JPH08256543A - 乗用型田植機の苗のせ台構造 - Google Patents
乗用型田植機の苗のせ台構造Info
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- JPH08256543A JPH08256543A JP7069111A JP6911195A JPH08256543A JP H08256543 A JPH08256543 A JP H08256543A JP 7069111 A JP7069111 A JP 7069111A JP 6911195 A JP6911195 A JP 6911195A JP H08256543 A JPH08256543 A JP H08256543A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多条植えの乗用型田植機の苗のせ台構造にお
いて、苗植付装置を連結したままで機体をトラックの荷
台に乗せた場合に、苗のせ台の両端が荷台から左右に出
ないように構成する。 【構成】 苗のせ台12における右端部及び左端部の苗
のせ部12a,12bを分離して、左右中央側の苗のせ
部12cの上方に所定の上下間隔を置いて、同じ上向き
に支持可能に構成し、ガイドレール11の右端部分11
b及び左端部分11cを折り曲げ保持可能に構成する。
いて、苗植付装置を連結したままで機体をトラックの荷
台に乗せた場合に、苗のせ台の両端が荷台から左右に出
ないように構成する。 【構成】 苗のせ台12における右端部及び左端部の苗
のせ部12a,12bを分離して、左右中央側の苗のせ
部12cの上方に所定の上下間隔を置いて、同じ上向き
に支持可能に構成し、ガイドレール11の右端部分11
b及び左端部分11cを折り曲げ保持可能に構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、8条植えや10条植え
等のように多数の植付条分の苗のせ部を備えた苗のせ台
を、機体左右方向に往復横送り駆動自在に支持した多数
条植えの乗用型田植機の苗のせ台構造に関する。
等のように多数の植付条分の苗のせ部を備えた苗のせ台
を、機体左右方向に往復横送り駆動自在に支持した多数
条植えの乗用型田植機の苗のせ台構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では区画整理された大規模な水田用
として、8条植えや10条植え等のように多数条植えの
乗用型田植機が現れてきている。多数条植えの乗用型田
植機は苗のせ台の横幅が広いものとなるので、この乗用
型田植機をトラックで運搬する際にトラックの荷台に乗
せると、苗のせ台の左右両端が荷台から横外方に出てし
まう。従って、このような場合には機体から苗植付装置
(苗のせ台を装備)を取り外し、機体と苗植付装置とを
別々のトラックで運搬したりすることがある。
として、8条植えや10条植え等のように多数条植えの
乗用型田植機が現れてきている。多数条植えの乗用型田
植機は苗のせ台の横幅が広いものとなるので、この乗用
型田植機をトラックで運搬する際にトラックの荷台に乗
せると、苗のせ台の左右両端が荷台から横外方に出てし
まう。従って、このような場合には機体から苗植付装置
(苗のせ台を装備)を取り外し、機体と苗植付装置とを
別々のトラックで運搬したりすることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように機体から
苗植付装置を取り外して、機体と苗植付装置とを別々に
運搬するとなれば、機体と苗植付装置とを同時に運搬す
るには2台のトラックが必要になる。又、機体と苗植付
装置とを1台のトラックで運搬するとなれば、運搬のた
めにトラックを2往復させなければならず、改善の余地
がある。本発明は多数条植えの乗用型田植機において、
機体に苗植付装置を連結した状態で、乗用型田植機をト
ラックの荷台に乗せることができるようにすることを目
的としている。
苗植付装置を取り外して、機体と苗植付装置とを別々に
運搬するとなれば、機体と苗植付装置とを同時に運搬す
るには2台のトラックが必要になる。又、機体と苗植付
装置とを1台のトラックで運搬するとなれば、運搬のた
めにトラックを2往復させなければならず、改善の余地
がある。本発明は多数条植えの乗用型田植機において、
機体に苗植付装置を連結した状態で、乗用型田植機をト
ラックの荷台に乗せることができるようにすることを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな乗用型田植機の苗のせ台構造において、次のように
構成することにある。 〔1〕植付爪の通過する苗取り出し口を備えたガイドレ
ールと、ガイドレールに沿ってスライド移動自在な案内
部材とを備え、多数の植付条分の苗のせ部を備えた苗の
せ台を案内部材に支持させることにより、苗のせ台を機
体左右方向に往復横送り駆動自在に構成すると共に、苗
のせ台における右端部及び左端部の少数の植付条分の苗
のせ部を、各植付条の仕切り部で左右中央側の苗のせ部
から分離可能に構成し、分離される右端部及び左端部の
苗のせ部を、案内部材から分離可能に構成して、左右中
央側の苗のせ部及び案内部材から分離された右端部及び
左端部の苗のせ部を、左右中央側の苗のせ部の上方に所
定の上下間隔を置いて、且つ左右中央側の苗のせ部と同
じ上向きに支持する支持部を備え、ガイドレールの左右
中央側の部分からの案内部材の抜け落ちを阻止する姿勢
に、ガイドレールの右端部分及び左端部分を、ガイドレ
ールの左右中央側の部分に対して折り曲げ保持可能に構
成してある。
うな乗用型田植機の苗のせ台構造において、次のように
構成することにある。 〔1〕植付爪の通過する苗取り出し口を備えたガイドレ
ールと、ガイドレールに沿ってスライド移動自在な案内
部材とを備え、多数の植付条分の苗のせ部を備えた苗の
せ台を案内部材に支持させることにより、苗のせ台を機
体左右方向に往復横送り駆動自在に構成すると共に、苗
のせ台における右端部及び左端部の少数の植付条分の苗
のせ部を、各植付条の仕切り部で左右中央側の苗のせ部
から分離可能に構成し、分離される右端部及び左端部の
苗のせ部を、案内部材から分離可能に構成して、左右中
央側の苗のせ部及び案内部材から分離された右端部及び
左端部の苗のせ部を、左右中央側の苗のせ部の上方に所
定の上下間隔を置いて、且つ左右中央側の苗のせ部と同
じ上向きに支持する支持部を備え、ガイドレールの左右
中央側の部分からの案内部材の抜け落ちを阻止する姿勢
に、ガイドレールの右端部分及び左端部分を、ガイドレ
ールの左右中央側の部分に対して折り曲げ保持可能に構
成してある。
【0005】〔2〕前項〔1〕の構成において、植付爪
を回転自在に支持する一対の支持ケースに亘り支持フレ
ームを架設連結し、支持フレームを支持部として形成し
てある。 〔3〕前項〔1〕の構成において、苗のせ部に載置され
る苗の浮き上がりを苗の上側から抑える浮き上がり防止
部材を、左右中央側の苗のせ部に支持部材を介して備
え、支持部を支持部材に備えてある。
を回転自在に支持する一対の支持ケースに亘り支持フレ
ームを架設連結し、支持フレームを支持部として形成し
てある。 〔3〕前項〔1〕の構成において、苗のせ部に載置され
る苗の浮き上がりを苗の上側から抑える浮き上がり防止
部材を、左右中央側の苗のせ部に支持部材を介して備
え、支持部を支持部材に備えてある。
【0006】
〔I〕前項〔1〕のように構成すると、多数条植えの乗
用型田植機をトラックの荷台に乗せる場合に、例えば図
2から図5及び図6に示すように苗のせ台12におい
て、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを、左
右中央側の苗のせ部12cから分離して、分離した右端
部及び左端部の苗のせ部12a,12bを支持部24,
25に支持させればよい。以上のように右端部及び左端
部の苗のせ部を分離して左右中央側の苗のせ部の上方に
支持させれば、右端部及び左端部の苗のせ部を分離しな
い状態の苗のせ台よりも、苗のせ台の全体の横幅を狭い
ものに設定することができる。これによって、苗植付装
置を連結した状態で乗用型田植機をトラックの荷台に乗
せても、苗のせ台の左右両端が荷台から横外方に出てし
まうようなことがない。
用型田植機をトラックの荷台に乗せる場合に、例えば図
2から図5及び図6に示すように苗のせ台12におい
て、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを、左
右中央側の苗のせ部12cから分離して、分離した右端
部及び左端部の苗のせ部12a,12bを支持部24,
25に支持させればよい。以上のように右端部及び左端
部の苗のせ部を分離して左右中央側の苗のせ部の上方に
支持させれば、右端部及び左端部の苗のせ部を分離しな
い状態の苗のせ台よりも、苗のせ台の全体の横幅を狭い
ものに設定することができる。これによって、苗植付装
置を連結した状態で乗用型田植機をトラックの荷台に乗
せても、苗のせ台の左右両端が荷台から横外方に出てし
まうようなことがない。
【0007】前項〔1〕の構成では例えば図5及び図6
に示すように、分離した右端部及び左端部の苗のせ部1
2a,12bを左右中央側の苗のせ部12cの上方に支
持させる場合、分離した右端部及び左端部の苗のせ部1
2a,12bが左右中央側の苗のせ部12cと同じ上向
きで、所定の上下間隔を置いて支持される。これによ
り、まだ植え付けていない苗が右端部及び左端部の苗の
せ部に残っていてもこの苗を下ろす必要はなく、苗を載
置した状態で右端部及び左端部の苗のせ部を、左右中央
側の苗のせ部の上方に支持させることができるのであ
り、右端部及び左端部の苗のせ部から苗が落ちるような
こともない。まだ植え付けていない苗が左右中央側の苗
のせ部に残っていてもこの苗を下ろす必要はなく、苗を
左右中央側の苗のせ部に載置した状態で、分離した右端
部及び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部の上方
に支障なく支持させることができる。
に示すように、分離した右端部及び左端部の苗のせ部1
2a,12bを左右中央側の苗のせ部12cの上方に支
持させる場合、分離した右端部及び左端部の苗のせ部1
2a,12bが左右中央側の苗のせ部12cと同じ上向
きで、所定の上下間隔を置いて支持される。これによ
り、まだ植え付けていない苗が右端部及び左端部の苗の
せ部に残っていてもこの苗を下ろす必要はなく、苗を載
置した状態で右端部及び左端部の苗のせ部を、左右中央
側の苗のせ部の上方に支持させることができるのであ
り、右端部及び左端部の苗のせ部から苗が落ちるような
こともない。まだ植え付けていない苗が左右中央側の苗
のせ部に残っていてもこの苗を下ろす必要はなく、苗を
左右中央側の苗のせ部に載置した状態で、分離した右端
部及び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部の上方
に支障なく支持させることができる。
【0008】〔II〕乗用型田植機の場合、植付爪の通
過する苗取り出し口を備えたガイドレール、及びガイド
レールに沿ってスライド移動自在な案内部材を備えて、
苗のせ台を案内部材に支持させることにより、苗のせ台
を機体左右方向に往復横送り駆動自在に構成している。
従って、このような乗用型田植機において右端部及び左
端部の苗のせ部を分離する際、分離される右端部及び左
端部の苗のせ部を案内部材から分離してこの案内部材を
ガイドレールに残すことになる。又、右端部及び左端部
の苗のせ部を分離すると、ガイドレールの右端部分及び
左端部分が横外方に出た状態で残ることになる。
過する苗取り出し口を備えたガイドレール、及びガイド
レールに沿ってスライド移動自在な案内部材を備えて、
苗のせ台を案内部材に支持させることにより、苗のせ台
を機体左右方向に往復横送り駆動自在に構成している。
従って、このような乗用型田植機において右端部及び左
端部の苗のせ部を分離する際、分離される右端部及び左
端部の苗のせ部を案内部材から分離してこの案内部材を
ガイドレールに残すことになる。又、右端部及び左端部
の苗のせ部を分離すると、ガイドレールの右端部分及び
左端部分が横外方に出た状態で残ることになる。
【0009】そこで、前項〔1〕のように構成すると例
えば図5及び図6に示すように、右端部及び左端部の苗
のせ部12a,12bを分離すると、ガイドレール11
の右端部分11b及び左端部分11cを、左右中央側の
部分に対して折り曲げ保持してやればよい。これによ
り、ガイドレール11(左右中央側の部分)の左右両端
が横外方に出るような状態とはならず、苗植付装置を連
結した状態で乗用型田植機をトラックの荷台に乗せて
も、ガイドレール11(左右中央側の部分)の左右両端
が荷台から横外方に出るようなことがない。
えば図5及び図6に示すように、右端部及び左端部の苗
のせ部12a,12bを分離すると、ガイドレール11
の右端部分11b及び左端部分11cを、左右中央側の
部分に対して折り曲げ保持してやればよい。これによ
り、ガイドレール11(左右中央側の部分)の左右両端
が横外方に出るような状態とはならず、苗植付装置を連
結した状態で乗用型田植機をトラックの荷台に乗せて
も、ガイドレール11(左右中央側の部分)の左右両端
が荷台から横外方に出るようなことがない。
【0010】そして、右端部及び左端部の苗のせ部12
a,12bから分離されてガイドレール11(左右中央
側の部分)に残された案内部材33が、ガイドレール1
1(左右中央側の部分)に沿って横外側にスライドして
行っても、ガイドレール11の右端部分11b及び左端
部分11cを折り曲げていれば、前述の案内部材33が
ガイドレール11の右端部分11b及び左端部分11c
で止められて、ガイドレール11(左右中央側の部分)
から抜け落ちるようなことがない。
a,12bから分離されてガイドレール11(左右中央
側の部分)に残された案内部材33が、ガイドレール1
1(左右中央側の部分)に沿って横外側にスライドして
行っても、ガイドレール11の右端部分11b及び左端
部分11cを折り曲げていれば、前述の案内部材33が
ガイドレール11の右端部分11b及び左端部分11c
で止められて、ガイドレール11(左右中央側の部分)
から抜け落ちるようなことがない。
【0011】〔III〕前項〔2〕のように構成する
と、前項〔1〕の構成の場合と同様に前項〔I〕〔I
I〕に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下
のような「作用」を備えている。前項〔2〕のように構
成すると例えば図5及び図6に示すように、支持フレー
ム25は分離した右端部及び左端部の苗のせ部12a,
12bの支持部になると同時に、一対の支持ケース8に
亘って連結されることによって、この一対の支持ケース
8の補強部材になる。
と、前項〔1〕の構成の場合と同様に前項〔I〕〔I
I〕に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下
のような「作用」を備えている。前項〔2〕のように構
成すると例えば図5及び図6に示すように、支持フレー
ム25は分離した右端部及び左端部の苗のせ部12a,
12bの支持部になると同時に、一対の支持ケース8に
亘って連結されることによって、この一対の支持ケース
8の補強部材になる。
【0012】〔IV〕前項〔3〕のように構成すると、
前項〔1〕の構成の場合と同様に前項〔I〕〔II〕に
記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のよう
な「作用」を備えている。苗のせ台12においては例え
ば図2及び図4に示すように、載置される苗の浮き上が
りを苗の上側から抑える浮き上がり防止部材23を、苗
のせ部12a,12b,12cに備える場合が多い。
前項〔1〕の構成の場合と同様に前項〔I〕〔II〕に
記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のよう
な「作用」を備えている。苗のせ台12においては例え
ば図2及び図4に示すように、載置される苗の浮き上が
りを苗の上側から抑える浮き上がり防止部材23を、苗
のせ部12a,12b,12cに備える場合が多い。
【0013】この場合、前項〔3〕のように構成すると
例えば図5及び図6に示すように、分離した右端部及び
左端部の苗のせ部12a,12bは、支持部24により
浮き上がり防止部材23の支持部材20を介して支持さ
れることになり、分離した右端部及び左端部の苗のせ部
12a,12bの支持の機能を、浮き上がり防止部材2
3の支持部材20に兼ねさせることができる。
例えば図5及び図6に示すように、分離した右端部及び
左端部の苗のせ部12a,12bは、支持部24により
浮き上がり防止部材23の支持部材20を介して支持さ
れることになり、分離した右端部及び左端部の苗のせ部
12a,12bの支持の機能を、浮き上がり防止部材2
3の支持部材20に兼ねさせることができる。
【0014】
【発明の効果】請求項1のように構成すると、右端部及
び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部の上方に支
持し、ガイドレールの右端部分及び左端部分を折り曲げ
ることにより、多数条植えの乗用型田植機でも苗植付装
置を連結した状態でトラックの荷台に乗せることができ
るようになって、多数条植えの乗用型田植機の運搬性を
向上させることができた。分離した右端部及び左端部の
苗のせ部を左右中央側の苗のせ部の上方に、所定の上下
間隔を置いて上向きに支持するので、分離した右端部及
び左端部の苗のせ部や左右中央側の苗のせ部に苗が残っ
ていても、苗を残した状態で分離した右端部及び左端部
の苗のせ部を、左右中央側の苗のせ部の上方に支持する
ことができる。これにより、苗のせ部に残った苗を下ろ
す必要がなくなるので、作業性の良いものとなる。そし
て、ガイドレールの左右中央側の部分に残された案内部
材が抜け落ちるようなこともないので、案内部材の紛失
と言う事態を未然に防止できる。折り曲げられたガイド
レールの右端部分及び左端部分を、案内部材の抜け落ち
の防止用に兼用しているので、案内部材の抜け落ちを防
止する専用の部材が不要になり、苗植付装置付近の構造
の簡素化の面でも有利なものとなる。
び左端部の苗のせ部を左右中央側の苗のせ部の上方に支
持し、ガイドレールの右端部分及び左端部分を折り曲げ
ることにより、多数条植えの乗用型田植機でも苗植付装
置を連結した状態でトラックの荷台に乗せることができ
るようになって、多数条植えの乗用型田植機の運搬性を
向上させることができた。分離した右端部及び左端部の
苗のせ部を左右中央側の苗のせ部の上方に、所定の上下
間隔を置いて上向きに支持するので、分離した右端部及
び左端部の苗のせ部や左右中央側の苗のせ部に苗が残っ
ていても、苗を残した状態で分離した右端部及び左端部
の苗のせ部を、左右中央側の苗のせ部の上方に支持する
ことができる。これにより、苗のせ部に残った苗を下ろ
す必要がなくなるので、作業性の良いものとなる。そし
て、ガイドレールの左右中央側の部分に残された案内部
材が抜け落ちるようなこともないので、案内部材の紛失
と言う事態を未然に防止できる。折り曲げられたガイド
レールの右端部分及び左端部分を、案内部材の抜け落ち
の防止用に兼用しているので、案内部材の抜け落ちを防
止する専用の部材が不要になり、苗植付装置付近の構造
の簡素化の面でも有利なものとなる。
【0015】請求項2のように構成すると、請求項1の
ように構成した場合と同様に前述の請求項1の「発明の
効果」を備えている。請求項2のように構成すると、分
離した右端部及び左端部の苗のせ部の支持フレームを一
対の支持ケースの補強部材に兼用できるので、苗植付装
置付近の強度の向上及び構造の簡素化の面で有利なもの
となる。
ように構成した場合と同様に前述の請求項1の「発明の
効果」を備えている。請求項2のように構成すると、分
離した右端部及び左端部の苗のせ部の支持フレームを一
対の支持ケースの補強部材に兼用できるので、苗植付装
置付近の強度の向上及び構造の簡素化の面で有利なもの
となる。
【0016】請求項3のように構成すると、請求項1の
ように構成した場合と同様に前述の請求項1の「発明の
効果」を備えている。請求項3のように構成すると、分
離した右端部及び左端部の苗のせ部の支持用に、浮き上
がり防止部材の支持部材を兼用することができるので、
苗植付装置付近の構造の簡素化の面で有利なものとな
る。
ように構成した場合と同様に前述の請求項1の「発明の
効果」を備えている。請求項3のように構成すると、分
離した右端部及び左端部の苗のせ部の支持用に、浮き上
がり防止部材の支持部材を兼用することができるので、
苗植付装置付近の構造の簡素化の面で有利なものとな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持され
た機体の後部に、油圧シリンダ3によりリンク機構4が
昇降自在に支持され、リンク機構4の後端に8条植えの
苗植付装置5が連結されて、乗用型田植機が構成されて
いる。図1及び図2に示すように、苗植付装置5の左右
方向に沿って4個の支持ケース8が配置され、一対の植
付爪6を備えた8個の回転ケース7が各支持ケース8の
後部両側に回転駆動自在に支持されており、左右中央に
センターフロート9、左右両側に一対のサイドフロート
10が配置されている。図1,2,3に示すように各支
持ケース8に亘り1本のガイドレール11が支持され、
苗のせ台12の下端がガイドレール11に沿って左右に
往復横送り駆動自在に支持されている。これにより、回
転ケース7の回転に伴って一対の植付爪6が、ガイドレ
ール11に形成された苗取り出し口11aを交互に通過
し、苗のせ台12から苗を取り出して田面Gに植え付け
て行く。
する。 (1)図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持され
た機体の後部に、油圧シリンダ3によりリンク機構4が
昇降自在に支持され、リンク機構4の後端に8条植えの
苗植付装置5が連結されて、乗用型田植機が構成されて
いる。図1及び図2に示すように、苗植付装置5の左右
方向に沿って4個の支持ケース8が配置され、一対の植
付爪6を備えた8個の回転ケース7が各支持ケース8の
後部両側に回転駆動自在に支持されており、左右中央に
センターフロート9、左右両側に一対のサイドフロート
10が配置されている。図1,2,3に示すように各支
持ケース8に亘り1本のガイドレール11が支持され、
苗のせ台12の下端がガイドレール11に沿って左右に
往復横送り駆動自在に支持されている。これにより、回
転ケース7の回転に伴って一対の植付爪6が、ガイドレ
ール11に形成された苗取り出し口11aを交互に通過
し、苗のせ台12から苗を取り出して田面Gに植え付け
て行く。
【0018】(2)苗のせ台12は8つの植付条分の苗
のせ部12a,12b,12cを備えて構成され、左右
中央側の6つの植付条分の苗のせ部12cに対して、右
端部及び左端部の1つの植付条分の苗のせ部12a,1
2b(右端部及び左端部の少数の植付条分の苗のせ部に
相当)を分離及び連結可能に構成しており、次に右端部
及び左端部の苗のせ部12a,12bの連結構造につい
て説明する。
のせ部12a,12b,12cを備えて構成され、左右
中央側の6つの植付条分の苗のせ部12cに対して、右
端部及び左端部の1つの植付条分の苗のせ部12a,1
2b(右端部及び左端部の少数の植付条分の苗のせ部に
相当)を分離及び連結可能に構成しており、次に右端部
及び左端部の苗のせ部12a,12bの連結構造につい
て説明する。
【0019】図3,8,9に示すように、右端部及び左
端部の苗のせ部12a,12bと左右中央側の苗のせ部
12cとは、仕切り部12dにおいて分割されている。
苗のせ台12の上部及び中間部において苗のせ台12の
左右両端に亘って架設されるフレーム13,14、苗の
せ台12の上部及び下部を左右方向にスライド自在に支
持するレール15,18、各苗のせ部12a,12b,
12cに備えられる縦送りベルト16の第1及び第2駆
動軸17a,17b,17c(図12参照)、従動軸4
2a,42b,42cが、前述の仕切り部12dにおい
て分割されている。
端部の苗のせ部12a,12bと左右中央側の苗のせ部
12cとは、仕切り部12dにおいて分割されている。
苗のせ台12の上部及び中間部において苗のせ台12の
左右両端に亘って架設されるフレーム13,14、苗の
せ台12の上部及び下部を左右方向にスライド自在に支
持するレール15,18、各苗のせ部12a,12b,
12cに備えられる縦送りベルト16の第1及び第2駆
動軸17a,17b,17c(図12参照)、従動軸4
2a,42b,42cが、前述の仕切り部12dにおい
て分割されている。
【0020】図14,15,16,18,19,20に
示すように、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12
b側と左右中央側の苗のせ部12c側とに分割されるフ
レーム13及びレール15,18において、右端部及び
左端部の苗のせ部12a,12b側にリングを持つ連結
用のバックル27が備えられている。レール15,18
の突き合わせ部分には、右端部及び左端部の苗のせ部1
2a,12b側に位置決め部材29,30が固定されて
いる。
示すように、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12
b側と左右中央側の苗のせ部12c側とに分割されるフ
レーム13及びレール15,18において、右端部及び
左端部の苗のせ部12a,12b側にリングを持つ連結
用のバックル27が備えられている。レール15,18
の突き合わせ部分には、右端部及び左端部の苗のせ部1
2a,12b側に位置決め部材29,30が固定されて
いる。
【0021】図4,2,12に示すように、右端部及び
左端部の苗のせ部12a,12bの上部及び下部の両端
に合計4個の支持板19が固定され、左右中央部の苗の
せ部12cにも上部6個下部6個の12個の支持板20
(支持部材に相当)が固定されている。右端部及び左端
部の苗のせ部12a,12bの両端の支持板19に亘り
上下一対の支持棒21が架設され、左右中央部の苗のせ
部12cの支持板20に亘り上下一対の支持棒22(支
持部材に相当)が架設されており、上下の支持棒21,
22に亘り苗ステー23(苗の浮き上がりを苗の上側か
ら抑える浮き上がり防止部材に相当)が架設されてい
る。
左端部の苗のせ部12a,12bの上部及び下部の両端
に合計4個の支持板19が固定され、左右中央部の苗の
せ部12cにも上部6個下部6個の12個の支持板20
(支持部材に相当)が固定されている。右端部及び左端
部の苗のせ部12a,12bの両端の支持板19に亘り
上下一対の支持棒21が架設され、左右中央部の苗のせ
部12cの支持板20に亘り上下一対の支持棒22(支
持部材に相当)が架設されており、上下の支持棒21,
22に亘り苗ステー23(苗の浮き上がりを苗の上側か
ら抑える浮き上がり防止部材に相当)が架設されてい
る。
【0022】図5及び図13に示すように左端部の苗の
せ部12bと左右中央側の苗のせ部12cとの間におい
て、左右中央側の苗のせ部12cの上下の支持板20及
び仕切り部12dに、断面コ字状の固定部材31が上下
揺動自在に支持されており、左端部の苗のせ部12bの
仕切り部12dに連結板32が固定されている。右端部
の苗のせ部12aと左右中央側の苗のせ部12cとの間
において、右端部の苗のせ部12aの上下の支持板19
及び仕切り部12dに、断面コ字状の固定部材31が上
下揺動自在に支持されており、左右中央側の苗のせ部1
2cの仕切り部12dに連結板32が固定されている。
せ部12bと左右中央側の苗のせ部12cとの間におい
て、左右中央側の苗のせ部12cの上下の支持板20及
び仕切り部12dに、断面コ字状の固定部材31が上下
揺動自在に支持されており、左端部の苗のせ部12bの
仕切り部12dに連結板32が固定されている。右端部
の苗のせ部12aと左右中央側の苗のせ部12cとの間
において、右端部の苗のせ部12aの上下の支持板19
及び仕切り部12dに、断面コ字状の固定部材31が上
下揺動自在に支持されており、左右中央側の苗のせ部1
2cの仕切り部12dに連結板32が固定されている。
【0023】以上の構造により、右端部及び左端部の苗
のせ部12a,12bと左右中央側の苗のせ部12cと
の下側において、位置決め部材29,30を挿入してレ
ール15,18を突き合わせ、フレーム13を突き合わ
せて、3個のバックル27によりレール15,18及び
フレーム13を連結する。苗のせ部12a,12b,1
2cの上側において、3個の固定部材31を支持板1
9,20及び連結板32に嵌め込むことによって、仕切
り部12dどうしを連結するのであり、右端部及び左端
部の苗のせ部12a,12bは、下側3箇所上側3箇所
の合計6箇所で左右中央側の苗のせ部12cに連結され
る。図12及び図13に示すように、固定部材31が備
えられている支持板19,20に凸部20aが形成され
ており、固定部材31を支持板19,20に嵌め込んだ
際に支持板19,20の間隔が維持されるように、固定
部材31の嵌め込みが確実なものとなるようにしてい
る。
のせ部12a,12bと左右中央側の苗のせ部12cと
の下側において、位置決め部材29,30を挿入してレ
ール15,18を突き合わせ、フレーム13を突き合わ
せて、3個のバックル27によりレール15,18及び
フレーム13を連結する。苗のせ部12a,12b,1
2cの上側において、3個の固定部材31を支持板1
9,20及び連結板32に嵌め込むことによって、仕切
り部12dどうしを連結するのであり、右端部及び左端
部の苗のせ部12a,12bは、下側3箇所上側3箇所
の合計6箇所で左右中央側の苗のせ部12cに連結され
る。図12及び図13に示すように、固定部材31が備
えられている支持板19,20に凸部20aが形成され
ており、固定部材31を支持板19,20に嵌め込んだ
際に支持板19,20の間隔が維持されるように、固定
部材31の嵌め込みが確実なものとなるようにしてい
る。
【0024】図3及び図17に示すように、右端部及び
左端部の苗のせ部12a,12b側のレール18の下面
に、断面コ字状の案内部材33がビスで連結されてお
り、この案内部材33によりレール18(右端部及び左
端部の苗のせ部12a,12b)がガイドレール11に
スライド自在に支持される。左右中央側の苗のせ部12
cのレール18の下面にも、同様な案内部材33がビス
で連結されている。
左端部の苗のせ部12a,12b側のレール18の下面
に、断面コ字状の案内部材33がビスで連結されてお
り、この案内部材33によりレール18(右端部及び左
端部の苗のせ部12a,12b)がガイドレール11に
スライド自在に支持される。左右中央側の苗のせ部12
cのレール18の下面にも、同様な案内部材33がビス
で連結されている。
【0025】(3)次に、左右中央側の苗のせ部12c
から右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを分離
させる場合について説明する。図2及び図4に示すよう
に、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bから一
つ左右中央側の苗のせ部12cにおいて、上の支持棒2
2に一対の上向きの支持フック24(支持部に相当)が
固定されている。右及び左側の各々の一対の支持ケース
8に亘りアーチ状の支持フレーム25(支持部に相当)
が架設連結されている。
から右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを分離
させる場合について説明する。図2及び図4に示すよう
に、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bから一
つ左右中央側の苗のせ部12cにおいて、上の支持棒2
2に一対の上向きの支持フック24(支持部に相当)が
固定されている。右及び左側の各々の一対の支持ケース
8に亘りアーチ状の支持フレーム25(支持部に相当)
が架設連結されている。
【0026】前項(2)で説明したように、連結されて
いる右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bにおい
て、フレーム13及びレール15,18のバックル27
を外して、支持板19,20及び仕切り部12dの固定
部材31を外し、右端部及び左端部の苗のせ部12a,
12b側のレール18と案内部材33(図3及び図17
参照)とを連結するビスを外して、案内部材33をガイ
ドレール11に残す。これにより、右端部及び左端部の
苗のせ部12a,12bが、左右中央側の苗のせ部12
cから分離される。
いる右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bにおい
て、フレーム13及びレール15,18のバックル27
を外して、支持板19,20及び仕切り部12dの固定
部材31を外し、右端部及び左端部の苗のせ部12a,
12b側のレール18と案内部材33(図3及び図17
参照)とを連結するビスを外して、案内部材33をガイ
ドレール11に残す。これにより、右端部及び左端部の
苗のせ部12a,12bが、左右中央側の苗のせ部12
cから分離される。
【0027】次に図5及び図6に示すように、右端部及
び左端部の苗のせ部12a,12bから一つ左右中央側
の苗のせ部12cの支持フック24に、分離した右端部
及び左端部の苗のせ部12a,12bのレール15を掛
け、支持フレーム25に分離した右端部及び左端部の苗
のせ部12a,12bのレール18を掛ける。これによ
り、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bが、左
右中央側の苗のせ部12cの上方に所定の上下間隔を置
いて、左右中央側の苗のせ部12cと同じ上向きに支持
されるのであり、右端部及び左端部の苗のせ部12a,
12b及び左右中央側の苗のせ部12cの両外側端が、
図6及び図7に示すようにサイドフロート10の両外側
端よりも左右中央側に位置することになる。
び左端部の苗のせ部12a,12bから一つ左右中央側
の苗のせ部12cの支持フック24に、分離した右端部
及び左端部の苗のせ部12a,12bのレール15を掛
け、支持フレーム25に分離した右端部及び左端部の苗
のせ部12a,12bのレール18を掛ける。これによ
り、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bが、左
右中央側の苗のせ部12cの上方に所定の上下間隔を置
いて、左右中央側の苗のせ部12cと同じ上向きに支持
されるのであり、右端部及び左端部の苗のせ部12a,
12b及び左右中央側の苗のせ部12cの両外側端が、
図6及び図7に示すようにサイドフロート10の両外側
端よりも左右中央側に位置することになる。
【0028】図6,19,20に示すように支持フレー
ム25にノブ付きボルト34が備えられ、右端部及び左
端部の苗のせ部12a,12bのレール18の位置決め
部材30に切欠き部30aが形成されており、支持フレ
ーム25に分離した右端部及び左端部の苗のせ部12
a,12bのレール18を掛ける場合、位置決め部材3
0の切欠き部30aにノブ付きボルト34を入れて、こ
のノブ付きボルト34を締め付けてレール18(右端部
及び左端部の苗のせ部12a,12b)を支持フレーム
25に固定する。
ム25にノブ付きボルト34が備えられ、右端部及び左
端部の苗のせ部12a,12bのレール18の位置決め
部材30に切欠き部30aが形成されており、支持フレ
ーム25に分離した右端部及び左端部の苗のせ部12
a,12bのレール18を掛ける場合、位置決め部材3
0の切欠き部30aにノブ付きボルト34を入れて、こ
のノブ付きボルト34を締め付けてレール18(右端部
及び左端部の苗のせ部12a,12b)を支持フレーム
25に固定する。
【0029】以上のように、右端部及び左端部の苗のせ
部12a,12bを分離した場合、分離した右端部及び
左端部の苗のせ部12a,12bのレール15,18
を、支持フック24及び支持フレーム25に上側から掛
けると言う操作、及び一つのノブ付きボルト34を締め
付けると言う操作を行うだけで、分離した右端部及び左
端部の苗のせ部12a,12bを、左右中央側の苗のせ
部12cに容易に支持させて固定することができる。逆
に、ノブ付きボルト34を弛めるだけで右端部及び左端
部の苗のせ部12a,12bを、容易に支持フック24
及び支持フレーム25から取り外すことができる。これ
により、分離した右端部及び左端部の苗のせ部12a,
12bの支持固定及び取り外しの作業性が良いものとな
る。
部12a,12bを分離した場合、分離した右端部及び
左端部の苗のせ部12a,12bのレール15,18
を、支持フック24及び支持フレーム25に上側から掛
けると言う操作、及び一つのノブ付きボルト34を締め
付けると言う操作を行うだけで、分離した右端部及び左
端部の苗のせ部12a,12bを、左右中央側の苗のせ
部12cに容易に支持させて固定することができる。逆
に、ノブ付きボルト34を弛めるだけで右端部及び左端
部の苗のせ部12a,12bを、容易に支持フック24
及び支持フレーム25から取り外すことができる。これ
により、分離した右端部及び左端部の苗のせ部12a,
12bの支持固定及び取り外しの作業性が良いものとな
る。
【0030】図5及び図19に示すように、断面コ字状
のレール15,18を支持フック24及び支持フレーム
25に上側から掛けているので、レール15,18によ
り右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの前後方
向(図5の紙面左右方向)の位置が決められる。これに
よって、図19及び図20に示すようにノブ付きボルト
34により、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12
bの左右方向(図19の紙面左右方向)、及び上下方向
(図19の紙面上下方向)の位置を決めるだけで、右端
部及び左端部の苗のせ部12a,12bが確実に固定さ
れる。以上のように、苗のせ台12を構成するための既
存の部材であるレール15,18を、分離した右端部及
び左端部の苗のせ部12a,12bの支持固定用に兼用
しているので、支持固定専用の部材が不要になり構造の
簡素化の面で有利である。
のレール15,18を支持フック24及び支持フレーム
25に上側から掛けているので、レール15,18によ
り右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの前後方
向(図5の紙面左右方向)の位置が決められる。これに
よって、図19及び図20に示すようにノブ付きボルト
34により、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12
bの左右方向(図19の紙面左右方向)、及び上下方向
(図19の紙面上下方向)の位置を決めるだけで、右端
部及び左端部の苗のせ部12a,12bが確実に固定さ
れる。以上のように、苗のせ台12を構成するための既
存の部材であるレール15,18を、分離した右端部及
び左端部の苗のせ部12a,12bの支持固定用に兼用
しているので、支持固定専用の部材が不要になり構造の
簡素化の面で有利である。
【0031】(4)ガイドレール11の右端部分11b
及び左端部分11cを折り曲げ可能に構成しており、次
にこの折り曲げ構造について説明する。図24(イ)及
び図25(イ)に示すように、ガイドレール11の右端
部分11b(左端部分11c)に、長孔26aを備えた
ガイド部材26が固定され、ガイドレール11の左右中
央側の部分に案内ピン28が備えられて、ガイド部材2
6の長孔26aに案内ピン28が挿入されている。図2
4(イ)及び図25(イ)に示す状態は、ガイドレール
11の右端部分11b(左端部分11c)のガイド部材
26を、ガイドレール11の左右中央側の部分に挿入し
て、案内ピン28が長孔26aの紙面左端に位置してい
る状態であり、バックル27によりガイドレール11の
右端部分11b(左端部分11c)を延ばした状態で固
定している状態である。
及び左端部分11cを折り曲げ可能に構成しており、次
にこの折り曲げ構造について説明する。図24(イ)及
び図25(イ)に示すように、ガイドレール11の右端
部分11b(左端部分11c)に、長孔26aを備えた
ガイド部材26が固定され、ガイドレール11の左右中
央側の部分に案内ピン28が備えられて、ガイド部材2
6の長孔26aに案内ピン28が挿入されている。図2
4(イ)及び図25(イ)に示す状態は、ガイドレール
11の右端部分11b(左端部分11c)のガイド部材
26を、ガイドレール11の左右中央側の部分に挿入し
て、案内ピン28が長孔26aの紙面左端に位置してい
る状態であり、バックル27によりガイドレール11の
右端部分11b(左端部分11c)を延ばした状態で固
定している状態である。
【0032】以上の状態からバックル27を外し、図2
4(ロ)及び図25(ロ)に示すように、ガイドレール
11の右端部分11b(左端部分11c)のガイド部材
26を、ガイドレール11の左右中央側の部分から引き
出す。次に図24(ハ)に示すように、案内ピン28周
りにガイドレール11の右端部分11b(左端部分11
c)を上方に折り曲げ、ガイド部材26の長孔26aに
沿ってガイドレール11の右端部分11b(左端部分1
1c)を下方に下げると、ガイドレール11の右端部分
11b(左端部分11c)の下端がガイドレール11の
左右中央側の部分に乗る状態となって、ガイドレール1
1の右端部分11b(左端部分11c)が下がらなくな
るのであり、ガイドレール11の左右中央側の部分が、
案内ピン28を挟んでガイド部材26の上下に亘り接当
する状態となって、ガイドレール11の右端部分11b
(左端部分11c)が倒れなくなる。
4(ロ)及び図25(ロ)に示すように、ガイドレール
11の右端部分11b(左端部分11c)のガイド部材
26を、ガイドレール11の左右中央側の部分から引き
出す。次に図24(ハ)に示すように、案内ピン28周
りにガイドレール11の右端部分11b(左端部分11
c)を上方に折り曲げ、ガイド部材26の長孔26aに
沿ってガイドレール11の右端部分11b(左端部分1
1c)を下方に下げると、ガイドレール11の右端部分
11b(左端部分11c)の下端がガイドレール11の
左右中央側の部分に乗る状態となって、ガイドレール1
1の右端部分11b(左端部分11c)が下がらなくな
るのであり、ガイドレール11の左右中央側の部分が、
案内ピン28を挟んでガイド部材26の上下に亘り接当
する状態となって、ガイドレール11の右端部分11b
(左端部分11c)が倒れなくなる。
【0033】図2及び図4に示すように、ガイドレール
11の右端部分11b及び左端部分11cを保護する保
護フレーム35が備えられ、図23に示すように固定の
基部35aに対して保護フレーム35が紙面左右方向に
スライド自在に支持されている。図2及び図4に示すよ
うに、先端にマーカー36aを備えた支持アーム36
が、基部35aに上下揺動自在に支持されている。
11の右端部分11b及び左端部分11cを保護する保
護フレーム35が備えられ、図23に示すように固定の
基部35aに対して保護フレーム35が紙面左右方向に
スライド自在に支持されている。図2及び図4に示すよ
うに、先端にマーカー36aを備えた支持アーム36
が、基部35aに上下揺動自在に支持されている。
【0034】以上の構造により、図5,6及び前項
(3)に記載のように、右端部及び左端部の苗のせ部1
2a,12bを分離した際に、ガイドレール11の右端
部分11b及び左端部分11cを上方に折り曲げて固定
し、左右の保護フレーム35を左右中央側にスライドさ
せ、支持アーム36を上方に持ち上げ操作して、先端の
マーカー36aを左右中央側に向ける。
(3)に記載のように、右端部及び左端部の苗のせ部1
2a,12bを分離した際に、ガイドレール11の右端
部分11b及び左端部分11cを上方に折り曲げて固定
し、左右の保護フレーム35を左右中央側にスライドさ
せ、支持アーム36を上方に持ち上げ操作して、先端の
マーカー36aを左右中央側に向ける。
【0035】これによって、サイドフロート10の両外
側端よりも左右中央側に支持アーム36及びマーカー3
6aが位置し、サイドフロート10の両外側端と略同じ
位置に、ガイドレール11の右端部分11b及び左端部
分11c、左右の保護フレーム35が位置することにな
る。そして、ガイドレール11の右端部分11b及び左
端部分11cを上方に折り畳んで固定することにより、
右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bから分離さ
れてガイドレール11に残される案内部材33が、折り
曲げられたガイドレール11の右端部分11b及び左端
部分11cによって止められて、ガイドレール11に沿
って移動して外側に落ちるようなことがない。
側端よりも左右中央側に支持アーム36及びマーカー3
6aが位置し、サイドフロート10の両外側端と略同じ
位置に、ガイドレール11の右端部分11b及び左端部
分11c、左右の保護フレーム35が位置することにな
る。そして、ガイドレール11の右端部分11b及び左
端部分11cを上方に折り畳んで固定することにより、
右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bから分離さ
れてガイドレール11に残される案内部材33が、折り
曲げられたガイドレール11の右端部分11b及び左端
部分11cによって止められて、ガイドレール11に沿
って移動して外側に落ちるようなことがない。
【0036】(5)この乗用型田植機では、苗のせ台1
2に載置される苗が所定量以下に減少したことを検出す
る構成を備えており、次にこの構成について説明する。
図2,8,9に示すように各苗のせ部12a,12b,
12cにおいて、左側の仕切り部12dに接触体37
が、図2の紙面右方(図8及び図9の紙面左方)に突出
するように付勢されて配置されており、各苗のせ部12
a,12b,12cに載置される苗の左横側部が、接触
体37に接触してこれを仕切り部12d内に押し込んで
いる。そして、苗が消費されて接触体37の位置よりも
少なくなると、接触体37が突出しこれがリミットスイ
ッチ38で検出されて、ブザー(図示せず)が鳴り、警
告ランプ(図示せず)が点灯する。
2に載置される苗が所定量以下に減少したことを検出す
る構成を備えており、次にこの構成について説明する。
図2,8,9に示すように各苗のせ部12a,12b,
12cにおいて、左側の仕切り部12dに接触体37
が、図2の紙面右方(図8及び図9の紙面左方)に突出
するように付勢されて配置されており、各苗のせ部12
a,12b,12cに載置される苗の左横側部が、接触
体37に接触してこれを仕切り部12d内に押し込んで
いる。そして、苗が消費されて接触体37の位置よりも
少なくなると、接触体37が突出しこれがリミットスイ
ッチ38で検出されて、ブザー(図示せず)が鳴り、警
告ランプ(図示せず)が点灯する。
【0037】図8及び図9に示すように左右中央側の苗
のせ部12cにおいては、苗のせ部12cの左側(図8
及び図9の紙面右側)の仕切り部12dの裏面に位置す
るように、支持板39がフレーム14の端部に固定され
ている。支持板39は外形が長方形状で長方形状の開孔
が設けられており、軸芯P1周りに揺動自在に接触体3
7が支持板39に支持され、リミットスイッチ38が支
持板39に固定されている。苗のせ部12cの仕切り部
12dの開孔から接触体37が図2に示すように突出し
て、リミットスイッチ38の作用で接触体37が突出側
に付勢されており、リミットスイッチ38と機体側のブ
ザー及び警告ランプとがハーネス40を介して接続され
ている。
のせ部12cにおいては、苗のせ部12cの左側(図8
及び図9の紙面右側)の仕切り部12dの裏面に位置す
るように、支持板39がフレーム14の端部に固定され
ている。支持板39は外形が長方形状で長方形状の開孔
が設けられており、軸芯P1周りに揺動自在に接触体3
7が支持板39に支持され、リミットスイッチ38が支
持板39に固定されている。苗のせ部12cの仕切り部
12dの開孔から接触体37が図2に示すように突出し
て、リミットスイッチ38の作用で接触体37が突出側
に付勢されており、リミットスイッチ38と機体側のブ
ザー及び警告ランプとがハーネス40を介して接続され
ている。
【0038】図8及び図10(イ)に示すように右端部
の苗のせ部12aにおいては、右端部の苗のせ部12a
の左側(図8の紙面右側)の仕切り部12dに、支持板
39(接触体37及びリミットスイッチ38)が配置さ
れているが、支持板39は右端部の苗のせ部12aから
一つ左右中央側(図8の紙面右側)の苗のせ部12cの
フレーム14に固定されており、右端部の苗のせ部12
aの左側(図8の紙面右側)の仕切り部12dの開孔か
ら接触体37が、図2に示すように突出している。これ
により、右端部の苗のせ部12aから一つ左右中央側
(図8の紙面右側)の苗のせ部12cは、左側の仕切り
部12dに自身用の支持板39(接触体37及びリミッ
トスイッチ38)を備え、右側の仕切り部12dに右端
部の苗のせ部12a用の支持板39(接触体37及びリ
ミットスイッチ38)を備えることになる。
の苗のせ部12aにおいては、右端部の苗のせ部12a
の左側(図8の紙面右側)の仕切り部12dに、支持板
39(接触体37及びリミットスイッチ38)が配置さ
れているが、支持板39は右端部の苗のせ部12aから
一つ左右中央側(図8の紙面右側)の苗のせ部12cの
フレーム14に固定されており、右端部の苗のせ部12
aの左側(図8の紙面右側)の仕切り部12dの開孔か
ら接触体37が、図2に示すように突出している。これ
により、右端部の苗のせ部12aから一つ左右中央側
(図8の紙面右側)の苗のせ部12cは、左側の仕切り
部12dに自身用の支持板39(接触体37及びリミッ
トスイッチ38)を備え、右側の仕切り部12dに右端
部の苗のせ部12a用の支持板39(接触体37及びリ
ミットスイッチ38)を備えることになる。
【0039】従って、図10(ロ)に示すように右端部
の苗のせ部12aを分離した場合、右端部の苗のせ部1
2a用の支持板39(接触体37及びリミットスイッチ
38)は、一つ左右中央側(図8の紙面右側)の苗のせ
部12cに残ることになり、右端部の苗のせ部12aの
分離によって、ハーネス40が振り回されることがな
い。図10(ロ)に示すように右端部の苗のせ部12a
を分離した場合、一つ左右中央側(図8の紙面右側)の
苗のせ部12cの右側(図8の紙面左側)の仕切り部1
2dから接触体37が露出することになるが、接触体3
7の下側の支持板39が接触体37の先端にまで延びて
いるので(図10(ロ)の紙面左方)、支持板39によ
り接触体37が保護される。
の苗のせ部12aを分離した場合、右端部の苗のせ部1
2a用の支持板39(接触体37及びリミットスイッチ
38)は、一つ左右中央側(図8の紙面右側)の苗のせ
部12cに残ることになり、右端部の苗のせ部12aの
分離によって、ハーネス40が振り回されることがな
い。図10(ロ)に示すように右端部の苗のせ部12a
を分離した場合、一つ左右中央側(図8の紙面右側)の
苗のせ部12cの右側(図8の紙面左側)の仕切り部1
2dから接触体37が露出することになるが、接触体3
7の下側の支持板39が接触体37の先端にまで延びて
いるので(図10(ロ)の紙面左方)、支持板39によ
り接触体37が保護される。
【0040】(6)次に、左端部の苗のせ部12bにお
ける支持板39、接触体37及びリミットスイッチ38
等の構成について説明する。図9及び図11(イ)に示
すように左端部の苗のせ部12bにおいては、左端部の
苗のせ部12bの左側(図9の紙面右側)の仕切り部1
2dに位置するように、支持板39(接触体37及びリ
ミットスイッチ38)がフレーム14に固定されてお
り、左端部の苗のせ部12bの左側(図9の紙面右側)
の仕切り部12dの開孔から接触体37が図2に示すよ
うに突出している。
ける支持板39、接触体37及びリミットスイッチ38
等の構成について説明する。図9及び図11(イ)に示
すように左端部の苗のせ部12bにおいては、左端部の
苗のせ部12bの左側(図9の紙面右側)の仕切り部1
2dに位置するように、支持板39(接触体37及びリ
ミットスイッチ38)がフレーム14に固定されてお
り、左端部の苗のせ部12bの左側(図9の紙面右側)
の仕切り部12dの開孔から接触体37が図2に示すよ
うに突出している。
【0041】従って、図11(ロ)に示すように左端部
の苗のせ部12bを分離した場合、左端部の苗のせ部1
2b用の支持板39(接触体37及びリミットスイッチ
38)も一緒に移動することになる。この場合、図5及
び図6に示すように左端部の苗のせ部12bを分離して
支持フック24及び支持フレーム25に掛ける際、左右
中央側の苗のせ部12cと同じ上向きに左端部の苗のせ
部12bを掛けているので、左端部の苗のせ部12bの
左側(図9の紙面右側)の仕切り部12dのリミットス
イッチ38は、一つ左右中央側の苗のせ部12cの左側
(図9の紙面右側)の仕切り部12dに接近していくこ
とになる。
の苗のせ部12bを分離した場合、左端部の苗のせ部1
2b用の支持板39(接触体37及びリミットスイッチ
38)も一緒に移動することになる。この場合、図5及
び図6に示すように左端部の苗のせ部12bを分離して
支持フック24及び支持フレーム25に掛ける際、左右
中央側の苗のせ部12cと同じ上向きに左端部の苗のせ
部12bを掛けているので、左端部の苗のせ部12bの
左側(図9の紙面右側)の仕切り部12dのリミットス
イッチ38は、一つ左右中央側の苗のせ部12cの左側
(図9の紙面右側)の仕切り部12dに接近していくこ
とになる。
【0042】これにより、図9及び図11(イ)に示す
ように左端部の苗のせ部12bのリミットスイッチ38
に接続されるハーネス41は、左端部の苗のせ部12b
を連結した状態において必要な長さに設定しておくだけ
でよいのであり、図11(ロ)に示すように左端部の苗
のせ部12bを分離して支持フック24及び支持フレー
ム25に掛ける際に、ハーネス41が引き延ばされるよ
うなことはなく、ハーネス41をリミットスイッチ38
から取り外す必要がない。
ように左端部の苗のせ部12bのリミットスイッチ38
に接続されるハーネス41は、左端部の苗のせ部12b
を連結した状態において必要な長さに設定しておくだけ
でよいのであり、図11(ロ)に示すように左端部の苗
のせ部12bを分離して支持フック24及び支持フレー
ム25に掛ける際に、ハーネス41が引き延ばされるよ
うなことはなく、ハーネス41をリミットスイッチ38
から取り外す必要がない。
【0043】図11(ロ)に示すように左端部の苗のせ
部12bを分離した場合、一つ左右中央側(紙面左側)
の苗のせ部12cの左側(紙面右側)の仕切り部12d
から接触体37及びリミットスイッチ38が露出するこ
とになるが、接触体37の下側の支持板39がリミット
スイッチ38の先端にまで延びているので(紙面右
方)、支持板39により接触体37及びリミットスイッ
チ38が保護される。
部12bを分離した場合、一つ左右中央側(紙面左側)
の苗のせ部12cの左側(紙面右側)の仕切り部12d
から接触体37及びリミットスイッチ38が露出するこ
とになるが、接触体37の下側の支持板39がリミット
スイッチ38の先端にまで延びているので(紙面右
方)、支持板39により接触体37及びリミットスイッ
チ38が保護される。
【0044】(7)次に、苗のせ台12の各苗のせ部1
2a,12b,12cに備えられる縦送りベルト16の
駆動構造について説明する。図12,8,9に示すよう
に、8つの植付条分の苗のせ部12a,12b,12c
において、左右中央側の6つの植付条分の苗のせ部12
cに亘り、一本の第2駆動軸17c及び従動軸42cが
架設され、右端部及び左端部の1つの植付条分の苗のせ
部12a,12bに、一本の第1駆動軸17a,17b
及び従動軸42a,42bが、左右中央側の苗のせ部1
2cの第2駆動軸17c及び従動軸42cと同芯状に配
置されている。左右中央側の苗のせ部12cと右端部及
び左端部の苗のせ部12a,12bとの間の仕切り部1
2dにおいて、従動軸42a,42b,42cは連結さ
れておらず、第1及び第2駆動軸17a,17b,17
cは後述するように分離及び連結自在に構成されてい
る。
2a,12b,12cに備えられる縦送りベルト16の
駆動構造について説明する。図12,8,9に示すよう
に、8つの植付条分の苗のせ部12a,12b,12c
において、左右中央側の6つの植付条分の苗のせ部12
cに亘り、一本の第2駆動軸17c及び従動軸42cが
架設され、右端部及び左端部の1つの植付条分の苗のせ
部12a,12bに、一本の第1駆動軸17a,17b
及び従動軸42a,42bが、左右中央側の苗のせ部1
2cの第2駆動軸17c及び従動軸42cと同芯状に配
置されている。左右中央側の苗のせ部12cと右端部及
び左端部の苗のせ部12a,12bとの間の仕切り部1
2dにおいて、従動軸42a,42b,42cは連結さ
れておらず、第1及び第2駆動軸17a,17b,17
cは後述するように分離及び連結自在に構成されてい
る。
【0045】図8及び図9に示すように、幅広の第1駆
動輪43及び第2駆動輪54が第1及び第2駆動軸17
a,17b,17cに相対回転自在に外嵌され、幅広の
従動輪44が従動軸42a,42b,42cに相対回転
自在に外嵌されている。各苗のせ部12a,12b,1
2cにおいて、一対の縦送りベルト16が第1及び第2
駆動輪43,54、従動輪44に亘って巻回されてお
り、各従動軸42a,42b,42に縦送りベルト16
の張力を維持する引っ張りバネ45が掛けられている。
動輪43及び第2駆動輪54が第1及び第2駆動軸17
a,17b,17cに相対回転自在に外嵌され、幅広の
従動輪44が従動軸42a,42b,42cに相対回転
自在に外嵌されている。各苗のせ部12a,12b,1
2cにおいて、一対の縦送りベルト16が第1及び第2
駆動輪43,54、従動輪44に亘って巻回されてお
り、各従動軸42a,42b,42に縦送りベルト16
の張力を維持する引っ張りバネ45が掛けられている。
【0046】図12に示すように、第1及び第2駆動輪
43,54は2つの植付条分の苗のせ部12a,12
b,12cどうしで連結されており、縦送りクラッチ4
6が第1及び第2駆動軸17a,17b,17cに4組
配置されている。縦送りクラッチ46は第1及び第2駆
動軸17a,17b,17cに対して、第1及び第2駆
動輪43,54を連結及び分離操作するものであり、縦
送りクラッチ46を連結操作すると、縦送りクラッチ4
6の隣の2つの植付条分の苗のせ部12b,12cの第
1及び第2駆動輪43,54が、第1及び第2駆動軸1
7b,17cに連結操作される。
43,54は2つの植付条分の苗のせ部12a,12
b,12cどうしで連結されており、縦送りクラッチ4
6が第1及び第2駆動軸17a,17b,17cに4組
配置されている。縦送りクラッチ46は第1及び第2駆
動軸17a,17b,17cに対して、第1及び第2駆
動輪43,54を連結及び分離操作するものであり、縦
送りクラッチ46を連結操作すると、縦送りクラッチ4
6の隣の2つの植付条分の苗のせ部12b,12cの第
1及び第2駆動輪43,54が、第1及び第2駆動軸1
7b,17cに連結操作される。
【0047】次に、縦送りクラッチ46の構成について
右端部の苗のせ部12aの縦送りクラッチ46により説
明する。図8及び図12に示すように、第1駆動輪43
の端部に咬合部43a(第1駆動軸17aに対して相対
回転自在)が固定され、一体回転及びスライド自在に咬
合部47が第1駆動軸17aに外嵌されている。咬合部
47を第1駆動輪43の咬合部43a側に付勢するバネ
48、及び軸芯P2周りに揺動自在で咬合部47に係合
する操作アーム49が備えられており、各条クラッチ
(図示せず)(縦送りクラッチ46が連結及び連結解除
操作する苗のせ部12a,12b,12cに対応する回
転ケース7の駆動及び停止操作を行うもの)の各クラッ
チレバー55(図3参照)と、各縦送りクラッチ46の
操作アーム49とがワイヤ50を介して接続されてい
る。
右端部の苗のせ部12aの縦送りクラッチ46により説
明する。図8及び図12に示すように、第1駆動輪43
の端部に咬合部43a(第1駆動軸17aに対して相対
回転自在)が固定され、一体回転及びスライド自在に咬
合部47が第1駆動軸17aに外嵌されている。咬合部
47を第1駆動輪43の咬合部43a側に付勢するバネ
48、及び軸芯P2周りに揺動自在で咬合部47に係合
する操作アーム49が備えられており、各条クラッチ
(図示せず)(縦送りクラッチ46が連結及び連結解除
操作する苗のせ部12a,12b,12cに対応する回
転ケース7の駆動及び停止操作を行うもの)の各クラッ
チレバー55(図3参照)と、各縦送りクラッチ46の
操作アーム49とがワイヤ50を介して接続されてい
る。
【0048】これにより、通常の植付状態では各縦送り
クラッチ46の咬合部47が、バネ48の付勢力で咬合
部43aに咬合しており、苗のせ台12が横送りのスト
ロークエンドに達すると第1及び第2駆動軸17a,1
7b,17cが所定角度だけ回転駆動されて、第1及び
第2駆動輪43,54、縦送りベルト16により苗のせ
部12a,12b,12cに載置される苗が、ガイドレ
ール11の苗取り出し口11a側に送られる。次に、例
えば右端部の2つの植付条分に対応する各条クラッチの
クラッチレバー55を停止側に操作すると、各条クラッ
チが停止操作されて右端部の2つの植付条分の回転ケー
ス7が停止すると同時に、ワイヤ50が引き操作されて
操作アーム49により咬合部47が咬合部43aから離
され連結解除操作されて、右端部の2つの植付条分の第
1及び第2駆動輪43,54、縦送りベルト16が停止
する。
クラッチ46の咬合部47が、バネ48の付勢力で咬合
部43aに咬合しており、苗のせ台12が横送りのスト
ロークエンドに達すると第1及び第2駆動軸17a,1
7b,17cが所定角度だけ回転駆動されて、第1及び
第2駆動輪43,54、縦送りベルト16により苗のせ
部12a,12b,12cに載置される苗が、ガイドレ
ール11の苗取り出し口11a側に送られる。次に、例
えば右端部の2つの植付条分に対応する各条クラッチの
クラッチレバー55を停止側に操作すると、各条クラッ
チが停止操作されて右端部の2つの植付条分の回転ケー
ス7が停止すると同時に、ワイヤ50が引き操作されて
操作アーム49により咬合部47が咬合部43aから離
され連結解除操作されて、右端部の2つの植付条分の第
1及び第2駆動輪43,54、縦送りベルト16が停止
する。
【0049】(8)次に、左右中央側の苗のせ部12c
と右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bとの間の
仕切り部12dにおいて、第1及び第2駆動軸17a,
17b,17cの分離及び連結の構造について説明す
る。図8,9,12に示すように、右端部及び左端部の
苗のせ部12a,12bの両外側部に縦送りクラッチ4
6が配置されており、3つのブラケット52により第1
駆動輪43の咬合部43a及び後述するボス部51a,
51bを介して又は直接に、第1駆動軸17a,17b
が右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bに回転自
在に支持されている。
と右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bとの間の
仕切り部12dにおいて、第1及び第2駆動軸17a,
17b,17cの分離及び連結の構造について説明す
る。図8,9,12に示すように、右端部及び左端部の
苗のせ部12a,12bの両外側部に縦送りクラッチ4
6が配置されており、3つのブラケット52により第1
駆動輪43の咬合部43a及び後述するボス部51a,
51bを介して又は直接に、第1駆動軸17a,17b
が右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bに回転自
在に支持されている。
【0050】図12に示すように、右端部及び左端部の
苗のせ部12a,12bから一つ左右中央側の苗のせ部
12cの第2駆動輪54の端部にボス部51cが固定さ
れ、ブラケット52によりこの苗のせ部12cの第2駆
動軸17cが回転自在に支持されている。図12,2
1,22に示すように、縦送りクラッチ46とは反対側
の第1駆動軸17b及び第1駆動輪43の端部に、咬合
部56及びボス部51bが第1駆動軸17b及び第1駆
動輪43と一体回転及びスライド自在に取り付けられ、
バネ53,57で咬合部56及びボス部51bが、第2
駆動軸17c及びボス部51c側に突出するように付勢
されており、ボス部51b,51cの互いに接当する端
面が凹凸状に形成されている。
苗のせ部12a,12bから一つ左右中央側の苗のせ部
12cの第2駆動輪54の端部にボス部51cが固定さ
れ、ブラケット52によりこの苗のせ部12cの第2駆
動軸17cが回転自在に支持されている。図12,2
1,22に示すように、縦送りクラッチ46とは反対側
の第1駆動軸17b及び第1駆動輪43の端部に、咬合
部56及びボス部51bが第1駆動軸17b及び第1駆
動輪43と一体回転及びスライド自在に取り付けられ、
バネ53,57で咬合部56及びボス部51bが、第2
駆動軸17c及びボス部51c側に突出するように付勢
されており、ボス部51b,51cの互いに接当する端
面が凹凸状に形成されている。
【0051】この場合、咬合部56及び第2両駆動軸1
7cの端面の位置をボス部51b,51cの端面の位置
からずらしており、図13,21,22に示すように左
端部の苗のせ部12bを左右中央側の苗のせ部12cか
ら分離すると、左端部の苗のせ部12bにおいてボス部
51bの端面から内方に第1駆動軸17bの咬合部56
の端面が位置し、左右中央側の苗のせ部12cにおいて
ボス部51cの端面から第2駆動軸17cの端面が突出
するように構成している。右端部の苗のせ部12aと左
右中央側の苗のせ部12cとでは、第1駆動軸17aの
咬合部56及び第2駆動軸17cの端面、ボス部51
b,51cの端面の関係が逆になる。
7cの端面の位置をボス部51b,51cの端面の位置
からずらしており、図13,21,22に示すように左
端部の苗のせ部12bを左右中央側の苗のせ部12cか
ら分離すると、左端部の苗のせ部12bにおいてボス部
51bの端面から内方に第1駆動軸17bの咬合部56
の端面が位置し、左右中央側の苗のせ部12cにおいて
ボス部51cの端面から第2駆動軸17cの端面が突出
するように構成している。右端部の苗のせ部12aと左
右中央側の苗のせ部12cとでは、第1駆動軸17aの
咬合部56及び第2駆動軸17cの端面、ボス部51
b,51cの端面の関係が逆になる。
【0052】以上の構造により、右端部及び左端部の苗
のせ部12a,12bを左右中央側の苗のせ部12cに
連結した状態において、右端部及び左端部の苗のせ部1
2a,12bのボス部51a,51b、第1駆動軸17
a,17bと、一つ左右中央側の苗のせ部12cのボス
部51c及び第2駆動軸17cとが咬合して、第1及び
第2駆動輪43,54、第1及び第2駆動軸17a,1
7b,17cが連結状態となっている。これにより、各
苗のせ部12a,12b.12cの第1及び第2駆動軸
17a,17b,17c、第1及び第2駆動輪43,5
4が一体で回転駆動される。
のせ部12a,12bを左右中央側の苗のせ部12cに
連結した状態において、右端部及び左端部の苗のせ部1
2a,12bのボス部51a,51b、第1駆動軸17
a,17bと、一つ左右中央側の苗のせ部12cのボス
部51c及び第2駆動軸17cとが咬合して、第1及び
第2駆動輪43,54、第1及び第2駆動軸17a,1
7b,17cが連結状態となっている。これにより、各
苗のせ部12a,12b.12cの第1及び第2駆動軸
17a,17b,17c、第1及び第2駆動輪43,5
4が一体で回転駆動される。
【0053】次に、図13に示すように右端部及び左端
部の苗のせ部12a,12bを分離すれば、右端部及び
左端部の苗のせ部12a,12bのボス部51a,51
b、第1駆動軸17a,17bと、一つ左右中央側の苗
のせ部12cのボス部51c及び第2駆動軸17cとが
分離する。この場合、左右中央側の苗のせ部12cと同
じ上向きに右端部及び左端部の苗のせ部12a,12b
を掛けているので、右端部及び左端部の苗のせ部12
a,12bの両外側部の縦送りクラッチ46は、一つ左
右中央側の苗のせ部12cの仕切り部12dに接近して
いくことになる。従って、右端部及び左端部の苗のせ部
12a,12bの縦送りクラッチ46に接続されるワイ
ヤ50は、図10(ロ)及び図11(ロ)に示すように
右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを連結した
状態において必要な長さに設定しておくだけでよいので
あり、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを分
離して支持フック24及び支持フレーム25に掛ける際
に、ワイヤ50が引き延ばされるようなことはなく、ワ
イヤ50を縦送りクラッチ46から取り外す必要がな
い。
部の苗のせ部12a,12bを分離すれば、右端部及び
左端部の苗のせ部12a,12bのボス部51a,51
b、第1駆動軸17a,17bと、一つ左右中央側の苗
のせ部12cのボス部51c及び第2駆動軸17cとが
分離する。この場合、左右中央側の苗のせ部12cと同
じ上向きに右端部及び左端部の苗のせ部12a,12b
を掛けているので、右端部及び左端部の苗のせ部12
a,12bの両外側部の縦送りクラッチ46は、一つ左
右中央側の苗のせ部12cの仕切り部12dに接近して
いくことになる。従って、右端部及び左端部の苗のせ部
12a,12bの縦送りクラッチ46に接続されるワイ
ヤ50は、図10(ロ)及び図11(ロ)に示すように
右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを連結した
状態において必要な長さに設定しておくだけでよいので
あり、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bを分
離して支持フック24及び支持フレーム25に掛ける際
に、ワイヤ50が引き延ばされるようなことはなく、ワ
イヤ50を縦送りクラッチ46から取り外す必要がな
い。
【0054】逆に、例えば分離した左端部の苗のせ部1
2bを左右中央側の苗のせ部12cに連結する場合は、
図12,21,22に示すように左右中央側の苗のせ部
12cにおいてボス部51cの端面から突出する第2駆
動軸17cの端面を、左端部の苗のせ部12bのボス部
51bに挿入しながら、左端部の苗のせ部12bのボス
部51b、第1駆動軸17bの咬合部56と、左右中央
側の苗のせ部12cのボス部51c及び第2駆動軸17
cとを咬合させて、両ボス部51b,51c、第1及び
第2駆動軸17b,17cを互いに連結する。右端部の
苗のせ部12aと左右中央側の苗のせ部12cとでは、
第1駆動軸17aの咬合部56及び第2駆動軸17cの
端面、ボス部51a,51cの端面の関係が逆になって
いるので、前述とは逆の状態で両ボス部51a,51
c、第1及び第2駆動軸17a,17cが連結される。
2bを左右中央側の苗のせ部12cに連結する場合は、
図12,21,22に示すように左右中央側の苗のせ部
12cにおいてボス部51cの端面から突出する第2駆
動軸17cの端面を、左端部の苗のせ部12bのボス部
51bに挿入しながら、左端部の苗のせ部12bのボス
部51b、第1駆動軸17bの咬合部56と、左右中央
側の苗のせ部12cのボス部51c及び第2駆動軸17
cとを咬合させて、両ボス部51b,51c、第1及び
第2駆動軸17b,17cを互いに連結する。右端部の
苗のせ部12aと左右中央側の苗のせ部12cとでは、
第1駆動軸17aの咬合部56及び第2駆動軸17cの
端面、ボス部51a,51cの端面の関係が逆になって
いるので、前述とは逆の状態で両ボス部51a,51
c、第1及び第2駆動軸17a,17cが連結される。
【0055】この場合、ボス部51a,51bとボス部
51cとの端面の位相、第1駆動軸17a,17bの咬
合部56と第2駆動軸17cとの端面の位相が合致して
いなければ、図13において左端部の苗のせ部12bの
咬合部56及びボス部51bが、バネ53,57に抗し
て紙面左方に移動する(右端部の苗のせ部12aの咬合
部56及びボス部51aは図8の紙面左方に移動す
る)。これにより、右端部及び左端部の苗のせ部12
a,12bを左右中央側の苗のせ部12cに連結した
後、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの第1
駆動軸17a,17b、第1駆動輪43を手で少し回転
させてやると、端面の位相が合致してバネ53,57の
付勢力により、右端部及び左端部の苗のせ部12a,1
2bの咬合部56及びボス部51a,51bが移動し
て、左右中央側の苗のせ部12cの第2駆動軸17c及
びボス部51cに咬合する。
51cとの端面の位相、第1駆動軸17a,17bの咬
合部56と第2駆動軸17cとの端面の位相が合致して
いなければ、図13において左端部の苗のせ部12bの
咬合部56及びボス部51bが、バネ53,57に抗し
て紙面左方に移動する(右端部の苗のせ部12aの咬合
部56及びボス部51aは図8の紙面左方に移動す
る)。これにより、右端部及び左端部の苗のせ部12
a,12bを左右中央側の苗のせ部12cに連結した
後、右端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの第1
駆動軸17a,17b、第1駆動輪43を手で少し回転
させてやると、端面の位相が合致してバネ53,57の
付勢力により、右端部及び左端部の苗のせ部12a,1
2bの咬合部56及びボス部51a,51bが移動し
て、左右中央側の苗のせ部12cの第2駆動軸17c及
びボス部51cに咬合する。
【0056】〔別実施例〕前述の実施例では8条植えの
乗用型田植機において、右端部及び左端部の1つの植付
条分の苗のせ部12a,12bを分離及び連結可能に構
成しているが、10条植えの乗用型田植機において、右
端部及び左端部の2つの植付条分の苗のせ部12a,1
2bを分離及び連結可能に構成し、分離した右端部及び
左端部の苗のせ部12a,12bを左右中央側の苗のせ
部12cの上側に支持できるように構成してもよい。図
5及び図6に示すように、ガイドレール11の右端部分
11b及び左端部分11cを上方に折り曲げるのではな
く、ガイドレール11の右端部分11b及び左端部分1
1cを機体前方や機体後方に折り曲げるように構成して
もよい。
乗用型田植機において、右端部及び左端部の1つの植付
条分の苗のせ部12a,12bを分離及び連結可能に構
成しているが、10条植えの乗用型田植機において、右
端部及び左端部の2つの植付条分の苗のせ部12a,1
2bを分離及び連結可能に構成し、分離した右端部及び
左端部の苗のせ部12a,12bを左右中央側の苗のせ
部12cの上側に支持できるように構成してもよい。図
5及び図6に示すように、ガイドレール11の右端部分
11b及び左端部分11cを上方に折り曲げるのではな
く、ガイドレール11の右端部分11b及び左端部分1
1cを機体前方や機体後方に折り曲げるように構成して
もよい。
【0057】図6において分離した右端部及び左端部の
苗のせ部12a,12bを、左右中央側の苗のせ部12
cの上方に支持させた場合、左右中央側の苗のせ部12
cの両外側部の仕切り部12dよりも少し横外側に、右
端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの両外側部の
仕切り部12dが出るように設定してもよい。図5及び
図6に示す支持フレーム25を廃止し、分離した右端部
及び左端部の苗のせ部12a,12bの下側のレール1
8を、左右中央側の苗のせ部12cの下側の支持板20
に支持させるように構成してもよい。
苗のせ部12a,12bを、左右中央側の苗のせ部12
cの上方に支持させた場合、左右中央側の苗のせ部12
cの両外側部の仕切り部12dよりも少し横外側に、右
端部及び左端部の苗のせ部12a,12bの両外側部の
仕切り部12dが出るように設定してもよい。図5及び
図6に示す支持フレーム25を廃止し、分離した右端部
及び左端部の苗のせ部12a,12bの下側のレール1
8を、左右中央側の苗のせ部12cの下側の支持板20
に支持させるように構成してもよい。
【0058】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】右端部及び左端部の苗のせ部を連結している状
態での苗のせ台付近の平面図
態での苗のせ台付近の平面図
【図3】右端部及び左端部の苗のせ部を連結している状
態での苗のせ台付近の正面図
態での苗のせ台付近の正面図
【図4】右端部及び左端部の苗のせ部を連結している状
態での苗のせ台付近の側面図
態での苗のせ台付近の側面図
【図5】右端部及び左端部の苗のせ部を分離して支持フ
ック及び支持フレームに支持させた状態での苗のせ台付
近の側面図
ック及び支持フレームに支持させた状態での苗のせ台付
近の側面図
【図6】右端部及び左端部の苗のせ部を分離して支持フ
ック及び支持フレームに支持させた状態での苗のせ台付
近の平面図
ック及び支持フレームに支持させた状態での苗のせ台付
近の平面図
【図7】右端部及び左端部の苗のせ部を分離して支持フ
ック及び支持フレームに支持させた状態での苗のせ台付
近の正面図
ック及び支持フレームに支持させた状態での苗のせ台付
近の正面図
【図8】連結した状態での右端部の苗のせ部付近の正面
図
図
【図9】連結した状態での左端部の苗のせ部付近の正面
図
図
【図10】連結及び分離した状態での右端部の苗のせ部
付近の横断平面図
付近の横断平面図
【図11】連結及び分離した状態での左端部の苗のせ部
付近の横断平面図
付近の横断平面図
【図12】連結した状態での左端部の苗のせ部における
第1駆動軸付近の横断平面図
第1駆動軸付近の横断平面図
【図13】分離した状態での左端部の苗のせ部における
第1駆動軸付近の横断平面図
第1駆動軸付近の横断平面図
【図14】連結した状態での右端部の苗のせ部における
上部付近の正面図
上部付近の正面図
【図15】連結した状態での右端部の苗のせ部における
上部のレールの突き合わせ付近の上部付近の横断平面図
上部のレールの突き合わせ付近の上部付近の横断平面図
【図16】右端部及び左端部の苗のせ部における上部の
レール付近の縦断側面図
レール付近の縦断側面図
【図17】右端部及び左端部の苗のせ部における下部の
レールの案内部材付近の縦断側面図
レールの案内部材付近の縦断側面図
【図18】右端部及び左端部の苗のせ部における下部の
レールのバックル付近の縦断側面図
レールのバックル付近の縦断側面図
【図19】分離した右端部の苗のせ部を支持フレームに
支持させる状態を示す背面図
支持させる状態を示す背面図
【図20】分離した右端部の苗のせ部を支持フレームに
固定するノブ付きボルト付近の平面図
固定するノブ付きボルト付近の平面図
【図21】左端部の苗のせ部を分離した状態での第1及
び第2駆動軸、ボス部付近の横断平面図
び第2駆動軸、ボス部付近の横断平面図
【図22】左端部の苗のせ部を分離した状態での第1及
び第2駆動軸、ボス部付近の縦断背面図
び第2駆動軸、ボス部付近の縦断背面図
【図23】ガイドレールの保護フレームの伸縮構造を示
す平面図
す平面図
【図24】ガイドレールの右端部分(左端部分)の折り
曲げ状態を示す背面図
曲げ状態を示す背面図
【図25】ガイドレールの右端部分(左端部分)の折り
曲げ状態を示す横断平面図
曲げ状態を示す横断平面図
6 植付爪 8 支持ケース 11 ガイドレール 11a 苗取り出し口 11b ガイドレールの右端部分 11c ガイドレールの左端部分 12 苗のせ台 12a,12b 右端部及び左端部の苗のせ部 12c 左右中央側の苗のせ部 12d 仕切り部 20,22 支持部材 23 浮き上がり防止部材 24 支持部 25 支持部、支持フレーム 33 案内部材
Claims (3)
- 【請求項1】 植付爪(6)の通過する苗取り出し口
(11a)を備えたガイドレール(11)と、前記ガイ
ドレール(11)に沿ってスライド移動自在な案内部材
(33)とを備え、多数の植付条分の苗のせ部(12
a),(12b),(12c)を備えた苗のせ台(1
2)を前記案内部材(33)に支持させることにより、
前記苗のせ台(12)を機体左右方向に往復横送り駆動
自在に構成すると共に、 前記苗のせ台(12)における右端部及び左端部の少数
の植付条分の苗のせ部(12a),(12b)を、各植
付条の仕切り部(12d)で左右中央側の苗のせ部(1
2c)から分離可能に構成し、前記分離される右端部及
び左端部の苗のせ部(12a),(12b)を、前記案
内部材(33)から分離可能に構成して、 前記左右中央側の苗のせ部(12c)及び案内部材(3
3)から分離された右端部及び左端部の苗のせ部(12
a),(12b)を、前記左右中央側の苗のせ部(12
c)の上方に所定の上下間隔を置いて、且つ前記左右中
央側の苗のせ部(12c)と同じ上向きに支持する支持
部(24),(25)を備え、 前記ガイドレール(11)の左右中央側の部分からの前
記案内部材(33)の抜け落ちを阻止する姿勢に、前記
ガイドレール(11)の右端部分(11b)及び左端部
分(11c)を、前記ガイドレール(11)の左右中央
側の部分に対して折り曲げ保持可能に構成してある乗用
型田植機の苗のせ台構造。 - 【請求項2】 植付爪(6)を回転自在に支持する一対
の支持ケース(8)に亘り、支持フレーム(25)を架
設連結し、前記支持フレーム(25)を前記支持部(2
5)として形成してある請求項1記載の乗用型田植機の
苗のせ台構造。 - 【請求項3】 前記苗のせ部(12a),(12b),
(12c)に載置される苗の浮き上がりを前記苗の上側
から抑える浮き上がり防止部材(23)を、前記左右中
央側の苗のせ部(12c)に支持部材(20),(2
2)を介して備え、前記支持部(24)を前記支持部材
(20),(22)に備えてある請求項1記載の乗用型
田植機の苗のせ台構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7069111A JPH08256543A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 乗用型田植機の苗のせ台構造 |
TW084104467A TW297746B (ja) | 1995-03-03 | 1995-05-04 | |
KR1019950012686A KR0139862B1 (ko) | 1995-03-03 | 1995-05-20 | 승용형 이앙기의 모 얹기대 구조 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7069111A JPH08256543A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 乗用型田植機の苗のせ台構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08256543A true JPH08256543A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13393201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7069111A Pending JPH08256543A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-28 | 乗用型田植機の苗のせ台構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08256543A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002084840A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-26 | Iseki & Co Ltd | 苗植装置の苗タンク |
JP2013208081A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Kubota Corp | 田植機の苗載台分割構造 |
CN115413456A (zh) * | 2022-10-14 | 2022-12-02 | 安徽理工大学 | 一种梯田种植用的小型插秧机 |
-
1995
- 1995-03-28 JP JP7069111A patent/JPH08256543A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002084840A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-26 | Iseki & Co Ltd | 苗植装置の苗タンク |
JP2013208081A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Kubota Corp | 田植機の苗載台分割構造 |
CN115413456A (zh) * | 2022-10-14 | 2022-12-02 | 安徽理工大学 | 一种梯田种植用的小型插秧机 |
CN115413456B (zh) * | 2022-10-14 | 2023-06-02 | 安徽理工大学 | 一种梯田种植用的小型插秧机 |
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