JPH08254325A - 天井埋込型空気調和ユニット - Google Patents
天井埋込型空気調和ユニットInfo
- Publication number
- JPH08254325A JPH08254325A JP8027820A JP2782096A JPH08254325A JP H08254325 A JPH08254325 A JP H08254325A JP 8027820 A JP8027820 A JP 8027820A JP 2782096 A JP2782096 A JP 2782096A JP H08254325 A JPH08254325 A JP H08254325A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- decorative panel
- air
- conditioning unit
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、天井埋込型空気調和ユニットにお
いて、天井面にスマッジングが発生しにくくすると共
に、吸込パネルへの結露を防止しながらも冷風を斜め下
向きに広がるように吹き出させるようにすることであ
る。 【解決手段】 本発明は、天井埋込型空気調和ユニット
の化粧パネル７に、このパネルに設けられた吹出口の内
壁２０ａ、２０ｂに沿って吐出される風の向きを化粧パ
ネルの下面２２から離すための段差を設ける。
いて、天井面にスマッジングが発生しにくくすると共
に、吸込パネルへの結露を防止しながらも冷風を斜め下
向きに広がるように吹き出させるようにすることであ
る。 【解決手段】 本発明は、天井埋込型空気調和ユニット
の化粧パネル７に、このパネルに設けられた吹出口の内
壁２０ａ、２０ｂに沿って吐出される風の向きを化粧パ
ネルの下面２２から離すための段差を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は天井空間内に据付け
られる天井埋込型空気調和ユニットに関する。
られる天井埋込型空気調和ユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】天井埋込型空気調和ユニットでは、冷房
運転時に吹出口からの冷風を極力斜め下向きに広がるよ
うに吹き出させるため、実公昭６３−３５２９３号公報
で提示されているように吹出口の内壁を斜め下向きに形
成している。
運転時に吹出口からの冷風を極力斜め下向きに広がるよ
うに吹き出させるため、実公昭６３−３５２９３号公報
で提示されているように吹出口の内壁を斜め下向きに形
成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記公報で提示の空気
調和ユニットでは冷房運転時に吹出口から斜め下向きに
吹き出された冷風の一部が化粧パネルの下面に沿って流
れることによりこのパネル部分が冷却され、この冷却さ
れたパネル部分に天井付近の室内空気が吹出口からの吹
出空気で巻き込まれて結露し、そこに室内の粉塵が付着
して天井が汚れること（「スマッジング」と言われてい
る）があった。又、そこに露水が室内へ滴下される虞れ
があった。
調和ユニットでは冷房運転時に吹出口から斜め下向きに
吹き出された冷風の一部が化粧パネルの下面に沿って流
れることによりこのパネル部分が冷却され、この冷却さ
れたパネル部分に天井付近の室内空気が吹出口からの吹
出空気で巻き込まれて結露し、そこに室内の粉塵が付着
して天井が汚れること（「スマッジング」と言われてい
る）があった。又、そこに露水が室内へ滴下される虞れ
があった。
【０００４】本発明は、かかる点に鑑み、天井面にスマ
ッジングが発生しにくくすると共に、吸込パネルへの結
露を防止しながらも冷風を斜め下向きに広がるように吹
き出させるようにした天井埋込型空気調和ユニットを提
供することを目的としたものである。
ッジングが発生しにくくすると共に、吸込パネルへの結
露を防止しながらも冷風を斜め下向きに広がるように吹
き出させるようにした天井埋込型空気調和ユニットを提
供することを目的としたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、天井埋込型空
気調和ユニットの化粧パネルに、このパネルに設けられ
た吹出口の内壁に沿って吐出される風の向きを前記化粧
パネルの下面から離すための段差を設けるようにしたも
のである。これによって、冷房運転時、冷風は吹出口の
内壁に沿って流れた後、化粧パネルに設けた段差によっ
て、この化粧パネルの下面から離れるように吹き出され
る為、冷風が化粧パネルの下面に触れてこのパネル部分
が冷却されることはなく、従ってこのパネル部分に結露
したり、スマッジングが発生するおそれは少ない。
気調和ユニットの化粧パネルに、このパネルに設けられ
た吹出口の内壁に沿って吐出される風の向きを前記化粧
パネルの下面から離すための段差を設けるようにしたも
のである。これによって、冷房運転時、冷風は吹出口の
内壁に沿って流れた後、化粧パネルに設けた段差によっ
て、この化粧パネルの下面から離れるように吹き出され
る為、冷風が化粧パネルの下面に触れてこのパネル部分
が冷却されることはなく、従ってこのパネル部分に結露
したり、スマッジングが発生するおそれは少ない。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明すると、天井埋込型空気調和ユニットは天井１の空
間２内に吊り具３で吊り下げられて設置されるユニット
本体４と、この本体の下面に設けられ吸入口５と吹出口
６を有する化粧パネル７とから構成されている。このユ
ニット本体４内は２枚の仕切板８ａ，８ｂで吹出側通風
路９と吸込側通風路１０とで区画され、吹出側通風路９
に熱交換器１１が、吸込側通風路１０に遠心型送風機１
２が設けられている。
説明すると、天井埋込型空気調和ユニットは天井１の空
間２内に吊り具３で吊り下げられて設置されるユニット
本体４と、この本体の下面に設けられ吸入口５と吹出口
６を有する化粧パネル７とから構成されている。このユ
ニット本体４内は２枚の仕切板８ａ，８ｂで吹出側通風
路９と吸込側通風路１０とで区画され、吹出側通風路９
に熱交換器１１が、吸込側通風路１０に遠心型送風機１
２が設けられている。
【０００７】この遠心型送風機１２のファンケース１３
は吸込口の一部１４ａと吐出口１５とを含む上半分のフ
ァンケース部分１３ａと、吸込口の他部１４ｂを含む下
半分のファンケース部分１３ｂとに分割され、この上半
分のファンケース部分１３ａを一方の板金製の仕切板８
ａと一体に形成することによりこのファンケース部分１
３ａが仕切板８ａ，８ｂより吹出側通風路９の方へ張り
出された状態となっている。
は吸込口の一部１４ａと吐出口１５とを含む上半分のフ
ァンケース部分１３ａと、吸込口の他部１４ｂを含む下
半分のファンケース部分１３ｂとに分割され、この上半
分のファンケース部分１３ａを一方の板金製の仕切板８
ａと一体に形成することによりこのファンケース部分１
３ａが仕切板８ａ，８ｂより吹出側通風路９の方へ張り
出された状態となっている。
【０００８】又、他方の仕切板８ｂには、ファンケース
部分１３ａが嵌まり合う開口１６と、熱交換器１１で生
じたドレン水を受けるドレンパン１７とが発泡スチロー
ルで一体に形成されている。そして、上述した吹出口６
を構成する発泡ゴム製の吹出部材１８ａ，１９ａ、１８
ｂ，１９ｂは内壁２０ａ，２１ａ、２０ｂ，２１ｂが斜
め下向きに形成され、且つこの内壁２０ａ，２０ｂの下
端には化粧パネル７の下面２２と段違い状に突き出た突
起２３が発泡ゴム製の吹出部材１８ａ，１８ｂと一体に
形成されている。これを言い換えれば化粧パネルに段差
を設けたこととなる。２４は風向変更羽根である。
部分１３ａが嵌まり合う開口１６と、熱交換器１１で生
じたドレン水を受けるドレンパン１７とが発泡スチロー
ルで一体に形成されている。そして、上述した吹出口６
を構成する発泡ゴム製の吹出部材１８ａ，１９ａ、１８
ｂ，１９ｂは内壁２０ａ，２１ａ、２０ｂ，２１ｂが斜
め下向きに形成され、且つこの内壁２０ａ，２０ｂの下
端には化粧パネル７の下面２２と段違い状に突き出た突
起２３が発泡ゴム製の吹出部材１８ａ，１８ｂと一体に
形成されている。これを言い換えれば化粧パネルに段差
を設けたこととなる。２４は風向変更羽根である。
【０００９】以上の如く構成されており、冷房運転時に
遠心ファン２５を駆動すると、化粧パネル７の吸入口５
からエアーフィルター２６を通って吸込側通風路１０に
吸い込まれた室内空気の一部はファンケース上半部分１
３ａの吸込口の一部１４ａへ吸入される一方、室内空気
の残りはファンケース下半部分１３ｂの吸込口の他部１
４ｂへ吸入されて吐出口１５から吹出側通風路９へ吹き
出される。然る後、この吹き出された室内空気は左右方
向へ分配されて熱交換器１１で冷却された後に断熱シー
ト２７に沿って下降し、化粧パネル７の２個吹出口６か
ら冷風が二方向へ吹き出されて室内が冷房される。
遠心ファン２５を駆動すると、化粧パネル７の吸入口５
からエアーフィルター２６を通って吸込側通風路１０に
吸い込まれた室内空気の一部はファンケース上半部分１
３ａの吸込口の一部１４ａへ吸入される一方、室内空気
の残りはファンケース下半部分１３ｂの吸込口の他部１
４ｂへ吸入されて吐出口１５から吹出側通風路９へ吹き
出される。然る後、この吹き出された室内空気は左右方
向へ分配されて熱交換器１１で冷却された後に断熱シー
ト２７に沿って下降し、化粧パネル７の２個吹出口６か
ら冷風が二方向へ吹き出されて室内が冷房される。
【００１０】かかる冷房運転時、冷風は吹出口６の斜め
下向きに形成された内壁２０ａ，２１ａ、２０ｂ，２１
ｂと風向変更羽根２４に沿って流れることにより斜め下
向きに広がるように吹き出されるが、特に内壁２０ａ，
２０ｂに沿って矢印Ａの如く流れる冷気流はこの内壁２
０ａ，２０ｂの下端に設けた突起２３に沿って吹出口６
から吹き出される。このため突起２３と化粧パネル７と
で形成された段差によってこの化粧パネル７部分の室内
空気は矢印Ｂの如く吹出口６から吹き出される冷風で巻
き込まれるようにして、吹出口６からの冷気流Ａが化粧
パネル７の下面２２に触れてこのパネル部分が冷却され
ることはない。
下向きに形成された内壁２０ａ，２１ａ、２０ｂ，２１
ｂと風向変更羽根２４に沿って流れることにより斜め下
向きに広がるように吹き出されるが、特に内壁２０ａ，
２０ｂに沿って矢印Ａの如く流れる冷気流はこの内壁２
０ａ，２０ｂの下端に設けた突起２３に沿って吹出口６
から吹き出される。このため突起２３と化粧パネル７と
で形成された段差によってこの化粧パネル７部分の室内
空気は矢印Ｂの如く吹出口６から吹き出される冷風で巻
き込まれるようにして、吹出口６からの冷気流Ａが化粧
パネル７の下面２２に触れてこのパネル部分が冷却され
ることはない。
【００１１】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、吹出口か
ら吐出される冷気流は、段差によって生じる気流によっ
て、化粧パネルの下面から離れる方向に導かれる。これ
によって、例えば、冷房運転時に露水が室内の床面に滴
下するのを防止することができる。又、天井面にスマッ
ジングが発生しにくくすることもできる。
ら吐出される冷気流は、段差によって生じる気流によっ
て、化粧パネルの下面から離れる方向に導かれる。これ
によって、例えば、冷房運転時に露水が室内の床面に滴
下するのを防止することができる。又、天井面にスマッ
ジングが発生しにくくすることもできる。
【図１】本発明の実施例を示す天井埋込型空気調和ユニ
ットの断面図である。
ットの断面図である。
１ 天井 ２ 天井空間 ４ ユニット本体 ５ 吸入口 ６ 吹出口 ７ 化粧パネル ９，１０ 通風路 ２０ａ，２０ｂ 吹出口の内壁 ２２ 化粧パネルの下面
Claims (1)
- 【請求項１】 天井空間内に据付けられるユニット本体
と、天井下面に設けられ前記ユニット本体内の通風路と
連通される吸入口と吹出口とを有する化粧パネルとから
構成された天井埋込型空気調和ユニットにおいて、前記
吹出口の内壁を斜め下向きに形成し、前記化粧パネルに
は、この吹出口の内壁に沿って吐出される風の向きを前
記化粧パネルの下面から離すための段差を設けたことを
特徴とする天井埋込型空気調和ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8027820A JPH08254325A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 天井埋込型空気調和ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8027820A JPH08254325A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 天井埋込型空気調和ユニット |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1110011A Division JPH02290443A (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 天井埋込型空気調和ユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08254325A true JPH08254325A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=12231603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8027820A Pending JPH08254325A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 天井埋込型空気調和ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08254325A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999050603A1 (fr) * | 1998-03-30 | 1999-10-07 | Daikin Industries, Ltd. | Entree d'air et soufflante |
| WO2020039492A1 (ja) | 2018-08-21 | 2020-02-27 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 空気調和機の室内機 |
-
1996
- 1996-02-15 JP JP8027820A patent/JPH08254325A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999050603A1 (fr) * | 1998-03-30 | 1999-10-07 | Daikin Industries, Ltd. | Entree d'air et soufflante |
| US6551185B1 (en) | 1998-03-30 | 2003-04-22 | Daikin Industries, Ltd. | Air intake and blowing device |
| WO2020039492A1 (ja) | 2018-08-21 | 2020-02-27 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 空気調和機の室内機 |
| US11408618B2 (en) | 2018-08-21 | 2022-08-09 | Hitachi-Johnson Controls Air Conditioning, Inc. | Indoor unit of air-conditioner |
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