JPH08256568A - コンバインの刈取装置 - Google Patents

コンバインの刈取装置

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JPH08256568A
JPH08256568A JP6720495A JP6720495A JPH08256568A JP H08256568 A JPH08256568 A JP H08256568A JP 6720495 A JP6720495 A JP 6720495A JP 6720495 A JP6720495 A JP 6720495A JP H08256568 A JPH08256568 A JP H08256568A
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JP
Japan
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mowing
detecting
grain
tip
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Application number
JP6720495A
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English (en)
Inventor
Kazushi Ohara
一志 大原
Korei Makita
好令 牧田
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】刈取装置が、クローラ底面に対して一定値以上
下方に下がると、供給搬送装置の始端部の移動を停止し
て、急に長稈が搬送されてきても、すぐに対応できるよ
うにする。 【構成】 刈取装置位置検出手段13の検出結果に関連
して、引継ぎ調節手段10の調節を停止する制御停止手
段101aを設けたことを特徴とするコンバインの刈取
装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバインの刈取装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインの刈取装置は、走行装
置を有する車台の前方には、刈り取った穀稈を後方へ向
けて搬送する株元搬送装置を有する上下動可能な刈取装
置と、前記株元搬送装置から搬送されてくる穀稈を引き
継ぎ搬送する供給搬送装置を設け、さらに、前記車台上
には、供給搬送装置から搬送されてくる穀稈をフィード
チェンに引き継ぎ、該フィードチェンで後方へ搬送しな
がら脱穀選別する脱穀装置を設けると共に、刈取作業中
において、刈高さ検出手段の検出結果に関連して、刈高
さを維持する刈取装置上下移動手段と、該刈取装置上下
移動手段の起動に伴う、刈取装置の上下方向の位置を検
出する刈取装置位置検出手段と、刈り取った穀稈の穂先
位置を検出する、株元側寄りと穂先側寄りの穂先検出手
段と、該株元側寄りと穂先側寄りの穂先検出手段の穂先
部の検出結果に関連して、株元搬送装置の終端部と供給
搬送装置の始端部との引継ぎ間隔を変更する引継ぎ調節
手段を設けたコンバインであって、刈取作業中に圃場面
の変化の関係で刈取装置の刈刃が、下方に下がって作業
を行なうことがあるが、このような状態においても、供
給搬送装置はさらに下方に下がって、株元搬送装置との
穀稈引継ぎを調節する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなコンバイ
ンの刈取装置では、刈り取る植立穀稈が急に長くなった
時に、適正な扱ぎ深さとするために供給搬送装置の始端
部を上昇させるが、しかしながら、前述のように供給搬
送装置の始端部は、刈取装置と共に下方に下がっている
ので、適正な位置まで上昇させるのに時間が掛ってしま
う。その間、穀稈は深扱ぎになりすぎた状態で脱穀され
てしまい、その結果、藁屑が多く発生して脱穀選別能力
が低下するという不具合が起こる欠点があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解消しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコンバイ
ンの刈取装置は、前記のような課題を解決するものであ
って、次のような構成である。冒記構成のコンバインの
刈取装置において、刈取装置位置検出手段13の検出結
果に関連して、引継ぎ調節手段10の調節を停止する制
御停止手段101aを設けたことを特徴とするコンバイ
ンの刈取装置とした。
【0006】
【作用】コンバインを前進して刈取作業を開始すると、
植立穀稈は刈取装置4で刈り取られ、株元搬送装置3に
て後方へと搬送されていく。この時、刈取装置4の刈刃
15は、クローラ底面14に対して一定の刈高さ16に
て刈取を行なっている。前記株元搬送装置3の終端部ま
で搬送された穀稈は、供給搬送装置5の始端部へと引き
継がれていくが、その際、穂先検出手段8aと8bが穀
稈の穂先を検出しない場合、つまり、穀稈が短稈である
場合には、浅扱ぎになりすぎて扱ぎ残しが発生するの
で、穀稈の穂先部が穂先検出手段8aと8bの間を通過
するように、引継ぎ調節手段10により供給搬送装置5
の始端部を下げて、株元搬送装置3の終端部と供給搬送
装置5の始端部を接近させ、引継ぎ間隔9を短くして引
き継ぎを行なう。すると、供給搬送装置5の始端部は、
穀稈の株元側を挾持するようになるので、脱穀装置7の
フィードチェン6に引き継がれる際にも、株元側を挾持
して適正な扱深さで脱穀が行なわれる。
【0007】また、穂先検出手段8aと8bの両方とも
穀稈の穂先を検出する場合、つまり、穀稈が長稈である
場合には、深扱ぎになりすぎて藁屑が多く発生するの
で、この時も穀稈の穂先部が穂先検出手段8aと8bの
間を通過するように、前述の短稈の場合と反対の制御を
行なう。すると、供給搬送装置5の始端部は、穀稈の穂
先側を挾持するようになるので、脱穀装置7のフィード
チェン6に引き継がれる際にも、穂先側を挾持して適正
な扱深さで脱穀が行なわれる。
【0008】このような一連の扱深さ制御を実行しなが
らコンバインは圃場内を走行していくが、圃場の条件に
より刈取装置4の上下方向の位置が、刈高さ検出手段1
7の検出結果により更に下方に下がると共に、供給搬送
装置5の始端部も下方に下がる。このような刈取作業を
行なっている時に、刈り取られて搬送されてくる穀稈が
急に長稈になると、適正な扱ぎ深さにするために供給搬
送装置5の始端部を上昇させなければならないが、時間
が掛かってしまう。
【0009】そこで、刈取装置位置検出手段13によ
り、刈取装置4が一定値以上下がったことを検出する
と、引継ぎ調節手段10の調節を制御停止手段にて停止
し、供給搬送装置5の始端部を下げないようにして、株
元搬送装置3の終端部と供給搬送装置5の始端部との引
継ぎ間隔9を変更しないようにする。このようにする
と、刈取装置4が、更に下方に下がった時、供給搬送装
置5の始端部は移動しないので、引継ぎ間隔9は広がっ
た状態となって、穀稈は浅扱ぎになりすぎて扱ぎ残しが
発生するが、扱ぎ残した拝藁は、再び手扱ぎ等により脱
穀を行ない、穀粒を回収する。
【0010】
【実施例】図1には、本発明の実施例を具備したコンバ
インが示されている。走行装置1を有する車台2の前方
には、刈り取った穀稈を後方へ向けて搬送する株元搬送
装置3を有する上下動可能な刈取装置4と、前記株元搬
送装置3から搬送されてくる穀稈を引き継ぎ搬送する供
給搬送装置5を設けている。また、前記車台2上には、
供給搬送装置5から搬送されてくる穀稈をフィードチェ
ン6に引き継いで、該フィードチェン6で後方へ搬送し
ながら脱穀選別する脱穀装置7を設けている。そして、
刈取作業中において、刈高さ検出手段17(本実施例で
は、超音波センサ)の検出結果に関連して、刈高さ16
を維持する刈取装置上下移動手段4a(本実施例では、
油圧式シリンダ)と、該刈取装置上下移動手段4aの起
動に伴う、刈取装置4の上下方向の位置を検出する刈取
装置位置検出手段13を設けている。さらに、刈り取っ
た穀稈の穂先位置を検出する穂先検出手段8a,8b
と、該穂先検出手段8a,8bの穂先部の検出結果に関
連して、株元搬送装置3の終端部と供給搬送装置5の始
端部との引継ぎ間隔9を変更する引継ぎ調節手段10を
設けている構成である。本実施例では、前記穂先検出手
段8a,8bは、接触式のセンサであり、引継ぎ調節手
段10は、電気式のモータである。
【0011】前記穂先検出手段8a,8bは、供給搬送
装置5の挟持杆5cを支持している挟持杆アーム5bに
設置している。穂先検出手段8aは、搬送される穀稈の
より株元側に設置されていて、穂先検出手段8bは、搬
送される穀稈のより穂先側に設置されている。このよう
なコンバインで、刈取脱穀作業を行なう際には、走行装
置1にエンジンからの動力を伝達してコンバインを前進
させ、これにより、植立穀稈は刈取装置4にて刈り取ら
れ、刈り取られた穀稈は株元搬送装置3で後方へと搬送
され、供給搬送装置5の始端部に引き継がれる。該供給
搬送装置5に引き継がれた穀稈は、さらに後方へと搬送
されて脱穀装置7のフィードチェン6の始端部に引き継
がれていく。さらに、穀稈はフィードチェン6に挟持さ
れて後方へ搬送されながら脱穀され、脱穀された排稈は
後方のカッターやノッター等の作業機で切断や結束をさ
れて機外へと排出されていく。
【0012】前述のごとく、株元搬送装置3の終端部か
ら供給搬送装置5の始端部に穀稈を引き継ぐ際には、穀
稈の扱ぎ深さを調節する構成となっている。図2には、
その電気的構成が示されている。制御手段101の入力
側には、穂先検出手段8a,8bが接続していて、その
出力側には引継ぎ調節手段10を接続している。穂先検
出手段8a,8bの間を穀稈の穂先部が通過する時が、
一番適正な扱ぎ深さで穀稈は脱穀装置7で脱穀される。
このような構成で、穂先検出手段8a,8bが共に穀稈
の穂先部を検出しない時は、穀稈の長さが短い、いわゆ
る短稈であるので、制御手段101は、供給搬送装置5
の始端部を下げるように、引継ぎ調節手段10に制御信
号を送信する。すると、引継ぎ間隔9の長さが短く調節
され、これにより、供給搬送装置5の始端部は、穀稈の
より株元側を挾持するので、供給搬送装置5の終端部か
らフィードチェン6の始端部に引き継がれる際にも、穀
稈のより株元側が挾持されるので、適正な扱ぎ深さで脱
穀されるようになる。その後、株元側に位置している穂
先検出手段8aが穀稈の穂先部を検出すると、制御手段
101は、引継ぎ調節手段10への制御信号の送信を停
止する。
【0013】次に、穂先検出手段8a,8bが共に穀稈
の穂先部を検出する時は、穀稈の長さが長い、長稈であ
るので、制御手段101は、供給搬送装置5の始端部を
上げるように、引継ぎ調節手段10に制御信号を送信す
る。すると、引継ぎ間隔9の長さが長く調節され、これ
により、供給搬送装置5の始端部は、穀稈のより穂先側
よりを挾持するので、供給搬送装置5の終端部かあらフ
ィードチェン6の始端部に引き継がれる際にも、穀稈の
より穂先側が挾持されるので、適正な扱ぎ深さで脱穀さ
れるようになる。
【0014】その後、穂先側に位置している穂先検出手
段8bが穀稈の穂先部を検出しなくなると、制御手段1
01は、引継ぎ調節手段10への制御送信を停止する。
このような一連の作業中において、図1の二点鎖線で示
したように、圃場面18が、クローラ底面14に対して
下がっていることがある。すると、刈高さ検出手段17
は、刈高さ16が長くなったことを検出するので、あら
かじめ設定している刈高さ16になるように、刈取装置
上下移動手段4aにより、刈取装置4を下方に移動す
る。
【0015】従来は、このような刈取装置4の下方への
移動にともなって、供給搬送装置5の始端部も下方へ移
動する構成であった。これは、供給搬送装置5の始端部
が下方へ移動しないと、引継ぎ間隔9が長くなってしま
い、供給搬送装置5の始端部が、必要以上に穀稈のより
穂先側を挾持するようになってしまい、浅扱ぎになりす
ぎて扱ぎ残しが発生するからである。しかしながら、急
に長稈が搬送されてくると、深扱ぎになりすぎるので、
供給搬送装置5の始端部を上げて、引継ぎ間隔9の長さ
を長くしなければならない。ところが、前述のごとく、
供給搬送装置5の始端部は、刈取装置4と共に、更に下
方へ下がっているので、その分上昇するのに時間が掛っ
てしまい、その間、穀稈は深扱ぎになりすぎた状態で脱
穀されるので、藁屑が多く発生して、脱穀選別能力が低
下するという不具合が発生していた。
【0016】これを防止するため、刈取装置4の刈高さ
16が、クローラ底面14に対して一定値以上下方に位
置したことを、刈取装置位置検出手段13が検出する
と、供給搬送装置5の始端部を移動しないようにする。
図3にはこの電気的構成が示されていて、前述の図2の
電気的構成の入力側に、刈取装置位置検出手段13を追
加する構成である。
【0017】刈取装置位置検出手段13(本実施例で
は、ポジションセンサ)は、刈取装置4を上下方向に移
動支持する刈取フレーム12の基部に設置されている。
刈取装置位置検出手段13は、刈取作業中、クローラ底
面14に対する刈取装置4の刈高さ16に対する検出位
置を、常時制御手段101に信号を送っていて、このよ
うな状況下、刈取装置位置検出手段13が刈取装置4が
一定値以上下方に下がったことを検出して制御手段10
1に送信すると、該制御手段101は、制御停止手段1
01aに対して、引継ぎ調節手段10への制御信号の送
信を停止する命令を発して、供給搬送装置5の始端部が
移動しないようにする。これにより、急に長稈が搬送さ
れてきても供給搬送装置5の始端部は、短い時間で上方
に移動するので、長稈は深扱ぎになりすぎた状態で脱穀
されることがなく、藁屑は余計に発生せず、従って、脱
穀装置7の脱穀選別能力は低下しない。
【0018】前述のように、引継ぎ調節手段10の動き
を停止すると、刈取装置4は下方に下がっているので、
株元搬送装置3の終端部と供給搬送装置5の始端部の引
継ぎ間隔9の長さは長くなっている。従って、穀稈は浅
扱ぎになりすぎの状態で脱穀されるので、扱ぎ残しが発
生する状態である。しかしながら、浅扱ぎで扱ぎ残しが
発生する方が、深扱ぎになりすぎて藁屑が発生するより
はよいのである。藁屑が多く発生すると、脱穀装置7内
の揺動棚(図示せず)上で詰まったり、収穫した籾の中
に藁屑が混入する不具合が発生するが、これに対して、
扱ぎ残しの発生においては、拝藁を再び手扱ぎにて脱穀
できるので、籾の収穫率が低下することはないのであ
る。
【0019】前記引継ぎ調節手段10の動きを停止する
別実施例について説明する。刈取装置4の刈刃15が、
刈高さ16において刈取作業中、前述したように供給搬
送装置5の始端部は、引継ぎ調節手段10にて上下方向
に移動し、扱深さが調節されている。このような状況に
あって、供給搬送装置5の始端部が下がってきて、株元
搬送装置3の終端部と供給搬送装置5の始端部との引継
ぎ間隔9が一定距離(本実施例では最小距離の深扱ぎ状
態)になると、引継ぎ調節手段10の調節を停止するよ
うにする。即ち、供給搬送装置5の下部にステー5aを
固着しておいて、該ステー5aが刈取フレーム12に設
けたスイッチ11に当接すると、制御手段101は、制
御停止手段101aに対して、引継ぎ調節手段10への
制御信号の送信を停止命令を発する構成である。図1
(c)は、このブロック図である。
【0020】上述のごとき構成から、急に長稈が搬送さ
れてきても、短い時間で対応できるので、穀稈が深扱ぎ
になりすぎた状態で脱穀されるのが防止できる。次に、
図4〜図6に示している畦際での刈取作業について説明
する。図4のように、畦際においては、刈取装置4の前
部が畦に当たらないように、刈高さ16を少しずつ上昇
して植立穀稈を刈り取るようにするが、その際、刈り取
られる穀稈の長さは少しずつ短くなっていく。穀稈の長
さが一定以上短くなると、扱ぎ残しが発生する。そこ
で、刈高さ16が一定値22以上大きくなると、刈り取
った穀稈を全て脱穀装置7内に投入する構成とする。図
5は、その電気的構成である。
【0021】102は高刈り制御手段で、その入力側に
は圃場面からの刈刃15の刈高さ16を直接検出する刈
高さ検出手段17と、刈取装置4に穀稈のあることを検
出する穀稈検出手段19と、フィードチェン6の回転速
度を検出するフィードチェン速度検出手段20が接続さ
れていて、その出力側にはフィードチェン挾持解除手段
21が接続されている。
【0022】穀稈検出手段19が穀稈を検出している状
態、即ち、刈取作業中において、刈高さ検出手段17
が、刈高さ16の一定値22以上の上昇を検出すると共
に、フィードチェン速度検出手段20(以下、フィード
チェン回転数センサという)がフィードチェン6が回転
していることを検出すると、この作業は畦際等でのいわ
ゆる高刈り作業なので、刈り取られる穀稈の長さは極端
に短い短稈となる。極端に短い穀稈をフィードチェン6
に挟持して搬送しても、扱胴24まで穂先部が届かない
ので、穀粒が収穫できない。
【0023】そこで、このような時には、脱穀装置7内
に穀稈を全て投入するようにする。図5には、ブロック
図が示されている。高刈り制御手段102は、フィード
チェン挟扼杆解除手段21に解除信号を送信して、フィ
ードチェン挟扼杆23を上方に移動する構成とする。こ
れにより、極端に短い短稈も脱穀装置7内で脱穀選別さ
れるので、穀粒の回収率は向上する。前記フィードチェ
ン挟扼杆解除手段21は電気的なモータである。
【0024】次ぎに、図7〜図9について説明する。前
述のように、長さの短い穀稈とはいえ、全て脱穀装置7
内に穀稈を投入するので、扱室25においては多くの脱
穀物が発生して負荷が作用し、扱胴24と脱穀物との衝
突により異音が発生する。さらに、扱室25の下方にあ
る揺動棚26上にも多くの脱穀物が積もって、選別能力
が低下すると共に、最悪の場合揺動棚26やその伝動系
が破損することがある。
【0025】そこで、扱室25内に排塵調節板27を複
数個設け、フィードチェン挟扼杆解除手段21により、
フィードチェン挟扼杆23が解除された時には、排塵調
節板回動手段28により、排塵調節板27を送り方向に
回動する構成である。該排塵調節板27は、扱室25内
に設けられていて、排塵調節板回動手段28(本実施例
では、電気式のモータである)により、回動する構成で
あり、扱胴24や扱歯24aには当たらないように設置
している。
【0026】このブロック図は図9に示されているが、
前に説明した図5のブロック図の出力側に、排塵調節板
回動手段28を接続している構成である。即ち、高刈り
制御手段102が、フィードチェン挟扼杆解除手段21
に解除指令信号を発すると同時に、または、その一定時
間後に排塵調節板回動手段28にも回動指令信号を発す
るようにする。
【0027】該排塵調節板回動手段28に指令信号が出
されて排塵調節板27が送り方向に回動すると、27a
の位置になり、扱室25内の脱穀物は、扱胴24の回転
力により送り方向に回動した排塵調節板27aに当接
し、脱穀物の送り方向下手側への送りが促進される。従
って、扱室25内での脱穀物の停滞が緩和される。
【0028】
【発明の効果】本発明は前述のごとく構成したので、刈
取装置4が、圃場面の関係で一定値以上下方に下がって
も、供給搬送装置5の始端部はそれに追従して下方へ移
動せず、急に長稈が搬送されてきても、短い時間で対応
した関連調節ができて、穀稈の深扱ぎ状態の脱穀を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)コンバインの側面図 (b)斜視図 (c)ブロック図
【図2】ブロック図
【図3】ブロック図
【図4】コンバインでの高刈り状態図
【図5】ブロック図
【図6】フィードチェン挟扼杆の側面図
【図7】脱穀装置の側面図
【図8】扱室の正面図
【図9】ブロック図
【符号の説明】
1 走行装置 2 車台 3 株元搬送装置 4 刈取装置 4a 刈取装置上下移動手段 5 供給搬送
装置 5a ステー 5b 挟持杆ア
ーム 5c 挟持杆 6 フィード
チェン 7 脱穀装置 8a 穂先検出
手段 8b 穂先検出手段 9 引継ぎ間
隔 10 引継ぎ調節手段 11 スイッ
チ 12 刈取フレーム 13 刈取装
置位置検出手段 14 クローラ底面 15 刈刃 16 刈高さ 17 刈高さ
検出手段 18 圃場面 19 穀稈検
出手段 20 フィードチェン速度検出手段 21 フィー
ドチェン挟扼杆解除手段 22 一定値 23 フィー
ドチェン挟扼杆 24 扱胴 24a 扱歯 25 扱室 26 揺動棚 27 排塵調節板 27a 送り方
向に回動した排塵調節板 28 排塵調節板回動手段 101 制御手段 101a制御停
止手段 102 高刈り制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置1を有する車台2の前方には、
    刈り取った穀稈を後方へ向けて搬送する株元搬送装置3
    を有する上下動可能な刈取装置4と、前記株元搬送装置
    3から搬送されてくる穀稈を引き継ぎ搬送する供給搬送
    装置5を設け、さらに、前記車台2上には、供給搬送装
    置5から搬送されてくる穀稈をフィードチェン6に引き
    継ぎ、該フィードチェン6で後方へ搬送しながら脱穀選
    別する脱穀装置7を設けると共に、刈取作業中におい
    て、刈高さ検出手段17の検出結果に関連して、刈高さ
    16を維持する刈取装置上下移動手段4aと、該刈取装
    置上下移動手段4aの起動に伴う、刈取装置4の上下方
    向の位置を検出する刈取装置位置検出手段13と、刈り
    取った穀稈の穂先位置を検出する穂先検出手段8a,8
    bと、該穂先検出手段8a,8bの穂先部の検出結果に
    関連して、株元搬送装置3の終端部と供給搬送装置5の
    始端部との引継ぎ間隔9を変更する引継ぎ調節手段10
    を設けたコンバインであって、前記刈取装置位置検出手
    段13の検出結果に関連して、引継ぎ調節手段10の調
    節を停止する制御停止手段101aを設けたことを特徴
    とするコンバインの刈取装置。
JP6720495A 1995-03-27 1995-03-27 コンバインの刈取装置 Pending JPH08256568A (ja)

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