JPH0825494B2 - 自動二輪車等の車両におけるカウリング取付け装置 - Google Patents
自動二輪車等の車両におけるカウリング取付け装置Info
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- JPH0825494B2 JPH0825494B2 JP60253218A JP25321885A JPH0825494B2 JP H0825494 B2 JPH0825494 B2 JP H0825494B2 JP 60253218 A JP60253218 A JP 60253218A JP 25321885 A JP25321885 A JP 25321885A JP H0825494 B2 JPH0825494 B2 JP H0825494B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
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- B62J17/02—Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for shielding only the rider's front
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J17/00—Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヘッドランプの周囲をカウリングで覆った
自動二輪車等の車両に係り、特にそのカウリングの取付
け装置に関する。
自動二輪車等の車両に係り、特にそのカウリングの取付
け装置に関する。
ヘッドランプの周囲を覆うカウリングには、従来、ヘ
ッドランプの前面レンズに対向して投光用の開口部が設
けられている。この場合、カウリングの取付け位置が精
度良く定まらないと、カウリングの開口部と前面レンズ
との間に部分的に隙間が生じたり、開口部が前面レンズ
からずれてしまい、体裁が悪くなる。
ッドランプの前面レンズに対向して投光用の開口部が設
けられている。この場合、カウリングの取付け位置が精
度良く定まらないと、カウリングの開口部と前面レンズ
との間に部分的に隙間が生じたり、開口部が前面レンズ
からずれてしまい、体裁が悪くなる。
このため、従来では、フレームのステアリングヘッド
パイプに、ヘッドランプを支持するサブフレームを設け
るとともに、このサブフレームの所定位置に支持ステー
を設け、この支持ステーにカウリングの複数箇所をボル
トで締付けることにより、カウリングの位置決めを行っ
ていた。
パイプに、ヘッドランプを支持するサブフレームを設け
るとともに、このサブフレームの所定位置に支持ステー
を設け、この支持ステーにカウリングの複数箇所をボル
トで締付けることにより、カウリングの位置決めを行っ
ていた。
しかしながら、この構成によると、カウリングの位置
決めをなす部分が複数箇所に亘るとともに、個々の位置
決め部でカウリングを強固に固定する必要がある。この
ため、カウリングの取付け構造が複雑化したり、カウリ
ングの脱着に手間を要する等の不具合があった。
決めをなす部分が複数箇所に亘るとともに、個々の位置
決め部でカウリングを強固に固定する必要がある。この
ため、カウリングの取付け構造が複雑化したり、カウリ
ングの脱着に手間を要する等の不具合があった。
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもの
で、カウリングの位置決めをヘッドランプを基準として
行うことができ、カウリングの取付け部分の構造を簡略
化しつつ、このカウリングの脱着作業を容易に行なうこ
とができ、しかも、カウリングのがたつきや異音の発生
も防止できる自動二輪車等の車両におけるカウリング取
付け装置の提供を目的とする。
で、カウリングの位置決めをヘッドランプを基準として
行うことができ、カウリングの取付け部分の構造を簡略
化しつつ、このカウリングの脱着作業を容易に行なうこ
とができ、しかも、カウリングのがたつきや異音の発生
も防止できる自動二輪車等の車両におけるカウリング取
付け装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、フレームのヘッ
ドパイプに支持され、このヘッドパイプの前方に配置さ
れたヘッドランプと、このヘッドランプの周囲を覆うカ
ウリングとを備えており、このカウリングの前面に、上
記ヘッドランプの前面レンスと対向し合う投光用の開口
部を設けた自動二輪車等の車両を前提としている。
ドパイプに支持され、このヘッドパイプの前方に配置さ
れたヘッドランプと、このヘッドランプの周囲を覆うカ
ウリングとを備えており、このカウリングの前面に、上
記ヘッドランプの前面レンスと対向し合う投光用の開口
部を設けた自動二輪車等の車両を前提としている。
そして、上記ヘッドランプの前面レンズの周囲に、カ
ウリングの開口部に対向する枠体を配置し、この枠体
は、上記前面レンズよりも前方に向って突出する中空筒
状をなすとともに、上記カウリングの開口部の周縁に、
上記前面レンズに向って突出される筒状部を突設し、こ
の筒状部は、上記枠体に前方から取り外し可能に嵌合さ
れて、上記カウリングの少なくとも上下および左右方向
の位置決めをなすとともに、上記枠体と筒状部との間に
弾性シートを介在させたことを特徴としている。
ウリングの開口部に対向する枠体を配置し、この枠体
は、上記前面レンズよりも前方に向って突出する中空筒
状をなすとともに、上記カウリングの開口部の周縁に、
上記前面レンズに向って突出される筒状部を突設し、こ
の筒状部は、上記枠体に前方から取り外し可能に嵌合さ
れて、上記カウリングの少なくとも上下および左右方向
の位置決めをなすとともに、上記枠体と筒状部との間に
弾性シートを介在させたことを特徴としている。
この構成によれば、カウリングの筒状部をヘッドラン
プの前方から枠体に嵌め込むと、カウリングの少なくと
も上下左右方向の位置決めがなされているから、カウリ
ングの取付け位置をヘッドランプを基準として、このヘ
ッドランプ回りの一箇所のみで確実に行うことができ
る。
プの前方から枠体に嵌め込むと、カウリングの少なくと
も上下左右方向の位置決めがなされているから、カウリ
ングの取付け位置をヘッドランプを基準として、このヘ
ッドランプ回りの一箇所のみで確実に行うことができ
る。
したがって、カウリングのその他の部分は、単に車体
側に止めておく程度で良く、位置決めのための格別な構
成を必要としないから、その分、カウリングの取付け構
造を簡略化することができる。
側に止めておく程度で良く、位置決めのための格別な構
成を必要としないから、その分、カウリングの取付け構
造を簡略化することができる。
また、カウリングの位置決めは、単なる嵌め込みであ
るから、作業性も良く、カウリングの脱着作業を簡単に
行うことができる。
るから、作業性も良く、カウリングの脱着作業を簡単に
行うことができる。
しかも、上記構成によると、筒状部とガイド部との間
に介在された弾性シートの存在により、これら両者の間
の隙間がなくなるので、カウリングのがたつきやこのが
たつきに伴う異音の発生を防止でき、カウリングの取付
け部の信頼性が向上する。
に介在された弾性シートの存在により、これら両者の間
の隙間がなくなるので、カウリングのがたつきやこのが
たつきに伴う異音の発生を防止でき、カウリングの取付
け部の信頼性が向上する。
以下本発明の一実施例を、自動二輪車に適用した第１
図ないし第７図にもとづいて説明する。
図ないし第７図にもとづいて説明する。
図中符号１はフレームであり、その前端に縦置きされ
たステアリングヘッドパイプ２（以下ヘッドパイプと称
する）には、バーハンドル３で操向操作されるフロント
フォーク４が枢支されている。また、ヘッドパイプ２に
は後方に延びるメインパイプ５と、下向きに延びるダウ
ンチューブ６が連結されており、これらメインパイプ５
とダウンチューブ６との間にエンジン７が搭載されてい
るとともに、上記メインパイプ５上には燃料タンク８が
設置されている。
たステアリングヘッドパイプ２（以下ヘッドパイプと称
する）には、バーハンドル３で操向操作されるフロント
フォーク４が枢支されている。また、ヘッドパイプ２に
は後方に延びるメインパイプ５と、下向きに延びるダウ
ンチューブ６が連結されており、これらメインパイプ５
とダウンチューブ６との間にエンジン７が搭載されてい
るとともに、上記メインパイプ５上には燃料タンク８が
設置されている。
本実施例の燃料タンク８は、第４図に示すように、左
タンク9aと右タンク9bとに二分割されており、これら両
タンク9a,9bの底部は下方に向って延長されて、エンジ
ン７のヘッド部7aの左右両側に覆い被さっている。そし
て、これら左右のタンク9a,9bの上縁部はヒンジ10を介
して左右方向に回動自在に連結されており、このため、
上述の如く両タンク9a,9bがエンジン７のヘッド部7aの
側方に覆い被さっていても、これらタンク9a,9bをヒン
ジ10を中心として左右両側に上向きに回動させれば、ヘ
ッド部7aが側方に露出されるようになっている。
タンク9aと右タンク9bとに二分割されており、これら両
タンク9a,9bの底部は下方に向って延長されて、エンジ
ン７のヘッド部7aの左右両側に覆い被さっている。そし
て、これら左右のタンク9a,9bの上縁部はヒンジ10を介
して左右方向に回動自在に連結されており、このため、
上述の如く両タンク9a,9bがエンジン７のヘッド部7aの
側方に覆い被さっていても、これらタンク9a,9bをヒン
ジ10を中心として左右両側に上向きに回動させれば、ヘ
ッド部7aが側方に露出されるようになっている。
なお、燃料タンク８の後部には、凹部11が一体に形成
されており、この凹部11内にはエンジン７の気化器12に
連なるエアクリーナ13が配置されている。
されており、この凹部11内にはエンジン７の気化器12に
連なるエアクリーナ13が配置されている。
また、上記ヘッドパイプ２には、前方に向って延びる
支持ステー15が連結され、この支持ステー15の先端部は
左右に二又状に分岐されるとともに、各分岐端15aには
ブラケット16が溶接されている。これらブラケット16間
には、ヘッドランプ17のランプボディー18がボルト19を
介して固定されており、このランプボディー18の前面開
口部には、リム20を介して四角形の前面レンズ21が保持
されている。リム20は前面レンズ21の外周囲を取り囲む
四角形枠状をなし、その左右両側面に設けた支持ステー
22を上記ボルト19によってブラケット16に共締めするこ
とで、ランプボディー18と一体的に固定されている。リ
ム20の前端周縁部には、内向きに延びるフランジ壁23が
周方向に連続して形成され、このフランジ壁23の内側に
前面レンズ21が位置されているとともに、この前面レン
ズ21の外周面には、フランジ壁23の内周縁部に引掛る段
部24が形成されている。そして、この前面レンズ21は、
段部24の後端外周縁部とフランジ壁23との間に跨って略
Ｌ字形の押え板25を介装し、この押え板25をばね部材26
で前向きに付勢することで、フランジ壁23と押え板25と
の間で弾性的に挾持されているものであり、この押え板
25はばね部材26と組み合わせて前面レンズ21の外周の四
箇所に設けられている。
支持ステー15が連結され、この支持ステー15の先端部は
左右に二又状に分岐されるとともに、各分岐端15aには
ブラケット16が溶接されている。これらブラケット16間
には、ヘッドランプ17のランプボディー18がボルト19を
介して固定されており、このランプボディー18の前面開
口部には、リム20を介して四角形の前面レンズ21が保持
されている。リム20は前面レンズ21の外周囲を取り囲む
四角形枠状をなし、その左右両側面に設けた支持ステー
22を上記ボルト19によってブラケット16に共締めするこ
とで、ランプボディー18と一体的に固定されている。リ
ム20の前端周縁部には、内向きに延びるフランジ壁23が
周方向に連続して形成され、このフランジ壁23の内側に
前面レンズ21が位置されているとともに、この前面レン
ズ21の外周面には、フランジ壁23の内周縁部に引掛る段
部24が形成されている。そして、この前面レンズ21は、
段部24の後端外周縁部とフランジ壁23との間に跨って略
Ｌ字形の押え板25を介装し、この押え板25をばね部材26
で前向きに付勢することで、フランジ壁23と押え板25と
の間で弾性的に挾持されているものであり、この押え板
25はばね部材26と組み合わせて前面レンズ21の外周の四
箇所に設けられている。
なお、上記支持アーム15からヘッドランプ17の下方に
張り出す補助アーム30には、オイルクーラ31が支持され
ている。
張り出す補助アーム30には、オイルクーラ31が支持され
ている。
ところで、上記ヘッドランプ17およびオイルクーラ31
の周囲は、FRP製のカウリング32によって覆われてお
り、以下このカウリング32の取付け構造について説明す
る。
の周囲は、FRP製のカウリング32によって覆われてお
り、以下このカウリング32の取付け構造について説明す
る。
すなわち、上記リム20のフランジ壁23の先端縁部に
は、枠体33が一体に突設されている。枠体33は、四角形
筒状をなしており、この枠体33は、前面レンズ21と同軸
状をなして、この前面レンズ21よりもカウリング32の前
面内側に向って延びている。
は、枠体33が一体に突設されている。枠体33は、四角形
筒状をなしており、この枠体33は、前面レンズ21と同軸
状をなして、この前面レンズ21よりもカウリング32の前
面内側に向って延びている。
また、カウリング32の前面には、ヘッドランプ17の前
面レンズ21と対向し合う投光用の開口部34と、オイルク
ーラ31に走行風を導く導風口35が独立して開設されてい
る。投光用の開口部34は前面レンズ21と同様に四角形状
をなし、その開口縁部には、嵌合部としての内向きに延
びる筒状部36の先端部は、ヘッドランプ17の前方から枠
体33の内側に取り外し可能に嵌合されている。この嵌合
により、カウリング32の前部が枠体33を基準として上下
および左右方向に位置決めされている。
面レンズ21と対向し合う投光用の開口部34と、オイルク
ーラ31に走行風を導く導風口35が独立して開設されてい
る。投光用の開口部34は前面レンズ21と同様に四角形状
をなし、その開口縁部には、嵌合部としての内向きに延
びる筒状部36の先端部は、ヘッドランプ17の前方から枠
体33の内側に取り外し可能に嵌合されている。この嵌合
により、カウリング32の前部が枠体33を基準として上下
および左右方向に位置決めされている。
そして、枠体33の内周面には、薄肉な弾性シート37が
被着されており、この弾性シート37は、上記筒状部36を
枠体33に嵌合した時に、これら筒状部36と枠体33との間
に介在されている。そのため、第１図や第２図に示すよ
うに、枠体33と筒状部36の上下左右の各面は、弾性シー
ト37を介して互いに接触されている。
被着されており、この弾性シート37は、上記筒状部36を
枠体33に嵌合した時に、これら筒状部36と枠体33との間
に介在されている。そのため、第１図や第２図に示すよ
うに、枠体33と筒状部36の上下左右の各面は、弾性シー
ト37を介して互いに接触されている。
また、カウリング32の両側部は、フロントフォーク４
の外側を通って後方の燃料タンク８側に延長されてお
り、この左右の延長部38,38の後端部は、第３図および
第４図に示すように、燃料タンク８の前端両側面に対
し、同一面状をなして連なっている。そして、これら左
右の延長部38,38は、夫々その上下二箇所において、燃
料タンク８に対し着脱可能に連結されている。この連結
構造は全て共通であるため一箇所を代表して説明する
と、延長部38の内面には、板金製の位置決め金具39がリ
ベット40によって固定されこの位置決め金具40は前端に
鉤の手状のフック部41を一体に有するとともに、後端に
内側に屈曲された板状の位置決め片42を一体に有してい
る。
の外側を通って後方の燃料タンク８側に延長されてお
り、この左右の延長部38,38の後端部は、第３図および
第４図に示すように、燃料タンク８の前端両側面に対
し、同一面状をなして連なっている。そして、これら左
右の延長部38,38は、夫々その上下二箇所において、燃
料タンク８に対し着脱可能に連結されている。この連結
構造は全て共通であるため一箇所を代表して説明する
と、延長部38の内面には、板金製の位置決め金具39がリ
ベット40によって固定されこの位置決め金具40は前端に
鉤の手状のフック部41を一体に有するとともに、後端に
内側に屈曲された板状の位置決め片42を一体に有してい
る。
また、左タンク9aおよび右タンク9bの前端部には、上
記位置決め金具39に対応して、その位置決め片42が突合
わされる板金製の受け金具43が溶接されている。この受
け金具43には上記位置決め片42の先端部後面に接するス
トッパ壁44が溶接されており、本実施例の場合は、この
受け金具43と位置決め金具39との接触により、延長部3
8,38の左右および後方への位置規制がなされる。
記位置決め金具39に対応して、その位置決め片42が突合
わされる板金製の受け金具43が溶接されている。この受
け金具43には上記位置決め片42の先端部後面に接するス
トッパ壁44が溶接されており、本実施例の場合は、この
受け金具43と位置決め金具39との接触により、延長部3
8,38の左右および後方への位置規制がなされる。
そして、受け金具43の前端部には、鉤の手状の係止部
45が一体に形成されており、この係止部45は位置決め金
具39のフック部41よりも車体内側において後方に位置し
ている。これらフック部41と係止部45との間には、ゴム
バンド46が架設されており、このゴムバンド46はその両
端に設けたリング47,47を、フック部41および係止部45
に係脱可能に引掛けることにより、弾性的に伸長されて
いる。したがって、このゴムバンド46の弾性復帰力によ
って、左右の延長部38,38が後方斜め内側に向って引張
られるとともに、カウリング32全体が後方に引張られ、
上記筒状部36の抜出が阻止されている。
45が一体に形成されており、この係止部45は位置決め金
具39のフック部41よりも車体内側において後方に位置し
ている。これらフック部41と係止部45との間には、ゴム
バンド46が架設されており、このゴムバンド46はその両
端に設けたリング47,47を、フック部41および係止部45
に係脱可能に引掛けることにより、弾性的に伸長されて
いる。したがって、このゴムバンド46の弾性復帰力によ
って、左右の延長部38,38が後方斜め内側に向って引張
られるとともに、カウリング32全体が後方に引張られ、
上記筒状部36の抜出が阻止されている。
なお、ゴムバンド46にはこれを伸長させる際に、指先
で把持する舌片48が一体に設けられている。
で把持する舌片48が一体に設けられている。
このような構成において、カウリング32を取付けるに
は、まず、カウリング32をヘッドランプ17の前方から当
てがい、筒状部36の先端部を枠体33の内側に嵌合させ
る。そして、ゴムバンド46の一方のリング47を、位置決
め金具39のフック部41に引掛けるとともに、このゴムバ
ンド46を伸長せしめて、反対側のリング47を受け金具43
の係止部45に引掛け、このゴムバンド46の弾性復帰力に
より左右の延長部38,38を後方斜め内側に引張れば、筒
状部36が嵌合状態に保持され、カウリング32がヘッドラ
ンプ17の回りに固定される。
は、まず、カウリング32をヘッドランプ17の前方から当
てがい、筒状部36の先端部を枠体33の内側に嵌合させ
る。そして、ゴムバンド46の一方のリング47を、位置決
め金具39のフック部41に引掛けるとともに、このゴムバ
ンド46を伸長せしめて、反対側のリング47を受け金具43
の係止部45に引掛け、このゴムバンド46の弾性復帰力に
より左右の延長部38,38を後方斜め内側に引張れば、筒
状部36が嵌合状態に保持され、カウリング32がヘッドラ
ンプ17の回りに固定される。
また、ゴムバンド46を伸長させてリング47を係止部45
から取り外し、この状態でカウリング32を前方に引張れ
ば、筒状部36と枠体33との嵌合を解除することができ、
カウリング32をヘッドランプ17の回りから取り外すこと
ができる。
から取り外し、この状態でカウリング32を前方に引張れ
ば、筒状部36と枠体33との嵌合を解除することができ、
カウリング32をヘッドランプ17の回りから取り外すこと
ができる。
このような本発明の一実施例によれば、カウリング32
はその開口部34に連なる筒状部36を、リム20と一体の枠
体33内に嵌め込むことで、上下左右方向に位置決めされ
るので、このカウリング32の位置決めをリム20を基準と
してヘッドランプ17の回りの一箇所のみで行うことがで
きる。
はその開口部34に連なる筒状部36を、リム20と一体の枠
体33内に嵌め込むことで、上下左右方向に位置決めされ
るので、このカウリング32の位置決めをリム20を基準と
してヘッドランプ17の回りの一箇所のみで行うことがで
きる。
このため、カウリング32の他の部分、つまり本実施例
では延長部38,38は、その四箇所をゴムバンド46によっ
て燃料タンク８に引掛けておく程度の構成で良く、位置
決めのための複雑な構成を要しないから、その分、カウ
リング32の取付け構造を簡略化することができる。
では延長部38,38は、その四箇所をゴムバンド46によっ
て燃料タンク８に引掛けておく程度の構成で良く、位置
決めのための複雑な構成を要しないから、その分、カウ
リング32の取付け構造を簡略化することができる。
また、上述の如くカウリング32の位置決めは、単なる
嵌め込みであるとともに、このカウリング32の取付け部
にボルトによる締付け箇所が一切存在しないので、カウ
リング32の脱着を手指で以って簡単に行うことができ
る。
嵌め込みであるとともに、このカウリング32の取付け部
にボルトによる締付け箇所が一切存在しないので、カウ
リング32の脱着を手指で以って簡単に行うことができ
る。
しかも、上記構成によると、筒状部36を枠体33に嵌合
させると、これら筒状部36と枠体33との間に弾性シート
37が介在され、この弾性シート37を介して筒状部36と枠
体33とが互いに接するので、カウリング32のがたつきや
このがたつきに伴う異音の発生を防止することができ
る。そのため、カウリング32の位置決めを精度良く行
え、このカウリング32の取付け部分の信頼性が向上す
る。
させると、これら筒状部36と枠体33との間に弾性シート
37が介在され、この弾性シート37を介して筒状部36と枠
体33とが互いに接するので、カウリング32のがたつきや
このがたつきに伴う異音の発生を防止することができ
る。そのため、カウリング32の位置決めを精度良く行
え、このカウリング32の取付け部分の信頼性が向上す
る。
なお、上述した実施例では、枠体33をヘッドランプ17
のリム20と一体に成形したが、本発明はこれに限らず、
例えば第８図に示したように、前面レンズ21の直前に、
この前面レンズ21の外周に沿う別体の枠体51を配置し、
この枠体51の外周面に設けた複数のアーム52を、ブラケ
ット16や補助アーム30にボルト締めしても良い。
のリム20と一体に成形したが、本発明はこれに限らず、
例えば第８図に示したように、前面レンズ21の直前に、
この前面レンズ21の外周に沿う別体の枠体51を配置し、
この枠体51の外周面に設けた複数のアーム52を、ブラケ
ット16や補助アーム30にボルト締めしても良い。
また、筒状部は枠体の内側ばかりでなく、外側に嵌め
込んでも良いし、カウリングの左右両側部も燃料タンク
に連続させなくても良い。
込んでも良いし、カウリングの左右両側部も燃料タンク
に連続させなくても良い。
さらに、本発明に係る車両は、自動二輪車に限らず、
後輪が二輪の自動三輪車や、その他バー形のハンドルを
備えた車両全般に適用可能である。
後輪が二輪の自動三輪車や、その他バー形のハンドルを
備えた車両全般に適用可能である。
以上詳述した本発明によれば、カウリングの位置決め
をヘッドランプを基準としてこのヘッドランプ回りの一
箇所のみで行え、カウリングの取付け構造を簡略化する
ことができる。
をヘッドランプを基準としてこのヘッドランプ回りの一
箇所のみで行え、カウリングの取付け構造を簡略化する
ことができる。
また、カウリングの位置決めは、単なる嵌め込みであ
るから、作業性も良く、カウリングの脱着作業を容易に
行える。
るから、作業性も良く、カウリングの脱着作業を容易に
行える。
しかも、筒状部を枠体に嵌合させると、これら筒状部
と枠体とが弾性シートを介して互いに接触するので、こ
れら筒状部と枠体との間に隙間が生じることはなく、カ
ウリングのがたつきやこのがたつきに伴う異音の発生を
防止することができる。そのため、カウリングの位置決
めを精度良く行え、このカウリングの取付け部分の信頼
性が向上するといった利点がある。
と枠体とが弾性シートを介して互いに接触するので、こ
れら筒状部と枠体との間に隙間が生じることはなく、カ
ウリングのがたつきやこのがたつきに伴う異音の発生を
防止することができる。そのため、カウリングの位置決
めを精度良く行え、このカウリングの取付け部分の信頼
性が向上するといった利点がある。
第１図ないし第７図は本発明の一実施例を示し、第１図
はカウリングの嵌合部分を示す断面図、第２図は第１図
中II-II線に沿う断面図、第３図は自動二輪車のステア
リングヘッド回りの側面図、第４図は第３図中IV-IV線
に沿う断面図、第５図はカウリングと燃料タンクとの連
結部分の断面図、第６図は自動二輪車の側面図、第７図
は自動二輪車の正面図、第８図は本発明の他の実施例を
示す断面図である。 １……フレーム、２……ヘッドパイプ、17……ヘッドラ
ンプ、21……前面レンズ、32……カウリング、33,51…
…枠体、34……開口部、36……筒状部、37……弾性シー
ト。
はカウリングの嵌合部分を示す断面図、第２図は第１図
中II-II線に沿う断面図、第３図は自動二輪車のステア
リングヘッド回りの側面図、第４図は第３図中IV-IV線
に沿う断面図、第５図はカウリングと燃料タンクとの連
結部分の断面図、第６図は自動二輪車の側面図、第７図
は自動二輪車の正面図、第８図は本発明の他の実施例を
示す断面図である。 １……フレーム、２……ヘッドパイプ、17……ヘッドラ
ンプ、21……前面レンズ、32……カウリング、33,51…
…枠体、34……開口部、36……筒状部、37……弾性シー
ト。
Claims (1)
- 【請求項１】フレームのヘッドパイプに支持され、この
ヘッドパイプの前方に配置されたヘッドランプと、 このヘッドランプの周囲を覆うカウリングと、を備えて
おり、 このカウリングの前面に、上記ヘッドランプの前面レン
スと対向し合う投光用の開口部を設けた自動二輪車等の
車両において、 上記ヘッドランプの前面レンズの周囲に、カウリングの
開口部に対向する枠体を配置し、この枠体は、上記前面
レンズよりも前方に向って突出する中空筒状をなすとと
もに、 上記カウリングの開口部の周縁に、上記前面レンズに向
って突出される筒状部を突設し、この筒状部は、上記枠
体に前方から取り外し可能に嵌合されて、上記カウリン
グの少なくとも上下および左右方向の位置決めをなすと
ともに、 上記筒状部と枠体との間に弾性シートを介在させたこと
を特徴とする自動二輪車等の車両におけるカウリング取
付け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60253218A JPH0825494B2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 | 自動二輪車等の車両におけるカウリング取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60253218A JPH0825494B2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 | 自動二輪車等の車両におけるカウリング取付け装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62113663A JPS62113663A (ja) | 1987-05-25 |
| JPH0825494B2 true JPH0825494B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=17248201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60253218A Expired - Fee Related JPH0825494B2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 | 自動二輪車等の車両におけるカウリング取付け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825494B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2412073A1 (en) * | 2002-11-19 | 2004-05-19 | Ted Marchildon | Plant growing apparatus |
| JP2013136359A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Kubota Corp | トラクタ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58118469A (ja) * | 1982-01-08 | 1983-07-14 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車等のフエアリング装置 |
| JPS60148783A (ja) * | 1984-01-12 | 1985-08-06 | ヤマハ発動機株式会社 | 自動二輪車等の車両におけるカウリング装置 |
-
1985
- 1985-11-12 JP JP60253218A patent/JPH0825494B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62113663A (ja) | 1987-05-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |