JP2889630B2 - リザーバ - Google Patents

リザーバ

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JP2889630B2
JP2889630B2 JP2011137A JP1113790A JP2889630B2 JP 2889630 B2 JP2889630 B2 JP 2889630B2 JP 2011137 A JP2011137 A JP 2011137A JP 1113790 A JP1113790 A JP 1113790A JP 2889630 B2 JP2889630 B2 JP 2889630B2
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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば流体圧式動力舵取装置などに使用す
るフィルタを備えたリザーバに関するものである。
〈従来の技術〉 従来のリザーバは、流入口及び流出口を有するリザー
バ本体と、このリザーバ本体内に設けられ流入口から流
出口に流れる作動流体を濾過するフィルタを備え、例え
ば流入口は動力舵取装置に接続し、流出口はポンプに接
続して使用される。
このようなリザーバにおいて、寒冷時において油など
の作動流体の粘度の増大のため、作動流体のフィルタ通
過抵抗の増大により、ポンプ内の吸込部の圧力が低下し
て作動流体内の含有エアがキャビテーションとなり、異
音が発生するという不具合が生じる。
この不具合を防止するため、リザーバ本体内を上部室
と下部室に仕切ってフィルタを設けた仕切部材に、フィ
ルタの上方に位置する加圧室とこの加圧室に作動流体を
なだらかに導入する整流部からなる隆起部を形成し、か
つ、隆起部の上部に加圧室と上部室を連通するエア抜き
孔を形成して、このエア抜き孔に抜き差し可能に閉塞部
材が嵌合される構造のリザーバが考え出されている。
このリザーバでは、通常時のエア抜き孔が閉塞部材に
より閉じられ、流入口から流入する作動流体は整流部を
経て加圧室に導入され、加圧室で流速が変換された圧力
によってフィルタを通過して濾過された後、フィルタの
下方に位置するフィルタ室を介して流出口に導かれるの
で、寒冷時で粘度が増大した場合でもフィルタを容易に
通過することができる。
また、エア抜きを行う時は、エア抜き孔から閉塞部材
を抜くことにより、作動流体はエア抜き孔から上面が大
気に接している上部室に入り、エアを放出することが可
能となる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 前述のリザーバにおいて、フィルタの上方に位置する
加圧室に流入口を連通させる整流部と、フィルタの下方
に位置するフィルタ室に流出口を連通させる部材は、リ
ザーバ本体に設けられた流出口と流入口の位置に合うよ
うに形成しなければならないため、流出口と流入口の相
対位置が相違するリザーバに対して、それぞれ流出口と
流入口の相対位置が違う別の仕切部材を用意する必要が
あり、仕切部材の種類が増えてしまうという問題が生じ
た。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は上述した問題点を解決するためになされたも
ので、流入口及び流出口を有する円筒形状のリザーバ本
体と、このリザーバ本体内に設けられ前記流入口から前
記流出口に流れる作動流体を濾過するフィルタを備えた
リザーバにおいて、前記リザーバ本体内を上部室と下部
室に仕切る仕切部材を設け、この仕切部材は、前記フィ
ルタの上部室側に位置する第1仕切部材と、前記フィル
タの下部室側に位置する第2仕切部材からなり、前記第
1仕切部材は、前記上部室に突出して形成されて前記フ
ィルタとの間に加圧室を形成する隆起部と、前記流入口
から前記加圧室へ流入する作動流体をなだらかに導入す
る整流部と、前記加圧室の下部に位置して前記下部室側
へ突出するリザーバ本体中心を中心とする円形の嵌合壁
部とからなり、前記第2仕切部材は、前記嵌合壁部が前
記フィルタをはさんで突入し、前記第1仕切部材を回転
自在に係止するリザーバ本体中心を中心とする円形の嵌
合孔部と、この嵌合孔部の下部に設けられ、前記下部室
内にフィルタ室を形成する壁面部と、一端が前記流出口
の先端に係止して前記フィルタ室から前記流出口へ流出
する作動流体を導く導流部とからなるようにしたもので
ある。
〈作用〉 上記した構成により、通常時は流入口から流入する作
動流体は整流部を経て加圧室に導入されて、加圧室で流
速が変換された圧力によってフィルタを通過して濾過さ
れた後、フィルタ室に流入し、導流部に導かれて流出口
から流出して、ポンプなどに吸入される。この際、加圧
室を形成する隆起部及び整流部が設けられる第1仕切部
材と、フィルタ室を形成する壁面部及び導流部が設けら
れる第2仕切部材は、嵌合壁部と嵌合孔部の係止により
リザーバ本体中心を中心として回転自在に位置すること
ができる。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図と第2図において、リザーバ本体10は鉄板から形成さ
れ、円形の底部11とその外周から上方に延びる円筒部12
と、その上部に形成された注入口13から構成されてい
る。円筒部12にはその円断面中心を通る半径方向に水平
に流入管15aが溶接される流入口15が形成され、底部11
には円形の中心から所定の距離だけ外周に偏った位置に
下方に向かって流出管16aが溶接される流入口16が形成
されている。流入管15aの他端は図略のホースを介して
動力舵取装置に接続され、流出管16aの他端は図略のホ
ースを介してポンプに接続されている。
リザーバ本体10の内部には、内部を上部室17と下部室
18に仕切る合成樹脂製の仕切部材19が設置され、この仕
切部材19は、上部室17側の前記流入口15が開口する側に
位置する第1仕切部材20と、下部室18側の前記流出口16
が開口する側に位置する第2仕切部材21から構成されて
いる。そして第1仕切部材20と第2仕切部材21は金属製
のフィルタ26を介して、溶着固定されている。
第1仕切部材20は、前記上部室17に突出して形成され
て前記フィルタ26との間に加圧室22を形成する隆起部20
aと、上面がリザーバ本体10中心に向かって傾斜して、
前記流入口15から流入した流体を加圧室22になだらかに
導入する整流部20bと、加圧室22の上部に形成されて後
述の閉塞部材42により前記加圧室22と前記上部室17を連
通閉止するエア抜き孔20cと、加圧室22の下部に位置し
て前記下部室18側へ突出して形成されリザーバ本体10中
心を中心とする円形の嵌合壁部20dと、前記加圧室22以
外の部分に形成され前記上部室17と前記下部室18を前記
フィルタ26を介して連通する開口部20eとからなってい
る。
また第2仕切部材21は、前記嵌合壁部20dが突入して
前記第1仕切部材20を回転自在に係止するリザーバ本体
10中心を中心として形成された円形の嵌合孔部21aと、
この嵌合孔部21aの下部に設けられ、前記下部室18内に
フィルタ26を通過した流体が導入されるフィルタ室23を
形成する壁面部21bと、前記流出口16の流出管16aの先端
に係止して仕切部材19の回転方向の位置決めをし、かつ
前記フィルタ室23から前記流出口16へ流出する作動流体
を導く導流部21cと、前記フィルタ室23以外の部分に形
成され前記上部室17と前記下部室18を前記フィルタ26を
介して連通する開口部21dからなっている。また壁面部2
1bの下面には4ヵ所の開口27aを有する脚部27が一体形
成され、その先端はリザーバ本体10の底部11に当接し
て、リザーバ本体10の円筒部12に設けたかしめ部28とに
より、仕切部材19の上下方向の位置決めをしている。導
流部21cの流出管16aの先端に係止する部分には、4ヵ所
の開口24が設けられて、下部室18に流入した流体を前記
流出口16から流出できるようにしている。
また、パッキン41を介してリザーバ本体10の注入口13
に着脱自在に閉止するキャップ40には、前記エア抜き孔
23cに抜き差し可能に嵌合される閉止部材42が同軸的に
備えられている。閉止部材42は、キャップ40に固設され
るフランジ部42aと、このフランジ部42aから下方に突出
して形成されるロッド部42bと、このロッド部42bの先端
に取付けられて前記エア抜き孔20cに嵌合されるゴム等
の弾性体からなるシール材42cから構成されている。こ
のシール材42cにより、キャップ40のロッド部42bとエア
抜き孔20cの若干の芯ずれを許容するとともに、エア抜
き孔20cの詰め栓の役割を向上させている。
次に、本実施例の作用について説明する。通常の作動
時は、注入口13にキャップ40が閉じられ、閉止部材42の
シール材42cはエア抜き孔20cに嵌合されている。この状
態で流入口15から流入する作動流体の流れは、第1図に
実線の矢印で示してあるように、整流部20bに導かれ、
加圧室22に流入して速度が圧力に変換され、加圧室22内
の作動油はこの圧力によりフィルタ26を通過して、フィ
ルタ室23に入り、壁面部21bと導流部21cに導かれなが
ら、流出口16から流出管16aに流出する。
このように加圧室22内の圧力が上昇するので寒冷時で
粘度が増大した場合でも、作動油は容易にフィルタ26を
通ってフィルタ室23に入れるので、流入口15から流出口
16への作動油の戻りは良好となり、流出口16に接続され
たポンプ内部の圧力が低下してキャピテーションが発生
することはなくなり、これによる異音の発生を防ぐこと
ができる。
また作動油の交換時などにおいて、作動油中にエアが
混入された場合には、キャップ40を取り外すことによ
り、閉止部材42のシール材42cをエア抜き孔20cから抜い
て、運転を行う。すると、エアが混入した作動油が流入
口15から加圧室22に流入するが、エアが多く溜まる上部
の作動油は第1図の2点鎖線の矢印に示されるように、
エア抜き孔20cを通って上部室17の上面が大気に接して
いる部分に入り、エアが放出される。このようにしてエ
アが除かれた作動油は、第1仕切部材20の開口部20eか
らフィルタ26に通過し、第2仕切部材21の開口部21dを
通って下部室18に入り、下部室18内を流れた後、開口24
を経て、流出口16から流出する。
さて、このような構造のリザーバのリザーバ本体10に
設けられた流入口15と流出口16は、エンジン室内の設置
位置等によりさまざまな相対角度位置に設ける必要があ
る。しかしながら、本発明は上記の構成からなっている
ため、流入口15の位置に整流部20bが一致するように第
1仕切部材20の角度位置を決め、流出口16の位置に導流
部21cが一致するように第2仕切部材21の角度位置を決
めて、フィルタ26を介して、第1仕切部材20の嵌合壁部
20dを第2仕切部材21の嵌合孔部21aが嵌合する部分を溶
着して仕切部材19を作成することにより、流入口15と流
出口16の相対位置がさまざまな角度のリザーバに対して
も、共通の第1仕切部材20と第2仕切部材21を用いて構
成することができる。
〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明のリザーバの構造にすれ
ば、従来のリターン流加圧方式を用いながら、流入口と
流出口の相対位置がさまざまな角度位置に設けられたリ
ザーバに対しても、共通の第1仕切部材と第2仕切部材
を用いて構成することができるという効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は本発明の
多機能ポンプの断面図、第2図は第1図のII−II線断面
図である。 10……リザーバ本体、15……流入口、16……流出口、17
……上部室、18……下部室、19……仕切部材、20……第
1仕切部材、20a……隆起部、20b……整流部、20d……
嵌合壁部、21……第2仕切部材、21a……嵌合孔部、21b
……壁面部、21c……導流部、22……加圧室、23……フ
ィルタ室、26……フィルタ、42……閉塞部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流入口及び流出口を有する円筒形状のリザ
    ーバ本体と、このリザーバ本体内に設けられ前記流入口
    から前記流出口に流れる作動流体を濾過するフィルタを
    備えたリザーバにおいて、前記リザーバ本体内を上部室
    と下部室に仕切る仕切部材を設け、この仕切部材は、前
    記フィルタの上部室側に位置する第1仕切部材と、前記
    フィルタ下部室側に位置する第2仕切部材からなり、前
    記第1仕切部材は、前記上部室に突出して形成されて前
    記フィルタとの間に加圧室を形成する隆起部と、前記流
    入口から前記加圧室へ流入する作動流体をなだらかに導
    入する整流部と、前記加圧室の下部に位置して前記下部
    室側へ突出するリザーバ本体中心を中心とする円形の嵌
    合壁部とからなり、前記第2仕切部材は、前記嵌合壁部
    が前記フィルタをはさんで突入し、前記第1仕切部材を
    回転自在に係止するリザーバ本体中心を中心とする円形
    の嵌合孔部と、この嵌合孔部の下部に設けられ、前記下
    部室内にフィルタ室を形成する壁面部と、一端が前記流
    出口の先端に係止して前記フィルタ室から前記流出口へ
    流出する作動流体を導く導流部とからなることを特徴と
    するリザーバ。
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