JPH08255219A - ハンディ型イメージスキャナー - Google Patents

ハンディ型イメージスキャナー

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JPH08255219A
JPH08255219A JP7083466A JP8346695A JPH08255219A JP H08255219 A JPH08255219 A JP H08255219A JP 7083466 A JP7083466 A JP 7083466A JP 8346695 A JP8346695 A JP 8346695A JP H08255219 A JPH08255219 A JP H08255219A
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mirror
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Soichi Yoshitani
壮一 吉谷
Shinya Iwawaki
信也 岩脇
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SMK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置全体が大型化せず、手動操作してもミラ
ー(8)を等角速度で回転させ、画像認識率を低下させ
ないハンディ型イメージスキャナーを提供することを目
的とする。 【構成】 手動操作機構とミラーホルダー(9)は、ミ
ラーホルダー(9)が駆動開始位置に至るまで係合す
る。駆動開始位置でミラーホルダー(9)は、手動走査
機構との係合が解除され、駆動バネ(16)とダンパー
(18)により等角速度で回動する。この回動を利用し
てミラー(8)を回動させ、手動操作機構に影響されず
に等速度の副走査を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、文字のイメージを入力して文
字認識する文字認識装置等で用いられるハンディ型イメ
ージスキャナーに関し、特に画像からの反射光である二
次元イメージを、ミラーを回転させることにより順次一
次元イメージセンサーに導光し、一次元イメージセンサ
ーで二次元イメージを入力するハンディ型イメージスキ
ャナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のイメージスキャナーにおける文
字、図形などの画像入力には、CCDエリアセンサー等
の二次元イメージセンサーを用いていた。しかしなが
ら、二次元イメージセンサーは高価であり、又装置全体
が大型化することから、ハンディ型イメージスキャナー
においては、一次元イメージセンサーを二次元イメージ
の読み取りに用いたものが多数商品化されている。
【0003】この読み取り部を図13において説明する
と、103は、ハンディ型イメージスキャナー100の
ケース本体底面に開口した画像読み取り窓で、後述する
一次元イメージセンサー107の主操作方向(x方向)
を長手方向として長方形状の窓孔となっている。
【0004】LED102から照射され画像紙面上で反
射した画像の反射光である二次元イメージは、画像読み
取り窓103を通過し、ケース本体に枢支されたミラー
105で集光レンズ106の方向に導光される。
【0005】集光レンズ106は、この反射光を一次元
イメージセンサー107上に結像し、一次元イメージセ
ンサー107は、この反射光をx方向に1行主走査し、
光電変換して2値信号からなるイメージデータとする。
【0006】このように一次元イメージセンサー107
は、反射光による二次元イメージのx方向の1行のみを
読み取るため、ミラー105を回転させ、y方向の各行
の反射光を、順次一次元センサー107上へ結像させ、
y方向の副走査を行って二次元イメージデータを得てい
る。
【0007】このミラー105の回転は、一次元センサ
ー107による主走査と同期させる必要があるため、ス
テッピングモーターなどを駆動源として正確に等角速度
で回転させる必要があり、機構が複雑となり、装置全体
が大型化するとともに、コスト高の原因となっていた。
【0008】そこで、ハンディ型イメージスキャナーで
は、手動でミラーを回転させるものが知られている。
【0009】これを図14及び図15に示すようなハン
ディ型イメージスキャナー110で説明すると、ケース
本体111には、長方形枠状の光学系フレーム112が
ケース本体111の長手方向に沿って収容され、この光
学系フレーム112に、赤色LED113を実装した補
助基板114、ミラー115を底面側に固着したミラー
ホルダー116、ミラーホルダー116を回転させる回
転機構である伝達リンク117、集光レンズ118を収
容したレンズホルダー119と一次元イメージセンサー
120を実装した支持基板121のそれぞれが取り付け
られている。
【0010】ミラー115を底面側で支持するミラーホ
ルダー116は、外側面に一体に設けられた枢軸116
aによって、光学系フレーム112に枢支され、枢軸1
16aに巻回されたねじりバネ(図示せず)により図1
5において時計方向に付勢されている。
【0011】ミラーホルダー116の後方(図中右方)
よりには、同様に回動自在に光学系フレーム112に支
持されたコの字状の伝達リンク117が配設され、その
前端部117aがミラーホルダー116に当接し、伝達
リンク117の揺動でねじりバネに抗してミラーホルダ
ー116を回動するようにしている。
【0012】伝達リンク117の連結部117bの上方
には、読み取りボタン122が配設され、ミラーホルダ
ー116、伝達リンク117及び読み取りボタン122
でミラー115を回転させる副走査機構が構成されてい
る。
【0013】読み取りボタン122を押し下げるとその
キーステム122aが連結部117bに当接し、伝達リ
ンク117を図15で時計方向に回動し、伝達リンク1
17の回動でミラーホルダー116に取り付けられたミ
ラー115が反時計方向に回転する。
【0014】従って、副走査範囲S内にある画像の二次
元イメージは、副走査方向(y方向)に沿って順次ミラ
ー115で反射して、集光レンズ6を介して、一次元イ
メージセンサー120へ導光される。
【0015】このようにして、一次元イメージセンサー
120によって二次元イメージのx方向の1行を主走査
すると共に、ミラー115を回転させ、y方向の各行の
二次元イメージを順次一次元センサー120上へ結像さ
せ、y方向の副走査を行い、二次元イメージデータを得
ている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】しかしながら、読み取りボタン122を押
し下げ、手動でミラー115を回転させる場合には、読
み取りボタン122を押し下げる速度に個人差があり、
また、同一の者であっても、副走査の間に押し下げる速
度が変化する。
【0018】従って、その都度、副走査(y方向)の読
み取り速度が変化し、画像認識率が低下するという問題
があった。
【0019】このため、図13に示すように、ミラー1
05の回転角度を検出するロータリーエンコーダ108
を設けて副走査方向(y方向)の画像入力位置を検出
し、副走査の速度が変化しても補正できるようにしてい
る。しかしながら、この方法にあってもロータリーエン
コーダ108を設置する必要があり、装置全体が大型化
するためハンディ型のハンディ型イメージスキャナーに
は採用できないものであった。
【0020】この発明は、以上の問題点を解決するため
になされたもので、装置全体が大型化せず、手動操作し
てもミラーを等角速度で回転させ、画像認識率を低下さ
せないハンディ型イメージスキャナーを提供することを
目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ため、請求項1の発明は、底面に主走査方向(x方向)
を長手方向として画像読み取り窓を開口形成したケース
本体と、画像読み取り窓から受けた二次元イメージを反
射し、レンズを介して一次元イメージセンサーへ導光す
るミラーと、導光された二次元イメージを主走査する一
次元イメージセンサーと、ミラーを回動させて副走査方
向(y方向)に展開する二次元イメージを順次一次元イ
メージセンサー上へ導光し、一次元イメージセンサーに
よって副走査させる副走査機構とを備えたハンディ型イ
メージスキャナーにおいて、副走査機構は、ケース本体
に枢支され、ミラーを一体に支持したミラーホルダー
と、ミラーホルダーと係合して、ミラーホルダーを手動
により待機位置から駆動開始位置まで回動し、駆動開始
位置でミラーホルダーとの係合を解除する手動操作機構
と、駆動開始位置から待機位置の方向にミラーホルダー
を回動させるように付勢する駆動バネと、ミラーホルダ
ーの回動を制動するダンパーとを備え、ミラーホルダー
が、駆動開始位置から待機位置に回動する間に副走査を
行い、ミラーの回動が副走査中に等角速度運動となるよ
うに、ミラーホルダーの回動を駆動バネに抗してダンパ
ーで制動したことを特徴とする。
【0022】更に、請求項2の発明は、手動操作機構
は、ケース本体と一体にケース本体底面より突設した案
内プレートと、案内プレートに嵌挿され、復帰スプリン
グにより上方に付勢された押釦と、一端の支持ピンを押
釦に掛着させ、他端の係合ピンの先端を案内プレートに
凹設されたリング状の溝カムに緩挿したコの字状クラン
クピンとを備え、押釦が上下動するに従って、係合ピン
が溝カムに沿って一方向に回転するように、溝カムの上
思案点と下思案点位置に戻り止め断部を形成し、押釦を
手動で押し下げて、係合ピンの先端が溝カムの上思案点
から下思案点に移動する間に、係合ピンをミラーホルダ
ーの係合突起と係合させ、ミラーホルダーを待機位置か
ら駆動開始位置まで回動させたことを特徴とする。
【0023】更に、請求項3の発明は、手動操作機構
は、ケース本体に枢支され、復帰バネにより一方向に回
動するように付勢された扇型歯車と、扇型歯車を、待機
位置から駆動開始位置まで前記復帰バネで回動する方向
と反対方向に、手動で回動させる押釦とを備え、ミラー
ホルダーは、扇型歯車と噛合する受動歯車と、受動歯車
が一方向にのみ回転するように逆回転を規制する戻り止
め爪とを備え、扇型歯車を手動で回動するときには、扇
型歯車が、戻り止め爪により回転を規制された受動歯車
と係合して、ミラーホルダーを待機位置から駆動開始位
置まで回動させ、受動歯車との噛合が解除される駆動開
始位置で、ミラーホルダーとの係合を解除したことを特
徴とする。
【0024】更に、請求項4の発明は、押釦に押釦の下
降で作動する起動スイッチを設け、押釦が押し下げられ
たときに起動スイッチを作動させて一次元イメージセン
サーを起動させたことを特徴とする。
【0025】
【作用】請求項1の発明は、手動操作機構を手動により
動作させると、手動操作機構と係合するミラーホルダー
が、駆動バネに抗して待機位置から駆動開始位置まで回
動する。駆動開始位置までミラーホルダーが回動する
と、ミラーホルダーは、手動操作機構との係合が解除さ
れ、駆動バネに付勢されて逆方向に回動を開始する。
【0026】ミラーホルダーが駆動開始位置から回動を
開始すると、ミラーホルダーに一体に支持されたミラー
もミラーホルダーと共に回動する。
【0027】この回動中に、画像の副走査を開始する
と、画像読み取り窓から受けた二次元イメージは、ミラ
ーで反射され一次元イメージセンサーで主操作されると
共に、ミラーが回動することにより、副走査方向(y方
向)に展開する二次元イメージが順次ミラーで反射さ
れ、一次元イメージセンサー上に導光され、一次元イメ
ージセンサーによって副走査される。
【0028】この副走査中のミラーの回動は、駆動バネ
に抗したダンパーによって、等角速度運動となるように
制動され、一定の副走査速度に保たれる。
【0029】また、この回動の際にミラーホルダーは、
手動操作機構との係合が解除されているので、手動操作
速度に無関係で回動する。
【0030】従って、手動操作機構を手動で動作させて
も、ミラーをほぼ等角速度で回転させることができ、等
副走査速度が得られる。
【0031】請求項2の発明は、押釦が押圧される前に
は、押釦は復帰スプリングにより上方に付勢され、係合
ピンの先端は、溝カムの上思案点に位置する。
【0032】押釦を、復帰スプリングに抗して手動で押
し下げると、係合ピンは上思案点近くの戻り止め断部と
反対方向に溝カムに沿って移動し、上思案点から下思案
点に移動する。この移動の際に、係合ピンがミラーホル
ダーの係合突起と係合し、ミラーホルダーを待機位置か
ら駆動開始位置まで回動させる。
【0033】係合ピンが下思案点に達する前に、ミラー
ホルダーとの係合は解除される。係合ピンとの係合が解
除されたミラーホルダーは、駆動バネに付勢されて駆動
開始位置から回動を開始する。
【0034】係合ピンが戻り止め断部を越えた下思案点
の位置で、押釦の押圧を解除すると、復帰スプリングの
作用によって、係合ピンは、下方の戻り止め断部と反対
方向に、溝カムの上思案点に向かって移動する。
【0035】従って、カム溝内で係合ピンが上方から下
方へ移動する経路と、下方から上方へ移動する経路とは
異なり、係合ピンが下方から上方へ復帰する際には、ミ
ラーホルダーと係合せず、この機構を利用して、押釦の
移動と無関係にミラーホルダーを回動させることができ
る。
【0036】請求項3の発明では、押釦が押圧される前
には、押釦は扇型歯車と供に復帰バネにより上方に付勢
され、扇型歯車は、ミラーホルダーに備えられた受動歯
車と噛合し、ミラーホルダーを待機位置としている。
【0037】押釦を復帰バネに抗して、押圧すると扇型
歯車が回動する。このとき、受動歯車は、戻り止め爪に
より回転を規制されているので、受動歯車は、扇型歯車
と噛合したまま係合し、扇型歯車の回動に従って回動す
る。
【0038】受動歯車が扇型歯車との噛合が解除する駆
動開始位置まで回動すると、ミラーホルダーは、駆動バ
ネに付勢されて回動を開始する。
【0039】その後、押釦の押圧を解除すると、復帰バ
ネの作用によって、扇型歯車は、反対方向に回動し復帰
する。
【0040】ミラーホルダーの回動は、ダンパーによっ
て制動を受けているので、扇形歯車の復帰速度は、ミラ
ーホルダーの復帰速度を上回る。そこで、押圧解除のタ
イミングによっては、回動の途中で扇型歯車は、受動歯
車と噛合位置となるが、受動歯車が回転するので、ミラ
ーホルダーとは係合しない。
【0041】従って、この機構を利用して、押釦の移動
と無関係にミラーホルダーを回動させることができる。
【0042】請求項4の発明では、押釦が押し下げられ
たときに起動スイッチが作動し、一次元イメージセンサ
ーを起動させるので、一次元イメージセンサーを起動さ
せるスイッチの押釦とミラーを駆動開始位置まで移動さ
せる押釦を兼用できる。
【0043】
【実施例】以下図面に従って本発明に係るハンディ型イ
メージスキャナーの好適な一実施例について説明する。
【0044】図1は、本実施例のハンディ型イメージス
キャナーの平面図、図2は、光学系ユニット3の斜視
図、図3は、その側面図、図4は、押釦の分解斜視図で
ある。
【0045】図1において、1は、本実施例に係るハン
ディ型イメージスキャナーで、合成樹脂性の外ケース2
a内に、長方形枠状の光学系ユニット3を外ケース2a
の長手方向(y方向)に沿って収容している。
【0046】光学系ユニットのフレーム4の底面は、外
ケース2の底面側で露出し、光学系ユニットのフレーム
4と外ケース2aでケース本体2を構成している。
【0047】この光学系ユニット3には、光学系を構成
する赤色LED5、ミラー8を底面側に固着したミラー
ホルダー9(図2参照)、集光レンズ6を収容したレン
ズホルダー7と一次元イメージセンサー11を実装した
支持基板12のそれぞれが取り付けられると供に、フレ
ーム4の底面に、一次元イメージセンサー11の主走査
方向(x方向)を長手方向とする画像読み取り窓13が
穿設されている。
【0048】このように全ての光学系の要素を一体の光
学系ユニット3に備えることにより、ユニット化し組立
の取扱いを容易にするとともに、相対位置を固定し、組
立の際の取付け位置ずれによる光軸ずれを防止するもの
である。
【0049】3個の赤色LED5は、それぞれフレーム
4の底面に穿設された画像読み取り窓13を通して入力
しようとする画像を照射するように、斜め下方に向けて
フレーム4に取り付けられている。
【0050】図2に示すように、画像読み取り窓13
は、アクリル等からなる透明のプラスチック材料で成形
された透明カバー14で施蓋され、ケース本体2内に塵
等が侵入しないようになっている。
【0051】画像読み取り窓13を通過した入力画像か
らの反射光は二次元イメージとして、ミラー8で、集光
レンズ6の方向へ反射される。赤色LED5は、入力し
ようとする画像の位置でミラー8となす角度の2等分線
が、該画像位置での鉛直線となる位置であって、しかも
ミラー8と集光レンズ6を結ぶ光路をはずす位置に取り
付けらている。
【0052】図1及び図2に示すように、光学系ユニッ
ト3の後方には、集光レンズ6を収容したレンズホルダ
ー7と一次元イメージセンサー11を実装した支持基板
12が取り付けられ、ミラー8で反射した光を集光レン
ズ6で一次元イメージセンサー11上へ結像する。
【0053】この様に、一次元イメージセンサー11
は、画像読み取り窓13からの二次元イメージについ
て、x方向の一行を主走査するが、以下説明するミラー
8を回動させる副走査機構によって、順次y方向の各行
を副走査する。
【0054】副走査機構は、フレーム4に枢支され、ミ
ラー8を底面側に一体に固着して支持したミラーホルダ
ー9と、ミラーホルダー9を手動により待機位置から駆
動開始位置まで回動し、駆動開始位置でミラーホルダー
9との係合を解除する手動操作機構17と、駆動開始位
置から待機位置の方向にミラーホルダーを回動させるよ
うに付勢する駆動バネ16と、ミラーホルダー9の回動
を制動するダンパー18とを備えている。
【0055】ミラーホルダー9は、両端に一体に突設さ
れた枢軸9aによってフレーム4に枢支され、一方の枢
軸9a側には、扇状の板カム19が枢軸9aと直交する
方向に一体に形成されている。
【0056】板カム19の外側面には、板カム19と一
体に、引掛け片19aが板カム19の扇状面と平行に突
設されている。
【0057】図3に示すように、この引掛け片19aと
フレーム4との間には、駆動バネである引っ張りスプリ
ング16が張架され、ミラーホルダー9を図中時計方向
に付勢するようにしている。
【0058】引っ張りスプリング16により、図中時計
方向に付勢されたミラーホルダー9は、扇状の板カム1
9がフレーム4の底面から突接されたストッパー29に
当接し、この位置をミラーホルダー9の待機位置として
いる。
【0059】板カム19の円弧部分には、オイルダンパ
ー18の歯車18aと噛み合う歯19bが切り込み形成
され、ミラーホルダー9の回動をオイルダンパー18で
制動するようにしている。
【0060】オイルダンパー18は、その軸心が枢軸9
aと平行で、相互の歯車のピッチ円が接するように、ミ
ラーホルダー9の前方のフレーム4に取り付けられてい
る。
【0061】板カム19の枢軸9a後方(図3で左方)
には、係合突起19cが突設され、その後方端は、手動
操作機構17を構成する押釦20の側面に形成された切
り欠き20bを貫通し、押釦20内に突出している。
【0062】手動操作機構17の構成は、図4及び図5
により説明する。
【0063】図4において、21は、フレーム4の底面
から上方にフレーム4と一体に突設された案内プレート
で、その表面21aには、後述する溝カム22が凹設さ
れている。
【0064】合成樹脂製の押釦20は、この案内プレー
ト21の上部を押釦20内に穿設したプレート収容室2
0a内に嵌挿し、案内プレート21をガイドとして上下
に移動する。
【0065】また、押釦20の背面側には、フレーム4
との間に復帰スプリング23である圧縮スプリングが配
置され、押釦20を上方へ付勢している。
【0066】24は、押釦20の上面に掛着し、プレー
ト収容室20aに連通する取付孔20dよりプレート収
容室20a内に配設されたクランクピンである。
【0067】このクランクピン24は、コの字状に折り
曲げて、コの字の一端のピンを支持ピン24aとして、
押釦20の上面に掛着すると供に、他端のピンを係合ピ
ン24bとして、その先端がプレート収容室20aに嵌
挿された案内プレート21の溝カム22に緩挿するよう
にしている。
【0068】この係合ピン24bの先端が、常時溝カム
22の内底面に当接し、溝カム22から脱落しないよう
に、金属板から切り起こして形成した板バネ25によっ
て、クランクピン24の連結部24cを案内プレート2
1方向に付勢している。
【0069】板バネ25は、押釦20の正面に切り欠か
れた窓孔20cよりプレート収容室20aに挿入し、そ
の両腕部25aの係合孔25bを押釦20の側面のロッ
ク突起20eに係合させて、押釦20に取り付けられて
いる。
【0070】図5は、押釦20の上下動に従って、溝カ
ム22内を移動するクランクピン24の運動を示したも
のである。
【0071】同図に示すように、前述の押釦20の側面
の切り欠き20bを貫通した係合突起19cは、待機位
置で溝カム22の上思案点22a近傍の位置まで突出し
ている。
【0072】なお、溝カム22はリング状の溝で、同図
(e)に示すように、上思案点22aと下思案点22b
近傍に、それぞれ戻り止め断部22c、22dが形成さ
れ、また、この断部間は、反時計回りの方向に緩やかな
傾斜のテーパー面が形成され、内定面が徐々に浅くなっ
ている。
【0073】押釦20が押圧される前には、押釦20は
復帰スプリング23により上方に付勢されているので、
係合ピン24bの先端は、同図(a)のように、溝カム
22の上思案点22aに位置する。
【0074】この上思案点22a近くには、図中時計方
向の回転を規制する戻り止め断部22cが形成されてい
るので、押釦20を、復帰スプリング23に抗して手動
で押し下げると、係合ピン24bは、上思案点22aか
ら反時計方向に溝カム22に沿って移動する。
【0075】この移動の際に、同図(a)(b)のよう
に、係合ピン24bは、板カム19の係合突起19cと
係合し、ミラーホルダー9を待機位置から駆動開始位置
まで回動させる。
【0076】係合ピン24bが下思案点22bに達する
直前に、係合突起19cとの係合は解除される。
【0077】係合ピン24bとの係合が解除されたミラ
ーホルダー9は、引張りスプリング16に付勢されて駆
動開始位置から回動を開始する。
【0078】係合ピン24bが戻り止め断部22dを越
えた同図(c)の下思案点22bの位置で、押釦20の
押圧を解除すると、復帰スプリング23の作用によっ
て、係合ピン24bは、下方の戻り止め断部22dと反
対方向に、溝カム22の上思案点22aに向かって移動
する。
【0079】この溝カム22内で係合ピン24bが上方
へ復帰する同図(d)の位置では、係合ピン24bは、
ミラーホルダーと係合せず、押釦20の移動と無関係に
ミラーホルダー9が回動している。
【0080】係合ピン24bは、この後、復帰スプリン
グ23の作用によって、更に溝カム22に沿って上方へ
移動し、上方の戻り止め断部22cを越えて同図(a)
の上思案点22aの位置に復帰する。
【0081】なお、押釦20の背面側には、図3及び図
4に示すように前記復帰スプリングと隣接して、スイッ
チ室20fが形成され、このスイッチ室20fの内頂面
にコの字状可動接点26が取り付けられている。
【0082】可動接点26と対向するフレーム4の底面
位置には、固定接点となる接点スプリング27が配接さ
れ、押釦20を押し下げると両者が接触し、可動接点2
6と接点スプリング27からなるスイッチ28の回路が
閉じる。
【0083】このスイッチ28が閉じると、赤色LED
5が点灯し、一次元イメージセンサー11が起動する。
【0084】次に、このように構成されたハンディ型イ
メージスキャナー1における副走査機構の作用を図6乃
至図9で説明する。
【0085】図に示すように、ミラーホルダー9の枢軸
9aは、副走査範囲Sのそれぞれ図中左端からミラー
8、集光レンズ6を介して一次元イメージセンサー11
までの物像間距離と同右端から一次元イメージセンサー
11までの物像間距離(共役長)の差を最小限とするよ
うに、図中副走査範囲Sを直角二等分する線上に位置し
ている。
【0086】図6に示す待機位置で、板カム19の下端
はストッパー29に当接し、この状態では、赤外LED
5、一次元イメージセンサー11等いずれの回路も駆動
していない。
【0087】前述のように、押釦20を押し下げると、
クランクピン24と板カム19の係合突起19cが係合
し、ミラーホルダー9を図中時計方向に回動させる。
【0088】図7に示す駆動開始位置まで、ミラーホル
ダー9が回動すると、クランクピン24と係合突起19
cとの係合がはずれ、同時に押釦の可動接点26が接点
スプリング27に接触し、スイッチ回路が閉じる。
【0089】従って、この駆動開始位置から赤色LED
5が点灯し、一次元イメージセンサー11が起動する。
【0090】しかしながら、このときのミラー5の位置
は、副走査範囲Sの左側からの反射光を集光レンズ6方
向へ反射し、一次元イメージセンサー11は、まだ副走
査を行わない。
【0091】図7の駆動開始位置からは、クランクピン
24との係合が解かれるので、ミラーホルダー9は、引
張りスプリング16により引っ張られ、図中反時計方向
に回動を開始する。
【0092】このとき、ミラーホルダー9の回動は、同
時にオイルダンパー18からの制動も受けるので、緩や
かに回動する。
【0093】図10は、駆動開始位置からの時間とミラ
ーホルダー9の回動による累積回転角度との関係を表し
たもので、駆動開始後の一定期間(t1からt2)に、
オイルダンパー18と引張りスプリング16の力が拮抗
し、ミラーホルダー9がほぼ等角速度で回動する。
【0094】本実施例では、このt1からt2の期間を
副走査期間とするもので、前記スイッチが閉じてから、
t1後の図8に示す状態で副走査を開始し、t2後の図
9に示す状態で副走査を終了させるものである。
【0095】これらの副走査のタイミング制御は、図示
しないハンディ型イメージスキャナーに備えられたタイ
マー回路と制御回路により行われる。
【0096】図8に示す副走査開始位置で、ミラーホル
ダー9は、駆動開始位置から僅かに反時計方向に回動
し、ミラー8は、副走査範囲S内の図中最も左側からの
二次元イメージを集光レンズ6方向へ反射している。
【0097】その後、図9に示す副走査終了位置までミ
ラーホルダー9は、押釦の上下動と無関係に等角速度で
回動し、図中左から右の方向の副走査範囲Sの二次元イ
メージを順次一次元イメージセンサー11へ導光する。
【0098】図9に示す副走査終了位置では、ミラー8
は、副走査範囲Sの図中最も右側の位置からの二次元イ
メージを集光レンズ6方向へ反射している。
【0099】副走査を終了した後も、ミラーホルダー9
は引張りスプリング16により回動を続け、板カム19
の下端がストッパー29に当接して、図6に示す待機位
置に復帰する。
【0100】一方、押釦20は、図7の駆動開始位置か
ら更に押し下げられ、係合ピン24bが、戻り止め断部
22dを越えて溝カム22の下思案点22bに達する位
置で、押し下げられなくなる。
【0101】従って、この位置で押釦20の押圧を解除
すると、復帰スプリング23の作用によって、係合ピン
24bは、前述の通りミラーホルダー9の回動と無関係
に溝カム22に沿って上思案点22aまで移動し、押釦
は、初期位置に復帰する。
【0102】図11及び図12は、本発明の第二の実施
例を示すもので、第一実施例と異なる手動操作機構を用
いたものである。
【0103】この第二の実施例における手動操作機構3
0は、扇型歯車31と、扇型歯車31を図中時計方向に
付勢する復帰スプリング32と、押し下げることによ
り、扇型歯車31を復帰スプリング32に抗して反時計
方向に回動させる押釦33とを備えている。
【0104】また、第一の実施例における板カム19の
係合突起19cに替えて、係合突起19cの位置に扇型
歯車31と噛み合う受動歯車35を回転可能に取り付け
たものである。
【0105】この受動歯車35は、戻り止め爪34によ
って、反時計方向(図中矢印方向)にのみ回転可能とな
っている。
【0106】押釦33は、第一実施例と同様、案内プレ
ート21をガイドとして上下に移動する。
【0107】また、案内プレート21は、扇形歯車31
を回動自在に支持している。
【0108】尚、その他の構成は、第一の実施例と同一
であるため、その説明を省略する。
【0109】図11に示すように、押釦33が押圧され
る前には、押釦33は、扇型歯車31と供に復帰スプリ
ング32により上方に付勢され、扇形歯車31の後端
が、案内プレート21と一体のストッパー36に当接し
て、扇形歯車31の回動が規制されている。
【0110】この状態で、扇型歯車31は、板カム19
に軸支された受動歯車35と噛合し、ミラーホルダー9
も、ストッパー29に当接して待機位置となっている。
【0111】押釦33を復帰スプリング32に抗して、
押圧すると扇型歯車31が反時計方向に回動する。
【0112】このとき、受動歯車35は、戻り止め爪3
4により時計方向の回転を規制されているので、受動歯
車35は、扇型歯車31と噛合したまま係合し、扇型歯
車31の回動に従って板カム19が時計方向に回動す
る。
【0113】図12に示すように、受動歯車35と扇型
歯車31との係合が解除する駆動開始位置まで両者が回
動すると、板カム19すなわちミラーホルダー9は、駆
動バネ16に付勢されて時計方向の回動を開始する。
【0114】その後、押釦33の押圧を解除すると、復
帰スプリング32の作用によって、扇型歯車31は、時
計方向に回動し、図11の位置でストッパー36に当接
し、復帰する。
【0115】この回動の途中で、扇型歯車31の復帰速
度がダンパー18により制動を受ける板カム19の復帰
速度を上回るので、扇型歯車31は、板カム19の受動
歯車35と噛合位置となるが、受動歯車35が反時計方
向に回転し、板カム19とは係合しない。
【0116】従って、図12の駆動開始位置からミラー
ホルダー9は、押釦による影響を受けずに、オイルダン
パー18と、引張りスプリング16との作用により、緩
やかに回動し、この手動操作機構を用いて、第一の実施
例と同様に、押釦の移動と無関係にミラーホルダー9を
回動させることができる。
【0117】また、この第二の実施例においても、押釦
33の押し下げにより動作するスイッチ28を設けれ
ば、赤外LED5、一次元イメージセンサー11を起動
させるための押釦と兼用することができる。
【0118】上記実施例において、スイッチ28は、突
き当て接触型のスイッチで説明したが、スライドスイッ
チとしてもよい。
【0119】また、上記実施例において、駆動バネ16
は、引張りスプリングとしたが、同一の付勢方向であれ
ば、圧縮スプリングを用いてもよい。
【0120】更に、上記実施例において、ダンパー18
からの制動を歯車伝動によりミラーホルダー9に伝達
し、ミラーホルダー9の回動の制動しているが、例えば
カム機構など接触伝動機構を用いてもよい。
【0121】更に、上記実施例において、ダンパー18
は、オイルダンパーを用いた例で説明しているが、これ
に限らず、摩擦式ダンパーを用いてもよい。
【0122】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一次元イ
メージセンサー11を用いて、二次元イメージの入力を
行うので、イメージスキャナーを大型化することなく、
また、安価に製造することができる。
【0123】また、手動入力で、ミラー8を回動し副走
査を行うので、ステッピングモーター等を使用してミラ
ー8を回動させるものに比べて、電力を消費することな
く、小型、軽量でかつ安価なイメージスキャナーを製造
することができる。
【0124】従って、ハンディ型イメージスキャナーに
特に適している。
【0125】更に、手動走査機構との係合が解除してい
る駆動開始位置から待機位置までミラーホルダー9が回
動している間に副走査を行うので、手動走査機構からの
人偽的な作用を受けず、繰り返し副走査を行っても、毎
回同一の状態で副走査を行うことができる。
【0126】従って、副走査方向の読み取り速度が変化
しても、補正が容易で、画像認識率が低下しない。
【0127】更に、この副走査中は、オイルダンパー1
8と引張りスプリング16の力が拮抗し、ミラーホルダ
ー9がほぼ等角速度で回動するので、ミラー8もほぼ等
角速度で回動し、ステッピングモーター等を用いずに等
速度の副走査を行うことができる。
【0128】また、ミラー8の回転速度を検出するため
のロータリーエンコーダーも不要となる。
【0129】従って、手動でミラーを回転させても画像
認識率が低下せず、簡単な手動操作機構を採用すること
ができ、ハンディ型イメージスキャナーの装置全体を小
型化し、製造コストを下げることができる。
【0130】請求項2と請求項3の発明によれば、押釦
20、33を押し下げて、ミラーホルダー9を駆動開始
位置まで移動させると供に、押釦20、33が復帰する
ときには、ミラーホルダー9との係合が解かれているの
で、押釦20、33の押し下げ速度と無関係にミラーホ
ルダー9を回動させることができる。
【0131】従って、駆動開始位置後に副走査を行うこ
とができ、手動走査機構からの人偽的な作用を受けず、
繰り返し副走査を行っても、毎回同一の状態で副走査を
行うことができる。
【0132】請求項4の発明によれば、押釦が押し下げ
られたときに、スイッチが作動させ、赤外LED、一次
元イメージセンサー11を起動させるので、これらの素
子を起動させるスイッチの押釦とミラーを駆動開始位置
まで移動させる押釦を兼用できる。
【0133】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のハンディ型イメージスキ
ャナー1の平面図である。
【図2】光学系ユニット3の分解斜視図である。
【図3】光学系ユニット3の側面図である。
【図4】押釦20の分解斜視図である。
【図5】押釦20の上下動に従って、溝カム22内を移
動するクランクピン24の運動を示したものであり、
(a)は、押釦20を押し下げる前、(b)は、押釦2
0を下方に押し下げているとき、(c)は、押釦20を
最下点まで押し下げたとき、(d)は、押釦20が上方
に復帰しているとき、の係合ピン24bの先端の溝カム
22内での各位置を示した説明図、(e)は、溝カム2
2に沿って切断した断面図である。
【図6】待機位置のハンディ型イメージスキャナー1の
要部概略断面図である。
【図7】駆動開始位置のハンディ型イメージスキャナー
1の要部概略断面図である。
【図8】副走査開始位置のハンディ型イメージスキャナ
ー1の要部概略断面図である。
【図9】副走査終了位置のハンディ型イメージスキャナ
ー1の要部概略断面図である。
【図10】駆動開始位置からの時間とミラーホルダー9
の回動による累積回転角度との関係を表したグラフであ
る。
【図11】本発明の第二実施例に係るハンディ型イメー
ジスキャナーの待機位置を示す要部概略断面図である。
【図12】図11の駆動開始位置を示す要部概略断面図
である。
【図13】従来のハンディ型イメージスキャナー100
の読み取り部の要部斜視図である。
【図14】従来のハンディ型イメージスキャナー100
の平面図である。
【図15】図14の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ハンディ型イメージスキャナー 2 ケース本体 6 レンズ 8 ミラー 9 ミラーホルダー 11 一次元イメージセンサー 13 画像読み取り窓 16 駆動バネ 18 ダンパー 19c 係合突起 20 押釦 21 案内プレート 22 溝カム 22a 上思案点 22b 下思案点(22b) 22c、22d 戻り止め断部 23 復帰スプリング 24 クランクピン 24a 支持ピン 24b 係合ピン 28 起動スイッチ 31 扇型歯車 32 復帰バネ 33 押釦 34 戻り止め爪 35 受動歯車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に主走査方向(x方向)を長手方向
    として画像読み取り窓(13)を開口形成したケース本
    体(2)と、 画像読み取り窓(13)から受けた二次元イメージを反
    射し、レンズ(6)を介して一次元イメージセンサー
    (11)へ導光するミラー(8)と、 導光された二次元イメージを主走査する一次元イメージ
    センサー(11)と、 ミラー(8)を回動させて副走査方向(y方向)に展開
    する二次元イメージを順次一次元イメージセンサー(1
    1)上へ導光し、一次元イメージセンサー(11)によ
    って副走査させる副走査機構とを備えたハンディ型イメ
    ージスキャナーにおいて、 副走査機構は、ケース本体(2)に枢支され、ミラー
    (8)を一体に支持したミラーホルダー(9)と、 ミラーホルダー(9)と係合して、ミラーホルダー
    (9)を手動により待機位置から駆動開始位置まで回動
    し、駆動開始位置でミラーホルダー(9)との係合を解
    除する手動操作機構と、 駆動開始位置から待機位置の方向にミラーホルダー
    (9)を回動させるように付勢する駆動バネ(16)
    と、 ミラーホルダー(9)の回動を制動するダンパー(1
    8)とを備え、 ミラーホルダー(9)が、駆動開始位置から待機位置に
    回動する間に副走査を行い、ミラー(8)の回動が副走
    査中に等角速度運動となるように、ミラーホルダー
    (9)の回動を駆動バネ(16)に抗してダンパー(1
    8)で制動したことを特徴とするハンディ型イメージス
    キャナー。
  2. 【請求項2】 手動操作機構は、ケース本体(2)と一
    体にケース本体(2)底面より突設した案内プレート
    (21)と、 案内プレート(21)に嵌挿され、復帰スプリング(2
    3)により上方に付勢された押釦(20)と、 一端の支持ピン(24a)を押釦(20)に掛着させ、
    他端の係合ピン(24b)の先端を案内プレート(2
    1)に凹設されたリング状の溝カム(22)に緩挿した
    コの字状クランクピン(24)とを備え、 押釦(20)が上下動するに従って、係合ピン(24
    b)が溝カム(22)に沿って一方向に回転するよう
    に、溝カム(22)の上思案点(22a)と下思案点
    (22b)位置に戻り止め断部(22c、22d)を形
    成し、 押釦(20)を手動で押し下げて、係合ピン(24b)
    の先端が溝カム(22)の上思案点(22a)から下思
    案点(22b)に移動する間に、係合ピン(24b)を
    ミラーホルダー(9)の係合突起(19c)と係合さ
    せ、ミラーホルダー(9)を待機位置から駆動開始位置
    まで回動させたことを特徴とする請求項1記載のハンデ
    ィ型イメージスキャナー。
  3. 【請求項3】 手動操作機構は、ケース本体(2)に枢
    支され、復帰バネ(32)により一方向に回動するよう
    に付勢された扇型歯車(31)と、 扇型歯車(31)を、待機位置から駆動開始位置まで復
    帰バネ(32)で回動する方向と反対方向に、手動で回
    動させる押釦(33)とを備え、 ミラーホルダー(9)は、扇型歯車(31)と噛合する
    受動歯車(35)と、受動歯車(35)が一方向にのみ
    回転するように逆回転を規制する戻り止め爪(34)と
    を備え、 扇型歯車(31)を手動で回動するときには、扇型歯車
    (31)が、戻り止め爪(34)により回転を規制され
    た受動歯車(35)と係合して、ミラーホルダー(9)
    を待機位置から駆動開始位置まで回動させ、 受動歯車(35)との噛合が解除される駆動開始位置
    で、ミラーホルダー(9)との係合を解除したことを特
    徴とする請求項1記載のハンディ型イメージスキャナ
    ー。
  4. 【請求項4】 押釦(20、33)に押釦(20、3
    3)の下降で作動する起動スイッチ(28)を設け、押
    釦(20、33)が押し下げられたときに起動スイッチ
    (28)を作動させて一次元イメージセンサー(11)
    を起動させたことを特徴とする請求項3又は4記載のハ
    ンディ型イメージスキャナー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009262718A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Nifco Inc 回転体の作動機構
CN108769452A (zh) * 2018-07-31 2018-11-06 苏州格莱博扫描有限公司 一种按压式扫描仪升降结构

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