JPH0759025B2 - 送受信装置 - Google Patents
送受信装置Info
- Publication number
- JPH0759025B2 JPH0759025B2 JP60063410A JP6341085A JPH0759025B2 JP H0759025 B2 JPH0759025 B2 JP H0759025B2 JP 60063410 A JP60063410 A JP 60063410A JP 6341085 A JP6341085 A JP 6341085A JP H0759025 B2 JPH0759025 B2 JP H0759025B2
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- JP
- Japan
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- gear
- document table
- motor
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- recording paper
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、原稿上の情報を読み取って送信を行い、また
受信した信号に基づいた情報を記録する送受信装置に関
するものである。
受信した信号に基づいた情報を記録する送受信装置に関
するものである。
(従来の技術) 従来の送受信装置においては、読み取り原稿の副走査送
りと記録紙の副走査送りをそれぞれ独立したモータによ
り行わせているものが多かった。また、特開昭57−3966
8号公報に示されているように、一つのモータにより読
みとり原稿と記録紙の副走査を行わせているものもある
が、この場合ソレノイド等の動力によりクラッチを駆動
することによって原稿と記録紙への動力伝達の切り換え
を行わせており、クラッチを切り換えるために専用の動
力源が必要であった。
りと記録紙の副走査送りをそれぞれ独立したモータによ
り行わせているものが多かった。また、特開昭57−3966
8号公報に示されているように、一つのモータにより読
みとり原稿と記録紙の副走査を行わせているものもある
が、この場合ソレノイド等の動力によりクラッチを駆動
することによって原稿と記録紙への動力伝達の切り換え
を行わせており、クラッチを切り換えるために専用の動
力源が必要であった。
次にこの従来例について説明する。第8図において41は
読み取り原稿であり42は記録紙である。読み取り原稿41
はローラ43,44に、また記録紙42はローラ45,46にそれぞ
れ挾まれて送られる。47はモータでありこのモータ47の
動力はベルト48を介してプーリ49及びプーリ50に伝達さ
れる。プーリ49は、ローラ43の軸上に設けられておりプ
ーリ49が回転することによりローラ43も同時に回転す
る。また、プーリ50とローラ45は、クラッチ51を介して
連結されており、クラッチ51が図示しないソレノイド等
の手段により駆動されたときにプーリ50の回転をローラ
45に伝達し、クラッチ51が駆動されていないときにはプ
ーリ50の動力をローラ45には伝達しないように構成され
ている。このような構成によりクラッチ51が駆動されず
にモータ47が駆動されると読み取り原稿41のみが副走査
駆動され、またクラッチ51が駆動されたときにモータ47
が駆動されると記録紙42も同時に副走査駆動される。た
だしこのときにローラ43も駆動されているが、一般的に
言って受信記録時には、読み取り原稿は挿入されておら
ずこのためローラ43が駆動されていても問題はないもの
である。上記のようにして読み取り原稿及び記録紙が一
つのモータによって駆動されている。
読み取り原稿であり42は記録紙である。読み取り原稿41
はローラ43,44に、また記録紙42はローラ45,46にそれぞ
れ挾まれて送られる。47はモータでありこのモータ47の
動力はベルト48を介してプーリ49及びプーリ50に伝達さ
れる。プーリ49は、ローラ43の軸上に設けられておりプ
ーリ49が回転することによりローラ43も同時に回転す
る。また、プーリ50とローラ45は、クラッチ51を介して
連結されており、クラッチ51が図示しないソレノイド等
の手段により駆動されたときにプーリ50の回転をローラ
45に伝達し、クラッチ51が駆動されていないときにはプ
ーリ50の動力をローラ45には伝達しないように構成され
ている。このような構成によりクラッチ51が駆動されず
にモータ47が駆動されると読み取り原稿41のみが副走査
駆動され、またクラッチ51が駆動されたときにモータ47
が駆動されると記録紙42も同時に副走査駆動される。た
だしこのときにローラ43も駆動されているが、一般的に
言って受信記録時には、読み取り原稿は挿入されておら
ずこのためローラ43が駆動されていても問題はないもの
である。上記のようにして読み取り原稿及び記録紙が一
つのモータによって駆動されている。
(発明が解決しようとする問題点) このような従来の装置においては、読み取り原稿と記録
紙を副走査駆動させるのに二つのモータを使っていた
り、または一つのモータによりクラッチで切り換えて駆
動してもクラッチを駆動するための別の駆動源が必要で
あったりしており、装置が高価なものになっていた。ま
た、読み取り原稿をローラにより駆動すると、原稿送り
ローラよりも小さな原稿が送れないなど原稿の大きさが
制限されたり厚さが薄く腰が弱く原稿や折れ曲った原稿
を送ろうとすると原稿がローラ等に引っかかるなどのト
ラブルが起りやすくなっていた。このため読み取り原稿
を原稿台の上に載置し原稿台全体を副走査させて読み取
りを行わせることも考えられるが、この場合には、記録
紙を副走査駆動させるときには原稿台は動いてはなら
ず、一つのモータで記録紙と原稿台を駆動しようとする
と、構成がさらに複雑になってしまうという問題点を有
していた。
紙を副走査駆動させるのに二つのモータを使っていた
り、または一つのモータによりクラッチで切り換えて駆
動してもクラッチを駆動するための別の駆動源が必要で
あったりしており、装置が高価なものになっていた。ま
た、読み取り原稿をローラにより駆動すると、原稿送り
ローラよりも小さな原稿が送れないなど原稿の大きさが
制限されたり厚さが薄く腰が弱く原稿や折れ曲った原稿
を送ろうとすると原稿がローラ等に引っかかるなどのト
ラブルが起りやすくなっていた。このため読み取り原稿
を原稿台の上に載置し原稿台全体を副走査させて読み取
りを行わせることも考えられるが、この場合には、記録
紙を副走査駆動させるときには原稿台は動いてはなら
ず、一つのモータで記録紙と原稿台を駆動しようとする
と、構成がさらに複雑になってしまうという問題点を有
していた。
そこで、本発明は記録紙と原稿台に載せられた原稿を簡
単な構成により一つのモータで駆動させるようにしたも
のである。
単な構成により一つのモータで駆動させるようにしたも
のである。
(問題点を解決するための手段) 一つのモータの動力を………切り換えを行うものであ
る。」を「送信原稿を載置し第1の位置と第2の位置の
間を往復運動する原稿台と、この原稿台と記録紙を駆動
するためのモータと、このモータの動力により駆動され
る入力軸に対し前記原稿台を駆動する第1の出力軸と記
録紙を駆動する第2の出力軸を持つ遊星歯車機構と、前
記原稿台の第2の位置で前記原稿台の往動を阻止する規
制部材を備え、前記モータの第1の方向への回転におい
ては、前記原稿台が第1の位置及び第1の位置と第2の
位置の間にあるときは前記第1の出力軸が駆動されて前
記原稿台が往動され、前記原稿台が第2の位置で前記規
制部材により往動が阻止されているときには前記第1の
出力軸の回転が阻止され前記第2の出力軸が駆動されて
記録紙が駆動されるとともに、前記モータの第2の方向
への回転においては、前記原稿台の位置に関係なく前記
第1の出力軸が駆動されて前記原稿台が復動するように
構成したものである。
る。」を「送信原稿を載置し第1の位置と第2の位置の
間を往復運動する原稿台と、この原稿台と記録紙を駆動
するためのモータと、このモータの動力により駆動され
る入力軸に対し前記原稿台を駆動する第1の出力軸と記
録紙を駆動する第2の出力軸を持つ遊星歯車機構と、前
記原稿台の第2の位置で前記原稿台の往動を阻止する規
制部材を備え、前記モータの第1の方向への回転におい
ては、前記原稿台が第1の位置及び第1の位置と第2の
位置の間にあるときは前記第1の出力軸が駆動されて前
記原稿台が往動され、前記原稿台が第2の位置で前記規
制部材により往動が阻止されているときには前記第1の
出力軸の回転が阻止され前記第2の出力軸が駆動されて
記録紙が駆動されるとともに、前記モータの第2の方向
への回転においては、前記原稿台の位置に関係なく前記
第1の出力軸が駆動されて前記原稿台が復動するように
構成したものである。
(作用) 本発明は上記のような構成により、モータの正転時には
原稿台が所定位置にあるとモータの動力を記録紙に伝達
して記録紙を駆動し、それ以外の位置においてはモータ
の動力を原稿台へ伝達して原稿台を往動させるととも
に、モータの反転時にはモータの動力を原稿台へ伝達し
て原稿台を復動させることができるものである。
原稿台が所定位置にあるとモータの動力を記録紙に伝達
して記録紙を駆動し、それ以外の位置においてはモータ
の動力を原稿台へ伝達して原稿台を往動させるととも
に、モータの反転時にはモータの動力を原稿台へ伝達し
て原稿台を復動させることができるものである。
このため、一つのモータだけで原稿を載置した原稿台の
往復運動と記録紙送りを選択的に切り換えて行うことが
できるものである。
往復運動と記録紙送りを選択的に切り換えて行うことが
できるものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図において、1は原稿台であり、この原稿台1の中
央部はガラス,アクリル樹脂等の透明な材料によって構
成されており、この透明な部分に原稿が裏向きに載せら
れる。この原稿台1は図示しないガイドによって図示の
A方向に移動自在に案内されておりローラ11,12に挾ま
れて第3図に示す第1の位置と第7図に示す第2の位置
の間を往復して副走査駆動される。2はキャリッジであ
り、ガイドシャフト3,4によって図示のB方向に往復動
自在に案内され図示しないモータによって駆動される。
第2図にも示したようにキャリッジ2の上部には照明用
のLED5,レンズ6,読み取りセンサ7が載置されている。
これにより、原稿台1に載せられた原稿をLED5で照明し
原稿面で反射した光をレンズ6により読み取りセンサ7
へ導いて、この反射光の強弱により原稿の白黒が判定さ
れる。また、キャリッジ2には記録用の感熱ヘッド8が
回動自在に支持されている。この感熱ヘッド8は図示し
ない手段によって記録紙9の方向へ付勢されて記録紙9
をプラテン10へ押しつけた状態で記録が行われる。記録
紙9はロール状に巻かれ装置の後方に配置され、紙ガイ
ド13,14によって案内されて記録位置まで導かれ、さら
にローラ15,16によって挾まれてローラ15が回転するこ
とにより図示のC方向に副走査送りが行われる。原稿の
読み取り及び記録紙への記録はキャリッジ2が図示のB
方向へ移動されることにより所定の幅をもって主走査さ
れる。17は記録紙9及び原稿台1を駆動するためのモー
タであり、この駆動部について第3図及び第4図を用い
て詳しく説明する。第3図は駆動部の側面図であり、第
4図は遊星歯車機構の断面図を示したものである。モー
タ17の駆動軸には太陽歯車18が固定されており太陽歯車
18はモータ17の駆動軸とともに回転する。太陽歯車18の
歯車部18aは遊星歯車19とかみあっており、遊星歯車19
は、太陽歯車18のボス部18bに支持されて回転自在な歯
車20上に立てられた軸21に回転自在に支持されている。
遊星歯車19は内歯歯車22の歯車部22aとかみあってい
る。内歯歯車22は、太陽歯車18のボス部18cに回転自在
に支持されている。太陽歯車18の段差部18dには押え部
材40がはめられており、別の段差部18eとともに歯車20
及び内歯歯車22の軸方向の移動を規制している。歯車20
は歯車23の歯車部23aとかみあっており、さらに歯車23
の歯車部23bはローラ11に取り付けられた歯車24とかみ
あっている。このような構成により歯車20の回転ローラ
11へ伝達し、これによって原稿台1を駆動する。内歯歯
車22には歯車部22bが設けられており、この歯車部22bは
歯車25の歯車部25aとかみあっている。さらに歯車25の
歯車部25bが、ローラ15に取り付けられた歯車26とかみ
あって、内歯歯車22の回転をローラ15に伝達し記録紙9
を駆動する。以上のようにして、遊星歯車機構は、入力
軸となる太陽歯車18、第1の出力軸となる歯車20、第2
の出力軸となる歯車22を持って構成されている。歯車25
にはボス部25cが設けられており、このボス部25cに軸27
の回りに回動可能なブレーキ28がバネ29によって弱い力
で押しつけられている。これにより、歯車25が第3図図
示のD方向へ回転するときにはブレーキ28が逃げ方向に
なるため歯車25の回転を可能とするが、歯車25が図示の
E方向へ回転するときにはブレーキ28が食い込み方向に
なるため歯車25の回転を阻止する。内歯歯車22の外周に
は凹部22cが設けられており、この凹部22cは軸30の回り
に回動可能に支持されたクラッチ爪31の爪部31aと係合
されるように構成されている。クラッチ爪31の爪部31a
が内歯歯車22の凹部22cと係合すると、内歯歯車22の回
転が阻止されて、この状態でモータ17が駆動されると遊
星歯車19が太陽歯車18の回りを公転しながら回転し、こ
れにより歯車20が回転してモータ17の動力を原稿台へ伝
達する。クラッチ爪31は、バネ32により内歯歯車22の凹
部22cにかみあう方向に付勢されている。また、第1図
にも示すようにクラッチ爪31はレバー33の係合部33aと
係合している。レバー33は図示しない手段によって図示
のF方向に往復動可能に案内されている。また、第6図
に示すようにレバー33の反対側には別の係合部33bが形
成されており、係合部33bは軸34のまわりを回動可能な
レバー35上に設けられた軸36と係合している。さらに、
レバー35には軸37が設けられており、この軸37にはロー
ラ38が回転可能に支持されている。このローラ38は原稿
台1の端部に設けられたカム部1aと係合可能であり、原
稿台1のカム部1aがローラ38に接触した後さらに図示の
A方向へ移動するとレバー35は図示G方向へ回動する。
これにより、レバー33が図示のF方向へ移動してバネ32
の付勢力に逆らってクラッチ爪31を図示のH方向へ回動
させることにより、クラッチ爪31の爪部31aは内歯歯車2
2の凹部22aから離れる。このとき、内歯歯車22は回転阻
止を解除されて、回転可能となる。原稿台1の前方には
原稿台1の位置を規制し、原稿台1のその位置を越えて
の移動を阻止するために図示しない本体から規制部材39
が、原稿台1と係合可能な位置に設けられている。
央部はガラス,アクリル樹脂等の透明な材料によって構
成されており、この透明な部分に原稿が裏向きに載せら
れる。この原稿台1は図示しないガイドによって図示の
A方向に移動自在に案内されておりローラ11,12に挾ま
れて第3図に示す第1の位置と第7図に示す第2の位置
の間を往復して副走査駆動される。2はキャリッジであ
り、ガイドシャフト3,4によって図示のB方向に往復動
自在に案内され図示しないモータによって駆動される。
第2図にも示したようにキャリッジ2の上部には照明用
のLED5,レンズ6,読み取りセンサ7が載置されている。
これにより、原稿台1に載せられた原稿をLED5で照明し
原稿面で反射した光をレンズ6により読み取りセンサ7
へ導いて、この反射光の強弱により原稿の白黒が判定さ
れる。また、キャリッジ2には記録用の感熱ヘッド8が
回動自在に支持されている。この感熱ヘッド8は図示し
ない手段によって記録紙9の方向へ付勢されて記録紙9
をプラテン10へ押しつけた状態で記録が行われる。記録
紙9はロール状に巻かれ装置の後方に配置され、紙ガイ
ド13,14によって案内されて記録位置まで導かれ、さら
にローラ15,16によって挾まれてローラ15が回転するこ
とにより図示のC方向に副走査送りが行われる。原稿の
読み取り及び記録紙への記録はキャリッジ2が図示のB
方向へ移動されることにより所定の幅をもって主走査さ
れる。17は記録紙9及び原稿台1を駆動するためのモー
タであり、この駆動部について第3図及び第4図を用い
て詳しく説明する。第3図は駆動部の側面図であり、第
4図は遊星歯車機構の断面図を示したものである。モー
タ17の駆動軸には太陽歯車18が固定されており太陽歯車
18はモータ17の駆動軸とともに回転する。太陽歯車18の
歯車部18aは遊星歯車19とかみあっており、遊星歯車19
は、太陽歯車18のボス部18bに支持されて回転自在な歯
車20上に立てられた軸21に回転自在に支持されている。
遊星歯車19は内歯歯車22の歯車部22aとかみあってい
る。内歯歯車22は、太陽歯車18のボス部18cに回転自在
に支持されている。太陽歯車18の段差部18dには押え部
材40がはめられており、別の段差部18eとともに歯車20
及び内歯歯車22の軸方向の移動を規制している。歯車20
は歯車23の歯車部23aとかみあっており、さらに歯車23
の歯車部23bはローラ11に取り付けられた歯車24とかみ
あっている。このような構成により歯車20の回転ローラ
11へ伝達し、これによって原稿台1を駆動する。内歯歯
車22には歯車部22bが設けられており、この歯車部22bは
歯車25の歯車部25aとかみあっている。さらに歯車25の
歯車部25bが、ローラ15に取り付けられた歯車26とかみ
あって、内歯歯車22の回転をローラ15に伝達し記録紙9
を駆動する。以上のようにして、遊星歯車機構は、入力
軸となる太陽歯車18、第1の出力軸となる歯車20、第2
の出力軸となる歯車22を持って構成されている。歯車25
にはボス部25cが設けられており、このボス部25cに軸27
の回りに回動可能なブレーキ28がバネ29によって弱い力
で押しつけられている。これにより、歯車25が第3図図
示のD方向へ回転するときにはブレーキ28が逃げ方向に
なるため歯車25の回転を可能とするが、歯車25が図示の
E方向へ回転するときにはブレーキ28が食い込み方向に
なるため歯車25の回転を阻止する。内歯歯車22の外周に
は凹部22cが設けられており、この凹部22cは軸30の回り
に回動可能に支持されたクラッチ爪31の爪部31aと係合
されるように構成されている。クラッチ爪31の爪部31a
が内歯歯車22の凹部22cと係合すると、内歯歯車22の回
転が阻止されて、この状態でモータ17が駆動されると遊
星歯車19が太陽歯車18の回りを公転しながら回転し、こ
れにより歯車20が回転してモータ17の動力を原稿台へ伝
達する。クラッチ爪31は、バネ32により内歯歯車22の凹
部22cにかみあう方向に付勢されている。また、第1図
にも示すようにクラッチ爪31はレバー33の係合部33aと
係合している。レバー33は図示しない手段によって図示
のF方向に往復動可能に案内されている。また、第6図
に示すようにレバー33の反対側には別の係合部33bが形
成されており、係合部33bは軸34のまわりを回動可能な
レバー35上に設けられた軸36と係合している。さらに、
レバー35には軸37が設けられており、この軸37にはロー
ラ38が回転可能に支持されている。このローラ38は原稿
台1の端部に設けられたカム部1aと係合可能であり、原
稿台1のカム部1aがローラ38に接触した後さらに図示の
A方向へ移動するとレバー35は図示G方向へ回動する。
これにより、レバー33が図示のF方向へ移動してバネ32
の付勢力に逆らってクラッチ爪31を図示のH方向へ回動
させることにより、クラッチ爪31の爪部31aは内歯歯車2
2の凹部22aから離れる。このとき、内歯歯車22は回転阻
止を解除されて、回転可能となる。原稿台1の前方には
原稿台1の位置を規制し、原稿台1のその位置を越えて
の移動を阻止するために図示しない本体から規制部材39
が、原稿台1と係合可能な位置に設けられている。
つぎに、以上のように構成された送受信装置の動作につ
いて説明する。
いて説明する。
まず、送信動作について説明を行う。送信時には、原稿
台1は第3図図示の第1の位置まで引き出されこのとき
原稿台1の大部分は装置の外に現れる。操作者は原稿台
1の中央の透明部に原稿を裏向きに置く。ここで、送信
ボタンが押されるとモータ17が回転を始める。このと
き、駆動部は第3図のような状態にあり、モータ17の動
力は原稿台1へ伝達される。即ち、原稿台1は上方に出
ているためレバー35は第6図のような位置にあり、した
がってクラッチ爪31の爪部31aがバネ32の付勢力によっ
て内歯歯車22の凹部22aと係合しており、これにより内
歯歯車22の回転が阻止されている。この状態でモータ17
が図示のK方向へ回転すると、太陽歯車18も同様にして
図示のK方向へ回転する。このとき、内歯歯車22の回転
が阻止されているため遊星歯車19も図示のK方向へ回転
し、遊星歯車19を支持している歯車20を同じく図示のK
方向へ回転させる。歯車20の回転は歯車23,24を介して
ローラ11へ伝達される。ローラ11の回転により原稿台1
を図示のA方向へ移動させるものである。このとき内歯
歯車22の回転が阻止されているため記録紙9は駆動され
ない。原稿台1上の原稿が所定の読み取り位置まで移動
するとモータ17の回転は一旦停止される。この後、読み
取り動作が行われる。キャリッジ2は第1図図示のB方
向とは反対の方向へ移動し原稿の左端の位置まで来る。
次に、キャリッジ2は図示のB方向へ移動を開始する。
このときLED5によって原稿面を照明するとともにこの原
稿面からの反射光をレンズ6により読み取りセンサ7へ
導く。読み取りセンサ7はこの反射光の強弱によって原
稿の白黒に応じた信号を発生する。この信号の発生は、
図示しないキャリッジ駆動用のモータに取り付けられた
エンコーダ等の手段によってキャリッジ2の移動に応じ
た所定のタイミングで行われる。このキャリッジ2の移
動により読み取りセンサ7の幅で主走査が行われ、読み
取りセンサ7で発生した信号は処理された後に送信され
る。キャリッジ2が原稿の右端まで来ると、一回分の主
走査が終了しキャリッジ2は再び原稿の左端まで移動さ
れる。次にモータ17が第3図図示のK方向へ所定量回転
し、これにより原稿台1とともに原稿も図示A方向に所
定量副走査駆動され、次に読むべき原稿の箇所が読み取
りセンサ7に対向する位置まで移動される。この後、同
様にして原稿の主走査及び副走査が繰り返されることに
より読み取りが行われ、原稿台が所定量移動するか図示
しないセンサにより原稿の末端が検出されるまで送信が
行われる。送信時には、第6図のように原稿台1はカム
部1aがローラ38と当接しない位置までしか移動しないよ
うに設定されている。このためクラッチ爪31は第3図図
示の位置のままでありモータ17の動力は原稿台へのみ伝
達される。原稿の読み取りが終了すると、モータ17は図
示K方向とは反対の方向へ回転を始め、これにより原稿
台1は読み取り動作をおこなったときと反対の方向へ移
動される。このとき原稿台1は、送信開始時と同様に第
1の位置まで移動され、装置の外側に大部分が排出さ
れ、操作者は原稿台1の上の原稿を取り去ることが可能
となる。この後、原稿台収納ボタンが押されるとモータ
17が回転して原稿台1は装置内部の第2の位置である収
納位置まで移動して収納される。この原稿台1の収納位
置は図示しないセンサによって原稿台1の位置が検出さ
れることにより決定される。
台1は第3図図示の第1の位置まで引き出されこのとき
原稿台1の大部分は装置の外に現れる。操作者は原稿台
1の中央の透明部に原稿を裏向きに置く。ここで、送信
ボタンが押されるとモータ17が回転を始める。このと
き、駆動部は第3図のような状態にあり、モータ17の動
力は原稿台1へ伝達される。即ち、原稿台1は上方に出
ているためレバー35は第6図のような位置にあり、した
がってクラッチ爪31の爪部31aがバネ32の付勢力によっ
て内歯歯車22の凹部22aと係合しており、これにより内
歯歯車22の回転が阻止されている。この状態でモータ17
が図示のK方向へ回転すると、太陽歯車18も同様にして
図示のK方向へ回転する。このとき、内歯歯車22の回転
が阻止されているため遊星歯車19も図示のK方向へ回転
し、遊星歯車19を支持している歯車20を同じく図示のK
方向へ回転させる。歯車20の回転は歯車23,24を介して
ローラ11へ伝達される。ローラ11の回転により原稿台1
を図示のA方向へ移動させるものである。このとき内歯
歯車22の回転が阻止されているため記録紙9は駆動され
ない。原稿台1上の原稿が所定の読み取り位置まで移動
するとモータ17の回転は一旦停止される。この後、読み
取り動作が行われる。キャリッジ2は第1図図示のB方
向とは反対の方向へ移動し原稿の左端の位置まで来る。
次に、キャリッジ2は図示のB方向へ移動を開始する。
このときLED5によって原稿面を照明するとともにこの原
稿面からの反射光をレンズ6により読み取りセンサ7へ
導く。読み取りセンサ7はこの反射光の強弱によって原
稿の白黒に応じた信号を発生する。この信号の発生は、
図示しないキャリッジ駆動用のモータに取り付けられた
エンコーダ等の手段によってキャリッジ2の移動に応じ
た所定のタイミングで行われる。このキャリッジ2の移
動により読み取りセンサ7の幅で主走査が行われ、読み
取りセンサ7で発生した信号は処理された後に送信され
る。キャリッジ2が原稿の右端まで来ると、一回分の主
走査が終了しキャリッジ2は再び原稿の左端まで移動さ
れる。次にモータ17が第3図図示のK方向へ所定量回転
し、これにより原稿台1とともに原稿も図示A方向に所
定量副走査駆動され、次に読むべき原稿の箇所が読み取
りセンサ7に対向する位置まで移動される。この後、同
様にして原稿の主走査及び副走査が繰り返されることに
より読み取りが行われ、原稿台が所定量移動するか図示
しないセンサにより原稿の末端が検出されるまで送信が
行われる。送信時には、第6図のように原稿台1はカム
部1aがローラ38と当接しない位置までしか移動しないよ
うに設定されている。このためクラッチ爪31は第3図図
示の位置のままでありモータ17の動力は原稿台へのみ伝
達される。原稿の読み取りが終了すると、モータ17は図
示K方向とは反対の方向へ回転を始め、これにより原稿
台1は読み取り動作をおこなったときと反対の方向へ移
動される。このとき原稿台1は、送信開始時と同様に第
1の位置まで移動され、装置の外側に大部分が排出さ
れ、操作者は原稿台1の上の原稿を取り去ることが可能
となる。この後、原稿台収納ボタンが押されるとモータ
17が回転して原稿台1は装置内部の第2の位置である収
納位置まで移動して収納される。この原稿台1の収納位
置は図示しないセンサによって原稿台1の位置が検出さ
れることにより決定される。
次に、受信時の記録動作について説明する。
受信時には、原稿台1がどの位置にあるときでも、まず
原稿台1の収納位置まで原稿台1が移動される。このと
きの動作は送信時の動作と同様にモータ17が図示K方向
へ回転することにより行われる。このとき原稿台1とレ
バー35は第6図のような位置関係にあり原稿台1のカム
部1aとレバー35上に支持されたローラ38とは当接しない
状態にある。次に、モータ17がさらに図示のK方向へ回
転を続けると、原稿台1はさらに図示A方向へ移動す
る。これにより原稿台1のカム部1aがローラ38と当接し
レバー35を図示のG方向へ回動させるとともに原稿台1
は規制部材39に当接して移動を妨げられる収納位置に移
動し第7図のような状態になる。一方、レバー35の回動
は、レバー33を介してクラッチ爪31へ伝達され、クラッ
チ爪31を第3図図示のH方向へ回動させ駆動部を第5図
のような状態にする。これによりクラッチ爪31の爪部31
aは内歯歯車22の凹部22aから離れて、内歯歯車22の回転
を可能としている。クラッチ爪31が外れるとともに原稿
台1が規制部材39に当接したところでモータ17の回転が
停止される。この後、記録動作が行われる。キャリッジ
2は、第1図図示のB方向とは反対の方向へ移動し感熱
ヘッド8の記録部が記録紙9の左端と対向する位置まで
来る。ここで、図示しない手段によって感熱ヘッド8は
第2図のように記録紙9をプラテン10に押しつける。感
熱ヘッド8が記録紙9に押しつけられた状態で、図示し
ないモータによりキャリッジ2が第1図図示のB方向へ
移動を開始する。このとき、受信した信号に基づいたデ
ータに応じて感熱ヘッド8の記録部が発熱されて記録が
行われる。この記録のタイミングは、送信時と同様にし
てエンコーダ等によりとられる。これにより記録の主走
査が行われる。キャリッジ2が原稿の右端まで来ると一
回分の主走査が終了し感熱ヘッド8は図示しない手段に
よって記録紙と離れた位置に保持されて、キャリッジ2
は再び記録紙の左端まで移動される。次に、モータ17が
第5図図示のK方向に所定量回転し、これにより記録紙
9は図示のC方向へ副走査駆動され、次に記録すべき記
録紙が感熱ヘッド8と対向する位置まで移動される。こ
のときの駆動部の動作を第5図を用いて説明すると、モ
ータ17が図示のK方向に回転すると遊星歯車19は送信時
と同じように図示K方向へ回転しようとする力を受け
る。このため原稿台1も図示のA方向へ移動しようとす
るが、このとき、原稿台1は規制部材39により移動を妨
げられているため移動することができない。したがっ
て、歯車20の回転が止められ遊星歯車19も太陽歯車18の
回りを公転することができない。これにより、太陽歯車
18の回転は内歯歯車22へのみ伝達される。内歯歯車22
は、太陽歯車18の回転とは反対の方向へ回転し、この回
転は歯車25,26を介してローラ15へ伝達される。ローラ1
5の回転によって記録紙9は、副走査駆動される。ま
た、このとき歯車25のボス部25cにブレーキ28が押しつ
けられているが、逃げ方向になっているため歯車25の回
転を許している。この後、同様にして記録紙の主走査及
び副走査が繰り返されることにより受信データがなくな
るまで記録が行われる。
原稿台1の収納位置まで原稿台1が移動される。このと
きの動作は送信時の動作と同様にモータ17が図示K方向
へ回転することにより行われる。このとき原稿台1とレ
バー35は第6図のような位置関係にあり原稿台1のカム
部1aとレバー35上に支持されたローラ38とは当接しない
状態にある。次に、モータ17がさらに図示のK方向へ回
転を続けると、原稿台1はさらに図示A方向へ移動す
る。これにより原稿台1のカム部1aがローラ38と当接し
レバー35を図示のG方向へ回動させるとともに原稿台1
は規制部材39に当接して移動を妨げられる収納位置に移
動し第7図のような状態になる。一方、レバー35の回動
は、レバー33を介してクラッチ爪31へ伝達され、クラッ
チ爪31を第3図図示のH方向へ回動させ駆動部を第5図
のような状態にする。これによりクラッチ爪31の爪部31
aは内歯歯車22の凹部22aから離れて、内歯歯車22の回転
を可能としている。クラッチ爪31が外れるとともに原稿
台1が規制部材39に当接したところでモータ17の回転が
停止される。この後、記録動作が行われる。キャリッジ
2は、第1図図示のB方向とは反対の方向へ移動し感熱
ヘッド8の記録部が記録紙9の左端と対向する位置まで
来る。ここで、図示しない手段によって感熱ヘッド8は
第2図のように記録紙9をプラテン10に押しつける。感
熱ヘッド8が記録紙9に押しつけられた状態で、図示し
ないモータによりキャリッジ2が第1図図示のB方向へ
移動を開始する。このとき、受信した信号に基づいたデ
ータに応じて感熱ヘッド8の記録部が発熱されて記録が
行われる。この記録のタイミングは、送信時と同様にし
てエンコーダ等によりとられる。これにより記録の主走
査が行われる。キャリッジ2が原稿の右端まで来ると一
回分の主走査が終了し感熱ヘッド8は図示しない手段に
よって記録紙と離れた位置に保持されて、キャリッジ2
は再び記録紙の左端まで移動される。次に、モータ17が
第5図図示のK方向に所定量回転し、これにより記録紙
9は図示のC方向へ副走査駆動され、次に記録すべき記
録紙が感熱ヘッド8と対向する位置まで移動される。こ
のときの駆動部の動作を第5図を用いて説明すると、モ
ータ17が図示のK方向に回転すると遊星歯車19は送信時
と同じように図示K方向へ回転しようとする力を受け
る。このため原稿台1も図示のA方向へ移動しようとす
るが、このとき、原稿台1は規制部材39により移動を妨
げられているため移動することができない。したがっ
て、歯車20の回転が止められ遊星歯車19も太陽歯車18の
回りを公転することができない。これにより、太陽歯車
18の回転は内歯歯車22へのみ伝達される。内歯歯車22
は、太陽歯車18の回転とは反対の方向へ回転し、この回
転は歯車25,26を介してローラ15へ伝達される。ローラ1
5の回転によって記録紙9は、副走査駆動される。ま
た、このとき歯車25のボス部25cにブレーキ28が押しつ
けられているが、逃げ方向になっているため歯車25の回
転を許している。この後、同様にして記録紙の主走査及
び副走査が繰り返されることにより受信データがなくな
るまで記録が行われる。
記録が終了すると、次にモータは第5図図示の方向とは
反対の方向へ回転を開始する。このとき太陽歯車18も同
じ方向へ回転するが、遊星歯車19には太陽歯車18の回り
を同じ方向へ公転させようとする力が働くが、内歯歯車
22は遊星歯車19と内歯歯車22との負荷のつりあいによっ
てはどちらの方向にも回転しうる。即ち、遊星歯車19の
回転負荷が大であると内歯歯車22は太陽歯車18とは反対
の方向へ回転しようとするが、遊星歯車19の回転負荷が
小である内歯歯車22は太陽歯車18と同じ方向へ回転しよ
うとする。この装置の場合、遊星歯車19の回転負荷すな
わち原稿台の負荷が大きめに設定されており、このため
内歯歯車22は太陽歯車18と反対の方向へ回転しようとす
る。ただし、歯車25はブレーキ28により図示のE方向へ
の回転が阻止されており、これによって内歯歯車22の図
示のK方向への回転が阻止される。したがって、太陽歯
車18の回転により遊星歯車19が公転することになる。こ
れにより歯車20が回転し、さらに歯車23,24及びローラ1
1が回転して原稿台1を図示のA方向とは反対の方向へ
移動させる。このとき、原稿台1のカム部1aはレバー35
のローラ38から離れ、再び第6図のような状態となる。
レバー35はクラッチ爪31に掛けられたバネ32の付勢力に
よって図示のG方向とは反対の方向へ回動し、これによ
りレバー33を移動させるとともにクラッチ爪31の第5図
図示のH方向とは反対の方向への回動を可能とする。し
たがってクラッチ爪31の爪部31aは内歯歯車22の凹部22a
と係合可能となる。クラッチ爪31の爪部31aは凹部22aと
対向した位置にある場合には、凹部22aと係合して内歯
歯車22の回転を阻止しこの後モータ17が回転したときに
原稿台1へのみ動力を伝達して移動させる。また、クラ
ッチ爪31の爪部31aが凹部22aと対向しない位置にあると
きには凹部22aとは係合しないが、この後モータ17が図
示のK方向へ回転したときに遊星歯車19の回転負荷が大
であるために内歯歯車22が図示のK方向とは反対の方向
へ回転し、この内歯歯車22の回転によって凹部22aがク
ラッチ爪31と対向する位置まで移動しクラッチ爪31の爪
部31aが凹部22aに係合する。これにより、内歯歯車22の
回転が止められ、この後はモータ17の回転が原稿台1の
みに伝達される。一方、もし遊星歯車19の回転負荷が小
さく内歯歯車22が遊星歯車19とともに太陽歯車18と同じ
方向へ回転しようとしたときには、遊星歯車19の公転に
より原稿台1が駆動されて図示のA方向とは反対の方向
へ移動されて前述のようにクラッチ爪31の爪部31aは内
歯歯車22の凹部22aと係合可能となる。このとき、内歯
歯車22も回転するため記録紙9がわずかに送られること
になるが、内歯歯車22の回転によって凹部22aがクラッ
チ爪31の爪部31aと対向する位置までくるとクラッチ爪3
1がバネ32の働きによって凹部22aと係合して内歯歯車22
の回転を止めるため記録紙9の送られる量は小さい。そ
して、この後は遊星歯車19のみ駆動されて原稿台1が駆
動され上記と同様にして第6図のような状態となる。
反対の方向へ回転を開始する。このとき太陽歯車18も同
じ方向へ回転するが、遊星歯車19には太陽歯車18の回り
を同じ方向へ公転させようとする力が働くが、内歯歯車
22は遊星歯車19と内歯歯車22との負荷のつりあいによっ
てはどちらの方向にも回転しうる。即ち、遊星歯車19の
回転負荷が大であると内歯歯車22は太陽歯車18とは反対
の方向へ回転しようとするが、遊星歯車19の回転負荷が
小である内歯歯車22は太陽歯車18と同じ方向へ回転しよ
うとする。この装置の場合、遊星歯車19の回転負荷すな
わち原稿台の負荷が大きめに設定されており、このため
内歯歯車22は太陽歯車18と反対の方向へ回転しようとす
る。ただし、歯車25はブレーキ28により図示のE方向へ
の回転が阻止されており、これによって内歯歯車22の図
示のK方向への回転が阻止される。したがって、太陽歯
車18の回転により遊星歯車19が公転することになる。こ
れにより歯車20が回転し、さらに歯車23,24及びローラ1
1が回転して原稿台1を図示のA方向とは反対の方向へ
移動させる。このとき、原稿台1のカム部1aはレバー35
のローラ38から離れ、再び第6図のような状態となる。
レバー35はクラッチ爪31に掛けられたバネ32の付勢力に
よって図示のG方向とは反対の方向へ回動し、これによ
りレバー33を移動させるとともにクラッチ爪31の第5図
図示のH方向とは反対の方向への回動を可能とする。し
たがってクラッチ爪31の爪部31aは内歯歯車22の凹部22a
と係合可能となる。クラッチ爪31の爪部31aは凹部22aと
対向した位置にある場合には、凹部22aと係合して内歯
歯車22の回転を阻止しこの後モータ17が回転したときに
原稿台1へのみ動力を伝達して移動させる。また、クラ
ッチ爪31の爪部31aが凹部22aと対向しない位置にあると
きには凹部22aとは係合しないが、この後モータ17が図
示のK方向へ回転したときに遊星歯車19の回転負荷が大
であるために内歯歯車22が図示のK方向とは反対の方向
へ回転し、この内歯歯車22の回転によって凹部22aがク
ラッチ爪31と対向する位置まで移動しクラッチ爪31の爪
部31aが凹部22aに係合する。これにより、内歯歯車22の
回転が止められ、この後はモータ17の回転が原稿台1の
みに伝達される。一方、もし遊星歯車19の回転負荷が小
さく内歯歯車22が遊星歯車19とともに太陽歯車18と同じ
方向へ回転しようとしたときには、遊星歯車19の公転に
より原稿台1が駆動されて図示のA方向とは反対の方向
へ移動されて前述のようにクラッチ爪31の爪部31aは内
歯歯車22の凹部22aと係合可能となる。このとき、内歯
歯車22も回転するため記録紙9がわずかに送られること
になるが、内歯歯車22の回転によって凹部22aがクラッ
チ爪31の爪部31aと対向する位置までくるとクラッチ爪3
1がバネ32の働きによって凹部22aと係合して内歯歯車22
の回転を止めるため記録紙9の送られる量は小さい。そ
して、この後は遊星歯車19のみ駆動されて原稿台1が駆
動され上記と同様にして第6図のような状態となる。
上記のようにして受信動作が終了される。
以上のように、受信時には原稿台が装置の中に引き込ま
れた状態で記録が行われるため記録結果を見るときに原
稿台が邪魔になることはなく、記録結果を直視すること
ができる。また、受信動作が終了し装置の外部に出され
た記録紙を破るときにも原稿台が邪魔になることはな
く、すぐに記録紙を破ることができる。
れた状態で記録が行われるため記録結果を見るときに原
稿台が邪魔になることはなく、記録結果を直視すること
ができる。また、受信動作が終了し装置の外部に出され
た記録紙を破るときにも原稿台が邪魔になることはな
く、すぐに記録紙を破ることができる。
以上のように、受信時には原稿台が装置の中に引き込ま
れた状態で記録が行われるため記録結果を見るときに原
稿台が邪魔になることはなく、記録結果を直視すること
ができる。また、受信動作が終了すると装置の外部に出
された記録紙を破るときにも原稿台が邪魔になることは
なく、すぐに記録紙をちぎることができる。
れた状態で記録が行われるため記録結果を見るときに原
稿台が邪魔になることはなく、記録結果を直視すること
ができる。また、受信動作が終了すると装置の外部に出
された記録紙を破るときにも原稿台が邪魔になることは
なく、すぐに記録紙をちぎることができる。
なお、上記実施例においては、原稿及び記録紙の主走査
をキャリッジを移動させることにより行わせているが、
原稿及び記録紙の主走査方向に主走査の幅を持った読み
取りセンサ及び記録ヘッドを用いることにより記録、読
み取りを行わせても良い。
をキャリッジを移動させることにより行わせているが、
原稿及び記録紙の主走査方向に主走査の幅を持った読み
取りセンサ及び記録ヘッドを用いることにより記録、読
み取りを行わせても良い。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、一つのモータの動力によ
り原稿台の往復運動と記録紙送りを原稿台の位置に応じ
て選択的に切り換えて行うよう構成しており、動力伝達
の切り換えを特別な駆動源なしに行うことができ、安価
な装置を供給できるものである。また、原稿を原稿台に
載せ原稿台ごと移動させることにより原稿送りを行わせ
ているため、送信できる原稿の種類もあまり限定され
ず、扱いやすく信頼性の高い装置を供給できる。また、
動力伝達の切り換え部に遊星歯車機構を用いているため
簡単な構成により装置が構成できるものである。
り原稿台の往復運動と記録紙送りを原稿台の位置に応じ
て選択的に切り換えて行うよう構成しており、動力伝達
の切り換えを特別な駆動源なしに行うことができ、安価
な装置を供給できるものである。また、原稿を原稿台に
載せ原稿台ごと移動させることにより原稿送りを行わせ
ているため、送信できる原稿の種類もあまり限定され
ず、扱いやすく信頼性の高い装置を供給できる。また、
動力伝達の切り換え部に遊星歯車機構を用いているため
簡単な構成により装置が構成できるものである。
第1図は本発明の一実施例の送受信装置の斜視図、第2
図は同装置の要部側面図、第3図及び第5図は同装置の
駆動部の側面図、第4図は遊星歯車機構部の断面図、第
6図及び第7図は要部拡大平面図、第8図は従来の送受
信装置を示す斜視図である。 1……原稿台、2……キャリッジ、7……読み取りセン
サ、8……感熱ヘッド、17……モータ、18……太陽歯
車、19……遊星歯車、22……内歯歯車、28……ブレー
キ、31……クラッチ爪、33,35……レバー、39……規制
部材。
図は同装置の要部側面図、第3図及び第5図は同装置の
駆動部の側面図、第4図は遊星歯車機構部の断面図、第
6図及び第7図は要部拡大平面図、第8図は従来の送受
信装置を示す斜視図である。 1……原稿台、2……キャリッジ、7……読み取りセン
サ、8……感熱ヘッド、17……モータ、18……太陽歯
車、19……遊星歯車、22……内歯歯車、28……ブレー
キ、31……クラッチ爪、33,35……レバー、39……規制
部材。
Claims (1)
- 【請求項1】送信原稿を載置し第1の位置と第2の位置
の間を往復運動する原稿台と、この原稿台と記録紙を駆
動するためのモータと、このモータの動力により駆動さ
れる入力軸に対し前記原稿台を駆動する第1の出力軸と
記録紙を駆動する第2の出力軸を持つ遊星歯車機構と、
前記原稿台の第2の位置で前記原稿台の往動を阻止する
規制部材とを備え、前記モータの第1の方向への回転に
おいては、前記原稿台が第1の位置及び第1の位置と第
2の位置との間にあるときは前記第1の出力軸が駆動さ
れて前記原稿台が往動され、前記原稿台が第2の位置で
前記規制部材により往動が阻止されているときには前記
第1の出力軸の回転が阻止され前記第2の出力軸が駆動
されて記録紙が駆動されるとともに、前記モータの第2
の方向への回転においては、前記原稿台の位置に関係な
く前記第1の出力軸が駆動されて前記原稿台が復動する
ように構成されていることを特徴とする送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60063410A JPH0759025B2 (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60063410A JPH0759025B2 (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 送受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61224559A JPS61224559A (ja) | 1986-10-06 |
JPH0759025B2 true JPH0759025B2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=13228495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60063410A Expired - Lifetime JPH0759025B2 (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0759025B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10059126B2 (en) | 2016-04-25 | 2018-08-28 | Seiko Instruments Inc. | Thermal printer and portable terminal |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5457818A (en) * | 1977-10-17 | 1979-05-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Picture transmitter-receiver |
JPS5820059A (ja) * | 1981-07-28 | 1983-02-05 | Ricoh Co Ltd | フアクシミリ装置 |
-
1985
- 1985-03-29 JP JP60063410A patent/JPH0759025B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61224559A (ja) | 1986-10-06 |
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