JPH082540B2 - 自動車のウレタン補強工法 - Google Patents
自動車のウレタン補強工法Info
- Publication number
- JPH082540B2 JPH082540B2 JP62067309A JP6730987A JPH082540B2 JP H082540 B2 JPH082540 B2 JP H082540B2 JP 62067309 A JP62067309 A JP 62067309A JP 6730987 A JP6730987 A JP 6730987A JP H082540 B2 JPH082540 B2 JP H082540B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urethane foam
- balloon
- tubular member
- predetermined portion
- shaped member
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車のウレタン補強工法に関するものであ
る。
る。
一般に、自動車の車体の骨格をなす例えばピラー等の
閉断面筒状部材に主として強度を向上する目的で所定部
分内に発泡ウレタンを充填することが行われている。例
えば、特開昭48−2631号公報参照）この場合、所定部分
にのみ発泡ウレタンを充填するため、筒状部材内に仕切
板等を設定している。
閉断面筒状部材に主として強度を向上する目的で所定部
分内に発泡ウレタンを充填することが行われている。例
えば、特開昭48−2631号公報参照）この場合、所定部分
にのみ発泡ウレタンを充填するため、筒状部材内に仕切
板等を設定している。
しかしながら、このような従来技術にあっては、筒状
部材内に仕切板等を設定するため、原価が高くなるとと
もに、重量を大きくなり、また発泡ウレタンが所定部分
外に洩れる恐れもあり、しかも大きな作業穴も必要で筒
状部材の強度を低下させるという問題点があった。
部材内に仕切板等を設定するため、原価が高くなるとと
もに、重量を大きくなり、また発泡ウレタンが所定部分
外に洩れる恐れもあり、しかも大きな作業穴も必要で筒
状部材の強度を低下させるという問題点があった。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされた
もので、原価の低減と重量の軽減を図るとともに、発泡
ウレタンの所定部分外への洩れを防止し、併せて筒状部
材の応力集中を防ぎかつ強度を増大するようにした自動
車のウレタン補強工法を提供することを目的とする。
もので、原価の低減と重量の軽減を図るとともに、発泡
ウレタンの所定部分外への洩れを防止し、併せて筒状部
材の応力集中を防ぎかつ強度を増大するようにした自動
車のウレタン補強工法を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するため、車体の骨格をな
す閉断面筒状部材の所定部分内に補強用発泡ウレタンを
充填するに際し、先ず前記筒状部材に開設した作業孔か
ら風船状部材をしぼんだ状態で挿入し、その後前記風船
状部材を膨脹させ前記筒状部材の内壁に密着させて充填
状態における発泡ウレタンの端部相当部にセットし、次
に上記所定部分内に発泡ウレタンを注入充填したもので
ある。
す閉断面筒状部材の所定部分内に補強用発泡ウレタンを
充填するに際し、先ず前記筒状部材に開設した作業孔か
ら風船状部材をしぼんだ状態で挿入し、その後前記風船
状部材を膨脹させ前記筒状部材の内壁に密着させて充填
状態における発泡ウレタンの端部相当部にセットし、次
に上記所定部分内に発泡ウレタンを注入充填したもので
ある。
発泡ウレタンの端末形状は半球状であるため、閉断面
筒状部材に急激な強度変化がない。また、風船状部材は
筒状部材の内壁に完全に密着し、発泡ウレタンを所定部
分外に洩らさない。さらに、作業孔はしぼんだ風船状部
材を挿入するに足りる小さな孔で良い。
筒状部材に急激な強度変化がない。また、風船状部材は
筒状部材の内壁に完全に密着し、発泡ウレタンを所定部
分外に洩らさない。さらに、作業孔はしぼんだ風船状部
材を挿入するに足りる小さな孔で良い。
以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第１図および第２図において、１は車体、２はこの車
体１の骨格をなす閉断面筒状部材であるセンターピラー
で、センターピラーアウター2aとセンターピラーインナ
ー2bとより形成されている。３はセンターピラー２内に
固設したアッパーヒンジブレースである。前記センター
ピラー２のセンターピラーインナー2bには作業孔４が開
設されており、センターピラー２の所定部分に補強用発
泡ウレタンを充填するに際しては、先ずこの作業孔４か
ら例えばゴム風船等の風船状部材５の本体部5aをしぼん
だ状態で挿入し、その後外部に突出した空気注入口5bか
ら空気６を吹き込み、該風船状部材５を膨脹させ、セン
ターピラー２の内壁に密着させる。かくして風船状部材
５はセンターピラー２内の充填状態における発泡ウレタ
ンの端部相当部にセットされる。その後、風船状部材５
の所定部分内に図示しない注入孔から発泡ウレタン７を
注入充填する。この場合、発泡ウレタン７は風船状部材
５によってせき止められて所定部分にのみに充填される
こととなる。発泡ウレタン７の充填後、風船状部材５は
空気を抜いて再びしぼませ、作業孔４から取り出し再使
用に備える。
体１の骨格をなす閉断面筒状部材であるセンターピラー
で、センターピラーアウター2aとセンターピラーインナ
ー2bとより形成されている。３はセンターピラー２内に
固設したアッパーヒンジブレースである。前記センター
ピラー２のセンターピラーインナー2bには作業孔４が開
設されており、センターピラー２の所定部分に補強用発
泡ウレタンを充填するに際しては、先ずこの作業孔４か
ら例えばゴム風船等の風船状部材５の本体部5aをしぼん
だ状態で挿入し、その後外部に突出した空気注入口5bか
ら空気６を吹き込み、該風船状部材５を膨脹させ、セン
ターピラー２の内壁に密着させる。かくして風船状部材
５はセンターピラー２内の充填状態における発泡ウレタ
ンの端部相当部にセットされる。その後、風船状部材５
の所定部分内に図示しない注入孔から発泡ウレタン７を
注入充填する。この場合、発泡ウレタン７は風船状部材
５によってせき止められて所定部分にのみに充填される
こととなる。発泡ウレタン７の充填後、風船状部材５は
空気を抜いて再びしぼませ、作業孔４から取り出し再使
用に備える。
このような本発明工法によれば、仕切り部材として使
用後は筒状部材であるセンターピラー２から再度取り出
して繰り返し使用可能な風船状部材５を用いたので、原
価低減と重量の軽減が図れる訳である。また、発泡ウレ
タン７の端末形状が半球状となるため、センターピラー
２に急激な強度変化がなく応力集中が防止される。さら
に風船状部材５はセンターピラー２の内壁に完全に密着
するため、発泡ウレタン７が所定部分外に洩れることが
なく無駄がない。しかも、作業孔４はしぼんだ風船状部
材５を挿入するに足りる小さな孔で良いため、筒状部材
であるセンターピラー２の強度が増大する訳である。
用後は筒状部材であるセンターピラー２から再度取り出
して繰り返し使用可能な風船状部材５を用いたので、原
価低減と重量の軽減が図れる訳である。また、発泡ウレ
タン７の端末形状が半球状となるため、センターピラー
２に急激な強度変化がなく応力集中が防止される。さら
に風船状部材５はセンターピラー２の内壁に完全に密着
するため、発泡ウレタン７が所定部分外に洩れることが
なく無駄がない。しかも、作業孔４はしぼんだ風船状部
材５を挿入するに足りる小さな孔で良いため、筒状部材
であるセンターピラー２の強度が増大する訳である。
以上説明してきたように、本発明によれば、原価の低
減と重量の軽減が図れるとともに、発泡ウレタンの所定
部分外への洩れを防止し、併せて車体の骨格をなす筒状
部材の応力集中を防ぎ、かつ強度を増大することができ
るという効果がある。
減と重量の軽減が図れるとともに、発泡ウレタンの所定
部分外への洩れを防止し、併せて車体の骨格をなす筒状
部材の応力集中を防ぎ、かつ強度を増大することができ
るという効果がある。
第１図は本発明の一実施例を示す第２図のＩ−Ｉ線に沿
う断面説明図、第２図は車体の側視図である。 １……車体、２……センターピラー（閉断面筒状部
材）、４……作業孔、５……風船状部材、７……発泡ウ
レタン。
う断面説明図、第２図は車体の側視図である。 １……車体、２……センターピラー（閉断面筒状部
材）、４……作業孔、５……風船状部材、７……発泡ウ
レタン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 31:30
Claims (1)
- 【請求項１】車体の骨格をなす閉断面筒状部材の所定部
分内に補強用発泡ウレタンを充填するに際し、先ず前記
筒状部材に開設した作業孔から風船状部材をしぼんだ状
態で挿入し、その後前記風船状部材を膨脹させ前記筒状
部材の内壁に密着させて充填状態における発泡ウレタン
の端部相当部にセットし、次に上記所定部分内に発泡ウ
レタンを注入充填したことを特徴とする自動車のウレタ
ン補強工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62067309A JPH082540B2 (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 自動車のウレタン補強工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62067309A JPH082540B2 (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 自動車のウレタン補強工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63231913A JPS63231913A (ja) | 1988-09-28 |
| JPH082540B2 true JPH082540B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=13341282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62067309A Expired - Lifetime JPH082540B2 (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 自動車のウレタン補強工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082540B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2684633A1 (fr) * | 1991-12-05 | 1993-06-11 | Peugeot | Procede d'obturation d'un corps creux de forme generale allongee, tel que notamment un longeron ou une traverse de vehicule automobile. |
| KR20010049950A (ko) | 1999-08-05 | 2001-06-15 | 제임스 이. 미러 | 차체의 프레임구조 |
| KR100475790B1 (ko) * | 2002-09-02 | 2005-03-10 | 기아자동차주식회사 | 자동차의 충격흡수용 필러 트림 |
| US7484946B2 (en) | 2005-08-19 | 2009-02-03 | Zephyros, Inc. | Method and assembly for locating material within a structure |
-
1987
- 1987-03-20 JP JP62067309A patent/JPH082540B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63231913A (ja) | 1988-09-28 |
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