JPH0825592A - 乳用袋体 - Google Patents

乳用袋体

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JPH0825592A
JPH0825592A JP15896594A JP15896594A JPH0825592A JP H0825592 A JPH0825592 A JP H0825592A JP 15896594 A JP15896594 A JP 15896594A JP 15896594 A JP15896594 A JP 15896594A JP H0825592 A JPH0825592 A JP H0825592A
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光透過性と光拡散性のバランスに優れ、プロ
ジェクションスクリーン等に例示される光学部材の表面
に好適に接着しうる光拡散フィルム、および該光拡散フ
ィルムからなる光拡散層を表面に有する光学部材、特に
画像品質の高いプロジェクションスクリーン用レンチキ
ュラーレンズを提供する。 【構成】 本発明の光拡散フィルムは、光透過性樹脂に
光拡散剤を配合した組成物からなる光拡散フィルムまた
は該組成物を基材上にコーティングしてなる光拡散フィ
ルムであって、少なくとも一方の面が光学部材に対して
接着可能となるように構成されている。この光拡散フィ
ルムを光学部材に接着積層することにより、良好な光拡
散性を有する光学部材が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乳用袋体に関し、特に生
乳、牛乳、加工乳等、乳等省令上、「乳」に分類される
液体用の容器であって、輸送・保管あるいは販売時の展
示(ディスプレイ)に好適な、主に家庭用に供される小
型の乳用袋体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から食品用の容器として、ポリエチ
レン製の容器が広範に用いられている。しかし、生乳、
牛乳、加工乳等、乳等省令上「乳」に分類される液体の
容器としてポリエチレン製の容器を用いる場合には、人
体に対する安全性等を確保するために厳しい規格が定め
られている。そのため、乳等省令上の厳しい規格を満足
しながら、なおかつ容器に求められる一般的な性能(例
えば、輸送・保管時の強度や販売時の展示の容易さな
ど)をも満足できる乳用のポリエチレン製容器は、あま
り実用化されていないのが実情である。
【0003】乳等省令上の「乳」に分類される液体の容
器として現在実用化されているポリエチレン製の容器と
しては、いわゆるミルクカートンと呼ばれるポリエチレ
ン加工紙製容器がある。しかしミルクカートンは、強度
の点で必ずしも充分ではなく、また、ポリエチレンと紙
との複合材料からなるのでリサイクルが容易でないとい
う欠点がある。
【0004】また近年、乳用の容器として、中空成形法
や射出成形法によって製造されたポリエチレン製の瓶
(いわゆるプラスチックボトル)も実用化されている。
しかし、このようなポリエチレン製の瓶は瓶体が肉厚な
ので、原料が多量に必要であり、輸送・保管時にかさば
り、容器重量が重いという欠点がある。さらにポリエチ
レン製の瓶は破壊が容易でないため廃棄時に非常にかさ
ばるという欠点もある。
【0005】一方、本願出願人は、生乳、牛乳等の容器
に要求される安全性、強度等の諸特性を十分に満足する
ポリエチレン製の乳用バッグインボックス用袋体を開発
し、すでに特許出願を行っている(特願平5−1208
02号、特願平5−222380号等)。
【0006】しかし、上記の乳用バッグインボックス用
袋体は、特に業務用や工場間輸送用等の用途に用いるた
めに開発された大型容器であり、高密度ポリエチレン
(HDPE)と低密度ポリエチレン(LDPE)からな
る共押出フィルムを2枚以上重ねて使用し、かつダンボ
ール箱が外装されている。従って、主に家庭用に供され
るような小型の乳用容器としては不適当である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、現在実
用化されている小型の乳用ポリエチレン製容器は、いま
だ要求性能を充分に満足していないのが実情である。
【0008】本発明は、かかる事情に基づいてなされた
ものであり、本発明の目的は、生乳、牛乳等の容器に要
求される安全性、強度等の諸特性を十分に満足しなが
ら、なおかつ従来実用化されている乳用容器の欠点を解
消した、優れた小型の乳用ポリエチレン製容器を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、以下の第一から第四の発明を提
供する。
【0010】第一の発明は、少なくとも高密度ポリエチ
レン(HDPE)層と低密度ポリエチレン(LDPE)
層を各一層ずつ有する高密度ポリエチレンと低密度ポリ
エチレンとの共押出フィルムによって形成され、最内層
が前記共押出フィルムの低密度ポリエチレン(LDP
E)層であることを特徴とする乳用袋体である。
【0011】第二の発明は、前記第一の発明の乳用袋体
において、共押出フィルムとして最外層用高密度ポリエ
チレン(HDPE)層と最内層用低密度ポリエチレン
(LDPE)層の二層からなる共押出フィルムが用いら
れていることを特徴とする乳用袋体である。
【0012】第三の発明は、少なくとも高密度ポリエチ
レン(HDPE)層と低密度ポリエチレン(LDPE)
層を各一層ずつ有する高密度ポリエチレンと低密度ポリ
エチレンとの共押出フィルムを少なくとも1枚含む2枚
以上のポリエチレン(PE)フィルムが重ね合わされて
形成され、最内層が前記共押出フィルムの低密度ポリエ
チレン(LDPE)層であることを特徴とする乳用袋体
である。。
【0013】第四の発明は、前記第一または第二いずれ
かの発明の乳用袋体において、共押出フィルムの高密度
ポリエチレン(HDPE)層を形成する高密度ポリエチ
レン(HDPE)の密度が0.94以上であり、前記共
押出フィルムの低密度ポリエチレン(LDPE)層を形
成する低密度ポリエチレン(LDPE)の密度が0.9
4未満であることを特徴とする乳用袋体である。
【0014】第五の発明は、前記第一から第三いずれか
の発明の乳用袋体において、内容積が5リットル以下で
あることを特徴とする乳用袋体である。
【0015】
【作用】本発明の乳用袋体は、少なくとも高密度ポリエ
チレン(HDPE)層と低密度ポリエチレン(LDP
E)層を各一層ずつ有する高密度ポリエチレンと低密度
ポリエチレンとの共押出フィルムをシール加工すること
によって形成された袋体であって、袋体の少なくとも一
部に内容物充填用の開口部が設けられている。このよう
に、内容物である「乳」と直接に接触する最内層をはじ
め、共押出フィルムの各層はいずれもポリエチレン(P
E)により形成されているため、乳等省令上の規格を満
足する充分な安全性および強度が確保されているととも
に、リサイクルが容易である。また、本発明の乳用袋体
は薄い共押出フィルムからなるので、原料であるポリエ
チレン樹脂を大量に必要とせず省資源化を図ることがで
き、袋体自体の厚みがなく輸送・保管・展示時の省スペ
ース化を図ることができ、容器の軽量化を図ることがで
き、さらには廃棄時には折り畳んで廃棄できかさばらな
い。
【0016】シール加工の方式は、内容物充填用の開口
部を設けることができるかぎり特に限定されないが、例
えば、側面シール、2方シール、3方シール、封筒型、
中央合掌シール、ひだ付き型、平底型あるいは角底型等
を例示することができる。
【0017】本発明の乳用袋体の製造に用いられる高密
度ポリエチレン(HDPE)と低密度ポリエチレン(L
DPE)との共押出フィルムは、少なくとも高密度ポリ
エチレン層と低密度ポリエチレン層を各一層ずつ有して
おり、袋体の最内層となるべき層は必ず低密度ポリエチ
レン層でなければならない。袋体の最内層を低密度ポリ
エチレン層とするのは、良好なヒートシール性を確保す
るためである。また、少なくとも一層の高密度ポリエチ
レン層を必要とするのは、高密度ポリエチレンは低密度
ポリエチレンに比較して耐熱性および強度に優れ、ヒー
トシール時の熱の影響を受けないとともに伸びにくくて
穴があきにくいからである。かかる観点から、通常、袋
体の最外層は高密度ポリエチレン層とする。
【0018】好適な共押出フィルムとしては、最外層用
高密度ポリエチレン(HDPE)層と最内層用低密度ポ
リエチレン(LDPE)層の二層からなる共押出フィル
ムが用いられる。本発明の乳用袋体は、主に家庭用等に
用いられる小型容器であり、通常、このような二層から
なる共押出フィルムでも充分な強度を確保することがで
き、袋体の製造能率や製造コストの面からも有利であ
る。
【0019】但し、袋体の使用条件等を考慮し、例えば
袋体の容量が比較的大きい場合などにおいては、三層以
上のポリエチレン層からなる共押出フィルムを適宜採用
することができ、また、二重構造ないし三重以上の構造
の袋体とすることも可能である。上記のような多重構造
の袋体は、2枚以上のポリエチレンフィルムを重ねてシ
ール加工することによって得られる。この多重構造の袋
体は、上記第一および第二の発明の袋体の場合と同じ理
由から、2枚以上のポリエチレンフィルムのうち少なく
とも1枚が高密度ポリエチレン(HDPE)層と低密度
ポリエチレン(LDPE)層を少なくとも一層ずつ有す
る高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとの共押出
フィルムであること、および袋体の最内層が低密度ポリ
エチレン(LDPE)層であることを必要とする。また
最外層は、やはり高密度ポリエチレン(HDPE)層で
あるのが好ましい。
【0020】ここで、本発明において、高密度ポリエチ
レン(HDPE)とは密度が0.94以上のポリエチレ
ンをいい、低密度ポリエチレン(LDPE)とは密度が
0.94未満のポリエチレンをいう。また、これらの高
密度ポリエチレン(HDPE)および低密度ポリエチレ
ン(LDPE)は、いずれも重金属、蒸発残留物および
過マンガン酸カリウム消費量についての溶出試験、破裂
強度ならびにピンホールについて以下の基準を満足する
ことが必要である。
【0021】すなわち、溶出試験(60℃、30分間)
中、重金属(浸出溶液4%酢酸)については1ppm以
下、蒸発残留物(浸出溶液4%酢酸)については15p
pm以下、過マンガン酸カリウム消費量(浸出溶液水)
については5ppm以下である。破裂強度ならびにピン
ホールについては、乳等省令上の特例申請により一定の
基準を満足することは要求されない。ただし、破裂強度
については、これらのポリエチレンを用いて形成される
袋体の内容物である「乳」が、低温流通品である場合に
は5kgf/cm2 以上、常温流通品である場合には8
kgf/cm2以上であることが好ましい。また、ピン
ホールについては、ピンホールがないことが好ましい。
【0022】本発明の乳用袋体の容量や大きさ(寸法)
は特に制限を受けない。しかし、本発明の乳用袋体は、
主に家庭用等として製造・販売される比較的小容量の乳
製品に用いられるものなので、その容量の上限は、通
常、5リットル以下、好ましくは3リットル以下とす
る。容量の下限も特に限定されないが、通常、50ミリ
リットル以上、好ましくは100ミリリットル以上とす
る。
【0023】本発明の乳用袋体の形状も特に限定され
ず、側面シール形、封筒形あるいは中央合掌形のような
単純な形状や、ひだ付き形、平底形あるいは角底形のよ
うな特殊な形状を適宜採用できる。その中で、平底形や
角底形のようないわゆる自立袋は、販売時の展示(ディ
スプレー)の容易さや美しさ等の観点から好適な形状で
ある。
【0024】本発明の乳用袋体は、袋体の少なくとも一
部に設けられた内容物充填用の開口部から、内容物であ
る「乳」を充填した後、該開口部をヒートシールするこ
とによって最終製品となる。内容物は、袋体の一端を切
断するなどして開封し、取り出せばよい。この開封操作
を容易にするために、開封部に該当するヒートシール部
分に切れ目やミシン目を入れておいてもよい。また、ス
トローを容易に差し込めるように、袋体上部の一部分に
共押出フィルムの厚みが薄い部分を設けてもよい。
【0025】
【実施例】次に本発明の実施例を示し、本発明について
さらに具体的に説明する。実施例1 図1〜5に本発明の乳用袋体の一実施例を示す。この乳
用袋体は、3方シール方式で製造された、いわゆる自立
型の乳用袋体であり、図1は折り畳んだ状態の正面図を
示し、図2は自立状態の斜視図を示し、図3は共押出フ
ィルムの断面図を示し、図4は内容物充填後の斜視図を
示し、図5は内容物充填後の左側面図を示す。
【0026】図1に示すように、実施例1の乳用袋体1
0は、最外層であるHDPE層と最内層であるLDPE
層の二層からなる共押出フィルム20からなり、3方シ
ール方式によって袋体10の両側辺部30と底辺部40
がヒートシールされており、上方には内容物充填用の開
口部50が、底面部には共押出フィルム20からなる
「ひだ」60が、そして左側辺部上方には開封用の切れ
目70が設けられている。内容量は200ミリリット
ル、寸法は全幅140mm×全高180mm,側辺部の
シール幅は各8mm、底辺部のシール高は両側辺部で最
大値の35mm,中央部で最小値の4mmである。な
お、上記の内容量、寸法、シール幅あるいはシール高
は、充填量や必要強度等を考慮して適宜変更することが
できる。
【0027】実施例1の乳用袋体10を形成する共押出
フィルム20は、図3の断面図のうち図3−1に示すよ
うに、最外層を構成するHDPE層20aと最内層を構
成するLDPE層20bからなるが、適宜、三層以上か
らなる共押出フィルムに変更することができる。
【0028】三層以上からなる共押出フィルムとして
は、例えば、図3−2に示すような最外層用LDPE層
20c/中間層用HDPE層20d/最内層用LDPE
層20eからなる三層構造の共押出フィルム20−2
や、図3−3に示すような最外層から最内層に向かって
HDPE層20f/LDPE層20g/HDPE層20
h/LDPE層20iからなる四層構造の共押出フィル
ム20−3等を例示することができる。なお、最外層を
LDPE層とする場合には、図3−4に示すように、シ
ール部を折り曲げてヒートシールすることが可能とな
る。
【0029】共押出フィルムの各層を構成するHDPE
層またはLDPE層の厚さは、各HDPE層は通常20
〜80μmで、各LDPE層は通常30〜150μmで
ある。実施例1で用いられた共押出フィルム20の場合
には、最外層用HDPE層20aの厚さが30μmで、
最内層用LDPE層20bの厚さが90μmである。
【0030】実施例1の乳用袋体10において、内容物
である「乳」は開口部50から充填され、充填後に該開
口部50はヒートシールによって封かんされる。充填・
封かん後の乳用袋体10は、図4の斜視図および図5の
左側面図を示すように、袋体の上方に封かんシール部8
0を有し、自立させることができる。このように形成さ
れる袋体の封かん強度については破損や空気漏れがない
ことが必要である。実施例2 図6〜8に本発明の乳用袋体の他の実施例を示す。この
乳用袋体は、3方シール方式で製造された、側面および
底面ひだ付きの自立型の乳用袋体であり、図6は折り畳
んだ状態の正面図を示し、図7は自立状態の斜視図を示
し、図8は内容物充填後の斜視図を示す。
【0031】図6に示すように、実施例2の乳用袋体1
1は、最外層であるHDPE層と最内層であるLDPE
層の二層からなる共押出フィルム21からなり、3方シ
ール方式によって袋体11の各側辺部31と底辺部41
がヒートシールされており、上方には内容物充填用の開
口部51が、側面部と底面部には共押出フィルム21か
らなる「ひだ」61が、そして左側辺部上方には開封用
のミシン目71が設けられている。内容量は200ミリ
リットル、寸法は全幅120mm×全高180mm,側
辺部のシール幅は各6mm、底辺部のシール高は6mm
である。なお、上記の内容量、寸法、シール幅あるいは
シール高は、充填量や必要強度等を考慮して適宜変更す
ることができる。
【0032】実施例2の乳用袋体11を形成する共押出
フィルム21としては、実施例1の場合と同様に、最外
層用HDPE層20a/最内層用LDPE層20bから
なる二層構造の共押出フィルムが用いられる(図3の断
面図のうち図3−1を参照)。実施例2においても、実
施例1と同様に、適宜、三層以上からなる共押出フィル
ムに変更することができる。
【0033】実施例2の共押出フィルム21の各層を構
成するHDPE層またはLDPE層の厚さも、実施例1
と同様である。つまり、実施例2で実際に用いられた共
押出フィルム21は、最外層用HDPE層2aの厚さが
30μmで、最内層用LDPE層2bの厚さが90μm
であるが、各HDPE層は通常20〜80μmの範囲
で、また各LDPE層は通常30〜150μmの範囲で
変更できる。実施例3 図9〜11に本発明の乳用袋体の他の実施例を示す。こ
の乳用袋体は、中央合掌シール方式で製造された乳用袋
体であり、図9は折り畳んだ状態の正面図を示し、図1
0は背面側から見た斜視図を示し、図11は内容物充填
後の斜視図を示す。
【0034】図9から図11に示すように、実施例3の
乳用袋体12は、最外層であるHDPE層と最内層であ
るLDPE層の二層からなる共押出フィルム22からな
り、中央合掌シール方式によって袋体12の背面中央部
32と底辺部42がヒートシールされており、上方には
内容物充填用の開口部52が設けられている。内容量は
200ミリリットル、寸法は全幅115mm×全高16
0mm,背面中央部のシール幅は9mm、底辺部のシー
ル高は6mmである。なお、上記の内容量、寸法、シー
ル幅あるいはシール高は、充填量や必要強度等を考慮し
て適宜変更することができる。
【0035】実施例3の乳用袋体12を形成する共押出
フィルム22は、実施例1の場合と同様なので、その説
明は省略する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の乳用袋体
は、充分な安全性と強度を有するとともに、従来実用化
されている小型の乳用ポリエチレン製容器と比べて省資
源化、軽量化、省スペース化、リサイクルの容易化ある
いは廃棄物の減量化等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乳用袋体の一例として実施例1で示さ
れた乳用袋体の、折り畳んだ状態の正面図である。
【図2】実施例1の乳用袋体の自立状態の斜視図であ
る。
【図3】実施例1の乳用袋体を形成する共押出フィルム
の部分断面図である。3−1は、乳用袋体10を形成す
る共押出フィルム20の部分断面図を示す。3−2は、
三層構造の共押出フィルム20−2の部分断面図を示
す。3−3は、最外層から最内層に向かってHDPE層
20f/LDPE層20g/HDPE層20h/LDP
E層20iからなる四層構造の共押出フィルム20−3
を示す。3−4は、三層構造の共押出フィルム20−2
を折り曲げてヒートシールした状態の部分断面図を示
す。
【図4】実施例1の乳用袋体に内容物を充填し封かんし
た後の状態の斜視図である。
【図5】実施例1の乳用袋体に内容物を充填し封かんし
た後の状態の左側面図。
【図6】本発明の乳用袋体の他の一例として実施例2で
示された乳用袋体の、折り畳んだ状態の正面図である。
【図7】実施例2の乳用袋体の自立状態の斜視図であ
る。
【図8】実施例2の乳用袋体に内容物を充填し封かんし
た後の状態の斜視図である。
【図9】本発明の乳用袋体の一例として実施例3で示さ
れた乳用袋体の、折り畳んだ状態の正面図である。
【図10】実施例3の乳用袋体の背面側から見た斜視図
である。
【図11】実施例3の乳用袋体に内容物を充填し封かん
した後の状態の斜視図である。
【符号の説明】
10…乳用袋体 11…乳用袋体 12…乳用袋体 20…共押出フィルム 20a…最外層を構成するHDPE層 20b…最内層を構成するLDPE層 20c…最外層用LDPE層 20d…中間層用HDPE層 20e…最内層用LDPE層 20f…最外層用HDPE層 20g…中間層用LDPE層 20h…中間層用HDPE層 20i…最内層用LDPE層 21…共押出フィルム 22…共押出フィルム 30…両側辺部 31…側辺部 32…背面中央部 40…底辺部 41…底辺部 42…底辺部 50…開口部 51…開口部 52…開口部 60…底面部の「ひだ」 61…側面部と底面部の「ひだ」 70…開封用の切れ目 71…開封用のミシン目 80…封かんシール部 81…封かんシール部 82…封かんシール部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも高密度ポリエチレン(HDP
    E)層と低密度ポリエチレン(LDPE)層を各一層ず
    つ有する高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとの
    共押出フィルムによって形成され、最内層が前記共押出
    フィルムの低密度ポリエチレン(LDPE)層であるこ
    とを特徴とする乳用袋体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の乳用袋体において、共押
    出フィルムとして最外層用高密度ポリエチレン(HDP
    E)層と最内層用低密度ポリエチレン(LDPE)層の
    二層からなる共押出フィルムが用いられていることを特
    徴とする乳用袋体。
  3. 【請求項3】 少なくとも高密度ポリエチレン(HDP
    E)層と低密度ポリエチレン(LDPE)層を各一層ず
    つ有する高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとの
    共押出フィルムを少なくとも1枚含む2枚以上のポリエ
    チレン(PE)フィルムが重ね合わされて形成され、最
    内層が前記共押出フィルムの低密度ポリエチレン(LD
    PE)層であることを特徴とする乳用袋体。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の乳用
    袋体において、共押出フィルムの高密度ポリエチレン
    (HDPE)層を形成する高密度ポリエチレン(HDP
    E)の密度が0.94以上であり、前記共押出フィルム
    の低密度ポリエチレン(LDPE)層を形成する低密度
    ポリエチレン(LDPE)の密度が0.94未満である
    ことを特徴とする乳用袋体。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の乳用
    袋体において、内容積が5リットル以下であることを特
    徴とする乳用袋体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001270533A (ja) * 2000-03-23 2001-10-02 Fujimori Kogyo Co Ltd 自立性包装袋及びその補強方法
JP2002120849A (ja) * 2000-10-17 2002-04-23 Kao Corp 自立袋
US20150030264A1 (en) * 2013-07-26 2015-01-29 Pouch Pac Innovations Llc Pouch with smooth sides

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