JPH08255721A - ラインフィルタ - Google Patents
ラインフィルタInfo
- Publication number
- JPH08255721A JPH08255721A JP5892795A JP5892795A JPH08255721A JP H08255721 A JPH08255721 A JP H08255721A JP 5892795 A JP5892795 A JP 5892795A JP 5892795 A JP5892795 A JP 5892795A JP H08255721 A JPH08255721 A JP H08255721A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- core
- adhesive
- pair
- line filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はラインフィルタにおいて、コアから
の漏洩磁束による他の部品への磁気的影響を抑制すると
ともに、コアへのノイズの侵入をなくすることを目的と
する。 【構成】 そしてこの目的を達成すべく本発明は、ボビ
ン1と、このボビン1の外周に巻き付けられた一対の巻
線2と、これら一対の巻線2のそれぞれの入力側に設け
た入力端子3と、前記一対のそれぞれの出力側に設けた
出力端子4と、前記ボビン1の中心軸部分にその一辺6
aが貫通させられたロ字状のコア6とを備え、前記コア
6の一辺6aに対向する対向辺6bを覆うと共にボビン
1に、接着剤により接着固定された係止具7を設けた。
の漏洩磁束による他の部品への磁気的影響を抑制すると
ともに、コアへのノイズの侵入をなくすることを目的と
する。 【構成】 そしてこの目的を達成すべく本発明は、ボビ
ン1と、このボビン1の外周に巻き付けられた一対の巻
線2と、これら一対の巻線2のそれぞれの入力側に設け
た入力端子3と、前記一対のそれぞれの出力側に設けた
出力端子4と、前記ボビン1の中心軸部分にその一辺6
aが貫通させられたロ字状のコア6とを備え、前記コア
6の一辺6aに対向する対向辺6bを覆うと共にボビン
1に、接着剤により接着固定された係止具7を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器の電源側に
用いられるラインフィルタに関するものである。
用いられるラインフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ラインフィルタは、ボビン
と、このボビンの外周に巻き付けられた一対の巻線と、
これら一対の巻線のそれぞれの入力側に設けた入力端子
と、前記一対のそれぞれの出力側に設けた出力端子と、
前記ボビンの中心軸部分にその一辺が貫通させられたロ
字状のコアとを備えていた。
と、このボビンの外周に巻き付けられた一対の巻線と、
これら一対の巻線のそれぞれの入力側に設けた入力端子
と、前記一対のそれぞれの出力側に設けた出力端子と、
前記ボビンの中心軸部分にその一辺が貫通させられたロ
字状のコアとを備えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において問題
となるのは、コアがボビン中心軸部分に貫通した一辺を
中心軸としてこの一辺に対向する対向辺がボビンの外周
を回動し、これにより他の部品に対して漏洩磁束により
磁気的影響を与えたり、あるいはこのコアにノイズが侵
入したりしやすくなるということであった。そこで本発
明は、コアからの漏洩磁束による他の部品への磁気的影
響を抑制すると共にこのコアへのノイズの侵入をなくす
ることを目的とするものである。
となるのは、コアがボビン中心軸部分に貫通した一辺を
中心軸としてこの一辺に対向する対向辺がボビンの外周
を回動し、これにより他の部品に対して漏洩磁束により
磁気的影響を与えたり、あるいはこのコアにノイズが侵
入したりしやすくなるということであった。そこで本発
明は、コアからの漏洩磁束による他の部品への磁気的影
響を抑制すると共にこのコアへのノイズの侵入をなくす
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は前記コアの一辺に対向する対向辺を覆
うと共にボビンに接着剤により接着固定した係止具を設
けたものである。
るために本発明は前記コアの一辺に対向する対向辺を覆
うと共にボビンに接着剤により接着固定した係止具を設
けたものである。
【0005】
【作用】上記構成とすると、コアの対向辺は係止具によ
り覆われ、この係止具はボビンに接着剤により接着固定
されているのでコアの対向辺がボビン外周を回動するこ
とはなく、よって、コアからの漏洩磁束による他の部分
への磁気的影響を抑制することができると共にこのコア
へのノイズの侵入を抑制することができる。
り覆われ、この係止具はボビンに接着剤により接着固定
されているのでコアの対向辺がボビン外周を回動するこ
とはなく、よって、コアからの漏洩磁束による他の部分
への磁気的影響を抑制することができると共にこのコア
へのノイズの侵入を抑制することができる。
【0006】
【実施例】図1において1は合成樹脂で形成されたボビ
ンで、このボビン1の外周に設けられた溝には図4に示
す一対の巻線2が巻き付けられている。巻線2の図の4
における左側が入力端子3であり右側が出力端子4とな
っている。また、ボビン1の中心軸部分には、貫通孔5
が設けられており、この貫通孔5には図2に示す如くロ
字状となったコア6の一辺6aが貫通させられている。
すなわち、ボビン1は貫通孔5部分で2つに分割され、
この貫通孔5にコア6の一辺をはさんだ状態で合体させ
られその後上記巻線2が巻き付けられているのである。
このコア6は一辺に対向辺6bが図2に示す如くボビン
1の上方に配置された状態で立設され、この状態で合成
樹脂製の係止具7がこの対向辺6bを覆う如く装着され
る。この係止具7は図3に示す如く内天面に対向辺6b
が収納される溝7aが設けられ、この溝7aの両側方に
はそれぞれ段部7bを設け、更に外方に4つの脚7cを
設けている。これらの段部7bはボビンの上部に設けた
段部1aに当接し、脚7cはその外方に設けた接着台1
bに載置されている。この状態において接着台1b上に
は予め接着剤が塗布されているので脚7cと接着台1b
は接着剤により接着固定される。なお、この接着剤がコ
ア6に付着するとコア6に応力を加えて磁気特性を変動
させてしまうのであるが、本実施例においては、接着剤
を設ける接着台1bは段部1aを設け、更にその外方に
設けたので、接着剤がコア6方向に流動して付着するこ
とはなく、よって、その磁気特性を変動させることもな
い。また、接着台1bからの接着剤のコア6方向への流
動を抑制するためにはこの接着台1bはコア6の外方に
向けて下方へ傾斜させることが好ましい。
ンで、このボビン1の外周に設けられた溝には図4に示
す一対の巻線2が巻き付けられている。巻線2の図の4
における左側が入力端子3であり右側が出力端子4とな
っている。また、ボビン1の中心軸部分には、貫通孔5
が設けられており、この貫通孔5には図2に示す如くロ
字状となったコア6の一辺6aが貫通させられている。
すなわち、ボビン1は貫通孔5部分で2つに分割され、
この貫通孔5にコア6の一辺をはさんだ状態で合体させ
られその後上記巻線2が巻き付けられているのである。
このコア6は一辺に対向辺6bが図2に示す如くボビン
1の上方に配置された状態で立設され、この状態で合成
樹脂製の係止具7がこの対向辺6bを覆う如く装着され
る。この係止具7は図3に示す如く内天面に対向辺6b
が収納される溝7aが設けられ、この溝7aの両側方に
はそれぞれ段部7bを設け、更に外方に4つの脚7cを
設けている。これらの段部7bはボビンの上部に設けた
段部1aに当接し、脚7cはその外方に設けた接着台1
bに載置されている。この状態において接着台1b上に
は予め接着剤が塗布されているので脚7cと接着台1b
は接着剤により接着固定される。なお、この接着剤がコ
ア6に付着するとコア6に応力を加えて磁気特性を変動
させてしまうのであるが、本実施例においては、接着剤
を設ける接着台1bは段部1aを設け、更にその外方に
設けたので、接着剤がコア6方向に流動して付着するこ
とはなく、よって、その磁気特性を変動させることもな
い。また、接着台1bからの接着剤のコア6方向への流
動を抑制するためにはこの接着台1bはコア6の外方に
向けて下方へ傾斜させることが好ましい。
【0007】図5〜図7は、本発明の他の実施例を示
し、この実施例では、係止具7に工夫を行ったものであ
る。すなわち係止具の両端側にはコアの両側辺6cを覆
うカバー7dを設けたものである。
し、この実施例では、係止具7に工夫を行ったものであ
る。すなわち係止具の両端側にはコアの両側辺6cを覆
うカバー7dを設けたものである。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明は、ボビンと、この
ボビンの外周に巻き付けられた一対の巻線と、これら一
対の巻線のそれぞの入力側に設けた入力端子と、前記一
対のそれぞれの出力側に設けた出力端子と、前記ボビン
の中心軸部分にその一辺が貫通させられたロ字状のコア
とを備え、前記コアの一辺に対向する対向辺を覆うと共
にボビンに、接着剤により接着固定された係止具を設け
たものである。
ボビンの外周に巻き付けられた一対の巻線と、これら一
対の巻線のそれぞの入力側に設けた入力端子と、前記一
対のそれぞれの出力側に設けた出力端子と、前記ボビン
の中心軸部分にその一辺が貫通させられたロ字状のコア
とを備え、前記コアの一辺に対向する対向辺を覆うと共
にボビンに、接着剤により接着固定された係止具を設け
たものである。
【0009】そして上記構成とすると、コアの対向辺は
係止具により覆われ、この係止具はボビンに接着剤によ
り接着固定されているのでコアの対向辺がボビン外周を
回動することはなく、よって、コアからの漏洩磁束によ
る他の部分への磁気的影響を抑制することができると共
にこのコアへのノイズの侵入を抑制することができる。
係止具により覆われ、この係止具はボビンに接着剤によ
り接着固定されているのでコアの対向辺がボビン外周を
回動することはなく、よって、コアからの漏洩磁束によ
る他の部分への磁気的影響を抑制することができると共
にこのコアへのノイズの侵入を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図
【図2】図1の分解斜視図
【図3】図1の係止具の斜視図
【図4】図1の電気回路図
【図5】本発明の他の実施例の斜視図
【図6】図5の分解斜視図
【図7】図5の係止具の斜視図
1 ボビン 1b 接着台 2 巻線 3 入力端子 4 出力端子 5 貫通孔 6 コア 6a 一辺 6b 対向辺 7 係止具 7c 脚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 浩史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 ボビンと、このボビンの外周に巻き付け
られた一対の巻線と、これら一対の巻線のそれぞれの入
力側に設けた入力端子と、前記一対のそれぞれの出力側
に設けた出力端子と、前記ボビンの中心軸部分にその一
辺が貫通させられたロ字状のコアとを備え、前記コアの
一辺に対向する対向辺を覆うと共にボビンに、接着剤に
より接着固定された係止具を設けたラインフィルタ。 - 【請求項2】 係止具はボビンの両端において係止具の
一辺と対向辺を接続した側辺を覆うカバーを有する請求
項1に記載のラインフィルタ。 - 【請求項3】 ボビンの両端のコアの外方に接着台を設
けこの接着台に係止具の脚部を載置させ、この接着台に
おいて脚部を接着剤で接着固定した請求項1又は2記載
のラインフィルタ。 - 【請求項4】 接着台はコアの外方に向けて下方に傾斜
させた請求項3記載のラインフィルタ。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5892795A JPH08255721A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | ラインフィルタ |
EP99118612A EP0962948B1 (en) | 1994-11-04 | 1995-11-02 | Line filter |
EP99118603A EP0962947A3 (en) | 1994-11-04 | 1995-11-02 | Line filter |
PCT/JP1995/002246 WO1996014643A1 (fr) | 1994-11-04 | 1995-11-02 | Filtre de ligne |
DE69530620T DE69530620T2 (de) | 1994-11-04 | 1995-11-02 | Netzfilter |
EP95936090A EP0740317B1 (en) | 1994-11-04 | 1995-11-02 | Line filter |
DE69523138T DE69523138T2 (de) | 1994-11-04 | 1995-11-02 | Netzfilter |
CN95191116A CN1069992C (zh) | 1994-11-04 | 1995-11-02 | 线路滤波器 |
US08/666,301 US5870011A (en) | 1994-11-04 | 1995-11-02 | Line filter |
EP99118640A EP0978851A1 (en) | 1994-11-04 | 1995-11-02 | Line filter |
TW084111660A TW423213B (en) | 1994-11-04 | 1995-11-03 | Line filter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5892795A JPH08255721A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | ラインフィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08255721A true JPH08255721A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13098471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5892795A Pending JPH08255721A (ja) | 1994-11-04 | 1995-03-17 | ラインフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08255721A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08288151A (ja) * | 1995-04-20 | 1996-11-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ラインフィルタ |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP5892795A patent/JPH08255721A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08288151A (ja) * | 1995-04-20 | 1996-11-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ラインフィルタ |
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