JPH0825463B2 - リザーバ - Google Patents

リザーバ

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JPH0825463B2
JPH0825463B2 JP1308155A JP30815589A JPH0825463B2 JP H0825463 B2 JPH0825463 B2 JP H0825463B2 JP 1308155 A JP1308155 A JP 1308155A JP 30815589 A JP30815589 A JP 30815589A JP H0825463 B2 JPH0825463 B2 JP H0825463B2
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JP
Japan
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filter
chamber
reservoir
working fluid
inflow port
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JP1308155A
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JPH03167073A (ja
Inventor
英樹 武田
文夫 岸田
幸一 柴田
善行 外山
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Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば流体圧式動力舵取り装置などに使用
する、フィルタを備えたリザーバに関する。
(従来の技術) この種のリザーバは、流入口及び流出口を有するリザ
ーバ本体と、このリザーバ本体内に設けられ流入口から
流出口に流れる作動流体を濾過するフィルタを備えてお
り、例えば流入口は動力舵取り装置に接続し、流出口は
ポンプに接続して使用される。
(発明が解決しようとする課題) 寒冷時には油などの作動流体の粘度が増大するので、
このようなリザーバにおいては作動流体のフィルタ通過
抵抗が増大する。このため寒冷時にはポンプへの作動流
体の戻りが悪くなり、ポンプ内部の吸込系の圧力が低下
して作動流体中の含有エアがキャビテーションとして発
生し、異音が生じるという問題がある。これに対し、例
えば特開昭59−190502号公報あるいは実開昭59−127906
号公報に記載されているように、圧力差が増大すれば開
となる弁をフィルタと並列に設けたものがあるが、濾過
とエア抜きの両機能を充分に備えさせることは困難であ
った。
本発明は、このような各問題を解決することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) このために、本発明によるリザーバは、添付図面に例
示するごとく、流入口15及び流出口16を有するリザーバ
本体10と、このリザーバ本体10内に設けられ前記流入口
15から流出口16に流れる作動流体を濾過するフィルタ26
を備えたリザーバにおいて、下面に前記フィルタ26を密
着して設け前記流入口15と流出口16の間において前記リ
ザーバ本体10内を上部室17と下部室18に仕切る仕切部材
20と、この仕切部材20の一部に上方に突出して形成され
て下側に設けた凹部と前記フィルタ26との間に加圧室22
を形成しまた前記流入口15から同加圧室22へ流入する作
動流体をなだらかに導入する整流部23を有する隆起部21
と、前記仕切部材20の残る部分に形成され前記上部室17
と下部室18を前記フィルタ26を介して連通する開口24
と、前記隆起部21の上部に形成されて前記加圧室22と上
部室17を連通するエア抜き孔25と、前記フィルタ26を間
に挟んで前記隆起部21の下側に密着して設けられ同フィ
ルタ26との間にフィルタ室31を形成すると共に前記下部
室18内に開口する出口33を有する内部ケース30と、外部
から抜き差し可能に前記エア抜き孔25に嵌合された閉塞
部材42を備えたことを特徴とするものである。
(作用) 通常は閉塞部材42をエア抜き孔25に嵌合させておく。
運転中に流入口15から戻る作動流体は、整流部23に導か
れて加圧室22内に入り、流速が圧力に変換される。加圧
室22内に入った作動流体は、この圧力によりフィルタ26
を通過してフィルタ室31内に入り、出口33から下部室18
内を通り、流出口16からポンプなどに吸入される。この
ように加圧室22は圧力が上昇するので、寒冷時に粘度が
増大した場合でも作動流体は容易にフィルタ26を通過
し、流出口16からの作動流体の戻りが悪くなることはな
い。
作動流体のエア抜きを行う場合には、エア抜き孔25か
ら閉塞部材42を引き抜いて運転を行う。この場合は、エ
アが混入した作動流体が流入口15から加圧室22内に流入
するが、このエアの量が多い加圧室22内上部の作動流体
はエア抜き孔25から上部室17内に入ってエアを放出し、
エアが除かれた作動流体は開口24及びフィルタ26を通っ
て下部室18内に入り、流出口16からポンプなどに吸入さ
れる。
(発明の効果) 上述のごとく本発明によれば、エア抜き孔を閉塞部材
で塞いだ通常運転の際には、寒冷時でも流出口からの作
動流体の戻りが悪くなることはない。またエア抜きの場
合には、閉塞部材をエア抜き孔から引き抜いて運転する
ことにより、混入したエアを作動流体から除くことがで
きる。また何れの場合にも作動流体は必ずフィルタを通
過するので、作動流体の濾過は完全である。
(実施例) 以下に、添付図面に示す実施例により、本発明の説明
をする。
第1図〜第4図に示すごとく、リザーバ本体10は円形
の底部11と、その全外周から上方に延びる円筒部12と、
その上部に形成された注入口13よりなり、剛性樹脂製の
下半部10aと上半部10bと一体的に溶着することにより形
成されている。円筒部12の下部全周には環状の段部14が
形成されている。円筒部12には互いに平行でほぼ水平に
延びる流入口15と流出口16が一体形成され、流入口15の
一端は段部14の直上部において、また流出口16の一端は
段部14の直下部においてリザーバ本体10内部に開口して
いる。流入口15の他端は配管を介して動力舵取り装置
(図示省略)に接続され、流出口16の他端は配管を介し
てポンプ(図示省略)に接続されている。
段部14には、リザーバ本体10の内部を上部室17と下部
室18に仕切る合成樹脂製の仕切部材20の全外周が溶着固
定され、この仕切部材20の下面には合成樹脂製の網より
なるフィルタ26が溶着固定されている。第1図〜第3図
に示すごとく、仕切部材20の中央部には、上方に突出し
てフィルタ26との間に加圧室22を形成する凹部を下側に
設けた隆起部21が形成され、この隆起部21は流入口15に
接続されて流入口15から戻る流れを加圧室22内になだら
かに導入する第1整流部23を有している。主として第2
図に示すごとく、第1整流部23は、略U字状をなす隆起
部21に対し、その一方の腕の延長方向に接続されてい
る。また隆起部21の中央に上方に突出して設けられたボ
ス部には、加圧室22と上部室17を鉛直に連通するエア抜
き孔25が注入口13と同軸的に形成され、このエア抜き孔
25の上半部には、後述する閉塞部材42の嵌合を容易とす
るために上広がりのテーパ面25aが形成されている。
また仕切部材20には、隆起部21の外側の部分に、フィ
ルタ26を介して上部室17と下部室18を連通する、2個の
弧状の開口24が形成されている。フィルタ26のうち加圧
室22に対応する部分は加圧部フィルタ26aを形成し、開
口24に相当する部分は大気開放部フィルタ26bを形成す
る。
第1図,第3図及び第4図に示すごとく、合成樹脂製
の内部ケース30は上面が開放され、平面形状は隆起部21
とほぼ対応する略U字状である。この内部ケース30はフ
ィルタ26を間に挟んで隆起部21の下側に溶着固定され、
フィルタ26との間にフィルタ室31を形成している。特に
第4図から明かなごとく、略U字状の内部ケース30の両
腕のうち第1整流部23と対応しないほうのものは、その
延長上に流出口16が位置するように配置され、この腕の
先端に下部室18内に開口する出口33が設けられている。
これにより出力33は、円筒部12に対する流出口16の開口
と接近して対向するものとなる。
また内部ケース30には、出口33と反対側に位置する部
分に、円弧状の第2整流部32が形成されている。これに
より流入口15から第1整流部23を経て加圧室22内に流入
し、加圧部フィルタ26aを通ってフィルタ室31内に入っ
た作動油は、第2整流部32によりなだらかに案内されて
出口33に向かい、出口33から流出し下部室18の一部を横
切って直ちに流出口16内に流入する。
第1図に示すごとく、第1パッキング41を介してリザ
ーバ本体10の注入口13を着脱自在に閉止するキャップ40
は、エア抜き孔25に抜き差し可能に嵌合される閉塞部材
42を同軸的に備えている。閉塞部材42は、一体成形され
たフランジ部42aとロッド部42bよりなり、ロッド部42b
は第1パッキン41の中心を突き抜けて下方に突出し、フ
ランジ部42aは第2パッキン43を介してキャップ40と第
1パッキン41の間に挟持されている。これにより閉塞部
材42は、キャップ40により多少の移動可能に弾性的に支
持される。第1図に示すごとく、キャップ40を注入口13
に取り付ければ、隆起部21のエア抜き孔25は、ロッド部
42bの先端が嵌合されて閉じられる。なお上部室17内
は、第1パッキン41に設けた小孔と溝により大気に連通
されている。
次に、本実施例の作用の説明をする。
通常の作動時は、第1図に示すごとく、注入口13をキ
ャップ40で閉じ、閉塞部材42のロッド部42b先端を嵌合
してエア抜き孔25を閉じておく。運転中に動力舵取り装
置から流入口15に戻る作動油の流れは、第2図の破線の
矢印に示すごとく、第1整流部23に導かれて加圧室22内
に流入して流速が低下し、この流速が圧力に変換されて
加圧室22内の圧力は上昇する。加圧室22内の作動油はこ
の圧力により加圧部フィルタ26aを通過してフィルタ室3
1内に入り、第4図の実線の矢印に示すごとく、内部ケ
ース30の第2整流部32に沿って導かれて出口33に向か
い、出口33から流出して下部室18のごく一部を横切り、
出口33と対向して設けた流出口16内にそのまま直ちに流
入する。
このように加圧室22内の圧力が上昇するので、寒冷時
に粘度が増大した場合でも、作動油は容易に加圧部フィ
ルタ26aを通ってフィルタ室31内に入り、またこの作動
油は第2整流部32に導かれて出口33から直ちに流出口16
内に流入する。従って流入口15から流出口16への作動油
の戻りは寒冷時でも良好となるので、流出口16に接続さ
れたポンプ内部の吸込系の圧力が低下してキャビテーシ
ョンが発生することはなくなり、これによる異音が生じ
ることもなくなる。
また作動油の交換時などにおいて、作動油中にエアが
混入された場合には、第2図に示すごとく、キャップ40
を取り外すことにより閉塞部材42のロッド部42bの先端
をエア抜き孔25から引き抜きて、運転を行う。この場合
には、エアが混入した作動油が流入口15から加圧室22に
流入するが、このエアが多く溜る加圧室22内上部の作動
油は、第1図〜第3図の二点鎖線の矢印に示すごとく、
エア抜き孔25を通って流れの穏やかな上部室17内に入
り、エアを放出する。このようにしてエアが除かれた作
動油は仕切部材20の開口24及び大気開放部フィルタ26b
を通って下部室18内に入り、内部ケース30の周りを通っ
て流出口16内に流入し、ポンプに吸入される。なおこの
場合にも、流入口15から戻る作動油の一部は、加圧部フ
ィルタ26aを通ってフィルタ室31に入り、出口33から流
出口16内に流入する。
以上の何れの場合にも、作動油は加圧部フィルタ26a
または大気開放部フィルタ26bを必ず通るので、作動油
の濾過は完全である。
なお上記実施例においては、閉塞部材42をキャップ40
に支持させたが、閉塞部材42はキャップ40と別個に外部
から抜き差し可能としてもよい。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明によるリザーバの一実施例を示し、第
1図は閉塞部材を嵌合した状態の側断面図、第2図は閉
塞部材を引き抜いた状態における第1図のII−II断面
図、第3図は第2図のIII−III断面図、第4図は第1図
のIV−IV断面図である。 符号の説明 10……リザーバ本体、15……流入口、16……流出口、17
……上部室、18……下部室、20……仕切部材、21……隆
起部、22……加圧室、23……整流部(第1整流部)、24
……開口、25……エア抜き孔、26……フィルタ、30……
内部ケース、31……フィルタ室、33……出口、42……閉
塞部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 幸一 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 外山 善行 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流入口及び流出口を有するリザーバ本体
    と、このリザーバ本体内に設けられた前記流入口から流
    出口に流れる作動流体を濾過するフィルタを備えたリザ
    ーバにおいて、下面に前記フィルタを密着して設け前記
    流入口と流出口の間において前記リザーバ本体内を上部
    室と下部室に仕切る仕切部材と、この仕切部材の一部に
    上方に突出して形成されて下側に設けた凹部と前記フィ
    ルタとの間に加圧室を形成しまた前記流入口から同加圧
    室へ流入する作動流体をなだらかに導入する整流部を有
    する隆起部と、前記仕切部材の残る部分に形成され前記
    上部室と下部室を前記フィルタを介して連通する開口
    と、前記隆起部の上部に形成されて前記加圧室と上部室
    を連通するエア抜き孔と、前記フィルタを間に挟んで前
    記隆起部の下側に密着して設けられ同フィルタとの間に
    フィルタ室を形成すると共に前記下部室内に開口する出
    口を有する内部ケースと、外部から抜き差し可能に前記
    エア抜き孔に嵌合された閉塞部材を備えたことを特徴と
    するリザーバ。
JP1308155A 1989-11-28 1989-11-28 リザーバ Expired - Lifetime JPH0825463B2 (ja)

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JP2582542Y2 (ja) * 1993-05-13 1998-10-08 小島プレス工業株式会社 オイルリザーバ

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