる。
【0068】次に、第3実施例に係る売上利益還元装置
を説明する。本実施例に係る売上利益還元装置は、数日
間(複数の営業時間)にわたる売上実績の各日毎の平均
値をとり、この平均値の例えば75%を目標還元分とし
て、毎日遊技者に還元し、かつ本日の営業時間が終了し
た時点での未還元分があれば、翌日の営業時間内の目標
還元分に加算して還元するものである。
【0069】本実施例では、前記管理用コンピュータ5
0のプログラムを一部変更して、各パチンコ機20毎に
数日間(例えば4,5日)にわたる売上実績の平均値を
算出するようにし、該平均値と遊技者への還元割合とに
応じて目標還元分を設定し、該目標還元分に基づき目標
割数を適宜設定するにすればよい。
【0070】管理用コンピュータ50の中身以外の構成
は、前記各実施例と同様に図1〜図5に示すものであ
り、重複した説明は省略する。また、目標還元分やこれ
に加算する未還元分の実際上の還元も、前記各実施例と
ほぼ同様に、割数の調整により実行される。以上の第3
実施例によれば、目標還元分がある程度平均化されるか
ら、遊技店は日々安定した利益を確実に確保できる。
【0071】なお、前記実施例では、売上実績のうちの
75%を遊技者に還元する目標還元分としたが、例え
ば、売上実績としての総収益から予め諸経費や税金等の
総費用を差し引いた純利益のうちの何%かを遊技者に還
元する目標還元分として設定してもよい。また、還元割
合としての75%とは単なる一例であり、75%に固定
する必要はない。
【0072】また、前記実施例では、遊技機としてパチ
ンコ機の場合についてのみ説明したが、遊技機を例えば
メダルが遊技媒体となるスロットマシンとしてもよい。
また、本発明に係る売上利益還元装置は図示したものに
限定されるわけではない。
【0073】
【発明の効果】本発明に係る遊技店における売上利益還
元装置によれば、営業時間内にて、各遊技機の稼動によ
り得られた所定の売上実績のうちの目標還元分を遊技者
に還元し、かつ前記営業時間が終了した時点での未還元
分があれば次の営業時間内の目標還元分に加算して還元
するから、遊技店側と遊技者側との利益配分のバランス
を適切かつ確実にとることができ、遊技者に十分な満足
を与えると共に、安定かつ健全な経営状態を維持するこ
とができる。
【0074】また、前記未還元分を確認可能に表示する
表示手段を有する場合には、各遊技機毎における還元割
合等の特性を容易かつ迅速に知ることができ、遊技店に
おける営業方針を定める際の有効なデータ等として十分
に役立てることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1,2,3実施例に係る売上利益還
元装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1,2,3実施例に係る売上利益還
元方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1,2,3実施例に係る売上利益還
元装置を構成する貸出球計数機を示す断面図である。
【図4】本発明の第1,2,3実施例に係る売上利益還
元装置を構成するパチンコ機を示す正面図である。
【図5】本発明の第1,2,3実施例に係る売上利益還
元装置を構成する遊技用コンピュータや管理用コンピュ
ータを示すブロック図である。
【符号の説明】
10…球貸し機 11…貸出球計数機(貸出個数計数手段) 20…パチンコ機(遊技機) 22…可変表示装置(割数調整手段) 26…入球計数機(景品個数計数手段) 27…出球計数機(景品個数計数手段) 30…遊技用コンピュータ 40…景品球計数機 50…管理用コンピュータ(制御手段) 60…設定スイッチ 70…表示画面(表示手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の遊技機を備えた遊技店において、各
    遊技機の稼動により得られた売上実績から所定割合の利
    益分を差し引いた残りを、遊技者に還元する売上利益還
    元装置であって、 遊技者が指定する金額に応じて払い出された遊技媒体の
    貸出個数を計数して信号を出力する貸出個数計数手段
    と、 遊技者が前記遊技機から遊技により獲得した遊技媒体の
    景品個数を計数して信号を出力する景品個数計数手段
    と、 前記遊技機に設けられ、遊技における入賞条件を変更設
    定することより、前記貸出個数に対する前記景品個数の
    割合である割数を任意に調整できる割数調整手段と、 一営業時間内にて、該時間内における売上実績と遊技者
    への還元割合とに応じて設定した目標還元分を記憶し、
    前記貸出個数計数手段と景品個数計数手段とからの信号
    に基づき、前記割数調整手段の動作を制御して前記目標
    還元分を遊技者に還元し、かつ前記一営業時間が終了し
    た時点で前記目標還元分を未だ還元してない場合、該未
    還元分を次の営業時間内における目標還元分に加算して
    遊技者に還元する制御手段と、 を具備して成ることを特徴とする売上利益還元装置。
  2. 【請求項2】複数の遊技機を備えた遊技店において、各
    遊技機の稼動により得られた売上実績から所定割合の利
    益分を差し引いた残りを、遊技者に還元する売上利益還
    元装置であって、 遊技者が指定する金額に応じて払い出された遊技媒体の
    貸出個数を計数して信号を出力する貸出個数計数手段
    と、 遊技者が前記遊技機から遊技により獲得した遊技媒体の
    景品個数を計数して信号を出力する景品個数計数手段
    と、 前記遊技機に設けられ、遊技における入賞条件を変更設
    定することより、前記貸出個数に対する前記景品個数の
    割合である割数を任意に調整できる割数調整手段と、 前の営業時間内における売上実績と遊技者への還元割合
    とに応じて設定した目標還元分を記憶し、後の営業時間
    にて、前記貸出個数計数手段及び景品個数計数手段から
    の信号に基づき、前記割数調整手段の動作を制御して前
    記目標還元分を遊技者に還元し、かつ前記後の営業時間
    が終了した時点で前記目標還元分を未だ還元してない場
    合、該未還元分を次の営業時間内における目標還元分に
    加算して遊技者に還元する制御手段と、 を具備して成ることを特徴とする売上利益還元装置。
  3. 【請求項3】複数の遊技機を備えた遊技店において、各
    遊技機の稼動により得られた売上実績から所定割合の利
    益分を差し引いた残りを、遊技者に還元する売上利益還
    元装置であって、 遊技者が指定する金額に応じて払い出された遊技媒体の
    貸出個数を計数して信号を出力する貸出個数計数手段
    と、 遊技者が前記遊技機から遊技により獲得した遊技媒体の
    景品個数を計数して信号を出力する景品個数計数手段
    と、 前記遊技機に設けられ、遊技における入賞条件を変更設
    定することより、前記貸出個数に対する前記景品個数の
    割合である割数を任意に調整できる割数調整手段と、 複数の営業時間にわたる売上実績の各営業時間毎の平均
    値をとり、該平均値と遊技者への還元割合とに応じて設
    定した目標還元分を記憶し、各営業時間内にて、前記貸
    出個数計数手段及び景品個数計数手段からの信号に基づ
    き、前記割数調整手段の動作を制御して前記目標還元分
    を遊技者へ還元し、かつ各営業時間が終了した時点で前
    記目標還元分を未だ還元してない場合、該未還元分を次
    の営業時間内における目標還元分に加算して遊技者に還
    元する制御手段と、 を具備して成ることを特徴とする売上利益還元装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段からの信号に基づき、前記未
    還元分を確認可能に表示する表示手段を有することを特
    徴とする請求項1,2又は3記載の売上利益還元装置。
  5. 【請求項5】前記表示手段は、各遊技機のうちの未還元
    遊技機毎における未還元分の割合を目視可能に表示する
    表示画面から成ることを特徴とする請求項4記載の売上
    利益還元装置。
  6. 【請求項6】前記割数調整手段は、前記遊技機としての
    パチンコ機の遊技盤面上に設けられ、各種絵柄を表示可
    能であって、その表示結果が遊技者に有利な特別価値を
    発生させるための所定条件を満たす確立を変動可能に構
    成された可変表示装置を具備して成ることを特徴とする
    請求項1,2,3,4又は5記載の売上利益還元装置。
  7. 【請求項7】遊技者への還元割合を変更設定する設定ス
    イッチを有することを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5又は6記載の売上利益還元装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011062008A1 (ja) * 2009-11-18 2011-05-26 株式会社ユニバーサルエンターテンメント 遊技情報統合システム

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