JPH08255764A - 微細トレンチの埋め込み方法、微細電極の製造方法、微細ホールの埋め込み方法、及び微細金属配線の製造方法 - Google Patents
微細トレンチの埋め込み方法、微細電極の製造方法、微細ホールの埋め込み方法、及び微細金属配線の製造方法Info
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- JPH08255764A JPH08255764A JP5847795A JP5847795A JPH08255764A JP H08255764 A JPH08255764 A JP H08255764A JP 5847795 A JP5847795 A JP 5847795A JP 5847795 A JP5847795 A JP 5847795A JP H08255764 A JPH08255764 A JP H08255764A
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- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高アスペクト比の微細トレンチや微細ホール
をバリアメタルで埋め込む。 【構成】 半導体基板上に順次形成された絶縁膜2、3
及び4に、絶縁膜2、3及び4を貫通するトレンチ或い
はホールを形成し、トレンチ或いはホールの内部の絶縁
膜3を選択的にサイドエッチングする。これにより、ト
レンチ或いはホールの上部に存在する絶縁膜4は、コリ
メータの役割をし、トレンチ或いはホール内に入射する
金属スパッタ粒子の指向性を高め、金属膜5のトレンチ
或いはホールへの段差被覆性を向上させる。したがっ
て、微細ゲート開口部やコンタクトホールへの良好なバ
リアメタルの埋め込みが可能となる。この後、絶縁膜3
は除去される。
をバリアメタルで埋め込む。 【構成】 半導体基板上に順次形成された絶縁膜2、3
及び4に、絶縁膜2、3及び4を貫通するトレンチ或い
はホールを形成し、トレンチ或いはホールの内部の絶縁
膜3を選択的にサイドエッチングする。これにより、ト
レンチ或いはホールの上部に存在する絶縁膜4は、コリ
メータの役割をし、トレンチ或いはホール内に入射する
金属スパッタ粒子の指向性を高め、金属膜5のトレンチ
或いはホールへの段差被覆性を向上させる。したがっ
て、微細ゲート開口部やコンタクトホールへの良好なバ
リアメタルの埋め込みが可能となる。この後、絶縁膜3
は除去される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微細トレンチや微細ホ
ールの埋め込み方法に関し、特に、微細トレンチの埋め
込み方法を用いた微細電極の製造方法及び微細ホールの
埋め込み方法を用いた微細金属配線の製造方法に関す
る。
ールの埋め込み方法に関し、特に、微細トレンチの埋め
込み方法を用いた微細電極の製造方法及び微細ホールの
埋め込み方法を用いた微細金属配線の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平4−79008号公報には、基板
上に絶縁されて形成された導体の間のハイアスペクト溝
に絶縁材をバイアススパッタ法で埋め込む際に、この導
体にだけ負のバイアス電圧を印加することにより、ハイ
アスペクト溝に絶縁材を空洞なく埋め込むハイアスペク
ト溝埋め込み方法が開示されている。
上に絶縁されて形成された導体の間のハイアスペクト溝
に絶縁材をバイアススパッタ法で埋め込む際に、この導
体にだけ負のバイアス電圧を印加することにより、ハイ
アスペクト溝に絶縁材を空洞なく埋め込むハイアスペク
ト溝埋め込み方法が開示されている。
【0003】また、特開昭64−73642号公報に
は、コンタクト窓の形成された半導体基板上に、下地の
金属配線層を段差被覆性の良い条件で堆積し、更にその
上に同一組成の上地の金属配線層を表面荒れの生じない
条件で堆積することにより、マスク合わせずれや合わせ
不能等のトラブルを解消した半導体装置の製造方法が開
示されている。
は、コンタクト窓の形成された半導体基板上に、下地の
金属配線層を段差被覆性の良い条件で堆積し、更にその
上に同一組成の上地の金属配線層を表面荒れの生じない
条件で堆積することにより、マスク合わせずれや合わせ
不能等のトラブルを解消した半導体装置の製造方法が開
示されている。
【0004】更に、特開昭61−124128号公報に
は、絶縁膜にレジスト膜を用いてコンタクトホールを金
属膜で埋め込むことにより、配線間のコンタクトを信頼
性高く形成することを可能にする半導体装置の製造方法
が開示されている。
は、絶縁膜にレジスト膜を用いてコンタクトホールを金
属膜で埋め込むことにより、配線間のコンタクトを信頼
性高く形成することを可能にする半導体装置の製造方法
が開示されている。
【0005】特に、ガリウム砒素(GaAs)を用いた
金属・半導体型電界効果トランジスタ(MESFET)
やヘテロ接合電界効果トランジスタ(HJFET)にお
いて、動作の高速化の要求に答える手段として、ゲート
長を短縮してチャネルにおけるキャリアの走行時間を短
縮する技術が重要である。最近では、ゲート長0.3μ
m以下のゲート電極も開発されている。また、ゲート電
極の信頼性向上のため、タングステンシリサイド(WS
i)などの高融点金属をバリアメタルとして電極の底部
に用いることも多い。このようなゲート電極の形成に
は、通常、絶縁膜中のトレンチ内に電極金属やバリアメ
タルを埋め込む方法が用いられる。
金属・半導体型電界効果トランジスタ(MESFET)
やヘテロ接合電界効果トランジスタ(HJFET)にお
いて、動作の高速化の要求に答える手段として、ゲート
長を短縮してチャネルにおけるキャリアの走行時間を短
縮する技術が重要である。最近では、ゲート長0.3μ
m以下のゲート電極も開発されている。また、ゲート電
極の信頼性向上のため、タングステンシリサイド(WS
i)などの高融点金属をバリアメタルとして電極の底部
に用いることも多い。このようなゲート電極の形成に
は、通常、絶縁膜中のトレンチ内に電極金属やバリアメ
タルを埋め込む方法が用いられる。
【0006】また、半導体素子の微細化、高集積化に伴
い、半導体素子と電極配線との間を接続するコンタクト
ホール、あるいは下層配線と上層配線との間を接続する
ためのスルーホールの口径はサブミクロンオーダーとな
り、アスペクト比も1以上のものが多くなっている。ま
た、配線の信頼性向上のため、窒化チタン(TiN)な
どの高融点金属をバリアメタルとして用いることが多
い。このようなコンタクトホールやスルーホールの形成
には、通常、絶縁膜中のホール内に配線金属やバリアメ
タルを埋め込む方法が用いられる。
い、半導体素子と電極配線との間を接続するコンタクト
ホール、あるいは下層配線と上層配線との間を接続する
ためのスルーホールの口径はサブミクロンオーダーとな
り、アスペクト比も1以上のものが多くなっている。ま
た、配線の信頼性向上のため、窒化チタン(TiN)な
どの高融点金属をバリアメタルとして用いることが多
い。このようなコンタクトホールやスルーホールの形成
には、通常、絶縁膜中のホール内に配線金属やバリアメ
タルを埋め込む方法が用いられる。
【0007】以上述べたような高アスペクト比の微細ト
レンチや微細ホールをバリアメタルで埋め込むには、通
常スパッタ法が用いられた。この方法はWSiなどの合
金膜が容易に形成でき、堆積速度が大きく、量産性にも
優れているが、高アスペクト比の微細トレンチや微細ホ
ールを埋め込むことはできない。そこで、段差被覆性を
向上させるため、コリメートスパッタ法が開発された。
この方法は、例えばハラ(T.Hara)らによってジ
ャパニーズ・ジャーナル・オブ・アプライド・フィジッ
クス(Japanese Journal of Ap
plied Physics)第31巻L1746頁
(1992年)に示されているように、ターゲットと基
板との間にグリッド(コリメータ)を設置して、スパッ
タ粒子の指向性を向上させ、段差被覆率を向上させる方
法である。この方法により、高アスペクト比の微細トレ
ンチおよび微細ホールの埋め込みが可能となった。
レンチや微細ホールをバリアメタルで埋め込むには、通
常スパッタ法が用いられた。この方法はWSiなどの合
金膜が容易に形成でき、堆積速度が大きく、量産性にも
優れているが、高アスペクト比の微細トレンチや微細ホ
ールを埋め込むことはできない。そこで、段差被覆性を
向上させるため、コリメートスパッタ法が開発された。
この方法は、例えばハラ(T.Hara)らによってジ
ャパニーズ・ジャーナル・オブ・アプライド・フィジッ
クス(Japanese Journal of Ap
plied Physics)第31巻L1746頁
(1992年)に示されているように、ターゲットと基
板との間にグリッド(コリメータ)を設置して、スパッ
タ粒子の指向性を向上させ、段差被覆率を向上させる方
法である。この方法により、高アスペクト比の微細トレ
ンチおよび微細ホールの埋め込みが可能となった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の通常のスパッタ
法を用いた従来の製造方法では、スパッタ粒子の指向性
が悪いため、図19に示されるように、バリアメタル2
0がトレンチあるいはホールの内部の側壁の上部に厚く
堆積される。そのため、トレンチあるいはホールの底部
のバリアメタルにクラック22が発生し、バリアメタル
として十分に機能しないという問題が発生した。さら
に、次の工程でAuなどの電極金属21や配線金属を埋
め込む際に、トレンチあるいはホールの内部を完全に被
覆することができず、電気抵抗が増大し、信頼性が低下
するという問題が発生した。
法を用いた従来の製造方法では、スパッタ粒子の指向性
が悪いため、図19に示されるように、バリアメタル2
0がトレンチあるいはホールの内部の側壁の上部に厚く
堆積される。そのため、トレンチあるいはホールの底部
のバリアメタルにクラック22が発生し、バリアメタル
として十分に機能しないという問題が発生した。さら
に、次の工程でAuなどの電極金属21や配線金属を埋
め込む際に、トレンチあるいはホールの内部を完全に被
覆することができず、電気抵抗が増大し、信頼性が低下
するという問題が発生した。
【0009】また、上述のコリメートスパッタ法を用い
た従来の製造方法では、上記の問題は解決されたが、コ
リメータ上にもスパッタ粒子が堆積し、パーティクルを
発生させるという問題が発生した。そのため、度々コリ
メータを洗浄する必要があり、装置の稼働率が低下し、
スループットが低下するという問題があった。
た従来の製造方法では、上記の問題は解決されたが、コ
リメータ上にもスパッタ粒子が堆積し、パーティクルを
発生させるという問題が発生した。そのため、度々コリ
メータを洗浄する必要があり、装置の稼働率が低下し、
スループットが低下するという問題があった。
【0010】それ故、本発明の第1の課題は、金属膜に
クラックが発生することがなく、かつ金属膜の被覆率を
低下させることがなく、金属膜を微細トレンチにコリメ
ートスパッタ法を用いることなく埋め込む微細トレンチ
の埋め込み方法を提供することにある。
クラックが発生することがなく、かつ金属膜の被覆率を
低下させることがなく、金属膜を微細トレンチにコリメ
ートスパッタ法を用いることなく埋め込む微細トレンチ
の埋め込み方法を提供することにある。
【0011】本発明の第2の課題は、金属電極膜にクラ
ックが発生することがなく、かつ金属電極膜の被覆率を
低下させることがなく、金属電極膜を微細トレンチにコ
リメートスパッタ法を用いることなく埋め込むことによ
り、微細電極を製造する微細電極の製造方法を提供する
ことにある。
ックが発生することがなく、かつ金属電極膜の被覆率を
低下させることがなく、金属電極膜を微細トレンチにコ
リメートスパッタ法を用いることなく埋め込むことによ
り、微細電極を製造する微細電極の製造方法を提供する
ことにある。
【0012】本発明の第3の課題は、金属膜にクラック
が発生することがなく、かつ金属膜の被覆率を低下させ
ることがなく、金属膜を微細ホールにコリメートスパッ
タ法を用いることなく埋め込む微細ホールの埋め込み方
法を提供することにある。
が発生することがなく、かつ金属膜の被覆率を低下させ
ることがなく、金属膜を微細ホールにコリメートスパッ
タ法を用いることなく埋め込む微細ホールの埋め込み方
法を提供することにある。
【0013】本発明の第4の課題は、金属配線膜にクラ
ックが発生することがなく、かつ金属配線膜の被覆率を
低下させることがなく、金属配線膜を微細トレンチにコ
リメートスパッタ法を用いることなく埋め込むことによ
り、微細金属配線を製造する微細金属配線の製造方法を
提供することにある。
ックが発生することがなく、かつ金属配線膜の被覆率を
低下させることがなく、金属配線膜を微細トレンチにコ
リメートスパッタ法を用いることなく埋め込むことによ
り、微細金属配線を製造する微細金属配線の製造方法を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、半導体基板上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、
前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、
前記第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を堆積する工程と、
前記第1、前記第2、及び前記第3の絶縁膜を貫通する
トレンチを形成する工程と、前記トレンチの内部の前記
第2の絶縁膜を選択的にサイドエッチングする工程と、
前記トレンチの内部に金属膜を堆積する工程と、第3の
絶縁膜を除去する工程とを、含むことを特徴とする微細
トレンチの埋め込み方法が得られる。
れば、半導体基板上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、
前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、
前記第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を堆積する工程と、
前記第1、前記第2、及び前記第3の絶縁膜を貫通する
トレンチを形成する工程と、前記トレンチの内部の前記
第2の絶縁膜を選択的にサイドエッチングする工程と、
前記トレンチの内部に金属膜を堆積する工程と、第3の
絶縁膜を除去する工程とを、含むことを特徴とする微細
トレンチの埋め込み方法が得られる。
【0015】本発明の第2の態様によれば、半導体基板
上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1の絶縁膜
上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、前記第2の絶縁膜
上に第3の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1、前記第
2、及び前記第3の絶縁膜を貫通するトレンチを形成す
る工程と、前記トレンチの内部の前記第2の絶縁膜を選
択的にサイドエッチングする工程と、前記トレンチの内
部に金属電極膜を堆積する工程と、第3の絶縁膜を除去
する工程とを、含むことを特徴とする微細電極の製造方
法が得られる。
上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1の絶縁膜
上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、前記第2の絶縁膜
上に第3の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1、前記第
2、及び前記第3の絶縁膜を貫通するトレンチを形成す
る工程と、前記トレンチの内部の前記第2の絶縁膜を選
択的にサイドエッチングする工程と、前記トレンチの内
部に金属電極膜を堆積する工程と、第3の絶縁膜を除去
する工程とを、含むことを特徴とする微細電極の製造方
法が得られる。
【0016】本発明の第3の態様によれば、半導体基板
上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1の絶縁膜
上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、前記第2の絶縁膜
上に第3の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1、前記第
2、及び前記第3の絶縁膜を貫通するホールを形成する
工程と、前記ホールの内部の前記第2の絶縁膜を選択的
にサイドエッチングする工程と、前記ホールの内部に金
属膜を堆積する工程と、第3の絶縁膜を除去する工程と
を、含むことを特徴とする微細ホールの埋め込み方法が
得られる。
上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1の絶縁膜
上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、前記第2の絶縁膜
上に第3の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1、前記第
2、及び前記第3の絶縁膜を貫通するホールを形成する
工程と、前記ホールの内部の前記第2の絶縁膜を選択的
にサイドエッチングする工程と、前記ホールの内部に金
属膜を堆積する工程と、第3の絶縁膜を除去する工程と
を、含むことを特徴とする微細ホールの埋め込み方法が
得られる。
【0017】本発明の第4の態様によれば、半導体基板
上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1の絶縁膜
上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、前記第2の絶縁膜
上に第3の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1、前記第
2、及び前記第3の絶縁膜を貫通するホールを形成する
工程と、前記ホールの内部の前記第2の絶縁膜を選択的
にサイドエッチングする工程と、前記ホールの内部に金
属配線膜を堆積する工程と、第3の絶縁膜を除去する工
程とを、含むことを特徴とする微細金属配線の製造方法
が得られる。
上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1の絶縁膜
上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、前記第2の絶縁膜
上に第3の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1、前記第
2、及び前記第3の絶縁膜を貫通するホールを形成する
工程と、前記ホールの内部の前記第2の絶縁膜を選択的
にサイドエッチングする工程と、前記ホールの内部に金
属配線膜を堆積する工程と、第3の絶縁膜を除去する工
程とを、含むことを特徴とする微細金属配線の製造方法
が得られる。
【0018】
【作用】本発明の方法において、第3の絶縁膜の開口部
がトレンチ或いはホールの上部にあり、コリメータの役
割を果たす。その状態で、通常のスパッタ法により金属
(バリアメタル)の堆積を行った場合、トレンチ或いは
ホール内に入射するスパッタ粒子の指向性が高められ、
段差被覆性が向上する。したがってトレンチ或いはホー
ル内部でのバリアメタルの膜厚の均一性が向上し、クラ
ックの発生が抑制される。さらに、バリアメタルがオー
バーハング形状に堆積することがないため、次の工程で
Auなどの電極金属や配線金属を被覆性よく埋め込むこ
とができ、電気抵抗が増大し、信頼性が低下するという
問題を抑制できる。
がトレンチ或いはホールの上部にあり、コリメータの役
割を果たす。その状態で、通常のスパッタ法により金属
(バリアメタル)の堆積を行った場合、トレンチ或いは
ホール内に入射するスパッタ粒子の指向性が高められ、
段差被覆性が向上する。したがってトレンチ或いはホー
ル内部でのバリアメタルの膜厚の均一性が向上し、クラ
ックの発生が抑制される。さらに、バリアメタルがオー
バーハング形状に堆積することがないため、次の工程で
Auなどの電極金属や配線金属を被覆性よく埋め込むこ
とができ、電気抵抗が増大し、信頼性が低下するという
問題を抑制できる。
【0019】
【実施例】次に本発明の第1の実施例として、ゲート長
約0.35μmの微細ゲートの製造方法について、図1
〜図10を参照して説明する。図1〜図10は、本発明
の実施例を説明するための、工程順に示した微細ゲート
の模式断面図である。
約0.35μmの微細ゲートの製造方法について、図1
〜図10を参照して説明する。図1〜図10は、本発明
の実施例を説明するための、工程順に示した微細ゲート
の模式断面図である。
【0020】まず、図1に示すように、GaAs基板1
上に、第1の絶縁膜2としてSiO2 を、Si2 H6 と
O2 を用いたCVD法により約3500オングストロー
ム堆積する。次に、第2の絶縁膜3としてSi3 N
4 を、SiH4 とNH3 を用いたプラズマCVD法など
により約2000オングストローム堆積する。次に第3
の絶縁膜4としてSiO2 を、Si2 H6 とO2 を用い
たCVD法により約3000オングストローム堆積す
る。
上に、第1の絶縁膜2としてSiO2 を、Si2 H6 と
O2 を用いたCVD法により約3500オングストロー
ム堆積する。次に、第2の絶縁膜3としてSi3 N
4 を、SiH4 とNH3 を用いたプラズマCVD法など
により約2000オングストローム堆積する。次に第3
の絶縁膜4としてSiO2 を、Si2 H6 とO2 を用い
たCVD法により約3000オングストローム堆積す
る。
【0021】次に、図2に示すように、リソグラフィ法
によるパターニングと、反応性イオンエッチング(RI
E)法やダウンフローエッング法などによる異方性エッ
チングにより、第1の絶縁膜2と第2の絶縁膜3と第3
の絶縁膜4を貫通した開口部を形成する。エッチングガ
スとして、NF3 (流量100sccm)とCl2 (流
量20sccm)を用いることにより、SiO2 とSi
3 N4 を等速エッチングすることが可能となり、図2に
示すような形状で開口部を作成することができる。開口
部の幅は0.35μmとする。
によるパターニングと、反応性イオンエッチング(RI
E)法やダウンフローエッング法などによる異方性エッ
チングにより、第1の絶縁膜2と第2の絶縁膜3と第3
の絶縁膜4を貫通した開口部を形成する。エッチングガ
スとして、NF3 (流量100sccm)とCl2 (流
量20sccm)を用いることにより、SiO2 とSi
3 N4 を等速エッチングすることが可能となり、図2に
示すような形状で開口部を作成することができる。開口
部の幅は0.35μmとする。
【0022】次に、図3に示すように、RIE法やダウ
ンフローエッチング法による等方性エッチングにより、
第2の絶縁膜3のみを選択的にサイドエッチングする。
エッチングガスとして、NF3 (流量100sccm)
とCl2 (流量60sccm)を用いることにより、S
i3 N4 のみを選択エッチングすることが可能となり、
図3に示すような形状を作成することができる。
ンフローエッチング法による等方性エッチングにより、
第2の絶縁膜3のみを選択的にサイドエッチングする。
エッチングガスとして、NF3 (流量100sccm)
とCl2 (流量60sccm)を用いることにより、S
i3 N4 のみを選択エッチングすることが可能となり、
図3に示すような形状を作成することができる。
【0023】次に図4に示すように、通常のスパッタ法
によりタングステンシリサイド(WSi)膜5(厚さ1
200オングストローム)を全面に堆積する。このWS
i膜5は、ゲート電極の熱的安定性および信頼性を向上
させる役割をはたす。WSi膜5は、第3の絶縁膜4の
開口部を通して、GaAs基板上にも約300オングス
トローム堆積し、ゲート電極の脚部が形成される。第3
の絶縁膜4がコリメータの役割をするため、第1の絶縁
膜2の開口部に、オーバーハング形状になることなく均
一に堆積でき、そのためクラックが発生することもな
い。
によりタングステンシリサイド(WSi)膜5(厚さ1
200オングストローム)を全面に堆積する。このWS
i膜5は、ゲート電極の熱的安定性および信頼性を向上
させる役割をはたす。WSi膜5は、第3の絶縁膜4の
開口部を通して、GaAs基板上にも約300オングス
トローム堆積し、ゲート電極の脚部が形成される。第3
の絶縁膜4がコリメータの役割をするため、第1の絶縁
膜2の開口部に、オーバーハング形状になることなく均
一に堆積でき、そのためクラックが発生することもな
い。
【0024】次に図5に示すように、バッファードフッ
酸により第3の絶縁膜4のみを除去する。そのとき同時
に第3の絶縁膜4上の余分なWSi膜もリフトオフされ
る。Si3 N4 のエッチング速度はSiO2 と比較して
非常に小さいため、第3の絶縁膜4のみを除去すること
が可能である。
酸により第3の絶縁膜4のみを除去する。そのとき同時
に第3の絶縁膜4上の余分なWSi膜もリフトオフされ
る。Si3 N4 のエッチング速度はSiO2 と比較して
非常に小さいため、第3の絶縁膜4のみを除去すること
が可能である。
【0025】次に図6に示すように、Ti層6(厚さ2
00オングストローム)およびAu層7(厚さ100オ
ングストローム)を、スパッタ法あるいは電子ビーム蒸
着法などにより堆積する。Ti膜6は、Au膜7と下地
膜との密着性を向上させる役割をはたす。
00オングストローム)およびAu層7(厚さ100オ
ングストローム)を、スパッタ法あるいは電子ビーム蒸
着法などにより堆積する。Ti膜6は、Au膜7と下地
膜との密着性を向上させる役割をはたす。
【0026】次に図7に示すように、表面が平坦になる
ようにフォトレジスト8を塗布する。
ようにフォトレジスト8を塗布する。
【0027】次に図8に示すように、フォトレジスト8
とTi層6とAu層7をArを用いたイオンミリング法
によりエッチバックし、開口部のみにTi層6およびA
u層7を残した後、フォトレジスト8を除去する。
とTi層6とAu層7をArを用いたイオンミリング法
によりエッチバックし、開口部のみにTi層6およびA
u層7を残した後、フォトレジスト8を除去する。
【0028】次に図9に示すように、無電解金めっき法
により、Au膜7を下地膜として無電解金めっき膜9を
堆積し、ゲート電極の翼部分を形成する。無電解金めっ
きは、例えば亜硫酸金をヒドラジンで還元することによ
って行い、下地のAu層7上にのみAuを選択的に堆積
できる。液温60℃で、60分のめっきにより、約0.
5μmのAuが堆積し、図に示すような形状に堆積す
る。
により、Au膜7を下地膜として無電解金めっき膜9を
堆積し、ゲート電極の翼部分を形成する。無電解金めっ
きは、例えば亜硫酸金をヒドラジンで還元することによ
って行い、下地のAu層7上にのみAuを選択的に堆積
できる。液温60℃で、60分のめっきにより、約0.
5μmのAuが堆積し、図に示すような形状に堆積す
る。
【0029】最後に図10に示すように、NF3 とCl
2 を用いたRIE法により、無電解金めっき膜9をマス
クとして第2の絶縁膜3と第1の絶縁膜2をエッチング
除去し、GaAs基板1を露出させる。
2 を用いたRIE法により、無電解金めっき膜9をマス
クとして第2の絶縁膜3と第1の絶縁膜2をエッチング
除去し、GaAs基板1を露出させる。
【0030】以上述べた工程により、ゲート長0.35
μmの微細ゲートを、コリメートスパッタ法を用いるこ
となく製造できる。このゲートはT型の断面構造を有し
ており、ゲート長を短くできると同時に翼部分の厚いA
u層によりゲート抵抗を下げることができる。
μmの微細ゲートを、コリメートスパッタ法を用いるこ
となく製造できる。このゲートはT型の断面構造を有し
ており、ゲート長を短くできると同時に翼部分の厚いA
u層によりゲート抵抗を下げることができる。
【0031】本発明の実施例においては、第1および第
2の絶縁膜として、SiO2 とSi3 N4 を用いたが、
窒化酸化シリコン(SiON)など他の絶縁膜を組み合
わせてもよい。また、バリアメタルとしてWSiを用い
たが、モリブデン(Mo)、チタンタングステン(Ti
W)や窒化チタン(TiN)を用いてもよい。また、電
極金属として無電解めっき法によるAuを用いたが、無
電解めっき法による白金(Pt)や銀(Ag)や銅(C
u)など、他の金属を用いてもよい。また、これらの金
属をスパッタ法で堆積した後、リソブラフィ法とドライ
エッチング法により加工して電極を形成してもよい。
2の絶縁膜として、SiO2 とSi3 N4 を用いたが、
窒化酸化シリコン(SiON)など他の絶縁膜を組み合
わせてもよい。また、バリアメタルとしてWSiを用い
たが、モリブデン(Mo)、チタンタングステン(Ti
W)や窒化チタン(TiN)を用いてもよい。また、電
極金属として無電解めっき法によるAuを用いたが、無
電解めっき法による白金(Pt)や銀(Ag)や銅(C
u)など、他の金属を用いてもよい。また、これらの金
属をスパッタ法で堆積した後、リソブラフィ法とドライ
エッチング法により加工して電極を形成してもよい。
【0032】さらには膜の堆積方法やエッチング方法な
どは、ここに示した方法による必要はない。例えば有機
金属化学的気相成長(MOCVD)法やイオンビームデ
ポジション法による金属膜の堆積や、化学的機械研磨
(CMP)法による平坦化および不要な絶縁膜や金属膜
の除去などの技術と組み合わせることが可能である。
どは、ここに示した方法による必要はない。例えば有機
金属化学的気相成長(MOCVD)法やイオンビームデ
ポジション法による金属膜の堆積や、化学的機械研磨
(CMP)法による平坦化および不要な絶縁膜や金属膜
の除去などの技術と組み合わせることが可能である。
【0033】次に本発明の第2の実施例として、口径
0.5μmのコンタクトホールを有する金属配線の製造
方法について、図11〜図18を参照して説明する。図
11〜図18は、本発明の実施例を説明するための、工
程順に示したコンタクトホールを有する金属配線の模式
断面図である。
0.5μmのコンタクトホールを有する金属配線の製造
方法について、図11〜図18を参照して説明する。図
11〜図18は、本発明の実施例を説明するための、工
程順に示したコンタクトホールを有する金属配線の模式
断面図である。
【0034】まず、図11に示すように、GaAs基板
10上に、金ゲルマニウム(1000オングストロー
ム)/ニッケル(300オングストローム)(AuGe
/Ni)層11を電子ビーム蒸着法により堆積し、45
0℃で5分間アニールすることによりオーミック電極を
形成する。オーミック電極のパターニングはフォトレジ
ストを用いたリソグラフィ法とリフトオフ法によって行
う。次に、第1の絶縁膜12としてSiO2 を、Si2
H6 とO2 を用いたCVD法により約5000オングス
トローム堆積する。次に、第2の絶縁膜13としてSi
3 N4 を、SiH4 とNH3 を用いたプラズマCVD法
などにより約2000オングストローム堆積する。次に
第3の絶縁膜14としてSiO2 を、Si2 H6 とO2
を用いたCVD法により約3000オングストローム堆
積する。
10上に、金ゲルマニウム(1000オングストロー
ム)/ニッケル(300オングストローム)(AuGe
/Ni)層11を電子ビーム蒸着法により堆積し、45
0℃で5分間アニールすることによりオーミック電極を
形成する。オーミック電極のパターニングはフォトレジ
ストを用いたリソグラフィ法とリフトオフ法によって行
う。次に、第1の絶縁膜12としてSiO2 を、Si2
H6 とO2 を用いたCVD法により約5000オングス
トローム堆積する。次に、第2の絶縁膜13としてSi
3 N4 を、SiH4 とNH3 を用いたプラズマCVD法
などにより約2000オングストローム堆積する。次に
第3の絶縁膜14としてSiO2 を、Si2 H6 とO2
を用いたCVD法により約3000オングストローム堆
積する。
【0035】次に、図12に示すように、リソブラフィ
法によるパターニングと、反応性イオンエッチング(R
IE)法やダウンフローエッチング法などによる異方性
エッチングにより、第1の絶縁膜2と第2の絶縁膜3と
第3の絶縁膜4を貫通した開口部を形成する。エッチン
グガスとして、NF3 (流量100sccm)とCl2
(流量20sccm)を用いることにより、SiO2 と
Si3 N4 を等速エッチングすることが可能となり、図
に示すような形状で開口部を作成することができる。開
口部の口径は0.5μmとする。
法によるパターニングと、反応性イオンエッチング(R
IE)法やダウンフローエッチング法などによる異方性
エッチングにより、第1の絶縁膜2と第2の絶縁膜3と
第3の絶縁膜4を貫通した開口部を形成する。エッチン
グガスとして、NF3 (流量100sccm)とCl2
(流量20sccm)を用いることにより、SiO2 と
Si3 N4 を等速エッチングすることが可能となり、図
に示すような形状で開口部を作成することができる。開
口部の口径は0.5μmとする。
【0036】次に、図13に示すように、RIE法やダ
ウンフローエッチング法による等方性エッチングによ
り、第2の絶縁膜13のみを選択的にサイドエッチング
する。エッチングガスとして、NF3 (流量100sc
cm)とCl2 (流量60sccm)を用いることによ
り、Si3 N4 のみを選択エッチングすることが可能と
なり、図13に示すような形状を作成することができ
る。
ウンフローエッチング法による等方性エッチングによ
り、第2の絶縁膜13のみを選択的にサイドエッチング
する。エッチングガスとして、NF3 (流量100sc
cm)とCl2 (流量60sccm)を用いることによ
り、Si3 N4 のみを選択エッチングすることが可能と
なり、図13に示すような形状を作成することができ
る。
【0037】次に図14に示すように、スパッタ法によ
りTi膜15(厚さ1500オングストローム)とPt
膜16(厚さ1500オングストローム)を順に全面に
堆積する。このTi膜は配線金属と下地層の密着性を向
上させる役割を果たし、Pt膜は、配線の熱的安定性お
よび信頼性を向上させる役割をはたす。Ti膜15とP
t膜16は、第3の絶縁膜14の開口部を通して、Au
Ge/Ni電極11上にも堆積し、Ti(厚さ500オ
ングストローム)/Pt(厚さ500オングストロー
ム)のバリア層が形成される。第3の絶縁膜14がコリ
メータの役割をするため、第1の絶縁膜12の開口部
に、オーバーハング形状になることなく堆積でき、クラ
ックが入ることもない。
りTi膜15(厚さ1500オングストローム)とPt
膜16(厚さ1500オングストローム)を順に全面に
堆積する。このTi膜は配線金属と下地層の密着性を向
上させる役割を果たし、Pt膜は、配線の熱的安定性お
よび信頼性を向上させる役割をはたす。Ti膜15とP
t膜16は、第3の絶縁膜14の開口部を通して、Au
Ge/Ni電極11上にも堆積し、Ti(厚さ500オ
ングストローム)/Pt(厚さ500オングストロー
ム)のバリア層が形成される。第3の絶縁膜14がコリ
メータの役割をするため、第1の絶縁膜12の開口部
に、オーバーハング形状になることなく堆積でき、クラ
ックが入ることもない。
【0038】次に図15に示すように、バッファードフ
ッ酸により第2の絶縁膜14のみを除去する。そのとき
同時に第2の絶縁膜14上の余分なTi膜15とPt膜
16もリフトオフされる。SiO2 に比較してSi3 N
4 のエッチング速度は非常に小さいため、第3の絶縁膜
14のみを除去することが可能である。
ッ酸により第2の絶縁膜14のみを除去する。そのとき
同時に第2の絶縁膜14上の余分なTi膜15とPt膜
16もリフトオフされる。SiO2 に比較してSi3 N
4 のエッチング速度は非常に小さいため、第3の絶縁膜
14のみを除去することが可能である。
【0039】次に図16に示すように、RIE法やダウ
ンフローエッチング法により、第2の絶縁膜13のみを
選択的にエッチング除去する。エッチングガスとして、
NF3 (流量100sccm)とCl2 (流量60sc
cm)を用いることにより、Si3 N4 のみを選択エッ
チングすることが可能である。
ンフローエッチング法により、第2の絶縁膜13のみを
選択的にエッチング除去する。エッチングガスとして、
NF3 (流量100sccm)とCl2 (流量60sc
cm)を用いることにより、Si3 N4 のみを選択エッ
チングすることが可能である。
【0040】次に図17に示すように、配線金属として
Au層17(厚さ4000オングストローム)を、スパ
ッタ法などにより堆積する。Ti層15とPt層16が
均一に堆積され、オーバーハング形状になっていないた
め、Au層17を被覆性よく埋め込むことができる。
Au層17(厚さ4000オングストローム)を、スパ
ッタ法などにより堆積する。Ti層15とPt層16が
均一に堆積され、オーバーハング形状になっていないた
め、Au層17を被覆性よく埋め込むことができる。
【0041】最後に図18に示すように、リソグラフィ
法とCl2 とArを用いたRIE法により、Au層17
とPt層16とTi層15を加工し、金属配線を形成す
る。
法とCl2 とArを用いたRIE法により、Au層17
とPt層16とTi層15を加工し、金属配線を形成す
る。
【0042】本発明の実施例においては、バリアメタル
としてPt層を用いたが、TiNやTiWなどの他の金
属でも良い。配線金属としては、Auではなく、Alや
Cuなどの他の金属を用いて、高温スパッタ法、リフロ
ースパッタ法、高圧スパッタ法、MOCVD法などでホ
ールを埋め込んでもよい。また、第1および第2の絶縁
膜として、SiO2 とSi3 N4 を用いたが、SiON
など他の絶縁膜を組み合わせてもよい。オーミック電極
もAuGe/Ni以外のGeNiなどの金属を用いるこ
とも可能である。
としてPt層を用いたが、TiNやTiWなどの他の金
属でも良い。配線金属としては、Auではなく、Alや
Cuなどの他の金属を用いて、高温スパッタ法、リフロ
ースパッタ法、高圧スパッタ法、MOCVD法などでホ
ールを埋め込んでもよい。また、第1および第2の絶縁
膜として、SiO2 とSi3 N4 を用いたが、SiON
など他の絶縁膜を組み合わせてもよい。オーミック電極
もAuGe/Ni以外のGeNiなどの金属を用いるこ
とも可能である。
【0043】以上説明したように、本発明の実施例によ
る微細電極および金属配線の製造方法においては、トレ
ンチ或いはホール内部でのバリアメタルの膜厚の均一性
が向上し、クラックの発生が抑制される。さらに、バリ
アメタルがオーバーハング形状に堆積することがないた
め、次の工程でAuなどの電極金属や配線金属を被覆性
よく埋め込むことができ、電気抵抗が増大し、信頼性が
低下するという問題を抑制できる。
る微細電極および金属配線の製造方法においては、トレ
ンチ或いはホール内部でのバリアメタルの膜厚の均一性
が向上し、クラックの発生が抑制される。さらに、バリ
アメタルがオーバーハング形状に堆積することがないた
め、次の工程でAuなどの電極金属や配線金属を被覆性
よく埋め込むことができ、電気抵抗が増大し、信頼性が
低下するという問題を抑制できる。
【0044】したがって、本発明により、ゲート長0.
5μm以下の高信頼性微細ゲートおよび直径0.5μm
以下の高信頼性微細コンタクトホールやスルーホールを
有するMESFETやHJFETを、コリメートスパッ
タ法を用いることなく、通常のスパッタ法により形成で
きる。したがって、コリメートスパッタ装置からのゴミ
の発生の問題が無くなり、コストやスループットが改善
される。
5μm以下の高信頼性微細ゲートおよび直径0.5μm
以下の高信頼性微細コンタクトホールやスルーホールを
有するMESFETやHJFETを、コリメートスパッ
タ法を用いることなく、通常のスパッタ法により形成で
きる。したがって、コリメートスパッタ装置からのゴミ
の発生の問題が無くなり、コストやスループットが改善
される。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、金
属膜にクラックが発生することがなく、かつ金属膜の被
覆率を低下させることがなく、金属膜を微細トレンチに
コリメートスパッタ法を用いることなく埋め込む微細ト
レンチの埋め込み方法を得ることができる。
属膜にクラックが発生することがなく、かつ金属膜の被
覆率を低下させることがなく、金属膜を微細トレンチに
コリメートスパッタ法を用いることなく埋め込む微細ト
レンチの埋め込み方法を得ることができる。
【0046】更に本発明によれば、金属電極膜にクラッ
クが発生することがなく、かつ金属電極膜の被覆率を低
下させることがなく、金属電極膜を微細トレンチにコリ
メートスパッタ法を用いることなく埋め込むことによ
り、微細電極を製造する微細電極の製造方法を得ること
ができる。
クが発生することがなく、かつ金属電極膜の被覆率を低
下させることがなく、金属電極膜を微細トレンチにコリ
メートスパッタ法を用いることなく埋め込むことによ
り、微細電極を製造する微細電極の製造方法を得ること
ができる。
【0047】また本発明によれば、金属膜にクラックが
発生することがなく、かつ金属膜の被覆率を低下させる
ことがなく、金属膜を微細ホールにコリメートスパッタ
法を用いることなく埋め込む微細ホールの埋め込み方法
を得ることができる。
発生することがなく、かつ金属膜の被覆率を低下させる
ことがなく、金属膜を微細ホールにコリメートスパッタ
法を用いることなく埋め込む微細ホールの埋め込み方法
を得ることができる。
【0048】更に本発明によれば、金属配線膜にクラッ
クが発生することがなく、かつ金属配線膜の被覆率を低
下させることがなく、金属配線膜を微細トレンチにコリ
メートスパッタ法を用いることなく埋め込むことによ
り、微細金属配線を製造する微細金属配線の製造方法を
得ることができる。
クが発生することがなく、かつ金属配線膜の被覆率を低
下させることがなく、金属配線膜を微細トレンチにコリ
メートスパッタ法を用いることなく埋め込むことによ
り、微細金属配線を製造する微細金属配線の製造方法を
得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例における第1の工程を説
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例における第2の工程を説
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例における第3の工程を説
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例における第4の工程を説
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例における第5の工程を説
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例における第6の工程を説
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
【図7】本発明の第1の実施例における第7の工程を説
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
【図8】本発明の第1の実施例における第8の工程を説
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
【図9】本発明の第1の実施例における第9の工程を説
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
明するための微細ゲート電極模式断面図である。
【図10】本発明の第1の実施例における第10の工程
を説明するための微細ゲート電極模式断面図である。
を説明するための微細ゲート電極模式断面図である。
【図11】本発明の第2の実施例における第1の工程を
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
【図12】本発明の第2の実施例における第2の工程を
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
【図13】本発明の第2の実施例における第3の工程を
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
【図14】本発明の第2の実施例における第4の工程を
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
【図15】本発明の第2の実施例における第5の工程を
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
【図16】本発明の第2の実施例における第6の工程を
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
【図17】本発明の第2の実施例における第7の工程を
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
【図18】本発明の第2の実施例における第8の工程を
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
説明するための微細ホールを有する金属配線の模式断面
図である。
【図19】従来の微細トレンチ或いはホールの埋め込み
方法を説明するための微細トレンチ或いはホールの模式
断面図である。
方法を説明するための微細トレンチ或いはホールの模式
断面図である。
1 GaAs基板 2 第1の絶縁膜 3 第2の絶縁膜 4 第3の絶縁膜 5 WSi膜 6 Ti層 7 Au層 8 フォトレジスト 9 無電解Auめっき層 10 GaAs基板 11 AuGe/Ni電極 12 第1の絶縁膜 13 第2の絶縁膜 14 第3の絶縁膜 15 Ti層 16 Pt層 17 Au層 18 GaAs基板 19 絶縁膜 20 バリアメタル 21 電極金属 22 クラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/768 H01L 21/90 D
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体基板上に第1の絶縁膜を堆積する
工程と、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する
工程と、前記第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を堆積する
工程と、前記第1、前記第2、及び前記第3の絶縁膜を
貫通するトレンチを形成する工程と、前記トレンチの内
部の前記第2の絶縁膜を選択的にサイドエッチングする
工程と、前記トレンチの内部に金属膜を堆積する工程
と、第3の絶縁膜を除去する工程とを、含むことを特徴
とする微細トレンチの埋め込み方法。 - 【請求項2】 半導体基板上に第1の絶縁膜を堆積する
工程と、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する
工程と、前記第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を堆積する
工程と、前記第1、前記第2、及び前記第3の絶縁膜を
貫通するトレンチを形成する工程と、前記トレンチの内
部の前記第2の絶縁膜を選択的にサイドエッチングする
工程と、前記トレンチの内部に金属電極膜を堆積する工
程と、第3の絶縁膜を除去する工程とを、含むことを特
徴とする微細電極の製造方法。 - 【請求項3】 半導体基板上に第1の絶縁膜を堆積する
工程と、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する
工程と、前記第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を堆積する
工程と、前記第1、前記第2、及び前記第3の絶縁膜を
貫通するホールを形成する工程と、前記ホールの内部の
前記第2の絶縁膜を選択的にサイドエッチングする工程
と、前記ホールの内部に金属膜を堆積する工程と、第3
の絶縁膜を除去する工程とを、含むことを特徴とする微
細ホールの埋め込み方法。 - 【請求項4】 半導体基板上に第1の絶縁膜を堆積する
工程と、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する
工程と、前記第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を堆積する
工程と、前記第1、前記第2、及び前記第3の絶縁膜を
貫通するホールを形成する工程と、前記ホールの内部の
前記第2の絶縁膜を選択的にサイドエッチングする工程
と、前記ホールの内部に金属配線膜を堆積する工程と、
第3の絶縁膜を除去する工程とを、含むことを特徴とす
る微細金属配線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5847795A JP2663902B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 微細トレンチの埋め込み方法、微細電極の製造方法、微細ホールの埋め込み方法、及び微細金属配線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5847795A JP2663902B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 微細トレンチの埋め込み方法、微細電極の製造方法、微細ホールの埋め込み方法、及び微細金属配線の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08255764A true JPH08255764A (ja) | 1996-10-01 |
JP2663902B2 JP2663902B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=13085525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5847795A Expired - Fee Related JP2663902B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 微細トレンチの埋め込み方法、微細電極の製造方法、微細ホールの埋め込み方法、及び微細金属配線の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2663902B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001516153A (ja) * | 1997-09-05 | 2001-09-25 | アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド | Cvdバリア層を有するボーダーレスバイア |
KR100365642B1 (ko) * | 2000-10-30 | 2002-12-26 | 삼성전자 주식회사 | 접촉창을 갖는 반도체 장치의 제조 방법 |
EP1869700A2 (en) * | 2005-04-15 | 2007-12-26 | International Business Machines Corporation | Interconnect structure and method of fabrication of same |
JP2015162620A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 三菱電機株式会社 | 炭化珪素半導体装置の製造方法および炭化珪素半導体装置 |
JP2016006857A (ja) * | 2014-05-30 | 2016-01-14 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置およびその作製方法、並びに電子機器 |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP5847795A patent/JP2663902B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100365642B1 (ko) * | 2000-10-30 | 2002-12-26 | 삼성전자 주식회사 | 접촉창을 갖는 반도체 장치의 제조 방법 |
EP1869700A2 (en) * | 2005-04-15 | 2007-12-26 | International Business Machines Corporation | Interconnect structure and method of fabrication of same |
EP1869700A4 (en) * | 2005-04-15 | 2010-12-15 | Ibm | CONNECTING STRUCTURE AND MANUFACTURING METHOD THEREFOR |
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