JPH0942200A - 固液混合体の回収排送装置 - Google Patents
固液混合体の回収排送装置Info
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- JPH0942200A JPH0942200A JP21271295A JP21271295A JPH0942200A JP H0942200 A JPH0942200 A JP H0942200A JP 21271295 A JP21271295 A JP 21271295A JP 21271295 A JP21271295 A JP 21271295A JP H0942200 A JPH0942200 A JP H0942200A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】減圧装置を用いた吸引方式により回収された固
液混合体を空圧方式により排送するについて、コンプレ
ッサからの圧縮空気が外部へ噴発することなく確実に機
能し、高能率で長距離排送に好適な固液混合体の回収装
置提供する。 【構成】減圧装置1の駆動により吸込管5を介して回収
タンク2内へ吸引された固液混合体を搬出用ノッチタン
ク18内へ落下させ、これをマッハポンプ23によって
圧出管路22内へ送り込み、コンプレッサ8からの加圧
エアーとマッハポンプ23の作用により所定の場所まで
搬送して圧出管路22の終端排出口22eから排出させ
るよう構成した。
液混合体を空圧方式により排送するについて、コンプレ
ッサからの圧縮空気が外部へ噴発することなく確実に機
能し、高能率で長距離排送に好適な固液混合体の回収装
置提供する。 【構成】減圧装置1の駆動により吸込管5を介して回収
タンク2内へ吸引された固液混合体を搬出用ノッチタン
ク18内へ落下させ、これをマッハポンプ23によって
圧出管路22内へ送り込み、コンプレッサ8からの加圧
エアーとマッハポンプ23の作用により所定の場所まで
搬送して圧出管路22の終端排出口22eから排出させ
るよう構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、しゅんせつ工事
現場における堆積土砂など、固液混合体を回収して排送
するための装置に関する。
現場における堆積土砂など、固液混合体を回収して排送
するための装置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、しゅんせつ工事の主流
として、クラムシェル等の重搬送機を用いた方式と、水
中攪拌ポンプ等を用いた水中ポンプ方式が存在する。し
かし前者の場合は、重搬送機を直接現場に搬入できず、
また、汚水の飛散を生じるなどの欠点がある。他方、後
者の場合は、石や小枝等の混入固形物に対応できずに閉
塞を生じ易く、また、機械的な摩耗が激しくて耐久性に
乏しく、更には、排出された水の処理等多くの問題を有
している。
として、クラムシェル等の重搬送機を用いた方式と、水
中攪拌ポンプ等を用いた水中ポンプ方式が存在する。し
かし前者の場合は、重搬送機を直接現場に搬入できず、
また、汚水の飛散を生じるなどの欠点がある。他方、後
者の場合は、石や小枝等の混入固形物に対応できずに閉
塞を生じ易く、また、機械的な摩耗が激しくて耐久性に
乏しく、更には、排出された水の処理等多くの問題を有
している。
【0003】上述の重搬送機を用いた方式や水中ポンプ
方式の欠点を払拭する目的により、真空ポンプ等の減圧
装置を用いた吸引回収方式も実施されているが、回収さ
れた固液混合体の排送については、スクリューコンベア
で回収物を圧送管路内へ取り込み、スクリューコンベア
と圧出管路との間に設けたバルブの開閉操作で間欠的に
加圧エアーを圧出管路へ送り込むことにより、所定の廃
棄場所まで搬送させて圧出管路の終端排出口から排出さ
せていた。しかしこの方式では、圧出管路内の固液混合
体が終端排出口から排出されるまで次の取り込みが行え
ないため、排送作業が間欠的となって非能率的である。
また、スクリューコンベアと圧送管路との間の逆止弁に
固液混合体が噛み込むことにより、圧縮空気がスクリュ
ーコンベア側から外部に噴発するなどのトラブルを生じ
ることもある。
方式の欠点を払拭する目的により、真空ポンプ等の減圧
装置を用いた吸引回収方式も実施されているが、回収さ
れた固液混合体の排送については、スクリューコンベア
で回収物を圧送管路内へ取り込み、スクリューコンベア
と圧出管路との間に設けたバルブの開閉操作で間欠的に
加圧エアーを圧出管路へ送り込むことにより、所定の廃
棄場所まで搬送させて圧出管路の終端排出口から排出さ
せていた。しかしこの方式では、圧出管路内の固液混合
体が終端排出口から排出されるまで次の取り込みが行え
ないため、排送作業が間欠的となって非能率的である。
また、スクリューコンベアと圧送管路との間の逆止弁に
固液混合体が噛み込むことにより、圧縮空気がスクリュ
ーコンベア側から外部に噴発するなどのトラブルを生じ
ることもある。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、減圧装置を用いた吸引
方式により回収された固液混合体を空圧方式により排送
するについて、コンプレッサからの圧縮空気が外部へ噴
発することなく確実に機能し、安全で且つ連続的な排送
作業が可能となって高能率であり、長距離排送に好適な
固液混合体の回収排送装置を提供することにある。
方式により回収された固液混合体を空圧方式により排送
するについて、コンプレッサからの圧縮空気が外部へ噴
発することなく確実に機能し、安全で且つ連続的な排送
作業が可能となって高能率であり、長距離排送に好適な
固液混合体の回収排送装置を提供することにある。
【0005】
【発明の構成】本発明に係る固液混合体の回収排送装置
では、減圧装置の駆動により吸込管を介して泥土等の固
液混合体を回収タンク内へ吸引させる吸引式回収装置に
おいて、回収タンクを上下2室構造としてその上方室を
流通室に形成すると共に下方室を貯溜室に形成し、固液
混合体の供給源へ向けて開口される吸込管を流通室から
導出し、流通室内の上方部から導出された第1の吸気管
を減圧装置の吸気口に接続して流通室用の減圧管路を構
成し、貯溜室内の上方部から導出せられピンチバルブで
開閉される第2の吸気管を減圧装置の吸気口に接続して
貯溜室用の減圧路を構成し、貯溜室内の上方部から導出
された通気口にピンチバルブで開閉される負圧解除機構
を付設し、流通室の下底部には該流通室内および貯溜室
内が負圧状態にあるときに自らの弾力により開放状態を
保持し且つ貯溜室内の圧力が流通室内の圧力よりも高圧
となったときはその差圧によって閉合状態とされるシー
ト弁を付設し、貯溜室の下底部には該貯溜室内および流
通室内が負圧状態となったときに大気圧との差圧により
閉合状態とされ且つ貯溜室内が正圧となったときは自ら
の弾力により開放状態に復元される第2のシート弁を付
設し、上面開口された収容物の搬出用ノッチタンクを前
記回収タンク下方に臥設して、該搬出用ノッチタンク内
の下方部から導出されて収容物の圧出管路と接続される
導通路にマッハポンプを介装させ、上記圧出管路の始端
部から導出された送気管をコンプレッサに接続し、該送
気管に加圧エアーの導入制御用ボールバルブおよび圧力
調整弁を配設した。
では、減圧装置の駆動により吸込管を介して泥土等の固
液混合体を回収タンク内へ吸引させる吸引式回収装置に
おいて、回収タンクを上下2室構造としてその上方室を
流通室に形成すると共に下方室を貯溜室に形成し、固液
混合体の供給源へ向けて開口される吸込管を流通室から
導出し、流通室内の上方部から導出された第1の吸気管
を減圧装置の吸気口に接続して流通室用の減圧管路を構
成し、貯溜室内の上方部から導出せられピンチバルブで
開閉される第2の吸気管を減圧装置の吸気口に接続して
貯溜室用の減圧路を構成し、貯溜室内の上方部から導出
された通気口にピンチバルブで開閉される負圧解除機構
を付設し、流通室の下底部には該流通室内および貯溜室
内が負圧状態にあるときに自らの弾力により開放状態を
保持し且つ貯溜室内の圧力が流通室内の圧力よりも高圧
となったときはその差圧によって閉合状態とされるシー
ト弁を付設し、貯溜室の下底部には該貯溜室内および流
通室内が負圧状態となったときに大気圧との差圧により
閉合状態とされ且つ貯溜室内が正圧となったときは自ら
の弾力により開放状態に復元される第2のシート弁を付
設し、上面開口された収容物の搬出用ノッチタンクを前
記回収タンク下方に臥設して、該搬出用ノッチタンク内
の下方部から導出されて収容物の圧出管路と接続される
導通路にマッハポンプを介装させ、上記圧出管路の始端
部から導出された送気管をコンプレッサに接続し、該送
気管に加圧エアーの導入制御用ボールバルブおよび圧力
調整弁を配設した。
【0006】
【実施例】以下実施例の図面により説明をする。
【0007】1は水封式の真空ポンプ或いは排気ブロワ
ー等を用いた減圧装置、2は減圧装置1の作動によって
負圧とされる回収タンクであって、上方に位置する流通
室2aと、下方に位置する貯溜室2bの2室で構成せら
れ、各室2a,2bはその下方部がそれぞれ漏斗状の傾
斜面3a,3bに形成されてその底部には矩形孔4a,
4bがそれぞれ開設されている。5は流通室2aより導
出された吸込管であって、その導出前端部5aを固液混
合体の供給源6へ向けて開口する。そして導出前端部5
aの近くから導延された分岐管7aをコンプレッサ8の
送気口8aに接続して固液混合体の圧送管路を構成し、
導出始端部5bの近くから導延された分岐管7bをコン
プレッサ8の送気口8aに接続して固液混合体の戻圧管
路を構成する。9aは吸込管5の導出前端部5a近くに
付設されたピンチバルブであって、分岐管7aの導出部
よりも前方に位置している。9bは吸込管5の導出始端
部5b近くに付設されたピンチバルブであって、分岐管
7bの導出部よりも後方に位置している。9cは圧送管
路を構成する分岐管7aに付設されたピンチバルブ、9
dは戻圧管路を構成する分岐管7bに付設されたピンチ
バルブである。また、両分岐管7a,7bの集約部7に
は加圧エアーの導入制御用ボールバルブA1と圧力調整
弁B1が付設されている。なお、C1は上記ボールバルブ
A1と圧力調整弁B1との間に介装されたゲージである。
ー等を用いた減圧装置、2は減圧装置1の作動によって
負圧とされる回収タンクであって、上方に位置する流通
室2aと、下方に位置する貯溜室2bの2室で構成せら
れ、各室2a,2bはその下方部がそれぞれ漏斗状の傾
斜面3a,3bに形成されてその底部には矩形孔4a,
4bがそれぞれ開設されている。5は流通室2aより導
出された吸込管であって、その導出前端部5aを固液混
合体の供給源6へ向けて開口する。そして導出前端部5
aの近くから導延された分岐管7aをコンプレッサ8の
送気口8aに接続して固液混合体の圧送管路を構成し、
導出始端部5bの近くから導延された分岐管7bをコン
プレッサ8の送気口8aに接続して固液混合体の戻圧管
路を構成する。9aは吸込管5の導出前端部5a近くに
付設されたピンチバルブであって、分岐管7aの導出部
よりも前方に位置している。9bは吸込管5の導出始端
部5b近くに付設されたピンチバルブであって、分岐管
7bの導出部よりも後方に位置している。9cは圧送管
路を構成する分岐管7aに付設されたピンチバルブ、9
dは戻圧管路を構成する分岐管7bに付設されたピンチ
バルブである。また、両分岐管7a,7bの集約部7に
は加圧エアーの導入制御用ボールバルブA1と圧力調整
弁B1が付設されている。なお、C1は上記ボールバルブ
A1と圧力調整弁B1との間に介装されたゲージである。
【0008】11aは流通室2a内の上方部から導通さ
れた第1の吸気管、11bは貯溜室2b内の上方部から
導通せられピンチバルブ9gにより開閉される第2の吸
気管であり、これら両吸気管11a,11bはそれぞれ
終端部で1本の共通管11cに合流されて減圧装置1の
吸気口1aに接続せられ、流通室2a用の減圧管路およ
び貯溜室2b用の減圧管路を構成する。15は貯溜室2
b内の上方部から大気中へ開口されるよう導出させた通
気管であるが、前記第2吸気管11bの途中から分岐導
出させてもよい。実施例のように吸気管11bから独立
状に導出された通気管15には専用のピンチバルブ9e
が付設されるが、通気管15を第2吸気管11bから分
岐状に導出させた場合には、その分岐部に両ピンチバル
ブ9e,9gの機能を併有した単一のピンチバルブを装
着するという態様でもよい。
れた第1の吸気管、11bは貯溜室2b内の上方部から
導通せられピンチバルブ9gにより開閉される第2の吸
気管であり、これら両吸気管11a,11bはそれぞれ
終端部で1本の共通管11cに合流されて減圧装置1の
吸気口1aに接続せられ、流通室2a用の減圧管路およ
び貯溜室2b用の減圧管路を構成する。15は貯溜室2
b内の上方部から大気中へ開口されるよう導出させた通
気管であるが、前記第2吸気管11bの途中から分岐導
出させてもよい。実施例のように吸気管11bから独立
状に導出された通気管15には専用のピンチバルブ9e
が付設されるが、通気管15を第2吸気管11bから分
岐状に導出させた場合には、その分岐部に両ピンチバル
ブ9e,9gの機能を併有した単一のピンチバルブを装
着するという態様でもよい。
【0009】流通室2aの下底部矩形孔4aに装着され
ている第1のシート弁17aは、流通室2a内および貯
溜室2b内が負圧状態にあるときに自らの弾力により開
放状態を保持して流通室2aから貯溜室2bへ通ずる矩
形孔4aを開口させ、且つ貯溜室2b内の圧力が流通室
2a内の圧力よりも高圧となったときその圧力差により
閉合状態となって矩形孔4aを遮閉する。貯溜室2bの
下底部矩形孔4bに装着されている第2のシート弁17
bは、流通室2a内および貯溜室2b内が負圧状態とな
ったとき大気圧との差圧により閉合状態とされて矩形孔
4bを遮閉し、且つ貯溜室2b内が正圧となったときは
自らの弾力により開放状態に復元されて貯溜室2bから
後記搬出用ノッチタンク18上へ通ずる矩形孔4bを開
口する。。19は貯溜室2bに付設された静電容量式レ
ベルセンサである。
ている第1のシート弁17aは、流通室2a内および貯
溜室2b内が負圧状態にあるときに自らの弾力により開
放状態を保持して流通室2aから貯溜室2bへ通ずる矩
形孔4aを開口させ、且つ貯溜室2b内の圧力が流通室
2a内の圧力よりも高圧となったときその圧力差により
閉合状態となって矩形孔4aを遮閉する。貯溜室2bの
下底部矩形孔4bに装着されている第2のシート弁17
bは、流通室2a内および貯溜室2b内が負圧状態とな
ったとき大気圧との差圧により閉合状態とされて矩形孔
4bを遮閉し、且つ貯溜室2b内が正圧となったときは
自らの弾力により開放状態に復元されて貯溜室2bから
後記搬出用ノッチタンク18上へ通ずる矩形孔4bを開
口する。。19は貯溜室2bに付設された静電容量式レ
ベルセンサである。
【0010】搬出用ノッチタンク18は、上面開口部を
回収タンク2の貯溜室2bに対向させ、該上面開口部に
は大きな固形物を分離して除去するためのスクリーン2
1が付設されている。22は搬出用ノッチタンク18内
の収容物を所定の場所まで搬送して終端排出口22eか
ら排出させるための圧出管路、23は排出用ノッチタン
ク18の下底部と圧出管路22の始端部を結ぶ導通路2
4に介装されたマッハポンプ、25は圧出管路22の始
端部近くから導延してコンプレッサ8の送気口8aに接
続させた送気管であり、該送気管25には加圧エアーの
導入制御用ボールバルブA2と圧力調整弁B2が付設され
ている。なお、C2は上記ボールバルブA2と圧力調整弁
B2との間に介装されたゲージである。
回収タンク2の貯溜室2bに対向させ、該上面開口部に
は大きな固形物を分離して除去するためのスクリーン2
1が付設されている。22は搬出用ノッチタンク18内
の収容物を所定の場所まで搬送して終端排出口22eか
ら排出させるための圧出管路、23は排出用ノッチタン
ク18の下底部と圧出管路22の始端部を結ぶ導通路2
4に介装されたマッハポンプ、25は圧出管路22の始
端部近くから導延してコンプレッサ8の送気口8aに接
続させた送気管であり、該送気管25には加圧エアーの
導入制御用ボールバルブA2と圧力調整弁B2が付設され
ている。なお、C2は上記ボールバルブA2と圧力調整弁
B2との間に介装されたゲージである。
【0011】
【作用】減圧装置1が駆動していないときには、流通室
2a内の圧力と貯溜室2b内の圧力が均衡して大気中と
同圧であるため、図1に示すよう第1のシート弁17a
および第2のシート弁17bは共に開放状態を保ってい
る。
2a内の圧力と貯溜室2b内の圧力が均衡して大気中と
同圧であるため、図1に示すよう第1のシート弁17a
および第2のシート弁17bは共に開放状態を保ってい
る。
【0012】各ピンチバルブの開閉は別途制御用コンプ
レッサ(図示せず)からのエアーホースを通じて行われ
る。ピンチバルブ9a,9bおよび9gを開にし、ピン
チバルブ9c,9d,および9eを閉にして減圧装置1
を駆動すれば、その吸引作用により第2のシート弁17
bは閉合状態となって矩形孔4bを遮閉させるが、この
とき流通室2a内と貯溜室2b内とは同圧に保たれるた
め、第1のシート弁17aは開放状態を保持し矩形孔4
aを開口させた図2の状態となる。この状態で吸込管5
の導出前端部5aを固液混合体の供給源6へ向けて減圧
装置1の駆動を続けることで吸込管5内への固液混合体
の取り込みが始まるが、吸込管5内に所定量の固液混合
体が取り込まれると、ピンチバルブ9aを閉じて9cを
開に切り換えることでコンプレッサ8からの加圧エアー
が吸込管5の前端部5a方向から一気に供給されるた
め、吸込管5内の固液混合体は流通室2a内へ圧送せら
れ漏斗状傾斜面3aに沿って流下し、開放状態の矩形孔
4aを通って貯溜室2b内へ回収される。そして吸込管
5内が空になればピンチバルブ9aを開にし9cを閉に
切り換えることで吸込管5内には再び所定量の固液混合
体が取り込まれ、ピンチバルブ9aを閉じて9cを開に
切り換えればコンプレッサ8からの加圧エアーの作用で
吸込管5内の固液混合体は流通室2a内へ圧送せられ漏
斗状傾斜面3aに沿って流下し、開放状態の矩形孔4a
を通って貯溜室2b内へ回収される。
レッサ(図示せず)からのエアーホースを通じて行われ
る。ピンチバルブ9a,9bおよび9gを開にし、ピン
チバルブ9c,9d,および9eを閉にして減圧装置1
を駆動すれば、その吸引作用により第2のシート弁17
bは閉合状態となって矩形孔4bを遮閉させるが、この
とき流通室2a内と貯溜室2b内とは同圧に保たれるた
め、第1のシート弁17aは開放状態を保持し矩形孔4
aを開口させた図2の状態となる。この状態で吸込管5
の導出前端部5aを固液混合体の供給源6へ向けて減圧
装置1の駆動を続けることで吸込管5内への固液混合体
の取り込みが始まるが、吸込管5内に所定量の固液混合
体が取り込まれると、ピンチバルブ9aを閉じて9cを
開に切り換えることでコンプレッサ8からの加圧エアー
が吸込管5の前端部5a方向から一気に供給されるた
め、吸込管5内の固液混合体は流通室2a内へ圧送せら
れ漏斗状傾斜面3aに沿って流下し、開放状態の矩形孔
4aを通って貯溜室2b内へ回収される。そして吸込管
5内が空になればピンチバルブ9aを開にし9cを閉に
切り換えることで吸込管5内には再び所定量の固液混合
体が取り込まれ、ピンチバルブ9aを閉じて9cを開に
切り換えればコンプレッサ8からの加圧エアーの作用で
吸込管5内の固液混合体は流通室2a内へ圧送せられ漏
斗状傾斜面3aに沿って流下し、開放状態の矩形孔4a
を通って貯溜室2b内へ回収される。
【0013】このようにしてピンチバルブ9a,9cの
開閉切り換え作動の反復で、固液混合体は定量ずつ間欠
的に回収されて行くのであるが、異物の混入等により吸
込管5内が閉塞した場合は、ピンチバルブ9cを閉にし
9dを開にして始端部5b方向から加圧エアーを供給す
ることで閉塞物は容易に除去されるのである。
開閉切り換え作動の反復で、固液混合体は定量ずつ間欠
的に回収されて行くのであるが、異物の混入等により吸
込管5内が閉塞した場合は、ピンチバルブ9cを閉にし
9dを開にして始端部5b方向から加圧エアーを供給す
ることで閉塞物は容易に除去されるのである。
【0014】貯溜室2b内が固液混合体で満杯となれ
ば、静電容量式レベルセンサ19の検知信号によりピン
チバルブ9eが開となり9gが閉に切り換えられ、貯溜
室2b内の負圧は解除されて第2のシート弁17bは開
放状態に復帰すると共に流通室2a内との圧力差により
第1のシート弁17aは閉塞状態に変換された図3の状
態となる。従って貯溜室2b内の固液混合体は開口され
た矩形孔4bを通って搬出用ノッチタンク18内へ排出
されるが、そのあいだ流通室2a内は負圧状態に保たれ
てその下底部矩形孔4aは閉塞しているので、貯溜室2
b内からの上記固液混合体の排出中も供液源から流通室
2a内への固液混合体の回収作業は引き続き行われる。
また、上記貯溜室2b内からの固液混合体の排出時間は
タイマーにより設定せられ、所定の排出時間が終了すれ
ばピンチバルブ9eが閉となり9gが開に切り換えられ
た図2の状態に復帰する。このとき、流通室2a内の固
液混合体は開口状態の矩形孔4aを通って貯溜室2b内
へ移動する。
ば、静電容量式レベルセンサ19の検知信号によりピン
チバルブ9eが開となり9gが閉に切り換えられ、貯溜
室2b内の負圧は解除されて第2のシート弁17bは開
放状態に復帰すると共に流通室2a内との圧力差により
第1のシート弁17aは閉塞状態に変換された図3の状
態となる。従って貯溜室2b内の固液混合体は開口され
た矩形孔4bを通って搬出用ノッチタンク18内へ排出
されるが、そのあいだ流通室2a内は負圧状態に保たれ
てその下底部矩形孔4aは閉塞しているので、貯溜室2
b内からの上記固液混合体の排出中も供液源から流通室
2a内への固液混合体の回収作業は引き続き行われる。
また、上記貯溜室2b内からの固液混合体の排出時間は
タイマーにより設定せられ、所定の排出時間が終了すれ
ばピンチバルブ9eが閉となり9gが開に切り換えられ
た図2の状態に復帰する。このとき、流通室2a内の固
液混合体は開口状態の矩形孔4aを通って貯溜室2b内
へ移動する。
【0015】搬出用ノッチタンク18内へ収容された固
液混合体は、マッハポンプ23によって圧出管路22内
へ送られ、更にコンプレッサ8からの加圧エアーの供給
により所定の廃棄場所まで搬送されて終端排出口22e
から排出される。
液混合体は、マッハポンプ23によって圧出管路22内
へ送られ、更にコンプレッサ8からの加圧エアーの供給
により所定の廃棄場所まで搬送されて終端排出口22e
から排出される。
【0016】
【効果】本発明固液混合体の回収排送装置によれば、減
圧装置1を用いた吸引方式により回収された固液混合体
を空圧方式により排送するについて、搬出用ノッチタン
ク18内から圧出管路22内への固液混合体の送り込み
がマッハポンプ23により行われるので、従来のような
逆止弁は不要となり、従って固液混合体の逆止弁への噛
み込みによる外部への圧縮空気の噴発などという問題は
生じることがない。また、コンプレッサ8からの加圧エ
アーの供給によりマッハポンプ23の負荷の低減と共に
固液混合体の長距離搬送が可能となり、且つ加圧エアー
の導入を継続しながら圧送管路22内へ連続的に固液混
合体の取り込みを行うことにより能率的な排送作業が行
われうるという利点がある。
圧装置1を用いた吸引方式により回収された固液混合体
を空圧方式により排送するについて、搬出用ノッチタン
ク18内から圧出管路22内への固液混合体の送り込み
がマッハポンプ23により行われるので、従来のような
逆止弁は不要となり、従って固液混合体の逆止弁への噛
み込みによる外部への圧縮空気の噴発などという問題は
生じることがない。また、コンプレッサ8からの加圧エ
アーの供給によりマッハポンプ23の負荷の低減と共に
固液混合体の長距離搬送が可能となり、且つ加圧エアー
の導入を継続しながら圧送管路22内へ連続的に固液混
合体の取り込みを行うことにより能率的な排送作業が行
われうるという利点がある。
【図1】本発明に係る固液混合体の回収排送装置の管路
構成図であって、流通室の第1シート弁および第2シー
ト弁がいずれも開放されている状態を示す。
構成図であって、流通室の第1シート弁および第2シー
ト弁がいずれも開放されている状態を示す。
【図2】本発明に係る固液混合体の回収排送装置の管路
構成図であって、流通室の第1シート弁のみが開放さ
れ、貯溜室の第2シート弁が閉合されている状態を示
す。
構成図であって、流通室の第1シート弁のみが開放さ
れ、貯溜室の第2シート弁が閉合されている状態を示
す。
【図3】本発明に係る固液混合体の回収排送装置の管路
構成図であって、貯溜室の第2シート弁のみが開放さ
れ、流通室の第1シート弁が閉合されている状態を示
す。
構成図であって、貯溜室の第2シート弁のみが開放さ
れ、流通室の第1シート弁が閉合されている状態を示
す。
1 減圧装置 1a 減圧装置の吸気口 2 回収タンク 2a 流通室 2b 貯溜室 5 吸込管 6 固液混合体の供給源 9e 通気口のピンチバルブ 9g 第2吸気管のピンチバルブ 11a 第1の吸気管 11b 第2の吸気管 15 貯溜室の通気口 17a 第1のシート弁 17b 第2のシート弁 18 搬出用ノッチタンク 22 圧出管路 23 マッハポンプ 24 導通路 25 送気管 A2 圧力調整弁 B2 ボールバルブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】追加
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
Claims (1)
- 【請求項1】減圧装置の駆動により吸込管を介して泥土
等の固液混合体を回収タンク内へ吸引させる吸引式回収
装置において、回収タンクを上下2室構造としてその上
方室を流通室に形成すると共に下方室を貯溜室に形成
し、固液混合体の供給源へ向けて開口される吸込管を流
通室から導出し、流通室内の上方部から導出された第1
の吸気管を減圧装置の吸気口に接続して流通室用の減圧
管路を構成し、貯溜室内の上方部から導出せられピンチ
バルブで開閉される第2の吸気管を減圧装置の吸気口に
接続して貯溜室用の減圧路を構成し、貯溜室内の上方部
から導出された通気口にピンチバルブで開閉される負圧
解除機構を付設し、流通室の下底部には該流通室内およ
び貯溜室内が負圧状態にあるときに自らの弾力により開
放状態を保持し且つ貯溜室内の圧力が流通室内の圧力よ
りも高圧となったときはその差圧によって閉合状態とさ
れるシート弁を付設し、貯溜室の下底部には該貯溜室内
および流通室内が負圧状態となったときに大気圧との差
圧により閉合状態とされ且つ貯溜室内が正圧となったと
きは自らの弾力により開放状態に復元される第2のシー
ト弁を付設し、上面開口された収容物の搬出用ノッチタ
ンクを前記回収タンク下方に臥設して、該搬出用ノッチ
タンク内の下方部から導出されて収容物の圧出管路と接
続される導通路にマッハポンプを介装させ、上記圧出管
路の始端部から導出された送気管をコンプレッサに接続
し、該送気管に加圧エアーの導入制御用ボールバルブお
よび圧力調整弁を配設したことを特徴とする固液混合体
の回収排送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21271295A JPH0942200A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 固液混合体の回収排送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21271295A JPH0942200A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 固液混合体の回収排送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0942200A true JPH0942200A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16627188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21271295A Pending JPH0942200A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 固液混合体の回収排送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0942200A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101825224A (zh) * | 2010-03-09 | 2010-09-08 | 浙江科技学院 | 低气压远距离管道输送软粘土技术 |
CN109283885A (zh) * | 2018-09-26 | 2019-01-29 | 郑州市泰科工控自动化有限公司 | 稳定土拌和设备启动方法、装置及稳定土搅拌站控制系统 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP21271295A patent/JPH0942200A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101825224A (zh) * | 2010-03-09 | 2010-09-08 | 浙江科技学院 | 低气压远距离管道输送软粘土技术 |
CN109283885A (zh) * | 2018-09-26 | 2019-01-29 | 郑州市泰科工控自动化有限公司 | 稳定土拌和设备启动方法、装置及稳定土搅拌站控制系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060221 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060627 |