JPH0825628B2 - 可燃性粉体の圧送装置 - Google Patents

可燃性粉体の圧送装置

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JPH0825628B2
JPH0825628B2 JP22665386A JP22665386A JPH0825628B2 JP H0825628 B2 JPH0825628 B2 JP H0825628B2 JP 22665386 A JP22665386 A JP 22665386A JP 22665386 A JP22665386 A JP 22665386A JP H0825628 B2 JPH0825628 B2 JP H0825628B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、可燃性粉体を不活性ガスを利用して圧送す
る圧送装置の改良に関する。
(従来の技術) 石炭粉などの可燃性粉体は周囲の酸素濃度が一定以上
になると粉塵爆発を起こす危険があるため、その圧送に
当たっては圧送系内の酸素濃度が粉塵爆発下限界濃度を
常に下回るように抑えなければならない。このため、例
えば第2図に示すような窒素等の不活性ガスを利用した
圧送装置が提案されている(特開昭57-199725号)。
これは、輸送車1の貯留タンク2内の可燃性粉体をサ
イロ5へ圧送するための装置であり、輸送車1は圧送時
に貯留タンク2を後傾させるダンプシリンダ3を備えて
いる。貯留タンク2の後部とサイロ5の上部は圧送管4
により接続され、貯留タンク2及び圧送管4の上流部に
は混合気供給管6が継手29を介して接続する。混合気供
給管6にはコンプレッサ9が介装され、その吸込側に不
活性ガスの混合気を蓄えた給気タンク7が接続する。貯
留タンク2内の粉体はこの給気タンク7からコンプレッ
サ9を介して加圧供給された混合気により圧送管4を通
じてサイロ5に圧送され、サイロ5において混合気と分
離されて内部に堆積する。また、混合気はフィルタ40を
介してサイロ5の上端部に接続する吸気管13を通じてコ
ンプレッサ9に再供給される。
なお、10は給気タンク7の混合気に不活性ガスを補給
する不活性ガスの備蓄タンクであり、バルブ41を介して
給気タンク7に接続される。また、サイロ3の下端部に
は内部に堆積した粉体を排出する排出口19が形成され、
この排出口19に給気タンク7の混合気を利用して排出を
促進するエアレーション装置42が介装される。一方、サ
イロ5の上端部には粉体の排出時等に大気を導入してサ
イロ5内が負圧になるのを防止するバキュームブレーカ
15が設けられる。
(発明が解決しようとする問題点) この装置において混合気中の酸素濃度を抑える不活性
ガスはバルブ41を開くことで給気タンク7の中に補給さ
れるようになっている。ところが、そのためには貯留タ
ンク2やサイロ5内の混合気に含まれる酸素濃度を常に
監視しながらバルブ41を操作しなければならず、作業は
大変に面倒であった。
また、サイロ5にはバキュームブレーカ15の作動時に
大気が導入されることなどから、運転時の貯留タンク2
とサイロ5の内部の酸素濃度は必ずしも同一にはならな
い。ところが、備蓄タンク10の不活性ガスはバルブ41か
らいったん給気タンク7に補給され、混合気として循環
するようになっているため、例えばサイロ5内の酸素濃
度が高すぎる場合にバルブ41を開いてもサイロ5内の酸
素濃度が低下するまでには時間がかかる。つまり、この
装置においては貯留タンク2やサイロ5の酸素濃度を個
別に制御することができず、安全を確保するためには混
合気中の不活性ガス濃度を極めて高くしなければならな
いことから不活性ガスの使用量が多いという問題もあっ
た。
本発明は、不活性ガスを利用した可燃性粉体の圧送装
置における上記問題点を解決すべく、貯留タンクとサイ
ロの酸素濃度を自動的かつ個別に制御できる圧送装置を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、可燃性粉体を貯留タンクからサイロへ圧送
する圧送回路と、不活性ガスの混合気を蓄えた給気タン
クと、この給気タンクの混合気を貯留タンク並びに圧送
回路へ供給する加圧装置を介装した混合気供給回路と、
不活性ガスを備蓄する備蓄タンクと、備蓄タンクの不活
性ガスを給気タンクへ補給する不活性ガス補給回路とを
備えた可燃性粉体の圧送装置において、備蓄タンクの不
活性ガスをサイロへ供給する不活性ガス供給回路と、給
気タンク内の酸素濃度を検出する第1のO2センサと、サ
イロ内の酸素濃度を検出する第2のO2センサと、前記不
活性ガス補給回路を遮断する弁装置Aと、不活性ガス供
給回路を遮断する弁装置Bと、第1のO2センサの検出値
をあらかじめ設定された値と比較して弁装置Aを開閉制
御する手段と、第2のO2センサの検出値をあらかじめ設
定された値と比較して弁装置Bを開閉制御する手段とを
備えている。
(作用) 第1のO2センサの検出した給気タンク内の混合気の酸
素濃度が設定上限値を上回ると制御手段が弁装置Aを開
いて備蓄タンクの不活性ガスを給気タンクに流入させ、
これにより酸素濃度が設定下限値以下に低下すると制御
手段は弁装置Aを閉じる。また、第2のO2センサの検出
したサイロ内の酸素濃度が設定上限値を越えると制御手
段が弁装置Bを開いて備蓄タンクの不活性ガスをサイロ
に供給し、これにより酸素濃度が設定下限値以下に低下
すると制御手段は弁装置Bを閉じる。
(実施例) 第1図に本発明の実施例を示す。
1は可燃性粉体の貯留タンク2を搭載した輸送車であ
り、貯留タンク2はダンプシリンダ3により後傾可能に
構成されている。貯留タンク2の後部には圧送用チャン
バ2Aが形成され、この圧送用チャンバ2Aにサイロ5の上
部に連通する粉体の圧送管4の接続口2Bが設けられる。
また、貯留タンク2、圧送用チャンバ2A及び接続口2Bに
連通する継手29に混合気供給管6が接続される。混合気
供給管6のもう一端は不活性ガスの混合気を蓄えた給気
タンク7に接続され、混合気供給管6の途中にブロワ8
と加圧装置としてのコンプレッサ9が介装される。給気
タンク7は不活性ガスを備蓄した備蓄タンク10に不活性
ガス補給管11を通じて接続し、この不活性ガス補給管11
に弁装置Aが介装される。
サイロ5の上端部には粉体と混合気とを分離するセパ
レータ12が設けられ、分離した混合気を給気タンク7に
回収する吸気管13と備蓄タンク10の不活性ガスをサイロ
5に供給する不活性ガス供給管14とがこのセパレータ12
を介してサイロ5に接続する。なお、不活性ガス供給管
14には弁装置Bが介装される。更に、サイロ5の上端部
に設けたバキュームブレーカ15と備蓄タンク10とを減圧
弁16を介したバキューム配管17により接続する。18はサ
イロ5内の過大な圧力を大気中に放出する安全弁、19は
サイロ5内に堆積した粉体を排出する排出口である。ま
た、20は逆止弁、21〜25は手動操作される開閉弁であ
る。なお、弁装置AとBはそれぞれ通電回路30と31から
の通電により開閉する。
給気タンク7には第1のO2センサ26が、またサイロ5
のセパレータ12には第2のO2センサ27が介装される。こ
れらのO2センサ26と27は弁装置AとBの制御手段である
モニタ28に検出した給気タンク7とサイロ5の酸素濃度
をそれぞれ電流信号として入力する。一方、モニタ28は
信号入力されたO2センサ26の検出値をあらかじめ内部設
定された数値範囲と比較し、第1のO2センサ26の検出値
が設定上限値を上回ると通電回路30を介して弁装置Aを
開き、設定下限値を下回ると開いていた弁装置Aを閉じ
る。また、第2のO2センサ27の検出値についても同様に
設定上下限値と比較し、通電回路31を介して弁装置Bを
開閉制御する。さらに、モニタ28はこれらの検出値を表
示する表示装置を備える。
次に作用を説明する。
粉体の貯留タンク2からサイロ5への圧送は圧送管4
を接続口2Bに、混合気供給管6を継手29にそれぞれ接続
して開閉弁21〜25を開き、ダンプシリンダ3を用いて貯
留タンク2を後傾させた後に、ブロワ8並びにコンプレ
ッサ9を駆動して行なう。ブロワ8が給気タンク7から
コンプレッサ9へ混合気を強制的に送り込むため、コン
プレッサ9は吸込ロスを発生させることなく混合気を十
分に加圧し、混合気供給管6を通じて圧送チャンバ2Aと
貯留タンク2の内部及び接続口2Bに供給する。この加圧
混合気により貯留タンク2の粉体は圧送管4を通じてサ
イロ5に圧送される。サイロ5に圧送された粉体はセパ
レータ12において混合気から分離してサイロ5に堆積
し、混合気は吸気管13から給気タンク7に回収され、再
び圧送用に使用される。
こうして混合気は貯留タンク2とサイロ5との間を循
環しながら粉体を圧送するが、この間、O2センサ26と27
は給気タンク7内の酸素濃度とサイロ5内の酸素濃度を
それぞれ検出してモニタ28に入力し続け、モニタ28はこ
れらの検出値を表示装置に表示するとともに設定値と比
較する。そして、第1のO2センサ26の検出した給気タン
ク7の酸素濃度が設定上限値を上回ると通電回路30を介
して不活性ガス補給回路11の弁装置Aを開き、備蓄タン
ク10の不活性ガスを給気タンク7に供給する。これによ
り、混合気中の不活性ガスの濃度が高まり、酸素濃度が
低下するため、第1のO2センサ26の検出値も低下し、モ
ニタ28はこの検出値が設定下限値を下回ったところで弁
装置Aを閉じる。また、モニタ28は同様に第2のO2セン
サ27の検出値により通電回路31を介して不活性ガス供給
回路14の弁装置Bを開閉制御する。すなわち、サイロ5
内の酸素濃度が設定上限値を上回ると弁装置Bを開き、
設定下限値を下回ると弁装置Bを閉じるが、弁装置Bが
開くとサイロ5へ直接備蓄タンク10の不活性ガスが供給
されるため、サイロ5の酸素濃度の抑制も迅速に行なわ
れる。このようにして、貯留タンク2へ供給される圧送
用混合気とサイロ5内の酸素濃度は自動的に適正範囲に
コントロールされるため、圧送装置のオペレータが頻繁
にバルブ操作を行なう必要はない。また、この制御状態
はモニタ28の表示装置を通じていつでも確認できる。
なお、サイロ5に備えたバキュームブレーカ15の作動
時には備蓄タンク10からバキューム配管17を通じて不活
性ガスがサイロ5に流入する。そのため、サイロ5の圧
力低下時においても大気が流入せず、サイロ5内の酸素
濃度が上昇する恐れはない。
(発明の効果) 以上のように、本発明は給気タンク及びサイロに介装
されたO2センサの検出値に基づき、制御手段が弁装置を
開閉して給気タンク及びサイロに個別に不活性ガスを供
給するため、粉体を圧送する混合気の酸素濃度と圧送さ
れた粉体を堆積するサイロ内部の酸素濃度がいずれも自
動的にコントロールされ、常に適正範囲に保たれる。し
たがって、酸素濃度を調整するために繁雑なバルブ操作
を行なう必要がなく、可燃性粉体の圧送作業が容易にな
るとともに安全性も向上する。また、検出された酸素濃
度に基づいて不活性ガスが直接供給されるので不活性ガ
スの消費量も最小限で済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す圧送装置の構成図、第2
図は不活性ガスを利用した圧送装置の従来例を示す構成
図である。 2……貯留タンク、4……圧送管、5……サイロ、6…
…混合気供給管、7……給気タンク、9……コンプレッ
サ、10……備蓄タンク、11……不活性ガス補給管、14…
…不活性ガス供給管、26……第1のO2センサ、27……第
2のO2センサ、28……モニタ、A,B……弁装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可燃性粉体を貯留タンクからサイロへ圧送
    する圧送回路と、不活性ガスの混合気を蓄えた給気タン
    クと、この給気タンクの混合気を貯留タンク並びに圧送
    回路へ供給する加圧装置を介装した混合気供給回路と、
    不活性ガスを備蓄する備蓄タンクと、備蓄タンクの不活
    性ガスを給気タンクへ補給する不活性ガス補給回路とを
    備えた可燃性粉体の圧送装置において、備蓄タンクの不
    活性ガスをサイロへ供給する不活性ガス供給回路と、給
    気タンク内の酸素濃度を検出する第1のO2センサと、サ
    イロ内の酸素濃度を検出する第2のO2センサと、前記不
    活性ガス補給回路を遮断する弁装置Aと、不活性ガス供
    給回路を遮断する弁装置Bと、第1のO2センサの検出値
    をあらかじめ設定された値と比較して弁装置Aを開閉制
    御する手段と、第2のO2センサの検出値をあらかじめ設
    定された値と比較して弁装置Bを開閉制御する手段とを
    備えたことを特徴とする可燃性粉体の圧送装置。
JP22665386A 1986-09-25 1986-09-25 可燃性粉体の圧送装置 Expired - Lifetime JPH0825628B2 (ja)

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CN106144607A (zh) * 2016-07-25 2016-11-23 信易电热机械有限公司 一种低能耗物料输送罐
CN106742874A (zh) * 2016-12-16 2017-05-31 芜湖万向新元环保科技有限公司 一种储斗
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